特徴とデメリット

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特徴とデメリット - (2015/08/05 (水) 21:46:34) の編集履歴(バックアップ)


V-ACTの特徴、欠点

V-ACTは、多数のソフトウェアを利用して機能させる技術です。
そのため、汎用性も高かったり、特徴も多いのでご覧ください。

メリットと特徴


1:普通のボーカルキャンセルより高音質

V-ACTは、通常のボーカルキャンセルで失われる「ドラム」や「ベース」を取り出し、それらをあとでボーカルキャンセルを行った音源を合成することにより、
ボーカルキャンセルで失われたドラム・ベースなどの、サブ系統音源を取り戻し、高い再現性を持つカラオケ音源を作ることが可能です。
V-ACTは本来、通常のボーカルキャンセルの延長で作られた、すでにある技術を組み合わせた技術です。いわゆる、枯れた技術の水平思考ってやつです。
ですが、闇々はやえもん2を筆頭とした、ベース・ドラムを抽出できるソフトウェアと、高性能なボーカルキャンセルエンジンを持った"SoundEngine"などを利用。
原曲を切り貼りしたりボーカルキャンセルを行って貼り付け、それらを"RadioLine"で1つの音源として合成すれば完成、と言う感じです。
なかなか時間がかかりますが、それでも、わざわざ耳コピーして作るよりははるかにマシです。最低限音楽編集が出来れば、早くて1時間で完成します。

2:普通にカラオケ音源を作るよりも割安

V-ACTは、通常のカラオケ音源と違い、すでにある楽曲にエフェクトをかける形で作成します。そのため、すでにあるCDなどから音源を流用できますし、動画などから音源さえ持ってこればよいのです。
カラオケ音源が付いてくることの少ない同人音楽のカラオケが欲しい!という人や、カラオケ屋行きたくないけど人前で歌いたいから練習したい!そういう人たちに、うってつけなのです。
尚且つ、いちいちカラオケやってる企業で登録申請を出したり、投票したり。そういう手間が惜しかったりするひとにもうってつけです。
時間も得できます。通常のカラオケは耳コピーで作成しますが、これは先ほど述べたとおり”すでにある音源にエフェクトをかける方式”で作成するので。早ければ1時間もあれば十分です。
エフェクト方法が改善され、一番最新のやり方の7.0でも、基本さえ学んでいれば1~2時間で加工が終わります。

3:汎用性が非常に高い

多数のソフトを組み合わせて実現するV-ACTは、必要な機能を持つソフトさえそろえれば、基本的にソフト問わずV-ACTを利用できます。最低限でも、ボーカルキャンセルが行え、ドラムとベースを抽出。
そして、それらを混ぜてひとつの音源に出来るソフト。これだけあれば、V-ACT1.0での加工が可能なのです。
今のところ公式でサポートされているソフトウェアとして、以下の物があります。
ボーカルキャンセルソフト:闇々はやえもん2、ボーカルリデューサー、SoundEngine
ドラム抽出・ベース抽出:闇々はやえもん2
音源の切り貼り(3.0より):Wave Editor
音源の混合+合成:Radio Line
とくにボーカルキャンセル系が充実しています。お勧めは、キャンセルする定位まで自由に決められるSoundEngineです。

4:最終処理に高性能DSP"DiamondSurround"での最終処理が可能

このV-ACTの更なる高み。それは、音源術師様が開発中の、超リアル系DSP、「DiamondSurround」を利用して最終加工を行えます。
これを通して加工すれば、V-ACTをもってしても失われてしまった音も、ある程度を回復させ、尚且つ音質自体も向上させることができます。
汎用性の高さは、いろんなところで生かすことが出来るのです。

5:SoundEngineを利用した場合に限るが、「歌手や曲調に応じたプリセットを設定可能」

これは、SoundEngineの標準機能です。ですが、これをうまく使えば、歌手や曲調に合わせてプリセットを使い分け、
常に効率のいいボーカルキャンセルが行えます。できるだけ多くのプリセットがあることが好ましいです。
(ちなみに、V-ACTでは、暁Recordsのボーカルキャンセル履歴が多く、Stackさん用のキャンセラープリセットの中身ができてます)

欠点

できれば言いたくなかった!でも、期待しなきゃ良かったとか思われたくないから先に書いておく。

1:すでにある音源を加工する仕組みのため、JAS○AC(カスラ・・・)に目を付けられる可能性が多くはないがある

これは、鉄板ですね。ですが、基本的に非常に多く加工を加えるので、目を付けられる可能性は小さいと思われます。

2:ボーカルキャンセル特有の「音のこもり」があるのと、リバーブがかかっていると響きの部分が残る場合がある

音のこもりが微妙に残ります。また、音の始まりの「ツッ」とか、ピアノなら「トッ」などの部分は、ドラム・ベース補完を利用すれば十分復元できます。
リバーブに関しては、まず一度リバーブキャンセルを行い、それを行った後に加工、さらにそれが終わったらリバーブをかけましょう。
ですが、元から声がリバーブっぽい人はどうしてもうまくいかないので、SoundEngine向けの専用プリセットを開発中。

3:ソフトにあわせた変換が必要

これはwavにして置けば特に問題はありません。