感想
記念すべき連載第1回である。初回にふさわしく主人公のドタバタ家族の紹介に紙面の多くを割いている。
ちなみに、大沢木裕太→大沢木小鉄→スタスキー→大沢木順子→大沢木金鉄&ハッチ→大沢木晴郎→大沢木桜→大沢木大鉄
という順番で各々の紹介がなされている。こう書き出すと成員多いな。
内容としては大鉄オヤジのテキトー&不条理さが早速発揮されており、登場後はさながら主人公の活躍をする。つか主役っすね。
最近の作風では後者の性格が薄れてきているが、このころは露骨な裕太贔屓をするようなキャラクターであり
小鉄の「俺もだっこしてくれよー」などのセリフでもわかるように、子供の微妙な心理描写の場を提供していたのが感慨深い。
まだ小鉄もそういう繊細さのあるキャラだったんですよねー。
結局、大鉄を軸とした家中での大騒ぎに順子さんが大激怒という家族ネタ系にありがち展開でこの話は終劇。主婦は強し。
さて、作中に出来てきた「ポンチッチ」なるTV番組は、明らかに有名番組「ポンキッキーズ」のパロディだが
今作が掲載された1993年にはまだ夕方放送に移行していない頃であり、平日の7:30より始まり8:30に放送が終了していた。
それを踏まえて考えると大鉄の出勤早すぎんじゃねーかな&小鉄と桜の学校間に合うのかという疑問が生まれるが・・・どうなのだろう。
普通に作中の時間帯は夕方でよかった気もするのだが・・・。
個人的評価 ★☆☆☆☆
作者評
「気合度300%の第1話。肩の力が入りすぎた。」
「4年1組起立!」を直前に二年ほど掲載していたわけだけれども、やっぱり新連載となるときっと違うんでしょうね。
最終更新:2012年06月05日 02:28