アルト・アベル

 国内で二番目に権力を持つアベル家当主であり、国内最強の騎士団《ゲオルギウス》を指揮する《騎士の王》の異名をもつ男。

 年齢は60代の前半で白みがかった短髪と口と顎を覆う芝生のような髭が特徴。
 体格は一八〇センチだが筋骨隆々のためもっと長身に見える。

 性格は冷静沈着で、かつ愚直。情にも篤い。
 王家の崩壊とローディアン家。そして『騎士道』。それらに挟まれながら義理を重んじてなんとか王家に就いている。


 怪我のため隠居した叔母、フィオナから戦斧。父親からは剣術。母親から槍術を伝承しすべての武具を使いこなす。
 三十代では一人現在のトゥカトゥトゥルフへ渡り、一回り以上歳の離れた現在の女帝ラキネに格闘技の基礎を学んだ。
 その対価としてトゥカトゥトゥルフの、ガルガネスト寺院攻防戦に参加した。


 結婚はしなかったものの、ボイド家グレル家経由から引き取った孤児を十人ほど引き取って世話している。
 アメリアクララからの気持ちには気づいているものの鈍感で気づいていないふりをしながら拒絶する。
最終更新:2013年10月19日 04:09