「京介「あやせ!」あやせ「お兄さんあんあん」 |壁| 桐乃「……」:676」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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676 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 01:34:17.77 ID:dBThs9ws0 [1/9]
京介「あやせ」
あやせ「お兄さん、あんあん見ましたか?」
京介「あんあん?」
あやせ「雑誌のアンアンです。アンアンに田村真奈実さんが載ってるんです。」
京介「真奈実?またなんで」
あやせ「街中アンケートのここ、この写真の端のショーウィンドウに反射して映ってるのって真奈実さんですよね。」
京介「うわっ、本当だ、よく気づいたな」
あやせ「この雑誌は隅から隅までじっくり読んでるんです!」
京介「そうか、でも、アンアンってあやせが見るような雑誌じゃないだろ?」
あやせ「べ、別に人がなに見たっていいじゃないですか。ほっといて下さい。」
京介「なに紅くなってんだ」
あやせ「そ、その、私だって恋愛とかしたいですし、え、えっ。もーうっ。何だっていいじゃないですか」
722 名前:676[] 投稿日:2010/12/30(木) 10:43:38.81 ID:dBThs9ws0 [2/9]
京介「そうか、あやせはカワイイし、彼氏くらいすぐできるだろ」
あやせ「ははは、そうですね。……ばか。」
京介「えっ」
あやせ「何でもありません。さ よ う な ら」
京介「おう、またな」
その夜
京介「きりの、ちょっといいか?」
きりの「何?私になんか用?」
京介「おう、あやせの事なんだが…」
・・・
きりの「は、じゃああんた、あやせがあんたの事好きだと思ってんの?キモっ」
京介「だれだってそう思うだろ。あんな事言われたら。」
きりの「あんたって勘がいいんだか、わるいんだか。はぁ、あんたあやせの事好きなんでしょ?」
京介「うっせいな。ああ好きだよ。大好きだよ。おまえと代わって欲しい位だよ。」
きりの「キモっ。…ばか。出てってよ。」
750 名前:676[] 投稿日:2010/12/30(木) 17:08:43.22 ID:dBThs9ws0 [3/9]
きりの「あやせ、ちょっと話があるんだけど。」
あやせ「きりの、どうしたの?」
きりの「あ、あやせさぁ、好きな人とかいるの?」
あやせ「え、急にいきなりなに?。ま、まあ、いるよ。」
きりの「だれー。ねぇ、教えてよぉ、あやせ」
あやせ「ちょっと教えられないかな、ね、この話終わりにしよ」
かなこ「ねえねえ、2人とも何の話してんの? 男?」
きりの「まあね。」
かなこ「きりのって、面食いって感じじゃん。あやせは…きりののお兄ちゃんみたいな、地味ってか、将来知りにしけそうな人好きになりそう」
きりの「かなこ、言い過ぎd…」
あやせ「2人ともごめん、先帰るわ」
きりの「ず、図星かも。」
かなこ「あー、お金持ちのおじさまと結婚したい」
754 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 17:34:48.75 ID:dBThs9ws0 [4/9]
あやせ宅
あやせ「はぁ」(そうだよね、きりののお兄さんを好きって言ったら、きりのとの関係も悪くなるよね)
あやせ「だいたい、きりののお兄さんって、きりのとは違って、成績も、ルックスも、運動能力も普通みたいだし、シスコンだし、全然いい所無いじゃん。
あんな奴どこにでもいるじゃない、全然かっこよく無い、全然…あー何この気持ち」
翌日、学校
きりの「おはようあやせ。今日は渡すもんがあるんだった。」
あやせ「何?」
きりの「ふふーん、写真。この間の撮影の時、うちのお父さんが来て撮ってたでしょ。お父さんがあやせにも渡せって」
あやせ「あ、あの時の。うわー嬉しい。」
きりの「なんだこりゃ」
あやせ「どうしたのきりの?」
きりの「あー、兄貴の写真がある。お父さん、兄貴の事撮った写真も一緒にプリント頼んでたから、間違えて混じってたみたい。」
あやせ「///」
きりの「まあ、いらないや。捨てとk」
757 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 17:45:17.21 ID:dBThs9ws0 [5/9]
あやせ「まって。じゃあせっかくだから、記念にもらっておくよ。」
きりの「や、やめた方がいいって。こんなバカ兄貴の。まあ、いらないし、じゃああげるよ」
あやせ「やっ(落ち着け)、ありがとう。お兄さんによろしく」
きりの「はいはい。(こりゃ間違いないな)」
あやせ宅
あやせ「やはっ、お兄さんの写真」
あやせ携帯画面「今度、カップル限定割引の映画がありまして。
私は出ている俳優が好きなので、見に行きたいのですが、きりのたちはあまり興味が無いようで(割引にもなりませんし。)
別に付きあってるカップルじゃなくても割引になるみたいなんで、一緒に行きませんか。」
あやせ「送信しちゃおうかなぁ///」
773 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 21:16:04.50 ID:dBThs9ws0 [6/9]
あやせ「もう送信しちゃえ」
高坂家・きりのの部屋
きりの「あ、あやせからメールだ」
きりの「ちょ、これあいつへのメールだろw」
きりの(あいつに転送すっか)
高坂家・京介の部屋
京介「あ、きりのからのメール」
京介「俺と映画行きたいのか、なんだこれ、きりのたちは興味無いって。あぁ、新種のツンデレか」
京介(わかったよ、今週の日曜はどうだ?っと)
高坂家・きりのの部屋
きりの(なんであたしに返信するんだよw)
774 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 21:28:38.32 ID:dBThs9ws0 [7/9]
高坂家夕食時
きりの「あんた、日曜の11:00に駅前で待ってて。私、用済ましてから行くから」
京介「わかったよ、行けばいいんだろ行けば」
大介「あまり遅くならないうちに帰って来いよ」
京介入浴中
きりの(京介の携帯get。ごめんなさい。その日は学校の補講が…っと、送信)
翌日・学校
きりの「あやせ、今週の日曜空いてる?」
あやせ「なに、きりの?」
775 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 21:39:12.59 ID:dBThs9ws0 [8/9]
きりの「久しぶりに渋谷行かない?私冬服ほしいんだよね~」
あやせ「あー、じゃあ私も行く。」
きりの「じゃあ、日曜11時に駅前集合で」
あやせ「わかった。あ、次選択授業じゃん、私音楽室行くね」
かなこ「あやせ~。音楽室行こうよ。あ、きりのだけ何で美術とったの。こないだの絵ヘタクソだった」
きりの「うっさいなぁ」
日曜・駅前
京介「きりのおっせーな。何分待たせる気だよ。あれ、あやせじゃん。また、シスコンとか言われるんだろうな」
あやせ「きりの遅いな。事故とかに巻き込まれたりしてないかな。」
京介「[いつまで待たせるんだ…]と、送信」
あやせ・京介「あ、きりのからメールだ」
きりのメール「ちょっと遅れる。ごめんなさい。3丁目交差点を右に行って、次の交番の前を右……に行って待ってて」
あやせ「ん、渋谷じゃないのかな。まあ、きりのの事だし、きっといい事があるんだわ」
京介「しっかたねぇなぁ。行くか」
781 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 23:57:07.19 ID:dBThs9ws0 [9/9]
あやせ「えっ、ここでいいのかな。ただの公園だけど」
京介「はぁ、結構歩かせるな。え、ここダダの公園じゃないか?」
あやせ「え、お兄さん?」
京介「おい、あやせ。お前何でこんな所にいるんだ?」
あやせ「お兄さん。きりのにここに来いと」
京介「え、俺もだ。きりの…」
あやせ「あー、だまされた んですよ。きりのに」
京介「なんなんだ」
あやせ「お兄さんは、やっぱり私よりきりのの事優先するんですね。」
京介「なんの事だ?」
782 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/31(金) 00:03:02.01 ID:wnQzbyE00 [1/5]
あやせ「もう忘れちゃったんですか? 今日映画見ようって…ひどい」
物陰のきりの「よっし、作戦成功」
京介「は、映画って何の事だよ。本当にしらねーよ」
あやせ「お兄さんって、薄情ですね。あぁ、なんか私勘違いしてました。」
京介「おいあやせ。なんだか知らないけど、今からどっか行くか?」
あやせ「きりのとの予定が無くなったから、私で暇つぶしでもする気ですか。結構です」
京介「おい、俺はそんなつもりないし、あやせと一緒に出かけられるなら何よりも優先するよ。」
あやせ「じゃあ、あのメールは何なんですか」
京介「だからメールって何だよ」
786 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/31(金) 00:51:06.93 ID:wnQzbyE00 [2/5]
あやせ「別に割引とかどうでもよかったんです。ただ、お兄さんと休日過ごせたらと思っただけで。
い、今はそんな事思ってませんけどね」
京介「は、言ってる事がわからないよ。それに、さっきからメールメールって。メールなんか来てないぞ」
あやせ「お兄さんはどんだけ逃げるんですか。そこまで言うなら、メールをもう一回見せますので、思 い 出 し て 下さい。」
京介「どれ。・・・・・・ん、これきりの宛だよな」
物陰のきりの「うわぁ、この展開ヤバくない…」
あやせ「はぁ?………あっ……。でも返信くれましたよね?」
京介「返信なんかして無いぞ、ほら」
京介・あやせ「きりの」
788 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/31(金) 01:13:30.58 ID:wnQzbyE00 [3/5]
あやせ「お兄さん、ほんっとうにごめんなさい」
京介「いや、こっちこそ、桐乃が変な事を」
京介「あやせ!」
あやせ「はいっ、お兄さん?」
京介「あやせ、結構カワイイ所あるな。」
あやせ「?」
789 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/31(金) 01:17:36.01 ID:wnQzbyE00 [4/5]
京介「宛先間違えるとか」
あやせ「お兄さん…もうその話はやめてください」
京介「悪かった。でも、まあカワイイなぁって。なあ、せっかくだし、デート行こうぜ」
あやせ「で、デート」
京介「あ、わるい、つい」
あやせ「お兄さん」
あやせが京介に抱きつく
京介「あ、あやせ」
京介があやせを抱きしめる
京介(ああ、マジカワイイ。けっこう胸でかいな)
あやせ「好きです。」
京介「俺もだ。なあ、(と言って、何度もキス)」
あやせ「お、お兄さん、う、うぅ、ちゅばちゅ」
京介「あやせ、あっ、ちゅば」
物陰のきりの「ちっ、あー京介キモっ」
791 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/31(金) 01:35:25.06 ID:wnQzbyE00 [5/5]
京介「あやせ、そろそろ行こう」
あやせ「はい」
物陰のきりの「あームカつく」
(木から、デカイ蜘蛛がきりのの近くに降りてくる)
きりの「うわぁ!!」
京介「あっ、今のおt……きりの!」
あやせ「き、きりの」
きりの「…」
京介「こ、これは違うんd」
あやせ「きりの、私嘘が大っ嫌いって言ったよね?」
きりの「ごめん」
あやせ「まあいいよ。私、きりののお兄さんとお付き合いする事になったの。きりのが私のためを思って、気を遣ってくれたんだよね。ありがとうきりの。」
きりの「 よ、よかったねあやせ。私は帰るね」
京介「きりの、サンキューな」
あやせと京介がいなくなる。
きりの「バカじゃん…」