ウィルドネア

 正式名称は《銀の王国》ウィルドネア
 その昔、今はウィルドネアと呼ばれる土地には無数の国家が存在した。
 中でも力を持っていた王国が《金の王国》エルドア、ついで《銀の王国》ウィルドネアであった。
 エルドアは戦力、文明共にウィルドネアのはるか先を行っていたがあるとき状況は一変する。
 ウィルドネアの支配していた北島《星の墜ちた島》にて四つの特殊な生命が発見された。
 のちに《神族》と呼ばれるその四つはウィルドネアの国王ジョンによって保護され、まもなくして四人の超自然的事象を引き起こす《無法》の存在を確認。
 ジョンは当時の宰相にして呪術師だったヨシュアと結託し四人を神、《神族》として祭り上げ政治的権力を持たせた。
 当初は《神族》の政治的権力も強くはなかったが、《無法》の存在を神の奇蹟と信じた民衆により《神族》は最終的に王を超える存在となった。

 ウィルドネアは《神族》の政治により徐々に国力を蓄え、そしてエルドアを超える国力を手に入れ、エルドアへ攻撃を開始する。
 数日にしてウィルドネアはエルドアの首都を陥落させ、エルドア王はダキムへ亡命。その後の所在はわかっていない。
 エルドア侵略の勢いのまま北西地域以外をウィルドネアは征服。ジギー・ロケットマンら反ウィルドネア組織の抵抗などもありながら長い時間をかけて侵略を成功させた。
 この快進撃のままウィルドネアはダキム、そしてミョウジョウにまで手を伸ばし、のちに百年戦争と呼ばれる戦争を引き起こした。


 戦後は1の王と12の貴族による伝統的な政治が再開されるものの、貴族の権力は圧倒的に強くなっていく。



 軍隊としては三国で最大の常備軍、騎士団をもち、現在ではおもに国内の治安維持にあてられている。戦時中、統率のとれた騎兵はウィルドネア最大の武器だったものの近年、徐々にその連携の精度が落ちつつある。
 宗教面に関しては敬虔な一神教をしいていたものの、《神族》の登場。そしてそれを協会側が認めてしまったために宗教は瓦解。風習面は民衆の中にいくつか残ってはいるもののおおらかなものとなっており、現在では一部の貴族のみが信仰している。
最終更新:2013年10月19日 13:18