33発目 春巻

感想

オールレンジ最弱教師、春巻登場。
序盤に細工した壁を破壊するなどして虚勢を張るが、早速一時間目の体育でリアルな身体能力のなさが露呈。小鉄達にいいように弄ばれてしまう。

当初は身の丈にあわない、いたずらに高いプライドを守ろうとするキャラクターであったため、割りと弁の立つような(中身はないが)設定であった。実際この話でもピンチに際して尊大な口調で誤魔化し逆境を押し切ろうとする。そのうちに恥も感じなくなったのか登場回を重ねるごとに単なる馬鹿教師になって行ったのは痛々しいというか、なんというか・・・。(無駄なプライドが削げ落ちたのは例のファルス・メモリー・シンドロームでトラウマを克服していったためなんすかね・・・)一方でそれと反比例するように子供達からの支持も上がっていったと考えると救いだろうか。日本一おもしろくない教師・坂上欽一の登場でそれはハッキリとするのだが、それはまだまだ先の話である。

また、周りからはまだ「龍先生」「龍」というように呼ばれている。ドラゴンっぽさが抜けていったから「春巻」と呼ばれるようになっていったのであろうか。

個人的評価 ★★☆☆☆

作者評

「気に入ってます。(最初この男は香港の映画スターという設定でした。)」
よほど気に入ったのか、次の回でも春巻は早速登場。レギュラーの座を確固たるものにする。

最終更新:2012年06月08日 23:50