ここが変だよPSO2 > 宇野のシナリオ(EP4)

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&big(){&bold(){もくじ}} #region #contents #endregion #include(編集心得) ---- &font(#f00){2018年7月9日に全体的にあらすじ形式ではなく問題点の指摘を中心に改稿しました。&br()しかし、依然として記述が不完全で、特にPSO2ではドラマCDやアニメ、書籍、生放送からの補足が極端に多いため&br()より多くの視点からの編集を必要としています。ご協力ください。} //EP4より従来の章単位でなくなっているため、暫定的にイベント名の頭にある通し番号を使用しています。 //章+C(カットシーン=部建て)になっているので章+部で分けて行こうかと思います *エピソード4全体での問題点 #region -&bold(){全体的に安藤が傍観者となり、ストーリー展開に関わってこない。} --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){ストーリー上の観点から}&br()EP4は意図的にEP2をなぞった登場人物や物語展開になっている。そのため当然プレイヤーは既視感を覚えるし、覚えのある場面を幾度も見ることになる。しかし全く同じではなく、あり得た別の可能性を別の物語としてEP4の主役「八坂火継」を中心に綴られていく。これを主人公(プレイヤー)が見守っていく形となっている。 --&font(#f00){《反論?》}:&bold(){脚本の都合だとしても他のやり方はあった}&br()かつてファンタシースターユニバースEP2においてPCがほとんど物語に絡まず「お辞儀オンライン」と蔑まれていた、という点を考慮するにPCを傍観者にするというのは非常にリスクが高い。また傍観者にするにしても影から主人公を助けるといった形にすれば良いだけであり、現状のカメラマンとまで比喩される状態は充分に問題と言えるだろう。 ---&font(#f00){《問題のポイントが違う》}:&bold(){表現上の手法の問題}&br()ここで問題なしとしているのは&bold(){主人公≒プレイヤーが傍観者として物語を俯瞰するというポジション}の話。主人公=主役であったこれまでとは違う手法であることは問題ではない。&bold(){『主人公が空気』という表現手法・引き出しのなさに関しては別の話}。&font(#FFFFFF){というか宇野リオはそこが致命的にダメなポイント}。 -勢力間の立場がはっきりしていない状況で自己防衛のためでなく戦闘に積極的に干渉していく。 --EP3でも散々言われていたことだが、EP4でも変わらず。実はEP5でも同様に自分からケンカを吹っかけていく。 -&bold(){シエラの権力が強すぎる。} --独自行動を許されている安藤を思うまま使い、彼女の判断で地球の状況に勝手に介入していく。つまりシエラの意志がアークスの意志となっている。今までとどう違うの? -&bold(){ファレグが強すぎる。} --六芒均衡のヒューイと安藤のタッグですら倒せないほどの戦闘力を持ちながら能動的に事象に関わってこない。その割に突然やる気を出したりするデウス・エクス・マキナ的存在。宇野の物語で必ず出てくる「すべてを知っていて事象の外側で眺めてるだけの人」である。これらの存在が最初から最大限と言わず努力していれば少なくとも現状よりはマシだったのではないか?彼ら・彼女らは一体何がしたいのか。 -&bold(){幻想戦艦大和関係} --幻想戦艦大和はハギトの具現武装エメラルド・タブレットの変化したハギト・フェムトの制御下にある巨大戦艦である。問題はこの幻想戦艦大和が強力な破壊兵器を大量に搭載されている点。&br()緊急クエストでは「市街地に向かう幻想戦艦大和を阻止する」というイベントが発生する。ハギト・フェムトが幻想戦艦大和をもって何を成そうとしているのかは不明だが、具現武装は所有者の意志を強く反映する特徴があるため、アークスまたはアースガイドに対する攻撃か、無差別攻撃であろう。当然無関係な人々を巻き込むことも考えられる。こんな無差別大量殺りく兵器を野放しにしているのはどういう理屈だろうか。 ---&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){ハギトに関しては説明があった}&br()木村Dからアークスライブにて「ハギトはエーテル能力を失って一般人になっている」ことが明かされている。そのため現在のハギトでは何もできず、またハギトを倒したとしてもハギト・フェムトと幻想戦艦大和を消すことはできないということが確定した。 //--「幻想戦艦大和」による無差別破壊に関して、「大和」を冠するものが、敵として登場するというのは道義的に問題があるのではないかという点。&br()教義には京都近辺を指すが広義には日本そのものを指す。その「戦艦大和」が大量破壊兵器として「大和」を襲うというのはやはり違和感がある。&br()こと「戦艦大和」は戦中においては、万一沈没するようなことがあれば日本人全体の指揮に関わるからと戦線に投入されず「大和ホテル」と揶揄されたというのは有名な話。&br()また、幻想戦艦大和が公開された当初、幻想戦艦大和の艦首には菊花紋章が掲げられていた。さすがにこれはやりすぎでは?という声もあがり、幻想戦艦大和を倒すことで日本人自ら日本そのものを倒そうとさせている、という暗喩的に日本を貶める目的ではないのか、とも言われていた。一時は船首の菊花紋章が部位破壊できるというデマが流れたが、これは酒井プロデューサーが否定している(慌てて仕様変更した可能性もあるが)。 //---&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){酒井プロデューサーが誤解を解くよう説明している}&br()ホームページ上で酒井プロデューサーから「幻想戦艦大和」は「戦艦大和」ではなく、また酒井氏自身が兵器としての戦艦大和に対し一種の憧憬をもっていることから「最強の戦艦」に挑む、という意味合いであって、決して上記のような日本を貶める意図はなかった、と説明している。問題視されていた菊花紋章もマザー・クラスタのシンボルマークへと変更されている。 //---&font(#f00){《問題なし/問題あり》}:&bold(){シナリオ上の大和の立ち位置が「無差別破壊兵器」であることは変わりない}&br()酒井氏の説明は「ビームを撃つからイコール戦艦大和ではない」というものだが、一方で幻想戦艦大和の艦としてのデザインは戦艦大和を模したもの。そこにパ憧れの存在に対し「最強の味方とともに戦いたい」と思うか「最強の敵と戦いたい」と思うかは個人のそれぞれの感じ方があるためーツを加えたので「別物です」というのはさすがに無理がある。好きだから何をやってもいいという理由にもならない。&br()しかし「敵として登場する」ということに関しては酒井氏の説明で充分に筋は通る。しかし一方、ストーリー上における幻想戦艦大和に関しては「日本を守りたいという大和に込められた願いが肥大化し、制御できなくなってしまった」など、「やむを得なく戦わざるを得ない」などであればまだ印象は違ったかもしれない。 //現状の幻想戦艦大和は「ハギトが無責任にエーテルを吸収させて手に負えなくなったハギト・フェムトによって野放しになっている大量破壊兵器」であり、また、ハギト・フェムトの傲慢で暴力的なセリフが満載されており、その指揮下にある幻想戦艦大和の破壊や殺戮のための武装の数々を鑑みれば、大和への憧れよりも貶めたいという意図があるといわれても反論は難しいだろう。&br()日本はこれまでも様々な形で日本の象徴や価値観を貶められてきた。そうした過去を鑑みれば、少なくとも「ヒツギ(日嗣=天皇家)」や「菊花紋章」「大和」など現実にあるものを用いるのであれば相応の扱いであるべく詰めるべきだったのではないか。 //↑このあたりになると酒井Pや全体的な問題になってくるため宇野だけの問題とは言い難い。また、「シナリオ」に直接関係してくるわけではないのでコメントアウト。 #endregion *【EP4】第一章 目覚めの時 #region(第一章まとめ) **【001-C】 -安藤が2年間のコールドスリープから目覚める。&br()しかしなぜダーカー因子が浄化できるのか不明。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){それ自体は大きな問題ではない}&br()ストーリー展開上、安藤とマトイが「ダークファルス化の恐れがなくなった(=今度の敵はダーカーやダークファルスではない)」という明的な裏付けになれば良い。もちろん「なぜ大丈夫なのか」ということに対して何らかの理由付けがあるほうが良いとは思われるが。 -EP5の先取りになってしまうが「主人公が宿敵と同じ存在に変質する」展開がある。「主人公が宿敵と同じ存在に変質するという事態に陥り、そのため仲間や所属組織からも攻撃されるのだが、試行錯誤の末に自分を冷凍睡眠させて侵食を止めてる間に治療法を完成させる」という流れが和月伸宏氏の漫画「武装錬金」の終盤と酷似。分割して流用した? //-何より気掛かりになるであろう、同時期にコールドスリープしたはずのマトイがどうなったかが全く語られない(ストーリーボードではなくシップ内のNPCに話しかけないとわからない)。後のアップデートでとってつけたように追加されたため、ライターが忘れていた可能性がある。&br()&font(#f00){《反論》}:&bold(){マトイはEP1~EP3のキーパーソン}&br()マトイはEP1~3のキーパーソンであり、EP4でも同様に守護輝士《ガーディアン》として重要な役割を担っていることが語られているため「忘れていた」ということはないはず。&br()取ってつけたように、というよりは単に「(くどいくらいに)出し惜しんだ」とするのが妥当ではないか?&br()&font(#f00){《問題ないが反論の反論》}:&bold(){EP4ではそうでもない}&br()ストーリー全体からマトイのポジションはチョイ役であった。どちらかというとEP1~3の主役であったマトイをEP4の中心に据えるわけにもいかず、かといって出番なしというわけにもいかず、持て余していたといったほうがより適切か? **【005-C】 -安藤の専属オペレーター兼シップ管理者兼絶対王者シエラ登場 --種族はハイキャスト --キャストの上位という意味のハイなのかハイブリッドのハイなのかは不明だが、「生まれて2年」「シエラタイプ」という発言があることからPSO2の有機ボディから載せ替えた存在ではないことが明らかになっている。 --人格は総司令ウルクをベースに作られており、クローンではないようだが工場生産なのかどうかは不明。他にもハイキャストが存在することが明言されており、情報処理やシップ制御など高いサポート能力を有しているが、そのぶん戦闘能力は皆無 --ハイキャストが第5の種族なのか、「備品」なのかは明らかになっていないが、既存キャストとの住み分けなどは不明。後述するがその他にも不明な点があり、現時点ではブラックボックスの塊。 -各シップにそれぞれ管理者が居るのか、安藤の搭乗船(マザーシップ?)にだけ管理者が居るのかも不明。&br()&font(#f00){《解決》}:&bold(){(後に)他の搭乗船が存在していることも管理者がいることも判明}&br()ハイキャストは各アークスシップに配置されており、管制官として従事している。地球を観測しているアークスは安藤だけではないことも明確になっている。 **【006-C】 -アークスの新体制が発表。 --しかし基本的にはトッブダウン型の権力一点集中構造は変わっておらず、部門を新設・改設して人員を配置しただけで&bold(){「構造的な」問題解決がなされていない}。 --これによって「どのように良くなった」「どのような問題が防げるのか」「逆にどのような問題が生じうるのか」といった具体的な話は全くない。 #region(参考画像) #image(https://img.atwikiimg.com/www50.atwiki.jp/unoryohei/attach/121/99/pso2_ep4.jpg) -新体制がこれ。要するにシナリオライターが組織というものを全く理解していないのだろう。 #endregion -また、安藤とマトイが与えられた「守護輝士(ガーディアン)」という称号名はPSUシリーズにおけるプレイヤーの肩書きと重複している。&br()純粋に話の整合性のみを見るぶんには問題ないが、PSUを踏み台にされたようで不快感を覚えたという声がファンから相当数見受けられる(無論、特に気にならないという声もある)。 //-アークスの組織図が示されるが、たったこれだけでもいくつかの破綻が伺える内容となっている。 //--超好意的に解釈すると、アークスという組織はシャオ(=マザーシップ)が行政立法その他諸々のこれまでのPSO2で全く描かれてこなかった部分を全て「演算」の一言で済ませており、アークス船団にはアークス以外の組織が存在せず、政治も規律も我関せずとばかりに全エネルギーをダーカー殲滅に捧ぐ戦闘集団=宇宙海賊以下の組織になってしまうが、そうすると総務の存在意義が不明となりシップ管理者は一体何をする部署なのか分からなくなる。 //---逆に総務部およびシップ管理者が船団統治を始めとしたPSO2世界に必要なもの全てをカバーしているのだとすれば、その権力の及ぶ範囲があまりにも広すぎるという問題にぶち当たる。 //--なお各部門が具体的にどういった仕事をするのかは説明されず不明のまま。 //---戦闘部と教導部が分かれている理由も不明。通常、教導部隊とはあくまでも戦闘部隊中のいち部隊である。 //---DFとの交戦経験があり優秀な戦闘員でもある元ロクボーの面々を総務部や情報部トップに抜擢する意味不明かつ雑な人事。シャオと繋がっているサラはまだ分かるがマリアは意味不明。 //---実際にカスラ率いる情報部は度々問題となっている。しかし他に適当な人員がおらず、EP3まで戦闘以外の部分でキャラクターの掘り下げをしなかったツケが、そのままアークスの人材不足となって表に出た形となる。 //---EP3で実質の作戦指揮を執っていたシャオが居なくなると、他に作戦を立てられそうな人物が居なくなってしまう。 //--アークス総司令ウルクと各部門トップとシップ管理者が話し合いで方針を決めるようだが、シップ管理者が組織図に組み込まれていない問題。 //---シャオが引っ込んだ代わりに組織の外部へシップ管理者、内部は六芒均衡の代わりに各部門という新たな権力が誕生したにすぎず、アークスの権力構造問題は全く解決されていない。 //---アークス隊員でありながら組織に対するしがらみが存在しない安藤の立場もEP3以前と変わりなく、組織を変えた変わったという割に何も変わっていない図はEP3冒頭と全く同じである。 //やや主観が強く出ていることと、断定的な記述が多いためコメントアウトしました。 **【007-C】 -怪しいアークスの監視任務。 --リハビリがてらの簡単な任務だが、安藤のダーカー因子をため込む能力は(説明がないので)そのままのはず。&br()そのせいで2年間眠らされていたのに復帰後の任務がコレとはいささか配慮に欠けていないか?&br()(※ただし、これに関しては後に「ダーカー因子を溜め込む特性があるため定期的な検査とクリーニングを行っている旨が語られている。先にそれを言わなければ不安になるだろうに……。相変わらず「お前には教えないけど」である。 -居合わせた「謎のアークス」と共闘するが、直後に現れたダーカー(?)に憑依された「謎のアークス」を安藤の能力で救出。 --&font(#ff0000){《問題あり》}&bold(){}&br()これまでにそうした描写がなかった「ダーカー因子の中和」の能力が&bold(){プレイヤーも知らない新しい力という新設定がなんの脈絡もなく}突如として目覚める。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){アップデートによる認識の齟齬}&br()実は安藤のダーカー喰いの能力に関する描写はEP1にも出てくる。イベントクロニクルや最新のオムニバスクエストで見られるのだが、実はこれは後々になって付け足されたもの。具体的にはEP1第五章「対話の始まり」でダーカー侵食を受けたロガ(ヴォル・ドラゴン)を鎮圧するシーン。戦闘終了後に安藤が突進してきたロガの背に乗り、ダーカー因子を取り込んで体内で中和する(アキ談)というシーンがある。しかし2015年4月18日時点ではその描写がなく、修正前後で大きな認識の違いが生じている。そのため現在ではこの問題は解決していると見ていいだろう。 #nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm26048778,300,200) -問題のシーンは12:30ごろから。この動画ではダーカー因子ごとフォトンで龍族を殴り倒して浄化した、という描写になっている。 -現在では、ほかにもダークファルス戦直後のカットシーンでは彼らの力が削がれている旨が語られている。それによってこの能力を''なぜ普段使えないのか''、という新たな問題が生じることになった。 -ちなみにこの謎のダーカーの正体は&bold(){ゲーム内では最後まで語られることはなく}、設定資料集でのみ明らかになっている。 --その正体は&font(#fff){【深遠なる闇】からこぼれおちた残滓。【深遠なる闇】≒安藤であり、【深遠なる闇】が欠けたパーツとして安藤を取り込もうとしていた}。しかしこの設定が出てくると、このような謎のダーカーは今後も現れることになるのではないだろうか?また、アークスも今回のようにダーカー侵食を受けるのではないか?このあたりの問題は【深遠なる闇】の対処が終わらない限り無くならないのではないだろうか。そんな状況にあって地球侵略をしている場合ではないと思われるのだが……。 //-なぜ問題なのかというと&bold(){プレイヤーも知らないプレイヤーの新しい力という新設定をなんの脈絡もなく付け足されている点。}ただし問題となるのは「付け足された点」ではなく「なんの脈絡もない」という点であることに注意。 //-安藤の新しい能力は、これまでの「ダーカーフォトンをアークスのフォトンで浄化する」とは一線を画すものである。シエラが驚く描写があるため「ここで初めて発現した能力」であることはおそらく間違いないのであろうが、しかしその割にこの能力は以後は全く言及されない。 //-ここで発現した新たな力はEP4終盤の重要な局面で必要になったため、一応この時点で張られた「伏線」であったことがわかる。&br()しかしこの力は「なぜ」持っているのか、また具体的にどのようなものなのかが一切語られず、あまりにも唐突すぎてミエミエの伏線ですらない。 //--これを無理なく説明するのであれば、コールドスリープから目覚めた後、または出撃直前に「実は安藤の体は一部が変質していて・・・・・・」という一言があれば良いだけの話。だがそれもなく完全にスルー。動かしているプレイヤー自身さえ「…えっ?」と呆気に取られたことだろう。 //-この力がダーカーを浄化するものであればゲームプレイ上使えないのはおかしい(といってもゲームプレイ上では使えてはいけない能力なので、整合性を持たせるためには何らかの制限がかかっている、という設定を説明する必要がある)。また安藤と同じ能力者であるマトイもこの力を持っていることから、「深遠なる闇」に関連する能力である可能性は高い。 //--この点に関しても、シャオやマザーシップからの支援、またはマトイとの同調がないと発揮できない、という発言なりイベントなりがあれば「ゲームプレイ上使えない理由」と「いつでも使えるわけではない理由」付けになり、解決できる。 //-いずれにせよ、最終的にこの力がなんであったかの解説が行われたとしても、安藤がすでに当然の能力のように扱っている点に関しては(ストーリー上重要な役割を持っていた以上)問題点として残る。 **【011-C】 -八坂火継(ヒツギ)登場 --天星学園高校1年生。 --ヒツギとは日嗣、すなわち天皇のこと。これは流石に不敬では。いくらなんでもそのままではマズいと思ったのか、火継となっているが、後述する具現武装とのかかわりからしても出展は明らか。 --「継」という字は本来「家を継ぐ」男子につけるものだが、子供を産んで血筋を継ぐという意味では女性にも用いられることはある。また、ツギは「次」に通じるため、兄のいるヒツギにつくのは妥当。 --しかしヒツギは柩(棺桶)と音が同じため死を連想させ、一般的な日本人的感覚では縁起の悪いものとして普通は人名には用いられない。昨今社会現象になっているキラキラネームの一種と思えば(まだ無理のない読みができる分だけ)おかしくはないのだが・・・。&font(#CCCCCC){某魔法少女アニメのヒロインが火にちなむ名前だったから火を絡めたかっただけでは、と見るのは邪推がすぎるだろうか・・・。} -ヒツギ、元号を忘れる -いくらパニックを起こしていても元号を忘れるのは不自然では?あるいはそんなすぐに出てこないような情報を自問自答に使うだろうか? --舞台は2026年の地球であり(そこまで平成が続いているかの保証はないが)「時は西暦2026年、ここは東京~」とすれば問題は発生しない。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){元号は忘れておらず、年を忘れているだけ}&br()「元号だと……忘れた!」というのは「平成何年だったか」を忘れたというような意味であって、元号を忘れたという意味ではないのではなかろうか。平成何年を忘れるのは、リアルでもよくあることだと思う。&br()「平成だと……忘れた!」ではなく「元号だと……忘れた!」なのは、平成が続いている保証はないし、かといってオリジナルの元号をいきなり使うとそれが元号だということがプレイヤーに伝わらないためと考えられる。 //--&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){パニック状態の意味不明さを表現している}&br()「ここは誰?わたしはどこ?」のようにパニック状態の人間は得てして意味不明な言動になりがち。といっても元号は日本に住んでいればごく日常的に触れるものであり、いくらパニクっていたとしても忘れるようなものではない。元号が変わった直後であれば忘れることもあり得るが、ならばそんなおぼつかない記憶で現状の確認はしないはず。このあたりは不自然さは残る。 **【014-C】~【020-C】 -アル登場 --見た目はヒツギがPSO2で使用していたアバター。記憶や人格は未熟で子供。 -鷲宮氷莉(コオリ)登場 --ヒツギの同級生で親友。 -舞台を東京に移し、ヒツギ・コオリ・アルの日常が描かれる。そこに安藤は直接関与せず、傍観者ポジションに。 -いわゆる「日常パート」であり、以降の「非日常」「超現実」へのステップとなるため、安穏とした日々を描くことは必須であることは伺える。 --問題はその日常を見守る安藤のやっていることはただの覗きであり、情報を得るためにと正当化するのは無理がある。かといって見るからに違和感のあるアークスがそこに参加することも無理がある。別途報告を受けるなどもっと他に書きようがあったのでは? --&font(#f00){《問題なし?》}:&bold(){アークスと文化様式・価値観が違う}&br()アークスはアークスシップ内では日常的に位置や行動が把握され、作戦行動中はバイタルを含めモニタリングされている。そのため日常を覗き見されることに嫌悪する地球人的な感覚がわからない、または薄いと考えられる。 --&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){問題行為を認識してる}&br()「覗きではないか」と言われたシエラが狼狽するところからプライバシーの侵害であることは認識していることは疑いない。シエラはこうした異常行動(非常識行動ではない)が非常に多い。ハイキャストのため人格的に未成熟であるとかプライバシーや順法精神への意識が希薄という可能性もあるが、嬉々として行う姿はサイコパスそのもの。 --エーテル通信やその他デバイスに関する説明があり、シエラ曰く「通信技術のみが異常進化した歪な状態」であるらしい。しかしなぜ歪なのか、あるいは何が歪でない(=本来あるべき、または無理のない)状態なのかの説明がなく、アークスの価値観だけが絶対という印象を受ける。これは今まででもそうであったが、EP4では特に顕著。 **【021-C】 -お風呂シーン --状況から特に必然性がなく、ただのサービスシーン。 --キャラクタークリエイト上の問題のためではあるが、アルの外見は10~12歳(小学校高学年~中学生)くらいの年齢に思われる。確かに無垢な言動で人畜無害な雰囲気を持っているが、そうであっても年頃の女性が一緒に入浴するだろうか。&br()アルが頭からパフェをかぶって入浴の必要があるとかアクシデントであってもヒツギかコオリは着衣(せめて水着)であるほうが自然。流石に全裸でというのは貞操観念がなさすぎる。 --またあえて突っ込むのであれば、女子寮に身元不明人を連れ込んで全裸で入浴、というバレたら非常に不味い状況なのにどちらも見張りに立たずにのんきに入浴しているというのは危機感というか常識が欠如している。 -やや強引だが、コオリがアルと一緒に入浴するというのは一応あり得る。 --コオリはこれまでアルを非常に可愛がっており、一貫して「かわいい」を連呼しているなど、相当にご執心である。しかしアル個人の魅力が増すようなイベントはこの時点においてはない。 --後々の展開にも関わってくるが、コオリは精神的にヒツギに依存している。つまり「アルが可愛い」のではなく「ヒツギの従弟(ということになっている)アルをとにかく可愛がりまくる自分」をヒツギに見せている、と解釈すると、後のコオリが狂気に転じた際のヒツギへの執着に説得力が出る。 --…ただしこれを入浴シーンという形で表現する意味は欠片も無いため、開発者がヤリタカッタダケーとか言われるのも仕方が無いのかもしれない。&br()&font(#ff0000){《反論》}&bold(){ある}&br()確かにお風呂シーンの必然性はないように見えるが、年頃の女子高生が全裸で一緒にお風呂、というやりすぎとも思える行動でその異常性(依存性)を印象付けている。つまりこの時点からしてすでにコオリは「ちょっとおかしい(普通と違う)」というキャラクター付けになっている、と考えられる。&font(#FFFFFF){宇野リオだからおかしいのが当たり前すぎてわからないとか言わないように}。&br()そのため「アルとコオリが入浴」という一見異常な行動に関しては整合性が取れなくはない。そこに多少なりとも常識を持っているヒツギがくわかるためややこしくなり、様々な解釈が持たれてしまっている。&font(#ffffff){まぁヤリタカッタダケーなんでしょうけどね}。 //--特別思い入れのないNPC劇場のあとなので、ただひたすら寒いシーンとなっている。ヒツギ・コオリ・アルの3人組に特別な愛情を注いだ開発者がヤリタカッタダケーなのだろう。 //---このシーンに対する好意的意見はほぼゼロに近く、例えば「アル、俺と代われ!」等といったヒロインへ肩入れする意見すら見当たらない。ごく一部の特殊性癖者(所謂おねショタ)から若干の賞賛があるのみで、他は深夜アニメ脳、3流ラノベ脳など、散々な感想が多い。 //お風呂シーンなのに「ひたすら寒いシーン」とは上手いこと言う **【028-C】 -亜贄萩人(ハギト)登場。 --よくある日常を描くにしては前後がなく、イベントの見どころのみを切り取っている。例のごとくライターがやりたいイベントだけをピックアップしているだけ。 **【029-C】 -八坂炎雅(エンガ)登場 --ヒツギの実兄。&font(#f3f3f3){この兄妹の名前なんとかならなかったの…。}&br()同じく天星学院高校の2年生。 --一人で男子禁制の女子寮に入り込むエンガ。「家族の場合は免除される」とのことだが、普通は家族であっても付き添いが必要。特にエンガは同校生なので常識的に考えたらいきなり入り込んでいるのは大問題。&br()少なくとも入り口で責任者及び家族と合流してからになるはず。といってもこれ自体は常識の話なのでストーリー上の展開に異常をきたすような問題ではない。言い換えればライターにこうした常識がないということでもあるが。 -生徒会室らしき場所に移り、ハギト登場。コオリ、ヒツギと再会。 --上記のエンガの場面でもそうだが、このパートにかぎらず天星学園には一般の生徒・教諭・教員が見当たらない。機種によるスペック差、または表示限界などのメタな事情もあるかもしれないが、流石に元会長といえども女生徒と密室で二人きりというのは不自然すぎる。 --&font(#f00){《問題なし》}:この時のハギトは金の使徒として話をしに来ている。人払いは当然するだろうし、それが出来るだけの権力もある **【031-C】 -ヒツギとアルがPSO2に接続。 -アルが何者なのか、PSO2とは一体なんなのかを知るためにシエラにスキャンを頼むがアクセスを切断され地球に強制帰還させられる。 --この時、エーテルのエフェクトと共にモニターの前に弾き飛ばされるように戻ってきている。一部の人間は肉体か意識をデータ化してPSO2を介してオラクルへと転位できる模様。この点に関しては曖昧なまま。 --&font(#f00){《問題なし》}:後にエーテル能力の素養があればPSO2を介して地球・オラクル間が移動可能と明かされた。(アニメも含めるならば、事前に明かされている情報ではある) **【032-C】 -地球に戻ってきたアルとヒツギ。 -「金の使徒」ハギトと幻想種の襲撃を受ける。「きんのしと」である。「かねのしと」ではない。 --マザークラスタはエーテルインフラを掌握しており、世界中の通信網はその支配下にあるらしい。大企業や政府要人にもマザークラスタ所属者はおり、事実上世界に大きな影響力を持っている。 --マザーはアルが必要なので「アルを渡せばヒツギは不問にする」とアルを手放すよう迫られるが、ヒツギはこれを拒絶。コオリはアルを非常にかわいがっていたが、ヒツギにアルを見捨てろと促す。これはアルがかわいいのではなく、アルを可愛がる自分をヒツギに見せている、としたことの証左ではないだろうか。 -ハギトの具現武装「エメラルドタブレット」。 +幻創種を生産できる +生産した幻想種をコントロールできる -エーテルとは通信媒体として使われるだけではなく、何らかの方法で物質化することが可能らしい? --幻想種とエメラルドタブレットに関しては後述。 -ヒツギの具現武装覚醒。「天羽々斬」。 --具現武装のくだりはPSO2 THE ANIMATIONで登場する独自概念で、アニメが初出。&br()こうした原作へ逆輸入する「本歌取り」は大いに結構なのだが、具現武装に関する解説はひどく雑でシエラによるざっくりとした説明が1度あるだけ。具現武装はPSO2TA、EP4のポイントとなる概念だけに、本家本元で「すでに知っている」という前提で扱われるのはいかがなものか。 #endregion *【EP4】第二章 幻創の現実 #region(第二章まとめ) **【34-C】 (イベントシーン【35-C】~【38-C】) -安藤は小型艇でヒツギの救出へと向かわされる。シエラは「安藤さん、お願いします!」と安藤に介入を示唆しているが、寮でヒツギが幻想種に襲われたような偶発的な戦闘ではなく、意図的な軍事介入を独断で促している。安藤≒プレイヤーに拒否権なし。シエラが絶対支配者に。ここで拒否してしまうと話が終わってしまうので仕方ないのだが……。 -アークス上層部とのやり取りもないまま、シエラの独断で地球の事実上の主勢力マザー・クラスタと全面戦争へ。どう考えてもシエラを廃棄処分すべきだが特におとがめなし。 //-安藤とヒツギによって軍勢を壊滅させられたハギトは安藤とヒツギを強力な敵と認識し、撤退。コオリはヒツギに戻ってくるよう手を差し伸べるがヒツギはこれを拒否。泣き崩れるコオリの前に謎の女性?が現れる・・・。&br()&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){交戦が早すぎる}&br()まだ地球とオラクル側の関係は不確定であり、ヒツギが地球に連れ戻されたのはヒツギとマザークラスタとの問題で、そこにアークスが介入するということは戦争を仕掛けるという意思表示でもある。&br()(アルに関しては謎が多すぎるので保留)&br()どうしても介入するのであれば総司令の指示を仰ぐべき案件。そうした描写がないためシエラの独断でこの行動をとったと取るしかない。非常に軽率である。むしろ交戦が目的であったと思われても仕方がない。&br()EP3の黒の民が絶滅したのもアークスが白の民に肩入れした(≒黒の民に敵対した)からであり、もし惑星ハルコタンに接触した時点で慎重な交渉を行い、黒の民ともコミュニケーションを取っていれば最悪のケースは避けられたかもしれない&br()&font(#f00){《反論》}:&bold(){黒の民の時は話にならなかった}&br()結果論だが黒の民はすでにアークスがハルコタンに降り立った時点で絶滅orほぼ絶滅しており、遭遇したのは全て【双子】による複製体だった。そのためたとえどのように振る舞ったとしても黒の民との協調はなかったと思われる。&br()&font(#f00){《反論の反論》}:&bold(){:地球側はそうでもない}&br()黒の民のときはすでに手遅れであったが、ハギトがそうであるようにまだ交渉の余地はある(あった)。確かに「応じなければ交戦も辞さない」という姿勢だが、地球側に仕掛けているのは現時点ではオラクル側である。 **【039-C】 -ハギト、エメラルドタブレットにさらにエーテルを吸収させエメラルドタブレットを強化。ハギトそっくりの姿に変化した「ハギト・フェムト」誕生。 --既に実体化した具現武装にエーテルを取り込ませるという行動を取っているが、これまでもこれ以降も同様の「強化」を行った例なし。&br()「限界を超えて詰め込めば強くなる」論が当てはまるのなら根本的に同じものであるフォトンでもできなければおかしい。だがフォトンでもそうした描写はない。なぜそれができるのか、なぜそれをほかの人はしないのかの説明は全くない。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){エメラルドタブレットはその後暴走している}&br()想定されてる限界内で運用すること、暴走させない事に意味を求められても、普通はやらないからとしか言いようがない **【041-C】 -ヒツギとアルはPSO2を介さず、直接アークスシップへ。&br()ヒツギは散々助けてもらい、今現在保護されているにも関わらず「捕虜になることも想定している」「辱めも甘んじて受ける」とエロ妄想。&br()そもそもマザークラスタ側から追われているヒツギを捕虜にすることにあまり意味はない。ヒツギを「お客様」として必要とするのは後述する「地球への侵略」の口実以外の理由は皆無。 -アイカ・カスラ登場。 --総司令ウルクを評して「見捨てるべきものも見捨てられない」。 --EP4の最重要人物であるアルやヒロインであるヒツギを見捨てては話が終わってしまうが、それによって無用な戦禍を招いていることに関しては相変わらず。 -カスラによると地球側にもアークスの協力者がいるようだが、それであればなおのことアークスのやっていることは内政干渉であり、「見捨てられないから」といって地球のありようにアークスが介入するのは侵略の第一歩。アークスが「見捨てられないから」介入することで、「見捨てられたマザー・クラスタの末端」がいるはずだが、何の言及もされていない。&br()はっきり言って人民解放軍のやり口そのものである。ライターが現実に即した物語展開ができないことは『伊月の戦争』でも語られていることだが、まるで成長していない。&br()こうした点に関してはこれまでと全く変わっておらず、また異論が出ることもない(出ているのかもしれないが、表立っては一切出ていない)2年経って体制を刷新したと嘯いているが、実際は総司令ウルクのもと運営されているディストピアのまま。&br()&font(#f00){《補足》}:&bold(){:相変わらずアークスの正義が絶対}&br()ここが変だよPSO2アザナミ編でも散々に論じられているが、アークスの「やるべきこと」は『やるべきでないことをやらない』ことが「やるべきこと」である。&br()依然としてアークスの価値観が絶対となっているが、これまでのように地球側とオラクル側との価値観や文化の違いは大なり小なり生じている。にもかかわらず「人それぞれ」の善悪にアークスの正義を押し付けている。独善的で危険なあり方は変わっていない。 //-情報部の提供された莫大なデータを解析する間、アークスシップ内の案内を行うことに。PSO2プレイヤーからは見慣れたロビーだが、PSO2プレイヤーでもあるヒツギに案内が必要? **【43-C】 -マザー・クラスタ配下の生徒会構成員から身を隠すヒツギ。&br()PSO2ではコスチュームなどのエディットが豊富なのだからアクセサリなどを付けて変装すればいいのでは。というか追われているのがわかっているのならそうすべき。&br()また、彼ら地球人は本来不正アクセスを行っているのだから、アークスシップ側がPSO2からのアクセスを遮断すれば済むだけの話。シエラの怠慢。 **【046-C】 -3代目クラリスクレイスと再会。詳細は「ここが変だよ六芒均衡」に譲るが、顔面フルモデルチェンジ&コスチュームチェンジを経てちょっとかわいくなった。性格もやや丸くなった?しかしせっかくここまでやっても貴様呼ばわり。&br()おしとやかなお嬢様になれとは言わないが、2年もあれば子供であればあるほどもっと成長していてもよいはず。&br()それが宇野の指示かどうかはわからないが、ライターがもっと内面の変化、キャラクターの成長を描けていれば、少なくとも「推しキャラのコスチュームチェンジでお茶を濁している」というような言われ方はしないのではないだろうか。 **【047-C】 -安藤の人となりを「すごい」と賞賛するヒツギ。学校ではあまり同級生に馴染めず、「コオリさえいればいいやと思っていた」という。しかしアルはそんなヒツギを「自分を助けてくれたからすごい」と励ます。&br()こうしたアルの「人のいいところを見つける」「悪意を持たない」といったエピソードをもっと前に持ってくるべきではないだろうか。後付けでキャラクターを補足するのはライターの悪癖。 **【048-C】 **【49-A】 -地球とオラクルの関係について。 --地球側から小さいながらもアークスシップへのアクセスがあったのは作中時間の12年前からで、2年前からはヒツギのようにエスカを通して直接アクセスしてきている。12年前と2年前、つまり【深遠なる闇】の目覚めが引き金になり、地球側からの接触が変化している可能性。しかし【深遠なる闇】と地球との関連性は不明。&br()これは''EP4が終了しても明かされなかった''。これもライターの悪癖「伏線ごっこ」である。 --&font(#f00){《補足》}&br()全くないわけではなく、【深遠なる闇】とはシオンのコピー体である。マザーもシオンのコピー体であることから【深遠なる闇】の活性化と同調しているであろうことはだいたい予想できる。&br()12年前にマザーが目覚めたのは【深遠なる闇】の目覚めによるものということは結びつく。しかし2年前の【深遠なる闇】と対応する「何か」は具現武装の能力者が激増したということくらいで、直接の関連性は薄い。そのため12年前の出来事と2年前の関連性がはっきりせず、憶測の域を出ない。 **【049-B】 **【050-B】 -エーテルとフォトンについて。 --エーテルとフォトンは根本的に同じものである。しかしフォトンと異なりエーテルはエネルギーの発生率が低く、そのかわり情報伝達能力が高い。 --具現武装はエーテル能力に特に適正のあるものでなければ使うことができない。アークスもフォトン適正がなければアークスとして振る舞うことはできないが、アークスはそのために「設計」・「生産」されている。地球人はより「自然のまま」に近いと言えるか。 --具現武装はアークスにとってのサモナー能力に近いとのことだが、サモナーのペットはエッグから生み出して使役するものであり、ピエトロを見る限りペットは自律しているし、エッグ合成によって成長させることで強くなる。具現武装は自身のイメージをエーテル(フォトン)に投影して物質化するという完全なワンオフ型のものであり、サモナーのペットとはかなり違うように見受けられる。 -ハギトとハギト・フェムトのような例もあるので一概には言えず、逆説的に武装型のペットも存在する可能性もある。 -しかし情報が前後してしまうが、EP5でフォトンとはアカシックレコードにアクセスして事象に干渉し、エネルギーを発生させることが語られている。その理屈でいけばエーテルも同様にアカシックレコードにアクセスしているはず。&br()フォトンに付け足された設定がどんどん肥大化・変質しているためエーテルにも同様の設定が適応され、現時点ではどうなっているのか把握することが困難。 **【049-D】 -マザークラスタについて。 --現時点では謎の組織。所属していたヒツギもよくわからないらしい。ある日突然会員制SNS(ソーシャルネットワーキング・サービス)に招待されて参加した。実はマザー・クラスタから適正のある人間だけを選別して送られてきたもの。&br()マザー・クラスタはエーテル能力者を囲い込み、エーテルインフラを掌握している強みで社会的に成功をおさめさせて世界への影響力を強めていく。 **【049-E】 **【050-E】 -アークスシップが来た理由について。 --もともとはお互い離れた座標から転移して来ていたが、不便だったので常駐したかったらしい。といってもその不便さや手間に関してはワープで一瞬。&br()アルを解析しようとした(C31-C)際、強制遮断と同時にシエラから情報を抜こうとした形跡があったため、地球側にアークスへの敵性意識のある存在が明白となり、アークスシップごと地球圏内へ来た。これによりジャミングなどの妨害を受けても地球に行くことが可能になった。&br()ゲーム内ではジャミングなどを受けて降下することができないなどのトラブルはなかったので、実情には即していない。「いつの間にかそういうことになっている」例か。 --「偽装アバターによる調査とはレベルの異なる積極的干渉を受けた」とのことだが、C31-Cまでの時点では地球側は積極的干渉を行っておらず、得体のしれない相手への情報収集でしかなかったことが伺える。C31-Cでアルの調査をオラクル側に先んじて行われることを防いだことは、ESC-Aを介してアークスシップへアクセスしているので当然妨害するだろう。&br()また情報を抜こうとしたという点は一概に是非を言えないが、アルはこの時点ではブラックボックスではあり、その存在は地球側でまず確認されたものであるからどのような理由があってもまず地球側の意思決定を待つのがスジではないだろうか。 --そして何より、そもそもアークスが明確に地球側の事情に首を突っ込んできていながら「積極的干渉を受けたので直接来た。今後はここから介入していく。」というのは異常。明らかにケンカを売ってきたのはアークスであり、エスカレートするアークスの介入に地球側も対応を強くせざるを得なくなったとしか言いようがない。にも関わらず「干渉されたのでこちらもより強く介入していきます」というのは完全に侵略戦争をふっかけている。&br()確かにアークスは宇宙に平和をもたらす正義の集団ではないが、そもそもそんなことをしている場合ではない。&br()【深遠なる闇】の対応すら終わっていないのに、シエラの独断で地球への侵略というのは物語として破綻している。安藤≒プレイヤーはその片棒を担がされている侵略者の尖兵である。守護輝士《ガーディアン》が聞いてあきれるというもの。 **【050-E】 -幻想種について --幻想種は大気中のエーテルが実体化する現象。発生した時点ではエーテル素養のない人間には視認することもできず、影響を受けることもない。しかし時間が立つにつれてエーテル純度が強くなり、実体化して実際に干渉が可能になるらしい。&br()エーテルもフォトン同様に人の感情や心理的状況に強く反応するため、潜在的な恐怖や畏怖が形をとったものを過去には「天使」や「悪魔」として捉えたのではないかという解釈。 --このところ幻想種の出現が特に増えており、アークスが秘密裏にこれに対応している。&br()しかしそもそもこれは地球側の問題であり、アークスがこれを対応するという名目で地球に「武力干渉」していることは明らか。直前のC49-Eで「積極的干渉を行っていく」と予告しているが、すでに行っていたことがわかる。地球側の「協力者」からの要請という理由もあるが、地球側が一つにまとまっていない状況を考えれば「対応」という言葉を借りた武力組織の進駐、つまり侵略行為である。 -曰く「敵勢力の目的はアル」ということしか解っていないため、アルを守りつつ様子見とのこと。しかし地球側への積極的干渉は行い続けるため、マザークラスタ勢力は外的干渉を排除しなければならない。&br()地球側からすれば八坂火継の保護を理由に武力介入を行い、地球側で確認された謎の存在「アル」も独占されているということになる。なぜ折衝案と取らないのだろうか。平和的解決策のない暴力集団のようである。 --既存の体制を倒すため(または対抗するため)に外的勢力を呼び込むという例は現実世界でも少なからず存在するが、たいていは国土、国民を乗っ取られるのが常。良くて親勢力による傀儡政権。歴史を紐解いてみればこうした安易な助力、あるいは巧妙なスパイ活動によって大きな混乱をもたらした例は山ほどある。ノーメンクラトゥーラを作り出すにすぎないアークスの存在は、地球にとって不幸ではないだろうか? -シエラはヒツギの兄、エンガに事情の説明や挨拶に向かうよう促す。 --アークスシップの隠蔽・遮断は完璧なので大丈夫(フラグ)らしい。「(ヒツギは)アークスにとってのお客様」とのことだが、どういった意味での「お客様」なのだろうか。地球の主要勢力マザー・クラスタにとって彼女は獅子身中の虫、スパイに等しい。地球勢力に属する彼女の処遇は地球が決定すべきことであるが、これを手放さないことでアークスは地球への積極的干渉の口実となっている。もっと踏み込んで言えば地球侵略の糸口とも言い換えられる。そもそもこの時点でのアークス全体の目的とは一体なんであろうか。場当たり的に人道主義で武力介入を行う極めて迷惑な集団ではないか? **【051-C】 サラEP4登場。 -シャオはマザーシップ中枢で何らかの演算を行っている模様。司令のウルクも完全に放任。シエラがやりたい放題で地球を侵略している事実は報告が上がってないか黙認。&br()アークス新体制どうした。 **【053-C】 -ハギトの具現武装「ハギト・フェムト」により「幻想戦艦大和」が生成される。ハギトはオフィエル(この時点では名前は出ていないが)からお叱りを受けるが意に介さず。&br()幻想戦艦大和の問題点は既に記述しているので割愛するが、このような大量破壊兵器を生み出して何のおとがめもなし。組織としての序列や命令系統といったものはどうなっているのか。 -「エメラルドタブレットは自分の手を離れて自律稼働している」「理想の兵器になった」。自分の制御下にない状態が「開発者冥利に尽きる」というのはむしろ恥ずべきでは…?&br()AIが自律してものを考えるようなものであれば喜ぶべきなのかもしれないが、ハギト・フェムトは幻想戦艦大和という無差別破壊兵器の制御装置である。こんなものが自律稼働していたら危なくてしょうがない。 **【056-C】 イベントシーン(【058-C】~【061-C】) **【058-C】 -マザークラスタから狙われている割に普通に寮に戻るヒツギ。マザー・クラスタの影響下にある生徒会メンバーがアークスシップに来ていた時に隠れる必要はなかったのでは。 --モブキャラクターとしての学校関係者はこの寮長が初めて?EP4の日常感のなさはこうした一般の登場人物の少なさが一端にあるように思われる。&br()宇野のシナリオでは「イレギュラーだらけ」という特徴があるが、こうした一般人がほとんど登場せず、主要人物だけで物語を形成しようとしている点と無関係ではない。 **【059-C】 -木の使徒ベトール=ゼラズニィ登場。 --エモーショナルでエキサイティングな映像を取るのが生きがい。かつて特殊効果を得意として名を馳せたハリウッドの映画監督だったが、最近復権してきた。&br()実はマザー・クラスタの援助を受けてのこと。マザー・クラスタの影響力の裏付け的キャラクター。 --あくまでも映像が目的のためヒツギや安藤の始末は二の次。このあたりの意思決定の曖昧さが組織としてのグダグダ感を増している。&br()アルの取得orヒツギの排除orアークスの打倒という目的があればそれを遂行すべき。ハギト、ベトールとも組織よりも個人を強く優先しており、シナリオライターの社会性のなさが伺える。 --&font(#f00){《問題なし》}:実際ベトールは組織の意向を無視した咎で粛清された。ちなみにハギトはお咎めなし。 **【060-C】 -ベトール退却。 --ヒツギは自分のせいでエンガが巻き添え(あるいは見せしめ)になったと無念。しかし喫緊の脅威であるベトールは退いたのであるから、別に無事かどうかくらいは(携帯デバイスくらいは持ってるんだろうし)確かめてもいいのでは?というかシエラさんの出番では? --&font(#f00){《問題なし》}C31-Cでデバイスが停止している旨の発言がある。また、追われている立場であるヒツギが会敵した場所にとどまるのは危険。家族とはいえ安否が不明な人間の捜索をしている余裕はない。 **【061-C】 -都庁にトレイン・ギドランが出現。(控えめに)焼け野原?に。 --表示限界などにも関係があり、シナリオとは直接関係ないため宇野の責任ではないが炎が燃えていても焦げた描写なし。ガラスが割れたり建築物が壊れたりもなし。道路もチリ一つない奇麗なままで全く迫力がない。&br()盛り上がらないシナリオに緊迫感のない演出。 **【065-C】 イベントシーン(【066-C】~【068】) -ベトールの攻撃が無差別化。ヒツギへの挑発であったが、体制側であるベトールが反社会的な無差別テロを行い、実際の反体制側であるアークスとつながりを持つヒツギがそれに対応するというのはラノベ的展開としては王道。しかしマザー・クラスタ側は人々や社会に対してなにか明的に被害を与えたり不安を煽ったり、不利益を被るような目的で動いている組織ではない。これはハギトの暴挙を止めようとしたり、ベトールを粛清したオフィエルの存在からも明らか。一方、ヒツギは単にアルという特異点に接触したことでアークスの内政干渉に利用されているだけでそこまで能動的に行動を起こすポジションでもない。要するにどちらも戦う動機に乏しい。 -隠蔽工作は所詮「隠すだけ」であって地球の施設なりなんなりに「アークスと幻創種との戦闘で」被害が出ていることは明白。またシエラの工作は肝心なときに機能していないのでどの程度安心なのかは不明。&br()エーテルの散布はマザー・クラスタが行っており、それによって発生する幻想種の副次的被害もマザー・クラスタが行うべき。&br()それをアークスが「放っておけない」名目で介入すればするほどマザー・クラスタがやるべき仕事を横取りすることになり、本来マザークラスタがすべき対処・想定している対処の邪魔をしていることになる。余計なお世話とはまさにこのこと。 #endregion *【EP4】第三章 世界変革の声 #region(第三章まとめ) **【069-C】 イベントシーン【070-C】~【072-C】 -待機中のベトールにオフィエルからの電話。&br()ベトールとオフィエルの主張は平行線。マザー・クラスタの大目的よりも個人の目的を優先しているが、このあたりの「目的の不一致」は組織として致命的。&br()そういう意味ではアークスもどっこいか。似た者同士の主導権争い。 --&font(#f00){《問題なし》}:ベトールが個人的に暴走しているだけで、組織内で目的の不一致から派閥争いをしている訳ではない。ただ、このような人間を何故幹部に抜擢したのかという問題はある。 -「君達も俺達と同じような表情をするんだろ?人間の生々しい表情をプリーズショウミー」というベトールの台詞だが、ヘルメットやマスクで顔を隠していたり、キャストの場合はヘッドパーツによるが少なくとも「同じような表情」はしないだろう。&br()このあたりも安藤の姿がシナリオライターの思い描く形が前提になっている。 -彼の能力は「SFX」。つまり映像で用いられる特殊効果すべて、また映像撮影に関わる機材なども生成できる。CG技術によって時代遅れになり、ロートルとされた彼と彼のSFX技術が具現化したもの。&br()大量の幻想種も「幻想種というセット」を作り出しているらしい。割と説得力はある。しかしそうであればこまごまとした雑魚ではなく、幻想戦艦大和級の兵器を出せばよいのではないだろうか?&br()ベトールは映像のために町を破壊することに躊躇しないのでそうしない理由はないはず。 --その際に「カチンコ」(映像作品の撮影に使われる道具)に「CHANGE THE WORLD」と表記されている。これがベトールの作品のタイトルないし彼の能力の名称と考えられる。それっぽく訳すなら「世界変革」だろうか。&br()「Change The World」というタイトルやフレーズは多数あることを考えれば何かが出展とは考え難いが、''ベトールは体制側''である。&br()彼が無差別攻撃を行っていることからも組織に対して忠実でもなく理念に真摯でもなく、その変化・自浄を求めているわけではない。また、自己の欲求を最優先してヒツギに関係のない対象にも攻撃を加えていることからも「世界より自分」という思考であることは疑いない。&br()このことからも、ここで「CHANGE THE WORLD」というタイトルを、世界の体制側に立って好き放題しているベトールが掲げるのは不自然。単に厨二チックなかっこよさで持ってきたにしてはあまりにもそぐわない。もしかしたら体制側にありながらも人類の変革を期待し、世界に変わってほしいと願ってあえて破壊者に甘んじていた…という持っていきかたもあったかもしれない。 -エンガ登場。例によって「死んだはずの〇〇が」。EP2のゼノの帰還のセルフオマージュなのでこれ自体はむしろあるべき演出であるが、『伊月の戦争』でもやっているためワンパターン感は否めない。 -マザーの指示でオフィエルがベトールを殺害。度重なる命令違反、暴力的手段によるものらしいが、ハギトは?&br()これに関しては解決済みであるが、無責任に放逐したという点からもベトールよりハギトのほうが責任が重いはず。だがベトールは粛清され、ハギトはおとがめなし。&br()制御ができなくなって自分で責任が取れないというのであれば、むしろいの一番に見せしめとして責任を取らされなければおかしい。ライター推しのキャラだからか? -アルという争点がなくなればヒツギに身の危険が及ぶことはなくなり、オラクルはヒツギを保護する必要がなくなる。よって地球とオラクルとの対立は解消され、そのためオラクル側次第では今後関係を修復することが不可能ではない可能性も?&br()これはマザーの出自と関係があり、後にオラクルとの和解が不可能であったことがわかるので実現しない選択肢。ただしこの時点ではマザーの正体や目的がわからないため、この選択肢が最初からないということはやはり不自然。&br()なぜ戦う以外の選択肢がないのだろうか?たとえ結果的に戦うしかなかったとしても、平和的な解決策をオラクル側からは全く出てこない。オフィエルの要求は全く正当なもので、むしろこれを突っぱねるアークスが異常。 //マザーの目的はオラクルへの復讐であり、アル(ダークファルス)を吸収して不完全なシオンコピーである自身の能力を示すことであった。いずれはオラクルへの侵攻を行い、これを打ち倒すことで目的は達成できると考えており、結果的にではあるが地球の主流勢力であるマザークラスタとアークスとは協力することは不可能であった。 //結果的にではあるが、オラクル側から売ったケンカとはいえ地球側の最終目標は勝利や支配ではなく「破壊」であるため、たとえオラクルがこの時点で地球から手を引いたとしても最終的には地球側はオラクルへの明確な戦争を仕掛けることになった可能性は高い。(ただし直後にエンガが言っているようにテクノロジーが段違いなので、明的な形での戦争では地球側には勝ち目はない。そのためにアル(=ダークファルス)を必要としていた。 **【076-C】 -アークスシップに招かれたエンガ。地球とのテクノロジーの差に驚きつつも興味津々。シエラは後で教えてもいいとのこと。 --後で教えていいとか軽く言っているが、アークスの技術ってそんな安いもんじゃないような… --一応エンガはアースガイドの人間なのだが、対立する2勢力の片方に技術提供をするというのは喧嘩している子供の片方に銃を渡すようなもの、その結果がどうなるかは火を見るより明らかなのだがきっとシエラにはわからないのだろう%%ライターがわかってないだろうし%% --というか客観的に見た場合はシエラの動きは「技術を餌に現地組織を抱え込んで武力介入し地球を支配下に置こうとしている」ようにしか見えないがきっと気のせいだろう。 -アースガイドについて。 --マザー・クラスタは地球の情報網エーテルインフラを一手に握っており、それを利用して世界への影響力を強めている。そんな状況をよく思わないのがアースガイド。ぶっちゃけアンチマザー・クラスタであり要するに主導権争いの内ゲバである。 --「マザークラスタが地球を潰す気ならネットワークから侵入して核ミサイルのボタンを押せばいい。」とかぬかしているが下手すれば核ミサイルよりも凶悪な宇宙蛮族アークスがバックについてるアースガイドの方がヤバイ組織に見えるが気にしてはいけない。 --非公式に得体の知れぬ武装組織と手を組んでる怪しい武力組織とか一般的にはテロリスト・テロ組織と呼ばれる気がするんですが大丈夫ですかアースガイドさん -いずれにせよアースガイドとアークスは正式に交渉の場を持つ必要があるため、エンガはそのパイプ役として滞在することに。アークス側は安藤の模様。 --いくら安藤が独自行動の許可を与えられているといっても交渉役としては不適格。せめて六芒均衡などの部署の長、可能であれば司令のウルクなどそれなりの責がある人物が好ましい。というかこれだけ大きな話がヒラとヒラの間で進む辺りスケールが小さいというかそれしか書けないというか… //アースガイドはテロ組織である、という結論ありきで書くと色々とおかしくなりますよ… //-アークスシップに招かれたエンガ。地球とのテクノロジーの差に驚きつつも興味津々。シエラは後で教えてもいいとのことだがそうホイホイとオーバーテクノロジーを(少なくとも現時点では)対立する2勢力の片方に渡すような真似は、要するに技術という武器を渡しているのと同義で、完全にマザークラスタとの戦争を積極的に介入していこうという意思表示。&br()また、こうした先進技術をチラつかせて地球への影響力を強めていこうとする姿からは、もはや地球を支配下に置こうとする野心しか見出せない。 //--&font(#f00){《問題なし?》}「後で教えてもいい」というのが「戦いが終わって平和になったら」ということであれば戦争幇助にはならないのでは? //--&font(#f00){《反論》}なる。「戦争が終わったら=この技術がほしければ戦争をしろ」という示唆になる。また、現状ではアースガイドの戦力は大国に対するテロリスト。&br()情報網のエーテルインフラを掌握し、世界的にも強い影響力を持つうえに幻想種を生み出せるマザー・クラスタ相手には全く戦争にはならない。つまり戦争を終わらせる=勝つためにはアークスを受け入れろ、と言っている。 //-アースガイドについて。 //--マザー・クラスタは地球の情報網エーテルインフラを一手に握っており、それを利用して世界への影響力を強めている。そんな状況をよく思わないのがアースガイド。要するに主導権争い。 //--「マザークラスタが地球を潰す気ならネットワークから侵入して核ミサイルのボタンを押せばいい。」というが、マザークラスタは地球人によって構成されている組織であり、彼らはオラクル人と異なり地球という住処がなければ大多数は生きていられない。&br()そのため「核ミサイルを使って家ごと吹き飛ばす」ような愚策中の愚策を行うとは到底考えられない。既に実質上支配しているに等しい現状ではそうする理由がない。地球を潰すつもりならもうできるはずだがそれをしていないということは、つまり「地球を潰すつもりはない」ということになる。&br()地球を支配するのであれば逆に核ミサイルを使えなくするはず。核を使った外交やそれに対抗する核抑止の理論が破綻し、一時的にではあるが国家間でのパワーバランスが崩れる。&br()しかし一方で自爆テロ的な核恫喝ができなくなることで少なくとも地球全体という意味では大量破壊兵器を封じられた形での戦争を余儀なくされるはずである。つまり小競り合いはあるにせよ(それすらも封じることは可能だろうが)いずれは国家間での大規模な戦争がなくなり、平和を促進することが考えられる。&br()よってそれに反対するというアースガイドは「核が使えないと困る」「戦争が終わっては困る」と言っているのも同然である。むろんマザー・クラスタの行っている方策の全てが正しいというわけではないが、それによって得られるであろう平和の維持、豊かさの享受を破壊したいと言っていることになる。つまりはテロ組織である。そのテロ組織と手を結んでいるアークスはテロ支援組織である。 //---&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){核ミサイルの話はあくまで極端な例である。}&br()アースガイドとしては「マザークラスタがエーテルインフラを独占している」のが問題である。それを使って何をするかより、それが使える状態なのが気に入らないのである。 //---&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){テロリストの理論}&br()この時点でマザー・クラスタは地球に対して圧制を敷いているわけでもなく、むしろアースガイドがアークスという暴力集団を招いて地球に戦火をまき散らしている。&br()にもかかわらずマザー・クラスタが世界に脅威を突き付けているかのように語るのはまさにテロリスト。そのテロリストの主導権争いに率先して協力していくアークスとは一体……?その先頭に立って戦う安藤のどこが守護輝士《ガーディアン》なのだろうか。ブラックジョークにしても度を越している。 //流石に極論すぎるので反論、何も無ければその内COもしたい所 //-いずれにせよアースガイドとアークスは正式に交渉の場を持つ必要があるため、エンガはそのパイプ役として滞在することに。&br()アークス側は安藤の模様。&br()いくら独自行動の許可を与えられているといっても個人での判断が許されている特殊な人員がアークスという組織の代表としては不適格。ましてシエラの操り人形などもってのほか。最悪の人選といえよう。最低でも六芒均衡クラスの部署の長、可能であれば司令のウルクだろう。 **【079-C】~【C81C】 -エンガは幼少期にデパートの崩落事故に巻き込まれ、その際にエーテル能力者の適正に目覚めたらしい。マールーのセルフオマージュと思われる。 --ここでエンガはアースガイドに拾われたことを語っており「金払いが良かったから生活には困らなかった」と言っているが、EP4設定資料集では「デパートの崩落事故は実はマザー・クラスタによるテロだったが、マザーやアルトロンの意図しないものだったため犠牲者の遺族に対して厚いケアを行ったことによる」となっており齟齬が生じている。 --しかもこの事故に見せかけたテロも「エスカタワー建築のために土地の買収・立ち退きに応じないデパートに対して一部の狂信的な構成員が独断で行った」という頭の悪すぎる理由。 --&font(#f00){《反論》}:創作において立ち退き要求に応じなければ破壊行為に出るというのは取り立てて珍しい事ではなく、あえて問題視するほどではない。しかしマザー・クラスタは敵なんです!悪いやつなんです!という印象付けにしては陳腐。一方で(自分のキャラがいる)マザー・クラスタを悪にもしたくないので「一部の狂人が勝手にやりました」と責任を押し付けて誰も悪くないやさしい世界にしてしまっている。 -満を持してマトイ登場。 --しかし引っ張った割になんて事の無いシーンでの起用。シナリオライターが「タメ」ができないことを考えるに唐突感はぬぐえないが、マトイはEP3での主役でもあるからEP4での運用に困ってとりあえず出してみただけか? **【83-B】「怪しいアークス見つけてた!」 -安藤がコールドスリープ中に怪しいアークスとの接触があったことが知らされる。また「こんなことがあったんだよ。お前には教えないけど」か。 -これはテレビアニメPhantasyStarOnline2 THE ANIMATIONでの一連の物語を指している。&br()しかしネタバレや権利関係のためか奥歯にものが挟まったようななんとも要領を得ない内容で、アニメの内容を知らない人からは何の話をしているのか分からないだろう。&br()結局、それがなんであったのかは特に繋がりも広がりもなく、ただ突発的に配置しただけの無意味なイベント。 **【083-C】「地球の導き手」 084-C~086-Cの連続イベント **【084-C】「魔人」 -アースガイド本拠地ラスベガスで会談。アークスシップから転送。 --悪意的に解釈すると、「恒常的に人が集まるところ」「商業的に大きな価値のある施設」の地下に本拠地を作ることで人や場所を人質に取っていると言える。テロリストのやり口である。 --マザー・クラスタも似たような転送技術を持っているがアースガイド側にはないもので、こうした「敵対勢力に対抗しうる技術」を惜しげもなく見せることで地球側に取り入ろうとするシエラの悪辣さ。 -シエラいわく「頼まれたら断れない性分」なので、招かれてもいないヒツギをこっそり転送。「いなくなってくれ」って頼んだらいなくなってくれるのだろうか。 --アークスとアースガイドのトップ会談に独断で送り込むという危険な行動を取っていることに全く悪びれていない。この時点でアースガイドとの交渉が決裂してもおかしくない。&br()まして、ヒツギは未だその立場を明らかにしておらず、最悪の場合アースガイドの本拠地や内部情報を持ったままマザークラスタに加担する可能性さえある(これは兄であるエンガの評)。&br()アークス側だけでなくアースガイド側にとって極めて重要なコンタクトで、予定にない、しかも信頼のおけない人物を事前に知らせることなく参加させるというのはシエラの独断で行っていいものではない。 -マザー・クラスタ火の使徒「ファレグ=アイヴズ」登場。 --ファレグは、曰く「マザークラスタといっても賛同しているわけではない」「マザーのすることもアースガイドのすることもあまり興味がない」と、積極的に勢力争いに加わっているわけではない模様。&br()このあたりマザー・クラスタの内部での意識のズレが極端に大きい問題点が浮き彫りになる。いくら有能といっても組織の方針に非協力的な人物を使徒という格別の立場につけるべきだろうか?&br()この辺りはアークスの「組織運営の方向性の曖昧さ」「意思決定プロセスの不透明さ」や六芒均衡の「強ければ何でもいい」「仕事は特にない」と似通っており、意図的なものなのかライターが組織を理解していないのかは判別できないが、いずれにせよグダグダであることは変わりない。&br()順序が逆になるが、ここでファレグがアースガイドを壊滅させていれば後に起きる問題は起きなかった可能性がある。&br()後々の展開から鑑みると、アースガイドという組織は潰せてもその首魁こそが元凶であり、いかにファレグといえども単独での撃破は難しいであろうことは伺える。あるいは安藤の実力次第ではアーデムを打倒するために利用できるかと考えての腕試しであったのかもしれない。しかし、やはり「ファレグの手抜き」によって後の悲劇的展開へと突き進んでしまったことを見るにEP1のクラリスクレイス、EP3のスクナヒメの展開をそのまま持ってきているだけとしかいいようがない。 **【085-C】「覚悟が足りない」 -ファレグ撤退。シエラ自慢の結界は普通に破壊される。イレギュラーだらけ。 -アースガイドとの会談が漏洩している可能性もあるが会談は予定通り決行。&br()独断で作戦を変更するシエラと、アークスに取り込まれて地球侵略の口実になっているヒツギがいる時点でアースガイド側も拒否するのが最もリスクが少ない選択肢だと思われるが……。 --アースガイド側はこの時点ではマザー・クラスタ相手に絶賛大苦戦中。また、この後の展開のためにアークスに取り入ってマザー・クラスタを打倒・弱体化を図る必要があったのでなんとしても会談をしたいという理由があった。そのためリスクを犯してでもアークスとつなぎをつけたかったというのは何ら不自然なものではない。一応シエラが慎重な意見を述べているので(お前が言うなとは思うが)おかしいということではないのだがそこまで逼迫している雰囲気があったかというと微妙なところ。神の視点から物語が展開しているため、ありていにいってしまうと動機づけが弱い。 **【086-C】「アースガイド指導者、アーデム」 -アースガイド指導者アーデム=セイクリッド登場。&br()華野カゼ名義サークルムラクモ発行の同人小説「セネト」の登場人物にサラ=セイクリッドという名前があり、この流用と思われる。&br()一応フォローしておくと、セイクリッド(sacred)は「神聖な、崇高な、侵しがたい」といった意味があるので名称としてはおかしなものではないということは付記しておく。 --「別の宇宙から来たアークスとの邂逅は感慨深い」という発言に対し、ヒツギは「色々ありすぎたのと普通に話していたから意識がなかった」とのことだが、デューマンはまだしもゴリゴリに角ばったキャスト相手に「普通に話していたから意識がなかった」は流石に適応しすぎか。微妙なところだが「安藤がライター側で限定して描かれている」とも取れる。 -アーデムの話では「アークスとアースガイドは以前から極秘に連絡を取り合っていた」。 --どの程度前からアークスとアースガイドの協力関係があったかは不明だが、言い換えれば「アークスはアースガイド側に肩入れしていた」=地球の内戦に外的勢力として介入していたことになる。これはいつものアークス絶対主義の問題の一つである。&br()マザークラスタとのコンタクトは行ったのか。両者にアプローチした結果マザー・クラスタとは破談になって敵対したのであればアースガイドに肩入れする理由にはなるが、そもそも内戦に武力介入する必要はない。&br()地球のありかたは地球が決めるべき。宇野氏の描く物語は常に一方からの視点しかない。 -この時点でもまだマザークラスタの目的は掴みきれておらず「アースガイドを壊滅させた後、抵抗勢力のなくなった地球を完全に征服」までは概ね見据えているようだ。だが、現状マザー・クラスタの治世に何か問題が生じているだろうか。確かに全世界の権力・権益が一転に集中しすぎているのは望ましいことではないが、現状マザー・クラスタの方向性は人類が豊かなほうに進んでいっている。地球に外的勢力を引き込み、地球を混乱に陥れようとしているのはアースガイド側である。&br()情報が前後するが、結論からするとマザー・クラスタの方向性は世界平和や全人類の幸福ではなかった。おそらくオラクル側との全面戦争は避けられず、『人類滅亡だよ!』という結末も充分に考えられた。しかし&bold(){この時点ではマザー・クラスタの真の目的はわかっておらず}プレイヤー側は判断材料が少なすぎてそこまで肩入れする理由にはならない。とにかくひたすら「マザー・クラスタは悪なんです!」「アースガイドは正しいんです、それに協力するアークスは正義なんです!」と思考停止を迫っている。 -なお、エーテルはフォトンと異なり「技術の習熟と同じ」で、訓練によって段階的に適正が上がっていくことが語られる。フォトンは適正がないとそもそも扱えず、習熟しても段階が上がることはない。&br()エーテルとフォトンは根本的には同じものなので、これは肉体的な特性と思われる。ということは、地球人を解析すればアークス側にフィードバックして「フォトンを扱う能力がない人」にフォトン適正を付けることも可能になるのでは?結構大きな事だと思われるが。といってもこれは設定の話なのでシナリオに絡まなくても何の問題もない。 **【089-B】「アースガイドの活動」 -アースガイドの成り立ちは「超常の脅威から人知れず人々を守る」というもので、あくまでも人類を守ることであり特定の勢力に肩入れすることではなかったらしい。&br()現在は紛争や対立の仲介として表に出てくることも多いようだが、本来の役目ではない。&br()しかしそうは言いつつマザー・クラスタと対立し、あろうことかアークスという外部の武装勢力を招き入れている。確かに最終的にはマザー・クラスタの真の目的は人類滅亡の引き金にもなりえる話だが、この時点では彼らはただの反体制派のテロリスト。なぜそうなるのかは不明。宇野ドミノ。 #endregion *【EP4】第四章 哀しき再会 #region(第四章まとめ) **【090-C】「哀しき再会」 091-C~096-C連続イベント **【091-C】「マザー・クラスタの襲撃」 -ラスベガス本部は何度かマザー・クラスタの襲撃を受けているが、地下深くにあるため正確な場所がつかめず大規模な攻撃を行ってこないのだという。&br()やはりアースガイドは人と施設を前面に出して地下に立てこもっていたようだ。となるとマザー・クラスタは人命を優先して手を出さずにいた人道的組織では……? **【C93-C】「虚ろな姿」 -コオリ(マザー・クラスタ版)登場。 **【094-C】「間違った再会」 -ヒツギとコオリの再会。&br()コオリによると「ヒツギは操られている」「ヒツギを救いたい」とのことで、マザー・クラスタによるマインドコントロールを受けている模様。 --「コオリも具現武装を…それに何、その禍々しい姿…」「グラムだよ、わからないの?」わかるわけがないだろ。&br()このあたりの「相手がわかって当然、どうしてわからないの?」というのは宇野のシナリオそのものを端的に示している。&br()自虐ジョークなら大したものだが、自分でネタにしながら改善しないというのは分かっていないのと同じではないか。 --神話由来の想像の産物を(少なくともそうと分かる特徴がない限り)分かれというほうがおかしいのだが、このおかしさがコオリの内面の狂気を示しているかもしれない。&br()ヒツギへの「自分を理解してくれる」という依存性が膨張しきってしまい、自分の全てはヒツギと共有していると認識しているため。&color(white){これと似た特徴が宇野リオにも見られることからも、宇野氏も同様の狂気に囚われている可能性が……?} **【095-C】「偽物の覚悟」 -オークゥ、オフィエル撤退。 --相変わらず「確率」を理解していないオークゥ。&br()実現の可能性が何パーセントと分析したところでそれを100%にするか0%にするかは別の話。確率を上下させるためのリソースや不確実性へのリスクマネジメントの話が出てこなければ何の意味もない。バカが『俺って頭いいぜ』的な気分で語ってるだけ。&br()数学的には「確率」とは「確からしき割合を百分率で示したもの」であり、100%を超えるのは「乗客率」や「価格」のように整数が「1」という基準として上下する場合。または端数の切り上げ/切り捨てによって合計値が誤差の範疇で100%を超す/満たない場合もある。&br()しかし、多くでは1を整数として「倍」を用いる(乗客率や給与、有効求人倍率など)。そのため「120%ありうる」「200%ありえない」という確率の話では、そもそもない。&br()可能性や確率が100%を超すのは&bold(){そのくらい絶対だよ}という慣用表現。そうした正しくない使い方をするキャラクターにツッコミを入れるというのであればまだしも、「数学の天才」とかなんとかいう触れ込みのキャラが率先して使うものではない。キャラクターはライター以上の知性を持ちえないことがよくわかる例だろう。 **【096-C】「アルの覚醒」 -アル、ヒツギのピンチにダークファルス化 --最終的には整合性のある形にはなっているものの、この時点においては散発的に投げ置かれた情報の断片だけしかなく「いつの間にかそうなっている」の印象が強い。まずアクションがあってから後で説明といういつもの宇野リッシュ。 --&font(#f00){《補足》}&br()アルは物語の冒頭で現れた謎の黒いモヤにヒツギが侵食され、安藤が中和している最中にPSO2から緊急脱出した直後に現れた。当然何かしらの秘密があることは明らかだが、全く脈絡のないものではない。&br()だが黒いモヤ、アルの情報に関しては情報の更新・開示がなされておらず「何かある」以上のものはなかった。アルの肉体の構成や、黒いモヤのその後の情報があればまた違ったのかもしれないが、ここで「実はダークファルスでした!」とするのはどう擁護しても唐突。後出し設定では物語の先を想像する楽しみは得られない。 **【098-B】「適材適所な仲間達!」 -ナベリウス氷原。ヒューイ(EP4)と再会。&br()ヒューイによると、地球への対応でオラクル船団の調査対象となっている各惑星の対処が手薄になってきているらしい。&br()よその庭に上がりこんでいって自分の庭の手が足りない、というアークスの目的は地球侵略としか言いようがない。&br()曰く「どちらが優先ではなく適材適所」とのことだが、安藤は対ダーカーの最強兵器と言ってもいい「ダーカー喰い」の能力があるため、むしろ既存惑星の防衛のほうが向くのではないか? -ヒューイは「『オレ達はこちら、キミ達はあちら』と役割分担しながらもお互い協力していくことが大事だ」と語る。確かに協力は大事だが適材適所とは程遠い人員配置では。 **【099-C】「ヒツギの行方」 -マザー・クラスタの本拠は「月」。すでにアースガイドも所在を掴んでいたが、地球の技術では手出しできなかった。アークスの技術があれば可能だという。&br()裏を返せば地理的制約という絶対的なアドバンテージを持っていたマザー・クラスタとのパワーバランスを、アークスが介入したことで崩壊させたということ。この異常な組織をシナリオライターは何とも思わないのだろうか? **【C100-C】「心の行方」 -オフィエルがマザーの目の前で「代弁」。&br()返答に詰まったマザーへの助け舟として「できないことをできると代わりに嘘をついた」とするか、後々マザーの立場が悪くなる可能性を持った出しゃばりなのかは判断が分かれる。いずれにせよアラトロン以外のマザー・クラスタは誰も彼もが組織のため、マザーの目的のためといった集団意識を持ち合わせていないらしい。マザーは地球にエーテルとエスカ技術という人類の革新をもたらした存在のはず。もうちょっと尊重されてもいいような…。 -オークウ&フル、「マザーのお陰で私は文を極めた」「マザーのお陰であたしは数を極めた」とのことだが、宇野の文章力の範囲内で「極めた」のがどの程度のものか興味は尽きない。生み出されたキャラクターはライター以上の知性を持ちえないということを如実に表してくれる好例だろう。 **【C101-C】「居場所が欲しかった」 #endregion *【EP4】第五章 覚悟 #region(第五章まとめ) **【103-C】「覚悟」 104-C~107-C連続イベント **【104-C】「月の施設」 -月の地表、謎の施設に潜入するエンガと安藤。&br()元々は地球にエーテルインフラの整備のために用いられた施設で、各国の協力の下で建造されたらしい。エーテルの散布が終わった後も資材の運搬が行われていたが、その用途は不明。&br()別にこの点は問題ではないし、もともと罠であったためにルートが割れているのもおかしくない。しかし始まるなりもうくだんの場所、というのは唐突。潜入前やイベントエリア前までの道程をすっ飛ばして「見せたいシーンに直行」というのはあまりに性急では。 **【105-C】「繰り返す回廊」 **【106-C】「立ちはだかるは、日と月」 -フル&オークゥ戦。 -色々と設定はつけたもののゲーム的には落とし込めていない模様。文章や数学と特に関連性のない能力で戦うことになる。&br()彼女達はその能力から言っても明らかに直接戦闘向きではないのだから、「戦う」以外の選択肢があってもいいのではないだろうか。そのあたりの戦術や戦闘以外の選択肢を提示できないところが宇野のシナリオの限界。戦うしかできない(ほかの選択肢を模索したわけではない)、真正面からぶつかるしかできない。 --&font(#f00){《問題なし》}:無限ループに閉じ込めるという戦う以外の選択肢を取った上で、それが破られたから戦う事になったのだし、そもそも彼女たちが弱いという設定は無い(正直さほど強くもなかったが) --&font(#f00){《疑問点》}:物語的・数学的に無限ループになるものというのはそう珍しいものではないので、彼女らの能力で無限ループに陥れていたというのは分からないでもないのだが、それがどのように働いたのかという説明の部分はまるごと抜けているため、「無限ループにできたからできたんです」という思考停止を迫るのはいささか疑問が残る。デタラメ気味であっても数学的・国語的な理由付けで無限ループを解説していないというのはやはり知恵比べ・騙し合いとしては稚拙と言わざるをえない。 **【107-C】「囮」 -自爆する月拠点から脱出する安藤達。 --エンガが持っていたワープアイテムで脱出。いつの間にか持っている。いつの間にかそういうことになっている。地球の技術ではできないんじゃなかったのか。 --&font(#f00){《問題なし》}:転移が出来ない等と言っていない、準備が必要と言っただけで、その準備というのが転移先をあらかじめ登録しておく事だと思われる。 -オークゥとフル、「自分たちだけがわかっていればいい」。宇野じゃあるまいし自分たちだけ納得されても……。 --「わからなかったんじゃなく、てめえらが理解を拒んでいただけだ、阿呆ども」。宇野の自虐だろうか?彼も自分の物語が面白くないと理解することを拒んでいるだけなのだろうか。 **【109-C】「マザーの策略」 -オラクル側に侵入してくるマザー・クラスタ。アークスシップのセーフティでやられていくアークス。 --&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){そもそもリミッターって何?}&br()アークスの私闘を禁止するためにシップ内では戦闘ができないようにセーフティがかけられている。管制が正常に働いていればリミッターを解除することもできるらしい。&br()しかしこれがどのように作用しているのかは不明。それが絶対令のようにアークスとなる際に改造されるものなのか、アークスの武装に搭載されたものなのかがわからない。&br()マトイはこれを無視してテクニックを発動した実績があるので、フォトンリアクターが機能していないということではない模様。マトイは出自の関係でEP1の時点で可能だったが、安藤ができるのは謎。&br()守護輝士だからいいんです、という思考停止要求なのかもしれないが、仮にそうであったとしてもEP3の時点でマトイは通常のアークスとして認定を受けているので、ほかのアークス達同様に「アークスシップ内戦闘禁止」の規約に沿うように改造なりなんなりがなされてなければならない。 --そもそもアークスシップにはかなりの数の「不審人物」が入り込んでいる。EP4が始まる前の時点でもすでに確認されていたのだから、このリミッター自体何の意味もない、アークスが反乱や暴動を起こしたといった描写は皆無。仮に起きたとしても絶対令があるので無力化は容易。 **【110-C】「その願いは、叶わない」 **【111-C】「ぼくが引き受ける」 -ヒツギの部屋からPSO2を介してアークスシップへ転位する安藤。ESCAのゲームであるPSO2を介してオラクルにアクセスできるのは前々から何度も描写されていることや、シエラがエンガとの雑談でPSO2の入ったゲーム機を解析したりといった布石はちゃんとあるので「八方塞がりのピンチにまさかこんなところから!」という展開は秀逸。SFCの名作「ライブ・ア・ライブ」でもコーヒーメーカーからラスボスに挑むので荒唐無稽な展開でもない。&br()しかし安藤はいつの間にこんな能力を得たのだろうか? **【112-C】「守護輝士」 -アラトロン、オフィエル撤退。アルはマザーに吸収されて消滅。そもそもアルの体組織はどのような構成をしているのか。おそらくはダーカーと同様のフォトンの集合体と思われる。このあたりは過去にアルを解析しようとしたところをマザー・クラスタに妨害していることからも「匂わせ」はあったものの、そこから踏み込むことなく正体を明かすところにスキップしているので唐突感は否めない。 -コオリ「あれは神代三剣の一つ、天叢雲!」なんで分かるんだよ。 -マザーはシエラを姪孫(てっそん=兄弟姉妹の孫を指す言葉)と呼び、シエラがアークスシップの管制を取り戻す際にはマザーシップ中枢部のようなビジョンが浮かんだ。&br()このことからマザーシップに直接かかわるような重大な秘密を持っているようだが特に説明なし。この姪孫ネタはこの後も幾度も出たが、結局PSO2のメインストーリーが完結しても未回収のまま。&br()ワザとらしく「何かありますよ!今後の展開に注目してください!」と、くどくどとこれ見よがしにしつこくアピールしてシエラのプレミアム感を煽っただけで終わっている。&br()「シエラは特別なんです!特別ったら特別なんです!」とだけ連呼しても何の意味もない。むしろ「ライターの推しなんだな」と思われるだけで、シエラの異常な専横を冷たい目で眺められるのが関の山。持ちキャラ・推しキャラの依怙贔屓やゴリ押しはどのジャンルでも歓迎されない。 **【116-C】マトイとの再会 -アークスシップ内でマトイ(EP4)と再会。&br()イレギュラー同士がアークスシップで共闘というピンチの場面での盛り上がる再会にしてはあまり引っ張らなかった。 //酒井Pだか宇野だかが佐藤聡美さんを猛プッシュしていたが、結婚したため興味を無くして今までのような持ち上げ方をしなくなったという説もあるとか。 **【118-B】魔人、再び -119-B→戦闘→120-Bの連続イベント **【119-B】気まぐれな魔人 -ラスベガスに来ているヒューイと組んでファレグと対戦。 --ナベリウスなどの既存惑星うんぬん言っておいて結局地球に来ている。適材適所どうした。 **【120-B】努力の賜物 -ベガス・イリュージアを一人で倒し、安藤&ヒューイですら倒せないファレグ。彼女がいれば幻想種の対応もできるだろうし、パワーバランスを崩し地球に土足で上がりこむアークスは不要なのでは?アースガイドはアークスを引っ張り込むよりマザー・クラスタと和解する方法を模索しなかったのはなぜだろうか? --この時点では明らかにはなっていないが、アークスとマザー・クラスタが協力できない理由やマザー・クラスタとアースガイドが協力できない理由はちゃんとある。ちゃんとあるのだが先の展開からそうしたアプローチは結局は上手くいかない。だからそうした描写がされていない、という理屈になっているのだろうが、それはあくまでも後々の話であり神の視点からのことであって、、この時点で(これまでの時点でも)「マザー・クラスタとアースガイドの間を取り持つ」という選択肢を絶対に提示しない理由は我々読み手からはわかりようがない。だからこのような疑問も出るし、武力交渉以外の選択肢を持たない異常な組織とも思われてしまう。&br()「どうせ失敗するから無駄だしいらないよね?」ではなく、アリバイ作りのために失敗するという無駄が必要ということ。 **【118-D】壊世の原因 -アムドゥスキアに懐世地区が発生。アークスシップ襲撃の影響ではないかという話だが、このあたりの話は特に解明されず。 --エーテルとフォトンが融合するとお互いの長所を強化しあうような描写が各所に見られるが、なぜアムドゥスキアなのかは不明。また、ナベリウス壊世地区の発生は【深遠なる闇】の出現で強化されたダーカー因子が原因。 --であればアニメPSO2で惑星リリーパに橘イツキ達がダークファルスと交戦したことで惑星リリーパにも壊世地域が発生しているはずでは? -リリーパ周りの話。マトイがなんの話をしているのかわかりにくいが、これはPhantasyStarOnline2 The Animationの顛末のこと。 -アニメが尻切れトンボ気味に終わってしまったため、その補足であることは間違いないだろう。しかしアニメ側で肝心の部分がボカされたまま終わってしまい、一方ゲームのほうでもつながりがなく唐突すぎて意味不明。&br()アニメのネタバレになってしまうのでゲーム内では語りづらいところではあるが、そこが説明できないのであればそもそもつなげなければ済む話。 **【121-C】アルの正体 -ヒツギ、アルを取り戻すと力強く語るが「アルは吸収された」だけで「消えたわけじゃない」という根拠は?方法は?(よくある無鉄砲な理論なのでこれ自体は問題ではない) -シエラとアーデムからマザーの正体が詳細に明かされる。マザーの正体とは全知存在(アカシックレコード)シオンのコピー最初の個体。コピーといってもEP2でシオンのコピーは全部失敗に終わっていることが語られているため「シオンコピーの失敗作」。&br()それらは制御できず、亜空間に放棄するしかなかったのだが流れ流れて地球にたどり着いたというもの。そのためフォトンとエーテルが酷似している。&br()※EP5先取りになるが、シオン=アカシックレコードではないことが明らかになった。アカシックレコードはハードディスクのようなデータの集合体でしかなく、シオンはOSのようなもののようだ。&br()ルーサーが欲したのはシオンそのものではなく、アカシックレコードに接続できるシオン、つまりハードディスクとOSが一体となったPCがほしかったという解釈か?&br()しかし、EP5で「フォトンとはアカシックレコードへ観測情報を送信している端末」であり「フォトンジェネレータやアークスはフォトンからアカシックレコードに限定的にアクセスしてエネルギーを発生させている」という設定も付け足されているため、フォトン≒エーテルであるとすればエーテルもアカシックレコードにアクセスしていることになる。&br()エーテルのエネルギー発生効率が低いのはシオンの劣化コピーだからであることはおかしいところはないが、マザーはシオンとほぼほぼ同じことができるということになる。エーテルに設定を盛りすぎたためにあちこちでややこしいことになっている。 --ちなみにこのデータの集合体や管理者などの設定は宇野が特に影響を受けているといわれる「Fateシリーズ」の「Fate/EXTRA」で使われている月の聖杯「ムーンセル」と酷似している。&br()ざっくりと説明すると、ピエール=シモン・ラプラスの「決定論」における「これから起きるすべての現象はこれまで起きたことに起因する。ある特定の時間の宇宙のすべての粒子の運動状態がわかれば、これから起きるすべての現象はあらかじめ計算できる」という理論だが、実際のところ「ある瞬間におけるすべての物質の力学的状態を知ることができ、かつそれらのデータを解析できるだけの能力」を持つものは存在しない。&br()だが、このムーンセルは地球で起きるすべての事象を記録した媒体であるため、これを制御できるものはこれから起きるすべてのことがわかり、それを回避、または実現するためにはどのように事象を操作すればよいかを理解できる。&br()よってこれは望むままの未来、つまりあらゆる可能性を実現しうる「万能の願望機」として機能する・・・…というもの。 -アルの正体はダークファルス --物語冒頭で登場した謎のダーカーがヒツギを取り込もうとしたが非実体のアバターだったことと安藤がダーカーフォトンを中和したため「エーテル体で構成されたダーカー因子のないダークファルス」になったらしい。&br()しかしダークファルスは「入れ物」がなければならないし、実体のないアバター体でもその代用になるのだろうか。また、エーテルがオラクル世界にも散布されているのだろうか?そもそもヒツギ達のアバターはどうやって・なにで構成されているのか?&br()なぜかはライターの「そうなるからそうなるんです」という理屈で思考停止するしかない。&br()マザーに吸収されたことで安藤やヒツギとのつながりが薄くなり、ダーカーの本質だけが残っている状態になっている(らしい)。 **【122-C】闇の幻想 -123-C~126-Cと戦闘の連続イベント **【123-C】悪意の具現 -ラスベガスに新たな幻想種が出現。「組成は幻想種寄り、パラメータはダーカー寄り」というハイブリッド「エスカダーカー」が誕生。発生のプロセスがダーカーと異なる幻想種とハイブリッド化するプロセスが不明。架空の粒子で整合性がどうのという話はナンセンスだが、「なんか知らんけど合体しました」「根本的に同じエーテルとフォトンだからできる」という思考停止であることは変わりない。 **【124-C】悲痛なる強襲 -エンガによると以前にも地球にダーカーが出現して大騒ぎになったことがあったらしい。(PhantasyStarOnline2 The Animationのこと?)&br()「なんにでも侵食する」「神出鬼没で無尽蔵に出てくる」という特性に危機感を持ったようだが、なぜ今初めてそれを言うのか。「聞かれなかったので言わなかった」で重要な情報を後出しするのは下策中の下策。聞けるなら聞いてる。 -その時は地球にはフォトンがないためエーテルに適応できず、数が少なかったためアークスと協力して撃退できたが、今後はエーテルに適応したダーカーが出現するなると対応できなくなりかねないらしい。そういう前例があるなら当然そうした可能性に対して対策をしていなければならない。&br()シエラは当然知っていただろうし、重要な情報を隠蔽したまま作戦に従事しろというのはアークス戦闘員を道具とすら見ていないとしか言いようがない。EP3でシャオが「情報はオープンにしていく」と言っていたが、全く実行されていないことは明らか。あるいはシエラが意図的に止めていた可能性もある。いずれにせよこの組織はマトモではない。 **【125-C】正気と狂気の狭間で **【126-C】制御外のものは -マザーはエスカダーカーを制御できているというが、破壊活動も制御してやってるのかとアラトロンがチクリ。即座に制御できてないことがバレてしまう。&br()このあたりはあえて言ってほしくないことを指摘することで「素直になれず強がってみせるA」に対し「頼ってほしいB」というキャラクターの性格を説明するとともに、AとBがそれだけ親密な仲であるという図式を見せている……と良心的に取るべきか。 -「マザーはフォトナーに対して激しい敵意を持っているが、地球のものに対しては慈愛を持っていたはず」&br()アラトロンとオフィエルはフォトナーの存在を知っているということは、マザーの真の目的「フォトナーへの復讐or自身の有用性の証明」も知っている可能性が高い。のちにマザー・クラスタとアークスは和解できないことが説明されているが、これは他の要因も関係していることも考えれられるためこの時点では考えないとして、アークスが明的に介入してくるまでのマザー・クラスタは「地球のための組織」であったと考えられる。&br()アースガイドは「マザー・クラスタ中心の地球が気に入らない」という主導権争いのためにアークスを招き入れたということで確定。地球に禍根を招き入れる結果になった。マザー・クラスタとアースガイド。どちらが地球のためになっているのだろうか? -アラトロン「ベトールをチョメチョメしたのはマザーの命令ではない、でなければハギトが無事な理由がない」 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){ライターの推しメンだから}&br()シナリオライターはこれまでも一部キャラクターを、物語や組織の整合性を放棄してでも厚遇してきた実績がある。過去には「40年前に組織がガタガタになるほどの敵をやっとの思いで封印したのを個人的な理由で解き放った」アークスを罪に問うこともなかった。「余計なことをして超危険な全自動大規模破壊兵器を作り出したけど手に負えなくなったから放り出した(しかも悪びれてもいない)」ものをおとがめなしなんていうのは今更。 --ベトールが必要な犠牲でハギトが必要な犠牲でない根拠は? **【127-B】エスカダーカーの出現 -エスカダーカーはダーカーフォトンとエーテルの融合で、既存幻想種とも既存ダーカーとも違う能力を持っている。具体的には説明なし。&br()アークスも対応するけど足りなさそう。人んちに上がり込んで好き放題やっといて助けてくれというのは図々しいのでは? --&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){なぜフォトンとエーテルが融合すると強くなる?}&br()フォトンもエーテルも根本的には同じものなので融合することは不可能ではないが…。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){}&br()雑種交配、よく言えばハイブリッド。フォトンは適正さえあれば幅広い用途に使えるが、先天的なもののため適正がなければそもそもフォトンを扱うことはできない。エーテルは出力が弱いものの情報伝達能力に優れる一方、適正は後天的なものであり習熟して習得することができる。その両者がプラスに働けば、ありえない話ではない&br()ただ、理屈や整合性云々は問わないとしても、そうした記述が一切ない点はやはり問題。「エーテルとフォトンが融合すると強くなります!理由はライターの頭の中にだけあります」では説得力もへったくれもない。 **【127-C】コオリの笑い方 **【127-D】シエラの切実な悩み -シエラは胸部装甲に不満。&br()「分かっていても言わずにはいられないことが人と同じであるあかし」という。つまりハイキャストは備品ではなく「第5の種族」であると考えるべきか。&br()しかし度重なる越権行為、独断での作戦指揮、覗きが趣味と異常行動のオンパレード。これのどこが「人と同じであるあかし」なのか。 -バストの悩みは女性の永遠のテーマではあるが、「巨乳がいい」という価値観は貧乳が無価値であるかのような「価値観の押し付け」にもつながりかねない。&br()胸のサイズで大げさかもしれないが、宇野シナリオではこうしたことはよくある。クロトやアザナミでやったNPCを自分の主張の代弁者にするという「NPCの私物化」の癖は治っていない。 -また、うっすらとではあるがここでも「プレイヤーの年齢や種族を限定している」部分が見られる。そもそもこの質問自体セクハラになるし、そもそも同じ貧乳キャラクターにとっては喧嘩を売ってるようなもの。まして角ばったキャスト相手からは「箱に何言ってんだテメー[゜Д゜]」と言われてもおかしくない。 -エステ行けばいいんじゃないか?という意見もある。基本的にNPCは見た目が変わらないものだが、フランカや3代目クラリスクレイスような例もある。絶対皆無というわけではないだろう。 **【127-E】自称ではない肩書を! -守護輝士(ガーディアン)うんぬん。&br()安藤とマトイだけが持つ肩書で、六芒均衡は「アークスとしての判断」で動くものに対して「個人の判断(で動いてよい)」という一種の許可証のようなものらしい。&br()だが実際は絶対王者シエラの言いなり。ラジコン。 **【128-D】司令直々の確認 #endregion *【EP4】第六章 想いのかたち #region(第六章まとめ) **【129-C】想いのかたち -【130-C】~【134-C】と戦闘の連続イベント **【130-C】思い出を守るために **【131-C】マザーのために **【132-C】友達になるために -刀を大上段に振り上げたヒツギをどうやって引き留めてる?&br()キャラクターの身長によって演出が異なって見えるので仕方ない。背の高いキャラなら手をつかんでいるようにみえるが、背の低いキャラだと違和感が出る。この辺りは演出上仕方ないか。 -「天叢雲」に安藤がパワーを注いでコオリを救出するが、安藤の能力はあくまでも「ダーカー因子を取り込む」のであって、力を与える能力はなかったはず。&br()いつの間にかこのような能力を与えられており、当たり前のように使っている。この能力はEP5でも用いているため布石のつもりかもしれないが、その布石自体が「いつの間にかそうなっている」という前提で生まれているので思考停止して「そういうものなんだ」と解釈するしかない。 **【133-C】傲慢と、愚かさと -ビルの屋上でオフィエル、誰も見てないのにあたふたと一人芝居。インパクトを言葉だけで端から端まで一人で説明しようとするとこうなる。&br()こういう時は「驚き役」ないし「聞き役」を配置し、解説役の話を聞く≒プレイヤーに起きたことを説明すると自然になる。誰も聞いていないところで一人でやったところでインパクトは伝わりにくい。 --&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){}「伝承にある通りの浄化の力がそのように具現化したのか」というセリフがあるが、浄化に関する伝承はない。&br()ヤマトタケルは草薙剣を置いて荒神(所説あり)退治に出陣したため毒や病を受けて命を落としてしまう。しかしこれは「神剣の加護を失ったまま出陣したため」という解釈が多くされておりヤマトタケルが亡くなる直前に草薙剣を呼んで息を引き取ったという記述はあるが、「毒を受けたが草薙剣があれば浄化できた」という意味とはとらえにくい。&br()といってもこれは現実世界での伝承であり、それをひねった解釈をしたと考えれば辻褄はあう。しかしこのあたりの説明はなく、プレイヤーが勝手に解釈するしかない。 -ファレグ=アイヴズ登場。「自らを支配者であるべきという傲慢さと愚かさの共存した」オフィエルをチョメチョメするつもりだったらしい。しかしこうした実力行使で何かを排除するということは彼女なりのあるべき世界のビジョンがあるはず。&br()これはのちに譲るが、プレイヤーを中心としたさまざまなキャラクターが織りなす物語に能動的に介入しながらフィクサーとして暗躍し、自らは無責任を装って「美味しいところを持っていく」という物語展開は宇野氏の物語の骨子となっている。 **【134-C】月の変異 **【136-C】責任というもの -アラトロンとマザーの過去話。 --12年前=マトイが【深遠なる闇】になりかかったのと同時期にマザーが目覚めたようだが、この辺の関連性は特に語られず。 **【137-C】変貌した月の姿 -コオリ、マインドコントロール状態で敵対していたことを謝罪。延々とエロ妄想で話の腰を折る。決戦を前に話の腰を折って盛り上げない点や唐突なエロをねじ込むライターの悪癖。 -シエラ「場所も目標も目的もはっきり決まった」 --目的地:月……どこにあるかわからない場所。敵の本拠に少数で突撃するのに前情報なし。&br()目標:マザー……マザーはマザー・クラスタの首魁であり、現在のエーテルインフラは彼女あってのもの。それを打倒するのは地球の発展を阻害しかねない。アークスがすげ変わるから構わないのだろうか。&br()目的:アルを取り戻す……すでにマザーに吸収されて具体的な手段はなし。&br()目的地も目標も目的も全く不透明な状態でどうするのだろうか。どうせ安藤がやるので自分は大まかなプランを立てただけ? **【138-A】サモナー許すまじ! -イオとカトリ、バウンサーとブレイバーの宣伝活動。&br()EP3開始と同時期に実装されたサマナーは(かつてバウンサーやブレイバーが実装されたときと同様)強力なクラスである。それに対してかつての人気クラスが臍(ほぞ)を噛んでいるという話はあるだろう。&br()また、カトリの「追いつめられるとやる気になる」、イオの「お願いされると断れないお人よし」という姿を見せるという点では無意味なイベントではない。&br()しかし宇野シナリオの特徴である「前後の脈絡がない」「唐突で単発」に当てはまり、物語も終盤に差し掛かったこのタイミングでなぜこのイベント?&br()そもそも物語に関わってこない新クラスのアピールやセールスはストーリーでやるものではない。個別でやれば済むだけのこと。 **【138-B】リサとコオリ -リサ「有事の際にはシップ内でも発砲許可が下りるようになった」。そもそもそうなってなかったほうがおかしい。また、『有事』は誰が指定するのか。ついこないだシップの管制を乗っ取られてなにもできなくなったのではなかったか。 -コオリの洗脳は解けたという認識はされているが、マザー・クラスタから何らかの紐づけをされていてもおかしくない。そのためコオリが引き続き監視対象であることはおかしくないが、安藤がいるからといってアークスシップ内を拘束もされずに闊歩できるのはやはり違和感がある。&br()また、このイベントのリサのようにアークス側から危害を加えられることは想定するなら、アークス側のためにもいコオリのためにも監視であり護衛がいなければならない。アークスはそうした規則や信賞必罰に極端に疎い。常にアークスの視点だけが正義。 **【138-D】雑談は踊る -アークス上層部会議。一応「トップに権力が集中してるディストピアじゃないですよ」的アピール。上層部とは一体何か。構成員は?権限の範囲は?意思決定のプロセスは?六芒均衡が集まってワイワイするだけなら今までと何ら変わりはない。&br()どうあっても思入れの強い『六芒均衡』を残したいというライターの強い決意が伝わってくる。 **【138-E】ビリーブ・ユア・ラバー -安藤とマトイ。マトイの「体は浄化できたけど」というくだりは前述のアニメPSO2のこと。これまた唐突。すでに前回取り込んだダーカー因子の話はしているし、ここで言及する必要は特にないはず。&br()安藤やマトイが再び【深遠なる闇】になるとかそういう兆候はないわけだし、くどくどと同じことを繰り返しているだけ。 -ピエトロ「マイフレンドと伴侶さん」そこまで神経質になる必要はないかもしれないが、もう少し言いかたはなかったのか。 --「安藤のキャラクターがシナリオ側で限定されている」ことの裏付け。この流れでは「安藤とマトイは対等で恋愛関係が可能」としての扱いだが、男性であってもすでにパートナーがいる設定であったり、女性であったり、老齢で「孫娘とおじいちゃん・おばあちゃん」として交流している場合は?オネエキャラで「同性で家族」として見ている場合は?そして「キャストとして性の対象として見ていない」場合も想定されていない。&br()マトイとのカップリング強要のためにキャストの設定をゆがめて「元人間」とした可能性すらある。 -言葉で意志疎通のできないペットとの交流は考えさせられるものはある。人と人は言葉があるのだから、大事なことはちゃんと話さなければ伝わらない、ということなのだろう。宇野もプレイヤーとちゃんと話そう。 -やはりなぜこのタイミングで?という疑問は残る。メインストーリーは今から月へ乗り込もうという佳境なのだが、なぜかそこで盛り上がりの腰を折ろうとする。宇野の悪癖だが、このように盛り上がってきたところで水を差してスベらないよう予防線を張るのだが、結局それで盛り下がってしまう。盛り上げることができないからなのか、あるいは照れなのか。いずれにせよ今このタイミングでコミカルなシーンを入れるべきかどうか。 **【139-B】アーデムの雰囲気 **【140-C】親友二人 -規模が大きくなりすぎて実感がわかないコオリにヒツギ「正しいのか間違っているのか当事者の自分たちにはわからない」「(善悪は)重要じゃなく、意志を持っているかどうか」。(意味が分からないので解読できる人頼む) -客観的な善悪で判断するのではなく、自分がやりたい、やるべきだと思った事を貫けという意味 **【141-C】最終決戦の準備 -「人類がさらなる進化を迎えるため必ず勝たねばならない戦い」「乗り越えるだけではまだ地球人の力だけでは足りない」という理由からアークスとの協力を改めて確認。&br()外的勢力に依存して人類の進化や地球の未来が決められるのだろうか。「自分の力ではどうにもならないのでお願いします」という他力本願は宇野のシナリオの本質。すべてこれ。 -アーデムが事実上の「次の地球側の代表」といったポジションにすでに収まっている。むろん、アースガイドの指導者として世界中とのパイプを持っている以上は当然の人選と言えるが、しかし今なお地球の主勢力であるマザー・クラスタに敵対する彼らは「暫定政府」である。&br()アークスの介入は地球の内戦を悪化させ、現体制を転覆させるという目論見を持つテロリストグループとの協力関係にあるといっていい。マザーの出自からアークスと地球の主勢力マザー・クラスタとの敵対は結果的に事実であるが、もっと慎重なアプローチであればどうだったろうか。&br()傍若無人に踏み入って好き放題ふるまうアークス達が、ともすれば獅子身中の虫を助けて増長していく姿を好ましく思ったろうか。これはアークスの暴挙の結果と言わざるを得ない。 #endregion *【EP4】第七章 母なる願い #region(第七章まとめ) **【142-C】母なる願い -【143-C】~【148-C】連続イベント **【143-C】不動の土 -マザー・クラスタ本拠地内部。突入シーンなどは一切なし。いつもの「書きたいシーンだけしか書けない」悪癖のため、突入直前~出発~突入シーンがごっそりカットされている。月の本拠がどのようなところにあるのか、どのような手段で乗り込むのか。そういった舞台装置も盛り上げる一つの要素であるはず。 -拠点内部では酸素や重力も地球上と大差ない。「アークスがダークファルス【巨躯】と戦う時に展開しているフィールドと同じ技術なのかもしれない」らしい。&br()月の本拠がそうである理由は不明。別に六分の一の重力でも良いのでは?月の本拠が戦闘エリアとして想定されているとは考えにくく、移動や資材運び込みなど地球上に比べて重力が軽いことによるメリットは少なくないはず。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){戦闘になることが予測されたため}&br()話が前後してしまうが、この直後に土の使途アルトロンとの戦闘になる。アークスが介入してきた時点で月の本拠で戦うことは当然想定されていただろうし、それに備えて彼が戦いやすいように環境を整えていても不思議はない。しかし、そうであるなら酸素を止めたり無重力状態にして無力化すれば労せず倒せたのでは?という気もするが、それを言い出したらゲームが成立しなくなってしまう。ここは戦って雌雄を決するというアラトロンの心意気を汲んだとしよう。 **【144-C】運命の果て -アラトロンの男気イベントだが、他のキャラクターと絡みが少なく重みに欠ける。「カッコイイ敵役」ポジションなのだろうが練り込みや描写が薄いことは否めない。&br()宇野氏のストーリーではコミュニティが非常に狭い。アラトロンはコオリに進むべき道を指し示してやるような関係を築いていただろうか?洗脳状態だったため仕方ないかもしれないが「こういうシーンを書きたい」が優先されすぎ。 -アラトロン「後ろを振り返るのはすべてが終わってから許されることで、それまでは走り続けろ」これまでの作品やPSO2のエピソードが終わるごとに振り返ってこなかった宇野氏。同じところをずっと走り続けているワンパターンなシナリオでは説得力に欠ける。 **【145-C】目的 -かつて亜空間に棄てられたマザーは太古の地球と衝突。「ジャイアントインパクト説」における衝突した小惑星がマザーという設定。 --ジャイアントインパクト説自体は実際に提唱されている学説だが、ここにきていきなり出た話で唐突感は否めない。&br()ここまではまだ人類の歴史であったが、話を安易に広げようとしすぎている。そのくらい「地球にとって大きな存在」と説明したいのだろうが、「地球の命を生み出した生命の母」「人類の未来を導いていく存在」と敵対する意味はあるのだろうか? --『月の発祥を説明する「ジャイアントインパクト説」に出てくる微惑星がラスボスのモデル』という点においては「ペルソナ3」におけるラスボス「ニュクス」と酷似。月≒ニュクス本体の接近によって全人類の死滅が示唆されている。&br()ペルソナ3の作中においてはニュクスとジャイアントインパクト説に言及はされていない。しかし「月そのものが敵の本体≒倒せない」といった点からニュクスとジャイアントインパクト説の関連性は明白であり、天体に詳しい人であれば物語の途中で気が付いていたケースもあった(カンの鋭い人はゲーム序盤から『月』を強く印象付ける演出からラスボスが月であることを予感していたらしく、月とジャイアントインパクト説の結びつきから「ラスボスはニュクスではないか」という予測を立てていたという)。&br()PSO2ではこの「ラスボスは月」「月とジャイアントインパクト説」の考察から安易に持ってきてねじ込んだのではないかと目されている。それまで月との関連性が薄く、突如「マザー・クラスタの本拠地は月」「アラトロンは元宇宙飛行士」といった設定が飛び出してきたことからも伺える。&br()とはいえペルソナ3では直接ジャイアントインパクトと月の関係は語られておらず、あくまでもファンサイトの考察から導き出された推測に過ぎない点。一方ではそれを逆利用してまるまる持ってきたのではないかとも見られている。いずれにせよ唐突であり、伏線もなにも全くないところから飛び出したものであることには変わりはない。 -マザーの真の目的は&bold(){オラクル世界に戻り、フォトナーへ復讐する≒自身の有用性を証明する}ことがここでようやく明らかになる。EP2ですでに語られているとおりフォトナーはすでに絶滅している。&br()アークスはその『尻拭い』をさせられているわけだが、その点に関してはマザーの目的は達成できないということになる。自身の手で決着をつけなければ納得できないという心理も理解できるが、既に決着のつけようがない因縁に「アークスはフォトナーが生み出した存在だから、その負債を抱えているアークスに八つ当たりする」と言っているようなもの。&br()どちらかというと実力行使をあまり好まないマザーがここまでするのは、アークス側の侵略が原因の一端にあると考えられる。まだアークスと地球とが距離を保った状態でお互いにおっかなびっくり情報収集をしている状態であれば徐々にその交流を広げていくこともできたろうし、もっと平和的なアプローチができたはず。&br()その過程でアークスの現状や地球の状況などの情報交換を行い、相互理解を深めてから本格的な人員交流・技術交流などに踏み出すべきではなかったか。慎重に慎重を重ねていけば、憎きフォトナーに生み出されたアークスといえど、マザーはそれに関しては不問としたのではなかったか。実際、ここに至るまで地球側が直接アークスが目的だったことはない。アークスシップ襲撃はアルの奪取が目的で、アークス打倒ではなく地球側で確認されたアルという不確定存在をアークスが不当に独占していたことが原因。&br()一方アークスは無神経に地球を我が物顔でノシ歩き、マザー・クラスタがすべき役目を片っ端から奪っていく侵略に終始。&br()アラトロンが語っているように、またマザー・クラスタの実績からもわかるように、12年前に目覚めてからのマザーは「地球と人類」のために徹底して『無私・無欲』を貫いている。その地球が無神経に踏みにじられたとあっては、もはや実力でたたき出すしかないという決断をしたとしても不思議ではない。戦いを避けようとするのであれば他所へ行くしかないが、地球は彼らの「家」である。そこに上がり込んで好き放題やっているアークスとどちらに正当性があるかは言うまでもない。&br()ことここに至ってもあえて月の本拠で迎え討ち、「フォトナーの後裔たるアークスと戦うのは自分」と『地球や地球人を人質にしたり兵士として使おうとはしていない』ことからも、あくまでもフォトナーへの復讐は個人の問題として地球と人類をそこに巻き込もうとしていない。&br()マザー・クラスタとの対立はどう考えてもアークス側、シエラによって引き起こされた戦禍。 -ヒツギの「マザーを倒せばアルが取り戻せる」という根拠はこれまでに一度も出てきていない。いつの間にかそうなっている。&br()安藤「なんで取り戻せるの?&br()宇野「取り戻せるから取り戻せるんです!」 **【146-C】救うための力 -マザーは戦闘のダメージで取り込んだダークファルスを抑えられなくなる。彼女がフォトナー・アークスへの敵対心はダークファルスが原因かもしれない。&br()しかしアークスがもっと慎重に地球側とコンタクトを取ってアルの処遇を決めていればマザーもいきなり乗り込んでいって吸収という強引な手段を取らなくて済んだかもしれない。あるいは地球側の侵略にやむを得ずダークファルスの力が必要になってアルを吸収したが、ダークファルスの影響を受けて抑えていたフォトナーへの憎悪が再燃したのかもしれない。 -取り込まれる直前にマザーは「私の目的は破壊ではなく……」と言っているが、やはりこのことからもエンガのいう「マザー・クラスタが地球を潰そうと思えば~」という解釈は間違っていたことになる。やっぱりアースガイドはテロリストじゃないか。&br()好意的に解釈するなら、ダークファルスに取り込まれ『破壊』の意識に侵食されていくのに抵抗していると解釈もできる。 --&font(#f00){《問題あり》} &bold(){ダーカー因子はないはず}&br()アルの正体はダークファルスだが、安藤の中和によって「本質的にはダークファルスだが無害化されている」ということではないのか。&br()現実世界でも毒を持った植物や昆虫、動物も生育方法や環境によって無毒化されるというケースはままある。アルはそうした本質的には害のあるものでありながら、無害化されている奇跡的な存在であるはず。&br()そもそもダークファルスの本質だけが残っているアルの「ダークファルスの本質」とは何なのか。 **【147-C】孤独の終わり -マトイ登場。安藤とダークファルスを封じているうちにヒツギになんとかしろとという話だが、突然出てきた「ダークファルスを封じられる力」。第一章で出てきた安藤の力は「ダーカーフォトンを中和する」力だったはず。ダーカーフォトンで動いている以上それを中和されればエネルギーがなくなり動けなくなることは理屈の上ではおかしくないが、ムービーを見る限り何らかの力で拘束しているように見える。&br()この辺りはムービー、視覚効果の話なので宇野氏だけを責めることはできない。ムービー担当が宇野リオを理解できなくてこのようになったとしてもやはり責めることはできない。 --&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){設定がブレまくっている}&br()EP1でヒ・ロガを浄化した力は「自分の中に取り込んでダーカーフォトンを焼く」であり、また「相手のダーカーフォトンを『喰らう』」こともできる。これで多くのダークファルス達もその力を削ぎ取られていることはこれまで通り。EP3で安藤とマトイが深遠なる闇になりかかったのはこれらのダーカーフォトンが体の中に残留し続けていってしまったから。演出上の話であるのでこれをもって矛盾しているということは決してないのだが、二人でエスカファルス・マザーの動きを封じられるのであれば12人いる緊急マルチプレイでこれが活かされないのはなぜだろうか。もちろんゲーム的な理由であることは言うまでもないのでそこをつつくのはナンセンスではあるが、ならばなぜそんな能力が与えられているのだろうか。マトイとクラリッサがなければ使えないという限定的な能力であるという説明もない。やはり「突然そういうことになっている」展開。 -ヒツギ「天叢雲…もう一度、今一度、あたしに力を貸して!」もう一度と今一度は同じ意味。別に言い直す理由はない。強調しているわけでもない。 -エーテルはフォトンと同質のものでありながら情報伝達に優れたものへと変質したのは「誰かと一緒にいたい」というマザーの願望が根本にあったことが原因。&br()これはシオンが【深遠なる闇】の発生を避けようとしなかったことを「寂しかったからのではないか」としたことのセルフオマージュか。破滅主義的な思考に至らなかったことや、あくまでも地球と人類を優先しているマザー。シオンよりずっとずっと有能なのでは……?しかし、&font(#fff){「魔法少女まどか☆マギカ」のワンシーン「ひとりぼっちは、寂しいもんな」と表現的には似ているような気がする。ここまでパクリ指摘をされたら何もできなくなってしまうが、人気のあるものから表面だけを持ってくる宇野氏ならありえない話ではない、程度には付記しておく}。 --この辺りは特におかしなところはないのだが、「自分を斬ってすべてを終わらせてほしい」と望むマザーをヒツギがコミカルに「ポカッ」という音で叩くシーンで水を差している。シリアスなシーンに耐えられずこうした形で照れ隠しをするのはライトノベルではよくあることだが、宇野リオではこればっかりなのであまりにも盛り上がらない。 **【148-C】役割の終わり -大団円と思われたところで背後からマザーを力を奪うアーデム。いつものやつ。 -アーデムの目的は「人類の進化を促すこと」。&br()もともとは大昔から世界を見続けていたが、時折人類が間違った方向に行きそうになったりしたときに世界に介入してきたらしい。あれこれ問題はあったものの、かつての世界は鮮烈で進化し続けていた。&br()だが現在の人類はエーテルという革命的な「世界再編」の鍵を得ながらも既存技術の延長にとどまり、根本的な変化が生じていない。つまり人類は「行き詰っている」。人類が自ら進歩できないのであれば、アーデム(アースガイド)がそれを先導するべきだ、という。 --「実はすべて私が画策したことで、君たちは手のひらで踊っていたのさ!」といういつものやつ。&br()アースガイドが先導すべきといいながら実際はマザー・クラスタの前に手も足も出ずアークス頼み。人類の進化を促すといいながら実際はマザーの能力を盗んだだけ。&br()結局横からかっさらっていくだけのコソ泥が大きなことを言っても「自分で成し遂げてきた」上に成り立たないものになんの説得力も生まれない。&br()これが宇野リオが盛り上がらない根本的な原因。 -オフィエルとかファレグとか人間関係を「実は〇〇でした」でついでにネタばらし。一度に回収しようとする宇野ドミノ。 **【151-C】壊れた進化 **【152-C】進化のための犠牲 -マザーから得た力で部下の肉体を強制進化に挑戦するが失敗。 --アーデムの台詞が抽象的でわかりにくいが、アーデムにはアーデムの考える進化の姿があるようだ。しかし肉体だけを変化させてもそれを進化というのだろうか?&br()勿論肉体の変化は進化の一つではあるが、アーデムは「既存技術の延長」は進化ではないと否定した。であれば「空が飛べる」「過酷な環境に耐えうる靭性」はすでに人は技術として持っている。&br()それを肉体に備えたことで起きうる変化は「技術での補助が必要だったものが不要になった」だけの話であり、肉体改造・肉体機能の拡張の範疇。つまり「既存技術の延長」でしかなく、これは進歩であって進化ではないことになる。&br()進化というのであれば、&bold(){人類が今まで持っておらず、かつ技術においても実現できなかった}レベルの変化が必要になる。それこそ「人と人とがお互いの意識を共有することで心を通い合わせ、誤解なく他者を理解する」といった次元の違うレベルでの話ではないのだろうか。&br()このことから、結局アーデム自身が「行き詰った人類そのもの」と言える。そこで行き詰っている他者に行き詰まりを指摘しても、それを打破できるビジョンを指し示してやれない、道筋がないのなら何の意味もない。&br()逆にアーデムの無能ぶり、無計画ぶりを浮き彫りにしただけ。むしろ悪役として小物化したとさえ言える。 **【153-C】アーデムの目的 -アーデムの目的は「エーテルを用いて世界を楽園に変える」こと。&br()そのためにマザーを倒しその力を奪ったわけだが、マザーは地球の敵であるから(和解の雰囲気であったところを後ろから刺すという形で台無しにしたのは)倒したけどいいよね?ということらしい。しかし''そもそも地球は事実上マザー・クラスタの支配下にあった''わけで、むしろエーテルインフラの整備によって人々の暮らしは豊かになっていた。そこにアークスという外的勢力を招き入れて地球の対立構造を顕在化させたのはアースガイドである。また、マザーの目的は「フォトナーへの復讐」「自らの優位性の証明」であっても、それも当初から掲げられていたものではなく、おおむね地球と人類の発展のために寄与してきた。いつの間にかマザーが地球の敵ということになっている。&br()マザーとマザー・クラスタの持つ権益がほしくてたまらないのでアークスを利用してマザー・クラスタと対立。地球を混乱状態に陥れ、その隙にマザーを暗殺して力を盗み取ったというのがアーデムのやったこと。どちらが地球の敵なんだろうか?その片棒を担いだシエラは何のために存在するのか?ラジコンとなって働いていた安藤は? -「現代における神の不在も、楽園の喪失もあの男には許しがたいことなのでしょうね。追放されてなお、未練がましいことです。」曰く「原初の男」。とすれば該当しうるのは一人しか存在しないが、宗教関係はトラブルになりやすいため誰なのかは明言はされていない。&br()『彼』が実は最古の時代から人類を見守っており……という物語は世の中に溢れているので別にこれが問題というわけではないが、やはり唐突。アーデムが『彼』と結びつきうる布石が配置された形跡はない。「いつの間にかそういうことになっている」「何の布石もないけど実は○○だった」の奔流。 -ファレグはアーデムを始末するしかないといい、ヒツギは何をしようとしているのかを正しく理解して、そのうえで止めるという。止まらなかったらどうするの? -「これより先は競争です。私はアーデムを〇〇ため、貴方は止めるため。ただ互いの力を尽くすのみ。」&font(#fff){さすがにこれは重箱の隅かもしれないが、PSPの名作ハンティングアクション『ゴッドイーター』で、ファレグ同様の糸目で事情に通じた人物が「さて……人が神になるか、神が人になるか……競争の始まりだ」と独白するシーンがある。宇野氏の作品にはゴッドイーターと関連性を疑われる部分があるため、絶対にないとは言えないレベルで一応付記しておく}。 --アーデムのところまで協力できない理由は何だろうか?まず説得しようとしてダメであれば倒せばいいのでは?&br()結局「戦う」以外の選択肢が最初からない。とはいえこの小悪党を野放しにもしておけないわけで、そもそもヒツギの説得自体意味がない。むしろそこまで協力させられるほど足を突っ込んでしまったアークスの負う不利益が問題。 **【154-C】似たもの兄妹 **【155-C】余りもの同士 -シエラ「アーデムのことは地球の惑星固有の問題になっている」「そこまで面倒を見る理由はない」。&br()何もかもこのサイコパスの独断で介入してきた結果。にも拘わらず「そこまで面倒見る理由がない」とは無責任処の騒ぎではない。最初期から対応が間違っている。&s(){早く廃棄処分にしようぜ!} -だが「マザーの台頭やアルの救出の結果」なので、最後まで(どこまで?)協力することに。司令のウルクにもネゴ(negotiate=交渉)済み。ゴネ済みでは? -そもそもこれだけ話をこじらせたのは何度も繰り返しになっているがどう考えてもアークス側。確かにことの発端はマザー側がPSO2を通じてオラクルに人を送り情報を収集していたことが原因。しかし12年間ものあいだ実際に行動は起こさず、情報収集に徹していたことや、''アークスのように強引で、反乱分子と協力して体制の転覆を狙っていたわけではない''ことから、主目的が敵対やアークスの侵略でなかったはず。逆にアークスはこの短期間のうちに地球への事実上の侵略を猛然と行っている。&br()マザーの目的から考えれば最終的には敵対しうる可能性はあったものの、先に手を出して地球を混乱状態に陥れた上に現体制側のマザー・クラスタを弱体させ、対抗勢力であるアースガイドに技術や戦力を提供し、あまつさえ当面の脅威となっているアーデム=セークリッドを台頭させたのはアークスである。&br()もともとアークスが浸透型の侵略を行っていたのであるから、ここまでやっておいて手に負えなくなったから面倒見ない、などというのは無責任という次元を超えている。アークス絶対主義も極まった無法者集団である。 -PSO2の転送技術に興味があるのでコオリから携帯ゲーム機を借りてあれこれいじるシエラ。アークスの協力はゲーム機を貸し借りするような気軽さでいいというが、実働部隊は安藤である。シエラは艦橋で命令するだけ。サイコパス。&br()ウルクもあっさり許諾、当然安藤には何の連絡もない。やっぱりディストピア。守護輝士はやらされるだけのラジコン。このサイコパスピーピングロボに強すぎる権限を与えたのは一体誰なのだろうか? --現実のPSO2も宇野リオの超異次元理論がまかり通り、安藤≒ユーザーの抗議や要望は一切届かない。EP4のアークスと非常によく似ている。現実世界も空想世界もまるで全く同じこの状況がEP4のキャッチコピー、「ぶっ飛ぼうぜ、超現実へ」なのだろうか。確かにぶっ飛んでいる。 **【156-C】望まぬ進化のかたち -ファレグ「人は自分の力で進化して歩んでいける」と人の強さや目映さを信じている。&br()と言いつつアークスと結んで地球を大混乱に陥れようとするアースガイドへの対処はまともに行わず、むしろアークスとの戦闘を楽しんでいた。&br()善意的に解釈すれば「自分が介入しなくとも人は正しい道を歩いていくのだから」とも取れるが、そうはいいつつ事象に介入している時点で説得力皆無。言ってることとやってることが食い違っていればそうなる。 **【157-C】ファレグの忠告 -ファレグは思ったより深刻な状況なので、ヒツギが迷うようなら……と安藤に迫るが、ならヒツギを待たずにお前が先にやれよ、とも思うのだが。なんだってそこまで安藤に手を下させようとするのか。 **【158-C】 -アーデムの目的は「神の具現」と断定。(よくわからないので解読できる人頼む) --アーデムがいろいろ人類の進化のありかたを試しているが上手くできないので地球全部で一気にやってくれる『神』を作り出そうということだろうか?&br()アーデム自身に「こうなってほしい」「こうあるべき」というビジョンがないので自分以外の何かにお願いする、という他力本願の話だろうか。無能。 -シエラ「アークスの目的はダーカーの殲滅だけではなく各惑星の''調査と平定''」。つまりアークスの価値観のもとに惑星を侵略していく、という恐るべき野望の宣言が行われる。&br()地球は少なくともアークスが手出しするまでは表向きは平穏そのものであった。しかしアークスが「見捨てられない」という理由で暴力的に介入していった結果が現在である。言葉は適切でないかもしれないが、最初期の時点でヒツギを見捨てていればことはここまで大きくならなかったはず。そうしなかったことで犠牲になった人は表に出ていないだけで相当数あるはずだ。 **【161-C】クーナの約束 -地球とアークスの人々をねぎらうためにライブを計画しているクーナ。情報部次席のくせに最終決戦間近で多くのアークスや六芒均衡も駆り出されているという現状に何をやっているのだろうか。アザナミの「正義は人それぞれやるべきことをやっていればいい」は一体誰に向けた言葉だったのだろうか?&br()この緊張感のなさ、挿し込むイベントの場違いさ。そんなだから2017年人気投票で3位陥落を許したのではないか。宇野はこれでクーナに人気が出ると思っているのか。人気アイドルだと思うのだろうか? -六芒に関しては慣例として名称が残っているだけという建前だが、シエラの発言から未だに影響力を保持していることがわかる。組織は何も変わっていない。&br()宇野氏の『六芒均衡』への思い入れは格別のものがあるようだ。流用の問題点を指摘され、設定面でも不自然さを指摘され、酒井Pに厳しく言及されていながらも、PSO2世界で『送還』を売り出しているといわれてでも。 -サプライズにしたいから秘密にしていてほしいとのことだが、EP1での彼女の''活躍''を見れば自分でバラしていくのではないだろうか。むしろこの時点でもうサプライズではない。美味しいところを隠しておいてアッと言わせるところまで我慢できない。結局インパクトがなくなり「知ってた」で終わってしまう。 **【162-A】一触即発 -お風呂覗きの件で「データが閲覧できないので何かあったら困るし直接聞きに来た」というカスラに「自分が情報部にデータを上げているから問題ないはず」というシエラ。つまりシエラが独断でやっている様々な情報もシエラ個人の判断で隠匿・改ざんが可能ということ。&br()それに対して部門のトップが強権的に閲覧することもできなければ、直接足を運ばなければならないというシエラの権限はウルク司令と同等以上ではないのか。&br()そもそもこの覗きの件も最初からやらないか、少なくともプライバシーにかかわる部分であると判断ができた時点で記録を中断していればよかっただけの話。原因は自分自身にあるのに直接詰問に来たカスラに腹を立てるシエラ。 //-強すぎる独自権限を持ち、非を指摘されると逆ギレと自己弁護に終始するシエラの振る舞いはどことなくシナリオを提供する宇野にオーバーラップする。&br()あるいは、自分もシエラのように好き勝手したいという願望の発露なのだろうか?宇野氏は自身の願望やイメージするところの分身を作中に登場させることがあるのでありえない話ではないか。 -なお、代表作『アトラ・シンドローム』のあとがきでは自身の落ち度を一切鑑みることなく相手に全責任を負わせて逆ギレをするというウルトラCを披露しており、シエラと宇野氏の思考回路が極めて酷似していることが伺える。ユウ、リョウに続く第三の自己投影キャラクターなのだろうか? **【162-B】過保護なサラ -サラとマトイがあまり地球を手伝えていないことを申し訳ないというが、そもそもアークスは現時点でも【深遠なる闇】という驚異を抱え、一方で地球の対応に六芒や多くのアークスが出撃しなければならないという二正面作戦を展開していることからも実働部隊にかなりの負担を敷いていることがわかる。&br()そのうえシエラはやりたい放題で仕事だけを増やしてくるという無能な働き者の上司状態。そもそも独自行動が認められている『守護輝士』の安藤がシエラの要求を拒否できるシーンがあっただろうか?様々な武力介入や覗きなどの犯罪行為に至るまで、何もかもシエラが絶対支配者。&br()現時点で【深遠なる闇】を抑えきれなくなったらその時点でアークスは終了。どう考えても地球に手出ししている場合ではない。仮に地球まで【深遠なる闇】の脅威が及ばなかったとして、地球をアークスの統治下に置き、【深遠なる闇】から逃れて新たな拠点として占拠しようとしていたのではないだろうか。そのための地球侵略であったとすれば納得がいく。 --これはのちの展開、すなわちEP5での【仮面】救出作戦のために地球の協力を取り付ける必要があったからなのだが、EP5のためにEP4の整合性を放棄するというのは甚だ疑問。長々とEP4を丸々使ってやったことはEP5へのアリバイ作り。 -マトイは総務部で雑務に従事しているようだが、現在は地球各地でエスカダーカーが出現し、アーデムによる「神の具現」が目前に迫っており、アークストップクラスの戦力がそんなことをやっている場合ではない。もちろん休息は必要だが、敵はダーカーではないため彼女がダーカー因子をため込んで【深遠なる闇】になってしまう可能性は低いはず。&br()過去にはアークスシップが襲撃を受けている最中に、最高戦闘力を持つ人物が避難誘導をしているような組織だったが、やはり何も変わっていないのか? --なお、マトイが前線に出られなかったのはPhantasyStarOnline2 THE ANIMATIONの顛末が原因。マトイ自身、またPSO2TAのメインキャラクターであるアイカからも一応ちょろっと聞かせてもらえるが、これも「アニメ側の話」をぼかしながら説明するため要領を得ず、理由づけが弱くなってしまっている。 -サラ曰く「司令は放任主義」だそうだが放棄主義ではないだろうか。そもそも指令は何をやっているのだろう?地球に関してはシエラに一任、各部署も放任主義。&br()【深遠なる闇】の対処もしていないようだし地球への対処もなし。上層部会議に出席しているとしても喫緊の課題とは思えない武装関連の話など今することだろうか?これほどの脅威を前にしても司令は表に出てこない。一体何が忙しいのだろうか。 --なお、時期的にウルクの声優をされていた伊瀬茉莉也さんが休業される直前あたりと推察されるため、PSO2への出演が難しかったであろうことはわかる。しかしそれならそうで「ちゃんと仕事をしている」という描写をしてもらわなければウルクが無能指揮官の誹りを受けるのは当然。ライター側の怠慢ともいえる。 **【162-D】具現武装の由来 -具現武装は本人の願いや想いなどを強く反映するが、一方でその性格やものの考え方などにも影響される。強ければ強いほど隠された欲望なども反映するため、武装を観察することで人の心がわかってしまうかも?という話。 --具現武装はPhantasyStarOnline2 THE ANIMATIONの概念だが、PSO2TAでの具現武装はそうしたものを反映させた部分はかなり薄い。イツキのレイディアントは「守りたい」という想いで具現したが、レイディアント(radiant)とは「晴れやか」の意味を持ち、由来があるものではない。一方本家PSO2では天叢雲などの由来のあるものが登場しており、それらは「伝承をベースとして具現」していることからも微妙に設定に食い違いが生じている。 #endregion *第八章 世界終焉の具現 #region(第八章まとめ) **【163-C】世界終焉の具現 -連続クエスト **【164-C】心を救うために -アースガイド構成員の成れの果て。ヒツギ「命は救ってあげられないけど、その心を救うために」&br()彼らの内面が今どのようになっているのかは本人以外はわからない。&br()救うとするのは自身の心のため。人であると知りながら、悪意がないと知りながら戦わざるを得ないことへの自らへの救いである。&br()ヒツギはアルに対しては肉体が無いにも関わらず取り戻すと息巻いていた割に、モブ相手には案外ドラスティックである。宇野のシナリオではこうした『えこ贔屓』が頻繁に見られる。古くはメルフォンシーナの一件に始まり、ハギトとベトールの扱いの違いなど様々なところで整合性を無視し、自分の持ちキャラほど厚遇し、いびつに捻じ曲げる。こうした積み重ねが物語の方向性や登場人物の性格がブレてしまう一因であろう。 **【165-C】術式開始 -水の使途オフィエル=ハーバート登場。 --行き詰った人類の進化の可能性をマザーに、次にアーデムに感じたためマザークラスタにつき、またアースガイドにもついている。どちらにもつかず、美味しいほうにつくと公言してはばからないコウモリ野郎。 --医者が患者一人を救う間に数万の人命が失われていることや、地球環境の危機的状況を前に権力闘争、主導権争いに終始する人々を見て「人は現在や未来を見ようともしない、知ろうともしない」という「人類の病巣」をどうにかしたいようだが、自身はコウモリとしてマザー・クラスタとアースガイドの間で対立を煽っているだけ。そもそもオフィエル自身、そうした危機が目の前にあることを知り、アースガイドとマザークラスタの両方につながりを持ちながら権力闘争・主導権争いに身を投じている一人ではないだろうか。&br()それが一個人としてであればまだしも、オフィエルはすでにマザー・クラスタ中枢の一人。何もできずに指をくわえているアースガイドに肩入れする前にできることは山ほどあったのでは?エンガの評であれば「マザー・クラスタが地球を潰そうと思えば核ミサイルのボタンを押せば済む」というだけの力を持っているのだから、逆のこともできたはず。&br()にもかかわらず、彼が成し遂げたことは何もない。せいぜいアースガイドに脅威となるベトールを消したくらい。「自分も何もしたくない、誰か何とかして」と言っているようなもので、偉そうになんやかやと上からものを言うわりに本人も何もやっていないというのはギャグ。 -「もはや処置なし、病巣を取り除くしかない」病巣も取り除けないから処置なし、なのでは…。またそうした現状にあって(ある意味ではオフィエル同様の思いで)なお人類を支えようという人々も少なからず存在する。そうした人々を無視して「とりあえず全部リセットしちゃえ」という破滅主義的なものの考え方は現実世界でも往々にあるものだが、それがなぜ人類の進化につながるのかが不明。&br()これもシオンの【深遠なる闇】の発生と同じで、宇野氏はどうも大破壊の後に訪れるであろう新世界というバラ色のビジョンを見ているようだが、経済でいえば「不況の時に緊縮財政」のようなもの。現実世界でも世の中の不満や鬱屈が溜まりすぎると「今ある悪行の全ては過去から来たものだから過去のものはダメだ!一度何もかも徹底的に破壊して新しいものを作り出そう!」という冒険主義的な思想が蔓延することがよくある。&br()&font(#fff){現実の日本でいえば民主党への政権交代のようなものと言って差し支えないだろう}。しかしそうしたクライシスを経て次のステップへ、というのは実際は根拠のないデマ。不確定性への無責任で無根拠な期待だけである。その結果はだいたいは歴史が証明してくれている。 -エンガ「てめえの言い分はな、うまく行かなかったから全部なかったことにする、っていう子供の駄々となんら変わりねーんだよ。」ひたすら使いまわしと延々同じストーリー展開を繰り返しているシナリオライターからのメッセージと思うとなかなか秀逸である。 **【166-C】術式失敗 -ファレグ「アーデムをアレするのは安藤達が失敗してからでも間に合うから」と安藤達に先行を促す。いつもの奴。直前で競争云々言っていたがシナリオライターがそういうのをやりたかっただけで特に意味はなかったらしい。&br()安藤ですら容易に切り裂けない領域を腕の一振りで破壊。もうあいつ一人でいいんじゃないかな。ファレグが順番を待ってくれるのであれば別に一緒に行っても良かったのでは? -ファレグは「人よりすこし頑丈だったので長生きできて、その間ずっと体を鍛えていただけのただの人間」「拳も脚も身体の全てが貴方(オフィエル)の信じられなかった人類の可能性の結晶」というが、オフィエルが信じられなかったのは人の内面の変化、革新であり「肉体の強靭性」ではない。&br()しかしアーデムはまず肉体の進化(変化)を促した。つまりアーデムとファレグは同じ「人類の進化の可能性」の姿を見ていることになる。とはいえアーデムは無理やり、ファレグは自発的にという違いがあるため、そのあたりでは譲れない主張もあるだろう。いずれにせよアーデムやファレグが肉体の進化=人類の進化と定義しているのは「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」論か? **【167-C】マザーの意志を継ぐために -オークゥ、フル、アラトロン登場。ファレグが助けていた。ご都合主義の集合体。 -確かに人間離れしたファレグだが、月面の施設の爆発からどのように脱出したのだろうか。ファレグの身体能力なら生身で真空中の活動もできるだろうが、それではオークゥとフルの肉体が持たない。本拠地と同じ施設であれば説明はつくが、そもそもヒツギが囚われていた施設と月の本拠地の位置関係が不明。&br()だいたい本拠地と繋がっている場所をおとりで使って爆破するとは考えられず、別施設である可能性は高い。&br()月の本拠地は地下にあったため、施設の下に建設されていたなら救出は可能だろう。ライターの悪癖で「書きたいシーンしか書かない」ために突入シーンなどをごっそり省いた結果。このあたりの伏線を張るには最適だったのだが……。&br()何にせよそのあたりの説明も全くなく、「ファレグだから救出できた」というのはデウス・エクス・マキナそのものであり、物語を紡ぐこと、整合性を完全に放棄している。「安藤が寝ていたらファレグが全部やってくれた」でもEP4はなんの問題もないだろう。 **【168-C】最初にして最後の戦い -世界再編(パラダイムシフト)という言葉を使っているが、要するに自分含め具体的にはどうしようもないので神を作り出して何とかしてもらおう、ということ。&br()いつもの宇野リオ。アーデムはマザーによってエーテルを得た人類に何もできなかったといいながら、自らもそのマザーの力を手に入れながらこれである。無能の中の無能、プリンスオブ無能。こんな無能がえがく未来にオフィエルは何を見たのだろうか。こんな無能が生み出す神はどれほどの無能なのだろうか。ここまでくるとEP4はコメディー作品といっても差し支えない。 **【169-C】神の器 -アーデムは倒したが自身を生贄にする「神降ろし」は成功。&br()よくある「頑張ったけどダメだった」「寸前で達成されてしまった」というのは世の中にごまんとある。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」でもラストシーンは主人公たちが頑張ったが逆にそれが引き金となって計画を後押ししてしまう。その点からすればこの展開を難ありとするのは難しいかもしれない。&br()しかしPSO2ではこの「結局ダメだった」が多すぎる。そのうえ「結局ダメだったうえに出てきた奴を倒せない(撃退どまり)」という展開に終始している。&br()そもそもアーデムが自身を最後のトリガーとしていたのは「アークスが戦う以外の選択肢を持っていない」ということが前提になっている。もしアークスが手を引くなどして時間が稼げるのであれば別の選択肢もあったのかもしれない。この点はスクウェア・エニックス第一開発室の野村哲也氏をトップとしたグループが得意とする、通称ノムリッシュな展開と非常によく似ている。&br()特に『ファイナルファンタジー13』では「主人公たちは現状打破に戦闘以外しない」「対話の選択肢が提示されていても戦闘以外の選択肢を選ばない」「ラスボスを倒してはいけない」「何をこうしたいというビジョンはないけどラスボスを倒す」といった点でよく似ている。 -ファレグはオフィエルをボコボコにするのに全力で助けに来ない。「人を信じているから助けに行く必要はない」 --しかし結果論だが安藤(=この世界の住人ではない、人でないヒト)がいなければ神には勝てなかった。地球の未来を手にするための戦いにオラクル人が手を貸してよいものだろうか。たとえ崩壊という結末しかないとしても、それは地球が、人類が決めること。さんざんここまでアークスが出しゃばってきた以上今更かもしれないが……。&br()ゲーム的な事情でプレイヤーがいないわけにはいかないが、少なくとも世界再編を望まないファレグもこの決戦に身を投じるべきだったのでは?しかし一方で彼女は原始の女であり、「人の可能性の極致」に至っているため厳密には現人類とは異なる、ある意味では過去の人である。そのため現在と未来を手にする戦いにはふさわしくない、と考えたととらえることもできる。&br()言い出したらキリがないが、そこまで弁えているのであればアークスをまず参戦させるべきではなかった。 ---散々好き放題やってきた「悪役」としてのオフィエルがボコられているという胸のすくシーンであるはずだが、肝心の「ボコボコにされている」部分はなく、「ボコボコにされた後」の姿だけ。これでは単に応報感情を満たすというより貶められたオフィエルを嗤うだけになってしまっており、溜飲が下がるどころか逆に胸が悪くなるのではないだろうか。&br()また、オフィエルはただ力で打ちのめされているだけで無様に命乞いをしているわけでもなく、過去の自らを涙ながらに悔いるわけでもない。シナリオライターの暴力性、ただの獣性の発露としか言いようがない。 -アーデムは「神は無償で降臨しない。ふさわしい供物、降臨するための器が必要」といい、また降臨した神も「現在の宇宙を糧として新しい宇宙を創る」。現在の世界に価値がないという極めて傲慢な存在として描かれている。&br()神のありようは人それぞれにあるため「これが神」と定義することはできないし、また「これは神ではない」とすることはできない。&br()しかし「神」であるものが「何かを犠牲にしてしか作り出せない」「自分への敬意を求め、他者の非服従を咎める」という程度の「人の延長」であるものだろうか?&br()ハギトもアーデムも神も、少なくともファレグのように自らの手で得たものではなく、与えられたもの、欺いて盗み取ったものをわが物としている非常に程度の低い悪役になっている。EP1から宇野リオのボスは全員これ。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){この神は「神」ではなく、「アーデムが望む神」を模した具現武装である。}&br()そのためアーデムがこうあってほしいという願望が色濃く反映されている。マザーはこの意識を「地球意志」と呼んだが、地球は別に自己否定を起こしているわけではないし、現在の地球を破壊して新たな地球となることを望んでいるわけでもないはず(そうした描写はない)。最大限好意的に解釈して「そういう人々の絶望が満ちた地球全体が抱える意識の集合体」とするのが妥当だろうか。 --&font(#f00){《反論》}:そもそも宗教は人を律するために生まれた物で、無償で信者でもない人間を無条件に救ってくれる神など普通居ない。生贄要求は勿論、要約するとムカツクから程度の理由でやらかす神もいる。 --&font(#f00){《反論》}:&bold(){マザーはこの神を「神といえどもエーテルの集合体」と称した。}&br()そのためこの神は「神」であるとするのが妥当では。また、あえて神々しい(ような)姿をしながらも内面は悪魔という逆転の表現という解釈もあるが、程度が低すぎて悪魔とも思えない。仮にこれが「神の姿をした(神を騙る)悪魔」であるとしても、「悪魔的」とは程遠い。ライターが描く神の姿がこの程度であれば、ライターのレベルもまたしかりなのだろう。 --&font(#f00){《補足》}:設定資料やコラボイベント等の内容を総括すると、中身を満たすエネルギーは神(または神と呼べるレベル)のものだが、器はアーデムの幻想であり、アーデムの願いを受けて望む言動をしていたようだ。つまり神と名乗っているだけで本質は人間(アーデム)というものということになる。それを『神』と呼ぶのかどうか。 -神、アークスシップを元の宇宙に押し返すが神に吸収されたマザーが出てきてどうにかこうにか。 -シエラ、ヒツギ達がPSO2を通じてオラクル側に来ていたのと同じようにPSO2をその場で開発して安藤を送り返す。ESC-AでPSO2が大人気であったり、コオリからゲーム機を借りた云々のエピソードはこれの布石。 --しかしそもそも安藤がPSO2を介して別世界に転位するという能力は突然現れたもので、いつの間にかそういうことになっている展開。また、PSO2でヒツギ達がオラクル側に来ていたのはPSO2の機能であるが、アバターなしでの転移は「具現武装が出せる段階にまでなったエーテルの適正」であったはず。&br()いずれにせよPSO2自体は「アバターを介して別次元にアクセスする」どまりで空間の転位能力はない。(このあたりよくわからない補足求む)&br()シエラが独自の改良をしてPSO2+アークスの転位技術を組み込んだとかであれば何とか繋げられなくもないが、設定が明確でないところに後付けであれこれ足されているので整合性があるかどうかすらもあやふや。とにかくできるからできたんです!で納得して欲しいらしい。 -神曰く「創造の失敗は新たな創造で補う」。人と同じように失敗をするならそれを神と呼べるのだろうか。あまりにも程度の低い神。やたら偉そうな割にこんなものである。 **【170-C】未来の火は継がれていく -なんかかっこいい風コンビネーションで神撃破。 --EP3後半からずっとそうなのだが、安藤の武器がダブルセイバーのコートダブリスで固定されている。&br()これはイベントシーンの演出上、多種多様なPSO2の武器に合わせてムービーを作る手間を考えればこの場合はやむを得ない。ゲーム上も全クラス装備なのでクラスに関係なく装備することができる。またこれは安藤と【仮面】に縁のある武器なので、ほかの武器と比べれば無理のない点ではある。&br()しかし、全クラス共通装備はただ装備できるだけであり、場合によっては固有のフォトンアーツが設定されていることもあるがこのイベントシーンのように自在に使いこなす……というのはやはり違和感が残る。自分のキャラクターが射撃/法撃に特化したという設定でプレイしている人達は近接を強制されてしまっている。 -神、特にビジョンもない「進化」を拒むのかと問うが、そもそも神が「世界は失敗したので作り直す」と言っているように作り直すのは進化ではない。いまあるものが「進んで」こそであり、新たに作り直すのは自らも言っているように創造、または再生といった言葉になるだろうか。神の割に言葉もしっかりつかえていない。物語的な「神」であるシナリオライターそのものとさえ言えるかもしれない。 -現実世界に戻ってくる。アーデムの残した絶望がエーテルに宿っているため何度でも「神」が具現するかも。結局倒せない、いつものやつ。創造創造言っていた割に結局アーデムが望んだのは破壊だったというオチ。PSO2の風物詩、破滅主義者に新たなメンバーが加わった。 **【171-C】それからの地球、これからの地球 -後日談。そもそもどの時期に物語が始まり、今がどの時期なのかがわからないため「どの程度時間が流れたのか」が全くわからない。&br()EP4では日付や時間を廃しているため季節感などで補わない限り数日の出来事だったのか、数か月の出来事であったのかがわかりにくい。さすがに年単位ということはないだろうが、服装や風景の変化などもない。このあたりも「ライターの書きたいものしか書かない(書けない)」という悪癖が影響しているのではないか。 -現在のマザー・クラスタはマザーの不在を隠してアラトロンが統括して運営されている。&br()曰く「''マザーの遺志を継いで''地球のため、世界を裏から支えるための組織へ変えていく」という。つまりマザー自身はやはり地球のためという意識があったことは間違いない。&br()つまり最初から「マザーは地球の敵」ではなかったということになり、根本的にアークスの方針は間違っていたということになる。むろん、ヒツギやアースガイドが犠牲になっていいということではないが、それは地球の話であり、放っておけないというのはアークスの傲慢、押しつけがましく恩を売りつけているに過ぎない。結局マザーという非常に大きな存在を失ってしまい、地球は自ら幻想種などに対抗する手段を大きく削がれ、アークスなしでは自立できなくなってしまった。完全にアークスの侵略戦争であった。 -ファレグ「人は自分ができることを認識して、それを使うことは悪いことではない」できないことを認識できず、それを使おうとするシナリオライターがいるらしい。 --オフィエルは司法で裁くのが難しいので連れまわしてこき使っているらしい。 -ハギトは慈善事業をやり始めた。また、学園にもかなりの額の寄付金を入れているらしい。マザー・クラスタとアークスの一連の騒動で起きた損害は、表向き「エーテルネットワークの通信障害」という形で処理されているが、ハギトはこれに対し億単位の資金と技術支援を行う、と報じられている。しかし彼が放置している幻想戦艦大和への記述はなし。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){}ゲーム的な事情から何度も幻想戦艦大和は登場しているが、これはコンテンツとして周期的に行っているだけでおそらくは1回で終わったものと思われる。でなければこのように「平穏な日々」には戻っていないし、ハギトも何もしないということはないだろう。 --&font(#f00){《反論》}:&bold(){}デウス・エスカは何度でも登場している。これはアーデムの台詞からも確定。デウス・エスカはアーデムの心象を反映した結果何度でも復活してしまう具現武装の暴走とでもいう状態になっているが、ハギトのエメラルド・タブレット(ハギト・フェムト)も規模は異なるがハギトの制御下にない。こちらも具現武装の暴走というべきだろう。であれば、同様に幻想戦艦大和が何度も出現することに不整合はない。むしろハギト本人にもどうしようもなくなったので慈善事業やアークスとつながりのあるヒツギ(のいる天星学園)に多額の寄付を行っているのではないか。 --&font(#f00){《解決》}:&bold(){}後日アークスライブにて上記の反論(幻創戦艦はすでにハギトの管理下になく、ハギト自身エーテル能力を失い一般人になった)が正しいことが木村Dの発言により明らかとなった。&br()オフィエルのようにファレグの粛清を受けないよう慈善事業を行っているとのこと。お風呂イベントでハギトが「迷惑をかけたと思ったから寄付金をはずんでいるんじゃないか」という発言はこれを指している模様。 -「アークスはマザーとの決戦の後は幻想種の緊急的な対応時以外過剰な接触を避けるようになった」「あれ(最終決戦)以来安藤にも会えてない」&br()要するに侵略の障害となるマザー・クラスタとアースガイドのリーダーを討ち取って弱体化させ、地球がアークス依存の体制になったからということか。 --繰り返しになるが時間経過の描写がないのでどの程度「久しぶり」なのか。こうした積み重ねがないため、待ち焦がれた感のある「一緒に冒険、行こ!」というセリフもどうにも薄っぺらい。 **【172-C】光の果て、幻想の未来 -ショップエリアでクーナライブ。 --この歌が地球とオラクルをつなぐ、とか言っているがオラクル側も地球側はつながりがあるのは極一部なのだがそれでいいのか。 --肝心のライブも大人気アイドルとは何だったのかというレベルで人がまばら、まあ描写数とか色々な問題があるのは分からないでもないのだがもう少し工夫をですね… ---観客がほぼ男のみで最前列でサイリウム振っていわゆるオタ芸を披露している辺り、大人気アイドルというよりご当地アイドルとか地下アイドルの雰囲気ですよコレ! ---%%テンプレアイドルオタクをそのまま形にしたキャラしかおらず%%女性の観客皆無な辺り、こういうアイドルの実態をよく調査していると感心もしたくなるが&bold(){本気出してほしいのはそこじゃないです} //-ショップエリアでクーナライブ。明るく激しく鮮烈に。この歌がなぜ地球とオラクルをつなぐのか。オラクル側は地球の事情をある程度理解しているだろうが、地球側はごく一部だけしか知らない話である。このアンバランスな関係を「繋ぐ」と表現していいものだろうか。 //--めちゃくちゃ人まばら。最前列でサイリウムを持ったいわゆるオタ芸を披露しているアークス達。普通にキモい。女性の観客皆無。完全に地下アイドルのそれ。 **【174-C】幻想造神の具現 -デウス・エスカ出現。これも倒せないやつ。結果としてアークスの介入によって地球は「幻想戦艦大和」「エスカファルス・マザー」「デウス・エスカ」という3つの脅威を一気に抱え込むことになってしまった。当然対応は地球だけではできないのでアークスに依存せざるを得ない。アークスによる地球侵略。その指揮を執ったのはシエラである。 **【176-C】こっそり情報収集 -シエラ、覗きシステムを構築。地球の状況をモニタリングするのであればヒツギ達を直接監視する必要はない。詳細で鮮明な映像も必要ない。 -「地球の脅威は過ぎ去ったとはいえエーテルは広まったままですし、幻想種もたびたび発生しています」 --&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){}地球の通信はエーテルインフラによるものなので「エーテルが広まったまま」でないと困る。エーテルとフォトンは本質的に同じものであるから、フォトン同様に「どこにでもある」状態でなければならない。&br()であれば広まっていくことはエーテルインフラが整備されていくということであり、地球にとって良いことのはず。それの何が覗きをしてまでも監視する必要があるのか。 -「もたらされる情報で動くのではなく可能な限り、状況を注視し機先を制して動き出す。これも肝要」らしいが、それは地球側の話であって、アークスがすることではない。&br()171-Cで「アークスは過剰な接触を避けるようになった」としているが、早くもこれ。地球側が中心になってもたらされた情報をアークスが分析し、というのであれば話はまだ通るが、地球側の事情に地球側の頭を超えてアークスが「機先を制して動き出す」のは道理が通らない。地球はアークスの管理下にあるとでも言いたいのだろうか。とにかく何が何でも覗きイベントをやりたい模様。 -お風呂イベント。巨乳話。 -シエラ、結局最後まで見て「今回も秘匿にします、安藤さんも役得と思って秘密にしましょう」 --前回これでカスラに突かれたのにまったく懲りてない。シエラにブレーキをかける存在がないためやりたい放題。やはりアークスには自浄作用がない模様。 --巨乳の件はすでに述べられているため今回も割愛。「役得と思って」と台詞には「覗きが得」という意味合いが込められているが、これは「偶然に、意図せず」起きてしまったラッキースケベではない。シエラが明確な意思で行った「人権の侵害」である。&br()ファレグが告発すればシエラは無傷ではいられないだろう。その共犯者にされてしまった安藤も同様。地球を救った英雄とも言うべき安藤が年頃の女性の入浴の一部始終をのぞき見しつつ映像記録まで取っていた、などという話が広まれば大スキャンダルである。&br()最悪、地球との関係が悪くなることもありうる。そもそも今回の顛末は様々な部分で知らされていないことも含めて「最終的に何とかなった」ことと「地球側が抱え込んでしまった脅威に対してアークスの戦力が必要だから」というギリギリの協力関係である。後先考えない独善的な、余りにもやりたい放題のシエラはルーサーよりも悪質と言わざるを得ない。 **【177-C】めげずに情報収集 -覗き続行。「あなたと私だけの秘密の諜報」。何が問題か全くわかっていない。完全にサイコパス。言葉が通じないとはまさにシエラのためにある表現。&br()今度は男性陣の覗きだが「女性を覗いたのでバランスを取って男性も」という完全に犯罪者の思考。なぜお風呂時に「情報収集」をする必要があるのか。 -エンガ、アル、アラトロン、ハギト。 -乳談義。小学生のいるところで乳談義はいかがなものか……。 //編者は似たような状況で性的なトークを展開された経験があるので「さもありなん」といった意見だが、道徳的にはよろしくない。 -覗き終了。シエラ、今回も私的な理由で行った犯罪行為を隠蔽。''これがEP4メインストーリーの最終エピソード''。 -こうした性的な描写は良し悪しは別にしてそう珍しいものではないのだが、そもそもこれは覗き行為であり、嫌悪感を持つ人は当然いるだろう。また自分の分身ともいうべきキャラクターが犯罪(悪事)に加担させられることには特段の拒否感を抱くプレイヤーは少なくはない。要するにゲームを用いたセクシャルハラスメントであり、安藤にセクハラを強要するシエラと、プレイヤーにセクハラを迫るシナリオライターという二重構造になっている。&br()余談だが、国産MMOの金字塔「ファイナルファンタジー14」ではプレイヤーキャラクターがメインストーリーの展開上やむなく詐欺の片棒を担ぐことになるのだが、そのことをプレイヤーに指摘され「自分の分身ともいうべきキャラクターを犯罪者にしてほしくない」と要望を受けたことから以降は徹底してそうした展開を排除し、ストーリーの改変時にはそのイベントをまるごと削除したということが公式ライブ放送で明かされている。プレイヤーキャラクターの挙動ひとつとってもそれほど細心の注意を払って扱っているのだ。 **【178-D】ファレグからの誘い -連続イベント。ファレグと一対一の高難易度バトル。決闘での勝敗(時間切れは敗北)で分岐。 **【179-D】決闘 **【180-D】魔人の敗北 **【180-E】魔人の勝利 #endregion *コメント [[コメントページの参照>コメント/ここが変だよPSO2/宇野のシナリオ(EP4)]] #pcomment(reply,enableurl)
&big(){&bold(){もくじ}} #region #contents #endregion #include(編集心得) ---- &font(#f00){2018年7月9日に全体的にあらすじ形式ではなく問題点の指摘を中心に改稿しました。&br()しかし、依然として記述が不完全で、特にPSO2ではドラマCDやアニメ、書籍、生放送からの補足が極端に多いため&br()より多くの視点からの編集を必要としています。ご協力ください。} //EP4より従来の章単位でなくなっているため、暫定的にイベント名の頭にある通し番号を使用しています。 //章+C(カットシーン=部建て)になっているので章+部で分けて行こうかと思います *エピソード4全体での問題点 #region -&bold(){全体的に安藤が傍観者となり、ストーリー展開に関わってこない。} --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){ストーリー上の観点から}&br()EP4は意図的にEP2をなぞった登場人物や物語展開になっている。そのため当然プレイヤーは既視感を覚えるし、覚えのある場面を幾度も見ることになる。しかし全く同じではなく、あり得た別の可能性を別の物語としてEP4の主役「八坂火継」を中心に綴られていく。これを主人公(プレイヤー)が見守っていく形となっている。 --&font(#f00){《反論?》}:&bold(){脚本の都合だとしても他のやり方はあった}&br()かつてファンタシースターユニバースEP2においてPCがほとんど物語に絡まず「お辞儀オンライン」と蔑まれていた、という点を考慮するにPCを傍観者にするというのは非常にリスクが高い。また傍観者にするにしても影から主人公を助けるといった形にすれば良いだけであり、現状のカメラマンとまで比喩される状態は充分に問題と言えるだろう。 ---&font(#f00){《問題のポイントが違う》}:&bold(){表現上の手法の問題}&br()ここで問題なしとしているのは&bold(){主人公≒プレイヤーが傍観者として物語を俯瞰するというポジション}の話。主人公=主役であったこれまでとは違う手法であることは問題ではない。&bold(){『主人公が空気』という表現手法・引き出しのなさに関しては別の話}。&font(#FFFFFF){というか宇野リオはそこが致命的にダメなポイント}。 -勢力間の立場がはっきりしていない状況で自己防衛のためでなく戦闘に積極的に干渉していく。 --EP3でも散々言われていたことだが、EP4でも変わらず。実はEP5でも同様に自分からケンカを吹っかけていく。 -&bold(){シエラの権力が強すぎる。} --独自行動を許されている安藤を思うまま使い、彼女の判断で地球の状況に勝手に介入していく。つまりシエラの意志がアークスの意志となっている。今までとどう違うの? -&bold(){ファレグが強すぎる。} --六芒均衡のヒューイと安藤のタッグですら倒せないほどの戦闘力を持ちながら能動的に事象に関わってこない。その割に突然やる気を出したりするデウス・エクス・マキナ的存在。宇野の物語で必ず出てくる「すべてを知っていて事象の外側で眺めてるだけの人」である。これらの存在が最初から最大限と言わず努力していれば少なくとも現状よりはマシだったのではないか?彼ら・彼女らは一体何がしたいのか。 -&bold(){幻想戦艦大和関係} --幻想戦艦大和はハギトの具現武装エメラルド・タブレットの変化したハギト・フェムトの制御下にある巨大戦艦である。問題はこの幻想戦艦大和が強力な破壊兵器を大量に搭載されている点。&br()緊急クエストでは「市街地に向かう幻想戦艦大和を阻止する」というイベントが発生する。ハギト・フェムトが幻想戦艦大和をもって何を成そうとしているのかは不明だが、具現武装は所有者の意志を強く反映する特徴があるため、アークスまたはアースガイドに対する攻撃か、無差別攻撃であろう。当然無関係な人々を巻き込むことも考えられる。こんな無差別大量殺りく兵器を野放しにしているのはどういう理屈だろうか。 ---&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){ハギトに関しては説明があった}&br()木村Dからアークスライブにて「ハギトはエーテル能力を失って一般人になっている」ことが明かされている。そのため現在のハギトでは何もできず、またハギトを倒したとしてもハギト・フェムトと幻想戦艦大和を消すことはできないということが確定した。 //--「幻想戦艦大和」による無差別破壊に関して、「大和」を冠するものが、敵として登場するというのは道義的に問題があるのではないかという点。&br()教義には京都近辺を指すが広義には日本そのものを指す。その「戦艦大和」が大量破壊兵器として「大和」を襲うというのはやはり違和感がある。&br()こと「戦艦大和」は戦中においては、万一沈没するようなことがあれば日本人全体の指揮に関わるからと戦線に投入されず「大和ホテル」と揶揄されたというのは有名な話。&br()また、幻想戦艦大和が公開された当初、幻想戦艦大和の艦首には菊花紋章が掲げられていた。さすがにこれはやりすぎでは?という声もあがり、幻想戦艦大和を倒すことで日本人自ら日本そのものを倒そうとさせている、という暗喩的に日本を貶める目的ではないのか、とも言われていた。一時は船首の菊花紋章が部位破壊できるというデマが流れたが、これは酒井プロデューサーが否定している(慌てて仕様変更した可能性もあるが)。 //---&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){酒井プロデューサーが誤解を解くよう説明している}&br()ホームページ上で酒井プロデューサーから「幻想戦艦大和」は「戦艦大和」ではなく、また酒井氏自身が兵器としての戦艦大和に対し一種の憧憬をもっていることから「最強の戦艦」に挑む、という意味合いであって、決して上記のような日本を貶める意図はなかった、と説明している。問題視されていた菊花紋章もマザー・クラスタのシンボルマークへと変更されている。 //---&font(#f00){《問題なし/問題あり》}:&bold(){シナリオ上の大和の立ち位置が「無差別破壊兵器」であることは変わりない}&br()酒井氏の説明は「ビームを撃つからイコール戦艦大和ではない」というものだが、一方で幻想戦艦大和の艦としてのデザインは戦艦大和を模したもの。そこにパ憧れの存在に対し「最強の味方とともに戦いたい」と思うか「最強の敵と戦いたい」と思うかは個人のそれぞれの感じ方があるためーツを加えたので「別物です」というのはさすがに無理がある。好きだから何をやってもいいという理由にもならない。&br()しかし「敵として登場する」ということに関しては酒井氏の説明で充分に筋は通る。しかし一方、ストーリー上における幻想戦艦大和に関しては「日本を守りたいという大和に込められた願いが肥大化し、制御できなくなってしまった」など、「やむを得なく戦わざるを得ない」などであればまだ印象は違ったかもしれない。 //現状の幻想戦艦大和は「ハギトが無責任にエーテルを吸収させて手に負えなくなったハギト・フェムトによって野放しになっている大量破壊兵器」であり、また、ハギト・フェムトの傲慢で暴力的なセリフが満載されており、その指揮下にある幻想戦艦大和の破壊や殺戮のための武装の数々を鑑みれば、大和への憧れよりも貶めたいという意図があるといわれても反論は難しいだろう。&br()日本はこれまでも様々な形で日本の象徴や価値観を貶められてきた。そうした過去を鑑みれば、少なくとも「ヒツギ(日嗣=天皇家)」や「菊花紋章」「大和」など現実にあるものを用いるのであれば相応の扱いであるべく詰めるべきだったのではないか。 //↑このあたりになると酒井Pや全体的な問題になってくるため宇野だけの問題とは言い難い。また、「シナリオ」に直接関係してくるわけではないのでコメントアウト。 #endregion *【EP4】第一章 目覚めの時 #region(第一章まとめ) **【001-C】 -安藤が2年間のコールドスリープから目覚める。&br()しかしなぜダーカー因子が浄化できるのか不明。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){それ自体は大きな問題ではない}&br()ストーリー展開上、安藤とマトイが「ダークファルス化の恐れがなくなった(=今度の敵はダーカーやダークファルスではない)」という明的な裏付けになれば良い。もちろん「なぜ大丈夫なのか」ということに対して何らかの理由付けがあるほうが良いとは思われるが。 -EP5の先取りになってしまうが「主人公が宿敵と同じ存在に変質する」展開がある。「主人公が宿敵と同じ存在に変質するという事態に陥り、そのため仲間や所属組織からも攻撃されるのだが、試行錯誤の末に自分を冷凍睡眠させて侵食を止めてる間に治療法を完成させる」という流れが和月伸宏氏の漫画「武装錬金」の終盤と酷似。分割して流用した? //-何より気掛かりになるであろう、同時期にコールドスリープしたはずのマトイがどうなったかが全く語られない(ストーリーボードではなくシップ内のNPCに話しかけないとわからない)。後のアップデートでとってつけたように追加されたため、ライターが忘れていた可能性がある。&br()&font(#f00){《反論》}:&bold(){マトイはEP1~EP3のキーパーソン}&br()マトイはEP1~3のキーパーソンであり、EP4でも同様に守護輝士《ガーディアン》として重要な役割を担っていることが語られているため「忘れていた」ということはないはず。&br()取ってつけたように、というよりは単に「(くどいくらいに)出し惜しんだ」とするのが妥当ではないか?&br()&font(#f00){《問題ないが反論の反論》}:&bold(){EP4ではそうでもない}&br()ストーリー全体からマトイのポジションはチョイ役であった。どちらかというとEP1~3の主役であったマトイをEP4の中心に据えるわけにもいかず、かといって出番なしというわけにもいかず、持て余していたといったほうがより適切か? **【005-C】 -安藤の専属オペレーター兼シップ管理者兼絶対王者シエラ登場 --種族はハイキャスト --キャストの上位という意味のハイなのかハイブリッドのハイなのかは不明だが、「生まれて2年」「シエラタイプ」という発言があることからPSO2の有機ボディから載せ替えた存在ではないことが明らかになっている。 --人格は総司令ウルクをベースに作られており、クローンではないようだが工場生産なのかどうかは不明。他にもハイキャストが存在することが明言されており、情報処理やシップ制御など高いサポート能力を有しているが、そのぶん戦闘能力は皆無 --ハイキャストが第5の種族なのか、「備品」なのかは明らかになっていないが、既存キャストとの住み分けなどは不明。後述するがその他にも不明な点があり、現時点ではブラックボックスの塊。 -各シップにそれぞれ管理者が居るのか、安藤の搭乗船(マザーシップ?)にだけ管理者が居るのかも不明。&br()&font(#f00){《解決》}:&bold(){(後に)他の搭乗船が存在していることも管理者がいることも判明}&br()ハイキャストは各アークスシップに配置されており、管制官として従事している。地球を観測しているアークスは安藤だけではないことも明確になっている。 **【006-C】 -アークスの新体制が発表。 --しかし基本的にはトッブダウン型の権力一点集中構造は変わっておらず、部門を新設・改設して人員を配置しただけで&bold(){「構造的な」問題解決がなされていない}。 --これによって「どのように良くなった」「どのような問題が防げるのか」「逆にどのような問題が生じうるのか」といった具体的な話は全くない。 #region(参考画像) #image(https://img.atwikiimg.com/www50.atwiki.jp/unoryohei/attach/121/99/pso2_ep4.jpg) -新体制がこれ。要するにシナリオライターが組織というものを全く理解していないのだろう。 #endregion -また、安藤とマトイが与えられた「守護輝士(ガーディアン)」という称号名はPSUシリーズにおけるプレイヤーの肩書きと重複している。&br()純粋に話の整合性のみを見るぶんには問題ないが、PSUを踏み台にされたようで不快感を覚えたという声がファンから相当数見受けられる(無論、特に気にならないという声もある)。 //-アークスの組織図が示されるが、たったこれだけでもいくつかの破綻が伺える内容となっている。 //--超好意的に解釈すると、アークスという組織はシャオ(=マザーシップ)が行政立法その他諸々のこれまでのPSO2で全く描かれてこなかった部分を全て「演算」の一言で済ませており、アークス船団にはアークス以外の組織が存在せず、政治も規律も我関せずとばかりに全エネルギーをダーカー殲滅に捧ぐ戦闘集団=宇宙海賊以下の組織になってしまうが、そうすると総務の存在意義が不明となりシップ管理者は一体何をする部署なのか分からなくなる。 //---逆に総務部およびシップ管理者が船団統治を始めとしたPSO2世界に必要なもの全てをカバーしているのだとすれば、その権力の及ぶ範囲があまりにも広すぎるという問題にぶち当たる。 //--なお各部門が具体的にどういった仕事をするのかは説明されず不明のまま。 //---戦闘部と教導部が分かれている理由も不明。通常、教導部隊とはあくまでも戦闘部隊中のいち部隊である。 //---DFとの交戦経験があり優秀な戦闘員でもある元ロクボーの面々を総務部や情報部トップに抜擢する意味不明かつ雑な人事。シャオと繋がっているサラはまだ分かるがマリアは意味不明。 //---実際にカスラ率いる情報部は度々問題となっている。しかし他に適当な人員がおらず、EP3まで戦闘以外の部分でキャラクターの掘り下げをしなかったツケが、そのままアークスの人材不足となって表に出た形となる。 //---EP3で実質の作戦指揮を執っていたシャオが居なくなると、他に作戦を立てられそうな人物が居なくなってしまう。 //--アークス総司令ウルクと各部門トップとシップ管理者が話し合いで方針を決めるようだが、シップ管理者が組織図に組み込まれていない問題。 //---シャオが引っ込んだ代わりに組織の外部へシップ管理者、内部は六芒均衡の代わりに各部門という新たな権力が誕生したにすぎず、アークスの権力構造問題は全く解決されていない。 //---アークス隊員でありながら組織に対するしがらみが存在しない安藤の立場もEP3以前と変わりなく、組織を変えた変わったという割に何も変わっていない図はEP3冒頭と全く同じである。 //やや主観が強く出ていることと、断定的な記述が多いためコメントアウトしました。 **【007-C】 -怪しいアークスの監視任務。 --リハビリがてらの簡単な任務だが、安藤のダーカー因子をため込む能力は(説明がないので)そのままのはず。&br()そのせいで2年間眠らされていたのに復帰後の任務がコレとはいささか配慮に欠けていないか?&br()(※ただし、これに関しては後に「ダーカー因子を溜め込む特性があるため定期的な検査とクリーニングを行っている旨が語られている。先にそれを言わなければ不安になるだろうに……。相変わらず「お前には教えないけど」である。 -居合わせた「謎のアークス」と共闘するが、直後に現れたダーカー(?)に憑依された「謎のアークス」を安藤の能力で救出。 --&font(#ff0000){《問題あり》}&bold(){}&br()これまでにそうした描写がなかった「ダーカー因子の中和」の能力が&bold(){プレイヤーも知らない新しい力という新設定がなんの脈絡もなく}突如として目覚める。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){アップデートによる認識の齟齬}&br()実は安藤のダーカー喰いの能力に関する描写はEP1にも出てくる。イベントクロニクルや最新のオムニバスクエストで見られるのだが、実はこれは後々になって付け足されたもの。具体的にはEP1第五章「対話の始まり」でダーカー侵食を受けたロガ(ヴォル・ドラゴン)を鎮圧するシーン。戦闘終了後に安藤が突進してきたロガの背に乗り、ダーカー因子を取り込んで体内で中和する(アキ談)というシーンがある。しかし2015年4月18日時点ではその描写がなく、修正前後で大きな認識の違いが生じている。そのため現在ではこの問題は解決していると見ていいだろう。 #nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm26048778,300,200) -問題のシーンは12:30ごろから。この動画ではダーカー因子ごとフォトンで龍族を殴り倒して浄化した、という描写になっている。 -現在では、ほかにもダークファルス戦直後のカットシーンでは彼らの力が削がれている旨が語られている。それによってこの能力を''なぜ普段使えないのか''、という新たな問題が生じることになった。 -ちなみにこの謎のダーカーの正体は&bold(){ゲーム内では最後まで語られることはなく}、設定資料集でのみ明らかになっている。 --その正体は&font(#fff){【深遠なる闇】からこぼれおちた残滓。【深遠なる闇】≒安藤であり、【深遠なる闇】が欠けたパーツとして安藤を取り込もうとしていた}。しかしこの設定が出てくると、このような謎のダーカーは今後も現れることになるのではないだろうか?また、アークスも今回のようにダーカー侵食を受けるのではないか?このあたりの問題は【深遠なる闇】の対処が終わらない限り無くならないのではないだろうか。そんな状況にあって地球侵略をしている場合ではないと思われるのだが……。 //-なぜ問題なのかというと&bold(){プレイヤーも知らないプレイヤーの新しい力という新設定をなんの脈絡もなく付け足されている点。}ただし問題となるのは「付け足された点」ではなく「なんの脈絡もない」という点であることに注意。 //-安藤の新しい能力は、これまでの「ダーカーフォトンをアークスのフォトンで浄化する」とは一線を画すものである。シエラが驚く描写があるため「ここで初めて発現した能力」であることはおそらく間違いないのであろうが、しかしその割にこの能力は以後は全く言及されない。 //-ここで発現した新たな力はEP4終盤の重要な局面で必要になったため、一応この時点で張られた「伏線」であったことがわかる。&br()しかしこの力は「なぜ」持っているのか、また具体的にどのようなものなのかが一切語られず、あまりにも唐突すぎてミエミエの伏線ですらない。 //--これを無理なく説明するのであれば、コールドスリープから目覚めた後、または出撃直前に「実は安藤の体は一部が変質していて・・・・・・」という一言があれば良いだけの話。だがそれもなく完全にスルー。動かしているプレイヤー自身さえ「…えっ?」と呆気に取られたことだろう。 //-この力がダーカーを浄化するものであればゲームプレイ上使えないのはおかしい(といってもゲームプレイ上では使えてはいけない能力なので、整合性を持たせるためには何らかの制限がかかっている、という設定を説明する必要がある)。また安藤と同じ能力者であるマトイもこの力を持っていることから、「深遠なる闇」に関連する能力である可能性は高い。 //--この点に関しても、シャオやマザーシップからの支援、またはマトイとの同調がないと発揮できない、という発言なりイベントなりがあれば「ゲームプレイ上使えない理由」と「いつでも使えるわけではない理由」付けになり、解決できる。 //-いずれにせよ、最終的にこの力がなんであったかの解説が行われたとしても、安藤がすでに当然の能力のように扱っている点に関しては(ストーリー上重要な役割を持っていた以上)問題点として残る。 **【011-C】 -八坂火継(ヒツギ)登場 --天星学園高校1年生。 --ヒツギとは日嗣、すなわち天皇のこと。これは流石に不敬では。いくらなんでもそのままではマズいと思ったのか、火継となっているが、後述する具現武装とのかかわりからしても出展は明らか。 --「継」という字は本来「家を継ぐ」男子につけるものだが、子供を産んで血筋を継ぐという意味では女性にも用いられることはある。また、ツギは「次」に通じるため、兄のいるヒツギにつくのは妥当。 --しかしヒツギは柩(棺桶)と音が同じため死を連想させ、一般的な日本人的感覚では縁起の悪いものとして普通は人名には用いられない。昨今社会現象になっているキラキラネームの一種と思えば(まだ無理のない読みができる分だけ)おかしくはないのだが・・・。&font(#CCCCCC){某魔法少女アニメのヒロインが火にちなむ名前だったから火を絡めたかっただけでは、と見るのは邪推がすぎるだろうか・・・。} -ヒツギ、元号を忘れる -いくらパニックを起こしていても元号を忘れるのは不自然では?あるいはそんなすぐに出てこないような情報を自問自答に使うだろうか? --舞台は2026年の地球であり(そこまで平成が続いているかの保証はないが)「時は西暦2026年、ここは東京~」とすれば問題は発生しない。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){元号は忘れておらず、年を忘れているだけ}&br()「元号だと……忘れた!」というのは「平成何年だったか」を忘れたというような意味であって、元号を忘れたという意味ではないのではなかろうか。平成何年を忘れるのは、リアルでもよくあることだと思う。&br()「平成だと……忘れた!」ではなく「元号だと……忘れた!」なのは、平成が続いている保証はないし、かといってオリジナルの元号をいきなり使うとそれが元号だということがプレイヤーに伝わらないためと考えられる。 //--&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){パニック状態の意味不明さを表現している}&br()「ここは誰?わたしはどこ?」のようにパニック状態の人間は得てして意味不明な言動になりがち。といっても元号は日本に住んでいればごく日常的に触れるものであり、いくらパニクっていたとしても忘れるようなものではない。元号が変わった直後であれば忘れることもあり得るが、ならばそんなおぼつかない記憶で現状の確認はしないはず。このあたりは不自然さは残る。 **【014-C】~【020-C】 -アル登場 --見た目はヒツギがPSO2で使用していたアバター。記憶や人格は未熟で子供。 -鷲宮氷莉(コオリ)登場 --ヒツギの同級生で親友。 -舞台を東京に移し、ヒツギ・コオリ・アルの日常が描かれる。そこに安藤は直接関与せず、傍観者ポジションに。 -いわゆる「日常パート」であり、以降の「非日常」「超現実」へのステップとなるため、安穏とした日々を描くことは必須であることは伺える。 --問題はその日常を見守る安藤のやっていることはただの覗きであり、情報を得るためにと正当化するのは無理がある。かといって見るからに違和感のあるアークスがそこに参加することも無理がある。別途報告を受けるなどもっと他に書きようがあったのでは? --&font(#f00){《問題なし?》}:&bold(){アークスと文化様式・価値観が違う}&br()アークスはアークスシップ内では日常的に位置や行動が把握され、作戦行動中はバイタルを含めモニタリングされている。そのため日常を覗き見されることに嫌悪する地球人的な感覚がわからない、または薄いと考えられる。 --&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){問題行為を認識してる}&br()「覗きではないか」と言われたシエラが狼狽するところからプライバシーの侵害であることは認識していることは疑いない。シエラはこうした異常行動(非常識行動ではない)が非常に多い。ハイキャストのため人格的に未成熟であるとかプライバシーや順法精神への意識が希薄という可能性もあるが、嬉々として行う姿はサイコパスそのもの。 --エーテル通信やその他デバイスに関する説明があり、シエラ曰く「通信技術のみが異常進化した歪な状態」であるらしい。しかしなぜ歪なのか、あるいは何が歪でない(=本来あるべき、または無理のない)状態なのかの説明がなく、アークスの価値観だけが絶対という印象を受ける。これは今まででもそうであったが、EP4では特に顕著。 **【021-C】 -お風呂シーン --状況から特に必然性がなく、ただのサービスシーン。 --キャラクタークリエイト上の問題のためではあるが、アルの外見は10~12歳(小学校高学年~中学生)くらいの年齢に思われる。確かに無垢な言動で人畜無害な雰囲気を持っているが、そうであっても年頃の女性が一緒に入浴するだろうか。&br()アルが頭からパフェをかぶって入浴の必要があるとかアクシデントであってもヒツギかコオリは着衣(せめて水着)であるほうが自然。流石に全裸でというのは貞操観念がなさすぎる。 --またあえて突っ込むのであれば、女子寮に身元不明人を連れ込んで全裸で入浴、というバレたら非常に不味い状況なのにどちらも見張りに立たずにのんきに入浴しているというのは危機感というか常識が欠如している。 -やや強引だが、コオリがアルと一緒に入浴するというのは一応あり得る。 --コオリはこれまでアルを非常に可愛がっており、一貫して「かわいい」を連呼しているなど、相当にご執心である。しかしアル個人の魅力が増すようなイベントはこの時点においてはない。 --後々の展開にも関わってくるが、コオリは精神的にヒツギに依存している。つまり「アルが可愛い」のではなく「ヒツギの従弟(ということになっている)アルをとにかく可愛がりまくる自分」をヒツギに見せている、と解釈すると、後のコオリが狂気に転じた際のヒツギへの執着に説得力が出る。 --…ただしこれを入浴シーンという形で表現する意味は欠片も無いため、開発者がヤリタカッタダケーとか言われるのも仕方が無いのかもしれない。&br()&font(#ff0000){《反論》}&bold(){ある}&br()確かにお風呂シーンの必然性はないように見えるが、年頃の女子高生が全裸で一緒にお風呂、というやりすぎとも思える行動でその異常性(依存性)を印象付けている。つまりこの時点からしてすでにコオリは「ちょっとおかしい(普通と違う)」というキャラクター付けになっている、と考えられる。&font(#FFFFFF){宇野リオだからおかしいのが当たり前すぎてわからないとか言わないように}。&br()そのため「アルとコオリが入浴」という一見異常な行動に関しては整合性が取れなくはない。そこに多少なりとも常識を持っているヒツギがくわかるためややこしくなり、様々な解釈が持たれてしまっている。&font(#ffffff){まぁヤリタカッタダケーなんでしょうけどね}。 //--特別思い入れのないNPC劇場のあとなので、ただひたすら寒いシーンとなっている。ヒツギ・コオリ・アルの3人組に特別な愛情を注いだ開発者がヤリタカッタダケーなのだろう。 //---このシーンに対する好意的意見はほぼゼロに近く、例えば「アル、俺と代われ!」等といったヒロインへ肩入れする意見すら見当たらない。ごく一部の特殊性癖者(所謂おねショタ)から若干の賞賛があるのみで、他は深夜アニメ脳、3流ラノベ脳など、散々な感想が多い。 //お風呂シーンなのに「ひたすら寒いシーン」とは上手いこと言う **【028-C】 -亜贄萩人(ハギト)登場。 --よくある日常を描くにしては前後がなく、イベントの見どころのみを切り取っている。例のごとくライターがやりたいイベントだけをピックアップしているだけ。 **【029-C】 -八坂炎雅(エンガ)登場 --ヒツギの実兄。&font(#f3f3f3){この兄妹の名前なんとかならなかったの…。}&br()同じく天星学院高校の2年生。 --一人で男子禁制の女子寮に入り込むエンガ。「家族の場合は免除される」とのことだが、普通は家族であっても付き添いが必要。特にエンガは同校生なので常識的に考えたらいきなり入り込んでいるのは大問題。&br()少なくとも入り口で責任者及び家族と合流してからになるはず。といってもこれ自体は常識の話なのでストーリー上の展開に異常をきたすような問題ではない。言い換えればライターにこうした常識がないということでもあるが。 -生徒会室らしき場所に移り、ハギト登場。コオリ、ヒツギと再会。 --上記のエンガの場面でもそうだが、このパートにかぎらず天星学園には一般の生徒・教諭・教員が見当たらない。機種によるスペック差、または表示限界などのメタな事情もあるかもしれないが、流石に元会長といえども女生徒と密室で二人きりというのは不自然すぎる。 --&font(#f00){《問題なし》}:この時のハギトは金の使徒として話をしに来ている。人払いは当然するだろうし、それが出来るだけの権力もある **【031-C】 -ヒツギとアルがPSO2に接続。 -アルが何者なのか、PSO2とは一体なんなのかを知るためにシエラにスキャンを頼むがアクセスを切断され地球に強制帰還させられる。 --この時、エーテルのエフェクトと共にモニターの前に弾き飛ばされるように戻ってきている。一部の人間は肉体か意識をデータ化してPSO2を介してオラクルへと転位できる模様。この点に関しては曖昧なまま。 --&font(#f00){《問題なし》}:後にエーテル能力の素養があればPSO2を介して地球・オラクル間が移動可能と明かされた。(アニメも含めるならば、事前に明かされている情報ではある) **【032-C】 -地球に戻ってきたアルとヒツギ。 -「金の使徒」ハギトと幻想種の襲撃を受ける。「きんのしと」である。「かねのしと」ではない。 --マザークラスタはエーテルインフラを掌握しており、世界中の通信網はその支配下にあるらしい。大企業や政府要人にもマザークラスタ所属者はおり、事実上世界に大きな影響力を持っている。 --マザーはアルが必要なので「アルを渡せばヒツギは不問にする」とアルを手放すよう迫られるが、ヒツギはこれを拒絶。コオリはアルを非常にかわいがっていたが、ヒツギにアルを見捨てろと促す。これはアルがかわいいのではなく、アルを可愛がる自分をヒツギに見せている、としたことの証左ではないだろうか。 -ハギトの具現武装「エメラルドタブレット」。 +幻創種を生産できる +生産した幻想種をコントロールできる -エーテルとは通信媒体として使われるだけではなく、何らかの方法で物質化することが可能らしい? --幻想種とエメラルドタブレットに関しては後述。 -ヒツギの具現武装覚醒。「天羽々斬」。 --具現武装のくだりはPSO2 THE ANIMATIONで登場する独自概念で、アニメが初出。&br()こうした原作へ逆輸入する「本歌取り」は大いに結構なのだが、具現武装に関する解説はひどく雑でシエラによるざっくりとした説明が1度あるだけ。具現武装はPSO2TA、EP4のポイントとなる概念だけに、本家本元で「すでに知っている」という前提で扱われるのはいかがなものか。 #endregion *【EP4】第二章 幻創の現実 #region(第二章まとめ) **【34-C】 (イベントシーン【35-C】~【38-C】) -安藤は小型艇でヒツギの救出へと向かわされる。シエラは「安藤さん、お願いします!」と安藤に介入を示唆しているが、寮でヒツギが幻想種に襲われたような偶発的な戦闘ではなく、意図的な軍事介入を独断で促している。安藤≒プレイヤーに拒否権なし。シエラが絶対支配者に。ここで拒否してしまうと話が終わってしまうので仕方ないのだが……。 -アークス上層部とのやり取りもないまま、シエラの独断で地球の事実上の主勢力マザー・クラスタと全面戦争へ。どう考えてもシエラを廃棄処分すべきだが特におとがめなし。 //-安藤とヒツギによって軍勢を壊滅させられたハギトは安藤とヒツギを強力な敵と認識し、撤退。コオリはヒツギに戻ってくるよう手を差し伸べるがヒツギはこれを拒否。泣き崩れるコオリの前に謎の女性?が現れる・・・。&br()&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){交戦が早すぎる}&br()まだ地球とオラクル側の関係は不確定であり、ヒツギが地球に連れ戻されたのはヒツギとマザークラスタとの問題で、そこにアークスが介入するということは戦争を仕掛けるという意思表示でもある。&br()(アルに関しては謎が多すぎるので保留)&br()どうしても介入するのであれば総司令の指示を仰ぐべき案件。そうした描写がないためシエラの独断でこの行動をとったと取るしかない。非常に軽率である。むしろ交戦が目的であったと思われても仕方がない。&br()EP3の黒の民が絶滅したのもアークスが白の民に肩入れした(≒黒の民に敵対した)からであり、もし惑星ハルコタンに接触した時点で慎重な交渉を行い、黒の民ともコミュニケーションを取っていれば最悪のケースは避けられたかもしれない&br()&font(#f00){《反論》}:&bold(){黒の民の時は話にならなかった}&br()結果論だが黒の民はすでにアークスがハルコタンに降り立った時点で絶滅orほぼ絶滅しており、遭遇したのは全て【双子】による複製体だった。そのためたとえどのように振る舞ったとしても黒の民との協調はなかったと思われる。&br()&font(#f00){《反論の反論》}:&bold(){:地球側はそうでもない}&br()黒の民のときはすでに手遅れであったが、ハギトがそうであるようにまだ交渉の余地はある(あった)。確かに「応じなければ交戦も辞さない」という姿勢だが、地球側に仕掛けているのは現時点ではオラクル側である。 **【039-C】 -ハギト、エメラルドタブレットにさらにエーテルを吸収させエメラルドタブレットを強化。ハギトそっくりの姿に変化した「ハギト・フェムト」誕生。 --既に実体化した具現武装にエーテルを取り込ませるという行動を取っているが、これまでもこれ以降も同様の「強化」を行った例なし。&br()「限界を超えて詰め込めば強くなる」論が当てはまるのなら根本的に同じものであるフォトンでもできなければおかしい。だがフォトンでもそうした描写はない。なぜそれができるのか、なぜそれをほかの人はしないのかの説明は全くない。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){エメラルドタブレットはその後暴走している}&br()想定されてる限界内で運用すること、暴走させない事に意味を求められても、普通はやらないからとしか言いようがない **【041-C】 -ヒツギとアルはPSO2を介さず、直接アークスシップへ。&br()ヒツギは散々助けてもらい、今現在保護されているにも関わらず「捕虜になることも想定している」「辱めも甘んじて受ける」とエロ妄想。&br()そもそもマザークラスタ側から追われているヒツギを捕虜にすることにあまり意味はない。ヒツギを「お客様」として必要とするのは後述する「地球への侵略」の口実以外の理由は皆無。 -アイカ・カスラ登場。 --総司令ウルクを評して「見捨てるべきものも見捨てられない」。 --EP4の最重要人物であるアルやヒロインであるヒツギを見捨てては話が終わってしまうが、それによって無用な戦禍を招いていることに関しては相変わらず。 -カスラによると地球側にもアークスの協力者がいるようだが、それであればなおのことアークスのやっていることは内政干渉であり、「見捨てられないから」といって地球のありようにアークスが介入するのは侵略の第一歩。アークスが「見捨てられないから」介入することで、「見捨てられたマザー・クラスタの末端」がいるはずだが、何の言及もされていない。&br()はっきり言って人民解放軍のやり口そのものである。ライターが現実に即した物語展開ができないことは『伊月の戦争』でも語られていることだが、まるで成長していない。&br()こうした点に関してはこれまでと全く変わっておらず、また異論が出ることもない(出ているのかもしれないが、表立っては一切出ていない)2年経って体制を刷新したと嘯いているが、実際は総司令ウルクのもと運営されているディストピアのまま。&br()&font(#f00){《補足》}:&bold(){:相変わらずアークスの正義が絶対}&br()ここが変だよPSO2アザナミ編でも散々に論じられているが、アークスの「やるべきこと」は『やるべきでないことをやらない』ことが「やるべきこと」である。&br()依然としてアークスの価値観が絶対となっているが、これまでのように地球側とオラクル側との価値観や文化の違いは大なり小なり生じている。にもかかわらず「人それぞれ」の善悪にアークスの正義を押し付けている。独善的で危険なあり方は変わっていない。 //-情報部の提供された莫大なデータを解析する間、アークスシップ内の案内を行うことに。PSO2プレイヤーからは見慣れたロビーだが、PSO2プレイヤーでもあるヒツギに案内が必要? **【43-C】 -マザー・クラスタ配下の生徒会構成員から身を隠すヒツギ。&br()PSO2ではコスチュームなどのエディットが豊富なのだからアクセサリなどを付けて変装すればいいのでは。というか追われているのがわかっているのならそうすべき。&br()また、彼ら地球人は本来不正アクセスを行っているのだから、アークスシップ側がPSO2からのアクセスを遮断すれば済むだけの話。シエラの怠慢。 **【046-C】 -3代目クラリスクレイスと再会。詳細は「ここが変だよ六芒均衡」に譲るが、顔面フルモデルチェンジ&コスチュームチェンジを経てちょっとかわいくなった。性格もやや丸くなった?しかしせっかくここまでやっても貴様呼ばわり。&br()おしとやかなお嬢様になれとは言わないが、2年もあれば子供であればあるほどもっと成長していてもよいはず。&br()それが宇野の指示かどうかはわからないが、ライターがもっと内面の変化、キャラクターの成長を描けていれば、少なくとも「推しキャラのコスチュームチェンジでお茶を濁している」というような言われ方はしないのではないだろうか。 **【047-C】 -安藤の人となりを「すごい」と賞賛するヒツギ。学校ではあまり同級生に馴染めず、「コオリさえいればいいやと思っていた」という。しかしアルはそんなヒツギを「自分を助けてくれたからすごい」と励ます。&br()こうしたアルの「人のいいところを見つける」「悪意を持たない」といったエピソードをもっと前に持ってくるべきではないだろうか。後付けでキャラクターを補足するのはライターの悪癖。 **【048-C】 **【49-A】 -地球とオラクルの関係について。 --地球側から小さいながらもアークスシップへのアクセスがあったのは作中時間の12年前からで、2年前からはヒツギのようにエスカを通して直接アクセスしてきている。12年前と2年前、つまり【深遠なる闇】の目覚めが引き金になり、地球側からの接触が変化している可能性。しかし【深遠なる闇】と地球との関連性は不明。&br()これは''EP4が終了しても明かされなかった''。これもライターの悪癖「伏線ごっこ」である。 --&font(#f00){《補足》}&br()全くないわけではなく、【深遠なる闇】とはシオンのコピー体である。マザーもシオンのコピー体であることから【深遠なる闇】の活性化と同調しているであろうことはだいたい予想できる。&br()12年前にマザーが目覚めたのは【深遠なる闇】の目覚めによるものということは結びつく。しかし2年前の【深遠なる闇】と対応する「何か」は具現武装の能力者が激増したということくらいで、直接の関連性は薄い。そのため12年前の出来事と2年前の関連性がはっきりせず、憶測の域を出ない。 **【049-B】 **【050-B】 -エーテルとフォトンについて。 --エーテルとフォトンは根本的に同じものである。しかしフォトンと異なりエーテルはエネルギーの発生率が低く、そのかわり情報伝達能力が高い。 --具現武装はエーテル能力に特に適正のあるものでなければ使うことができない。アークスもフォトン適正がなければアークスとして振る舞うことはできないが、アークスはそのために「設計」・「生産」されている。地球人はより「自然のまま」に近いと言えるか。 --具現武装はアークスにとってのサモナー能力に近いとのことだが、サモナーのペットはエッグから生み出して使役するものであり、ピエトロを見る限りペットは自律しているし、エッグ合成によって成長させることで強くなる。具現武装は自身のイメージをエーテル(フォトン)に投影して物質化するという完全なワンオフ型のものであり、サモナーのペットとはかなり違うように見受けられる。 -ハギトとハギト・フェムトのような例もあるので一概には言えず、逆説的に武装型のペットも存在する可能性もある。 -しかし情報が前後してしまうが、EP5でフォトンとはアカシックレコードにアクセスして事象に干渉し、エネルギーを発生させることが語られている。その理屈でいけばエーテルも同様にアカシックレコードにアクセスしているはず。&br()フォトンに付け足された設定がどんどん肥大化・変質しているためエーテルにも同様の設定が適応され、現時点ではどうなっているのか把握することが困難。 **【049-D】 -マザークラスタについて。 --現時点では謎の組織。所属していたヒツギもよくわからないらしい。ある日突然会員制SNS(ソーシャルネットワーキング・サービス)に招待されて参加した。実はマザー・クラスタから適正のある人間だけを選別して送られてきたもの。&br()マザー・クラスタはエーテル能力者を囲い込み、エーテルインフラを掌握している強みで社会的に成功をおさめさせて世界への影響力を強めていく。 **【049-E】 **【050-E】 -アークスシップが来た理由について。 --もともとはお互い離れた座標から転移して来ていたが、不便だったので常駐したかったらしい。といってもその不便さや手間に関してはワープで一瞬。&br()アルを解析しようとした(C31-C)際、強制遮断と同時にシエラから情報を抜こうとした形跡があったため、地球側にアークスへの敵性意識のある存在が明白となり、アークスシップごと地球圏内へ来た。これによりジャミングなどの妨害を受けても地球に行くことが可能になった。&br()ゲーム内ではジャミングなどを受けて降下することができないなどのトラブルはなかったので、実情には即していない。「いつの間にかそういうことになっている」例か。 --「偽装アバターによる調査とはレベルの異なる積極的干渉を受けた」とのことだが、C31-Cまでの時点では地球側は積極的干渉を行っておらず、得体のしれない相手への情報収集でしかなかったことが伺える。C31-Cでアルの調査をオラクル側に先んじて行われることを防いだことは、ESC-Aを介してアークスシップへアクセスしているので当然妨害するだろう。&br()また情報を抜こうとしたという点は一概に是非を言えないが、アルはこの時点ではブラックボックスではあり、その存在は地球側でまず確認されたものであるからどのような理由があってもまず地球側の意思決定を待つのがスジではないだろうか。 --そして何より、そもそもアークスが明確に地球側の事情に首を突っ込んできていながら「積極的干渉を受けたので直接来た。今後はここから介入していく。」というのは異常。明らかにケンカを売ってきたのはアークスであり、エスカレートするアークスの介入に地球側も対応を強くせざるを得なくなったとしか言いようがない。にも関わらず「干渉されたのでこちらもより強く介入していきます」というのは完全に侵略戦争をふっかけている。&br()確かにアークスは宇宙に平和をもたらす正義の集団ではないが、そもそもそんなことをしている場合ではない。&br()【深遠なる闇】の対応すら終わっていないのに、シエラの独断で地球への侵略というのは物語として破綻している。安藤≒プレイヤーはその片棒を担がされている侵略者の尖兵である。守護輝士《ガーディアン》が聞いてあきれるというもの。 **【050-E】 -幻想種について --幻想種は大気中のエーテルが実体化する現象。発生した時点ではエーテル素養のない人間には視認することもできず、影響を受けることもない。しかし時間が立つにつれてエーテル純度が強くなり、実体化して実際に干渉が可能になるらしい。&br()エーテルもフォトン同様に人の感情や心理的状況に強く反応するため、潜在的な恐怖や畏怖が形をとったものを過去には「天使」や「悪魔」として捉えたのではないかという解釈。 --このところ幻想種の出現が特に増えており、アークスが秘密裏にこれに対応している。&br()しかしそもそもこれは地球側の問題であり、アークスがこれを対応するという名目で地球に「武力干渉」していることは明らか。直前のC49-Eで「積極的干渉を行っていく」と予告しているが、すでに行っていたことがわかる。地球側の「協力者」からの要請という理由もあるが、地球側が一つにまとまっていない状況を考えれば「対応」という言葉を借りた武力組織の進駐、つまり侵略行為である。 -曰く「敵勢力の目的はアル」ということしか解っていないため、アルを守りつつ様子見とのこと。しかし地球側への積極的干渉は行い続けるため、マザークラスタ勢力は外的干渉を排除しなければならない。&br()地球側からすれば八坂火継の保護を理由に武力介入を行い、地球側で確認された謎の存在「アル」も独占されているということになる。なぜ折衝案と取らないのだろうか。平和的解決策のない暴力集団のようである。 --既存の体制を倒すため(または対抗するため)に外的勢力を呼び込むという例は現実世界でも少なからず存在するが、たいていは国土、国民を乗っ取られるのが常。良くて親勢力による傀儡政権。歴史を紐解いてみればこうした安易な助力、あるいは巧妙なスパイ活動によって大きな混乱をもたらした例は山ほどある。ノーメンクラトゥーラを作り出すにすぎないアークスの存在は、地球にとって不幸ではないだろうか? -シエラはヒツギの兄、エンガに事情の説明や挨拶に向かうよう促す。 --アークスシップの隠蔽・遮断は完璧なので大丈夫(フラグ)らしい。「(ヒツギは)アークスにとってのお客様」とのことだが、どういった意味での「お客様」なのだろうか。地球の主要勢力マザー・クラスタにとって彼女は獅子身中の虫、スパイに等しい。地球勢力に属する彼女の処遇は地球が決定すべきことであるが、これを手放さないことでアークスは地球への積極的干渉の口実となっている。もっと踏み込んで言えば地球侵略の糸口とも言い換えられる。そもそもこの時点でのアークス全体の目的とは一体なんであろうか。場当たり的に人道主義で武力介入を行う極めて迷惑な集団ではないか? **【051-C】 サラEP4登場。 -シャオはマザーシップ中枢で何らかの演算を行っている模様。司令のウルクも完全に放任。シエラがやりたい放題で地球を侵略している事実は報告が上がってないか黙認。&br()アークス新体制どうした。 **【053-C】 -ハギトの具現武装「ハギト・フェムト」により「幻想戦艦大和」が生成される。ハギトはオフィエル(この時点では名前は出ていないが)からお叱りを受けるが意に介さず。&br()幻想戦艦大和の問題点は既に記述しているので割愛するが、このような大量破壊兵器を生み出して何のおとがめもなし。組織としての序列や命令系統といったものはどうなっているのか。 -「エメラルドタブレットは自分の手を離れて自律稼働している」「理想の兵器になった」。自分の制御下にない状態が「開発者冥利に尽きる」というのはむしろ恥ずべきでは…?&br()AIが自律してものを考えるようなものであれば喜ぶべきなのかもしれないが、ハギト・フェムトは幻想戦艦大和という無差別破壊兵器の制御装置である。こんなものが自律稼働していたら危なくてしょうがない。 **【056-C】 イベントシーン(【058-C】~【061-C】) **【058-C】 -マザークラスタから狙われている割に普通に寮に戻るヒツギ。マザー・クラスタの影響下にある生徒会メンバーがアークスシップに来ていた時に隠れる必要はなかったのでは。 --モブキャラクターとしての学校関係者はこの寮長が初めて?EP4の日常感のなさはこうした一般の登場人物の少なさが一端にあるように思われる。&br()宇野のシナリオでは「イレギュラーだらけ」という特徴があるが、こうした一般人がほとんど登場せず、主要人物だけで物語を形成しようとしている点と無関係ではない。 **【059-C】 -木の使徒ベトール=ゼラズニィ登場。 --エモーショナルでエキサイティングな映像を取るのが生きがい。かつて特殊効果を得意として名を馳せたハリウッドの映画監督だったが、最近復権してきた。&br()実はマザー・クラスタの援助を受けてのこと。マザー・クラスタの影響力の裏付け的キャラクター。 --あくまでも映像が目的のためヒツギや安藤の始末は二の次。このあたりの意思決定の曖昧さが組織としてのグダグダ感を増している。&br()アルの取得orヒツギの排除orアークスの打倒という目的があればそれを遂行すべき。ハギト、ベトールとも組織よりも個人を強く優先しており、シナリオライターの社会性のなさが伺える。 --&font(#f00){《問題なし》}:実際ベトールは組織の意向を無視した咎で粛清された。ちなみにハギトはお咎めなし。 **【060-C】 -ベトール退却。 --ヒツギは自分のせいでエンガが巻き添え(あるいは見せしめ)になったと無念。しかし喫緊の脅威であるベトールは退いたのであるから、別に無事かどうかくらいは(携帯デバイスくらいは持ってるんだろうし)確かめてもいいのでは?というかシエラさんの出番では? --&font(#f00){《問題なし》}C31-Cでデバイスが停止している旨の発言がある。また、追われている立場であるヒツギが会敵した場所にとどまるのは危険。家族とはいえ安否が不明な人間の捜索をしている余裕はない。 **【061-C】 -都庁にトレイン・ギドランが出現。(控えめに)焼け野原?に。 --表示限界などにも関係があり、シナリオとは直接関係ないため宇野の責任ではないが炎が燃えていても焦げた描写なし。ガラスが割れたり建築物が壊れたりもなし。道路もチリ一つない奇麗なままで全く迫力がない。&br()盛り上がらないシナリオに緊迫感のない演出。 **【065-C】 イベントシーン(【066-C】~【068】) -ベトールの攻撃が無差別化。ヒツギへの挑発であったが、体制側であるベトールが反社会的な無差別テロを行い、実際の反体制側であるアークスとつながりを持つヒツギがそれに対応するというのはラノベ的展開としては王道。しかしマザー・クラスタ側は人々や社会に対してなにか明的に被害を与えたり不安を煽ったり、不利益を被るような目的で動いている組織ではない。これはハギトの暴挙を止めようとしたり、ベトールを粛清したオフィエルの存在からも明らか。一方、ヒツギは単にアルという特異点に接触したことでアークスの内政干渉に利用されているだけでそこまで能動的に行動を起こすポジションでもない。要するにどちらも戦う動機に乏しい。 -隠蔽工作は所詮「隠すだけ」であって地球の施設なりなんなりに「アークスと幻創種との戦闘で」被害が出ていることは明白。またシエラの工作は肝心なときに機能していないのでどの程度安心なのかは不明。&br()エーテルの散布はマザー・クラスタが行っており、それによって発生する幻想種の副次的被害もマザー・クラスタが行うべき。&br()それをアークスが「放っておけない」名目で介入すればするほどマザー・クラスタがやるべき仕事を横取りすることになり、本来マザークラスタがすべき対処・想定している対処の邪魔をしていることになる。余計なお世話とはまさにこのこと。 #endregion *【EP4】第三章 世界変革の声 #region(第三章まとめ) **【069-C】 イベントシーン【070-C】~【072-C】 -待機中のベトールにオフィエルからの電話。&br()ベトールとオフィエルの主張は平行線。マザー・クラスタの大目的よりも個人の目的を優先しているが、このあたりの「目的の不一致」は組織として致命的。&br()そういう意味ではアークスもどっこいか。似た者同士の主導権争い。 --&font(#f00){《問題なし》}:ベトールが個人的に暴走しているだけで、組織内で目的の不一致から派閥争いをしている訳ではない。ただ、このような人間を何故幹部に抜擢したのかという問題はある。 -「君達も俺達と同じような表情をするんだろ?人間の生々しい表情をプリーズショウミー」というベトールの台詞だが、ヘルメットやマスクで顔を隠していたり、キャストの場合はヘッドパーツによるが少なくとも「同じような表情」はしないだろう。&br()このあたりも安藤の姿がシナリオライターの思い描く形が前提になっている。 -彼の能力は「SFX」。つまり映像で用いられる特殊効果すべて、また映像撮影に関わる機材なども生成できる。CG技術によって時代遅れになり、ロートルとされた彼と彼のSFX技術が具現化したもの。&br()大量の幻想種も「幻想種というセット」を作り出しているらしい。割と説得力はある。しかしそうであればこまごまとした雑魚ではなく、幻想戦艦大和級の兵器を出せばよいのではないだろうか?&br()ベトールは映像のために町を破壊することに躊躇しないのでそうしない理由はないはず。 --その際に「カチンコ」(映像作品の撮影に使われる道具)に「CHANGE THE WORLD」と表記されている。これがベトールの作品のタイトルないし彼の能力の名称と考えられる。それっぽく訳すなら「世界変革」だろうか。&br()「Change The World」というタイトルやフレーズは多数あることを考えれば何かが出展とは考え難いが、''ベトールは体制側''である。&br()彼が無差別攻撃を行っていることからも組織に対して忠実でもなく理念に真摯でもなく、その変化・自浄を求めているわけではない。また、自己の欲求を最優先してヒツギに関係のない対象にも攻撃を加えていることからも「世界より自分」という思考であることは疑いない。&br()このことからも、ここで「CHANGE THE WORLD」というタイトルを、世界の体制側に立って好き放題しているベトールが掲げるのは不自然。単に厨二チックなかっこよさで持ってきたにしてはあまりにもそぐわない。もしかしたら体制側にありながらも人類の変革を期待し、世界に変わってほしいと願ってあえて破壊者に甘んじていた…という持っていきかたもあったかもしれない。 -エンガ登場。例によって「死んだはずの〇〇が」。EP2のゼノの帰還のセルフオマージュなのでこれ自体はむしろあるべき演出であるが、『伊月の戦争』でもやっているためワンパターン感は否めない。 -マザーの指示でオフィエルがベトールを殺害。度重なる命令違反、暴力的手段によるものらしいが、ハギトは?&br()これに関しては解決済みであるが、無責任に放逐したという点からもベトールよりハギトのほうが責任が重いはず。だがベトールは粛清され、ハギトはおとがめなし。&br()制御ができなくなって自分で責任が取れないというのであれば、むしろいの一番に見せしめとして責任を取らされなければおかしい。ライター推しのキャラだからか? -アルという争点がなくなればヒツギに身の危険が及ぶことはなくなり、オラクルはヒツギを保護する必要がなくなる。よって地球とオラクルとの対立は解消され、そのためオラクル側次第では今後関係を修復することが不可能ではない可能性も?&br()これはマザーの出自と関係があり、後にオラクルとの和解が不可能であったことがわかるので実現しない選択肢。ただしこの時点ではマザーの正体や目的がわからないため、この選択肢が最初からないということはやはり不自然。&br()なぜ戦う以外の選択肢がないのだろうか?たとえ結果的に戦うしかなかったとしても、平和的な解決策をオラクル側からは全く出てこない。オフィエルの要求は全く正当なもので、むしろこれを突っぱねるアークスが異常。 //マザーの目的はオラクルへの復讐であり、アル(ダークファルス)を吸収して不完全なシオンコピーである自身の能力を示すことであった。いずれはオラクルへの侵攻を行い、これを打ち倒すことで目的は達成できると考えており、結果的にではあるが地球の主流勢力であるマザークラスタとアークスとは協力することは不可能であった。 //結果的にではあるが、オラクル側から売ったケンカとはいえ地球側の最終目標は勝利や支配ではなく「破壊」であるため、たとえオラクルがこの時点で地球から手を引いたとしても最終的には地球側はオラクルへの明確な戦争を仕掛けることになった可能性は高い。(ただし直後にエンガが言っているようにテクノロジーが段違いなので、明的な形での戦争では地球側には勝ち目はない。そのためにアル(=ダークファルス)を必要としていた。 **【076-C】 -アークスシップに招かれたエンガ。地球とのテクノロジーの差に驚きつつも興味津々。シエラは後で教えてもいいとのこと。 --後で教えていいとか軽く言っているが、アークスの技術ってそんな安いもんじゃないような… --一応エンガはアースガイドの人間なのだが、対立する2勢力の片方に技術提供をするというのは喧嘩している子供の片方に銃を渡すようなもの、その結果がどうなるかは火を見るより明らかなのだがきっとシエラにはわからないのだろう%%ライターがわかってないだろうし%% --というか客観的に見た場合はシエラの動きは「技術を餌に現地組織を抱え込んで武力介入し地球を支配下に置こうとしている」ようにしか見えないがきっと気のせいだろう。 -アースガイドについて。 --マザー・クラスタは地球の情報網エーテルインフラを一手に握っており、それを利用して世界への影響力を強めている。そんな状況をよく思わないのがアースガイド。ぶっちゃけアンチマザー・クラスタであり要するに主導権争いの内ゲバである。 --「マザークラスタが地球を潰す気ならネットワークから侵入して核ミサイルのボタンを押せばいい。」とかぬかしているが下手すれば核ミサイルよりも凶悪な宇宙蛮族アークスがバックについてるアースガイドの方がヤバイ組織に見えるが気にしてはいけない。 --非公式に得体の知れぬ武装組織と手を組んでる怪しい武力組織とか一般的にはテロリスト・テロ組織と呼ばれる気がするんですが大丈夫ですかアースガイドさん -いずれにせよアースガイドとアークスは正式に交渉の場を持つ必要があるため、エンガはそのパイプ役として滞在することに。アークス側は安藤の模様。 --いくら安藤が独自行動の許可を与えられているといっても交渉役としては不適格。せめて六芒均衡などの部署の長、可能であれば司令のウルクなどそれなりの責がある人物が好ましい。というかこれだけ大きな話がヒラとヒラの間で進む辺りスケールが小さいというかそれしか書けないというか… //アースガイドはテロ組織である、という結論ありきで書くと色々とおかしくなりますよ… //-アークスシップに招かれたエンガ。地球とのテクノロジーの差に驚きつつも興味津々。シエラは後で教えてもいいとのことだがそうホイホイとオーバーテクノロジーを(少なくとも現時点では)対立する2勢力の片方に渡すような真似は、要するに技術という武器を渡しているのと同義で、完全にマザークラスタとの戦争を積極的に介入していこうという意思表示。&br()また、こうした先進技術をチラつかせて地球への影響力を強めていこうとする姿からは、もはや地球を支配下に置こうとする野心しか見出せない。 //--&font(#f00){《問題なし?》}「後で教えてもいい」というのが「戦いが終わって平和になったら」ということであれば戦争幇助にはならないのでは? //--&font(#f00){《反論》}なる。「戦争が終わったら=この技術がほしければ戦争をしろ」という示唆になる。また、現状ではアースガイドの戦力は大国に対するテロリスト。&br()情報網のエーテルインフラを掌握し、世界的にも強い影響力を持つうえに幻想種を生み出せるマザー・クラスタ相手には全く戦争にはならない。つまり戦争を終わらせる=勝つためにはアークスを受け入れろ、と言っている。 //-アースガイドについて。 //--マザー・クラスタは地球の情報網エーテルインフラを一手に握っており、それを利用して世界への影響力を強めている。そんな状況をよく思わないのがアースガイド。要するに主導権争い。 //--「マザークラスタが地球を潰す気ならネットワークから侵入して核ミサイルのボタンを押せばいい。」というが、マザークラスタは地球人によって構成されている組織であり、彼らはオラクル人と異なり地球という住処がなければ大多数は生きていられない。&br()そのため「核ミサイルを使って家ごと吹き飛ばす」ような愚策中の愚策を行うとは到底考えられない。既に実質上支配しているに等しい現状ではそうする理由がない。地球を潰すつもりならもうできるはずだがそれをしていないということは、つまり「地球を潰すつもりはない」ということになる。&br()地球を支配するのであれば逆に核ミサイルを使えなくするはず。核を使った外交やそれに対抗する核抑止の理論が破綻し、一時的にではあるが国家間でのパワーバランスが崩れる。&br()しかし一方で自爆テロ的な核恫喝ができなくなることで少なくとも地球全体という意味では大量破壊兵器を封じられた形での戦争を余儀なくされるはずである。つまり小競り合いはあるにせよ(それすらも封じることは可能だろうが)いずれは国家間での大規模な戦争がなくなり、平和を促進することが考えられる。&br()よってそれに反対するというアースガイドは「核が使えないと困る」「戦争が終わっては困る」と言っているのも同然である。むろんマザー・クラスタの行っている方策の全てが正しいというわけではないが、それによって得られるであろう平和の維持、豊かさの享受を破壊したいと言っていることになる。つまりはテロ組織である。そのテロ組織と手を結んでいるアークスはテロ支援組織である。 //---&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){核ミサイルの話はあくまで極端な例である。}&br()アースガイドとしては「マザークラスタがエーテルインフラを独占している」のが問題である。それを使って何をするかより、それが使える状態なのが気に入らないのである。 //---&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){テロリストの理論}&br()この時点でマザー・クラスタは地球に対して圧制を敷いているわけでもなく、むしろアースガイドがアークスという暴力集団を招いて地球に戦火をまき散らしている。&br()にもかかわらずマザー・クラスタが世界に脅威を突き付けているかのように語るのはまさにテロリスト。そのテロリストの主導権争いに率先して協力していくアークスとは一体……?その先頭に立って戦う安藤のどこが守護輝士《ガーディアン》なのだろうか。ブラックジョークにしても度を越している。 //流石に極論すぎるので反論、何も無ければその内COもしたい所 //-いずれにせよアースガイドとアークスは正式に交渉の場を持つ必要があるため、エンガはそのパイプ役として滞在することに。&br()アークス側は安藤の模様。&br()いくら独自行動の許可を与えられているといっても個人での判断が許されている特殊な人員がアークスという組織の代表としては不適格。ましてシエラの操り人形などもってのほか。最悪の人選といえよう。最低でも六芒均衡クラスの部署の長、可能であれば司令のウルクだろう。 **【079-C】~【C81C】 -エンガは幼少期にデパートの崩落事故に巻き込まれ、その際にエーテル能力者の適正に目覚めたらしい。マールーのセルフオマージュと思われる。 --ここでエンガはアースガイドに拾われたことを語っており「金払いが良かったから生活には困らなかった」と言っているが、EP4設定資料集では「デパートの崩落事故は実はマザー・クラスタによるテロだったが、マザーやアルトロンの意図しないものだったため犠牲者の遺族に対して厚いケアを行ったことによる」となっており齟齬が生じている。 --しかもこの事故に見せかけたテロも「エスカタワー建築のために土地の買収・立ち退きに応じないデパートに対して一部の狂信的な構成員が独断で行った」という頭の悪すぎる理由。 --&font(#f00){《反論》}:創作において立ち退き要求に応じなければ破壊行為に出るというのは取り立てて珍しい事ではなく、あえて問題視するほどではない。しかしマザー・クラスタは敵なんです!悪いやつなんです!という印象付けにしては陳腐。一方で(自分のキャラがいる)マザー・クラスタを悪にもしたくないので「一部の狂人が勝手にやりました」と責任を押し付けて誰も悪くないやさしい世界にしてしまっている。 -満を持してマトイ登場。 --しかし引っ張った割になんて事の無いシーンでの起用。シナリオライターが「タメ」ができないことを考えるに唐突感はぬぐえないが、マトイはEP3での主役でもあるからEP4での運用に困ってとりあえず出してみただけか? **【83-B】「怪しいアークス見つけてた!」 -安藤がコールドスリープ中に怪しいアークスとの接触があったことが知らされる。また「こんなことがあったんだよ。お前には教えないけど」か。 -これはテレビアニメPhantasyStarOnline2 THE ANIMATIONでの一連の物語を指している。&br()しかしネタバレや権利関係のためか奥歯にものが挟まったようななんとも要領を得ない内容で、アニメの内容を知らない人からは何の話をしているのか分からないだろう。&br()結局、それがなんであったのかは特に繋がりも広がりもなく、ただ突発的に配置しただけの無意味なイベント。 **【083-C】「地球の導き手」 084-C~086-Cの連続イベント **【084-C】「魔人」 -アースガイド本拠地ラスベガスで会談。アークスシップから転送。 --悪意的に解釈すると、「恒常的に人が集まるところ」「商業的に大きな価値のある施設」の地下に本拠地を作ることで人や場所を人質に取っていると言える。テロリストのやり口である。 --マザー・クラスタも似たような転送技術を持っているがアースガイド側にはないもので、こうした「敵対勢力に対抗しうる技術」を惜しげもなく見せることで地球側に取り入ろうとするシエラの悪辣さ。 -シエラいわく「頼まれたら断れない性分」なので、招かれてもいないヒツギをこっそり転送。「いなくなってくれ」って頼んだらいなくなってくれるのだろうか。 --アークスとアースガイドのトップ会談に独断で送り込むという危険な行動を取っていることに全く悪びれていない。この時点でアースガイドとの交渉が決裂してもおかしくない。&br()まして、ヒツギは未だその立場を明らかにしておらず、最悪の場合アースガイドの本拠地や内部情報を持ったままマザークラスタに加担する可能性さえある(これは兄であるエンガの評)。&br()アークス側だけでなくアースガイド側にとって極めて重要なコンタクトで、予定にない、しかも信頼のおけない人物を事前に知らせることなく参加させるというのはシエラの独断で行っていいものではない。 -マザー・クラスタ火の使徒「ファレグ=アイヴズ」登場。 --ファレグは、曰く「マザークラスタといっても賛同しているわけではない」「マザーのすることもアースガイドのすることもあまり興味がない」と、積極的に勢力争いに加わっているわけではない模様。&br()このあたりマザー・クラスタの内部での意識のズレが極端に大きい問題点が浮き彫りになる。いくら有能といっても組織の方針に非協力的な人物を使徒という格別の立場につけるべきだろうか?&br()この辺りはアークスの「組織運営の方向性の曖昧さ」「意思決定プロセスの不透明さ」や六芒均衡の「強ければ何でもいい」「仕事は特にない」と似通っており、意図的なものなのかライターが組織を理解していないのかは判別できないが、いずれにせよグダグダであることは変わりない。&br()順序が逆になるが、ここでファレグがアースガイドを壊滅させていれば後に起きる問題は起きなかった可能性がある。&br()後々の展開から鑑みると、アースガイドという組織は潰せてもその首魁こそが元凶であり、いかにファレグといえども単独での撃破は難しいであろうことは伺える。あるいは安藤の実力次第ではアーデムを打倒するために利用できるかと考えての腕試しであったのかもしれない。しかし、やはり「ファレグの手抜き」によって後の悲劇的展開へと突き進んでしまったことを見るにEP1のクラリスクレイス、EP3のスクナヒメの展開をそのまま持ってきているだけとしかいいようがない。 **【085-C】「覚悟が足りない」 -ファレグ撤退。シエラ自慢の結界は普通に破壊される。イレギュラーだらけ。 -アースガイドとの会談が漏洩している可能性もあるが会談は予定通り決行。&br()独断で作戦を変更するシエラと、アークスに取り込まれて地球侵略の口実になっているヒツギがいる時点でアースガイド側も拒否するのが最もリスクが少ない選択肢だと思われるが……。 --アースガイド側はこの時点ではマザー・クラスタ相手に絶賛大苦戦中。また、この後の展開のためにアークスに取り入ってマザー・クラスタを打倒・弱体化を図る必要があったのでなんとしても会談をしたいという理由があった。そのためリスクを犯してでもアークスとつなぎをつけたかったというのは何ら不自然なものではない。一応シエラが慎重な意見を述べているので(お前が言うなとは思うが)おかしいということではないのだがそこまで逼迫している雰囲気があったかというと微妙なところ。神の視点から物語が展開しているため、ありていにいってしまうと動機づけが弱い。 **【086-C】「アースガイド指導者、アーデム」 -アースガイド指導者アーデム=セイクリッド登場。&br()華野カゼ名義サークルムラクモ発行の同人小説「セネト」の登場人物にサラ=セイクリッドという名前があり、この流用と思われる。&br()一応フォローしておくと、セイクリッド(sacred)は「神聖な、崇高な、侵しがたい」といった意味があるので名称としてはおかしなものではないということは付記しておく。 --「別の宇宙から来たアークスとの邂逅は感慨深い」という発言に対し、ヒツギは「色々ありすぎたのと普通に話していたから意識がなかった」とのことだが、デューマンはまだしもゴリゴリに角ばったキャスト相手に「普通に話していたから意識がなかった」は流石に適応しすぎか。微妙なところだが「安藤がライター側で限定して描かれている」とも取れる。 -アーデムの話では「アークスとアースガイドは以前から極秘に連絡を取り合っていた」。 --どの程度前からアークスとアースガイドの協力関係があったかは不明だが、言い換えれば「アークスはアースガイド側に肩入れしていた」=地球の内戦に外的勢力として介入していたことになる。これはいつものアークス絶対主義の問題の一つである。&br()マザークラスタとのコンタクトは行ったのか。両者にアプローチした結果マザー・クラスタとは破談になって敵対したのであればアースガイドに肩入れする理由にはなるが、そもそも内戦に武力介入する必要はない。&br()地球のありかたは地球が決めるべき。宇野氏の描く物語は常に一方からの視点しかない。 -この時点でもまだマザークラスタの目的は掴みきれておらず「アースガイドを壊滅させた後、抵抗勢力のなくなった地球を完全に征服」までは概ね見据えているようだ。だが、現状マザー・クラスタの治世に何か問題が生じているだろうか。確かに全世界の権力・権益が一転に集中しすぎているのは望ましいことではないが、現状マザー・クラスタの方向性は人類が豊かなほうに進んでいっている。地球に外的勢力を引き込み、地球を混乱に陥れようとしているのはアースガイド側である。&br()情報が前後するが、結論からするとマザー・クラスタの方向性は世界平和や全人類の幸福ではなかった。おそらくオラクル側との全面戦争は避けられず、『人類滅亡だよ!』という結末も充分に考えられた。しかし&bold(){この時点ではマザー・クラスタの真の目的はわかっておらず}プレイヤー側は判断材料が少なすぎてそこまで肩入れする理由にはならない。とにかくひたすら「マザー・クラスタは悪なんです!」「アースガイドは正しいんです、それに協力するアークスは正義なんです!」と思考停止を迫っている。 -なお、エーテルはフォトンと異なり「技術の習熟と同じ」で、訓練によって段階的に適正が上がっていくことが語られる。フォトンは適正がないとそもそも扱えず、習熟しても段階が上がることはない。&br()エーテルとフォトンは根本的には同じものなので、これは肉体的な特性と思われる。ということは、地球人を解析すればアークス側にフィードバックして「フォトンを扱う能力がない人」にフォトン適正を付けることも可能になるのでは?結構大きな事だと思われるが。といってもこれは設定の話なのでシナリオに絡まなくても何の問題もない。 **【089-B】「アースガイドの活動」 -アースガイドの成り立ちは「超常の脅威から人知れず人々を守る」というもので、あくまでも人類を守ることであり特定の勢力に肩入れすることではなかったらしい。&br()現在は紛争や対立の仲介として表に出てくることも多いようだが、本来の役目ではない。&br()しかしそうは言いつつマザー・クラスタと対立し、あろうことかアークスという外部の武装勢力を招き入れている。確かに最終的にはマザー・クラスタの真の目的は人類滅亡の引き金にもなりえる話だが、この時点では彼らはただの反体制派のテロリスト。なぜそうなるのかは不明。宇野ドミノ。 #endregion *【EP4】第四章 哀しき再会 #region(第四章まとめ) **【090-C】「哀しき再会」 091-C~096-C連続イベント **【091-C】「マザー・クラスタの襲撃」 -ラスベガス本部は何度かマザー・クラスタの襲撃を受けているが、地下深くにあるため正確な場所がつかめず大規模な攻撃を行ってこないのだという。&br()やはりアースガイドは人と施設を前面に出して地下に立てこもっていたようだ。となるとマザー・クラスタは人命を優先して手を出さずにいた人道的組織では……? **【C93-C】「虚ろな姿」 -コオリ(マザー・クラスタ版)登場。 **【094-C】「間違った再会」 -ヒツギとコオリの再会。&br()コオリによると「ヒツギは操られている」「ヒツギを救いたい」とのことで、マザー・クラスタによるマインドコントロールを受けている模様。 --「コオリも具現武装を…それに何、その禍々しい姿…」「グラムだよ、わからないの?」わかるわけがないだろ。&br()このあたりの「相手がわかって当然、どうしてわからないの?」というのは宇野のシナリオそのものを端的に示している。&br()自虐ジョークなら大したものだが、自分でネタにしながら改善しないというのは分かっていないのと同じではないか。 --神話由来の想像の産物を(少なくともそうと分かる特徴がない限り)分かれというほうがおかしいのだが、このおかしさがコオリの内面の狂気を示しているかもしれない。&br()ヒツギへの「自分を理解してくれる」という依存性が膨張しきってしまい、自分の全てはヒツギと共有していると認識しているため。&color(white){これと似た特徴が宇野リオにも見られることからも、宇野氏も同様の狂気に囚われている可能性が……?} **【095-C】「偽物の覚悟」 -オークゥ、オフィエル撤退。 --相変わらず「確率」を理解していないオークゥ。&br()実現の可能性が何パーセントと分析したところでそれを100%にするか0%にするかは別の話。確率を上下させるためのリソースや不確実性へのリスクマネジメントの話が出てこなければ何の意味もない。バカが『俺って頭いいぜ』的な気分で語ってるだけ。&br()数学的には「確率」とは「確からしき割合を百分率で示したもの」であり、100%を超えるのは「乗客率」や「価格」のように整数が「1」という基準として上下する場合。または端数の切り上げ/切り捨てによって合計値が誤差の範疇で100%を超す/満たない場合もある。&br()しかし、多くでは1を整数として「倍」を用いる(乗客率や給与、有効求人倍率など)。そのため「120%ありうる」「200%ありえない」という確率の話では、そもそもない。&br()可能性や確率が100%を超すのは&bold(){そのくらい絶対だよ}という慣用表現。そうした正しくない使い方をするキャラクターにツッコミを入れるというのであればまだしも、「数学の天才」とかなんとかいう触れ込みのキャラが率先して使うものではない。キャラクターはライター以上の知性を持ちえないことがよくわかる例だろう。 **【096-C】「アルの覚醒」 -アル、ヒツギのピンチにダークファルス化 --最終的には整合性のある形にはなっているものの、この時点においては散発的に投げ置かれた情報の断片だけしかなく「いつの間にかそうなっている」の印象が強い。まずアクションがあってから後で説明といういつもの宇野リッシュ。 --&font(#f00){《補足》}&br()アルは物語の冒頭で現れた謎の黒いモヤにヒツギが侵食され、安藤が中和している最中にPSO2から緊急脱出した直後に現れた。当然何かしらの秘密があることは明らかだが、全く脈絡のないものではない。&br()だが黒いモヤ、アルの情報に関しては情報の更新・開示がなされておらず「何かある」以上のものはなかった。アルの肉体の構成や、黒いモヤのその後の情報があればまた違ったのかもしれないが、ここで「実はダークファルスでした!」とするのはどう擁護しても唐突。後出し設定では物語の先を想像する楽しみは得られない。 **【098-B】「適材適所な仲間達!」 -ナベリウス氷原。ヒューイ(EP4)と再会。&br()ヒューイによると、地球への対応でオラクル船団の調査対象となっている各惑星の対処が手薄になってきているらしい。&br()よその庭に上がりこんでいって自分の庭の手が足りない、というアークスの目的は地球侵略としか言いようがない。&br()曰く「どちらが優先ではなく適材適所」とのことだが、安藤は対ダーカーの最強兵器と言ってもいい「ダーカー喰い」の能力があるため、むしろ既存惑星の防衛のほうが向くのではないか? -ヒューイは「『オレ達はこちら、キミ達はあちら』と役割分担しながらもお互い協力していくことが大事だ」と語る。確かに協力は大事だが適材適所とは程遠い人員配置では。 **【099-C】「ヒツギの行方」 -マザー・クラスタの本拠は「月」。すでにアースガイドも所在を掴んでいたが、地球の技術では手出しできなかった。アークスの技術があれば可能だという。&br()裏を返せば地理的制約という絶対的なアドバンテージを持っていたマザー・クラスタとのパワーバランスを、アークスが介入したことで崩壊させたということ。この異常な組織をシナリオライターは何とも思わないのだろうか? **【C100-C】「心の行方」 -オフィエルがマザーの目の前で「代弁」。&br()返答に詰まったマザーへの助け舟として「できないことをできると代わりに嘘をついた」とするか、後々マザーの立場が悪くなる可能性を持った出しゃばりなのかは判断が分かれる。いずれにせよアラトロン以外のマザー・クラスタは誰も彼もが組織のため、マザーの目的のためといった集団意識を持ち合わせていないらしい。マザーは地球にエーテルとエスカ技術という人類の革新をもたらした存在のはず。もうちょっと尊重されてもいいような…。 -オークウ&フル、「マザーのお陰で私は文を極めた」「マザーのお陰であたしは数を極めた」とのことだが、宇野の文章力の範囲内で「極めた」のがどの程度のものか興味は尽きない。生み出されたキャラクターはライター以上の知性を持ちえないということを如実に表してくれる好例だろう。 **【C101-C】「居場所が欲しかった」 #endregion *【EP4】第五章 覚悟 #region(第五章まとめ) **【103-C】「覚悟」 104-C~107-C連続イベント **【104-C】「月の施設」 -月の地表、謎の施設に潜入するエンガと安藤。&br()元々は地球にエーテルインフラの整備のために用いられた施設で、各国の協力の下で建造されたらしい。エーテルの散布が終わった後も資材の運搬が行われていたが、その用途は不明。&br()別にこの点は問題ではないし、もともと罠であったためにルートが割れているのもおかしくない。しかし始まるなりもうくだんの場所、というのは唐突。潜入前やイベントエリア前までの道程をすっ飛ばして「見せたいシーンに直行」というのはあまりに性急では。 **【105-C】「繰り返す回廊」 **【106-C】「立ちはだかるは、日と月」 -フル&オークゥ戦。 -色々と設定はつけたもののゲーム的には落とし込めていない模様。文章や数学と特に関連性のない能力で戦うことになる。&br()彼女達はその能力から言っても明らかに直接戦闘向きではないのだから、「戦う」以外の選択肢があってもいいのではないだろうか。そのあたりの戦術や戦闘以外の選択肢を提示できないところが宇野のシナリオの限界。戦うしかできない(ほかの選択肢を模索したわけではない)、真正面からぶつかるしかできない。 --&font(#f00){《問題なし》}:無限ループに閉じ込めるという戦う以外の選択肢を取った上で、それが破られたから戦う事になったのだし、そもそも彼女たちが弱いという設定は無い(正直さほど強くもなかったが) --&font(#f00){《疑問点》}:物語的・数学的に無限ループになるものというのはそう珍しいものではないので、彼女らの能力で無限ループに陥れていたというのは分からないでもないのだが、それがどのように働いたのかという説明の部分はまるごと抜けているため、「無限ループにできたからできたんです」という思考停止を迫るのはいささか疑問が残る。デタラメ気味であっても数学的・国語的な理由付けで無限ループを解説していないというのはやはり知恵比べ・騙し合いとしては稚拙と言わざるをえない。 **【107-C】「囮」 -自爆する月拠点から脱出する安藤達。 --エンガが持っていたワープアイテムで脱出。いつの間にか持っている。いつの間にかそういうことになっている。地球の技術ではできないんじゃなかったのか。 --&font(#f00){《問題なし》}:転移が出来ない等と言っていない、準備が必要と言っただけで、その準備というのが転移先をあらかじめ登録しておく事だと思われる。 -オークゥとフル、「自分たちだけがわかっていればいい」。宇野じゃあるまいし自分たちだけ納得されても……。 --「わからなかったんじゃなく、てめえらが理解を拒んでいただけだ、阿呆ども」。宇野の自虐だろうか?彼も自分の物語が面白くないと理解することを拒んでいるだけなのだろうか。 **【109-C】「マザーの策略」 -オラクル側に侵入してくるマザー・クラスタ。アークスシップのセーフティでやられていくアークス。 --&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){そもそもリミッターって何?}&br()アークスの私闘を禁止するためにシップ内では戦闘ができないようにセーフティがかけられている。管制が正常に働いていればリミッターを解除することもできるらしい。&br()しかしこれがどのように作用しているのかは不明。それが絶対令のようにアークスとなる際に改造されるものなのか、アークスの武装に搭載されたものなのかがわからない。&br()マトイはこれを無視してテクニックを発動した実績があるので、フォトンリアクターが機能していないということではない模様。マトイは出自の関係でEP1の時点で可能だったが、安藤ができるのは謎。&br()守護輝士だからいいんです、という思考停止要求なのかもしれないが、仮にそうであったとしてもEP3の時点でマトイは通常のアークスとして認定を受けているので、ほかのアークス達同様に「アークスシップ内戦闘禁止」の規約に沿うように改造なりなんなりがなされてなければならない。 --そもそもアークスシップにはかなりの数の「不審人物」が入り込んでいる。EP4が始まる前の時点でもすでに確認されていたのだから、このリミッター自体何の意味もない、アークスが反乱や暴動を起こしたといった描写は皆無。仮に起きたとしても絶対令があるので無力化は容易。 **【110-C】「その願いは、叶わない」 **【111-C】「ぼくが引き受ける」 -ヒツギの部屋からPSO2を介してアークスシップへ転位する安藤。ESCAのゲームであるPSO2を介してオラクルにアクセスできるのは前々から何度も描写されていることや、シエラがエンガとの雑談でPSO2の入ったゲーム機を解析したりといった布石はちゃんとあるので「八方塞がりのピンチにまさかこんなところから!」という展開は秀逸。SFCの名作「ライブ・ア・ライブ」でもコーヒーメーカーからラスボスに挑むので荒唐無稽な展開でもない。&br()しかし安藤はいつの間にこんな能力を得たのだろうか? **【112-C】「守護輝士」 -アラトロン、オフィエル撤退。アルはマザーに吸収されて消滅。そもそもアルの体組織はどのような構成をしているのか。おそらくはダーカーと同様のフォトンの集合体と思われる。このあたりは過去にアルを解析しようとしたところをマザー・クラスタに妨害していることからも「匂わせ」はあったものの、そこから踏み込むことなく正体を明かすところにスキップしているので唐突感は否めない。 -コオリ「あれは神代三剣の一つ、天叢雲!」なんで分かるんだよ。 -マザーはシエラを姪孫(てっそん=兄弟姉妹の孫を指す言葉)と呼び、シエラがアークスシップの管制を取り戻す際にはマザーシップ中枢部のようなビジョンが浮かんだ。&br()このことからマザーシップに直接かかわるような重大な秘密を持っているようだが特に説明なし。この姪孫ネタはこの後も幾度も出たが、結局PSO2のメインストーリーが完結しても未回収のまま。&br()ワザとらしく「何かありますよ!今後の展開に注目してください!」と、くどくどとこれ見よがしにしつこくアピールしてシエラのプレミアム感を煽っただけで終わっている。&br()「シエラは特別なんです!特別ったら特別なんです!」とだけ連呼しても何の意味もない。むしろ「ライターの推しなんだな」と思われるだけで、シエラの異常な専横を冷たい目で眺められるのが関の山。持ちキャラ・推しキャラの依怙贔屓やゴリ押しはどのジャンルでも歓迎されない。 **【116-C】マトイとの再会 -アークスシップ内でマトイ(EP4)と再会。&br()イレギュラー同士がアークスシップで共闘というピンチの場面での盛り上がる再会にしてはあまり引っ張らなかった。 //酒井Pだか宇野だかが佐藤聡美さんを猛プッシュしていたが、結婚したため興味を無くして今までのような持ち上げ方をしなくなったという説もあるとか。 **【118-B】魔人、再び -119-B→戦闘→120-Bの連続イベント **【119-B】気まぐれな魔人 -ラスベガスに来ているヒューイと組んでファレグと対戦。 --ナベリウスなどの既存惑星うんぬん言っておいて結局地球に来ている。適材適所どうした。 **【120-B】努力の賜物 -ベガス・イリュージアを一人で倒し、安藤&ヒューイですら倒せないファレグ。彼女がいれば幻想種の対応もできるだろうし、パワーバランスを崩し地球に土足で上がりこむアークスは不要なのでは?アースガイドはアークスを引っ張り込むよりマザー・クラスタと和解する方法を模索しなかったのはなぜだろうか? --この時点では明らかにはなっていないが、アークスとマザー・クラスタが協力できない理由やマザー・クラスタとアースガイドが協力できない理由はちゃんとある。ちゃんとあるのだが先の展開からそうしたアプローチは結局は上手くいかない。だからそうした描写がされていない、という理屈になっているのだろうが、それはあくまでも後々の話であり神の視点からのことであって、、この時点で(これまでの時点でも)「マザー・クラスタとアースガイドの間を取り持つ」という選択肢を絶対に提示しない理由は我々読み手からはわかりようがない。だからこのような疑問も出るし、武力交渉以外の選択肢を持たない異常な組織とも思われてしまう。&br()「どうせ失敗するから無駄だしいらないよね?」ではなく、アリバイ作りのために失敗するという無駄が必要ということ。 **【118-D】壊世の原因 -アムドゥスキアに懐世地区が発生。アークスシップ襲撃の影響ではないかという話だが、このあたりの話は特に解明されず。 --エーテルとフォトンが融合するとお互いの長所を強化しあうような描写が各所に見られるが、なぜアムドゥスキアなのかは不明。また、ナベリウス壊世地区の発生は【深遠なる闇】の出現で強化されたダーカー因子が原因。 --であればアニメPSO2で惑星リリーパに橘イツキ達がダークファルスと交戦したことで惑星リリーパにも壊世地域が発生しているはずでは? -リリーパ周りの話。マトイがなんの話をしているのかわかりにくいが、これはPhantasyStarOnline2 The Animationの顛末のこと。 -アニメが尻切れトンボ気味に終わってしまったため、その補足であることは間違いないだろう。しかしアニメ側で肝心の部分がボカされたまま終わってしまい、一方ゲームのほうでもつながりがなく唐突すぎて意味不明。&br()アニメのネタバレになってしまうのでゲーム内では語りづらいところではあるが、そこが説明できないのであればそもそもつなげなければ済む話。 **【121-C】アルの正体 -ヒツギ、アルを取り戻すと力強く語るが「アルは吸収された」だけで「消えたわけじゃない」という根拠は?方法は?(よくある無鉄砲な理論なのでこれ自体は問題ではない) -シエラとアーデムからマザーの正体が詳細に明かされる。マザーの正体とは全知存在(アカシックレコード)シオンのコピー最初の個体。コピーといってもEP2でシオンのコピーは全部失敗に終わっていることが語られているため「シオンコピーの失敗作」。&br()それらは制御できず、亜空間に放棄するしかなかったのだが流れ流れて地球にたどり着いたというもの。そのためフォトンとエーテルが酷似している。&br()※EP5先取りになるが、シオン=アカシックレコードではないことが明らかになった。アカシックレコードはハードディスクのようなデータの集合体でしかなく、シオンはOSのようなもののようだ。&br()ルーサーが欲したのはシオンそのものではなく、アカシックレコードに接続できるシオン、つまりハードディスクとOSが一体となったPCがほしかったという解釈か?&br()しかし、EP5で「フォトンとはアカシックレコードへ観測情報を送信している端末」であり「フォトンジェネレータやアークスはフォトンからアカシックレコードに限定的にアクセスしてエネルギーを発生させている」という設定も付け足されているため、フォトン≒エーテルであるとすればエーテルもアカシックレコードにアクセスしていることになる。&br()エーテルのエネルギー発生効率が低いのはシオンの劣化コピーだからであることはおかしいところはないが、マザーはシオンとほぼほぼ同じことができるということになる。エーテルに設定を盛りすぎたためにあちこちでややこしいことになっている。 --ちなみにこのデータの集合体や管理者などの設定は宇野が特に影響を受けているといわれる「Fateシリーズ」の「Fate/EXTRA」で使われている月の聖杯「ムーンセル」と酷似している。&br()ざっくりと説明すると、ピエール=シモン・ラプラスの「決定論」における「これから起きるすべての現象はこれまで起きたことに起因する。ある特定の時間の宇宙のすべての粒子の運動状態がわかれば、これから起きるすべての現象はあらかじめ計算できる」という理論だが、実際のところ「ある瞬間におけるすべての物質の力学的状態を知ることができ、かつそれらのデータを解析できるだけの能力」を持つものは存在しない。&br()だが、このムーンセルは地球で起きるすべての事象を記録した媒体であるため、これを制御できるものはこれから起きるすべてのことがわかり、それを回避、または実現するためにはどのように事象を操作すればよいかを理解できる。&br()よってこれは望むままの未来、つまりあらゆる可能性を実現しうる「万能の願望機」として機能する・・・…というもの。 -アルの正体はダークファルス --物語冒頭で登場した謎のダーカーがヒツギを取り込もうとしたが非実体のアバターだったことと安藤がダーカーフォトンを中和したため「エーテル体で構成されたダーカー因子のないダークファルス」になったらしい。&br()しかしダークファルスは「入れ物」がなければならないし、実体のないアバター体でもその代用になるのだろうか。また、エーテルがオラクル世界にも散布されているのだろうか?そもそもヒツギ達のアバターはどうやって・なにで構成されているのか?&br()なぜかはライターの「そうなるからそうなるんです」という理屈で思考停止するしかない。&br()マザーに吸収されたことで安藤やヒツギとのつながりが薄くなり、ダーカーの本質だけが残っている状態になっている(らしい)。 **【122-C】闇の幻想 -123-C~126-Cと戦闘の連続イベント **【123-C】悪意の具現 -ラスベガスに新たな幻想種が出現。「組成は幻想種寄り、パラメータはダーカー寄り」というハイブリッド「エスカダーカー」が誕生。発生のプロセスがダーカーと異なる幻想種とハイブリッド化するプロセスが不明。架空の粒子で整合性がどうのという話はナンセンスだが、「なんか知らんけど合体しました」「根本的に同じエーテルとフォトンだからできる」という思考停止であることは変わりない。 **【124-C】悲痛なる強襲 -エンガによると以前にも地球にダーカーが出現して大騒ぎになったことがあったらしい。(PhantasyStarOnline2 The Animationのこと?)&br()「なんにでも侵食する」「神出鬼没で無尽蔵に出てくる」という特性に危機感を持ったようだが、なぜ今初めてそれを言うのか。「聞かれなかったので言わなかった」で重要な情報を後出しするのは下策中の下策。聞けるなら聞いてる。 -その時は地球にはフォトンがないためエーテルに適応できず、数が少なかったためアークスと協力して撃退できたが、今後はエーテルに適応したダーカーが出現するなると対応できなくなりかねないらしい。そういう前例があるなら当然そうした可能性に対して対策をしていなければならない。&br()シエラは当然知っていただろうし、重要な情報を隠蔽したまま作戦に従事しろというのはアークス戦闘員を道具とすら見ていないとしか言いようがない。EP3でシャオが「情報はオープンにしていく」と言っていたが、全く実行されていないことは明らか。あるいはシエラが意図的に止めていた可能性もある。いずれにせよこの組織はマトモではない。 **【125-C】正気と狂気の狭間で **【126-C】制御外のものは -マザーはエスカダーカーを制御できているというが、破壊活動も制御してやってるのかとアラトロンがチクリ。即座に制御できてないことがバレてしまう。&br()このあたりはあえて言ってほしくないことを指摘することで「素直になれず強がってみせるA」に対し「頼ってほしいB」というキャラクターの性格を説明するとともに、AとBがそれだけ親密な仲であるという図式を見せている……と良心的に取るべきか。 -「マザーはフォトナーに対して激しい敵意を持っているが、地球のものに対しては慈愛を持っていたはず」&br()アラトロンとオフィエルはフォトナーの存在を知っているということは、マザーの真の目的「フォトナーへの復讐or自身の有用性の証明」も知っている可能性が高い。のちにマザー・クラスタとアークスは和解できないことが説明されているが、これは他の要因も関係していることも考えれられるためこの時点では考えないとして、アークスが明的に介入してくるまでのマザー・クラスタは「地球のための組織」であったと考えられる。&br()アースガイドは「マザー・クラスタ中心の地球が気に入らない」という主導権争いのためにアークスを招き入れたということで確定。地球に禍根を招き入れる結果になった。マザー・クラスタとアースガイド。どちらが地球のためになっているのだろうか? -アラトロン「ベトールをチョメチョメしたのはマザーの命令ではない、でなければハギトが無事な理由がない」 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){ライターの推しメンだから}&br()シナリオライターはこれまでも一部キャラクターを、物語や組織の整合性を放棄してでも厚遇してきた実績がある。過去には「40年前に組織がガタガタになるほどの敵をやっとの思いで封印したのを個人的な理由で解き放った」アークスを罪に問うこともなかった。「余計なことをして超危険な全自動大規模破壊兵器を作り出したけど手に負えなくなったから放り出した(しかも悪びれてもいない)」ものをおとがめなしなんていうのは今更。 --ベトールが必要な犠牲でハギトが必要な犠牲でない根拠は? **【127-B】エスカダーカーの出現 -エスカダーカーはダーカーフォトンとエーテルの融合で、既存幻想種とも既存ダーカーとも違う能力を持っている。具体的には説明なし。&br()アークスも対応するけど足りなさそう。人んちに上がり込んで好き放題やっといて助けてくれというのは図々しいのでは? --&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){なぜフォトンとエーテルが融合すると強くなる?}&br()フォトンもエーテルも根本的には同じものなので融合することは不可能ではないが…。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){}&br()雑種交配、よく言えばハイブリッド。フォトンは適正さえあれば幅広い用途に使えるが、先天的なもののため適正がなければそもそもフォトンを扱うことはできない。エーテルは出力が弱いものの情報伝達能力に優れる一方、適正は後天的なものであり習熟して習得することができる。その両者がプラスに働けば、ありえない話ではない&br()ただ、理屈や整合性云々は問わないとしても、そうした記述が一切ない点はやはり問題。「エーテルとフォトンが融合すると強くなります!理由はライターの頭の中にだけあります」では説得力もへったくれもない。 **【127-C】コオリの笑い方 **【127-D】シエラの切実な悩み -シエラは胸部装甲に不満。&br()「分かっていても言わずにはいられないことが人と同じであるあかし」という。つまりハイキャストは備品ではなく「第5の種族」であると考えるべきか。&br()しかし度重なる越権行為、独断での作戦指揮、覗きが趣味と異常行動のオンパレード。これのどこが「人と同じであるあかし」なのか。 -バストの悩みは女性の永遠のテーマではあるが、「巨乳がいい」という価値観は貧乳が無価値であるかのような「価値観の押し付け」にもつながりかねない。&br()胸のサイズで大げさかもしれないが、宇野シナリオではこうしたことはよくある。クロトやアザナミでやったNPCを自分の主張の代弁者にするという「NPCの私物化」の癖は治っていない。 -また、うっすらとではあるがここでも「プレイヤーの年齢や種族を限定している」部分が見られる。そもそもこの質問自体セクハラになるし、そもそも同じ貧乳キャラクターにとっては喧嘩を売ってるようなもの。まして角ばったキャスト相手からは「箱に何言ってんだテメー[゜Д゜]」と言われてもおかしくない。 -エステ行けばいいんじゃないか?という意見もある。基本的にNPCは見た目が変わらないものだが、フランカや3代目クラリスクレイスような例もある。絶対皆無というわけではないだろう。 **【127-E】自称ではない肩書を! -守護輝士(ガーディアン)うんぬん。&br()安藤とマトイだけが持つ肩書で、六芒均衡は「アークスとしての判断」で動くものに対して「個人の判断(で動いてよい)」という一種の許可証のようなものらしい。&br()だが実際は絶対王者シエラの言いなり。ラジコン。 **【128-D】司令直々の確認 #endregion *【EP4】第六章 想いのかたち #region(第六章まとめ) **【129-C】想いのかたち -【130-C】~【134-C】と戦闘の連続イベント **【130-C】思い出を守るために **【131-C】マザーのために **【132-C】友達になるために -刀を大上段に振り上げたヒツギをどうやって引き留めてる?&br()キャラクターの身長によって演出が異なって見えるので仕方ない。背の高いキャラなら手をつかんでいるようにみえるが、背の低いキャラだと違和感が出る。この辺りは演出上仕方ないか。 -「天叢雲」に安藤がパワーを注いでコオリを救出するが、安藤の能力はあくまでも「ダーカー因子を取り込む」のであって、力を与える能力はなかったはず。&br()いつの間にかこのような能力を与えられており、当たり前のように使っている。この能力はEP5でも用いているため布石のつもりかもしれないが、その布石自体が「いつの間にかそうなっている」という前提で生まれているので思考停止して「そういうものなんだ」と解釈するしかない。 **【133-C】傲慢と、愚かさと -ビルの屋上でオフィエル、誰も見てないのにあたふたと一人芝居。インパクトを言葉だけで端から端まで一人で説明しようとするとこうなる。&br()こういう時は「驚き役」ないし「聞き役」を配置し、解説役の話を聞く≒プレイヤーに起きたことを説明すると自然になる。誰も聞いていないところで一人でやったところでインパクトは伝わりにくい。 --&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){}「伝承にある通りの浄化の力がそのように具現化したのか」というセリフがあるが、浄化に関する伝承はない。&br()ヤマトタケルは草薙剣を置いて荒神(所説あり)退治に出陣したため毒や病を受けて命を落としてしまう。しかしこれは「神剣の加護を失ったまま出陣したため」という解釈が多くされておりヤマトタケルが亡くなる直前に草薙剣を呼んで息を引き取ったという記述はあるが、「毒を受けたが草薙剣があれば浄化できた」という意味とはとらえにくい。&br()といってもこれは現実世界での伝承であり、それをひねった解釈をしたと考えれば辻褄はあう。しかしこのあたりの説明はなく、プレイヤーが勝手に解釈するしかない。 -ファレグ=アイヴズ登場。「自らを支配者であるべきという傲慢さと愚かさの共存した」オフィエルをチョメチョメするつもりだったらしい。しかしこうした実力行使で何かを排除するということは彼女なりのあるべき世界のビジョンがあるはず。&br()これはのちに譲るが、プレイヤーを中心としたさまざまなキャラクターが織りなす物語に能動的に介入しながらフィクサーとして暗躍し、自らは無責任を装って「美味しいところを持っていく」という物語展開は宇野氏の物語の骨子となっている。 **【134-C】月の変異 **【136-C】責任というもの -アラトロンとマザーの過去話。 --12年前=マトイが【深遠なる闇】になりかかったのと同時期にマザーが目覚めたようだが、この辺の関連性は特に語られず。 **【137-C】変貌した月の姿 -コオリ、マインドコントロール状態で敵対していたことを謝罪。延々とエロ妄想で話の腰を折る。決戦を前に話の腰を折って盛り上げない点や唐突なエロをねじ込むライターの悪癖。 -シエラ「場所も目標も目的もはっきり決まった」 --目的地:月……どこにあるかわからない場所。敵の本拠に少数で突撃するのに前情報なし。&br()目標:マザー……マザーはマザー・クラスタの首魁であり、現在のエーテルインフラは彼女あってのもの。それを打倒するのは地球の発展を阻害しかねない。アークスがすげ変わるから構わないのだろうか。&br()目的:アルを取り戻す……すでにマザーに吸収されて具体的な手段はなし。&br()目的地も目標も目的も全く不透明な状態でどうするのだろうか。どうせ安藤がやるので自分は大まかなプランを立てただけ? **【138-A】サモナー許すまじ! -イオとカトリ、バウンサーとブレイバーの宣伝活動。&br()EP3開始と同時期に実装されたサマナーは(かつてバウンサーやブレイバーが実装されたときと同様)強力なクラスである。それに対してかつての人気クラスが臍(ほぞ)を噛んでいるという話はあるだろう。&br()また、カトリの「追いつめられるとやる気になる」、イオの「お願いされると断れないお人よし」という姿を見せるという点では無意味なイベントではない。&br()しかし宇野シナリオの特徴である「前後の脈絡がない」「唐突で単発」に当てはまり、物語も終盤に差し掛かったこのタイミングでなぜこのイベント?&br()そもそも物語に関わってこない新クラスのアピールやセールスはストーリーでやるものではない。個別でやれば済むだけのこと。 **【138-B】リサとコオリ -リサ「有事の際にはシップ内でも発砲許可が下りるようになった」。そもそもそうなってなかったほうがおかしい。また、『有事』は誰が指定するのか。ついこないだシップの管制を乗っ取られてなにもできなくなったのではなかったか。 -コオリの洗脳は解けたという認識はされているが、マザー・クラスタから何らかの紐づけをされていてもおかしくない。そのためコオリが引き続き監視対象であることはおかしくないが、安藤がいるからといってアークスシップ内を拘束もされずに闊歩できるのはやはり違和感がある。&br()また、このイベントのリサのようにアークス側から危害を加えられることは想定するなら、アークス側のためにもいコオリのためにも監視であり護衛がいなければならない。アークスはそうした規則や信賞必罰に極端に疎い。常にアークスの視点だけが正義。 **【138-D】雑談は踊る -アークス上層部会議。一応「トップに権力が集中してるディストピアじゃないですよ」的アピール。上層部とは一体何か。構成員は?権限の範囲は?意思決定のプロセスは?六芒均衡が集まってワイワイするだけなら今までと何ら変わりはない。&br()どうあっても思入れの強い『六芒均衡』を残したいというライターの強い決意が伝わってくる。 **【138-E】ビリーブ・ユア・ラバー -安藤とマトイ。マトイの「体は浄化できたけど」というくだりは前述のアニメPSO2のこと。これまた唐突。すでに前回取り込んだダーカー因子の話はしているし、ここで言及する必要は特にないはず。&br()安藤やマトイが再び【深遠なる闇】になるとかそういう兆候はないわけだし、くどくどと同じことを繰り返しているだけ。 -ピエトロ「マイフレンドと伴侶さん」そこまで神経質になる必要はないかもしれないが、もう少し言いかたはなかったのか。 --「安藤のキャラクターがシナリオ側で限定されている」ことの裏付け。この流れでは「安藤とマトイは対等で恋愛関係が可能」としての扱いだが、男性であってもすでにパートナーがいる設定であったり、女性であったり、老齢で「孫娘とおじいちゃん・おばあちゃん」として交流している場合は?オネエキャラで「同性で家族」として見ている場合は?そして「キャストとして性の対象として見ていない」場合も想定されていない。&br()マトイとのカップリング強要のためにキャストの設定をゆがめて「元人間」とした可能性すらある。 -言葉で意志疎通のできないペットとの交流は考えさせられるものはある。人と人は言葉があるのだから、大事なことはちゃんと話さなければ伝わらない、ということなのだろう。宇野もプレイヤーとちゃんと話そう。 -やはりなぜこのタイミングで?という疑問は残る。メインストーリーは今から月へ乗り込もうという佳境なのだが、なぜかそこで盛り上がりの腰を折ろうとする。宇野の悪癖だが、このように盛り上がってきたところで水を差してスベらないよう予防線を張るのだが、結局それで盛り下がってしまう。盛り上げることができないからなのか、あるいは照れなのか。いずれにせよ今このタイミングでコミカルなシーンを入れるべきかどうか。 **【139-B】アーデムの雰囲気 **【140-C】親友二人 -規模が大きくなりすぎて実感がわかないコオリにヒツギ「正しいのか間違っているのか当事者の自分たちにはわからない」「(善悪は)重要じゃなく、意志を持っているかどうか」。(意味が分からないので解読できる人頼む) -客観的な善悪で判断するのではなく、自分がやりたい、やるべきだと思った事を貫けという意味 **【141-C】最終決戦の準備 -「人類がさらなる進化を迎えるため必ず勝たねばならない戦い」「乗り越えるだけではまだ地球人の力だけでは足りない」という理由からアークスとの協力を改めて確認。&br()外的勢力に依存して人類の進化や地球の未来が決められるのだろうか。「自分の力ではどうにもならないのでお願いします」という他力本願は宇野のシナリオの本質。すべてこれ。 -アーデムが事実上の「次の地球側の代表」といったポジションにすでに収まっている。むろん、アースガイドの指導者として世界中とのパイプを持っている以上は当然の人選と言えるが、しかし今なお地球の主勢力であるマザー・クラスタに敵対する彼らは「暫定政府」である。&br()アークスの介入は地球の内戦を悪化させ、現体制を転覆させるという目論見を持つテロリストグループとの協力関係にあるといっていい。マザーの出自からアークスと地球の主勢力マザー・クラスタとの敵対は結果的に事実であるが、もっと慎重なアプローチであればどうだったろうか。&br()傍若無人に踏み入って好き放題ふるまうアークス達が、ともすれば獅子身中の虫を助けて増長していく姿を好ましく思ったろうか。これはアークスの暴挙の結果と言わざるを得ない。 #endregion *【EP4】第七章 母なる願い #region(第七章まとめ) **【142-C】母なる願い -【143-C】~【148-C】連続イベント **【143-C】不動の土 -マザー・クラスタ本拠地内部。突入シーンなどは一切なし。いつもの「書きたいシーンだけしか書けない」悪癖のため、突入直前~出発~突入シーンがごっそりカットされている。月の本拠がどのようなところにあるのか、どのような手段で乗り込むのか。そういった舞台装置も盛り上げる一つの要素であるはず。 -拠点内部では酸素や重力も地球上と大差ない。「アークスがダークファルス【巨躯】と戦う時に展開しているフィールドと同じ技術なのかもしれない」らしい。&br()月の本拠がそうである理由は不明。別に六分の一の重力でも良いのでは?月の本拠が戦闘エリアとして想定されているとは考えにくく、移動や資材運び込みなど地球上に比べて重力が軽いことによるメリットは少なくないはず。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){戦闘になることが予測されたため}&br()話が前後してしまうが、この直後に土の使途アルトロンとの戦闘になる。アークスが介入してきた時点で月の本拠で戦うことは当然想定されていただろうし、それに備えて彼が戦いやすいように環境を整えていても不思議はない。しかし、そうであるなら酸素を止めたり無重力状態にして無力化すれば労せず倒せたのでは?という気もするが、それを言い出したらゲームが成立しなくなってしまう。ここは戦って雌雄を決するというアラトロンの心意気を汲んだとしよう。 **【144-C】運命の果て -アラトロンの男気イベントだが、他のキャラクターと絡みが少なく重みに欠ける。「カッコイイ敵役」ポジションなのだろうが練り込みや描写が薄いことは否めない。&br()宇野氏のストーリーではコミュニティが非常に狭い。アラトロンはコオリに進むべき道を指し示してやるような関係を築いていただろうか?洗脳状態だったため仕方ないかもしれないが「こういうシーンを書きたい」が優先されすぎ。 -アラトロン「後ろを振り返るのはすべてが終わってから許されることで、それまでは走り続けろ」これまでの作品やPSO2のエピソードが終わるごとに振り返ってこなかった宇野氏。同じところをずっと走り続けているワンパターンなシナリオでは説得力に欠ける。 **【145-C】目的 -かつて亜空間に棄てられたマザーは太古の地球と衝突。「ジャイアントインパクト説」における衝突した小惑星がマザーという設定。 --ジャイアントインパクト説自体は実際に提唱されている学説だが、ここにきていきなり出た話で唐突感は否めない。&br()ここまではまだ人類の歴史であったが、話を安易に広げようとしすぎている。そのくらい「地球にとって大きな存在」と説明したいのだろうが、「地球の命を生み出した生命の母」「人類の未来を導いていく存在」と敵対する意味はあるのだろうか? --『月の発祥を説明する「ジャイアントインパクト説」に出てくる微惑星がラスボスのモデル』という点においては「ペルソナ3」におけるラスボス「ニュクス」と酷似。月≒ニュクス本体の接近によって全人類の死滅が示唆されている。&br()ペルソナ3の作中においてはニュクスとジャイアントインパクト説に言及はされていない。しかし「月そのものが敵の本体≒倒せない」といった点からニュクスとジャイアントインパクト説の関連性は明白であり、天体に詳しい人であれば物語の途中で気が付いていたケースもあった(カンの鋭い人はゲーム序盤から『月』を強く印象付ける演出からラスボスが月であることを予感していたらしく、月とジャイアントインパクト説の結びつきから「ラスボスはニュクスではないか」という予測を立てていたという)。&br()PSO2ではこの「ラスボスは月」「月とジャイアントインパクト説」の考察から安易に持ってきてねじ込んだのではないかと目されている。それまで月との関連性が薄く、突如「マザー・クラスタの本拠地は月」「アラトロンは元宇宙飛行士」といった設定が飛び出してきたことからも伺える。&br()とはいえペルソナ3では直接ジャイアントインパクトと月の関係は語られておらず、あくまでもファンサイトの考察から導き出された推測に過ぎない点。一方ではそれを逆利用してまるまる持ってきたのではないかとも見られている。いずれにせよ唐突であり、伏線もなにも全くないところから飛び出したものであることには変わりはない。 -マザーの真の目的は&bold(){オラクル世界に戻り、フォトナーへ復讐する≒自身の有用性を証明する}ことがここでようやく明らかになる。EP2ですでに語られているとおりフォトナーはすでに絶滅している。&br()アークスはその『尻拭い』をさせられているわけだが、その点に関してはマザーの目的は達成できないということになる。自身の手で決着をつけなければ納得できないという心理も理解できるが、既に決着のつけようがない因縁に「アークスはフォトナーが生み出した存在だから、その負債を抱えているアークスに八つ当たりする」と言っているようなもの。&br()どちらかというと実力行使をあまり好まないマザーがここまでするのは、アークス側の侵略が原因の一端にあると考えられる。まだアークスと地球とが距離を保った状態でお互いにおっかなびっくり情報収集をしている状態であれば徐々にその交流を広げていくこともできたろうし、もっと平和的なアプローチができたはず。&br()その過程でアークスの現状や地球の状況などの情報交換を行い、相互理解を深めてから本格的な人員交流・技術交流などに踏み出すべきではなかったか。慎重に慎重を重ねていけば、憎きフォトナーに生み出されたアークスといえど、マザーはそれに関しては不問としたのではなかったか。実際、ここに至るまで地球側が直接アークスが目的だったことはない。アークスシップ襲撃はアルの奪取が目的で、アークス打倒ではなく地球側で確認されたアルという不確定存在をアークスが不当に独占していたことが原因。&br()一方アークスは無神経に地球を我が物顔でノシ歩き、マザー・クラスタがすべき役目を片っ端から奪っていく侵略に終始。&br()アラトロンが語っているように、またマザー・クラスタの実績からもわかるように、12年前に目覚めてからのマザーは「地球と人類」のために徹底して『無私・無欲』を貫いている。その地球が無神経に踏みにじられたとあっては、もはや実力でたたき出すしかないという決断をしたとしても不思議ではない。戦いを避けようとするのであれば他所へ行くしかないが、地球は彼らの「家」である。そこに上がり込んで好き放題やっているアークスとどちらに正当性があるかは言うまでもない。&br()ことここに至ってもあえて月の本拠で迎え討ち、「フォトナーの後裔たるアークスと戦うのは自分」と『地球や地球人を人質にしたり兵士として使おうとはしていない』ことからも、あくまでもフォトナーへの復讐は個人の問題として地球と人類をそこに巻き込もうとしていない。&br()マザー・クラスタとの対立はどう考えてもアークス側、シエラによって引き起こされた戦禍。 -ヒツギの「マザーを倒せばアルが取り戻せる」という根拠はこれまでに一度も出てきていない。いつの間にかそうなっている。&br()安藤「なんで取り戻せるの?&br()宇野「取り戻せるから取り戻せるんです!」 **【146-C】救うための力 -マザーは戦闘のダメージで取り込んだダークファルスを抑えられなくなる。彼女がフォトナー・アークスへの敵対心はダークファルスが原因かもしれない。&br()しかしアークスがもっと慎重に地球側とコンタクトを取ってアルの処遇を決めていればマザーもいきなり乗り込んでいって吸収という強引な手段を取らなくて済んだかもしれない。あるいは地球側の侵略にやむを得ずダークファルスの力が必要になってアルを吸収したが、ダークファルスの影響を受けて抑えていたフォトナーへの憎悪が再燃したのかもしれない。 -取り込まれる直前にマザーは「私の目的は破壊ではなく……」と言っているが、やはりこのことからもエンガのいう「マザー・クラスタが地球を潰そうと思えば~」という解釈は間違っていたことになる。やっぱりアースガイドはテロリストじゃないか。&br()好意的に解釈するなら、ダークファルスに取り込まれ『破壊』の意識に侵食されていくのに抵抗していると解釈もできる。 --&font(#f00){《問題あり》} &bold(){ダーカー因子はないはず}&br()アルの正体はダークファルスだが、安藤の中和によって「本質的にはダークファルスだが無害化されている」ということではないのか。&br()現実世界でも毒を持った植物や昆虫、動物も生育方法や環境によって無毒化されるというケースはままある。アルはそうした本質的には害のあるものでありながら、無害化されている奇跡的な存在であるはず。&br()そもそもダークファルスの本質だけが残っているアルの「ダークファルスの本質」とは何なのか。 **【147-C】孤独の終わり -マトイ登場。安藤とダークファルスを封じているうちにヒツギになんとかしろとという話だが、突然出てきた「ダークファルスを封じられる力」。第一章で出てきた安藤の力は「ダーカーフォトンを中和する」力だったはず。ダーカーフォトンで動いている以上それを中和されればエネルギーがなくなり動けなくなることは理屈の上ではおかしくないが、ムービーを見る限り何らかの力で拘束しているように見える。&br()この辺りはムービー、視覚効果の話なので宇野氏だけを責めることはできない。ムービー担当が宇野リオを理解できなくてこのようになったとしてもやはり責めることはできない。 --&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){設定がブレまくっている}&br()EP1でヒ・ロガを浄化した力は「自分の中に取り込んでダーカーフォトンを焼く」であり、また「相手のダーカーフォトンを『喰らう』」こともできる。これで多くのダークファルス達もその力を削ぎ取られていることはこれまで通り。EP3で安藤とマトイが深遠なる闇になりかかったのはこれらのダーカーフォトンが体の中に残留し続けていってしまったから。演出上の話であるのでこれをもって矛盾しているということは決してないのだが、二人でエスカファルス・マザーの動きを封じられるのであれば12人いる緊急マルチプレイでこれが活かされないのはなぜだろうか。もちろんゲーム的な理由であることは言うまでもないのでそこをつつくのはナンセンスではあるが、ならばなぜそんな能力が与えられているのだろうか。マトイとクラリッサがなければ使えないという限定的な能力であるという説明もない。やはり「突然そういうことになっている」展開。 -ヒツギ「天叢雲…もう一度、今一度、あたしに力を貸して!」もう一度と今一度は同じ意味。別に言い直す理由はない。強調しているわけでもない。 -エーテルはフォトンと同質のものでありながら情報伝達に優れたものへと変質したのは「誰かと一緒にいたい」というマザーの願望が根本にあったことが原因。&br()これはシオンが【深遠なる闇】の発生を避けようとしなかったことを「寂しかったからのではないか」としたことのセルフオマージュか。破滅主義的な思考に至らなかったことや、あくまでも地球と人類を優先しているマザー。シオンよりずっとずっと有能なのでは……?しかし、&font(#fff){「魔法少女まどか☆マギカ」のワンシーン「ひとりぼっちは、寂しいもんな」と表現的には似ているような気がする。ここまでパクリ指摘をされたら何もできなくなってしまうが、人気のあるものから表面だけを持ってくる宇野氏ならありえない話ではない、程度には付記しておく}。 --この辺りは特におかしなところはないのだが、「自分を斬ってすべてを終わらせてほしい」と望むマザーをヒツギがコミカルに「ポカッ」という音で叩くシーンで水を差している。シリアスなシーンに耐えられずこうした形で照れ隠しをするのはライトノベルではよくあることだが、宇野リオではこればっかりなのであまりにも盛り上がらない。 **【148-C】役割の終わり -大団円と思われたところで背後からマザーを力を奪うアーデム。いつものやつ。 -アーデムの目的は「人類の進化を促すこと」。&br()もともとは大昔から世界を見続けていたが、時折人類が間違った方向に行きそうになったりしたときに世界に介入してきたらしい。あれこれ問題はあったものの、かつての世界は鮮烈で進化し続けていた。&br()だが現在の人類はエーテルという革命的な「世界再編」の鍵を得ながらも既存技術の延長にとどまり、根本的な変化が生じていない。つまり人類は「行き詰っている」。人類が自ら進歩できないのであれば、アーデム(アースガイド)がそれを先導するべきだ、という。 --「実はすべて私が画策したことで、君たちは手のひらで踊っていたのさ!」といういつものやつ。&br()アースガイドが先導すべきといいながら実際はマザー・クラスタの前に手も足も出ずアークス頼み。人類の進化を促すといいながら実際はマザーの能力を盗んだだけ。&br()結局横からかっさらっていくだけのコソ泥が大きなことを言っても「自分で成し遂げてきた」上に成り立たないものになんの説得力も生まれない。&br()これが宇野リオが盛り上がらない根本的な原因。 -オフィエルとかファレグとか人間関係を「実は〇〇でした」でついでにネタばらし。一度に回収しようとする宇野ドミノ。 **【151-C】壊れた進化 **【152-C】進化のための犠牲 -マザーから得た力で部下の肉体を強制進化に挑戦するが失敗。 --アーデムの台詞が抽象的でわかりにくいが、アーデムにはアーデムの考える進化の姿があるようだ。しかし肉体だけを変化させてもそれを進化というのだろうか?&br()勿論肉体の変化は進化の一つではあるが、アーデムは「既存技術の延長」は進化ではないと否定した。であれば「空が飛べる」「過酷な環境に耐えうる靭性」はすでに人は技術として持っている。&br()それを肉体に備えたことで起きうる変化は「技術での補助が必要だったものが不要になった」だけの話であり、肉体改造・肉体機能の拡張の範疇。つまり「既存技術の延長」でしかなく、これは進歩であって進化ではないことになる。&br()進化というのであれば、&bold(){人類が今まで持っておらず、かつ技術においても実現できなかった}レベルの変化が必要になる。それこそ「人と人とがお互いの意識を共有することで心を通い合わせ、誤解なく他者を理解する」といった次元の違うレベルでの話ではないのだろうか。&br()このことから、結局アーデム自身が「行き詰った人類そのもの」と言える。そこで行き詰っている他者に行き詰まりを指摘しても、それを打破できるビジョンを指し示してやれない、道筋がないのなら何の意味もない。&br()逆にアーデムの無能ぶり、無計画ぶりを浮き彫りにしただけ。むしろ悪役として小物化したとさえ言える。 **【153-C】アーデムの目的 -アーデムの目的は「エーテルを用いて世界を楽園に変える」こと。&br()そのためにマザーを倒しその力を奪ったわけだが、マザーは地球の敵であるから(和解の雰囲気であったところを後ろから刺すという形で台無しにしたのは)倒したけどいいよね?ということらしい。しかし''そもそも地球は事実上マザー・クラスタの支配下にあった''わけで、むしろエーテルインフラの整備によって人々の暮らしは豊かになっていた。そこにアークスという外的勢力を招き入れて地球の対立構造を顕在化させたのはアースガイドである。また、マザーの目的は「フォトナーへの復讐」「自らの優位性の証明」であっても、それも当初から掲げられていたものではなく、おおむね地球と人類の発展のために寄与してきた。いつの間にかマザーが地球の敵ということになっている。&br()マザーとマザー・クラスタの持つ権益がほしくてたまらないのでアークスを利用してマザー・クラスタと対立。地球を混乱状態に陥れ、その隙にマザーを暗殺して力を盗み取ったというのがアーデムのやったこと。どちらが地球の敵なんだろうか?その片棒を担いだシエラは何のために存在するのか?ラジコンとなって働いていた安藤は? -「現代における神の不在も、楽園の喪失もあの男には許しがたいことなのでしょうね。追放されてなお、未練がましいことです。」曰く「原初の男」。とすれば該当しうるのは一人しか存在しないが、宗教関係はトラブルになりやすいため誰なのかは明言はされていない。&br()『彼』が実は最古の時代から人類を見守っており……という物語は世の中に溢れているので別にこれが問題というわけではないが、やはり唐突。アーデムが『彼』と結びつきうる布石が配置された形跡はない。「いつの間にかそういうことになっている」「何の布石もないけど実は○○だった」の奔流。 -ファレグはアーデムを始末するしかないといい、ヒツギは何をしようとしているのかを正しく理解して、そのうえで止めるという。止まらなかったらどうするの? -「これより先は競争です。私はアーデムを〇〇ため、貴方は止めるため。ただ互いの力を尽くすのみ。」&font(#fff){さすがにこれは重箱の隅かもしれないが、PSPの名作ハンティングアクション『ゴッドイーター』で、ファレグ同様の糸目で事情に通じた人物が「さて……人が神になるか、神が人になるか……競争の始まりだ」と独白するシーンがある。宇野氏の作品にはゴッドイーターと関連性を疑われる部分があるため、絶対にないとは言えないレベルで一応付記しておく}。 --アーデムのところまで協力できない理由は何だろうか?まず説得しようとしてダメであれば倒せばいいのでは?&br()結局「戦う」以外の選択肢が最初からない。とはいえこの小悪党を野放しにもしておけないわけで、そもそもヒツギの説得自体意味がない。むしろそこまで協力させられるほど足を突っ込んでしまったアークスの負う不利益が問題。 **【154-C】似たもの兄妹 **【155-C】余りもの同士 -シエラ「アーデムのことは地球の惑星固有の問題になっている」「そこまで面倒を見る理由はない」。&br()何もかもこのサイコパスの独断で介入してきた結果。にも拘わらず「そこまで面倒見る理由がない」とは無責任処の騒ぎではない。最初期から対応が間違っている。&s(){早く廃棄処分にしようぜ!} -だが「マザーの台頭やアルの救出の結果」なので、最後まで(どこまで?)協力することに。司令のウルクにもネゴ(negotiate=交渉)済み。ゴネ済みでは? -そもそもこれだけ話をこじらせたのは何度も繰り返しになっているがどう考えてもアークス側。確かにことの発端はマザー側がPSO2を通じてオラクルに人を送り情報を収集していたことが原因。しかし12年間ものあいだ実際に行動は起こさず、情報収集に徹していたことや、''アークスのように強引で、反乱分子と協力して体制の転覆を狙っていたわけではない''ことから、主目的が敵対やアークスの侵略でなかったはず。逆にアークスはこの短期間のうちに地球への事実上の侵略を猛然と行っている。&br()マザーの目的から考えれば最終的には敵対しうる可能性はあったものの、先に手を出して地球を混乱状態に陥れた上に現体制側のマザー・クラスタを弱体させ、対抗勢力であるアースガイドに技術や戦力を提供し、あまつさえ当面の脅威となっているアーデム=セークリッドを台頭させたのはアークスである。&br()もともとアークスが浸透型の侵略を行っていたのであるから、ここまでやっておいて手に負えなくなったから面倒見ない、などというのは無責任という次元を超えている。アークス絶対主義も極まった無法者集団である。 -PSO2の転送技術に興味があるのでコオリから携帯ゲーム機を借りてあれこれいじるシエラ。アークスの協力はゲーム機を貸し借りするような気軽さでいいというが、実働部隊は安藤である。シエラは艦橋で命令するだけ。サイコパス。&br()ウルクもあっさり許諾、当然安藤には何の連絡もない。やっぱりディストピア。守護輝士はやらされるだけのラジコン。このサイコパスピーピングロボに強すぎる権限を与えたのは一体誰なのだろうか? --現実のPSO2も宇野リオの超異次元理論がまかり通り、安藤≒ユーザーの抗議や要望は一切届かない。EP4のアークスと非常によく似ている。現実世界も空想世界もまるで全く同じこの状況がEP4のキャッチコピー、「ぶっ飛ぼうぜ、超現実へ」なのだろうか。確かにぶっ飛んでいる。 **【156-C】望まぬ進化のかたち -ファレグ「人は自分の力で進化して歩んでいける」と人の強さや目映さを信じている。&br()と言いつつアークスと結んで地球を大混乱に陥れようとするアースガイドへの対処はまともに行わず、むしろアークスとの戦闘を楽しんでいた。&br()善意的に解釈すれば「自分が介入しなくとも人は正しい道を歩いていくのだから」とも取れるが、そうはいいつつ事象に介入している時点で説得力皆無。言ってることとやってることが食い違っていればそうなる。 **【157-C】ファレグの忠告 -ファレグは思ったより深刻な状況なので、ヒツギが迷うようなら……と安藤に迫るが、ならヒツギを待たずにお前が先にやれよ、とも思うのだが。なんだってそこまで安藤に手を下させようとするのか。 **【158-C】 -アーデムの目的は「神の具現」と断定。(よくわからないので解読できる人頼む) --アーデムがいろいろ人類の進化のありかたを試しているが上手くできないので地球全部で一気にやってくれる『神』を作り出そうということだろうか?&br()アーデム自身に「こうなってほしい」「こうあるべき」というビジョンがないので自分以外の何かにお願いする、という他力本願の話だろうか。無能。 -シエラ「アークスの目的はダーカーの殲滅だけではなく各惑星の''調査と平定''」。つまりアークスの価値観のもとに惑星を侵略していく、という恐るべき野望の宣言が行われる。&br()地球は少なくともアークスが手出しするまでは表向きは平穏そのものであった。しかしアークスが「見捨てられない」という理由で暴力的に介入していった結果が現在である。言葉は適切でないかもしれないが、最初期の時点でヒツギを見捨てていればことはここまで大きくならなかったはず。そうしなかったことで犠牲になった人は表に出ていないだけで相当数あるはずだ。 **【161-C】クーナの約束 -地球とアークスの人々をねぎらうためにライブを計画しているクーナ。情報部次席のくせに最終決戦間近で多くのアークスや六芒均衡も駆り出されているという現状に何をやっているのだろうか。アザナミの「正義は人それぞれやるべきことをやっていればいい」は一体誰に向けた言葉だったのだろうか?&br()この緊張感のなさ、挿し込むイベントの場違いさ。そんなだから2017年人気投票で3位陥落を許したのではないか。宇野はこれでクーナに人気が出ると思っているのか。人気アイドルだと思うのだろうか? -六芒に関しては慣例として名称が残っているだけという建前だが、シエラの発言から未だに影響力を保持していることがわかる。組織は何も変わっていない。&br()宇野氏の『六芒均衡』への思い入れは格別のものがあるようだ。流用の問題点を指摘され、設定面でも不自然さを指摘され、酒井Pに厳しく言及されていながらも、PSO2世界で『送還』を売り出しているといわれてでも。 -サプライズにしたいから秘密にしていてほしいとのことだが、EP1での彼女の''活躍''を見れば自分でバラしていくのではないだろうか。むしろこの時点でもうサプライズではない。美味しいところを隠しておいてアッと言わせるところまで我慢できない。結局インパクトがなくなり「知ってた」で終わってしまう。 **【162-A】一触即発 -お風呂覗きの件で「データが閲覧できないので何かあったら困るし直接聞きに来た」というカスラに「自分が情報部にデータを上げているから問題ないはず」というシエラ。つまりシエラが独断でやっている様々な情報もシエラ個人の判断で隠匿・改ざんが可能ということ。&br()それに対して部門のトップが強権的に閲覧することもできなければ、直接足を運ばなければならないというシエラの権限はウルク司令と同等以上ではないのか。&br()そもそもこの覗きの件も最初からやらないか、少なくともプライバシーにかかわる部分であると判断ができた時点で記録を中断していればよかっただけの話。原因は自分自身にあるのに直接詰問に来たカスラに腹を立てるシエラ。 //-強すぎる独自権限を持ち、非を指摘されると逆ギレと自己弁護に終始するシエラの振る舞いはどことなくシナリオを提供する宇野にオーバーラップする。&br()あるいは、自分もシエラのように好き勝手したいという願望の発露なのだろうか?宇野氏は自身の願望やイメージするところの分身を作中に登場させることがあるのでありえない話ではないか。 -なお、代表作『アトラ・シンドローム』のあとがきでは自身の落ち度を一切鑑みることなく相手に全責任を負わせて逆ギレをするというウルトラCを披露しており、シエラと宇野氏の思考回路が極めて酷似していることが伺える。ユウ、リョウに続く第三の自己投影キャラクターなのだろうか? **【162-B】過保護なサラ -サラとマトイがあまり地球を手伝えていないことを申し訳ないというが、そもそもアークスは現時点でも【深遠なる闇】という驚異を抱え、一方で地球の対応に六芒や多くのアークスが出撃しなければならないという二正面作戦を展開していることからも実働部隊にかなりの負担を敷いていることがわかる。&br()そのうえシエラはやりたい放題で仕事だけを増やしてくるという無能な働き者の上司状態。そもそも独自行動が認められている『守護輝士』の安藤がシエラの要求を拒否できるシーンがあっただろうか?様々な武力介入や覗きなどの犯罪行為に至るまで、何もかもシエラが絶対支配者。&br()現時点で【深遠なる闇】を抑えきれなくなったらその時点でアークスは終了。どう考えても地球に手出ししている場合ではない。仮に地球まで【深遠なる闇】の脅威が及ばなかったとして、地球をアークスの統治下に置き、【深遠なる闇】から逃れて新たな拠点として占拠しようとしていたのではないだろうか。そのための地球侵略であったとすれば納得がいく。 --これはのちの展開、すなわちEP5での【仮面】救出作戦のために地球の協力を取り付ける必要があったからなのだが、EP5のためにEP4の整合性を放棄するというのは甚だ疑問。長々とEP4を丸々使ってやったことはEP5へのアリバイ作り。 -マトイは総務部で雑務に従事しているようだが、現在は地球各地でエスカダーカーが出現し、アーデムによる「神の具現」が目前に迫っており、アークストップクラスの戦力がそんなことをやっている場合ではない。もちろん休息は必要だが、敵はダーカーではないため彼女がダーカー因子をため込んで【深遠なる闇】になってしまう可能性は低いはず。&br()過去にはアークスシップが襲撃を受けている最中に、最高戦闘力を持つ人物が避難誘導をしているような組織だったが、やはり何も変わっていないのか? --なお、マトイが前線に出られなかったのはPhantasyStarOnline2 THE ANIMATIONの顛末が原因。マトイ自身、またPSO2TAのメインキャラクターであるアイカからも一応ちょろっと聞かせてもらえるが、これも「アニメ側の話」をぼかしながら説明するため要領を得ず、理由づけが弱くなってしまっている。 -サラ曰く「司令は放任主義」だそうだが放棄主義ではないだろうか。そもそも指令は何をやっているのだろう?地球に関してはシエラに一任、各部署も放任主義。&br()【深遠なる闇】の対処もしていないようだし地球への対処もなし。上層部会議に出席しているとしても喫緊の課題とは思えない武装関連の話など今することだろうか?これほどの脅威を前にしても司令は表に出てこない。一体何が忙しいのだろうか。 --なお、時期的にウルクの声優をされていた伊瀬茉莉也さんが休業される直前あたりと推察されるため、PSO2への出演が難しかったであろうことはわかる。しかしそれならそうで「ちゃんと仕事をしている」という描写をしてもらわなければウルクが無能指揮官の誹りを受けるのは当然。ライター側の怠慢ともいえる。 **【162-D】具現武装の由来 -具現武装は本人の願いや想いなどを強く反映するが、一方でその性格やものの考え方などにも影響される。強ければ強いほど隠された欲望なども反映するため、武装を観察することで人の心がわかってしまうかも?という話。 --具現武装はPhantasyStarOnline2 THE ANIMATIONの概念だが、PSO2TAでの具現武装はそうしたものを反映させた部分はかなり薄い。イツキのレイディアントは「守りたい」という想いで具現したが、レイディアント(radiant)とは「晴れやか」の意味を持ち、由来があるものではない。一方本家PSO2では天叢雲などの由来のあるものが登場しており、それらは「伝承をベースとして具現」していることからも微妙に設定に食い違いが生じている。 #endregion *第八章 世界終焉の具現 #region(第八章まとめ) **【163-C】世界終焉の具現 -連続クエスト **【164-C】心を救うために -アースガイド構成員の成れの果て。ヒツギ「命は救ってあげられないけど、その心を救うために」&br()彼らの内面が今どのようになっているのかは本人以外はわからない。&br()救うとするのは自身の心のため。人であると知りながら、悪意がないと知りながら戦わざるを得ないことへの自らへの救いである。&br()ヒツギはアルに対しては肉体が無いにも関わらず取り戻すと息巻いていた割に、モブ相手には案外ドラスティックである。宇野のシナリオではこうした『えこ贔屓』が頻繁に見られる。古くはメルフォンシーナの一件に始まり、ハギトとベトールの扱いの違いなど様々なところで整合性を無視し、自分の持ちキャラほど厚遇し、いびつに捻じ曲げる。こうした積み重ねが物語の方向性や登場人物の性格がブレてしまう一因であろう。 **【165-C】術式開始 -水の使途オフィエル=ハーバート登場。 --行き詰った人類の進化の可能性をマザーに、次にアーデムに感じたためマザークラスタにつき、またアースガイドにもついている。どちらにもつかず、美味しいほうにつくと公言してはばからないコウモリ野郎。 --医者が患者一人を救う間に数万の人命が失われていることや、地球環境の危機的状況を前に権力闘争、主導権争いに終始する人々を見て「人は現在や未来を見ようともしない、知ろうともしない」という「人類の病巣」をどうにかしたいようだが、自身はコウモリとしてマザー・クラスタとアースガイドの間で対立を煽っているだけ。そもそもオフィエル自身、そうした危機が目の前にあることを知り、アースガイドとマザークラスタの両方につながりを持ちながら権力闘争・主導権争いに身を投じている一人ではないだろうか。&br()それが一個人としてであればまだしも、オフィエルはすでにマザー・クラスタ中枢の一人。何もできずに指をくわえているアースガイドに肩入れする前にできることは山ほどあったのでは?エンガの評であれば「マザー・クラスタが地球を潰そうと思えば核ミサイルのボタンを押せば済む」というだけの力を持っているのだから、逆のこともできたはず。&br()にもかかわらず、彼が成し遂げたことは何もない。せいぜいアースガイドに脅威となるベトールを消したくらい。「自分も何もしたくない、誰か何とかして」と言っているようなもので、偉そうになんやかやと上からものを言うわりに本人も何もやっていないというのはギャグ。 -「もはや処置なし、病巣を取り除くしかない」病巣も取り除けないから処置なし、なのでは…。またそうした現状にあって(ある意味ではオフィエル同様の思いで)なお人類を支えようという人々も少なからず存在する。そうした人々を無視して「とりあえず全部リセットしちゃえ」という破滅主義的なものの考え方は現実世界でも往々にあるものだが、それがなぜ人類の進化につながるのかが不明。&br()これもシオンの【深遠なる闇】の発生と同じで、宇野氏はどうも大破壊の後に訪れるであろう新世界というバラ色のビジョンを見ているようだ。&br()しかしそうしたクライシスを経て次のステップへ、というのは実際は根拠のないデマ。不確定性への無責任で無根拠な期待だけである。その結果はだいたいは歴史が証明してくれている。 -エンガ「てめえの言い分はな、うまく行かなかったから全部なかったことにする、っていう子供の駄々となんら変わりねーんだよ。」ひたすら使いまわしと延々同じストーリー展開を繰り返しているシナリオライターからのメッセージと思うとなかなか秀逸である。 **【166-C】術式失敗 -ファレグ「アーデムをアレするのは安藤達が失敗してからでも間に合うから」と安藤達に先行を促す。いつもの奴。直前で競争云々言っていたがシナリオライターがそういうのをやりたかっただけで特に意味はなかったらしい。&br()安藤ですら容易に切り裂けない領域を腕の一振りで破壊。もうあいつ一人でいいんじゃないかな。ファレグが順番を待ってくれるのであれば別に一緒に行っても良かったのでは? -ファレグは「人よりすこし頑丈だったので長生きできて、その間ずっと体を鍛えていただけのただの人間」「拳も脚も身体の全てが貴方(オフィエル)の信じられなかった人類の可能性の結晶」というが、オフィエルが信じられなかったのは人の内面の変化、革新であり「肉体の強靭性」ではない。&br()しかしアーデムはまず肉体の進化(変化)を促した。つまりアーデムとファレグは同じ「人類の進化の可能性」の姿を見ていることになる。とはいえアーデムは無理やり、ファレグは自発的にという違いがあるため、そのあたりでは譲れない主張もあるだろう。いずれにせよアーデムやファレグが肉体の進化=人類の進化と定義しているのは「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」論か? **【167-C】マザーの意志を継ぐために -オークゥ、フル、アラトロン登場。ファレグが助けていた。ご都合主義の集合体。 -確かに人間離れしたファレグだが、月面の施設の爆発からどのように脱出したのだろうか。ファレグの身体能力なら生身で真空中の活動もできるだろうが、それではオークゥとフルの肉体が持たない。本拠地と同じ施設であれば説明はつくが、そもそもヒツギが囚われていた施設と月の本拠地の位置関係が不明。&br()だいたい本拠地と繋がっている場所をおとりで使って爆破するとは考えられず、別施設である可能性は高い。&br()月の本拠地は地下にあったため、施設の下に建設されていたなら救出は可能だろう。ライターの悪癖で「書きたいシーンしか書かない」ために突入シーンなどをごっそり省いた結果。このあたりの伏線を張るには最適だったのだが……。&br()何にせよそのあたりの説明も全くなく、「ファレグだから救出できた」というのはデウス・エクス・マキナそのものであり、物語を紡ぐこと、整合性を完全に放棄している。「安藤が寝ていたらファレグが全部やってくれた」でもEP4はなんの問題もないだろう。 **【168-C】最初にして最後の戦い -世界再編(パラダイムシフト)という言葉を使っているが、要するに自分含め具体的にはどうしようもないので神を作り出して何とかしてもらおう、ということ。&br()いつもの宇野リオ。アーデムはマザーによってエーテルを得た人類に何もできなかったといいながら、自らもそのマザーの力を手に入れながらこれである。無能の中の無能、プリンスオブ無能。こんな無能がえがく未来にオフィエルは何を見たのだろうか。こんな無能が生み出す神はどれほどの無能なのだろうか。ここまでくるとEP4はコメディー作品といっても差し支えない。 **【169-C】神の器 -アーデムは倒したが自身を生贄にする「神降ろし」は成功。&br()よくある「頑張ったけどダメだった」「寸前で達成されてしまった」というのは世の中にごまんとある。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」でもラストシーンは主人公たちが頑張ったが逆にそれが引き金となって計画を後押ししてしまう。その点からすればこの展開を難ありとするのは難しいかもしれない。&br()しかしPSO2ではこの「結局ダメだった」が多すぎる。そのうえ「結局ダメだったうえに出てきた奴を倒せない(撃退どまり)」という展開に終始している。&br()そもそもアーデムが自身を最後のトリガーとしていたのは「アークスが戦う以外の選択肢を持っていない」ということが前提になっている。もしアークスが手を引くなどして時間が稼げるのであれば別の選択肢もあったのかもしれない。この点はスクウェア・エニックス第一開発室の野村哲也氏をトップとしたグループが得意とする、通称ノムリッシュな展開と非常によく似ている。&br()特に『ファイナルファンタジー13』では「主人公たちは現状打破に戦闘以外しない」「対話の選択肢が提示されていても戦闘以外の選択肢を選ばない」「ラスボスを倒してはいけない」「何をこうしたいというビジョンはないけどラスボスを倒す」といった点でよく似ている。 -ファレグはオフィエルをボコボコにするのに全力で助けに来ない。「人を信じているから助けに行く必要はない」 --しかし結果論だが安藤(=この世界の住人ではない、人でないヒト)がいなければ神には勝てなかった。地球の未来を手にするための戦いにオラクル人が手を貸してよいものだろうか。たとえ崩壊という結末しかないとしても、それは地球が、人類が決めること。さんざんここまでアークスが出しゃばってきた以上今更かもしれないが……。&br()ゲーム的な事情でプレイヤーがいないわけにはいかないが、少なくとも世界再編を望まないファレグもこの決戦に身を投じるべきだったのでは?しかし一方で彼女は原始の女であり、「人の可能性の極致」に至っているため厳密には現人類とは異なる、ある意味では過去の人である。そのため現在と未来を手にする戦いにはふさわしくない、と考えたととらえることもできる。&br()言い出したらキリがないが、そこまで弁えているのであればアークスをまず参戦させるべきではなかった。 ---散々好き放題やってきた「悪役」としてのオフィエルがボコられているという胸のすくシーンであるはずだが、肝心の「ボコボコにされている」部分はなく、「ボコボコにされた後」の姿だけ。これでは単に応報感情を満たすというより貶められたオフィエルを嗤うだけになってしまっており、溜飲が下がるどころか逆に胸が悪くなるのではないだろうか。&br()また、オフィエルはただ力で打ちのめされているだけで無様に命乞いをしているわけでもなく、過去の自らを涙ながらに悔いるわけでもない。シナリオライターの暴力性、ただの獣性の発露としか言いようがない。 -アーデムは「神は無償で降臨しない。ふさわしい供物、降臨するための器が必要」といい、また降臨した神も「現在の宇宙を糧として新しい宇宙を創る」。現在の世界に価値がないという極めて傲慢な存在として描かれている。&br()神のありようは人それぞれにあるため「これが神」と定義することはできないし、また「これは神ではない」とすることはできない。&br()しかし「神」であるものが「何かを犠牲にしてしか作り出せない」「自分への敬意を求め、他者の非服従を咎める」という程度の「人の延長」であるものだろうか?&br()ハギトもアーデムも神も、少なくともファレグのように自らの手で得たものではなく、与えられたもの、欺いて盗み取ったものをわが物としている非常に程度の低い悪役になっている。EP1から宇野リオのボスは全員これ。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){この神は「神」ではなく、「アーデムが望む神」を模した具現武装である。}&br()そのためアーデムがこうあってほしいという願望が色濃く反映されている。マザーはこの意識を「地球意志」と呼んだが、地球は別に自己否定を起こしているわけではないし、現在の地球を破壊して新たな地球となることを望んでいるわけでもないはず(そうした描写はない)。最大限好意的に解釈して「そういう人々の絶望が満ちた地球全体が抱える意識の集合体」とするのが妥当だろうか。 --&font(#f00){《反論》}:そもそも宗教は人を律するために生まれた物で、無償で信者でもない人間を無条件に救ってくれる神など普通居ない。生贄要求は勿論、要約するとムカツクから程度の理由でやらかす神もいる。 --&font(#f00){《反論》}:&bold(){マザーはこの神を「神といえどもエーテルの集合体」と称した。}&br()そのためこの神は「神」であるとするのが妥当では。また、あえて神々しい(ような)姿をしながらも内面は悪魔という逆転の表現という解釈もあるが、程度が低すぎて悪魔とも思えない。仮にこれが「神の姿をした(神を騙る)悪魔」であるとしても、「悪魔的」とは程遠い。ライターが描く神の姿がこの程度であれば、ライターのレベルもまたしかりなのだろう。 --&font(#f00){《補足》}:設定資料やコラボイベント等の内容を総括すると、中身を満たすエネルギーは神(または神と呼べるレベル)のものだが、器はアーデムの幻想であり、アーデムの願いを受けて望む言動をしていたようだ。つまり神と名乗っているだけで本質は人間(アーデム)というものということになる。それを『神』と呼ぶのかどうか。 -神、アークスシップを元の宇宙に押し返すが神に吸収されたマザーが出てきてどうにかこうにか。 -シエラ、ヒツギ達がPSO2を通じてオラクル側に来ていたのと同じようにPSO2をその場で開発して安藤を送り返す。ESC-AでPSO2が大人気であったり、コオリからゲーム機を借りた云々のエピソードはこれの布石。 --しかしそもそも安藤がPSO2を介して別世界に転位するという能力は突然現れたもので、いつの間にかそういうことになっている展開。また、PSO2でヒツギ達がオラクル側に来ていたのはPSO2の機能であるが、アバターなしでの転移は「具現武装が出せる段階にまでなったエーテルの適正」であったはず。&br()いずれにせよPSO2自体は「アバターを介して別次元にアクセスする」どまりで空間の転位能力はない。(このあたりよくわからない補足求む)&br()シエラが独自の改良をしてPSO2+アークスの転位技術を組み込んだとかであれば何とか繋げられなくもないが、設定が明確でないところに後付けであれこれ足されているので整合性があるかどうかすらもあやふや。とにかくできるからできたんです!で納得して欲しいらしい。 -神曰く「創造の失敗は新たな創造で補う」。人と同じように失敗をするならそれを神と呼べるのだろうか。あまりにも程度の低い神。やたら偉そうな割にこんなものである。 **【170-C】未来の火は継がれていく -なんかかっこいい風コンビネーションで神撃破。 --EP3後半からずっとそうなのだが、安藤の武器がダブルセイバーのコートダブリスで固定されている。&br()これはイベントシーンの演出上、多種多様なPSO2の武器に合わせてムービーを作る手間を考えればこの場合はやむを得ない。ゲーム上も全クラス装備なのでクラスに関係なく装備することができる。またこれは安藤と【仮面】に縁のある武器なので、ほかの武器と比べれば無理のない点ではある。&br()しかし、全クラス共通装備はただ装備できるだけであり、場合によっては固有のフォトンアーツが設定されていることもあるがこのイベントシーンのように自在に使いこなす……というのはやはり違和感が残る。自分のキャラクターが射撃/法撃に特化したという設定でプレイしている人達は近接を強制されてしまっている。 -神、特にビジョンもない「進化」を拒むのかと問うが、そもそも神が「世界は失敗したので作り直す」と言っているように作り直すのは進化ではない。いまあるものが「進んで」こそであり、新たに作り直すのは自らも言っているように創造、または再生といった言葉になるだろうか。神の割に言葉もしっかりつかえていない。物語的な「神」であるシナリオライターそのものとさえ言えるかもしれない。 -現実世界に戻ってくる。アーデムの残した絶望がエーテルに宿っているため何度でも「神」が具現するかも。結局倒せない、いつものやつ。創造創造言っていた割に結局アーデムが望んだのは破壊だったというオチ。PSO2の風物詩、破滅主義者に新たなメンバーが加わった。 **【171-C】それからの地球、これからの地球 -後日談。そもそもどの時期に物語が始まり、今がどの時期なのかがわからないため「どの程度時間が流れたのか」が全くわからない。&br()EP4では日付や時間を廃しているため季節感などで補わない限り数日の出来事だったのか、数か月の出来事であったのかがわかりにくい。さすがに年単位ということはないだろうが、服装や風景の変化などもない。このあたりも「ライターの書きたいものしか書かない(書けない)」という悪癖が影響しているのではないか。 -現在のマザー・クラスタはマザーの不在を隠してアラトロンが統括して運営されている。&br()曰く「''マザーの遺志を継いで''地球のため、世界を裏から支えるための組織へ変えていく」という。つまりマザー自身はやはり地球のためという意識があったことは間違いない。&br()つまり最初から「マザーは地球の敵」ではなかったということになり、根本的にアークスの方針は間違っていたということになる。むろん、ヒツギやアースガイドが犠牲になっていいということではないが、それは地球の話であり、放っておけないというのはアークスの傲慢、押しつけがましく恩を売りつけているに過ぎない。結局マザーという非常に大きな存在を失ってしまい、地球は自ら幻想種などに対抗する手段を大きく削がれ、アークスなしでは自立できなくなってしまった。完全にアークスの侵略戦争であった。 -ファレグ「人は自分ができることを認識して、それを使うことは悪いことではない」できないことを認識できず、それを使おうとするシナリオライターがいるらしい。 --オフィエルは司法で裁くのが難しいので連れまわしてこき使っているらしい。 -ハギトは慈善事業をやり始めた。また、学園にもかなりの額の寄付金を入れているらしい。マザー・クラスタとアークスの一連の騒動で起きた損害は、表向き「エーテルネットワークの通信障害」という形で処理されているが、ハギトはこれに対し億単位の資金と技術支援を行う、と報じられている。しかし彼が放置している幻想戦艦大和への記述はなし。 --&font(#f00){《問題なし》}:&bold(){}ゲーム的な事情から何度も幻想戦艦大和は登場しているが、これはコンテンツとして周期的に行っているだけでおそらくは1回で終わったものと思われる。でなければこのように「平穏な日々」には戻っていないし、ハギトも何もしないということはないだろう。 --&font(#f00){《反論》}:&bold(){}デウス・エスカは何度でも登場している。これはアーデムの台詞からも確定。デウス・エスカはアーデムの心象を反映した結果何度でも復活してしまう具現武装の暴走とでもいう状態になっているが、ハギトのエメラルド・タブレット(ハギト・フェムト)も規模は異なるがハギトの制御下にない。こちらも具現武装の暴走というべきだろう。であれば、同様に幻想戦艦大和が何度も出現することに不整合はない。むしろハギト本人にもどうしようもなくなったので慈善事業やアークスとつながりのあるヒツギ(のいる天星学園)に多額の寄付を行っているのではないか。 --&font(#f00){《解決》}:&bold(){}後日アークスライブにて上記の反論(幻創戦艦はすでにハギトの管理下になく、ハギト自身エーテル能力を失い一般人になった)が正しいことが木村Dの発言により明らかとなった。&br()オフィエルのようにファレグの粛清を受けないよう慈善事業を行っているとのこと。お風呂イベントでハギトが「迷惑をかけたと思ったから寄付金をはずんでいるんじゃないか」という発言はこれを指している模様。 -「アークスはマザーとの決戦の後は幻想種の緊急的な対応時以外過剰な接触を避けるようになった」「あれ(最終決戦)以来安藤にも会えてない」&br()要するに侵略の障害となるマザー・クラスタとアースガイドのリーダーを討ち取って弱体化させ、地球がアークス依存の体制になったからということか。 --繰り返しになるが時間経過の描写がないのでどの程度「久しぶり」なのか。こうした積み重ねがないため、待ち焦がれた感のある「一緒に冒険、行こ!」というセリフもどうにも薄っぺらい。 **【172-C】光の果て、幻想の未来 -ショップエリアでクーナライブ。 --この歌が地球とオラクルをつなぐ、とか言っているがオラクル側も地球側はつながりがあるのは極一部なのだがそれでいいのか。 --肝心のライブも大人気アイドルとは何だったのかというレベルで人がまばら、まあ描写数とか色々な問題があるのは分からないでもないのだがもう少し工夫をですね… ---観客がほぼ男のみで最前列でサイリウム振っていわゆるオタ芸を披露している辺り、大人気アイドルというよりご当地アイドルとか地下アイドルの雰囲気ですよコレ! ---%%テンプレアイドルオタクをそのまま形にしたキャラしかおらず%%女性の観客皆無な辺り、こういうアイドルの実態をよく調査していると感心もしたくなるが&bold(){本気出してほしいのはそこじゃないです} //-ショップエリアでクーナライブ。明るく激しく鮮烈に。この歌がなぜ地球とオラクルをつなぐのか。オラクル側は地球の事情をある程度理解しているだろうが、地球側はごく一部だけしか知らない話である。このアンバランスな関係を「繋ぐ」と表現していいものだろうか。 //--めちゃくちゃ人まばら。最前列でサイリウムを持ったいわゆるオタ芸を披露しているアークス達。普通にキモい。女性の観客皆無。完全に地下アイドルのそれ。 **【174-C】幻想造神の具現 -デウス・エスカ出現。これも倒せないやつ。結果としてアークスの介入によって地球は「幻想戦艦大和」「エスカファルス・マザー」「デウス・エスカ」という3つの脅威を一気に抱え込むことになってしまった。当然対応は地球だけではできないのでアークスに依存せざるを得ない。アークスによる地球侵略。その指揮を執ったのはシエラである。 **【176-C】こっそり情報収集 -シエラ、覗きシステムを構築。地球の状況をモニタリングするのであればヒツギ達を直接監視する必要はない。詳細で鮮明な映像も必要ない。 -「地球の脅威は過ぎ去ったとはいえエーテルは広まったままですし、幻想種もたびたび発生しています」 --&font(#f00){《問題あり》}:&bold(){}地球の通信はエーテルインフラによるものなので「エーテルが広まったまま」でないと困る。エーテルとフォトンは本質的に同じものであるから、フォトン同様に「どこにでもある」状態でなければならない。&br()であれば広まっていくことはエーテルインフラが整備されていくということであり、地球にとって良いことのはず。それの何が覗きをしてまでも監視する必要があるのか。 -「もたらされる情報で動くのではなく可能な限り、状況を注視し機先を制して動き出す。これも肝要」らしいが、それは地球側の話であって、アークスがすることではない。&br()171-Cで「アークスは過剰な接触を避けるようになった」としているが、早くもこれ。地球側が中心になってもたらされた情報をアークスが分析し、というのであれば話はまだ通るが、地球側の事情に地球側の頭を超えてアークスが「機先を制して動き出す」のは道理が通らない。地球はアークスの管理下にあるとでも言いたいのだろうか。とにかく何が何でも覗きイベントをやりたい模様。 -お風呂イベント。巨乳話。 -シエラ、結局最後まで見て「今回も秘匿にします、安藤さんも役得と思って秘密にしましょう」 --前回これでカスラに突かれたのにまったく懲りてない。シエラにブレーキをかける存在がないためやりたい放題。やはりアークスには自浄作用がない模様。 --巨乳の件はすでに述べられているため今回も割愛。「役得と思って」と台詞には「覗きが得」という意味合いが込められているが、これは「偶然に、意図せず」起きてしまったラッキースケベではない。シエラが明確な意思で行った「人権の侵害」である。&br()ファレグが告発すればシエラは無傷ではいられないだろう。その共犯者にされてしまった安藤も同様。地球を救った英雄とも言うべき安藤が年頃の女性の入浴の一部始終をのぞき見しつつ映像記録まで取っていた、などという話が広まれば大スキャンダルである。&br()最悪、地球との関係が悪くなることもありうる。そもそも今回の顛末は様々な部分で知らされていないことも含めて「最終的に何とかなった」ことと「地球側が抱え込んでしまった脅威に対してアークスの戦力が必要だから」というギリギリの協力関係である。後先考えない独善的な、余りにもやりたい放題のシエラはルーサーよりも悪質と言わざるを得ない。 **【177-C】めげずに情報収集 -覗き続行。「あなたと私だけの秘密の諜報」。何が問題か全くわかっていない。完全にサイコパス。言葉が通じないとはまさにシエラのためにある表現。&br()今度は男性陣の覗きだが「女性を覗いたのでバランスを取って男性も」という完全に犯罪者の思考。なぜお風呂時に「情報収集」をする必要があるのか。 -エンガ、アル、アラトロン、ハギト。 -乳談義。小学生のいるところで乳談義はいかがなものか……。 //編者は似たような状況で性的なトークを展開された経験があるので「さもありなん」といった意見だが、道徳的にはよろしくない。 -覗き終了。シエラ、今回も私的な理由で行った犯罪行為を隠蔽。''これがEP4メインストーリーの最終エピソード''。 -こうした性的な描写は良し悪しは別にしてそう珍しいものではないのだが、そもそもこれは覗き行為であり、嫌悪感を持つ人は当然いるだろう。また自分の分身ともいうべきキャラクターが犯罪(悪事)に加担させられることには特段の拒否感を抱くプレイヤーは少なくはない。要するにゲームを用いたセクシャルハラスメントであり、安藤にセクハラを強要するシエラと、プレイヤーにセクハラを迫るシナリオライターという二重構造になっている。&br()余談だが、国産MMOの金字塔「ファイナルファンタジー14」ではプレイヤーキャラクターがメインストーリーの展開上やむなく詐欺の片棒を担ぐことになるのだが、そのことをプレイヤーに指摘され「自分の分身ともいうべきキャラクターを犯罪者にしてほしくない」と要望を受けたことから以降は徹底してそうした展開を排除し、ストーリーの改変時にはそのイベントをまるごと削除したということが公式ライブ放送で明かされている。プレイヤーキャラクターの挙動ひとつとってもそれほど細心の注意を払って扱っているのだ。 **【178-D】ファレグからの誘い -連続イベント。ファレグと一対一の高難易度バトル。決闘での勝敗(時間切れは敗北)で分岐。 **【179-D】決闘 **【180-D】魔人の敗北 **【180-E】魔人の勝利 #endregion *コメント [[コメントページの参照>コメント/ここが変だよPSO2/宇野のシナリオ(EP4)]] #pcomment(reply,enableurl)

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