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    <title>トップページ</title>
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    <description>
      **ここは２ちゃんねるニュー速ＶＩＰに立てられた『バレンタインをループするギャルゲを一緒に作りませんか？』のまとめＷｉｋｉです。

**冬木千代ルート公開中です！！

#ref(http://chocolate.gepper.org/bana_400x75.png,ちょこっとループ,http://chocolate.gepper.org/index.html)
公式サイトオープン！

夜の街のシーンから車のＳＥが止まらないという不具合が出るバージョンをＤＬしてしまった方は
http://www7.uploader.jp/dl/valentine/valentine_uljp00005.zip.html
こちらで修正ファイルをＤＬしてください

今から初めてやるという人は
http://www7.uploader.jp/dl/valentine/valentine_uljp00004.zip.html
こちらから修正済みのものをＤＬしてください


現行スレ
[[http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1234538222/l50]]

避難所　感想を書き込んでください　ですが　どうしてもメッセにログインできない人はこちらにどうぞ　一応毎日覗いてます
[[http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1227517619/l50]]

年齢＝彼女いない暦の主人公は、親からしかチョコをもらったことのなかった。
しかし、ふとしたことがきっかけでチョコをもらえないことを未練を残して死んでいった幽霊に取り付かれてしまう。

そのおかげで、母親以外からチョコをもらうことが出来るまで、延々とバレンタインをループさせられることになってしまう。
果たして主人公はチョコをもらうことが出来るのだろうか？
という　一日という短い枠を使った　なるべく小規模なギャルゲーを作りたいと思いたちました。
 
**１２月６日
１２月７日　日曜日　夜八時辺りに
システム関連　今の進捗などについての会議を行いたいので
集まれる人はメッセにログインしてください　お願いします！



 ＢＧＭを作ってくれる人
 などのスタッフを募集します    </description>
    <dc:date>2009-02-16T14:54:56+09:00</dc:date>
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    <title>大桐明日香ルート</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/valentine/pages/42.html</link>
    <description>
      ３：明日香先輩もいたな……

望
「明日香先輩……か」\

ユウ
『明日香先輩？　って誰でしたっけ。なんか程よくポニーテールっぽい名前ですね』\

望
「ポニーテールでもサッカー部でもねえよ。朝に会ったお団子の人だ」\

ユウ
『ああ、あの春一番の……』\

望
「猪木だ！！　なにが悲しくて物まね芸人の物まねをしてるんだあの人は！」\

ユウ
『わかってますよ。……そういえばあの人は親しげでしたよねぇ』\

望
「あの人は誰にだってそうなんだよ。楽しければなんだっていい、そういう人なんだ」\

とにかく、刹那的な快楽しか求めない人だから。\

ユウ
『でも、頼んだらチョコくらいくれそうに見えましたけど？』\

望
「…………」\

おふざけでなら、くれるかもな。@
でもユウはそれじゃ満足しないだろう。\

望
「やっぱり駄目だ。別の手を考えよう」\

ユウ
『……そうですかー』\

望
「悪いな、あの人とは出来る限り関わりたくないんだ」\

過去の傷が、疼く。\

ユウ
『いえ、望さんの意志がまず大事ですから』\

望
「……本当にごめん。今日は寝るよ」\

ユウ
『おやすみなさい……。いい夢を』\

明日からのことを思うと心、とてもいい夢は見られそうにないけど。\

;背景　通学路２　

ユウ
『それで、まずはどうするんですか？』\

望
「どうしようか」\

ユウ
『全くのノープランなんですか！？』\

望
「後は天命を待つのみさ……」\

ユウ
『まずは人事を尽くしてくださいよ』\

望
「……でもなあ、女の子と仲良くなる方法なんて知らんぞ俺は……」\

ユウ
『僕にもわかりませんよ。モンスターボールを投げつければいいんでしょうか？』\

望
「それをしても俺が捕まるだけだな……ブタ箱的な意味で」\

そういえば紡を無視して来ちゃったな。
まあどうせ来ないんだけどさ。\

;背景　校門　昼

望
「結局何も思いつかなかいまま学校についたわけですが」\

ユウ
『授業中はどうせ暇なんだから、そこで考えたらどうですか？』\

望
「本当に暇なんだよな……。同じ内容だし……ん？」\

後ろから不穏な気配が。\

明日香
「上から来るぞっ！　気をつけろっ！」\

バシッ！\

;画面揺らし

望
「いでっ！！」\

背中にもみじがっ！　もみじ張り手がっ！\

;明日香　笑顔

明日香
「いやー、望くんおっはー」\

望
「痛いじゃないですか！　朝っぱらからどういうつもりです！？」\

明日香
「いやー、なんかシケったチーズ蒸しパンみたいな顔してたから……つい、ねっ♪　（きゃぴっ）」\

望
「きゃぴって効果音自分で出さないでくださいよ。ったくもー」\

この人はなんでこうも絡んでくるのか。
俺のことなんて正直どうでもいいと思ってるくせに……。\

明日香
「そーぷりぷりぷりぷり怒らないでよー。よっし、じゃあ元気ないときのおまじないを――」\

また猪木か！\

望
「もう猪木はいいですよ」\

明日香
「天宮さんちの望くん～……って、（;ここで驚き）猪木は昨日やったじゃーん」\

望
「は？」\

明日香
「え？」\

ちょっと待て、そういえば出会った時からいろいろおかしいぞ。\

望
「先輩、ちょっと待ってください。今日は何日ですか？」\

;明日香通常

明日香
「十四日だねぇ」\

望
「え？　でもさっき先輩は……えっと、どう言えばいいのか……うーん」\

明日香
「こ」\

汚いですよ。\

とりあえず努めてネタは無視！\

望
「えっと、俺は十三日に先輩には会ってないですよね」\

ましてや猪木ネタをかまされてなんかいない筈。\

明日香
「十三日は、そうだったかな？」\

望
「……ちょっと待ってください、先輩には先日も猪木ネタをした記憶があるんですか？」\

明日香
「え？　わかんない。さっぱりわかんない、望くんも覚えてるの？　昨日は十三日だったはずだよっ？」\

望
「いやいや俺こそわからないんですけど」\

明日香
「いやいやいやいや」\

望
「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや」\

明日香
「え？　今日は十四日で？」\

望
「昨日は今日で？」
明日香
「今日は昨日で？」\

明日香
「俺がお前で？」
望
「お前が俺で？」\

明日香
「私だ」
望
「お前だったのか」\

明日香
「暇を持てあま」\

望
「暇なんかありませんよ！！　いい加減にしてください！」\

明日香
「途中までノってた癖に～」\

ユウ
『確かに』\

そ、それはそれこれはこれ、話は別！\

望
「……先輩、もう単刀直入にはっきりと聞きます」\

;明日香悲しみ

明日香
「う～、うん」\

……明らかに嫌そうにしてるな。
まあこの人はこういう人だから仕方ないんだけど。\

望
「先輩も、今日……十四日がループしていることを知ってるんですか？」\

;明日香　通常

明日香
「……あー、まあ」\

明日香
「なんとゆーか、その」\

;明日香　猪木

望
「何その顔！？」\

明日香
「てけり　り」\

新手のショゴス！？\

明日香
「もうっ、望くんマジになりすぎ！　あたしはマジな空気に触れると猪木になっちゃうんだからその辺考えないとっ！」\

望
「そんな設定があったんですか！？」\

というか早く戻ってくださいよ。\

;明日香通常

明日香
「ふう、やっぱりこの状態は通常よりエネルギーを消費するから疲れる～」\

どうすれば顎をしゃくれさせられるのだろう。\

望
「って、すっかり話を逸らされてるじゃないですか」\

明日香
「何の話だっけ？」\

望
「…………」\

;明日香　驚き

明日香
「あ、ウソウソごめん！　そんなに怒らないでよ～、もう」\

望
「怒ってなんかいませんけどね」\

;明日香　笑顔

明日香
「怒ってるじゃ～ん。そんなコントラの主人公みたいな顔しないで、ねっ！」\

望
「あんないかつい顔してませんよ！　人の顔が映らないからって好き放題言わないでください！」\

明日香
「よっ、三国一の美男子！　美周郎もＳＨＩＴ！！」\

それ三国違う……。\

と、突っ込みを入れようとしたところで、無情にも予鈴の鐘が鳴り響いた。\

;明日香　驚き

明日香
「あ」\

望
「あー……もう、この続きはまた放課後にしましょう。そっちの教室まで行きますから待っててください」\

;明日香　笑顔

明日香
「サボればいいじゃーん？」\

望
「そういうわけには行かないでしょ」\

明日香
「だって私は大学も決まってるし？　卒業まで暇なんだよね～」\

望
「あんた、なんでまだ学校に来てるんだ……」\

つくづくこの人のことががわからない。\

;暗転

とりあえず明日香先輩との約束を取り付け、俺はギリギリで教室に潜り込むことができた。\

それからは別段何をするでもなく、授業中は適当に本を読みながら過ごす。\

そして、放課後――。\

;背景　教室　夕

望
「先輩、います？」\

;明日香　通常

明日香
「おっそいよ、もー」\

教室には、先輩以外誰もいないようだった。\

それはそうだ、誰が授業も無いのに好き好んで学校に来るというのだろう。\

望
「先輩と違って俺は忙しいんです」\

……いや、それは違うか。\

明日香
「確かにあたしは退屈してるけどネ」\

でもあたしは頑張ったんだから休んでもいいのさー、と嘯く明日香先輩。\

確かにそれはそうだ。
第一志望の大学にどこも躓くことなく合格したのだから、そこまでの努力と結果は評価されるべきだとは思う。\

望
「まあ、先輩は確かにやることはやってますよね」\

;明日香　笑顔

明日香
「あんなコトもこんなコトも、ヤっちゃってるねー。ニョホ♪」\

望
「……すいません、もう余計なことはもう抜きです」\

この人の軽いノリに流されちゃダメだ。\

望
「先輩も、十四日をループしてるんですよね？　今度はごまかすのは無しですよ」\

;明日香　通常

明日香
「ループ、ねえ」\

ユウ
『やっぱり、してるんでしょうか』\

そりゃしてる……と思う。
俺の記憶が妄想に塗り固められた作り物でもない限り。\

明日香
「うん、まあしてるよ」\

まるで、学校に来たついでにループしてます、とでも言いたげな口調だった。\

望
「……軽いですね」\

明日香
「そんな悩むようなことかな？」\

望
「…………普通の人間は悩むと思いますよ」\

ユウ
『随分と図太い人なんですねぇ』\

明日香
「もっとこの状況を楽しまないと、って思わない？　もー幽霊サマサマ！　って感じだよ」\

望・ユウ
「幽霊！？」\

明日香
「そ！　何か女の子の幽霊にとりつかれちゃってさー、そんでループしちゃってるってわけ」\

どういう理論なんだろうね？　と首を傾げる先輩。
それは俺も聞きたい。誰か説明できる人出てきてくれ。\

望
「実は、俺にも取り憑いてるんですよ……幽霊」\

;明日香　驚き

明日香
「え？　そうなんだ？」\

望
「ええ、まあ……」\

俺は、ユウに出会ってから取り憑かれる原因となったことまで、話せる限りのことを先輩に説明した。\

;明日香　悲しみ

明日香
「……」\

望
「そんなマジで哀れんだ表情でこっちを見ないでください！」\

悲しくなってくるから！！\

;明日香　猪木

明日香
「……」\

望
「やめて」\

;明日香　通常

明日香
「まれによくある」\

望
「なくていいですから」\

;明日香　笑顔

明日香
「プックク……。でもさー、……クックック。あー、半角が表示できないのが惜しい！ アッＨＡＨＡＨＡＨＡＨＡＨＡ！」\

ユウ
『笑われてますね』\

望
「こういう人なんだよ……」\

今更この人の笑われようとも、何とも思わない。
この人はもう好き嫌いの感情が関わらない立ち位置にいるからだ。\

明日香
「え？　笑うのは酷いって？　あんたが口開くのも珍しいね……。ま、いいけどさ」\

;明日香　通常

望
「先輩についてる幽霊ですか？」\

明日香
「そう、姿は見えないけどね。無口で滅多に喋らないの」\

ユウ
『ふむ』\

ユウは結構おしゃべりな方だから、少し違和感があるな。\

望
「そういえば、先輩の方にはなんで幽霊が取り憑いたんですか？」\

そう、ループから脱出するにはそれが重要だ。\

明日香
「それがね、どうしてもチョコを渡したい人がいたんだけど出来なかったんだってさ」

明日香
「そんでね、どーこの子に似てるらしいあたしが、代わりにチョコを渡して思いを遂げる所を見届けたいんだって。……余計なお世話だよね～」\

それはつまり。@
呆れ気味に溜息をつく先輩にも、チョコを渡したい男がいるということなのだろうか。\

ユウ
『僕と同じありながら、全く逆なんですね』\

同じで逆、変な言い方だけど確かにその通りだ。\

……ん？　ちょっと待てよ？
逆ってことは……。\

望
「先輩、提案なんですけど」\

明日香
「だが断る」

望
「何も言ってませんよ」\

明日香
「言わなくても大体わかるよ」\

望
「やっぱり、わかります？」\

そう、互いの幽霊の願いは正しく噛み合っているのだから――。\

;明日香　照れ

明日香
「そんな、突然結婚してくれだなんて……無茶だよぉ」\

望
「黙れ」\

;明日香　笑顔

明日香
「えぇ～ツレな～い」\

望
「俺の言いたいことはですねぇ、とりあえず先輩からチョコを俺に渡してもらって。ループを脱出しませんか？　ってことですよ」\

;明日香　通常

明日香
「…………うーん」\

ユウ
『それでいいんですかねえ？』\

確かにユウ達の意見を無視した話ではあるけれど、な。\

;明日香　笑顔

明日香
「やっぱり　ＮＯ　ＴＨＡＮＫＹＯＵ！」\

先輩は、いやらしげな笑顔を浮かべたまま言い放つ。\

望
「……そうですか」\

やはり、先輩に取り憑いている幽霊のことを気遣っての判断なのだろうか？\

明日香
「あたしはね、ループしてるっていうこの状況をもっと楽しみたいの」\

なんて、そんなわけがなかった。
人が皆他人を気遣えるなら、世界も平和になるのになあ。\

明日香
「だって、ループしてるんだから何をしたって元に戻るわけじゃない？　他人の記憶にも残らないわけじゃない？　もうなんでも出来ちゃうんだよ！？」\

やけに熱っぽく語る先輩。\

望
「先輩、犯罪とかしてないですよね……？」\

ユウ
『このテンションの高さを見てると心配になりますね』\

明日香
「だいじょーぶ、法に触れるようなことはしてないよ。……まだ」\

望
「これからの予定はあるんですか！？」\

どうやら、この人を放っておくわけにはいかないようだ。\

望
「そこまで聞いて、先輩を放っておくわけには行きませんよ」\

;明日香　通常

明日香
「え～？」\

望
「え～じゃありません。何としてもここは俺にチョコを渡してもらいます！」\

;明日香　悲しみ

明日香
「…………」\

望
「先輩……！」\

明日香
「結局、私のじゃなくてもいいわけじゃん」\

望
「え？　今何て……？」\

あまりにも小さい呟きで、こちらまで聞こえなかった。\

;明日香　笑顔

明日香
「冷めるわ～、って言ったんだよっ」\

この人は……。\

;明日香　通常

明日香
「じゃあさ、ちょっと今週のチャンピオンとカルピスソーダ買ってきてくれない？」\

望
「嫌ですよ」\

なんで俺がそんなパシリみたいな真似をしなくちゃいけないんだ。\

明日香
「望くんは、パシリ中のパシリ。キングオブパシリストを目指すんだーっ！！」\

望
「す、すげえカッコいい……わけがねえ」\

ユウ
『響きはいいですね、キングオブパシリスト』\

明日香
「も～。チョコがほしいんだったらあたしのお願いを聞くってのがスジじゃないの？」\

望
「お願いとパシリを同列に置かないでください」\

明日香
「あれもダメこれもダメ……じゃあどうすればいいのっ！」\

望
「いやいやいやいやいや、あれもこれもないですよ！　早くループを脱出しましょうって言ってるんです！」\

明日香
「えー」\

望
「えー、って」\

明日香
「じゃあさ、ゲームしようよ」\

望
「ゲーム？」\

;明日香　笑顔

明日香
「そ！　いろんなゲームで勝負して、望くんが勝ったらチョコをあげる。ってのはどう？」\

望
「…………」\

ユウ
『どうします？　普通に女の子を口説くよりは、楽だと思いますけど』\

確かに、俺が必死に女の子を口説いたりするよりは可能性は高いと言える。\

望
「背に腹は変えられないか……」\

そんなことで、ユウと先輩についた幽霊が満足するかどうかなんてわからないけれど。
今は先輩の誘いに乗るしかない。\

望
「わかりました、ゲームでも何でもしますよ」\

;明日香　驚き

明日香
「え？　まじでやるの？」\

望
「何でそこで驚くんですか！？」\

明日香
「あー、いあいあ！　やるならいいんだけどねっ！」\

何で急に焦りだしてるんだろうこの人は。\

望
「それで、どんなゲームをするんですか？」\

明日香
「そ、それはまあ明日のお楽しみってことにしようよ！　いろいろ考えておくからさっ」\

望
「……はあ、まあ、いいですけど」\

;明日香　笑顔

明日香
「それじゃあまた明日、学校でね！　はすたらびすたべいべーっ」\

足早に去っていく先輩を見送りながら、俺はやっぱりやめとけば良かったかな、なんて後悔し始めていた。\

望
「どーせろくでもないこと考えてくるんだろうな」\

ユウ
『多分、あの人は……』\

望
「ん？」\

ユウ
『……いえ、何でもありません』\

望
「なんだよ、気になるなあ」\

ユウ
『いえ、本当にどうでもいい妄想ですから気にしないでください』\

望
「……いいけどさ」\

思わせぶりに呟くユウのことが気になったけれど、問い質しても答えそうにないので放置しておくことにする。\

今は早めに帰って、チョコカレーという苦行に挑むことにしよう。\



;暗転



;背景　校門　昼

;明日香　笑顔

明日香
「にゃっはっはっはっは、おっはよ～ん」\

望
「……おはようございます」\

明日香
「なになに～？　テンション低すぎない？　エネルギー充填率０・７パーセント！　って感じじゃん」\

ユウ
『この人は朝から元気ですねえ』\

望
「別に、俺はいつもこんなんですよ」\

明日香
「もーっ、社民党の支持率じゃあるまいし、そんな元気じゃいかんよっ！！」\

望
「ヤバイネタもいかんでしょう！！\

この人やべえよ、まじパネエよ。\

ユウ
『あの人についてる幽霊もさぞかし苦労が耐えないでしょうね』\

ああ、この人は近くにいるだけで他人の元気を吸い取るからな。
俺も、出来るのならばこの人の近くにはいたくないんだ。\

なんでわざわざ、進んで自らの傷にあら塩を塗りこまねばならないんだろう。\

明日香
「ふひひっ、やっぱり元気ないときは猪木かなぁ？」\

望
「もうあの顔やめてくださいよ。老人が見たらひきつけを起こしますよ」\

明日香
「あーっ！！　望くんの背後にチョコをばら撒く女の子がっ！！」\

ユウ
『なんと！！』\

望
「え！？」\

;明日香猪木

って、誰もいないぞ？\

;明日香通常

望
「騙しましたね？」\

明日香
「引っかかる方が悪いのさ～。いのきいのき～」\

望
「……はあ。それで、今日はどうするんですか？　俺はとりあえず授業に出ますけど」\

明日香
「おいおいー、授業なんかよりもっと大事なことがこの世の中にはあるはずだぜ～？」\

望
「さしあたって俺にとって今重要なことは、授業に出ることですから」\

明日香
「あ、あたしなら授業よりも有意義なことを教えてあげられるさ！」\

ユウ
『ほうほう、年の功でしょうかね』\

それほど年齢は離れちゃいないよ。\

望
「へえ、それってなんですか？」\

;明日香驚き

明日香
「え……？　えーーっと……その……そうだ！」\

;明日香通常

生きてるって何？@　自由って何？@　この支配からの卒業って……何！？」\

今度はオザキか！\

望
「……さよなら。また放課後にそちらの教室で」\

明日香
「も～っ、つっまんなーい」\

明日香先輩のぶーたれた抗議を背中で聞き逃し、俺は校舎の中へ入っていった。\

;背景　教室　昼

あー、だるい。
そして周りの浮いた空気が嫌になる。\

早いところ先輩からチョコを勝ち取って、この忌まわしきバレンタインデーから脱出しなければ……。\

ユウ
『望さん、望さん』\

望
「ん？　何だ？」\

ユウ
『あの先輩さんとは、昔何があったんですか？』\

望
「……あー」\

ユウ
『女性なのに普通に話してるし、その割には嫌ってるみたいですし……」\

望
「それは、だな」\

言おうか言うまいか悩んでいたその時。\

千代
「ね、ねえ。天宮くん」\

;千代　スカート　通常

望
「え……ふ、冬木さんっ！」\

なんでこっちに――って。
これは既定の出来事だったな。\

焦るな、落ち着いて応対すれば大丈夫だ。\

望
「な、なにか用？」\

千代
「用って程のことでもないんだけど、さ。紡くん……今日は一緒じゃないの？」\

望
「んー、どうも今日は珍しいことに休みっぽいね」\

;千代　悲しみ

千代
「……そうなんだ」\

望
「あ、あー、でもまあ、あいつのところだからどうせ明日は来ると思う……よ」\

落ち込んだ冬木さんの顔を見て慌ててフォローを入れてみる。\

;千代　通常

千代
「あはは、そうだよね。紡くんのことだし……」\

そこで冬木さんは「あ、そうだ」と何かを思い出したかのように話し出した。\

千代
「そういえば天宮くん、今朝は何だか楽しそうだったね？」\

望
「……え？　何が？」\

意味がわからない。\

千代
「またまた、さっき校門のところでお団子の人と話してたでしょ？」\

冬木さんが両手を丸めて頭にのせてお団子の髪型を示す。\

やばい可愛い。
しかしその可愛さはさて置き、見られていたのか……。\

いやまあ、そりゃ目撃されるよな。
校門であれだけ騒いでいたんだから。\

千代
「なーんか、天宮くんの第二の人格見ちゃったかも」\

望
「だ、第二の人格って、そんな多重人格みたいな二面性は持ってないと思うけど……」\

千代
「んー、でもこのクラスで一緒になってから、あんな風に話す天宮くん見たことがないからさ」\

あの人相手に失うものなんて、もう何もないからな。\

――それに比べて、このクラスではそうも行かないし。
正直に冬木さんに話すことも、躊躇われる。\

望
「あ、あの人は……その、何でもないんだけど……ちょっとした昔からの知り合いで、ただそれだけなんだよ」\

なんで彼女に浮気がばれたときの言い訳みたいな話し方をしているんだ俺は。\

千代
「ふーん……そうなんだ。っと、先生来たみたい、それじゃあねー」

しどろもどろな話を聞いてくれていた冬木さんが、自分の席に戻っていく。\

俺は始まる担任の話を聞き流しながら、短く溜息をついた。\

ま、後は放課後まで特にやるべきこともない。
昼寝でもして、対決に向け鋭気を養っておこう。\

;暗転

;教室　夕

ユウ
『それで、結局先輩との関係について聞いてないんですけれど』\

望
「……まあ、いつか気が向いたら話すよ」\

ユウ
『都合のいい言葉ですねぇ』\

望
「面白い話でもないからな、俺にとっても他人にとっても……。しかし、遅いな」\

明日香先輩の教室に入ると、黒板にはでかでかと。\

『ちょっとよーじすませてくるから待ちガイル！』\

とかなんとか書いてあった。\

まあ、その言葉に素直に従い適当な席に座って待っていたわけだが……。\

ユウ
『どうしたんでしょうね、あの人』\

望
「どーせトイレででかいウンコが出たとかいって騒いでるんじゃないか？」\

あの人ならうんこネタくらいなら容易にかましてくるだろう。\

;明日香　通常

明日香
「おっまたせー！　望くん、待った？」\

望
「今来たところ……って言いたいですけどね、それなりに待ちましたよ」\

明日香
「いやー、私に憑いてる子がデカいうんこ出そうってうるさくてさー」\

望
「そんなカミングアウトしなくていいです。というか幽霊がトイレに行くわけないでしょう！」\

明日香
「いやー、トイレにふんばってたなんて知られたら恥ずかしいじゃない」\

ユウ
『大声で暴露してるじゃないですか……』\

この人に毎度突っ込んでたらどれだけ無駄な時間を過ごすことになるのかわからない。\

望
「……それで、どんなゲームをするんですか？　さっさと始めましょう」\

;明日香　笑顔

明日香
「お？　やる気満々かい？　だが負けないよ～、天佑は我にあり！　ってね、そいで今日やるゲームは、これだー！」\

明日香先輩は、俺が座っていた机の上に、バーンと何かをたたきつけた。\

望
「トランプですか？」\

明日香
「そうさー！　ぴっかぴかの新品さー！」\

手品に使うのでもあるまいし、開封シールのついた新品のデックなんて用意することないだろうに。\

望
「それで、種目はなんですか？　ババ抜き？　七並べ？　それとも二人ならスピードですか？」\

明日香
「いーや、もっと単純なゲームだよ」\

先輩はこちらからは見えないように適当にカードを二枚選び、机に並べて置く。\

明日香
「どちらか一枚がジョーカーだから、それを当ててねー」\

望
「……ふむ」\

単純な二択か。\

俺の勘は良く外れるからなあ。\

;明日香　通常

明日香
「さあさあ、どうするのかな？」\

ユウ
『単純な運ですから、悩まずに決めちゃったらどうですか？』\

望
「そうだな」\

１　右
２　左

どちらを選んでも

望
「じゃあ、こっちで」\

;明日香　笑顔

明日香
「ほうほう、そっちを選んだかー」\

先輩は、俺が選ばなかった方のカードを取り、ポケットからライターを取り出し……って、ライター！？\

明日香
「点火～♪」\

紙のトランプは数秒火にかざすだけであっという間に灰になり、机を汚した。\

望
「な……何してるんですか！！」\

;明日香　驚き

明日香
「え、何って？」\

望
「えっと、その……あーもう！　突っ込みどころが多すぎて何から言ったらいいのか！！」\

ユウ
『望さん、落ち着いてください』\

ああ、そうだな。
落ち着け、落ち着いて突っ込むんだ。\

望
「まずは、カードを何故燃やしたのかってこと！　学校の教室で燃やすなんて危険な真似をしたこと！　そのライターをどこから持ってきたのかってこと！　後はカードを燃やしたことです！」\

;明日香　通常

明日香
「今カードを燃やしたことって二回言ったよ？」\

望
「大事なことだから二回言ったんですよ！」\

明日香
「だって、私は燃やさないなんて一言も言ってないよ？」\

望
「でも、常識的に考えて選ばなかったカードを燃やすだなんて思わないでしょ！」\

明日香
「そうかな～？」\

ユウ
『いや、望さん。まずは選んだカードを確かめてみたらどうですか？』\

ああ、いや、まあそうか……。\

俺は苛立ちを抑えながら選んだカードをめくる。\

――スペードのキング。俺の選んだカードは、ジョーカーではなかった。\

;明日香 笑顔

明日香
「はい、はずれ～。残念ながら望くんの負けでーっす」\

望
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ！　もしかしたら先輩、両方ともはずれ置いたんじゃないですか！？」\

こんな勝負、卑怯すぎるだろう！\

明日香
「そんな証拠がどこにあるのかな？」\

飄々と嘯く先輩。
余裕は綽々、何も問題は無いと開き直っている。\

そう、もう一枚のカードは灰になって消えたのだ。\

望
「で、でも燃やすなんて卑怯ですよ！」\

;明日香　通常

明日香
「望くんが事前に何も条件を付け足さなかったからさ～、私も言わなかったけど……聞かれなかったら言わないよねぇ」\

望
「ほいほいとノった俺が悪いって言うんですか？」\

明日香
「そのと～りっ！　じゃあ罰ゲーム考えておくから、明日楽しみにしといてね～」\

望
「罰ゲーム……ってなんですか！　聞いてないですよ！」\

明日香
「そりゃそうだよ、今思いついたんだからさ。だって望くんが勝った場合だけご褒美があって、私にはないなんて不公平じゃない？」\

望
「それは……そうかもしれませんけど」\

ユウ
『……』\

;明日香　笑顔

明日香
「ヒャーハツハツ！　勝ちだぁ～！　ってことで、あたしは街に繰り出すとしようかな。それじゃ、また明日ね～」\

バッハハーイ、と能天気な別れの言葉を残して、明日香先輩は教室から出て行った。\

俺の中に残るのは、やはり納得出来ないという気持ち。\

ユウ
『あの、望さん』\

そんな中、ユウが遠慮がちに話しかけてくる。\

望
「なに？」\

ユウ
『もしかしたら、望さんはあの状態からでも勝てたのかもしれませんよ』\

望
「……え？」\

ユウ
『いえ、むしろあそこからがゲームの本番。というべきかもしれません』\

望
「どういうことだ？」\

ユウ
『やっぱり、どんな時でも冷静さを失ったらいけない、ということですよ』\

望
「だから、どういうことだよ！？」\

ユウ
『あの人は、自分にメリットは無いのに新品のデックを使っていました』\

望
「メリットはない、って……？」\

ユウ
『だって、もしどちらにもジョーカーがなかったとして、望さんが残りのカードを改めればすぐにイカサマはばれるじゃないですか」\

望
「……あ～～、確かにそうだ」\

なんでこんなことに気付かなかったのか。\

ユウ
『もしイカサマをばれないようにしたいのならば、同じデックを何セットか買っておいて事前に細工をするでしょうし』\

望
「つまり、わざとそれをしなかったと？」\

ユウ
『そうです。望さんは、カードを燃やすなんていう派手なパフォーマンスに気を取られたりして、すっかり山札のことなんて忘れていたでしょ？』\

望
「恥ずかしながら……』\

ユウ
『つまり、あの先輩はあの状況でいかに冷静に状況を見つめなおせるか、という勝負を望さんに仕掛けていたんですよ』\

望
「そうか～」\

ネタばらしをされると、自分の愚かさに呆れ。
明日香先輩の策略に脱力させられる。\

ユウ
『でも、望さんも無用心すぎますよ。あの先輩がカードを置いたところから疑ってかからないと』\

望
「……ああ、そうだよな。確かに明日香先輩相手に無用心すぎたよ」\

次は、負けないさ。\

俺はあの憎らしい先輩に勝利して鼻を明かしてやろうと決めた。\

ユウ
『目的変わってません？』\

望
「うるせ」\

;暗転

;背景　教室夕

昨日のトランプ勝負から丸一日が経過。
今日の授業はずっと寝て過ごした。流石に俺ももう出なくてもいいかなとは思い始めてしまっていた。\

まあ、同じ内容の日々も、こうして数行でまとめて割愛できるって素晴らしいな。\

;明日香　通常

明日香
「う～、そもさんっ！」\

望
「せっぱ……？」\

明日香
「うっ！　マンボッ！」\

望
「……はあ」\

何がしたいんだろうなこの人は。\

明日香
「それでは罰ゲームを発表しまーす！」\

望
「どうぞ……」\

ユウ
『わ～』\    </description>
    <dc:date>2009-01-09T02:08:47+09:00</dc:date>
    <utime>1231434527</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/valentine/pages/18.html">
    <title>キャラクター</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/valentine/pages/18.html</link>
    <description>
      主人公
【氏名】天宮　望　（あまみや　のぞみ）
【学年】２年　
【性格】母親を大事にし、友人とは楽しく話すことが出来るが。
　　　　知らない人や女の子の前では自分からあまり口を開こうとはしない。
　　　　でも話を振られてまともに返せないほど引っ込み思案というわけでもない。
　　　　引き笑いをしてしまう為、あまり笑わない。
　　　　しかし親孝行ではあるし、人を気遣う心はそれなりにある。
　　　　幽霊などにもあまり動じない。結構なるようになれと思う人間。
【身長/体重】　１７４ｃｍ/６３ｋｇ
【好きなもの】読書（教室で良く読む）
【嫌いなもの】自分の笑い方
【一人称】俺
【呼称】
母親→母さん
友人→名前で呼び捨て

初見の女の子やクラスメイトなど、とにかく他人の女には全員→苗字+さん

【外見の特徴】
まあ不細工でもイケメンでもない。
磨けば希望はあるくらい。

【口調的な特徴（サンプルセリフ）】
「ま、なるようになるんじゃない？」
「俺はいいんだけどさ、母さんは体に気を付けてよ」

【備考】
母親との母子家庭。
父親は幼い頃になくしているため、あまり覚えてない。

―――――――――――――――――――――――――――――

・ヒロイン１
【氏名】冬木　千代　ふゆき　ちよ
【学年】２年

【性格】バスケ部マネージャーで、明るい性格。
　　　　人当たりはそれなりに良く、男子にも女子にも同じように話す。
　　　　だが、知り合いでも無い人とは別に積極的に関わろうとも思わない。
　　　　無口な人は何を考えているかわからないという理由で少し苦手。
　　　　身だしなみについては、人並みに気にする程度。
　　　　友人のことが好き。
【身長/体重】１６０ｃｍ/４５ｋｇ
【好きな物】楽しくお喋りすること・牛乳
【嫌いな物】暗い雰囲気・暗い人
【一人称】私
【呼称】
主人公・他男子→苗字+くん
友人→名前+くん
クラスメイト女子→名前呼び捨て
初見→苗字+さん
【外見の特徴】
肩まで伸ばした栗色の髪。
外はね気味。
少し釣り目だけど明るい笑顔を作れる人。ウエストは少し人より細い程度。
【口調的な特徴（サンプルセリフ）】
「ふーん。○○（主人公）くんって、もっと暗い人だと思ってたよ」
「あ、○○（友人）くん……ええと、さ。あ、な、なんでもないや！　あははっ！」
【備　考】 
特になし

―――――――――――――――――――――――――――――
ヒロイン2
【氏名】小栗　もも
【学年】1年 
【性格】見栄っ張りで活発。主人公には好意有り。 
【身長/体重】147/42 
【好きな物】可愛いもの　かっこいい人 
【嫌いな物】大人びた女　 
【一人称】わたし 
【呼称】 
主人公　→　のぞみ 
友人　→　苗字（よびつけ） 
その他　基本丁寧 
【外見の特徴】幼児体系　ストレートのロング　若干垂れ目
【口調的な特徴（サンプルセリフ）】 
「もう少し、かっこよかったら素直にお兄ちゃんって呼べるんだけどね」 
「変われると思う？　あと一ヶ月で。信じさせてくれるならわたしのチョコ 
　あげてもいい」 
【備　考】 
　クラスメイトにカッコイイ彼氏が居ると見得を切り、あわせる約束をしてしまった。 
　クラスメイトに彼氏を合わせる約束の日は刻一刻と迫っていた。 
　バレンタインディはまさにラストチャンス。意地でも彼氏をゲットしようと、 
　手作りの気合を入れたチョコレートを胸に彼女は今日も登校する 

―――――――――――――――――――――――――――――
ヒロイン３

【氏名】大桐　明日香
【学年】3年

【性格】面白いこと大好きで普段は軽いノリで少し（？）変人。　
勉強は普通で大学も決まっているが何故か学校にきている
真面目になるべきシーンでも空気に耐え切れず（もしくは照れで）
茶化してしまうところがあり後で後悔する
いざというときの度胸がない
【身長/体重】１７５ｃｍ/５７ｋｇ
【好きな物】ゲーム　遊ぶこと
【嫌いな物】真面目な空気　度胸が必要とされる状況
【一人称】あたし
【呼称】
主人公→望くん
友人→名前+くん
望母→おばさん
【外見の特徴】
髪色は黒のお団子　長身巨乳
目は普通（？）
【口調的な特徴（サンプルセリフ）】
「望くん。もっと楽しいことしようよっ！」
「元気があればなんでもできるっ！」
【備　考】 
女の幽霊がとりついている（出番はない）

昔望が仲良くされて勘違いしたが
真面目な空気というか空気読めないというか　崩したくない明日香は
それを拒絶した　それ以降友達として接しようとする明日香だが　望が苦手意識を持つ
（卑屈の原因でもある

----


・友人

【氏名】二見　紡　ふたみ　つむぐ
【学年】２年　
【性格】主人公とは中学の頃からの友達。
　　　　友情に厚く、主人公が真面目にお願いすれば大抵何でもやってくれる。
　　　　バスケ部でイケメン。気さくで女の子に受ける会話なんかもうまい。
　　　　普段のノリは軽いが、熱い時には熱い男の為、男にも受けはいい。
　　　　皆勤賞を狙っている為、遅刻したことはない。
　　　　主人公の母親の前では硬くなる。
【身長/体重】　１８１ｃｍ/６８ｋｇ
【好きなもの】バスケット　友達と遊ぶこと　（主人公の母親に恋してる【これはまだ決定ではない】）
【嫌いなもの】友人との輪を乱す存在
【一人称】俺
【呼称】
主人公→名前で呼び捨て
仲の良いヒロイン１→名前で呼び捨て
主人公の母親→名前+さん

クラスメイトの男子→大抵名前呼び捨て
女子→苗字で呼ぶ

初見の女の子などでもすぐ仲良くなれる。
【外見の特徴】
イケメン。

【口調的な特徴（サンプルセリフ）】
「困ったことがあったら、俺に何でも言えよ」

----
・母親

【氏名】天宮　陽子
【年齢】不詳
【性格】何事にもおおらか。
　　　　人当たりも柔らかく、誰にでも好かれる。
　　　　年齢はわからないが、割と若く見える。
　　　　主人公には優しい。とにかく優しい。
　　　　ほぼ毎日スーパーでレジうちをしている。

【呼称】
主人公→名前で呼び捨て
友人→名前+くん
その他大体→名前・苗字+さん

----
・幽霊

【氏名】ユウ（本名ではない）
姿は見えない。
【性格】
温厚。
主人公が嬉しければ自分も嬉しくなる。
ただしチョコに対する思いは真剣。

【呼称】
一人称・僕
主人公→望さん　もしくはあなた
他は名前＋さん    </description>
    <dc:date>2009-01-06T03:22:52+09:00</dc:date>
    <utime>1231179772</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/valentine/pages/24.html">
    <title>スタッフへの連絡事項（スタッフは必読！）</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/valentine/pages/24.html</link>
    <description>
      **ここには各スタッフからの連絡事項を書いていきます。書く際には、日付と、○○から○○へ、と明記しましょう。



**12月20日
(´･ω･`)より各員様へ

体験版Ver.2.42のスクリプトに不備（はじめからで最初からスタートしない現象）がありました
修整版のスクリプトVer.2.42改を専ロダに上げましたので、プレイされる際は上書きをお願いします

お手数おかけします　(´･ω･`)




**12月15日
(´･ω･`)よりサンプル最新版うｐのお知らせ

サンプルの最新版をうｐしました
容量が専ロダの制限を越えているため外部ロダへのうｐになります
お手数ですか下記アドレスより落としてください

ちょこっと開発版Ver.2.42　サイズ：18MB　パス：ちょこ
http://www3.axfc.net/uploader/N/so/65039

エラー、表示ミス、その他気になる点ございましたら(´･ω･`)までご連絡下さい



**１２月１２日

現在のまとめ
明日香[[シナリオ]]執筆中
ひつかさん・明日香原画
橘さん　スク組みなどチェック中
すりぷるさん　塗ってる（と思われる・過信は出来ない為ひつかさんにも）


**12月７日

ｗｗｗさん　代打さん　なるべく早く連絡ください


**１２月６日
１２月７日　日曜日　夜八時辺りに
システム関連　今の進捗などについての会議を行いたいので
集まれる人はメッセにログインしてください　お願いします！

**12月３日

ｗｗｗさん　代打さん　なるべく早く連絡ください
明日香プロットは明日上げます


**１１月２９日
１より　ｗｗｗさん　代打さん　すりぷるさんへ

なるべく早めに連絡ください・・・１２月中ならまだ何とかなります

**11月28日
(´･ω･`)より[[スタッフ]]各員様へ

素材に関しての連絡です
立ち絵やBGM等の素材の名前は半角表記でお願いします
全角で表記した場合、ゲーム完成時にアーカイブ化の処理が出来ません
アーカイブ化できないと中身が覗き放題（開発版の配布時と同じ状態）になります

もう作っちゃったYo!という方おられましたらお手数ですが半角表記に修整お願いします
連絡遅くなりまして申し訳ありませんでした、何卒宜しくお願い致します　(´･ω･`)



**１１月２７日
千代の立ち絵終了しました。
アップローダーに上げてあります。
「驚き」を忘れてたので[[カタログ&gt;&gt;http://www7.uploader.jp/user/valentine/images/valentine_uljp00061.jpg]]に表示されてませんが、
fとして[[psdファイル&gt;&gt;http://www7.uploader.jp/user/valentine/images/valentine_uljp00062.jpg]]には追加しておきます。

実装上不明な点が多いので
主催＆スクリプト担当さんと会話の機会が欲しいんですが
１氏に解像度高めのpsdファイルを受け渡しておきます。
――Ａ


**１１月２６日

すりぷるさんはなるべくメッセにログインするようにしてくださると
作業の報告などもしやすいのでお願いします





**１１月２３日　日曜日
今日の夕方から夜あたりに　進捗報告とシナリオ募集をかねてスレ立てをします
Ａさんは　立ち絵を
ｗｗｗさんは　ＳＤ絵で今出来ているところまでを
ひつかさんは友人の線画を
倭さんはもものイベントＣＧ線画を（本来は２４日ですが）
すりぷるさんは今出来ている塗りまでを

↑
上記の素材で、可能なところまで提出してくださると嬉しいです
・「遅れてるので抜けます」なんていわれると　むしろこちらが困ってしまいます
絵に関しては　まだ１２月末日まで余裕がありますので　どうかお願いします

・シナリオはそんな時間ないかもよ！

**千代立ち絵については　塗りまでＡさんが担当します

・Ａさんは　今は立ち絵のみに専念　終わったらイベントスチルに（俺としては本当にイベントまでお願いしたいです）
・倭さんは　イベントスチル終わり次第立ち絵のリテイクをお願いします




１１月１８日
http://www7.uploader.jp/user/valentine/images/valentine_uljp00046.txt
**これに目を通してください！そしてこれに記された指示の期限を過ぎたり　仕事が終わったら　コメントか　メッセで必ず連絡してください！

----
**１１月１４日現在　各スタッフがやるべきことをまとめる

・全スタッフ
速やかに全員が連絡を取れるように　可能な人はＷｉｋｉのスタッフ欄にメッセのアドレスをのせる
そして　日曜（１１月１６日）夜八時に可能な人はインしてください

・各ライターは　イベントＣＧをどのようなシーンで　どのような絵を描いてもらうのかしっかりと考えて　決まったら担当絵師さんに話す
　そしてＷｉｋｉに書き込むこと
・デフォルメキャラで描いてもらうようなギャグ系のイベントＣＧについても考えておくこと

・１
シナリオを進める
他スタッフの進行状況をまとめる
・代打さん
シナリオを進める
・時雨さん
手早く明日香先輩のプロットを上げる　シナリオを進める
デザインを話し合って決め手[[立ち絵指定]]をする


・Ａさん　日曜に立ち絵の線画を上げる
・倭さん　日曜に立ち絵の線画を上げる
・ひつかさん　キャラデザ決まり、スクさんとお話してから立ち絵を描く　（その立ち絵がいつあたりに上がりそうという予想をお願いします）　他のスタッフさんとの連絡体制を整えて頂く
・ｗｗｗさん　とりあえず３キャラ分のＳＤ絵のデザインををしてもらう　他のスタッフさんとの連絡体制を整えて頂く
・１３３さん　１の脇役の立ち絵指定が終わり　スクさんとの話が出来たら　立ち絵を描く（予想をｒｙ）他のスタッフさんとの連絡体制を整えて頂く
・すりぷるさん　上がった線画から順番に色を塗る

スクさんは……確定したシナリオから組み込んでいく　でいいんでしょうか    </description>
    <dc:date>2008-12-20T04:13:53+09:00</dc:date>
    <utime>1229714033</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/valentine/pages/32.html">
    <title>完成した素材チェックリスト表</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/valentine/pages/32.html</link>
    <description>
      **今かならず作るとされているもので　出来たものから頭に○をつけていきましょう

○共通[[シナリオ]]

○千代ルートシナリオ

ももルートシナリオ

明日香ルートシナリオ

○千代立ち絵線画

○もも立ち絵線画

明日香立ち絵線画

千代イベントスチル線画

○ももイベントスチル線画

明日香イベントスチル線画

○千代立ち絵塗り

もも立ち絵塗り

明日香立ち絵塗り

千代イベントスチル塗り

ももイベントスチル塗り

明日香イベントスチル塗り

友人立ち絵

○母親立ち絵

千代ＳＤ

○ももＳＤ

明日香ＳＤ

千代ＳＤイベント

ももＳＤイベント

明日香ＳＤイベント    </description>
    <dc:date>2008-12-07T22:54:49+09:00</dc:date>
    <utime>1228658089</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/valentine/pages/41.html">
    <title>ヒロイン３プロット</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/valentine/pages/41.html</link>
    <description>
      三択で明日香を選ぶ

望は　チョコをもらうなら……と　一瞬だけ明日香のことを思い浮かべる
だけど望は過去に明日香との確執があった
やっぱりあの人は無理だろうなと考える望
今は千代が好きだけれど、彼女は紡が好きだからなあと　諦め気味
とりあえず明日学校に行って考えよう　とその日は眠りにつく

翌日　学校に行く際
明日香が陽気に話しかけてくる
望は少し鬱陶しげに「猪木はもういいですよ……」というと
「え？　猪木はもうやったじゃん」と返ってくる

「は？」
「ん？」

「先輩、ちょっと待ってください。今日って何日ですか？」
「14日だね……うう？」
「ん？」
「こ？」
汚いですよ

「え、ちょっと待ってください。俺は13日に先輩に会ってないですよね」
「13日は……そうだったかな？」
「待ってください　先輩は先日も猪木したことの記憶があるんですか？」
「え？　ちょっと待って？　望くんこそ何で覚えてるの？　昨日は13日のはずだよね？」
「いやいや俺こそわからないんですけど」
「いやいや」
「いやいやいやいや」
「え？　今日は14日で？」
「昨日は今日で？」
「今日は昨日で？」
「俺がお前で？」
「お前が俺で？」
もう意味がわからない

どうにも互いにループを認知しているらしいという結論にようやく辿り着く
話し合うべきだと思うが予鈴が鳴る
主人公は教室に走ろうとするが　明日香は　さぼればいいじゃんと言い出す
大学が決まっているのに何故か学校に来ている明日香とは違うんです　あなたとは違うんです！　と　放課後に校門で落ち合う約束をつけて明日香と別れる

校門で落ち合い　適当に話しながら歩く
どうも　お互いに幽霊がついていることがわかった　　じゃあせんぱいが俺にチョコを渡してくれれば万事解決じゃないですか？
と提案するも　明日香は笑顔で「いや」と答えた

ループしてて好き放題できる面白い状況なのに、これをすぐに終わらせるのはもったいない　らしい
望としては早く脱出したい　だからチョコをくださいと要求するも
「じゃあコンビにで今週のチャンピオンとカルピスソーダ買ってきて」と言われたので買いにいくも何ももらえない
というかこれってただのパシリじゃないですか！　
「一流のパシリ　キングオブパシリストを目指すのだ！」
「ふざけないでください」
明日香も望がマジになったのに気付いたのか　慌てて取り繕う
「そんなマジにならないでよ」　と　
明日香は【本気】になる人や空気が苦手だった

明日香はだったら何かゲームとかで勝負して　望くんが勝ったらチョコをあげるよ　と提案
望はそれにのることにする

望は毎度いつもいいところまで追い詰めるが　明日香の汚い手段に敗退

いつまでたってもふざけた態度でい続ける明日香に　望は段々と苛立ち始めていた
「もう付き合いきれません」　と明日香み見切りをつける望
明日香は唐突なその言葉に驚く
「先輩だって　チョコをあげたい人がいたんじゃないんですか？　それなのにこんな遊びばっかりしてて……
これじゃあ先輩についた幽霊もかわいそうですよ」
望はそう言い放ち、明日香と別れる

その翌日
明日香に最後の勝負を持ちかけられる
コインを投げてどちらの手にあるかを当てるという単純な勝負

→か←を選択（どちらも正解）
実は明日香はどちらにもコインを仕込んでいて　最初からチョコを渡すつもりでいた
気付くかどうかは別として　ここで去ろうとする明日香を呼び止めるか呼び止めないかで分岐

呼び止めると　明日香が誰にチョコを渡したかったのか　などの話に
明日香は望と過去にあった事件について言及する

望が明日香と少しだけ親しかった頃　キモいと言われた矢先に仲良くなれた人だったので
好きになりそうなところを　明日香から「……いや、そういうのはいいから」と神妙な顔で突き放される
実際、明日香も望に少しは好意をもっていたのだが、真面目に物事と向き合うことを避けたがる明日香の性質から
どうにも望の好意を正面から受け止めることが出来なかった
それ以降　望は明日香をｼﾞｮｼﾞｮに避けるようになり……

そういった話をした後　二人は仲直り

でも結局明日香はおちゃらけたまま……
望「ま、仕方ないか」
ＥＮＤ

バッドの場合　ループからは脱出するが　結局何も得るものはなかったな　的なバッドエンド    </description>
    <dc:date>2008-12-06T01:03:52+09:00</dc:date>
    <utime>1228493032</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/valentine/pages/15.html">
    <title>立ち絵指定</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/valentine/pages/15.html</link>
    <description>
      ・ヒロイン１　立ち絵指定

ポーズ１　両手を軽く後ろに回している。あくまで自然体で。

表情差分
通常　
笑い&gt;138の顔です
照れ
泣き（目を伏せて、元気なさそうに俯く感じ）
怒り

ポーズ２　胸の前あたりで指を絡める

通常　
笑い&gt;138の顔です
照れ
泣き

こんな感じで考えています。
このヒロイン１はＡさんが１３８で絵を描いてくださった為容姿などについて詳しく書かれていませんが。
他の人はデザインについて指定を書き込んでください。

・ヒロイン２

ポーズ　若干背をそらし、手を前で組む

表情差分
通常　
笑い
不機嫌


ポーズは一つでいいです。
不機嫌は、ぶすっとした表情。
容姿は若干垂れ目気味でストレートのロング(茶色）
＊胸もくびれもいりません。服装は制服なんで138と共通で。


・ヒロイン３
通常
笑顔（にしし）
悲しみ（戸惑いに近い）
驚き
照れ
猪木



・友人
身長１８１なので　千代より頭一つ分高く
制服姿（学ラン）
相当なイケメン、髪型はスラムダンクの流川っぽい感じ
体格はそれなりにがっしりとしてる

ポーズは　片手だけポケットに突っ込む感じ。

表情差分
通常
絶望（何もかも終了した　とでも言いたげな暗い顔）
笑顔（いたずらっこみたいな）
照れ

・母親
身長　千代とほぼ同じくらい    </description>
    <dc:date>2008-11-30T02:16:49+09:00</dc:date>
    <utime>1227979009</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/valentine/pages/40.html">
    <title>必要背景素材</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/valentine/pages/40.html</link>
    <description>
      背景

お借りする予定のサイト
きまぐれあふたー様
[[http://www5d.biglobe.ne.jp/~gakai/]]
メールでの報告が必要　ゲーム内にサイト名を明記

Ｋ’ｓＦａｃｔｏｒｙ様
[[http://clickjump.net/ks_factory/]]
メールもしくは掲示板での報告が必要　ゲーム内にサイト名と↑のアドレスを明記

背景写真補完の会様
[[http://masato.ciao.jp/haikei/furemu.html]]
↑ぐったりにゃんんこ様のＨＰの掲示板に報告

背景素材店様
[[http://shass.sakura.ne.jp/]]
報告の必要なし    </description>
    <dc:date>2008-11-28T17:06:46+09:00</dc:date>
    <utime>1227859606</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/valentine/pages/34.html">
    <title>冬木千代ルート</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/valentine/pages/34.html</link>
    <description>
      望
「紡を、探してみようと思う」\

ユウ
『紡？　ああ、お友達のことですか。でも、その人は男なんじゃ……ま、まさか』\

望
「違うわっ！　妙な想像をするな！」\

ユウ
『じゃあ、どうしてですか？』\

望
「……それは」\

冬木さんの悲しそうな顔が、どうしても脳裏に焼きついて離れないから。\

望
「つ、紡はもてるやつなんだよ。もし一緒に学校に行けたら、おこぼれで一個くらいもらえるかもしれない」\

なんてことは言わず、適当な理由をでっち上げた。\

ユウ
『そうなんですかぁ』\

望
「ああ、そうなんだよ」\

あながち嘘というわけでもない、もしかしたらそんな可能性もなくはない。\
何にせよ、行動を開始するのは明日からだ。\
俺は、冬木さんのことを思い返しながら眠りについた。\


;・ループＡ


四回目の二月十四日。\

もうループしてることに驚かない。\

望
「電話は……繋がらないか。携帯の電源切ってたら、意味がないだろうが」\

六時四十四分、やはり電話は繋がらなかった。\

ユウ
『まずはどうするんですか？』\

望
「あいつの家に行こうと思う」\

もしかしたら、何か理由があって引きこもっているという可能性もある。\

ユウ
『確か、友人さんは今まで学校を休んだことがなかったんでしたっけ』\

望
「そうなんだよ。だから絶対に理由があるはずなんだ」\

俺は手早く一階に降りて準備を整え、朝食を胃に押し込んで。いつもより二十分程早く家を飛び出した。\

;背景　通学路

望
「でも、あいつの家に行ったことって片手で数えられるくらいしかないな……」\

ユウ
『友達なのにですか？』\

望
「どうも、うちに来たがるんだよな。あいつは……」\

それか、ゲーセンなんかに遊びに行ったりとか。
そういうのばっかりだった。\

望
「まあ、場所はしっかり覚えてるから問題ないさ」\

いつもの交差点を右に曲がり、真っ直ぐ五分程歩いたところで立ち止まる。\

ユウ
『ここですか』\

望
「ああ」\

別に特筆するべきこともない、普通の一軒家だ。\
少し躊躇をしてから、チャイムのボタンを押す。\
すると、十秒くらいしてから、小学校高学年くらいの女の子がドアの隙間から顔を覗かせた。\

？
「どなたですかー？」\

望
「あ、優ちゃんおはよう。紡いるかな」\

優ちゃんは、歳の離れた紡の妹で、暴走しがちな兄を支えるいい妹さんだ。\

優
「天宮さんですかー？　兄ちゃんは、結構前に気合いれて出かけましたよー」\

望
「え、出かけてたのかあいつ……。気合を入れてって、どういうこと？」\

優
「さあー、なんかやたらと髪型を気にしてたり、普段つけない香水とかつけたりしてました」\

望
「髪型……香水……」\

優
「あのー、もういいですか？　あたしも学校に行く準備しないとー」\

望
「あ、うん。ごめんね優ちゃん。ありがとう」\

優
「いえいえー」\

そして扉が閉められ、俺はしばらくその場で思案していた。\

ユウ
『うーん……』

望
「髪型や香水を気にしてたってことは、誰かに会いに行ったって可能性が高いな」\

ユウ
『うーん』\

望
「お前は何か考えがあるか？」\

ユウ
『あの子、可愛いですね』\

望
「お前はロリコンかっ！！　お前の問題でもあるんだから真面目に考えろ！」\

ユウ
『あ、はい！　すいませんすいません！』\

ったく、ロリコンの幽霊ってどれだけ性質が悪いんだよ……。\


望
「しかし、今から探し回ってる時間はないか。もう学校に行かないとな」\

ユウ
『ループしてるんですし、行かなくてもいいんじゃないですか？』\

望
「あのな、ひょんなことでチョコもらえることもあるかもしれないだろ？　そうしたら次は普通に十五日がやってくるんだ。サボるわけにはいかないよ」\

ユウ
『なるほど、先のことも考えなきゃいけませんもんね』\

望
「そういうこと」\

……本当は、冬木さんのことが気になるんだけどな。\

;背景　学校前・校門

今日は時間がいつもより早かったせいか、先輩と会うことはなかった。\
また猪木を聞かされるのは御免だし、次のループからも出来るだけ早めに来ることにしよう。\

ユウ
『あの人は、親しげな感じでしたけど』\

望
「いや。あの人にこそ……希望はないと俺は思う」\

もう、勘違いで傷つくのは御免だ。\


;背景　教室

しかし、教室に来てもやることが無いな。\
車輪の下は既に読み終わってしまったし、鞄の中の本を入れ替えるのを忘れてしまっていた。\

望
「しばらく寝るか……」\

ユウ
『クラスメイトの女の子にチョコをねだってみたりとかはどうですか？』\

望
「そんなことでチョコもらっても、それから学校に行きにくくなるだろうが……」\

千代　通常

千代
「あ、天宮くん。誰に向かって話してるの？」\

望
「わぁぁっ！　っとぉ！　べ、別に何でもないよ！」\

何で俺はここで冬木さんが話しかけてくることを忘れるかな！\
しかも今度は本を朗読してたなんて言い訳は出来ないぞ、ど、どうする？\

千代
「何でもなさそうには見えないんだけど……」\

ああ、何かかわいそうなものを見る目で俺を見つめないで……。\

望
「うん、でも忘れてくれると嬉しいなっ」

千代
「……わかった、そうするよ。それじゃ、えっとさ、天宮くんに聞きたいことがあるんだけど……」\

望
「あ、ああ。紡のことね。紡なら今日は来られないっぽいんだよ！」\

途端、冬木さんの頬が真っ赤に染まった。\

;　千代　照れ

千代
「な、ななななななな何で紡くんのこと聞こうとしてたって、知ってるのっ！？」\

望
「え？　……あ！　いやその、えーっと」\

しまった。テンパってとんでもないことを言ってしまった。\

望
「か、顔に書いてあったから、かな？」\

千代
「ええっ！」\

冬木さんが、ぺたぺたと自分の顔を触りまくる。\

千代
「えっ、本当に？　わかんない、なんでっ！　まだ誰にも話してないのに　おかしいよこんなのーっ。ううーーー！」\

やばい、焦っている冬木さん可愛い。
でも、さらに混乱させてどうするよ俺の馬鹿野郎。\

望
「あーそのほら！　今日はその、バレンタインだし。やっぱりそういうことかなって。やっぱり紡の傍にいるとさ、そういうことも目につきやすいんだよ」\

しどろもどろになりながらの必死な言い訳。\

；千代　怒り

千代
「ほんとにほんと？　実は、二人とも知ってて私を笑いものにしてるってこと、ないよねっ」\

望
「な、ないない。そんなことは絶対にないから、本当に！」\

千代
「神に誓って？」\

望
「誓う誓う」\

千代
「キリストにも、アッラーにも、釈迦にも誓える？」\

望
「誓うよっ。メッカの方向に十字切りながら念仏だって唱えるから！」\

千代
「あと、そう、ボルトの足にも誓える？」\

何故世界的アスリートの足に誓わねばいけないんだろう……？\

望
「あのさ、俺ってそんなに信用ないかな」\

;千代　通常

千代
「え、あ。そういうわけじゃないんだけど。ただ、天宮くんってあまり話したことなかったし」\

望
「うん、確かにそうだね。でもさ、本当に今のは勘が働いただけなんだ」\

千代
「そっかぁ」\

望
「そうだな、じゃあ……。神なんかより、紡に誓ってってのはどうかな」\

俺がそういうと、冬木さんは一瞬呆気にとられてから、破顔した。\

;千代　笑顔

千代
「……あははっ。それは、信じないわけにはいかないねっ」\

;千代　通常

「でも、そっか。紡くん、今日は休みなのかぁ……」\

あまり表には出さないけれど、本当に残念そうな声音だった。\
それだけ、紡への思いが大事ということか。\
俺は、そんな冬木さんの顔を見て――。\

１：余計なことはしない方がいいと思った
２：もう少し、冬木さんのために頑張ってみようと思った





・１選択肢後　最初の三択に戻るルート

俺が、入り込む余地はもうないと感じた。\
やはり俺は余計なことをしようとしているんじゃないかと。\

千代
「天宮くん、ありがとう。……あ、あと、おはよう。挨拶もしてなかったのに、変なことばっかり言ってごめんね」\

望
「いや、気にしないで」\

千代
「それじゃねっ」\

望
「……うん」\

それからは、特に何をするでもなくぼーっとして過ごした。\

;背景　部屋

ユウ
『どうしたんですか？　朝から元気ないですけど』\

望
「ああ、いや。やっぱり紡を探すのはやめにしようと思う」\

ユウ
『それはまた、何で急に？」\

望
「ちょっと、考えるところあったんだよ……」\

冬木さんの為を思うならば、余計なことはせずにおくべきだ。\

望
「まあ、まだアテはあるさ」

俺は明日からどうしようかと考えて――。


１：ももルート選択肢
２：明日香ルート選択肢






・２選択肢後　千代ルート継続


もう少しだけ。頑張ってみようと思った。\
冬木さんの為だけでなく、紡の為だけでなく、何より自分の為に。\

千代
「天宮くん、ありがとう。……あ、あと、おはよう。挨拶もしてなかったのに、変なことばっかり言ってごめんね」\

望
「いや、気にしないで」\

千代
「それじゃねっ」\

望
「うん、それじゃ」\

俺には、まだこれ以上会話を広げられる話題も。
その勇気も無い。今はまだ、その時じゃないんだ。\

俺は、これからの為に一層決意を固めた。\

;背景　通学路

望
「しっかし、何度も同じ授業を聞くのは退屈以外のなにものでもないな」\

ユウ
『いいじゃないですか、復習になるし』\

望
「しっかし、一度とったノートもリセットされるからな。面倒だよ本当に……」\

ユウ
『ま、まあまあ。気を取り直して、紡さんを探しに行きましょうよ」\

望
「ああ。そうだな」\

しかし、探すといってもどこに行けばいいのか。\
とりあえず、あいつと良く遊びに行く場所を重点的に回ってみるとするか……。\
母さんには悪いが、今日も野菜は買って帰れそうもないな。\

;背景　真っ黒

それから、ゲーセンやＣＤショップ。\
紡の良く行くスポーツ用品店など思いつく限りを回って話を聞いてみたりしたものの、紡の足取りは全く掴めなかった。\

;背景　繁華街

ユウ
『そういえば』\

望
「なんだ？」\

時刻は六時過ぎ。\
俺は冷えた手を温めるために、先ほど買った缶コーヒーを両手で握りこんでいた。\

ユウ
『望さんって、女の子が苦手だったりしないんですか？』

望
「……苦手だよ。いつだってキモがられるんじゃないかって、びくびくしてる」\

ユウ
『でも、あの……冬木さん、でしたっけ。あの人とは、普通に話せてるじゃないですか』\

望
「あのな、俺だって必死なんだよ。あそこでどもったり、黙ってたりしたら余計失礼なことになるだろうが」\

ユウ
『なるほど。頑張ってるんですね……』\

望
「…………」\

頑張ってなんかいない。\
俺が話せるのは、相手がから話しかけてきてくれた時だけだ。\

望
「しかし、もうこんな時間か」\

ユウ
『僕にはわかりませんけれど、寒いんじゃないですか？　今日は諦めた方がいいんじゃ……』

ユウの言葉を考慮して、俺は判断した。\

１：いや、やはりまだ探し続けよう
２：そうだな、今日は帰ろう



・１選択　ループＡ’へ向かうルート
・２選択　ループＢへ向かうルート


・１選択後


望
「いや、まだ諦めるには早いよ。一度行った場所にも、今ならいる可能性もある」\

ユウ
『望さんがいいのなら、僕はいいんですが』

望
「ああ、俺がいいって言ってるんだ」\

それからは、時間を忘れて歩き回っていたと思う。\
母さんには遅くなるとメールで伝えてあるが、家で一人の母さんを思うとやはり悪いなという気分になった。\
しかし、今この世界はループしている。
ならば一度徹底的に、この二月十四日の現状について洗い出してみるべきだと考えた。\

望
「おいおい……霧にでもなったのかあいつは」\

時刻は既に十時に迫ろうとしている。\
休憩はいくらか挟んできたが、流石に限界だ。\

望
「もう、この辺りで探してない場所はないんだけどな」\

しかし愚痴っていてもも仕方ない。\
今日のところは、さっさと帰って休もう。
ループしてるとはいえ、疲れは蓄積するのだから。\

;背景　部屋

母さんはいつも寝るのが早く、十時にはベッドに入っていることが多い。\
夕食は外で済ませた為、暖めて食べてねとメモのあったチョコカレーはそのままにしておいた。\
ごめんなさい、でも出来るのなら食べたくないんです……。\


・ループＡ’へ


・ループＡ’

;背景　部屋

六時四十分。\
人間の生活のリズムはそう簡単に崩せるわけもなく、俺はいつも通りの時間に起きた。\
昨日の疲れが残っているせいか、少し頭がぼーっとしている。\

望
「……電話は、出ないか」\

やはり、紡は電話には出なかった。\

ユウ
『そんなの、ループしてるんだから当たり前じゃないですか』\

望
「一応の保険だよ……。もしかしたら一分だけ電源をつけてたとか、そんな可能性だってあるかもしれないだろ」\

本当は寝ぼけてただけです。\

;背景　真っ黒

さて、朝の描写については、何度も繰り返し見ても退屈だろうから割愛させてもらう。\

;背景　通学路

ユウ
『今日は、どうするんですか？』\

望
「紡の家に行っても意味ないだろうし、今回は学校まで適当に近場を探すさ」\

朝に探せば、また何か違った発見があるかもしれない。\

ユウ
『えぇ……優ちゃんに会いたいな……』\

望
「だまれっ！　このロリコンっ！」\

ユウ
『もう、何かりかりしてるんですか～』\

望
「同じ日を繰り返させられたら、誰だってかりかりするわっ！」\

ユウ
『気をつけてくださいよー。ループしてるからって、死んだら終わりなんですからね』\

望
「わかってるよ」\

ユウ
『望さんって、キャラ的に『避けろナッパァ！』って言われても、避けきれずに死にそうなキャラですもん」\

望
「何その役回り！？」\

酷い雑魚キャラ扱いされてる！\
………………\
…………\
……\

それから、適当に雑談をしながら繁華街の方を探したが、見つかることはなかった。\


;背景　教室

しかし、多少人目を気にせずにユウと会話するようになってきてるのはやばいな。\
いつか精神科につれていかれることになるかもしれない。\

望
「はぁ～……」\

しかし、疲れが溜まっている。\
俺が本を開くこともなく机に突っ伏していると、冬木さんが少し心配げに声をかけてくれた。\

;通常

千代
「天宮くん、大丈夫？　何か疲れてるみたいだけど……」\

望
「冬木さん、俺って雑魚キャラっぽいかな？」\

千代
「えっ、そんなこと言われても困るんだけど……。雑魚キャラってどういうこと？」\

望
「ううん、何でもない。変なこと言ってごめん。……冬木さんは、紡のことが聞きたいんだよね」\

千代
「なっ、ななななななななんで知ってるの！？」\

せっかくのループなので、俺はまた冬木さんの可愛いところを見せてもらうことにした。\
眼福眼福。\

;背景　学校前

望
「さて、今日はどうするかなあ」\

ユウ
『この辺りは、もうほとんど探しましたよね』\

望
「探すとしたら、住宅街の方かなあ」\

しかし、どうにも体がだるい。\
今日の所は早めに帰って休むというのも一つの選択だ。\

１：いや、まだ探そう
２：今日は早めに帰ろう
３：もう紡のことは諦めよう


１選択後・バッドルート１へ
２選択後・ループＢへ向かうルート
３選択後・

・バッドルート１

望
「……ま、探すか。俺の未来の為に」\

ユウ
『優ちゃんに頼むのはどうですか？』\

望
「ロリコンに人権はねえ！」\

ユウ
『人じゃありませんっ！』\

望
「わかってるわ！」\

最近ロリコンが顕著になってきたぞ、この幽霊……。\
駄目だこいつ、早くなんとかしないと。\

;暗転

………
……
…

;背景　夜公園

望
「あーーーーもおおおおおおおおおおおっ！　紡、出て来いよっ！　出てこないとこの幽霊が死ぬぞっ！」\

ユウ
『……』\

望
「突っ込めよ」\

ユウ
『もう死んでます』\

望
「そんなお約束な突っ込みはいれんでいい！」\

ユウ
『突っ込み待ちしといてそりゃないですよ！』\

望
「はあ。……ほんっと、もう駄目だ。紡ばっかりに構ってられん……！」\

このループをきっかけに、変わることが出来たらいいと思った。\
だけど、その一歩目から躓くことになろうとは……。\

望
「はーぁ……」\

もう一度、深く溜息をつく。\
どうにも、このループを抜け出すにはかなりの時間がかかりそうだ。\



――暗路迷い路見果てぬ彼方。@
天宮望が向かいし道は、未来の見えない無限の旅路。\

ユウ
『長いお付き合いに、なりそうですね』\

;暗転

バッドエンド




・ループＢへ向かう選択肢から


望
「やっぱり、帰るか」\

ユウ
『そうですか』\

望
「反対しないのか？」\

ユウ
『反対してほしいのなら、しますけど』\

望
「いや、お前としては早くチョコがほしいんじゃないのかな……と思ったんだけど」\

ユウ
『僕一人じゃ、チョコも何もなくなっちゃいます。望さんがいなければ意味はないんですから、僕は反対なんてしませんよ』\

望
「そうか……」\

こいつが生きていたら、本当にいい友達になれそうだったんだがな。\

ユウ
『どうかしました？』\

望
「いや……。俺とお前って、結構いいコンビになれそうだよな」\

ユウ
『今でも、コンビみたいなもんじゃないですか』\

そうなんだけど、そうじゃないんだ。\

望
「ユウと望で将来有望ってか？」\

ユウ
『チョコをもらえない望さんに将来はにい』\

望
「にいってなんだ、にいって。……本当、お前が生きてれば、紡と三人で……」\

ユウ
『……そうですね』\

しまった。\
あまりにも無神経だった。@
生きてないからこその、未練だっていうのに。\

望
「…………」\

俺が、まずったなあと思いつつ黙っていると。
ユウの方から話しかけてきた。\

ユウ
『望さん、望さん』

望
「何だ？」\

ユウ
『ジャック？』\

望
「……え？　バウアー？」\

ユウ
『ジャンクロード？』

望
「ヴァンダム」\

ユウ
『セルゲイ？』\

望
「エイゼンシュテイーーーーーン！　ひゃっほおおおう！」\

ユウ
『いいいいＹＡＨＨＯＯＯＯＯＯＯＯＯＯ』\

特に意味はない。\




;背景　リビング



望
「うめえ、うめえ！　チョコカレーがうめえなあ！」\

母
「そう？　良かった。作った甲斐があったわぁ」\

気付いてください。@
というか気遣ってください。\

望
「本当に、うめえなあ」\

母
「涙まで流して……。あら、ちょっともらい泣きしそう」\

この涙が苦しみの涙であることに、気付いてください。\
俺は涙とまざりあってちょっとしょっぱくも甘いチョコカレーを気合で平らげた。\

母
「それにしても、今日は何してたの？」\

望
「え、何って？」\

母
「望が、私からのメール見逃すなんてこと滅多にないじゃない。今日は忙しかった？　だったら悪かったかしらと思って」\

望
「ちょっと、ね。紡を探そうと思っててさ」\

がたっ！\

望
「？」\

母さんが、何故か動揺したかのようにテーブルを揺らした。\

望
「……どうかした？」\

母
「あ、あら。なんでもないわ、ごめんね望」\

怪しい。
というか怪しすぎる。\
まさか、手がかりが母さんにあったとは、ホームズだって見抜けまい。\
今はどんな情報であれ欲しい、相手が母さんでも何とか聞き出さねば。\

望
「実はさ、紡が……」\

……騙すのは気が引ける、が。
ここは少し話を大きくしてみよう。\

望
「行方不明なんだ。俺の携帯に『もうここにはいられない』って残して……」\

母
「ええっ！　そ、そんなに思いつめてたなんて……」\

望
「と、言うのは俺の作り話なんだけど」\

母
「……え？」\

望
「たださ、紡が学校休むなんて今までなかったし、心配だったってだけ」\

望
「たださ、紡が学校休むなんて今までなかったし、心配だったってだけ」\

母
「望、あなたいつから嘘なんてつくような子に……」\

母さんの怒りは買いたくなかったが、ここはループしていると思って割り切るしかない！

望
「ご、ごめん。　本当にごめん、母さん。でも、どうしても紡がどうなったのか知りたくて！」\

母
「もう、仕方の無い子ね」\

母さんが呆れたとでも言いたげに嘆息する。\

母
「実は、今朝ね……」\

望
「今朝？」\

そこで躊躇うように考え込む母さんを、俺は下手に急かすことはせず待った。\

母
「……ごめんなさい」\

望
「え？」\

母
「やっぱり、私から言わない方がいいと思うのよ」\

望
「……そっか」\

ユウ
『振られましたね』\

うるせーよ。\

望
「うん、わかった。じゃあ明日にでも紡捕まえて、聞いてみるとするよ」\

母
「そうね。紡くんが自分から話すっていうなら、いいと思うわ」\

母さんは、そうにこやかに笑って言った。\

;背景　部屋

望
「さて、ここで推理だ」\

ユウ
『何でも聞きたまえ、ワトスン君』\

望
「何でお前がホームズ気取ってんだ。俺がホームズだっての」\

ユウ
『僕が……ホームズだ！』\

望
「モビルスーツにでもなってろ！」

ユウ
『もうどっちもホームズでいいじゃないですか』\

望
「……そうだな、わかったよ。えーっとそれで、何だったかな」\

ユウ
『おいおい、自分の話の要点くらいまとめておきたまえよ。ホームズ君』\

望
「うるさい。あーそうだ、思い出した。紡は朝に気合を入れて出かけたが、その会いに行った相手は恐らく母さんだってことだな」\

ユウ
『状況証拠から見て、間違いないでしょうねー』\

望
「しかし、どこに行ったかまではわからないからな。そこは母さんより早く起きて尾行しないと……」\

ユウ
『でも、早起きできるんですか？』\

望
「……起こしてくれ」\

ユウ
『え？』\

望
「五時に起こしてくれ。頼んだぞーい」\

この部屋に目覚まし時計なんて上等なものはない。\

ユウ
『ちょ、僕は望さんの母親じゃありませんって！　あ、もう寝てる！』\

頼んだぞ、頼りになるユウくんよ……。\


;背景　真っ黒

その日の夜。\
俺は冬木さんと始めて会った時のことを夢に見ていた。\


;背景　廊下

そう、あれは一年の夏くらいのことだったか……。\

紡
「おっし！　じゃあ昼飯食いに行くか！」\

俺と紡の二人はいつも通り、一緒に昼食を取ろうということになっていたはずだ。\

望
「ああ、早くしないとろくなパン残らないしね」\

千代
「おーっす、二見くんおーっす」\

;千代　通常

そこで歩き出した時に、不意に後ろから冬木さんが話しかけてきた。\
……このときは、まだ二見くんって呼んでたな、そういえば。\

紡
「おお、冬木か。どした？」\

千代
「んー、今日の練習のことなんだけどさ」\

紡
「ああ、わかった。他には……」\

そう、二人はバスケ部の練習の話を始めてしまい、俺はすっかり手持ち無沙汰になっていた。\

紡
「っと、わりい紡。待たせちまって」\

望
「いや、気にしなくていいよ」\

千代
「？　その人、二見くんの友達？」\

紡
「そう。中学からの友達で、天宮望ってんだ」\

;千代　笑顔

千代
「そうなんだ。私は冬木千代。バスケ部のマネージャーしてるの、よろしくね？」\

望
「あ、……うん、よろしく」\

俺にはその笑顔が眩しくて、目を逸らしながら挨拶を返した。\

紡
「おーいおい、相手の目をちゃんとみろよ望～。ごめんな、こいつ人見知りするやつでさ」\

千代
「気にしなくていいよ～。天宮くんは、バスケとかしないの？」\

望
「あ、俺は、運動がそれほど得意ってわけでもないから……」\

千代
「ふーん、そうなんだ。じゃあ……って、あーっ！　私も友達待たせてたんだった！」\

紡
「おいおい」\

千代
「二見くんまた練部活でねっ！　天宮くんもまたねー」\

慌しく冬木さんが去っていって。
それでファーストコンタクトは終わった。\

このとき、初めてみた笑顔が、今でもずっと忘れられない。\

紡
「なあ、望」\

望
「なに？」\

紡
「そろそろ、起きたほうがいいんじゃないですか？」\

望
「え？」\

？
『もう、五時過ぎてますよっ』\

;暗転

ユウ
『望さーーーーんっ！』\

;背景　部屋

望
「うるせえ……」\

ユウ
『うるせえじゃありませんって。もう五時二十分ですよ』\

望
「……え？」\

まぶたを擦って、ぼやけた視界で時計をみる。\

望
「あー、本当だ。……悪いな」\

寝起きは力が出ないので、大人な応対をする俺だった。\

ユウ
『まだ望さんのお母さんも、起きてないようですけど』\

望
「母さんは大体六時に起きるんだよ。でも今日に至っては何があるかわからないから、こうして早めに起きたってわけだ」\

ユウ
『なるほど』\

望
「ま、母さんが出かけるまではここで待機だな」\

それからしばらくは、眠らないよう本を読んで時間を潰す。\
そして六時を少し過ぎたところで、一階の電話が鳴った。\

望
「こんな朝っぱらから、電話か」\

恐らく紡から、なのかな。\
あいつは人の迷惑っつーものを考えないのか。\

望
「っと、そろそろ出かけるみたいだな」\

玄関の戸を開く音が僅かに聞こえた。\
着替えは既に済ませてある。
俺は荷物を持って、母さんに気付かれないよう間をあけて家を出た。\

;背景　通学路

ユウ
『はあはあ奥さん中々いい尻してるじゃないの』\

望
「人の母親を視姦するな」\

ユウ
『いやだなあ、幾らなんでも死体からチョコもらっても嬉しくないですよー』\

望
「字が違うわっ！」\

母
「？」\

やばっ！　母さんがこっち振り向いたっ！！\

母
「……」\

慌てて塀の影に隠れたので、何とか気付かれずに済んだようだ。\

望
「ふう、危なかった……」\

ユウ
『まだまだ甘いな、ホームズ君』\

お前のせいだ。\

;暗転

それでも望の性欲を具現化したエクスかリバーは、実母の小リスのような可愛らしい尻に興奮し、篠突くように天を見上げていた。\

;背景　通学路

望
「次妙なこと言ったら神社いくぞー」\

ユウ
『すいませんすいませんすいませんすいませ』\

;背景　公園

望
「ここにきてたのか……」\

紡と母さんが、向き合ってなにやら話している。\

望
「ここからじゃ、はっきりと何話してるか聞こえないな」\

だがこれ以上近付くとばれる可能性もある。\

ユウ
『こういう時こそ僕の出番ですね。ちょっと聞いてきます』\

望
「あ、ああ」\

初めてあいつが幽霊であることが役に立った気がするな。\

以下、ユウによる演技ですが　本人同士が話しているものとしてアテレコさせていただきます。\

紡
「あ、あー。陽子さん、お元気でしたか？」\

母
「私は元気よ、紡くんはどう？」\

紡
「俺はもう、元気ばりんばりんすよ！　今日もちょっと、ウサギと競争してぶっちぎってきたところですよ！」\

母
「そうなの、凄いわねー」\

紡
「は、ははっ！　ま、まあ僕にはそんなの、う、ウォーミングアップにもならないんですけどねっ！」\

紡
「あー、運動したりないなあ！　ちょっと一周してきますっ！」

数分後。

紡
「は、はあはあ、お待たせしました」\

母
「あらあら、その元気を望にも少しわけてあげてほしいわー」\

紡
「もう、どんどんわけちゃいますよ！　数値にすると超人パワー一千万くらい！」\

母
「カナディアンマンくらいには勝てるようになってほしいわねー」\

紡
「あ、そ、それでですねっ！　今日はこんな朝早くにお呼びたてしてしまって、すいませんっ！」\

母
「いいのよー。それで、何の用かしら？」

紡
「ほら、あの、今日ってばれんたいんでーじゃあないですかっ！」\

母
「そうねー。今日は望にもチョコを作ってあげようと思って、チョコカレーなんてどうかなて考えてたのよ」\

紡
「そ、それはいいと思います！　望も、きっと泣いて喜びますよ！　あいつ昔から『チョコカレーくいてぇー』って言ってましたからっ！」\

母
「あら、そうなの？　それは良かったわ～」\

紡
「そ、そそそれでですね！　お……僕の用事なんですが！」\

母
「あ、うん。何かしら？」\

紡
「そ、その……ス……キ……ナンデスッ！」\

母
「ス＝キナンデス（１６７８～１７０３）？」

紡
「ち、違います！　そ、その。すき…………ときめきときす！」\

母
「猿飛、懐かしいわ～」\

紡
「そ、それも違うますっ！　す、すいません！　あなたのことが、好きなんですっ！」\

母
「……へ？」\

紡
「望には、悪いと思いますけど！　好きと思ったときには、既に告白は終わっているんです！」\

母
「あらあら……困ったわね」\

紡
「……っ！」\

母
「紡くん、頭を上げてくれる？」\

紡
「は、はい」\

母
「……ごめんなさいね。私の心の中には、いつも良人がいるの。紡くんの思いには、答えてあげられないわ」\

紡
「……………………そう、ですか」\

母
「それに、紡くんみたいなかっこいい子には、きっと若くてかわいい彼女が出来るわ。こんなおばさんなんかより……」\

紡
「陽子さんは、おばさんなんかじゃありませんよっ」\

母
「……ありがと。でも本当に、ごめんね」\

紡
「い、いえ。……すいません、こんな、朝から……」\

母
「ここで話したことは、誰にも言わないでおくから。それじゃあまたね、紡くん」\

紡
「はい……」\


;暗転


;背景　公園

望
「……おいおい」\

母さん、カナディアンマンを馬鹿にしちゃ駄目だよ。\
紡、お前もチョコカレーを食ってみろ。\
というかこれ、成功してたら紡が俺の父親になってたのか？\

紡
「望、今日はキャッチボールしようっ、な？」\

望
「……知らないっ！」\

紡
「父さん、今日は新しいグローブ買ってきたんだぞー」\

こんな、新しい父親に馴染めない子どもとの寸劇が繰り広げられることになっていたのかっ！\

望
「そ、そんなのはいやだあああああっ！」\

ユウ
『の、望さん落ち着いてくださいっ！』\

望
「はっ！」\

あまりの出来事に我を忘れてしまっていた。\
慌てて公園の中を見れば、母さんは反対側から公園を歩き去っていて、紡は茫然自失の状態で立ち尽くしている。\

望
「……ここは、通りかかった振りして行くしかないか」\

俺は軽やかなステップで紡に接近し、肩を叩いた。\

望
「よっ！　ふっふっ！（ジョギング的な呼吸）　今日はジョギング日和だなっ！　学校に行く前に走ってたら、お前を偶然見つけちまったぜっ！」\

紡
「望……。……そうか……」\

明らかに不自然なタイミングで現れたのに、今のこいつにはそれを気にする余裕もないらしい。\

望
「おいおいっ！　ふっふっ！　そんなしけたツラしてたらツキも逃げちまうぜっ！　不運と踊っちまうぜ！　ふっふっ！」\

紡
「…………」\

紡は必死に気を引く俺を無視して、公園から出てどこへともなく歩き出す。\

望
「お、おいっ！　どこ行く気が、紡っ」\

本当に自殺しかねない勢いだぞ、こいつ。\

;背景　通学路

紡
「ここではない、どこかへ……」\

望
「わけわかんねえからなっ！　ほら学校行くぞっ！」\

紡
「行かない、行けない、行きたくない……」\

ふらふらと歩く紡の隣を歩きながら、なんとか説得を試みる。\

ユウ
『完全に抜け殻ですねぇ』\

望
「紡、狙ってた皆勤賞をこんなところで逃がしてもいいのか？」\

紡
「皆勤賞とか、もうどうでもいい……」\

こんな会話に三点リーダがデフォルトで入る男は嫌だ……。\

望
「紡。ねえ、ちゃんと風呂入ってるか？」\

紡
「ああ……」\

望
「うわっ！　お前姉ちゃんと風呂入ってんのかよー。えんがちょ！　えんがちょ！」\

ユウ
『小学生ですか』\

望
「うるさい」\

紡
「何もいってねえよ……」\

望
「紡のことを言ったんじゃない、妖精さんがいたんだ」\

紡
「そうか……」\

ほぼノーリアクションですか。\

望
「はあ……」\

ユウ
『打っても響かない鐘ですね』\

そろそろ、まじになって説得しないとな。

望
「……なあ、紡。学校に行こう？　な？　別に何もしなくていい、ぼーっと座ってるだけでもいいからさ」\

紡
「…………」\

望
「お前がいないと、クラスが皆沈むんだよ。……もちろん、俺だって寂しいと思うし」\

紡
「…………」\

望
「な、だからさ！」\

お前が来てくれないと、俺の中での決心がつかないんだ。\

紡
「…………わかった」\

望
「よしっ！　やっと行く気になったか！」\

紡
「……ああ」\

ふう。
なんとか説得には成功か。\
しかし、普段の通学路から外れたルートに来てしまったな。\

;千代　通常

千代
「あ、あれっ？　紡くんに、天宮くんっ！？　ど、どどどどうしてここにっ！」\

望
「おあっ！　ふ、冬木さん。ど、どうしてここに！」\

ユウ
『繰り返してどうするんですか』\

千代
「ど、どうしてって言われても、私はいっつもここを通ってきてるから」\

望
「あ、そ、そうなんだ。俺達はさ、その……そう！　ちょっと、ジョギングついでにね！　ふっふっ！」\

千代
「そうなの？　でも制服で走ったら汗かいたとき大変だよ？」\

望
「ま、まあそこは適当にね！　ほら、紡もなんか言え！」\

紡
「……ああ……」\

こいつは……。\

千代
「紡くん、どうかしたの？　元気ないみたいだけど」\

望
「あー、えっと。そ、そうそう！　こいつ必死に進めてたドラクエのデータを妹に消されちゃったんだよ！　それでへこんでるの！」\

千代
「ドラクエ……」\

望
「女勇者あぶない水着で一人旅なんて変態プレイしてるからだぞ、紡！」\

紡
「ああ……そうだな……」\

望
「って、否定しろよー。冗談なんだからさー」

紡
「…………」\

望
「おい」\

千代
「あ、あはは」\

冬木さんは苦笑いしている。\
俺はどうするか、二人きりにしてあげるべきか、それとも――。\

１：紡に喝を入れる
２：後は冬木さんに任せよう


１・グッドルートへ
２：バッドルート２へ



・１　グッドルートへ

千代
「で、でもさ。紡くんもゲームとかするんだ」\

紡
「……ああ」\

千代
「私も、ほら、パズルゲームとかはするんだよ？　ぷよぷよとか」\

紡
「……そうか」\

望
「…………っ」\

何をしてるんだよ、お前は。\
――母さんに振られたくらいで、なんて言えない。\
好きな人に思いを伝えたこともない俺に、そんなことを言う資格はない。\
だけど、だけどな……！\

千代
「ご、ごめんね。紡くんは興味ないよね、パズルゲームとか」\

紡
「……そうだな」\

千代
「……あはは」\

駄目だ、限界だ。\

望
「おい紡！　お前いい加減しゃんとしたらどうだ！」\

紡
「……」\

望
「別にな、俺一人にだけそういう態度なら我慢もするよ。だけどここには冬木さんもいるんだぞ！」\

千代
「あ、天宮くん。いいよいいよ、紡くん調子悪そうだし」\

言葉の途中で、冬木さんが申し訳なさそうに口を挟んだ。\

望
「……あっ。ご、ごめん。余計なこと言って……」\

千代
「ううん、それは、いいんだけどさ」\

望
「……」\

ユウ
『重い空気ですねえ』\

それからは誰一人口を開くことはなく。\
朝からお通夜かよと思われるような雰囲気のまま、俺達は学校へ向かうことになった。

;背景　教室

望
（でも、これでやっと紡を連れてこられた）\

俺が出来ることは、もう無いだろう。\
あんな状態ではあるけれど、後は冬木さん次第だ……。\

クラスメイトＡ
「おーい二見ぃ、お前どうしたべー」\

クラスメイトＢ
「駄目だこいつ、何も反応しねえ」\

クラスメイトＣ
「女にでも振られたかぁ？　うひひ」\

そして、自分の席でぼーっとする紡の周りに集まっていたクラスメイトの一人が、地雷を踏んだ。\

紡
「……悪い、一人にしてくれ」\

だけど、爆発はしなかった。\
紡の沸点はそんなに低いわけでもない、しかし突然にキレることもたまにあるから心配していたのだが。\

望
「そんな気力もないってことか」\

あいつは、いつから母さんのことが好きだったんだろう。\
まあでも、年齢の割りに可愛いていうのは……俺もそう思う。凄く思う。\
優しいし、良く気が付くし、料理も（一部創作料理を除き）凄くうまい。家事も完璧。\
……あれ？　惚れない要素がない？\
で、でも母さんだしな。
今までそんな目で見たことが無かった。\

紡
「…………あー」\

それから、一人になって更に鬱屈としている紡を、冬木さんが離れた席から心配そうに見つめていた。\

;暗転

;背景　廊下

放課後。\
いつもなら紡を誘って帰るところだが、今日はそういうわけにもいかない。\
掃除をする気にもならないので、体調が悪いということで一人で抜け出す。\
冬木さんが告白するまでには、まだ少し時間があるなと考えていた時、後ろから声をかけられた。\

千代
「天宮くん、ちょっといいかな」\

;千代　照れ

望
「ん……。え？　あ、あーと。何か用？」\

紡が学校に来ているのだから、もう話しかけられることはないだろうと油断していたところへの不意打ちだった。\

千代
「ちょっと付いてきてほしいんだけど、いいかな？」\

その僅かに赤く染まった頬に、少しどきりとしてしまう。\
俺はその動揺を表に出さないように応じた。\

望
「う、うん。わかったよ」\

ユウ
『何だか、期待できそうな雰囲気ですねぇ』\

期待なんて出来るわけないだろ……。\

;教室

望
「こんな空き教室で……どうするの？」\

;千代照れ

千代
「あ、あのね。本当はバスケ部の誰かにお願いしようかな、って思ってて」\

望
「……うん」

千代
「こんなこと頼むの、本当に失礼なことだって、わかってる。わかってるんだけど……」\

望
「俺に出来ることなら、協力するよ」\

素直にそう思っている。\
思うことが出来ている。\

千代
「ありがとう。……あの、あのね。私の、こ、こっここくっ……」\

望
「コクのあるスープの秘訣を教えて欲しい？」\

;千代怒り

千代
「う、うちのラーメン屋には、どうしてもあなたの味が必要なんです！　って違くて！」\

望
「いいノリツッコミだね……」\

;千代照れ

千代
「もうっ！　私は、天宮くんに告白の練習相手になってほしくてっ」\

ユウ
『……ふう』\

望
「練習相手……」\

ほらね、やっぱり期待なんてしなくて、良かったじゃないか。\
本当に……@本当に。\

千代
「私、実はね、紡くんのことが好きなの」\

望
「うん、知ってる」\

千代
「えええ！？」\

あ、やばい間違えた。\

望
「い、今のはなし。ごめんなさい知りませんでした」\

千代
「今のなしって、なにっ！？」\

望
「嫌だなあ冬木さん、こ、ここはノリツッコミをする場面だよ」\

千代
「もうノリツッコミなんてしたくないし、そういう場面でもないと思うっ！」\
　
ユウ
『素直に知ってたっていったほうが早そうですよ』\

そうだな。\

望
「……ごめん。実は知ってたよ。冬木さんと紡の様子みてたら、なんとなくわかったから」\

それでも、この二月十四日が来るまでは、ただの友達同士なんだと思っていたけれど。\

千代
「そ、そうなんだ。紡くんの親友だもんね、そのくらいのこと気付いても、おかしくないか……」\

望
「もちろん、紡はそのことを知らないから大丈夫だよ」\

千代
「良かったぁ」\

冬木さんが胸に手をあてて安堵の息を吐く。\

望
「それで、俺は何をすればいいのかな？」\

千代
「そうそれ！　えっと、紡くんがどんなシチュエーションや状況で告白されたらぐらっと来るか、っていうのを教えてほしいの！」\

望
「なるほどね」\

紡には正面から真っ直ぐに行くのが効果的だよ。\
……というのは、最後に言おう。\
今はこうして冬木さんと話すことが出来ている時間を、少しでも長引かせたい。\
そんな感情が、抑えられない。\

望
「そうだなぁ」\

１：邪気眼を持たぬものにはわかるまい……
２：後輩が先輩に校舎裏で……
３：戦場に赴く兵士達が……
４：エロス


１：

望
「じゃあ、教えるから少し実演してみよう」\

千代
「う、うんわかった！」\

;背景岩場

千代
「ここには強者の波動を感じる……。おや、そこにいるのは……」\

望（紡役）
「ふっ、やはり貴様か……久しいな」\

千代
「　　　　　　　　チョコレート
　お前に、私の『聖者の甘い囁き』を受けることができるかな？」\

望
「なっ、この秘宝は……！　そうか、俺と貴様は運命で結ばれた者同士ということか……」\

千代
「付き合ってくれないか……」\

望
「断る理由はない……」\

千代
「って、何よこれぇ！？」\

;背景　教室

;千代　怒り

望
「え、紡の好きそうなシチュの実演……かな？」\

千代
「嘘でしょ！　それに『聖者の甘い囁き』って何よ？」\

望
「ふっ、邪気眼を持たぬ者にはわかるまい……」\

千代
「わかりたくないよ」\






２：

望
「じゃあ、教えるから少し実演してみよう」\

千代
「う、うんわかった！」\

;背景校舎裏

千代
「はあ、はぁ。センパイ！　お待たせしてすいません！」\

望（紡役）
「ん？　ああ、気にしなくていいけど。何の用だ？」\

千代
「じ、実はボク、センパイに渡したいものが……」\

望
「おお、何だ？」\

千代
「はい！　チョコレートです！」\

望
「え、あ、そういえば今日はバレンタインデーだったな。まさかお前……」\

千代
「ボク、センパイのことを思うと、毎晩おちんち……！？　な、何よこれ？！？」\

;背景教室

望
「え、紡の好きそうな属性に合わせたんだけど」\

全部言い切らせられなかったか……！\

千代
「私が男の子役になってるじゃない！」\

望
「だって紡も男の子大好」\

千代
「絶対嘘でしょっ！」\




３：

;背景思い浮かばん……

千代
「明日になれば敵が大勢攻め寄せてくるでしょうね……」\

望
「ああ、そうだな。……ん。誰の写真を見てるんだ？　お前の男か？」\

千代
「違います……。この戦争から生きて帰れたら、告白しようと思ってるんです」\

望
「そうか……」\

千代
「いつもこうしてロケットを下げていると、あいつが守ってくれる気がして」\

望
「生きて帰れるといいな。ん……？　少し外が騒がしいな」\

千代
「あ、私が見てきますよ。少尉はここで待っててください」\

望
「すまんな」\

千代
「すぐ戻ります……って、戻れないでしょっ！！」\

;背景教室

望
「えー、ここはロケットに銃弾が当たって助かる生存フラグだよ」\

千代
「それ以上に死亡フラグの壁が高すぎるでしょ！　そもそも告白してないし！」\

望
「ばれたか」\

千代
「ばれたか、じゃないよっ！」\




４：

千代
「ねえ、この『エロス』ってなに？」\

望
「やっぱり男たるものエロには弱いと思うんだ」\

千代
「お、男の子はやっぱりそうなの……？」\

望
「うん。だから全身にチョコを塗りたくって……『千代コレイト』を、召し上がれ。と」\

千代
「出来るわけないでしょっ！！」\

望
「ですよねー」\

・どれを選んでも合流

千代
「もうっ、天宮くん真面目にやってよ～」\

望
「ごめん」\

千代
「……くすっ。でも、面白かったけどね。天宮くんってあまり話したことなかったけど、こんなに面白い人だって知らなかった」\

望
「少しでも笑えてもらったのなら、良かったよ」\

千代
「あはははははっ」\

望
「…………うん」\

俺は、笑わない。\
冬木さんの前で、気持ち悪い引き笑いは晒せない。\
だから、少しだけ笑顔を作ってごまかしていた。\

千代
「あーっ、それそれ！」\

望
「え？」\

千代
「天宮くんってば、皆が大笑いするような場面でも全然笑わないよね。だから今日は意外だったんだけど……」\

望
「あ、ああ……俺は……」\

ユウ
『そういえば、僕もその辺りのこと知らないなあ』\

望
「俺は……」\

過去の傷が、少しだけ痛んだ。\

千代
「あ、別に、言いたくないようなことがあったのなら、無理して話さなくてもいいよ？」\

望
「いや、大したことじゃないんだ。……ただ、笑い方が気持ち悪いってだけで」\

千代
「笑い方？」\

望
「そう、強烈な引き笑いでさ」\

ユウ
『そんなことだったんですか……』\

そんなことじゃない。\
人から気持ち悪いって言われるのは、本当に辛いんだ。\

千代
「そうなんだ……。でも、私は天宮くんが声を上げて笑ったところを見たことがないから、何とも言えないけど」\

望
「うん」\

千代
「笑いたい時に、周りの目を気にして笑えないっていうのは、凄く悲しいことなんじゃないかって思う」\

望
「…………そうだね」\

;千代　笑顔

千代
「実際に見もしないで良くそんなこといえるなって思われるかもしれないけど、私は一緒に笑ってる人を絶対に馬鹿になんかしないよ」\

望
「冬木さん……。ありがとう」\

その言葉だけで、どれだけ救われるか。\

千代
「ごめんね、偉そうなこと言って」\

望
「そんなことない、嬉しかったよ。お礼にってわけじゃないけど、紡にはさ」\

千代
「？」\

望
「真っ直ぐに、正面から普通に告白するのが一番いいと思う」

千代
「……そっか。やっぱり、下手に策を弄するよりそっちのほうがいいよね」\

望
「うん」\

千代
「ありがとう。天宮くんと話せて良かった」\

望
「どういたしまして」\

むしろ、俺の方が感謝をしたいくらいだ。\

千代
「そろそろ、紡くんを校舎裏に呼び出した時間だから、私行くね？　それじゃ！」\

望
「……うん、頑張って」\

紡は、ちゃんと話を聞くことが出来るだろうか。\
俺は教室を飛び出そうとする冬木さんの後姿を、喜びと不安がないまぜになった目で見つめていた。\

;暗転

俺はこの時、すっかり気を抜いていた。\
まさかこんなところで、人を――人の願いを妨げる運命の悪戯が起こることになるなんて。\

;背景　廊下

千代
「きゃっ！」\

;画面揺らし

冬木さんが廊下に出た直後、横から走ってきた男子生徒とぶつかった。\

望
「あっ！」\

その瞬間を目撃した俺も、つい声を上げてしまう。\
冬木さんは戸に肩をぶつけ、倒れこむ。\

男子生徒
「わりいっ！　でも急いでるからっ！」\

男子生徒は倒れた冬木さんに目もくれず、廊下を走り去っていった。\

千代
「……ったぁ……」\

ユウ
『なに見てるんですか！　早く診てあげないと！』\

望
「あ。ああ」\

情けないことに、俺はボーっとしてしまっていた。\

望
「冬木さん、大丈夫？」\

千代
「う、うん……大丈夫」\

そうは言うが、冬木さんの顔はどうにも苦しそうだ。\

望
「肩ぶつけてたけど、保健室行ったほうがいいんじゃ……」\

千代
「ほ、本当に大丈夫。早く行かないと……あっ！？」\

冬木さんが突然に驚きの声を上げて、自分の床についた手の辺りを見ている。\
その視線の先には、手のひらの下敷きになって押しつぶされた鞄があった。\

千代
「ち、チョコがっ……」\

急ぎ鞄の中からチョコの箱を取り出し、中を改める。\

;千代悲しみ

千代
「そんな」

……だけど、その中には、真っ二つに砕けたチョコだけがあった。\

千代
「そんなことって、ないよ……！」\

全て終わった。\
冬木さんが、そんな悲しみに染まった表情で嗚咽をあげている。\
俺は、それをただ見ているだけ――。\
見ているだけ……で、いいわけがないだろう……！\

望
「冬木さん。チョコを砕けちゃったかもしれないけど」\

千代
「……？」\

望
「紡への気持ちは、変わらない筈だよね？」\

千代
「……うん」\

望
「だったらさ、その気持ちは、チョコがなくてもきっと紡に伝わるよ」\

千代
「そう、かな」\

望
「うん。紡の親友である俺が保証するよ。あいつなら、きっと――」\

きっと、真摯に答えてくれる。\
そう思って冬木さんを校舎裏まで送り届けたのに。\

;暗転

間を置いて校舎裏に向かって、そこで見たのは悲嘆に暮れる冬木さん一人だけだった。\

;背景　部屋

そして俺は、そんな冬木さんに声をかけることができないまま部屋にいる。\
一人、ベッドに寝転がっている。\

ユウ
『あの、一つ聞きたいんですけど』\

いや、一人じゃない……か。\
姿は見えないけど、仲間ならここにいる。\

望
「なんだ？」\

ユウ
『紡さんを探していたのは、最初から冬木さんを応援する為だったんですね？』\

望
「流石にわかるか」\

ユウ
『そりゃ、わかりますよ』\

誰よりも俺を近くで見ているのだから、わからないほうがおかしいか。\

ユウ
『何故ですか？　冬木さんを応援したって、望さんがチョコをもらえるわけじゃないのに』\

望
「……ごめんな、お前にはやっぱりそういう風に見えちゃうよな」\

ユウ
『何か、あるんですか？』\

望
「俺はやっぱり、好きな人からチョコをもらいたい」\

ユウ
『それじゃあ……』\

告白したらいいじゃないですか、というユウの言葉を俺は遮った。\

望
「でも、まずはけじめをつけたいと思う」\

勇気が持てるかもしれない、だからこその選択。\

望
「何にせよ、明日はいろいろと細工をしなきゃいけないんだ。今日は早くねるよ」\

ユウ
『はい……おやすみなさい』\ 

大変になりそうだ、と呟きながら。
俺は床についた。\


;暗転



;背景　部屋

五時四十分。\
ユウの助けがなくても何とか目を覚ますことができた。\

ユウ
『おはようございます』\

望
「おはよ」\

ユウ
『今日は、どうするんです？』\

望
「まずは母さんを公園に行かせないようにすることから、かな」\

ユウ
『そうですかー』\

望
「なんだ、妙に素っ気無いなー今日は」\

ユウ
『……いえ、望さんがやろうとしていることは応援しています。好きな人に、チョコがもらえたらいいとは思っています』\

望
「だったら」\

ユウ
『でも、望さんが傷つくだけの結果に終わる可能性が高いっていうのに、そう大手を振って見送るなんてできませんよ』\

望
「……ありがとう。でも俺は大丈夫だ。少しの勇気が持てたのも、このループのおかげだから」\

俺は大丈夫。\
自分に言い聞かせて、俺は制服に着替えて一階に降りていく。\

;暗転

;リビング

母
「ふーんふーん、朝のわくわくクッキングー♪　牛丼豚丼カルビ丼ー♪」\

望
「母さん、おはよう」\

母
「あら望、おはよう…………？」\

陽気に鼻歌を歌いながらリビングに入ってきた母さんを出迎えると、母さんは一体何が起きているのかわからにといった顔をして固まった。\

母
「私、まだ寝てるみたいねー」\

望
「いやいやっ！　起きてる起きてるっ！」\

寝室に戻ろうとする母さんを引き止める。\

母
「あ、あら本当。望、まだ起きる時間には余裕があるんじゃない？」\

望
「うん、今日は少しやらなきゃいけないことがあってさ」\

母
「あらあら、何だか出来る男の顔になってるわよ。かっこいいわ～」\

望
「父さんみたいに、なれてるかな？」\

母さんは少しだけハッとした表情を見せて、それでもすぐに笑顔に戻った。\

母
「そうね。望も段々と、あの人みたいないい男になって来てるわ」\

望
「そっか、良かった」\

母
「じゃあ、朝ごはん作るからちょっと待っててね」\

母さんが台所に向かおうとしたその時。
家の電話が、紡からの着信を告げた。\

母
「あら、誰かしらこんな早くに」\

さあ、ここからか。\
本来ならここで受話器を取りたかったが、母さんの方が電話の近くにいたのでそれは出来なかった。\
……まあ、母さんならきっと俺の言うことを信じてくれるはずだ。\

母
「あら、紡くん。こんな朝からどうかした？　望に変わったほうがいいかしら」\

母
「え、私に？　ふんふん、公園に……ね。はいはーい、朝食作ったら行くわねー」\

そして受話器を置いた母さんに、なるべく不自然にならないよう話しかける。\

望
「紡から？」\

母
「ええ、もしよろしければ六時半くらいに公園に来てください。ですって、何があるのかしら～？」\

告白が待っているんだよ、とは言えない。言えるわけがない。\

母
「とりあえず朝ごはんの準備しちゃうわね」\

と台所に向かった母さんに背を向けて、適当に携帯で音楽を鳴らす。\
そして電話に出る振りをしてすぐに切った。\

望
「お、おお。紡か？　どうした、こんな朝早くから」\

電話の相手もいないのに、いかにも相手がいるように話すのは意外と難しいものだ。\

望
「何？　母さんに、やっぱり明日にしてくれって伝えて欲しい？　お前なあ、そういうことは直接言えよ。ん……あーわかったわかった。伝えとくから！　じゃあな」\

わざとらしく声を張り上げたから、母さんにも聞こえていたのだろう。\

母
「どうかした？　望、紡くんに何かあったの？」\

望
「うん、どうにも急用が出来たとかでさ。明日の同じ時間に来て欲しいってさ」\

母
「あらそう。わかった、明日の朝ね～」\

母さんは疑うことなくすんなりと信じてくれた。\
実の息子の言うことは、この人は大体なんでも信じてしまう。\
オレオレ詐欺なんかされたら、あっさりと金を振り込んでしまいそうで少し怖い。\
それでも俺は母さんにとても大事にされてきて、俺もこの人を大事にしていきたいと思っている。\

望
「母さん」\

母
「なあに？」\

望
「俺さ、今まで全然駄目な人間だった。いろんな物を怖がって、逃げてきて……」\

母
「望？」\

望
「父さんがどんな人だったかは、良く知らないけど。いつか母さんに『父さんを超えた』って認められるような男に、なってみせるから」\

母
「……そう、待ってるわ。ずっとずっと、私は望を見てるからね」\

望
「ありがとう。じゃあ、行って来る」\

母
「あ、あら。朝食はどうするの？　望！」\

望
「ごめん！　今日はいらないよ！」\

引き止める母さんの声を振り切って、俺は外へと飛び出した。\

;背景　通学路

望
「うーっ、さみいいいいっ！」\

肩で風を切りながら走り、公園に向かう。\
辿り着いた公園では、紡がやたらとそわそわしながら母さんの到着を待っていた。\

;背景　公園

;紡　通常

望
「よっ、紡」\

紡
「おう、望！　って……あれ？　なんでお前が来てるんだよ」\

望
「メッセンジャーだよメッセンジャー。お前携帯の電源切ってただろ」\

紡
「あ、ああ。余計な邪魔が入らないようにな……」\

望
「なんだよ邪魔って、そもそもお前人の母親呼び出して何しようとしてたんだ？」\

;紡　照れ

紡
「べ、べべべべべべべべべつに何でもねえよ？　ただ、今日の株の値の動きはどうですかー？　って話をだな」\

望
「（ピー）才まで為替を漁師が集まる市場か何かと勘違いしていた母さんとする話ではないな……」\

紡
「ば、ばっかやろう！　お前な、陽子さんはな、影でトレーダーしてんだよ！」\

紡
「陽子さんが指一本動かすだけでゲイツの尻の毛まで毟り取れるような敏腕ハンターなんだよっ！」\

こいつは実の息子を前にして何を言い出すのだろうか。\
面白いからほっといてもいいが、埒があかないので本題を切り出すことにした。\

望
「あー、まあいい。母さんが裏世界の支配者だろうが六天魔王だろうがいいさ。ただ、今日は母さんここに来れないからな」\

紡
「え……？」\

望
「何でも急用が出来たとかで、明日の同じ時間にして欲しいんだってさ」\

紡
「まじか」\

望
「まじだよ」

紡
「陽子さんが信用してるお前が言うんだったら、そうなんだろうなあ……。はあ、仕方ないか」\

まだ振られたわけじゃないんだからなと、紡は気を取り直したようだった。\
……良し、これで冬木さんの告白への障害は大体取り除くことが出来ただろう。\

望
「よし、お前の用事は終わったな？。だったら俺はちょっと行きたいところがあるんだが」\

紡
「行けばいいじゃねーか」\

望
「お前も来るんだよ」\

紡
「お、おい引っ張るなって！　わかった、行くからよ！」\

;暗転

俺は紡の腕を引きずり、前のループで冬木さんと合流した道まで歩いてきた。\

;背景　通学路

紡
「ここに何かあるのか？」\

望
「しばらく待てばわかる」\

………………\
…………\
……\

そしてそろそろ寒さで硬直しそうになっていた頃。\

;千代　驚き

千代
「あ、あれ？　紡くんに天宮くん。こんな所で固まってどうしたの？」\

ようやく冬木さんが現れてくれた。
正確な時間を覚えていなかったせいで、どうにもやりにくいな……。\

望
「おはよう冬木さん。さ、一緒に学校へ行こうか！」\

;千代　通常

千代
「え？　うん、おは……よう。えっと、一緒に学校に行くのはいいんだけど」\

どうにも冬木さんは状況を掴みかねているようだ。
まあ、当たり前か。\

紡
「おい、ここで待ってたのはもしかして冬木が来るのを待ってたのかほげぁっ！」\

望
「あっ、悪い悪い！　つい足が滑ってブラジリアンキックを！」\

千代
「今の、狙ってなきゃ出せない鋭い技のキレだったよ……」\

望
「いやー、昨日ホーリーランド一気に読んだ影響かなー」\

読むだけで強くなった気になれるよね。\

紡
「う、うぐぅ。紡、お前何を……」\

望
「ほらっ、たい焼きなら後で買ってやるから、さっさと学校行こう！」\

千代
「今日の天宮くん、なんだかおかしいよ……？」\

望
「いやだなあ。俺はいつもこんな感じだよ？」\

紡
「ん、まあそうだな……。俺や優の前以外でこんなハイテンションになるのは珍しいけど」\

蹴りのダメージから回復した紡が調子を合わせてくる。\

千代
「……へぇ、そうなんだ。天宮くんってもっと静かな人って印象があったから」\

紡
「ま、遊んでる時は二人でいつもはしゃいでるからなあ。今日はそのときに輪をかけてテンション高めだけど」\

望
「今日はなんとなく、いいことがありそうな気がしてね」\

紡
「なんだ、チョコをもらうアテでもあるのか？」\

千代
「ほわぁっ！」\

紡の言葉に反応して、冬木さんが突然奇声を上げた。\
恐らくチョコというワードが琴線に触れたんだろうけど、それでも動揺しすぎだよ冬木さん……！\

紡
「冬木、どうかしたか……？」\

;千代　照れ

千代
「べ、べちゅにっなんでもナイヨっ！　き、昨日読み返した北斗の拳を思い出しちゃったの。馬上の不利を知れ！　北斗七死騎兵斬！　ほわっちゃあ！　なんちゃって……」\

やばい、凄く面白いテンパり方をしている。\

紡
「なんだ、冬木も北斗読んでたのか！　俺もあれ大好きなんだよ」\

千代
「わ、私は紡くんが好きだって聞いたからその……ゴニョゴニョ」\

紡
「ん、良く聞こえなかったぞ」\

千代
「なんでもないっ！　なんでもないなんでもなければなんでもないときにっ！」\

紡
「何言ってるのか良くわからんぞ」\

望
「まあまあ。誰にだって触れられたくないことくらいあるさ、お前にだってそのくらいあるだろ？　なっ！？」\

母さんのこととか主に母さんのこととか、後母さんのこととかな！\

紡
「そ、ソウダナー」\

紡も俺の笑みに嫌なものを感じたのか、その場はこれで収まったようだ。\
それからは適当な雑談を交わしながら、学校に向かった。\

;背景　教室

しかし、最初の二月十四日と今の二月十四日が、同じ日だとはまるで思えない。\
そのときとは、何もかもが違う。\
……そう、俺の心の内でさえも。\

ユウ
『…………』\

;紡通常

紡
「しっかし、下駄箱に三つもチョコが入ってるとはな」\

望
「手紙も三つ、か。どうするよ？」\

紡
「んー……。断るしかないだろ、知り合いでも無い子とつきあえねーからな」\

望
「ま、そうだよな。でもさ」\

紡
「ん？」\

望
「もし、知り合いから……それも仲のいい女の子から告白されたら、どうする？」\

紡
「………………さあ、どうだろうな。その時になってみないと、わかんねぇ」\

望
「そうか……」\

この何気ない問いにも、紡は真剣に考えて答えてくれた。\
だったら、きっと大丈夫。\

望
「全く、お前が羨ましいよ」\

紡
「ははっ、お前も人見知りさえやめればモテるようになるって、俺が保証する」\

望
「……ああ、これからは頑張ってみるさ」\

そう呟いたところで、担任が教室に入ってくる。\
そして俺は、前に向き直った紡に隠れて溜息をついた。\
やっぱり俺は、@紡に――。\

;暗転

;背景廊下

俺は昨日と同じく、掃除を抜け出した。\
今度は、冬木さんを待つようにぼーっとしながら窓の外を見ながら待つ。\

千代
「天宮くん、ちょっといいかな」\

望
「ん？　どうかした？」\

千代
「ちょっと付いてきてほしいんだけど、いいかな？」\

望
「……うん、いいよ」\

;背景　教室

望
「ここで、何をするの？」\

千代
「あ、あのね。本当はバスケ部の誰かにお願いしようかな、って思ってて」\

望
「うん」

千代
「こんなこと頼むの、本当に失礼なことだって、わかってる。わかってるんだけど……」\

望
「俺に出来ることなら、協力するよ」\

俺は、なるべく前回をなぞるように受け答えすることに勤めた。\
こうしていないと、自分の感情を抑えきれなくなりそうだったから。\

千代
「ありがとう。……あの、あのね。私の、こ、こっここくっ……」\

望
「誰かに、告白するの？」\

千代
「そ、そうっ！　告白っ、紡くんに、告白したくて……！」\

望
「……うん」\

千代
「それで、その練習っていうか。今朝の様子を見て、やっぱり天宮くんの方が紡くんの好みに詳しいのかもって……」\

望
「わかった、俺でよければ協力するよ」\

千代
「ありがとう！　紡くんってやっぱりモテるみたいだし、普通に告白するだけじゃ何か足りない気がして」\

望
「……それで」\

千代
「え？」\

望
「それで、冬木さんはどうしたらいいと思う？」\

千代
「だ、だからぁ。それを天宮くんに訊いてるんじゃない！」\

望
「冬木さんは、紡と今まで話してきて、あいつをどういう人間だって思ってる？」\

千代
「ん……と」\

冬木さんは返事に窮しているようだ。\
まあ、突然こんな話をされたらそうなるよね。\

望
「あいつは、鈍い奴だよ。凄くいい奴なんだけど、どうしても周りくどいことには気付きにくいんだ」\

千代
「……うん」\

望
「だから、下手なことはせずに真っ直ぐ行くのが最良だと思う」\

俺のアドバイスに、冬木さんは納得するように何度も頷いた。\

千代
「そっか。……うん、そうだよね」\

千代
「天宮くん、ありがとう。私、真正面から真っ直ぐに告白してみる」\

望
「参考になったのなら幸いだよ」\

千代
「うんっ！　じゃあ私、行くね？　そろそろ紡くんを校舎裏に呼んだ時間だから」\

望
「頑張ってね」\

そして俺は、鞄を持って教室を飛び出そうとする冬木さんを見送る……。\

望
（ん……？）\

何かを忘れているような。\

ユウ
『望さんっ！　彼女を止めないと！』\

……そうだっ！\

望
「冬木さんっ！」\

俺は、廊下に出ようとした冬木さんの肩を掴み、力いっぱい引き寄せた。\

千代
「きゃっ！？」\

そして、廊下を男子生徒が駆け抜けていく。\
まさに間一髪だった、自分のことで頭が一杯で、こんな大事なことを忘れそうになっていたなんて……。\

千代
「あ、あの。天宮くん……？」\

望
「え？」\

千代
「その。えーっと」\

ちょっと待て、今の体勢は……。\

望
「うわっ！　ご、ごめん！　抱きついちゃったりして！」\

千代
「ううん、こっちは助けられたんだから気にしないで。……でも、何で人が来るってわかったの？」\

望
「それは……」\

俺は、今までのことを全て話したいという衝動に駆られた。\
だけど、そんなことをしたって何もならないことはわかりきっている。\

望
「ただの、虫の知らせって奴だよ。それより、早く行ったほうがいいんじゃない？」\

千代
「あ、そうだね。……天宮くん、本当にありがとう。またねっ」\

望
「…………また」\

今度こそ冬木さんは去っていき、教室に静寂が訪れる。\
そして、自分の頬に涙が伝っていることに気付く。\

ユウ
『泣くくらいなら、最初から応援なんてしなければいいじゃないですか』\

望
「……泣いてなんか、ない」\

ユウ
『この世界は、今ループしているんですよ？　彼女の告白がどうなっても、全部最初に戻るのに」\

望
「少なくとも、俺の記憶は戻らない」\

もし、冬木さんがここで告白に成功したならば、俺が何もしなくてもいつか二人は結ばれる可能性が高いだろう。\
何せ、紡の思い人である母さんが断ることはわかっているのだから。\

望
「俺はさ、このループを利用しようと思ったんだ」\

ユウ
『ループを、利用？』\

望
「冬木さんが紡のことを好きだって分かったとき、俺はあの二人の邪魔はしたくないと思った」\

もし二人が付き合うことになったのなら、それでいい。\
だけど、もし失敗したら――。\

望
「そこで、ようやく俺は自分にチャンスを与えてやれると思ったんだ」\

度胸がなかった。@
勇気なんてなかった。@
変われてなんかいなかった。\

どこまでも姑息、どこまでも卑怯。\

望
「でも、そんなんじゃ駄目なんだよ――」\


;背景　校舎裏

紡
「冬木、こんなところに呼び出してどうしたんだ？」\

千代
「あのね、……紡くん、えっと」\

決定的な一言が、いえない。\
好きという二文字が、限りなく遠い。

千代
「うう……」\

人間は、何か行動を起こす前に、その行動によって今後どうなるのかを予想する。\
この告白をして、『成功したら』、それとも『失敗したら』。@
そして、緊張するとどうしてもネガティブな方向に考えが向かってしまう。\
もし、失敗して友達でもいられなくなったら――。\

紡
「お、おい。どうしたんだよ」\

千代
「わ、私……」\

でも、言わなきゃ進まない。\
ぐるぐると、思考をループさせてるだけではどうにもならないんだ。\
千代はわずかな勇気を胸に抱き――言った。\

千代
「私、紡くんのことが好きです！　このチョコ、もらってください！」\

紡
「……………………」\

千代
「……………………」

紡
「………………冬木」\

千代
「……」\

紡
「ありがとな。@……でも、ごめん」\

千代
「……！」\

紡
「俺さ、実は好きな人がいるんだ」\

千代
「え……」\

紡
「でも、その人にはもう振られることはわかりきってる」\

千代
「どういう、こと？」\

紡
「その人にも、ずっと慕い続けてる人がいるから。……だから、無理だってわかってるんだよ」\

だったら、とは千代には言えない。\

紡
「それでも、きっと振られても、俺はその人のことをずっと好きでいると思う。いくら未練がましくても、いつか振り向いてもらえるまでその人を追い続ける」\

紡
「でも、そんなことするくらいなら冬木と付き合ったほうがいいんじゃないかって考えたんだけどな」\

紡
「でもやっぱり、そんな中途半端な考えじゃ誰にも幸せにはできない。そう思ったんだ」\

千代
「紡くんにそこまで思ってもらえるなんて、その人が羨ましいよ」\

紡
「いやー、かなり不幸だと思うぜ？　何せ俺はしつこいからな」\

千代
「……そっか。ふふっ、…………そっかぁ」\

紡
「悪いなんて言わない。明日からはいつも通りだ、なんて都合のいいことも言わない。……『また』、な」\

千代
「うん……『また』ね」\

二見紡が去った校舎裏で、千代は一人空を見上げる。\

千代
「あーあ」\

このまま一人でいたら、確実に涙を流していただろう。
……そんなときに。\

望
「冬木さん」\

千代
「えっ、あ、天宮くん……？」\

天宮望が、救いのように現れた。\

;暗転

;背景校舎裏

望
「さっき、紡が出ていくのが見えたけど……どうだった？」\

千代
「あ、えっと……ね。だ、駄目だったよ！　あははっ」\

無理をして笑顔を作っているのは明白だった。\
それはそうだ、好きな人に振られて平然としている人がいたら見てみたい。\

望
「……冬木さんは、凄いね」\

千代
「え？」\

望
「告白したら、そのままの関係じゃいられなくなるかもしれないって考えると……怖いって思わない？」\

勇気がいるんだ、人に好きと伝えることは。\

千代
「うん、怖かった。……ほんとに勇気が、必要だったんだよ」\

次第に、千代の目尻に涙がたまっていく。\

望
「俺はさ、今まで誰かに好意を伝えたことなんてなかった」\

千代
「……天宮くん？」\

望
「好かれたいんじゃなくて、嫌われたくないって、ずっと思ってた」\

好き、嫌い、好きじゃない、嫌いじゃない。\
似てるようで、違う言葉。\

望
「他のカップルを妬む振りして寂しさを紛らわせて、紡への嫉妬を隠してた」\

千代
「…………」\

望
「こんなタイミングで言うのは、卑怯だって言われるかもしれない。でも……」\

言うしかない。@
今しかない。@
次のループなんて、待っていたら駄目だ。\

告白するなら、今しかないんだ。\

望
「冬木さん。俺はあなたが好きです！」\

;暗転

千代
「えっ……！？」\

そして、ぐっと目を閉じる。\
真っ直ぐに冬木さんを見てなんかいられない。\
今は、目が合うだけで心臓が爆発してしまいそうだ。\


千代
「……天宮くん」\

そして、落ち着いた冬木さんの声が届く。\

千代
「私、知らなかったとはいえ天宮くんに悪いことしちゃってたんだね」\

望
「そ、そんなこと――」\

千代
「……だからね、お詫びにこれをあげる」\

不意に右手を掴まれて、手のひらにぽんと何かを乗せられる。\

望
「……？」\

千代
「あはは、いつまで目瞑ってるの？」\

望
「あ、そ、そうだね」\

;背景校舎裏

おそるおそる目を開き、手の上にあるものを確認する。\
手のひらに置かれたそれは――。\

ラッピングされた、ハート型のチョコレートだった。\

望
「え、これ……！」\

千代
「……天宮くん、勇気を出して告白して……偉いね」\

冬木さんの柔らかくて温かい手が、俺の頭に届く。\

望
「冬木さん？」\

千代
「でもね」\

望
「たっ！」\

その手でそのままでこピンをされてしまい、軽い痛みが額に走った。

千代
「振られた人にすぐ告白っていうのは、タイミング悪いぞ？」\

望
「……ごめん。でも、今しかないって思って」\

千代
「……謝ることでも、ないんだけどね。私も悪いことしちゃったし、だからそれは……お詫びなんだよ」\

望
「お詫び……」\

千代
「天宮くんの告白……いまは、受けることが出来ないから」\

望
「……………………そっか」\

駄目、だったか。\
想定してた形に、落ち着いたかな。\

千代
「私も、気持ちの整理がついてないし。それに――」\

千代
「――天宮くんのこと、まだまだ全然知らないもの」\

望
「……え？」\

千代
「まだまだ、これから……ね？」\

まだ、希望がある。\
そのことを理解できた時、俺は力強く頷いた。\

望
「ありがとう、これからもよろしく。……冬木さん」\

千代
「うん、こちらこそよろしくね！」\

冬木さんの笑顔が、俺の心を満たしてくれる。\
僅かな勇気と引き換えに、俺はチョコと未来を手にすることが出来たんだ――。\

ユウ
『おめでとう、望さん。……そして、ありがとうございました』

望
「……？」\

ユウ
『いろいろと迷惑をかけましたね。本当に、すいませんでした』\

ふっと、体から何かが抜け出ていく気がした。\
実体なんてなく、感触なんて何もない筈なのに、ユウが離れていくのがしっかりとわかってしまう。\

望
「ちょっ……」\

冬木さんの手前、大声を出して話すわけにもいかない。\
でも、俺はまだユウに礼を言ってないんだ。\
ループというきっかけを与えてくれたユウに、ちゃんと別れを告げなきゃいけないのに！\

ユウ
『……気持ちよく消えることが出来そうで、良かったです』\


さようなら。
\

望が得た『温かい気持ち』、それを抱いたまま、ユウは消えた。@
まるで、夕日に溶けてしまったかのように。\

千代
「天宮くん、どうしたの？　急にぼーっとして」\

望
「大事な友達に」\

千代
「え？」\

望
「ちゃんとお別れが、言えなかったんだ」\

千代
「……？　えっと、良くわからないけどさ。その友達だって、生きてるんだったらいつかきっと会えるよ！」\

生きてないんだよね、これが……。\
だけど、幽霊が友達だったなんて言うことは出来ない。\
俺は、冬木さんに「そうだね」とあいまいな笑みを返しながら、心の中でユウへの別れを告げた。\

;暗転

;背景通学路

二月十五日。\
ついにループから脱出することが出来た。\
多分、俺はこのことを誰にも言わないだろうし、言っても誰も信じたりはしないと思う。\
だけど、ユウは確かにいた。彼と共有した時間は、確かに俺が覚えているのだから。\

望
「ループしててもしてなくても……人生なんて気の持ちようで変わるものなのかもな」\

結局は、俺の周りはループする前と全然変わらない。\
変わったのは、自分自身だ。\

;背景　校門

千代
「おはよっ、望くん！」\

……いや、唯一つ、変わったことがあったか。\

望
「おはよう、冬木さん」\

千代
「……にしし、やっぱりすぐには気付かないか」\

望
「ん？　あ、そういえばさっき、名前を……」\

千代
「そうだよ～」\

望
「あまりにもさりげなさ過ぎて、気付かなかったよ」\

俺は、横に並んで微笑んでくれる冬木さんの顔を見て。\
昨日得たものが夢ではなかったのだとしっかり実感できた。\

千代
「一歩前進、だよ」\    </description>
    <dc:date>2008-11-28T02:55:58+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/valentine/pages/31.html">
    <title>イベントＣＧ指定</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/valentine/pages/31.html</link>
    <description>
      **基本はＥＤの一枚のみです　はっきりとどんな場面なのか書きましょう

・冬木　千代
主人公視点から　千代が笑いかけてくれてる
恋人ではなく　あくまで友達といった感じ
これからの未来に希望を感じさせる青空があるといいです

お話で伝えたのは　こんなところでしょうか

・小栗　もも

ももからチョコレートが手渡される。
本来なら叩き割られる運命のチョコレート。
しかし、今は違う。ももの満面の笑みとともに望の腕の中に。


・デフォルメのギャグ系ＣＧ

小栗　もも

チョコを叩き割るシーン。
チョコを持ち上げ、地面にたたきつけます
＊[[共通ルート]]（もも登場シーン参照）

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    <dc:date>2008-11-25T21:44:11+09:00</dc:date>
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  </item>
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