感想
エンシャントなジョークをかますカトちゃんに対する、若者達の辛辣な態度と懐古趣味的な要素を楽しむエピソード。
自分も小鉄サイドに近い世代なので、テレビの番宣なんかで「ドリフターズの伝説のコントが復活!」なーんてやってると、そんなにいうほどおもしろくねーよ!って思っちゃうけど、そういう意味で今作は子供向けの「あるあるネタ」として用意された作品ともいえるんじゃなかろうかと思う。
ドリフは好きだけど客観的に見たらネタ自体はそこまで新鮮に面白いものではない、というある意味で先生の自己批判的なところがあって、中々複雑なエピソードである。
また、小鉄が「ぼく」というレア一人称を使った唯一の回でもあろう。(細かくは未確認)
個人的評価 ★☆☆☆☆
作者評
「これと9話は2本立て。カトちゃん最高♥」
今作は忠実にイジメられ役の加藤茶の役割をなぞり製作されたと言えるだろう。ドリフ愛である。メタ的な役割を感じさせる事で救いにしているのだろう。もし店主がいかりや長介だったら読者はなんとも言えない気分になるのではないだろうか。
最終更新:2012年06月05日 03:07