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*Q&A
**◆Q1.エーデルワイス号関連
猛スピードで爆走し、ドリフトまで行い、水中を進撃し、堤防を上りきり、敵の弾を弾き返し、放つ砲弾は一撃必殺の破壊力!
なにこのガンダム?ガンダムワイス号なの?連邦製なの?
・・・なんて方が非常に多いですが、現実の戦車と比較しても特にチートというわけではありません。
この項では、エーデルワイス号について解説をしていきます。

***◆Q1-1.そもそもエーデルワイス号ってどんな戦車?
エーデルワイス号の操縦士兼整備士であるイサラの実父、テイマー技師の手による試作戦車。
被差別民のダルクス人であるにもかかわらず、その優秀さからガリア軍開発局に勤めていたテイマー技師が、
軽戦車主体のガリア軍に限界を感じ、当時最高の技術と理論を用いて開発した、
強力な主砲に十分な装甲と機動性を兼ね備えたバランス型の中戦車です。

戦車は本来なら操縦士、砲手、装填手、戦車長の4名程度の人員が必要ですが、
自動装填装置の採用により装填手が不要となり、戦車長が砲手を兼ねることで2名での運用を可能としています。
また、操縦席のそばには無線機が設置されており、操縦士は無線手も兼ねています(※1)。

44口径88mm砲という開発当時としては破格のサイズの主砲を積んでいるにもかかわらず、
自動装填装置などの装備により砲塔内の搭乗者は1名だけであり、砲塔は比較的小型です。
車体は砲塔に比べて大きく、2人乗りということもあって内部空間には相当の余裕があります。
その車体の後部に搭載された大型のラグナイト機関(※2)は、重戦車並みの高出力を誇り、
これによりエーデルワイス号は最高60km/h(※3)の速度を発揮する高速戦車となっています。
他の戦車と同じく、弱点は車体後部に突き出たラグナイト機関特有のラジエーターであり、
出力が大きいためか、ラジエーターも他の戦車に比べて大型です。

優秀な戦車でしたが、ウェルキンの父親でテイマー技師の親友でもあったギュンター将軍が、
第一次ヨーロッパ大戦で帝国軍を軽戦車を用いた高機動戦術で撃退してしまった上に、
軽戦車に比べて高い製造コスト、複雑な構造からくる整備性の悪さなどが重なり、
量産されることはありませんでした。1両だけ造られた試作車はギュンター将軍によって使用され、
その後はギュンター家の納屋で10年以上保管されていました。

開発された時期は古いものの、元々の開発コンセプトが「これまでにない戦車」であり、
イサラの手によってエンジンの新型タービンへの交換などの整備改良も受けていたため、
第二次ヨーロッパ大戦においても全く古さを感じさせません。

&small(){※1&br()アニメ第2話では、古い戦車が2名の搭乗員で運用されていました。&br()ガリア軍では、元から戦車を2名で運用している可能性もないわけではありません。}

&small(){※2&br()ラグナイト機関は架空の動力です。現実世界の石油を使うエンジンと同様のものであると考えて問題ありません。&br()稼動時に青白い光と熱を発生するため、ほとんどの戦車は空冷式のラジエーターを目立たないように車体の後部などに搭載しています。}

&small(){※3&br()エーデルワイス号のエンジンはイサラによって後年改良されていますので、&br()開発当初から60km/hの速度を発揮できていたかは定かではありません。}

***◆Q1-2.現実の戦車とのスペック比較
戦場のヴァルキュリア 第15章 >>130氏より

 130 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2009/04/22(水) 19:30:29 ID:ZPjxTa25
 何度もいわれてる通り、スペック的に登坂能力がケタ外れな以外は全然チートなんかじゃないんだけどな。
 対戦後期の戦車と比べてもこんなモンだ(ゲームのと比べてってのは知らんのでフォローできねー)。
 乗員の少なさによる指揮への影響は気になるが、メタルマックスなんて1人で操縦してるし気にするな。
 
 エーデルワイス号 全高 2.65m 全長 6.64m 全幅 3.43m 重量 32t
 動力:ラグナイト機関 800hp/2800rpm 速度 60km/h
 武装:44口径88mm砲×1 12.7mm車載機銃×1
 装甲:てきとーにぐぐった程度じゃわからんかった。
 乗員:2名
 
 T-34/85(1944型)  全高 2.72 m 全長 8.15 m 全幅 3.00 m 重量 32 t(参考:車体長 6.10 m )
 動力:水冷ディーゼル 500 馬力 速度 55 km/h(整地)30 km/h(不整地)
 武装:85mm ZiS-S-53(56発) 7.62mmDT機銃×2(1890発)
 装甲:砲塔前面90 mm(曲面) 側面75mm 傾斜20°後面52mm 傾斜10°
     車体前面45mm 傾斜60°側面45mm 傾斜50°後面45mm 傾斜47°上面20mm
 乗員:5 名

||全高|全長(砲身含む)|全幅|重量|エンジン出力|速度|主砲|副武装|
|エーデルワイス号|2.65m|6.64m|3.43m|32t|800hp/2800rpm(ラグナイト)|60km/h|44口径 88mm|12.7mm車載機関砲×1|
|T-34(1941年型)|2.45m|6.68m|3.00m|28t|500hp/1800rpm(ディーゼル)|55km/h(整地)|41.5口径 76.2mm|7.62mm機関銃DT×2|
|T-34-85(1943年型)|2.743m|8.15m|3.00m|32t|500hp/1800rpm(ディーゼル)|55km/h(整地)|51.6口径 85mm|7.62mm機関銃DT×2|
|パンター(D初期型)|2.95m|8.86m|3.43m|43t|650hp/3000rpm(ガソリン)|55km/h(整地)|70口径 75mm|7.92mm MG34機関銃×2|
|パンターⅡ(計画案)|2.30m|9.20m|3.60m|55t|850hp/3000rpm(ガソリン)|60km/h(整地)|71口径 88mm|7.92mm機関銃MG42×1&br()7.92mm突撃銃MP44×1|
T-34はソ連、パンターはドイツで造られた実在する戦車です。
エーデルワイス号が1930年代の試作戦車で、他が1940年代前半の量産戦車という違いはありますが、
エーデルワイス号は概ね現実的な範囲のスペックに収まっていると言えます。

ただし、エーデルワイス号が持つ砲弾の自動装填装置だけは時代的にオーバーテクノロジーです。
旋回砲塔用の本格的な自動装填装置は、1960年代のソ連戦車T-64まで存在しませんでした(※)。

また、エーデルワイス号のラグナイト機関は同世代の戦車に比べて出力が大きく、
出力重量比(重量1tあたりのエンジン出力)は25hp/tと現代戦車並みです。
それを考えれば60km/hという速度はむしろ遅く、ギアや足回りによるロスが大きいか、
もしくは最高速度よりも加速性や走破性を重視した設計なのかもしれません。

&small(){※ 自動装填装置だけなら、1951年採用のフランス戦車AMX-13が初搭載ですが、砲塔が分割式の特殊構造でした。}

***◆Q1-3.帝国軍の戦車とのスペック比較
||全高|全長(砲身含む)|全幅|重量|エンジン出力|速度|主砲|副武装|
|エーデルワイス号|2.65m|6.64m|3.43m|32t|800hp/2800rpm|60km/h|44口径 88mm|12.7mm車載機関砲×1|
|帝国戦車|3.24m|6.69m|3.02m|24t|330hp/1800rpm|45km/h|37口径 45mm|10口径85mm榴弾砲×1&br()7.62mm戦車機銃×1|
|帝国中戦車|2.98m|5.95m|3.35m|38t|550hp/2150rpm|35km/h|24口径 76.2mm|16口径85mm榴弾砲×1&br()9mm戦車機銃×1|
|帝国重戦車|3.23m|7.16m|3.72m|45t|600hp/2000rpm|32km/h|34口径 76.2mm|12口径122mm砲×1&br()7.62mm戦車機銃×2|
|ティーガーⅠ(初期型)|3.00m|8.45m|3.705m|57t|650hp/3000rpm|40km/h(整地)|56口径 88mm|7.92mm機関銃MG34×2|
|M4A1シャーマン|2.743m|5.842m|2.616m|30.3t|400hp/2400rpm|38.62km/h(整地)|37.5口径 75mm|12.7mm重機関銃M2×1&br()7.62mm機関銃M1919A4×2|
エーデルワイス号と同じく旋回砲塔を持つ帝国軍の戦車との比較表です。
参考に実在するドイツの重戦車ティーガーⅠと、アメリカの中戦車シャーマンを掲載しています。

小型の帝国戦車を除き、砲の威力に劣るのにもかかわらず重量が重く、速度も遅いようです。
対歩兵戦に有効な榴弾砲を持ち低速で重装甲。歩兵戦車的なコンセプトと言えます。
ガリア軍の戦車が軽装甲高機動タイプなので、対戦車火力を重視していないのかもしれません。

アニメで散々撃破されているのは帝国戦車ですが、この性能では仕方ないとしか言いようがありません。
この主砲ではエーデルワイス号には歯が立たない可能性が高く、数で囲みでもしない限り勝ち目はないでしょう。

***◆Q1-4.戦車があんなはやく走れるわけねーだろ!
百聞は一見にしかず。参考動画をどうぞ。

 戦場のヴァルキュリア 第13章 >>45氏より
 45 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2009/04/19(日) 15:00:42 ID:rct06Unh
 >>20
 
 ・参考
 車vs戦車
 ttp://www.youtube.com/watch?v=dCklUFUdpys
 戦車爆走
 ttp://www.youtube.com/watch?v=tS4rXxp3H8A&feature=related

一般的に戦車はのろのろ走るものと誤解されがちですが見ての通り、爆走します。
現代の戦車は70km/h程度を公称最高速度としているものが多いようです。
上記のスペック比較にもあるように、当時の戦車でも整地された平坦な土地であれば、
50km/h以上の速度で走行可能な戦車も普通に存在しています。
(そしてエーデルワイス号のような一品モノではなく大量生産されています)

試作車や特殊用途の戦車の中にはさらに速いものもあったようですが、
そこまでいくと装甲など戦車としての基本性能が何かしら犠牲になっており、
比較対象としては適さないでしょう。

***◆Q1-5.戦車が水中を潜るとかありえんし
百聞は一軒に以下略。

戦場のヴァルキュリア 第13章 >>141氏より

 141 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2009/04/19(日) 16:44:44 ID:Gp7efB7D
 ttp://www.youtube.com/watch?v=kHAI62Dzu-s&feature=related
 
 レオパルドの水中走行あった
 2分20くらいから

アニメでも表現されたように、橋は「先に進むには必ずそこを通らなければならない」という意味で重要拠点でした。
そういった不都合を解消するため、現代の戦車では水深3~5m程度の浅い河川などを渡れる潜水能力を有しています。

渡河や上陸作戦に用いる水力両用戦車の研究は1920年代には始まっていました。
1936年にはソ連が潜水可能な戦車BT-5PKhを配備しており、時代的にもありえない話ではありません。
もっともエーデルワイス号の場合、イサラのお手製改造だったようで結構水漏れしていましたが。

***◆Q1-6.あんな急な坂になってる堤防なんか登れるわけねーだろ!!!
現代の戦車の登坂能力は例外もありますが60%前後、坂の傾斜角にすると30~35度です。
一般的な堤防の勾配は50%を超えることはありません。傾斜角なら26.6度以下です。
しかし、アニメでエーデルワイス号が上った坂は、場面にもよりますが明らかに50度以上はあるように見えます。

戦車の登坂能力は連続走行で上れる勾配のことですので、
瞬間的にはそれ以上の勾配の坂を上れることもありえますが、
それでも45度を超える傾斜角の坂を上ることは困難です。
つまり・・・

アニメ的表現なんだよ!ゲームで登場するステージを再現してるんだよ!

コレばっかりは軍オタ的にはフォローできません。
堤防の下のほうがゆるい坂でキツイのは最後の部分だけだった、
垂直ではなく斜めに上った、などなど無理矢理こじつける事はできますが…。
こまけぇことはいいんだよ!の精神で楽しむ方がいいよきっと!ごめん。

***◆Q1-7.直撃を弾き返すとか無いわ。主人公補正乙。
非常に大雑把に説明すると、砲弾の質量が当たった装甲の厚さに対して不十分で、
砲弾の当たった角度が垂直ではなく斜めに当たった場合、砲弾が弾かれることがあります。
それを意図的に狙ったのが傾斜装甲(避弾経始とも言います)と呼ばれる装甲です。
装甲を斜めにすることで見かけ上の装甲の厚みを増やすと共に、
砲弾との間に角度が付くことにより砲弾を逸らして弾きやすくしています。

エーデルワイス号では砲塔部などに傾斜装甲を採用していることが見て取れ、
今まで描写された帝国戦車の命中弾は、全てこの部分に当たって弾かれています。
都合よく砲塔だけに当たってるように見えるかもしれませんが、
実戦でも戦車戦では命中弾が砲塔に集中することが知られており、
多くの戦車は砲塔の装甲を車体よりも重視する傾向があります。

砲弾を弾いても衝撃で装甲の内側が剥離して吹っ飛び、乗員を殺傷するといった現象が起こることもありますが、
実際にその現象が発生するかどうかは、主に装甲材の質や工作精度に左右されます。
意図的にそれを狙った砲弾(粘着榴弾)もありますが、ヴァルキュリアの世界では使っていません。
また、複合装甲の場合効果が落ちますし、装甲内側に厚い布を張るなどの簡単な方法で防げることもあります。

傾斜装甲に限らず相手の戦車砲の威力がこちらの装甲能力を上回らない限りは貫通することはありません。
なにせそのためにクソ重い鉄板で車体を作って中の人を守っているわけですので。
スペック比較にも出ていたT-34というソ連製の戦車で特に有名です。

なお大戦当時のドイツ軍は、このT-34と遭遇した時に当時所持していた戦車での正面戦闘ではあまりの性能差に勝負にならず、
ソ連兵が訓練不足であったり運用がお粗末だったことが幸いし、戦術や技能を駆使して各個撃破しているような状態でした。
エーデルワイス号と初めて出会ったときに帝国の指揮官がびっくらこいたのと同じような気持ちだったかもしれません。

余談ですが、現代の戦車では傾斜装甲を採用してる車体は少ないです。
戦車砲が強力になりすぎて、多少の角度をつけた程度では意味が無くなってしまったからです。

***◆Q1-8.敵の弾は弾き返してるのにこっちだけ一撃必殺とかありえん。
エーデルワイス号は44口径88mm砲、対する帝国戦車は37口径45mm砲。口径も砲身長も倍違います。
ビームライフルVSザクマシンガンとか真空波動拳VS波動拳みたいなものです。
また、一般的に戦車の装甲能力は自身の火力に相応な傾向があり、
重量的に見ても帝国戦車の装甲はエーデルワイス号に比べてかなり脆弱と思われます。
これでは耐えられるはずもありません。

***◆Q1-9.高速走行しながら命中させるとかチートすぎる。
走行しながら砲を撃つことを行進間射撃といいます。当然止まって撃つよりも大幅に命中率は落ちますが、
相手も狙いをつけにくくなるので、第一次世界大戦から第二次大戦初期までは普通に行われていました。
しかし、砲が大型になるに従い、照準や砲弾装填の難度が上がったため、徐々に行われなくなりました。
現代ではコンピューターを用いた照準装置が一般的になり、行進間射撃の命中精度は格段に上がっています。

エーデルワイス号についてですが、今のところ第2話以外で走行しながら敵戦車に命中させた描写はありません。
それ以外の話では、対歩兵や牽制時の発砲を除き、全て停車しての発砲となっています。
第2話の場合、石畳や街中の整地での戦闘であり、戦闘距離も戦車戦としては極端に近い上に正面戦です。
行進間射撃の難度は不整地よりはずっと低いと思われます。

***◆Q1-10.キャタピラを壊せば動けなくなって終了だろ。
第2話にて、帝国戦車の主砲が弾かれたため、エーデルワイス号はキャタピラを狙われましたが、
帝国戦車はその速度に照準が追いつけず、後方に回られ撃破されました。

エーデルワイス号に対して、帝国戦車の主砲の威力は、どの方向から狙ったとしても不足気味ですので、
機動戦により側面や後方に回り込み、キャタピラやラジエーターを狙う必要があります。
しかし、射程はもちろん肝心の機動性でも大きく劣っていますので、
地形を利用した待ち伏せや奇襲、圧倒的戦力差による包囲作戦といった方法を使わない限り、
エーデルワイス号に対して有利な位置を確保することは難しいでしょう。
もちろん、その際には随伴しているであろう歩兵部隊にも注意する必要があります。

また、資料によって大きさは異なりますが、エーデルワイス号はサイドスカートを装備していますので、
戦車砲の直撃はともかくとしても、ある程度の履帯防護能力は持っているものと思われます。

なお、Q1-7.にもあるように、実戦では命中弾は砲塔に集中する傾向があります。
そもそも意図的にキャタピラを狙い命中させるというのは、かなり高度な技量が要求される行為です。

***◆Q1-11.今北産業
帝国戦車の主砲ではエーデルワイス号を撃破することは困難。
エーデルワイス号の主砲は当たれば遠距離からでも確実に帝国戦車を撃破。
エーデルワイス号は帝国戦車よりもずっと俊敏に動く。

***◆Q1-12.エーデルワイス号対帝国戦車を~で例えてくれ。
-ガンダム→ガンダム対ザクⅡ
-DQ→ザキを連発するメタルスライム対ひのきのぼう装備の冒険者
-FF→針万本を連発するサボテンダー対(ry
-DB→ラディッツ対しっぽのある悟空(後ろが弱点的な意味で)
-スラダン→あきらめたらそこで終了だけど、あきらめなくても9割9分の確率で終了だよ

***◆Q1-13.そんなに強力なら量産すればいいんじゃ?
なぜ量産されないかについては、
+すでに帝国軍に自国領土深くまで侵攻されている状態であり、軽戦車を主力としてきたガリア軍にとって、&br()これまで製造経験も運用経験もない中戦車を今から量産するのは現実的ではない。
+同様の理由で資金や資材の調達に問題がある。
+一度コスト高などの問題で採用を見送っており、再度量産を検討するにしてもそれらの問題はそのまま残っている。
+義勇軍の戦車であることや、ダルクス人のテイマー技師が開発した戦車であることなどから、&br()特権意識の強い貴族階級が幅を利かせる正規軍の上層部には受け入れがたいものがある。
などの理由が考えられます。

***◆Q1-14.16歳の少女が戦車を操縦できるとか萌(ry・・・じゃなくておかしいだろ!
その戦車の開発者は、操縦者であるイサラの実の父テイマー技師であり、
イサラ自身もエーデルワイス号の整備改良を手掛けるほどに機械に精通。
学校での軍事教練では整備士課程をとり、休日は父の遺した資料を元に飛行機の研究・・・。
どう見てもただの少女ではありません。

また、エーデルワイス号に半日稼動できるだけのラグナリン(燃料)が充填済みであったりと、
実は普段から動かしてるんじゃないか、という疑惑もあるようです。
まぁエンジンまで改造しているなら試運転をしない方がおかしいのですが・・・。

***◆Q1-15.戦車にハンドルとかおかしくね?
戦車の操縦装置は車種ごとにバラバラです。レバー方式やT字型ハンドルの戦車が多いようですが、
ステアリングホイール方式の戦車もありますので、特におかしいわけではありません。

***◆Q1-16.で、結局チートなのどうなの?
上記にもあるように、スペック上は実在する第二次大戦中の戦車とほぼ同等です。
自動装填装置や他の戦車に比べて高い出力を持つラグナイト機関といった優位性はありますが、
実際の戦闘で極端に有利になるような能力ではなく、チートと呼べるほどではありません。
アニメ初期の一方的な展開は相手が小型の帝国戦車であることが原因と見た方がいいでしょう。
今のところ異常な登坂能力以外に実際にはありえないような描写は特に見当たりません。

なおゲームをプレイした人からは「アニメのエーデルはゲームと比較して強すぎる」との声もありますが、
ゲームは重厚さの演出のためにあえてそうした動きにしているようです。
やりすぎの感もありますが、スペック上はアニメの方が正解に近いです。

**◆Q2.義勇軍関連
***◆Q2-1.
***◆Q2-2.正規軍と義勇軍の違いがワカラン。
義勇軍(義勇兵)の定義と実態が一致しないことも多々あるのですが、戦場のヴァルキュリアにおいては以下のように考えられます。

 正規軍:職業軍人で構成される軍。平時から軍に勤め給料もらって飯を食ってる。
 義勇軍:普段はパンを焼いたりマスかいたりして飯を食ってるけど、有事には軍に呼ばれて、もしくは志願して戦う人たち。
     正規軍の指揮下で戦闘行動を行う。

ガリア公国の義勇軍は本来の意味での義勇軍とは異なり、戦車などの充実した装備を持っており、
構成員が職業軍人ではないということ以外は正規軍に準じた組織のようです。

なお正規軍と義勇軍では制服が違うなど色々と扱いに差があるようです。
(漫画版を読むと理解しやすいようです)

そこらへんの一般人をかき集めて戦力になるのか?と思う人がいるようですが
1話で出てきたようにガリア公国では学生のころから軍事教練(兵隊としてのお勉強)があるので、
そこらへんの一般人でも一定の基礎はもってる状態です。

参考:以下wikipediaよりコピペ
 義勇兵(ぎゆうへい、英:volunteer)とは、正規軍に所属せず、自発的に戦闘に参加した戦闘員を指す。
 戦時国際法によって一定条件を満たせば交戦者の資格を認められ、捕虜になった場合などに正規兵と同様の保護を受ける事が出来る。
 正規軍に属する志願兵や、政府の関与で組織される補助的な軍事組織としての民兵とは区別されるが、
 これらもしばしば士気を鼓舞する目的などで「義勇兵」と称される場合がある。
 
 なお、他国の紛争に表立って介入できない国が、正規軍の一部を「義勇兵」と称して派遣することもある。
 また、義勇兵のみで、或いは義勇兵を中心にして組織される軍隊・部隊は「義勇軍」と称される。
 これについても、名目と実態とが一致しない場合がある。

**◆Q3.帝国軍関連
***◆Q3-1.

**◆Q4.対戦車槍関連
エーデルワイス号の方がチートと見られがちですが、実はこちらの方が描写としてはヤバいです。
ここではそんな脅威の兵器、対戦車槍について解説します。

***◆Q4-1.対戦車槍ってそもそも何?
対戦車兵と呼ばれる兵科(兵隊の役割の種類)が持つ、戦車に有効な射撃武器です。
大型の槍のような発射筒の先につけた砲弾を撃ち出して攻撃します。
オリジナルの兵器であり、全く同じものは現実世界にはありません。

なお歩兵が携帯対戦車兵器で戦車を撃破すること自体は特に珍しくありません。
大戦期にはドイツ製携帯無反動砲パンツァーファウストが連合軍に対して猛威を振るい、
現代でも携帯対戦車兵器対策は戦車にとって重要な課題となっています。

***◆Q4-2.ラルゴの対戦車槍強すぎね?
アニメ第5話でラルゴの放った対戦車槍は、帝国戦車の正面装甲、つまり最も装甲が厚い部分を貫通しました。
普通は戦車の装甲を貫通するほどの速度で砲弾を撃ち出すと、反動が凄まじいことになり撃った側も吹っ飛びます。
戦車の場合は何十トンもある車体とサスペンションでそれを受け止められますが、
ラルゴの場合は生身ですので、そのままではどうやっても反動を処理しきれません。
実は対戦車槍には公式設定がなく、流石にアニメのように一撃で正面装甲貫徹はありませんが、
ゲームの方も同じような謎の兵器になっています。

***◆Q4-3.似たような武器ないの?
反動の少ない兵器は一応実在します。そのものスバリ無反動砲と呼ばれる兵器で、
発射筒から発射方向とは逆方向に火薬の燃焼ガスやオモリを放出することで反動を打ち消しています。
しかし、本来は砲弾の射出のみに使われるはずの火薬のエネルギーを、反動を軽減するためにも消費しているので、
戦車の正面装甲を貫通するほどの弾速を得ることはできませんし、通常の砲に比べて射程にも劣ります。
そのため多くの無反動砲は成形炸薬弾(HEAT)と呼ばれる貫通力の高い弾頭を使って低い弾速を補っていますが、
これは命中するとまず爆発を起こしてからその圧力で装甲を貫徹するという特徴があり、
直接装甲を貫通していた第5話の描写とは一致せず、ゲームでも命中時に爆発している様子はありません。

無反動砲の一種で、発射後に砲弾自身がロケットブースターで加速することで射程を稼ぐ
ロケットランチャー(バズーカもその一種)という兵器もあり、戦車槍はこれではないかという説もあります。
これが描写的に可能性としては一番高いのですが、対戦車ロケットランチャーもHEATの使用が一般的であり、
やはり十分な弾速も得られているとは考えにくいという問題があります。
例えば一般的な携帯式ロケットランチャーの弾速は、大戦初期の戦車砲の初速の半分以下です。 

では普通に高速徹甲弾(HVAP)なのかといえば、じゃあ反動はどうするんだよということになり、
話が振り出しに戻ってしまいます。

そもそも単なる無反動砲やロケットランチャーならば、対戦車槍ほどの巨大な発射筒は不要です。
対戦車「槍」と呼ばれるような独特の形状も説明がつきません。

***◆Q4-4.で結局なんなの?
第5話の描写を説明するには、
+無反動または低反動の火器でも貫通できるほど敵戦車の装甲が薄かったか、もしくは傷んでいた。
+単にアニメ的な問題。描写ミスなど。
+対戦車槍はヴァルキュリアの世界特有の技術(例えばラグナイトなど)で弾速や貫通力を高めているか、&br()もしくは巨大な発射筒の方に弾速を落とさずに反動を軽減する何らかの仕掛けがある。
+実はHEAT採用のロケットランチャー。描写が変?こまけぇことはいいんだよ!
などが考えられます。

帝国戦車の性能的に1の傾向もないわけではありません。ゲームのムービーパートでは、
帝国対戦車兵がガリア軍の軽戦車の正面装甲を貫いており、互いにかなり脆いことがうかがえます。
2の場合はアニメ補正乙であり、もう完全にチートです。正面から一撃で敵戦車を撃破はいくらなんでも・・・。
ゲームの描写に忠実に解釈するなら3です。超技術につきチート気味ですが、それ以外は破綻のない説です。
4は描写こそ一致しませんが、技術的には説明がつくという意味で最も現実的な説です。
ただし、なぜあんなに巨大な発射筒が必要なのか、といった疑問が残ります。

結論としては、どの説にも様々な問題があり、ハッキリとした結論を出すことは不可能です。
1をベースに3か4、どちらかと解釈しておくのが無難です。

・余談
戦車に対する「実際にはありえん貫徹力」の武器はこのアニメに限らず映画などでもしばしば見受けられます。
有名どころとして1959年のソ連映画「誓いの休暇」で、ティーガーの100mm前面装甲を対戦車銃で撃ち抜くシーンがあります。
これがどのくらい無茶なことかというと
・チート無しひのきのぼうでメタルスライムに通常攻撃で1000ダメージ。
・ヤムチャがフリーザにワンパンチで勝利。
・F5を1回押したら2chが鯖落ち
内容自体は良い映画ですが、これのおかげで軍オタにはつっこまれまくる悲劇。

***◆Q4-5.番外編 脅威の小型化に成功した自警団の対戦車槍
アニメ第2話には自警団員が小型の対戦車槍を構えるシーンがあります。
実はこれは大変問題のある描写です。

対戦車槍が無反動砲やロケットランチャーに類似した兵器だと仮定したとします。
それらの兵器の射程や威力は、「発射筒」ではなく「砲弾」の性能に強く依存しています。
砲身を長くすることで弾速が向上する普通の砲とは異なり、基本的に砲弾のサイズが変わらないのなら、
発射筒の方を大きくしたとしても威力はほとんど変わりません。つまり軍の対戦車槍は、
技術的にこれ以上の小型化は無理だから巨大なサイズになっている可能性が高いわけです。
自警団の対戦車槍は軍の技術レベルを大幅に上回る小型化に成功していることになります。

対戦車槍は無反動砲の類ではなく、発射筒に反動軽減機構がある普通の砲だと仮定した場合でも、
自警団の対戦車槍では発射筒が小さすぎて、そのような機構は収まりそうにありません。

どちらにしてもこれほどの小型化が可能なら、軍が持っている対戦車槍の巨大さはやはり不自然です。
小型だから自警団の対戦車槍は軍に比べて劣っているんだ、という描写なのかもしれませんが、
全くの見当外れであり、流石にこれはやってしまった感が強いです。

-ものすごく(強引に)好意的に解釈する場合
--自警団の砲弾サイズが正規軍に配備されているものより極端に小型だった(現実的妥協)。
---見た目は同じかむしろ大きいくらいに見える。
--実は対戦車槍とは機構がまったく違うHEAT採用のロケットランチャーだった(撃ってないからバレねぇよ)
---なぜ軍では使っていないのか。
--正規軍の武器開発部の技術がヘタレ過ぎで自警団の技術の方が何故か上だった(正規軍能無し説推進機構)
---帝国軍の対戦車槍もガリア軍と同じくらいのサイズ。
--砲弾のサイズは同じだが対戦車槍は破壊力が劇的に向上される現代でも解明できない謎の機構を搭載していた(SEGAハードは世界一)。
---Ω ΩΩ<ナ ナンダッテー!!
--アニメだろ!いいんだよこまけぇことは!(魔法の言葉)。
---\(^o^)/

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