浦安鉄筋家族 第01巻

表紙を飾るのは13発目より国会議員、そして裏表紙にはなんと小鉄ではなく大鉄が君臨している。丸刈り前の小鉄を描くのに躊躇した等の理由もあるかもしれないが、(背表紙は短髪の小鉄である。)単純に話の貢献度でいっても大鉄が主人公の役回り&オチ担当をこなしている回が多いからある意味当然といえるかもしれない。「小鉄は坊主頭にしてから面白くなりました」は作者本人の弁である。国会議員については・・・猪木の魔性が顕れたという事にしておこう。

なおカバー袖の部分には「浜岡賢次の好きなもの」が連載されている。第一回はドリフ。「①長介②カトちゃん③仲本工事④ブー 以上です・・・・・・。」志村だけが省かれているのが意味深である。確かにドリフでは他のメンバーに距離を置く人物ではあるが、、浜岡先生はやっぱり嫌いなんだろうね。事実8発目の各人の発言を見るとそういったところも窺えなくはない。

やはり初期もド初期の作品なので、消えていった設定やなかった事になったものがたくさん存在する巻である。そういった要素に意識して読むのも良いだろう。

最終更新:2012年05月09日 16:05