俺の妹がこんなに可愛いわけがないSS in VIP@WIKI内検索 / 「「俺が妹と夫婦なわけが無い」03」で検索した結果

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  • 「俺が妹と夫婦なわけが無い」03
    「――じゃ、これなら注文してもいい?」 「殴りますよ」 喫茶店で一番高いメニューを指差しながら、年下に奢らせようとしている目の前の女性は 伊織・フェイト・刹那、いわゆるダメ人間だ。 「ひ、酷くないっ!?」 「わざとらしい演技は必要ありませんよ」 妹さんの事で大事な話がある――そう言われて呼び出されたのに、 さっきからやってることはひたすら飯を奢らせようとしてるだけ。 「大体、今はそんなにお金に困ってるわけじゃないんでしょう?」 その昔、小説家を目指して様々な出版社に投稿を続けていた彼女だが、 いかんせん才能には恵まれていないらしく、未だその夢は叶わないままである。 だが、面白いものを見極める目は確かであるらしく、今ではその能力を活かし、 いわゆる同人ゴロという仕事(?)をしているらしい。 「株で失敗しちゃって・・・...
  • 俺が妹と夫婦なわけが無い!:8スレ目643/小ネタ
    643 名前: ◆NAZC84MvIo[sage sage] 投稿日:2011/03/17(木) 21 25 13.08 ID Yvch7hC/0 [2/3] 「そ、それじゃあ桐乃ちゃんと夫婦になっちゃったの!?」 「ああ、もうほんと最近混乱しっぱなしだぜ・・・  ――麻奈実は俺が養子だって知ってたのか?」 「ううん。おじいちゃんとかお母さんとかは知ってたんだとおもうけど・・・」 「ま、俺が知らなかったんだから当然だよな――」 大学の学食で幼馴染の田村麻奈実と昼食をとりながら、報告をする 普段はサークルのメンバーとかとも一緒なんだが さすがに付き合いの浅い連中の前でこういう話をするのには抵抗がある かといって外で二人で会うのも“恋人”に悪いからな いくら幼馴染で友人とはいえ、女性と二人きりで食事をするなんて 恋人からしたら許せない行為だろう もっとも、さらに許...
  • 「俺が妹と夫婦なわけが無い」08
    緊張の面持ちのまま家に着いた。走ってきたわけでもないのに心臓はバクバクいってる。 帰宅するのにこれほど落ち着かない日は後にも先にも無いかもしれない。 俺の人生は今日、大きな分岐点を迎える―― 「ただいまー」 鍵も開いているし家の明かりは点いてるので桐乃が居ることは間違いない。 二階の自室?リビング?どこに居るのだろうか? とはいえ帰って先ず最初にすることはいつも同じだ。リビングに向かい水分補給―― 「あ、おかえりー」 「おう、ただいま。ここに居たのか・・・ってなんか少し散らかってないか?」 「うん、お祝いにあやせと加奈子が来てくれてたからサ」 「人気者は大変だな」 苦笑しながら軽く茶化す――普段と同じように話しかけることが出来て若干落ち着いた。 しっかしまあ、昼はオタク仲間の沙織と黒猫、夕方にはモデル仲間のあやせと加奈子、 パ...
  • 「俺が妹と夫婦なわけが無い」01
    俺、高坂京介は混乱している 大学進学を決めて、ようやく大学生活に慣れたという頃に 両親が、否、今まで俺を育ててくれた夫婦が突然交通事故で亡くなった 葬儀屋、親戚、親父の同僚などに連絡をして葬儀を済ませたら 今度は悲しむ暇も無く相続だの後見人だのといった話が出て来て さらにその中で俺が実の子じゃないという事実まで飛び出してくるんだから 頭の中はまさに混乱のキワミだ それは16才になったばかりの妹(と思っていた)桐乃もそうだろう 「えーと、それでつまりどういうことなんでしょうか?」 役所の人や司法書士さん、遠い親戚といった人達から色々話や これからとり得る進路などを言われてもイマイチ頭に入ってこない 「あ、あたしはそんなの絶対イヤ!!」 桐乃は何か激しく怒鳴っている 後見人とか財産管理だとか相続だとかそういうややこしい話がぽんぽん...
  • 「俺が妹と夫婦なわけが無い」02
    本文:いつもの公園で待ってます 勘のいい奴じゃなくてもわかるだろ?これはあやせからのメールだ。 新垣あやせ――妹の表の親友だ。と言っても桐乃のオタク趣味の事はもう知ってる。 ああいう趣味を毛嫌いするあやせが桐乃の趣味を知ったときは大変だったが、 二人の友情は壊れることなく続いているし、常に桐乃のことを気遣ってくれるいい友人だ。 だからこれは桐乃のことで相談があるってことで間違いない。 「で、今日は何があったんだ?」 公園についてさっそく話を切り出すと虹彩の消えた瞳で恐ろしい事を言い出しやがった。 「わたし、桐乃に手を出したらぶち殺しますよって言ってましたよね?」 まてまてまて!!その手に持ってるものはなんだ!? 「おお、お、落ち着け!一体何の話だ!?」 「とぼけないで下さい!!  桐乃のご両親にあんな事があって、お兄さんと二...
  • 「俺が妹と夫婦なわけが無い」06
    「お兄さん、質問があります」 「お、おう。桐乃のことで、だよな?」 「はい、少し気にかかる事があるので・・・」 あやせに呼び出されたいつもの公園―― 前回呼び出された時は桐乃と結婚したことについての追求だったが今回はなんだ? 「・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・」 「何か言えよ」 「その・・・、桐乃がお兄さんの事を好きだって本当ですか?」 「あっ!?ああ、そのことか?まあ俺も信じ難いんだがそうらしい」 「くっ・・・桐乃はどうしてこんな変態を・・・!」 「誰が変態だっ!!」 そもそもあやせが俺を変態と評するのは、桐乃のオタク趣味がバレた時に 二人を仲直りさせる為に俺がやらかしたことが原因ではあるが・・・ 「もういいかげん誤解するのはやめてくんねーか?  あやせが桐乃の趣味を快く思っていないことはわかるけ...
  • 「俺が妹と夫婦なわけが無い」04
    ――どうしてこうなった 桐乃に言われて出てきた手前、さっさと家に帰る気にもなれない。 「田村屋にでも行くか・・・」 このささくれ立った心をなだめてくれるのは、あの雰囲気しかないだろう。 しかし正直それはどうなのかと思いながらながら近所をブラブラしていたら 見慣れた坊主頭の男が目に付いた―ー 「お?あんちゃん久しぶり!」 「よう、ロック、ちょうどいいところに来た。今ヒマだろ?ちょっと付き合え」 「へ?ちょ、ちょっと待ってくれよ!イテテ」 話しかけてきた麻奈実の弟の耳をすれちがいざまに引っ張りながら強引に連れて行く。 行き先は近所のゲーセン――かつて桐乃が親父に趣味の品々を咎められた時に ここの太鼓の達人で派手に暴れていたっけ―― 「百円出すかお前が殴られるか選べ」 「あんちゃんひでえよ!?」 今時、パンチングマシ...
  • 「俺が妹と夫婦なわけが無い」07
    「ねぇ、そろそろしない?」 「な、何をだよ?」 ある晴れた日の休日――桐乃の提案の言葉に動揺する。 だが、いつまでも目をそらし続けるわけにはいかない現実がそこにある―― 「お父さんとお母さんの・・・、遺品の整理――」 親父とお袋の部屋、そこにあるもの、それら諸々の品々を片付ける時が来たのかもしれない。    ―ガチャリ― そっと扉を開く。この部屋に入るのも久しぶりだ。 そもそも二人が健在だった時でも、そうそう立ち入っていた部屋ではないのだ。 「やっぱり怖い?」 「ん、怖いってことはないけど・・・」 俺が養子になった経緯などが分かってしまうようなものが出てくるかもしれない。 両親がどんな思いで俺を引き取ったのか――どんな思いで育てていたのか―― 「ちょっと緊張するな」 「ま、無理だったら途中まででもいいし」...
  • 「俺が妹と夫婦なわけが無い」05
    今、桐乃はなんて言った? あんたのことが好きだから? 誰が誰を好きだって? 「・・・・・気付いてなかったでしょ?あんた鈍いもんね」 「・・・・・すまん」 「・・・・・」 「・・・・・」 気まずい沈黙が続く。というかこんな時なんて言えばいいんだよ!? 大体桐乃は妹だぞ!? 「なんか言ったらどうなの?」 「いや・・・なんて言えばいいんだよ、いきなりそんなこと言われても何も出てこねえよ・・・」 「・・・じゃ、あたしに聞きたいこと聞けば?一番言いにくかったことはもう言っちゃったし」 「ん・・・、そうか」 聞きたいこと、聞きたいこと、ああダメだ!さっきのセリフが邪魔をする。 こいつが俺のことを好きだなんて何の冗談だ!? そりゃ家族なんだから嫌われてるより好かれてる方がいいけど、 こいつが今言った「好き」はそういう意味じゃない...
  • 「俺が妹と夫婦なわけが無い」ex01
    ~エピローグ~ 「も、もう一度聞かせてくれるかしら?」 「だから!ぶっちゃけいつになったら手を出していいかってことだよ!何度も言わせんな恥ずかしい!」 「わ、私の方がよっぽど恥ずかしいわよ!そもそも別れた女にそんなこと聞くなんてあなた正気なの!?」 説明しよう。俺は今、元彼女から正気を疑われている。いや、そうじゃない。それは本題ではない。 元彼女と言ったがそれはつまり、今は別の子と付き合っているからなんだ。 元妹で、元妻で、現恋人の桐乃。詳しい説明はここでは省こう。 俺はその子との付き合いで現在非常に悩んでいることがある。 「だ、だいたいあなた私と付き合ってる時はそういう素振りをほとんど見せなかったじゃない」 「あの頃と比べるなよ!俺もう23だぜ!?」 高校生の時は、まだ早いんじゃないかという思いと、 桐乃との関係がぎくしゃくしかけた...
  • 俺が妹と夫婦なわけが無い!2:8スレ目654/小ネタ
    654 名前: ◆NAZC84MvIo[sage sage] 投稿日:2011/03/17(木) 22 46 00.06 ID Yvch7hC/0 [4/5] 「――それで?話というのはなんなのかしら?」 こえぇぇええーーーー!!!! 今、俺の目の前にいるの俺の恋人、黒猫(本名、五更 瑠璃)は怒っている 口調こそ丁寧なものの、その態度から強烈な怒りのオーラを感じ取る事が出来る いまコイツが 「私は夜魔の女王(クイーン・オブ・ナイトメア)・・・」 とか言い出したら信じてしまいそうだ だが、この様子からすると 「ひょっとして・・・もう知ってるのか?」 「・・・ええ。あなたの“奥さん”から聞いたわ」 地の底から響くような声で、しかもはっきりと“奥さん”・・・だと・・・? 「す、すまん!!お前が怒る気持ちもよくわかるがこれには深い訳が・・・」 「言...
  • カップリング別
    カップリング別SS一覧 京介×桐乃 無題:1スレ目306 【「いい兄さん」の日】 無題:2スレ目278 【事故、眠ったままの兄貴】 無題:2スレ目707 【ヤンデレ桐乃】 無題:3スレ目35 【7巻if】 無題:3スレ目162 【きりりんデレデレ集】 無題:4スレ目37 【7巻後】 無題:4スレ目101 【大学進学】 無題:4スレ目106 【泣きデレ】 無題:4スレ目299/小ネタ 【エレベータに閉じ込めてみた】 無題:4スレ目381 【嗅ぎ人】 無題:4スレ目418 【冷戦再び】 無題:4スレ目492 【彼氏と文化祭】 無題:4スレ目709 【闇の世界の住人】 ※鬱展開注意 無題:5スレ目299 【もし桐乃がサカ豚だったら】 無題:5スレ目518 【あやせが家宅侵入】 無題:5スレ目639 【おんぶにだっこ、桐乃捻挫】 無題:5スレ目803 【実...
  • 掲載順
    掲載順SS一覧 ※投稿の第一レス番を基準にソートしています。 1スレ目 無題:1スレ目2 京介×黒猫 【桐乃嫉妬】(桐乃「え?嘘でしょ?」) 無題:1スレ目34 京介×黒猫 【黒猫とデート&看病】 無題:1スレ目62 京介×黒猫 【お兄さんの彼女、あやせ嫉妬】 無題:1スレ目89 京介×麻奈実 【田村家へクリスマスのお泊り】 (これに続く) 無題:1スレ目130 京介×黒猫 【俺の彼女はこんなに可愛い、瀬菜の反応】 無題:1スレ目141/小ネタ 俺×京介 無題:1スレ目160 京介×あやせ 【俺の彼女は妹の友人】(七夕デート→エロ展開) 無題:1スレ目196 京介×あやせ 【告白、両想い】 無題:1スレ目235/小ネタ 京介×あやせ 【告白】 無題:1スレ目241 京介×加奈子 【マネージャー】 無題:1スレ目257 京介×あやせ 【仲直り、泣きデレ】 無題:1スレ目30...
  • 作者別
    作者別SS一覧  IDとスレの流れから判断して作者を分けております。  複数書かれている方のみのリストとなります。  誤りがありましたら訂正お願いいたします。 1スレ目2氏=◆5yGS6snSLSFg氏=◆qPOxbu9P76氏 無題:1スレ目2 京介×黒猫 【桐乃嫉妬】(桐乃「え?嘘でしょ?」) 無題:1スレ目34 京介×黒猫 【デート&看病】 無題:1スレ目62 京介×黒猫 【お兄さんの彼女、あやせ嫉妬】 無題:1スレ目89 ( 01 / 02 ) 【田村家へクリスマスのお泊り、尾行】 無題:1スレ目160 京介×あやせ 【俺の彼女は妹の友人】(七夕デート→エロ展開) 無題:1スレ目241 京介×加奈子 【マネージャー】 無題:1スレ目257 京介×あやせ 【仲直り、泣きデレ】 無題:1スレ目376 京介×黒猫 【コスプレ先輩】 無題:2スレ目5 京介×瀬菜 【プレゼント選...
  • 俺が妹と間接キッスなわけがない:11スレ目512
    512 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) 投稿日:2011/08/23(火) 12 37 54.18 ID u4uH3Ct10 「「はぁあ」」 今、私達兄妹の目の前にはある問題が立ち塞がっていた 話の発端は幾分か前、兄貴が机の上にジュースを置いた時から始まった あのバカ兄貴はまたもややらかしたのだ、机の上には私が置いたジュースもあったのに、あいつはまたもやノホホンとした顔で何も確かめもせずに自分の飲みさしを机に置いたのだ。 ここまで話したら分かるだろうが、簡単に言うと混ざったのだ、兄貴と私のジュースが。 それで飲んだ分量までほぼ同じなんだからもはや救いようのない状況だ 「もうどっちでも良いんじゃねぇ?、それか捨てちまうとかさぁ。だってまだあんなにあんだぜ?」 「だ、駄目!!、勿体無いじゃん!!」 即言い返す...
  • 俺の女神がこんなにも美しいわけが無い:10スレ目811
    811 :jKMiVniJ0 :2011/06/06(月) 23 19 37.66 ID jKMiVniJ0 俺の女神がこんなにも美しいわけが無い  今日もまた俺の携帯にラブリーマイエンジェルことあやせたんからメールが来た。 「私の家に来ていただけますか?」 手錠に繋がされたり、ライターに火あぶりされたりしてもあやせたんからの電話があれば 即参上する。 なぜなら俺はあやせたんという存在に心奪われた男だからだ。 「お兄さんすごい顔していますよ。どんだけ急いで来たのですか?」 「ぜえぜえ…あやせといる時間を少しでも伸ばしたいからな」 急いできたので息が絶え絶えになりながら俺は答えた。 「また調子のいいことを言って…上がってください」 あやせの部屋に入ってすぐ俺はあやせの前に腕を差し出した、どうせやられることは分かっているの...
  • 俺たちのすれ違いがこんなにベタなわけがない:8スレ目269
    269 名前:『俺たちのすれ違いがこんなにベタなわけがない』[sage] 投稿日:2011/03/07(月) 23 39 22.49 ID i6qCzY5k0 [3/19] 付き合い始めて2週間ちょい。 今現在、俺と黒猫の仲は早くもギクシャクしている。 早すぎる? 気にしてるんだから言わないでくれ。 これでも結構仲良くやってたんだぜ!? ほんの数日前までは― 『俺たちのすれ違いがこんなにベタなわけがない』 正直、最初の原因はよく覚えてないんだ。 きっと相当ちっぽけなことだったに違いない。 まあ、俺の視点から経緯を説明させてもらうとこういうことだ。 ことが起こったのは先週の金曜日の帰り道だった。 普通の高校生なら、1週間の学業から解放される喜びを噛み締められる至福の帰り道・・・・・・なのになぁ。 とりあえずアイツがいつもの厨二調子で俺をからかってきたんだよ。 普段なら俺がほ...
  • 俺の彼女がこんなに小悪魔なわけがない
    ここが加奈子の部屋かー マンガなんかではよくある初めて上京した地方人のように 周りを見渡しては、その新鮮さにハァ…とかふぅ…とか感嘆を漏らす。 来栖家に訪れたことはあったが、前は部屋までは上がらなかったからなぁ。 「入口に突っ立ったままで、なに呆けてんの」 飲み物と菓子を乗せた盆を手に部屋の主がやって来る。 手は塞がっているので、半開きの戸を小笠原流で器用に開きながら。 「はしたない」 「カノジョの部屋に入って第一声がそれかよ? 他にあるだろ、せめて用意してきた飲み物に礼を言うとかさ」 「そりゃそうだ。サンキュー」 盆ごと受け取って近くのテーブルに下ろすと、クッションをホイと寄越された。 察するに座布団代わりということらしい。 「そのしれっとした顔、すっとぼけた感じが癪だなぁ……こっちは結構緊張...
  • 俺の妹が酒乱でエロゲなわけがない
    35 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/19(月) 02 26 52.80 ID yK69CPG+0         俺の妹が酒乱でエロゲなわけがない 桐乃が寝ている。 まぁ、それは良いんだ、うん。寝てるだけならな。 だけど、だけど……場所は考えようぜ、桐乃よ。 時は夕方四時、俺は赤城と遊んで帰ってきた。本当はもっと遊ぶ予定だったのだが、赤城の奴に電話がかかってきて出たと思ったらいきなり 「瀬菜ちゃんにおつかいを頼まれたぜ!ひぃぃやっふうぅぅぅ」と言って走り去っていってしまったのだ。 まぁ俺が呼び止めたとしても無駄なのは目に見えて明らかだったのでしょうがなく予定を繰り上げて帰宅した。    そして、帰宅してリビングでお茶を飲み、ホッと一息つくと自分の部屋に向かう。 家の中が静かだから、桐乃...
  • 俺の彼女がこんなに小悪魔なわけがない:8スレ目503
    503 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/13(日) 19 32 34.64 ID Xu55fysAO [2/5] ここが加奈子の部屋かー マンガなんかではよくある初めて上京した地方人のように 周りを見渡しては、その新鮮さにハァ…とかふぅ…とか感嘆を漏らす。 来栖家に訪れたことはあったが、前は部屋までは上がらなかったからなぁ。 「入口に突っ立ったままで、なに呆けてんの」 飲み物と菓子を乗せた盆を手に部屋の主がやって来る。 手は塞がっているので、半開きの戸を小笠原流で器用に開きながら。 「はしたない」 「カノジョの部屋に入って第一声がそれかよ? 他にあるだろ、せめて用意してきた飲み物に礼を言うとかさ」 「そりゃそうだ。サンキュー」 盆ごと受け取って近くのテーブルに下ろすと、クッションを...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第十四話(沙織√)
    519 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/03/22(火) 18 01 04.56 ID /jaFti/Vo [1/5] 始業式終了後、俺と沙織と黒猫の三人で改めて俺の家に集まることになった。 桐乃も誘ったのだが、部活があるとのことで残念ながらいつもの面子が勢ぞろいとはいかなかった。 「いやあ、黒猫氏の制服姿は新鮮でいいですなあ!」 「そういうあなたはなんでいつものござる口調なのよ」 いつものオタクファッションならいざ知らず、制服着た女子高生がぐるぐる眼鏡を装備してござる口調で喋るというのは……見るに堪えない。 なんというか、心のどこかが痛い。お願い沙織。せめてどちらかに統一して。 「う~む、どうも不評なご様子。しからば着替えますゆえ、しばらく外でお待ちいただいても?」 「あいよ」 結局、いつものオタクファッションに落ち着くわけね。 すっく...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第七話
    168 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 18 31 57.84 ID vV91Zi7Ao [1/5] 「お? おまえ、出掛けんの?」 季節は巡り、ある冬の日曜日のもう昼になろうかという時間。 いつもより遅めに起きた俺は、玄関で今まさに出掛けようとしている沙織を見つけた。 「おや、おはようございますお兄様。遅い起床でござるな」 「ほっとけ」 こてこてのオタクファッションに身を包んだ沙織の口調は、いつものお嬢様口調ではなくいまどき時代劇にもでてこないようなござる口調。 この時点で誰とどこに出掛けるかってのは大体想像がつく。桐乃や黒猫と、大方秋葉原にでも出掛けるんだろうぜ。 「気を付けてな」 「はい! ありがとうございますお兄様! では、行ってくるでござる!」 「あいよ」 沙織が元気よく玄関を飛び出して行くのを見送り、キッチ...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第九話
    263 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/02/11(金) 22 12 48.83 ID XdHsMWa0o [1/8] 当たり前のことだが、冬の廊下は寒い。 吐く息は白く、暖かさを持たないフローリングの床は容赦なく俺から体温を奪っていく。目は半分涙目で、足の痺れもそろそろ限界だ。 俺はかれこれ30分ほど廊下で正座していた。それが俺に与えられた量刑である。 この判決を下した人物は、決して俺のことが憎くてやったわけじゃない。 そして、俺が涙目なのもその人物が怖かったからじゃない。決して。 俺のことが嫌いでやってるわけじゃないのはわかる。それはわかるが、いくらなんでもこれはひどい。 沙織がブラコンなのは今に始まったことではないが最近のあいつは少しおかしい。 なんというか、少し常軌を逸している。 年下の異性の友人が増えたくらいで、なぜ俺は罰せられなくて...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第十二話(麻奈実√)
    493 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/03/17(木) 13 53 11.85 ID 1PHjPp0ko [1/2] 2月が過ぎようとしていて、日ごとに暖かくなっていくのを実感する。 来年の今頃は俺も受験で忙しくなっていることだろう。俺としても、残り少ない高校生活ってやつをを有意義に過ごしたい。 沙織たちと一緒にわいわい騒ぐのも決して嫌いじゃないし、むしろ楽しいのだが、やっぱりたまにはのんびり過ごす時間が欲しい。 そんなわけで、俺は休日の朝から幼馴染の家で日向ぼっこと洒落込んでした。 空には雲ひとつなく、気温はほんの少し肌寒いくらい。日向ぼっこには最適だ。 暖かい春の日差しの中の日向ぼっこも悪くないが、こんな季節の日向ぼっこの方が太陽の暖かさを感じることができて俺は好きだ。 「きょうちゃん」 縁側に座り、足を投げ出すような恰好で仰向けに寝転...
  • 「高坂京介は落ち着かない」03
    「ふあぁ~……ぁふ」  ついつい大欠伸を洩らしてしまうのも仕方ないやな。  ほんの数時間前、親父に付き合って二年参りに行ったばかりだ。  あの外見に違わず家長として家内安全無病息災の験担ぎを大事にする人であり、今年はおそらく俺や桐乃が無事に受験に臨めるようにという祈願もあったのだろう。  特に誘いがあった訳ではないんだが、同行することにした。  結果、元日で普段より大分朝が遅いってのに、やたらと欠伸が出てしまう。なんだかな……  家族全員の失笑を買いつつ、餅と雑煮を食べ、こうして二度めの初詣?に出掛ける俺だった。  というのは、正月早々赤城からメールが届き新年の挨拶がてら初顔合わせという趣きらしい。  麻奈実も誘ってくれと頼まれ電話してみたはいいものの、今年は和菓子屋のがいつになく好調で今日は時間を取れないと言う。  後で改めて俺...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第十話
    287 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/02/14(月) 21 55 07.90 ID jopcByVxo [1/6] 『お兄さん、人生相談があります。今から会えませんか?』 あやせからこんなメールが届いたのが一時間前。 既に日は暮れかかっていて、辺りは薄暗い。 今、俺は近所の公園にやってきていた。初めてあやせに会った時に連れてこられた公園だ。 ちなみにこの場所を指定したのは俺自身だ。未だに寒さが厳しい季節であるが、背に腹は変えられない。 あれから一週間しか経ってないってのに、また沙織に見つかったらえらいことだからな。こうやってあいつに黙ってこそこそとしてるのがいいこととは思わないが、聞く耳を持たないんだから仕方がない。 ふっ、さすが俺。同じ過ちは二度と繰り返さないぜ。 「くそっ、やっぱりさみぃな……」 あやせはまだ来ていない。あやせに返事...
  • 俺がモデルになれるわけがない!! 7
    「それで?、好きになるっつったって具体的にはどうすんのよ?」 何故か皆何も喋らなかった昼食中、桐乃は喋ったかと思ったらいきなりリアに対して質問を投げかけた 俺は気まずい空気が無くなったのに内心喜びながら話に耳を傾ける、実はこの話題は俺も気になっていたところなのだ。 好きになるって言ったってただ一緒に居るだけで好きになるんなら世の中カッポーで埋め尽くされてしまうからな。リアはそこらへんをどう考えているんだろうか、ただ漠然としか考えていないのか、それとも結構明細に考えているのか。どっちにしろリアの意見を聞かなければ対処の使用がない。 多分俺の予想ではリアは前者の漠然としか考えていない状況だと思う。 「ん~……デート?」 「反対!!」 リアがデートと言った瞬間凄い勢いで立ち上がった桐乃はいきなり叫んだ。何をそんなに必死になっているんだろう...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第二話
    11 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 23 00 01.21 ID KZdJ5BByo [11/20] 季節は夏。期末テストを間近に控えた、とある七月の土曜日。 その日の俺は我が家で唯一クーラーのない部屋(つまり俺の部屋のことだ)に朝から引きこもり、必死の――――というより苦悶に近い形相で机に向かっていた。 「く……ぐぬ……」 高校2年生らしく、テスト勉強のため……というわけではもちろんなく。 「ぐぬ……ぬ……」 新作ガンプラ、HGFCノーベルガンダムを組み立てているのだ。 「……くっ!」 パチン!パチン!…………ガリガリ………………パチッ。 パーツを切り出した後、丹念に切断箇所の処理をしてから組み立てる俺。 机の上では頭部以外が完成したガンプラが、残された頭部の完成を今か今かと待っている。 「よし!」 ロボッ...
  • 俺がモデルになれるわけがない!! 2
    次の日、俺は空っぽに近い100円が入った財布を見て悲しんでいた まぁ、最初からそんなに持っていなかったからこんな事になっているんだが…。 それでも悲しいものは悲しいのだ。 涙目なりながら俺はため息をついてもう一つの問題を思い出した、はっきり言ってこっちのんが俺の精神を蝕んでいる。それも現在進行形でだ。 前回、知っていると思うが、俺は怪しい奴ら(ハンサムさん)にスカウト(誘拐)されてモデルになった、何でかって?、そんなの知るか! とにかく、俺はモデルになったのだ。 だけど今回の問題はそこじゃない、学校だ。 あのおっさ……、ゴホンッ、碇指令の野郎が俺をスカウトしたその当日に、何と、俺しか載ってない雑誌を売りやがったのだ。そのおかげで俺の噂は一気に広まっちまった 今さっき、俺がちょっと歩いているだけで太った豚、もといクソババアが俺に襲い掛かってき...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第十五話
    405 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/03/03(木) 21 51 26.06 ID fh2Yys3do [1/8] 「シスコンなのもいいけれど、大概にしておきなさいな。沙織はもう自分の考えを持って生きているし、あなたにいつまでも頼っているような子ではないの。あなたこそ早く妹離れしたらどうかしら」 「でないと……沙織も、あの女も可哀想だわ。そして私は惨めなだけ」 黒猫に相談をもちかけてから数日が経ったが、黒猫の言葉が今も脳裏にこびりついて離れない。 黒猫は何故あんなに怒った? 沙織のブラコンをなんとかしたいと言ったと思えば、今度はブラコンじゃなくなってしまったんじゃないかと言い出すような優柔不断っぷりに嫌気がさしたのか?  あの女って誰だ? 惨めなだけって、一体なにが惨めなんだよ? 「……くそっ、何がなんだかさっぱりだ」 自室のベッドに仰...
  • 私の気持ちが兄貴を好きなわけがない 改:12スレ目79
    79 名前: ◆k4qYXRI5uY[sage] 投稿日:2011/12/21(水) 19 22 46.20 ID JmJNEyhS0 [8/12] 私の気持ちが兄貴を好きなわけがない 改 はぁ、暇だなー あたしはそう呟くと何もする事が無くバタンと机に突っ伏した。 ただパソコンの画面を見て好きなカップリングの小説を探すだけ。エロゲも全部やっちゃったし、ラノベも漫画もアニメも全部一通り見てしまったのでそれしかやる事が無いのだ。 マウスのクリック音とキーボードの打鍵音、その二つの無機質な音が部屋にやけに大きく響く。 早く兄貴帰ってこないかなーー そんな考えが頭によぎるが自覚した瞬間、ちょっと頬を赤く染めて、頭を振ってその考えをかき消した。どうやら暇すぎて頭がまわらなくなってきてるらしい。 やがてパソコンも飽きて電源をおとした。 ...
  • グラハム「私の妹がこんなに可愛いわけがないっ!」:1
    1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 02 51 21.52 ID Q5SLxTCE0  第1話 『私が妹と恋をするわけがないっ!』 彼の乗る蒼いMSは既に金属異性体に侵食されつつあった。 もはや長い時間戦うことは出来ないだろう。それでも彼は阿修羅ように戦場を舞う。 この戦いの先に未来があることを信じて…… 「少年!!」 巨大な球体状の金属異性体の本体を前にして、切り札の超大型ビームサーベルを拡散され 次の一手を思案している青と白の機体に届くように彼は言った。 「未来への水先案内人は、この私グラハム・エーカーが引き受けた!」 赤い流星となった彼――グラハム・エーカーと愛機ブレイヴは巨大な球体状の金属異性体の 裂傷に向かって、血反吐を吐きながら、しかし、その顔には笑みを浮かべながら一直線に駆け抜ける。 「これは死ではない!!人類が生き残るため...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第六話
    140 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/23(日) 18 45 28.67 ID NZgMtXqQo [1/3] 「ばいばい、きょうちゃん」 「おう、また明日な」 一緒に下校していた麻奈実といつもの丁字路で別れ、ひとり自宅へと歩きだす。 時刻は夕暮れ。帰り道には下校途中と思われる学生がちらほらと見えている。 普段はこのまま帰宅して、しばらくだらだらして、その後ちょっとだけ勉強したりしなかったり……。 そんな予定だったのだが、 「ん?」 もう少しで自宅、というところでいつもとは違う光景が目に飛び込んできた。 自宅の前に誰かがいる。まだはっきりわからないが、女の子なのは間違いない。 遠目からでもスカートをはいているのが確認できた。 「沙織の友達か?」 ……だとしたらなんで家の外で待ってるんだ? 少し不思議に思いつつも、自宅へと歩を進め...
  • 俺がモデルになれるわけがない!! 13
    ……………苦しい、辛い、痛い、重い。……悲しい。 目の前のレーンは狭くて暗い、前を行くミーネの背中は果てしなく遠く感じる。 ゴールは見えているのに、もうすぐなのに。 「無理だよ……」 そう思っている自分が大嫌いだ。 「さぁ、行くぞ」 そう言って勢いよく立ち上がるキョウスケおにいちゃん。 二時間が経つのは寝ていたせいかとても早く感じた、実際はキョウスケおにいちゃんも疲れが完全には抜けていないだろう。 「大丈夫? まだ疲れてるんじゃない?」 「おいおいリア、俺を誰だと思っているんだ? あの汗にまみれたクソババア共と何回も戦ってきた百戦錬磨だぜ? あの匂いと重圧感に比べればこんなの屁でもないね」 キョウスケおにいちゃんが言っているのは多分ファンのおばあさん達の事だろう。 何回か見たことがある。...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第十二話
    353 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/02/24(木) 19 22 36.53 ID 4wpeXllNo [1/8] 2月が過ぎようとしていて、日ごとに暖かくなっていくのを実感する。 来年の今頃は俺も受験で忙しくなっていることだろう。俺としても、残り少ない高校生活ってやつをを有意義に過ごしたい。 沙織たちと一緒にわいわい騒ぐのも決して嫌いじゃないし、むしろ楽しいのだが、やっぱりたまにはのんびり過ごす時間が欲しい。 そんなわけで、俺は休日の朝から幼馴染の家で日向ぼっこと洒落込んでした。 空には雲ひとつなく、気温はほんの少し肌寒いくらい。日向ぼっこには最適だ。 暖かい春の日差しの中の日向ぼっこも悪くないが、こんな季節の日向ぼっこの方が太陽の暖かさを感じることができて俺は好きだ。 「きょうちゃん」 縁側に座り、足を投げ出すような恰好で仰向けに寝転...
  • 俺の妹の友達がこんなに狡猾なわけがない:8スレ目349
    349 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/03/09(水) 15 01 28.52 ID aphiU9Ato [9/21] 「んあ……」 あー……、朝か。 陽光がカーテンの隙間から差し込み、陽気なスズメ達が新しい一日の訪れを歓迎している。 俺は体にかかっているシーツをどけ、上体を起こした。俺は裸で寝ていたので、今はちょっと寒い。それにしても……あー、頭痛えぇぇ。 右手で頭を押さえながら、左手でベッドを押し、立ち上がろうとした俺だったが…… むにゅ♪ あー、なんだ?今の感触は。 その正体を探ろうと、俺は左手がある方向へ目を向けた。そこには……一糸纏わぬ姿を惜しげもなく曝け出している超美女がいた。 「へ……?」 え?ちょっと待て。このお美しいご婦人はどちら様?何で俺のベッドで寝てるの?しかも裸で。 なんとか寝る前の記憶を探ろ...
  • 俺がモデルになれるわけがない!! 1
    ……その日、俺は本当にどうかしていた。 その時の俺はただきまぐれで、本当にきまぐれで……顔にうっすらと化粧をし、髪の毛をちょっと立て、服装もかなりこだわって、まあ平たく言うとオシャレをして街に出かけたのだ、秋葉原に。 いや、別にナンパが目的じゃないよ!? するとどうだろう、秋葉原についてものの十分で俺は奴らに、スカウト(捕縛)された。 そしてあっという間に俺は車に乗ってスタジオ(監獄)という場所に連行されてしまった、何処だここは、日本は何時からこんなに危ない国になってしまったんだ? おい、政府よ、これは誘拐なんじゃないのか?、おい、どうなんだ? それと何で車の中があんなにアニメのポスターで一杯だったんだ?、ギャップ萌えを狙ってんのか?。そんなギャップは捨てちまえ、意味を理解しろ、意味を。 そんな事を考えてても時間は進む、俺はスタジオ(監獄)の中...
  • 俺がモデルになれるわけがない!! 6
    この突然やってきたアメリカからの来訪者は一体誰に、何の用で来たんだろうか。 俺には嫌な予感しかしないんだが。 「帰ってくんねぇかな」 俺が思わず呟いたその台詞はこのリビングで響く事なく空気に溶けた 時刻は9時、あれから結構な時間が経っているのだがリアは一向に起きる気配が無い 一応ソファから俺のベッドに移した方がいいだろうか いや、桐乃が帰って来るまで待ってた方が良いな。 もし俺がここでリアを自分のベッドに連れてってみろ?、こうなるに決まってる。 バタンッ!!(桐乃が何時も通り俺の部屋のドアを勝手に開く音) 「ちょ…!?、何でアンタのベッドにリアが寝てんのよ!?、このロリコン!!!」 「待て!、桐乃!!、これは……」 グキャベシッ!!(桐乃が俺の腹を叩く音) こうなる。確実に。 だから俺は自分のベッドには連れて...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第十一話
    326 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/02/20(日) 21 17 50.09 ID FGAkotZNo [1/5] 「ああ……すまない。ちょっと色々あってな、アドバイスは貰えなかったよ」 『そうですか。分かりました』 「……えらくあっさりだな」 あやせの淡泊な返事に、肩すかしをくらったような気分になる。 もしかして、はなから期待してなかったってことだろうか? 『お兄さんに相談した日に、私の中で答えが出ましたから。妹さんの話は参考にこそすれ、絶対に聞きたいというわけではなかったので』 「えっ? そうなの?」 『はい。今電話したのも、お兄さんから一向に電話がかかってこないので、少し気になっただけです』 なんてこった。それならそうと言っといてくれよ。うちの妹は泣き損じゃないですか。 なんてことを思ってしまうのは、俺がもう取り返しのつかないくら...
  • 京介「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
    3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/25(金) 17 25 29.50 ID +yIhwK3R0 [2/78] 十二月半ば。 寒風吹き荒ぶグラウンドを十周し、 精も根も尽き果て地面に仰向けになった俺の隣に、誰かが座る気配があった。 「なあ高坂、お前に相談事があるんだが」 声の主――赤城康平は、高校入学以来続いている数少ない友達の一人で、 元サッカー部エース(秋口に引退した)の爽やかイケメン男子でもある。 俺と同じ運動量をこなしたってのに、 見上げればほら、あんなもんは準備運動とばかりにケロリと――してねえ。 女子の長距離走に注がれた視線の源、二つの眼はよくよく確かめると遙か虚空を見つめていて、 頬の血色は悪く、唇はかさかさに乾いている。 まるで死相だ。 「どうしたんだ?」 「その……まあ……なんつーか……」 「歯切れ悪いなオイ」 「…...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第十四話
    388 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/03/02(水) 05 28 52.09 ID rZgOZofOo [1/8] こんこんと手の甲でノックを二回。 「沙織ー、ちょっといいか?」 あれから――沙織の受験のことを忘れていたと白状してから三日が過ぎた。 あれから沙織は、怒るようなこともなくいつも通りに過ごしていた。 本来なら失態を穏便に解消できたと喜ぶべきなのだが、ただ一つ気にかかることがあった。あれ以来、沙織は明らかに俺との会話を避けている。 もちろん、話しかけても無視されるとかそんな露骨に避けられてるわけじゃない。 ただ、沙織から話しかけてくれることがほとんどなくなった。 たった三日で何を言っているんだと思うかもしれないが、俺にとっては非常事態である。 だってあの沙織だぜ? ことあるごとに、お兄様お兄様と騒がしかったあの沙織がだ。 そんな...
  • グラハム「私の妹がこんなに可愛いわけがないっ!」:592
    592: ◆TYIbS5r7nc :2010/12/29(水) 02 26 16.87 ID QB/i3zRT0  第3話 『私の妹がこんなに可愛いわけがないっ!』 秋葉原に出かけてから数日が過ぎた。 今の私は、とある任務の最終場面に入っている。 ここで下手を打つわけにはいかない。 諸君も、私の戦いをしばし観戦してくれたまえ。 【妹と恋しよっ♪】 グラハム「私は君の心を奪う!!世界などどうでも良い!己の意思でっ!!」 しおり「お兄ちゃんだって世界の一部なのにっ!」 グラハム「ならば!これは世界の声だっ!!」 しおり「違う!お兄ちゃんは、自分の性欲を押し通してるだけっ!     お兄ちゃんのその歪み!あたしが断ち切る!」 グラハム「よく言った!しおりぃぃぃ!!」 しおり「うわぁぁぁぁぁあ!!」 グラハム「うぉぉぉぉぉぉ!!」 ドカーーーーーーン                  ...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第三話
    17 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 23 06 54.53 ID KZdJ5BByo [17/20] とある日曜日の朝。 俺は数年ぶりに麻奈実を連れて自宅までやって来た。 スーパーで待ち合わせて買い物をしてきたので二人とも手には買い物袋を提げている。 今日は両親が出掛けるため、麻奈実がメシを作りに来てくれることになっていたのだ。 「よし、あがれよ」 「お、お邪魔しま~す」 と、俺たちが靴を脱いで玄関に上がったところで―― ばったり沙織と出くわした。 「あら……」 「あ……」 リビングから出てきた沙織と、玄関に上がったばかりの麻奈実の眼がぴたり、と合う。 両者とも、いや、俺も含めた三人ともがぽかん口を開けて、目を丸くしている。 そりゃそうなるよ。沙織の恰好が、例のオタクファッションだったんだからな! こ、これはまずいぜ...
  • 俺がモデルになれるわけがない!! 5
    拝啓、お父さん、カレーママへ 一応これは日記的な物なんだが、始まりはこれで行くと決めました まぁ、そんな些細な事はさておき 今回は俺、高坂京介の日常について書きましょう 最近は、外を出歩いてもクソバ……、もとい婆さん達に襲われる事は滅多に無くなりました それだけでも十分俺にとっては嬉しいのだが、俺の生活はあれからまだまだ変化し続け、今では殆ど跡形も無くなりました 学校には俺の手紙専用なるロッカーや、弁当保存用の冷蔵庫が先生陣によって作られていたし、麻奈実と一緒に帰っても、多少周り視線が鋭くなっている気がするが問題無くなった 麻奈実は何やら「私、死んじゃうのかなぁ」何て事を呟いていたが、心配のし過ぎだろう。 とにかく、何が書きたいかというと、俺も今の生活に馴れ。日々青春を謳歌しているという事だ 「ふぅ」 ...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第十三話
    373 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/02/28(月) 22 02 56.57 ID /rgor//go [1/6] 時は二月末日。 俺は、今までとんでもないことを忘れていた。それを思い出したのは何気なく見ていたテレビがきっかけだったんだ。 「……ろくな番組やってねーな」 リビングのソファに腰掛け、テレビを適当にザッピングしていく。結局、見たい番組も見当たらず適当なニュース番組にチャンネルを合わせる。 アナウンサーやレポーターの声をBGM替わりに、読み飽きた週刊誌を読み返す。 俺が平日の昼間からだらだらと過ごしているのにはわけがあった。つい先日ようやく期末試験が終了し、今は短縮授業となっているのだ。 もはや習慣となった麻奈実との勉強会のおかげもあり、そこそこの結果は残せたと自負している。 『続いて次のニュースです』 テレビでは依然として...
  • 俺がモデルになれるわけがない!! 4
    はぁ、暇だなー 私は何もする事が無くバタンと机に突っ伏した ただパソコンの画面を見て好きなカップリングの小説を探すだけ マウスのクリック音とキーボードの打鍵音、その二つの無機質な音が部屋にやけに大きく響く 早く兄貴帰ってこないかなーー そんな考えが頭によぎるが自覚した瞬間、ちょっと頬を赤く染めて、頭を振ってその考えをかき消した やがてパソコンも飽きて電源をおとした コトンと音をたてて私は顔を机にピッタリとつける 机はひんやりしててとても気持ちが良かった 「気持ちいぃ」 思わずそんな声が漏れてしまう なんかしなきゃ寝ちゃいそう……… 閉じられそうになった瞼をムリヤリ開いて、何か気を紛らわせようと机に置かれていた白紙とペンを手に取った なんか書くもん無いかな~ そう思って適当にペンを走らせる...
  • グラハム「私の妹がこんなに可愛いわけがないっ!」:272
    272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 14 07 58.23 ID FCmK5hS40  第2話 『私が妹とオフ会に行くわけが無いっ!』 「信じらんないっ!全然進んでないじゃん!あんたこの2日間何してたの!」 諸君、2日ぶりの挨拶。こんにちわと言う言葉を遅らせて頂こう。 早速ではあるが、私は妹にいきりなり糾弾されてしまっているわけだ。 どうやらわずか2日の間だと言うのに、ゲームを進めていないのにご立腹と見える。 「何をしていたかと問われればこう答えよう。普通に暮らしていたとッッ!!」 「あんたのテンションで言われると本当に普通だったのか疑問だけどね……はぁ~  って言うか2日も有ったらフルコンでしょ!!」 「フッ、君も我慢弱い女だな。何を焦っているのだ?  このゲームを誰かに貸し出す予定が有ると言うならば、私は一旦手を引こう」 私は平凡...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第十五話(黒猫√)
    481 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/03/15(火) 17 16 22.81 ID Lj3urlD7o [1/7] 「皆の物、グラスは持ちましたかな? それでは――かんぱーい!」 「「かんぱーい」」 各々がそれぞれの飲み物を口に運ぶ。使うのはグラスではなくて紙コップだけどな。 ここは秋葉原のレンタルルーム。無事受験を終え、高校に合格した沙織と黒猫のために簡単なお祝いパーティーを開いたというわけだ。 会の進行を務め、乾杯の音頭をとるのは案の定沙織。この4人で集まる時は、もはやそれが習慣となってしまっていた。 こんなときくらい俺が音頭とるべきだったかな。机を挟んで向かい側で黒猫と受験の苦労話を交わす沙織を見つめ、今さらではあるがそんなことを思う。 「ま、ここから頑張ればいいか」 頑張る、といっても何か考えがあるわけじゃない。俺が考えついたの...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第五話
    87 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/16(日) 23 34 04.63 ID 8qBqPfgdo [2/5] 俺はいま、桐乃に呼び出され、近所の公園へとやってきていた。 刻は夕暮れ。空は赤く染まり、足元の影法師が長く長く伸びている。 その先で、桐乃がベンチに座っていた。 俺の姿に気付くと彼女はそっと立ち上がる。 「…………遅い」 「すまん」 これでも急いで来たんだけどな。 そもそも『5時に公園で待ってる』というメールを、5時に送ってこられても間に合うわけないだろ。 俺はどこでもドアなんて持ってないぞ。 「う……そ、そっか。ごめんね」 「構わねえよ。どのみち暇してたからな」 「うん――ありがと」 88 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/16(日) 23 35 15.17 ID 8qB...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第十三話(黒猫√)
    449 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 20 49 10.53 ID s4+v7UlLo [1/6] 「あのシスコンってば、ちょーキモい。あんなのが兄貴じゃなくてまじで助かった」 「その割にはえらく悔しそうな顔してるわね。っふ……まるで欲しい物を買ってもらえなかった子供みたいよ?」 「しっ、してないし! 何ばかなこと言っちゃてんの!?」 目の前のギャル風の少女は私の意見を慌てて否定し、さらにこれでもかとまくしたてる。 喫茶店での談笑。私たちくらいの歳の少女にはありがちで珍しくもない光景。 今日は私とこの子の二人だけで遊んでいる。沙織も誘ったのだけれど用事があるとかで来れなかったのだ。 でも、今日に限ってはその方がありがたかった。 「あんたこそ、あいつのこと兄さんとか呼んじゃってさ。なんなの? ブラコンなの?」 「最初に兄妹で...
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