モジュール作成補助機能プラグイン by さかみち

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モジュール作成補助機能プラグイン by さかみち」を以下のとおり復元します。
わたくし"さかみち"が作成したのモジュール作成補助機能プラグインを紹介させていただきます。

本来は対戦のためのプラグインの方が需要は高いのでしょうが、そこに到達する前に、そもそもモジュールの作成をもっと楽にできないかと思いVASSALの中身を解析がてら作成したものです。

-VASSALの中身は公開されていますので解析そのものに問題はありません。念のため。

まだ全面的に安定した動作をするわけでは有りませんが、ご希望があれば配布いたします。、
ご希望の方には、ウォーゲームSNS"MustAttack"のほうで"さかみち"あてにご連絡をいただければと思います。

なおプラグインをモジュールに組み込むためには、JAVAの知識が若干必要となりますので、配布するのは、プラグイン組み込み済みの空のモジュールの形(サイズは60KB程)にしようと思います。
知識のある方は中から取り出していただいてかまいません。


*どんなプラグインか

現在プラグインは2つあります。
ひとつはPiece Creation Supportというコマの画像とコマの登録を自動的に行うものです。
もうひとつはStack Position Edit Supportというもので、こちらでは作成したコマの初期配置(At-Start Stack)の座標をまとめて編集するものです。

いずれもExcelなどの表計算ソフトを利用して一覧表でデータを作成しておいて、まとめて適用することができます。最初に登録するときはもちろんのこと、まとめて登録内容を変更したい場合などに便利だと思います。

*プラグインの使用方法

以下、プラグインの使用方法を、サンプルを作成しながらに説明していきます。

***今回作成するサンプルについて

今回サンプルとしては、実際に自分がこのプラグインを利用して作成してみた、SPI/DGの「Napoleon's Last Battles」を取り上げます。
単に説明のためのサンプルを作るのが面倒だっただけなのですが。

このゲームではコマは部隊のユニットと、リーダーのユニットが軍の指揮官と軍団の将校の2種類で、合計3種類登場します。
ユニット画像は部隊についてはNATOのシンボルを利用します。軍の指揮官については別に用意した肖像画をユニットに貼り付けてみることにします。

コマは最初はGame Piece Paletteに配置し、その後地図上に変更します。
最後に地図上のスタックの位置を地図に合わせて置き換えるところまでを行います。

-このプラグインを利用した作業をする前に地図の登録などは済んでいるものとします。
-キャンペーンゲームの初期配置では、いくつかのユニットが減少戦力で登場しますが、これについては現在プラグインで対応できていませんので、作成後に対応することにしました。

***一覧表のデータの作成について
ここで紹介するプラグインでは、先ほど述べたとおり、一覧表でデータを作成して、これを取り込んで使用します。

使用する一覧表のデータは、テキストファイルで、特にソフトウェアは必要ありません。
テキストファイルの1行がそのまま、表の行になっていて、各行の各列のデータはTABで区切られたものを読み込むようになっています。
私がExcelを使い慣れているため、Excelを利用していますが、表計算ソフトの多くで楽に作成できるかと思います。

またテキストファイルの文字コードはUTF-8を使用するようになっています。私個人はこれが一番便利なのですが、皆様のご要望があれば、この部分は容易に変更できますので、適宜変更したいと思っています。

**事前準備

***画像作成機能のレイアウトの用意
画像作成機能を利用する場合には、VASSAL標準の駒画像のレイアウトをあらかじめ作成しておく必要があります。[Game Piece Image Definition]の中の[Game Piece Layouts]に、[Game Piece Layout]を追加します。

ここで作成したい駒のレイアウトを作成してください。
特に制約はありませんが、配置したSymbolやLabelなどのNameの項目には後でわかりやすい名前をつけておくことと便利です。

今回のサンプルでは、部隊(unit)、指揮官(commander)、将校(officer)の3種類の[Game Piece Layout]を用意しました。

***コマの登録先の用意

作成したコマを登録する場所もあらかじめ用意しておきます。

[Game Piece Palette]内に[Pulldown Menu]や[Scrollable List]を追加したり、配置先の[Map]を用意したりします。ひとつしか[Map]がなく、この上にコマを配置するのであれば、特に何もする必要はありません。

サンプルでは、コマの作成に集中するために、とりあえず[Game Piece Palette]内に作成します。[Game Piece Pallete]内に以下のようにプルダウンなどを作成しました。

***画像の用意

コマの画像作成機能を利用しない場合には、その画像を用意しておく必要があります。
コマの画像作成を利用する場合でもコマの中に画像を含める場合には、その画像をあらかじめ用意しておく必要があります。

サンプルでは指揮官のコマに肖像画を入れるために、肖像画の画像をPNG形式で用意しました。

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現在以下の文章は執筆中です。中途半端な状態で申し訳ありませんが、しばらくお待ちください。
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用意する一覧表では1行が、コマひとつ、あるいはコマの面ひとつとなります。
複数の面を持つコマは、複数の行で1個のコマとなります。

ちょっとした制約として、1つのコマの複数の面は、連続した行にする必要があり、また最初に登場した行が、初期の面(Basic Pieceに登録される)となります。

-現時点では3面以上のコマ自体は作成できますが、いろいろと実用には耐えまないところがあります。現在一番機能強化が必要と思われる部分で鋭意作業中です。

そのほか一覧表の項目として、駒の番号(同じ駒の複数の面では同じ値にする必要があります)、駒画像の名前、駒の名前、および駒の登録先(Piece Windowや初期配置のスタックなど)を含める必要があります。
また一覧表の項目として用意しておけば、PrototypeとMarkerを追加することができます。
駒画像を作成する場合には、その画像の作成で利用するVASSAL標準のコマ画像作成機能のレイアウトの名称を含める必要があります。
またそのレイアウトの中で利用する各種値も一覧表の中に入れておくことになります。

具体的な表の作成はコンポーネントの個別の機能を見ながら説明していきます。


***プラグインに設定を行う

いよいよプラグインに設定を行っていきます。
プラグイン自体では読み込むデータファイルの情報をいくつか設定することになります。
また、プラグインには4つのコンテナがふくまれています。それぞれに必要な項目を追加していきます。


- [Layout]の追加と設定

[Layout Container]には[Layout]を追加します。
[Layout]は用意しておいた、[Game Piece Layout]と作成したデータの表とを結びつけるための設定です。

--Name
Nameには、任意の名前を設定してください。このNameを一覧表に含めることでデータとこの設定を結びつけることになります。

--Layout's Name
使用する[Game Piece Layout]の名前を設定します。ここで使用する[Game Piece Layout]を結びつけることになります。

--Properties
ここでは指定した[Game Piece Layout]の中の各項目に、一覧表に含まれるデータを結びつけます。
登録したばかりの時には、右側のリストは空になっています。

Layout's Nameを指定したら「差分の取得」ボタンをクリックします。いくつかの文字が右側のリストに表示されます。

このリストの中のひとつひとつが、結びつけた[Game Piece Layout]から作成した[Game Piece Image]で設定できる項目です。

項目を一つダブルクリックすると、ボタンの上の入力欄にその行の内容が表示されます。

表示された内容を確認していただくと、"."もしくは作成した[Game Piece Layout]に追加したLabelやSymbolに設定した名前とそれに続く"."で始まっています。
"."の後には、[Game Piece Image]の設定時に、その項目に設定できる内容の名前が続いています。
次に":"が続きます。この":"は項目名の終わりであり、続けて設定する項目に内容との区切りとなります。
":"の後にはその項目に結びつける列、あるいは値そのものを直接指定します。

能書きはここまでにして、実際に例を見ていきます。たぶんその方が早いと思います。




















***出力場所の登録

***挿入画像の準備

***データとその情報の設定

***実行

- 現在の機能では、駒の数の増減や、登録する場所の変更などがあって、モジュールの内容を表すツリービューの表示を変更しなくてはならないケースについても、ツリービューの内容を変更することができていません。
このため実行直後に一旦ファイルを保存し、再度開くという手順をとって下さい。それまで作成された結果を確認できない可能性があります。
なお駒の数が増減することがなければ、ツリービューの内容に変更がないため、特に問題にはなりません。
またこのツリービューの表示を変更する箇所については、修正にVASSAL本体に手を入れる必要があるかもしれず、現在調査中です。


スタック位置編集プラグイン

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