俺の妹がこんなに可愛いわけがないSS in VIP@WIKI内検索 / 「私が兄貴にこんな表情をするわけがない:8スレ目101」で検索した結果

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  • 私が兄貴にこんな表情をするわけがない:8スレ目101
    101 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2011/03/05(土) 12 44 03.45 ID wKeUpGvK0 [2/5] う……ん 私はまだ完全に覚醒していない体にムリヤリ命令して、気持ちのいいベッドの中から抜け出した 「まだこんな時間か…」 こんな時間なら兄貴は起きてないだろうな…… 最近の私はどうかしている 何かといえばあの間抜けな顔が浮かんでくるのだ 喜んでいる顔、照れている顔、微笑んでいる顔 どれもかっこいいとは言えない間抜けな顔、だけど何故か安心する顔。そして思い出すと何故か胸がドキドキする……そんな顔 こんな事はただの思い過ごしだ 私はそう思い込むと頭をブンブンと振って、顔を洗いに行こうと自室のドア開いた ガンッ!! 開いたのはいいのだが勢いがあり過ぎたらしい ...
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    ...せ 【行為と感情】 私が兄貴にこんな表情をするわけがない:8スレ目101 京介×桐乃 【私の表情】 私の兄貴がストーカーをされるわけがない:8スレ目226 京介×桐乃×黒猫×千早 【ストーキング注意報】 ※オリキャラ注意 無題:8スレ目866 京介×加奈子×ブリジット 【マネージャー独占禁止令】 真剣な兄貴がこんなにかっこいいわけがない!:9スレ目75 京介×桐乃 【空回りパンティズム】 俺が妹と間接キッスなわけがない:11スレ目512 京介×桐乃 俺の妹が酒乱でエロゲなわけがない:12スレ目35 京介+桐乃 【お酒は大人になってから】 私の気持ちが兄貴を好きなわけがない 改:12スレ目79 京介×桐乃 【現在(いま)のあたしへ そして、未来のあたしへ】 俺がモデルになれるわけがない!! 京介+桐乃+あやせ+加奈子+ブリジット+黒猫+沙織+麻奈実+リア 【もしも京介がモデルになったら...
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    ...【精巧フィギュア】 私が兄貴にこんな表情をするわけがない:8スレ目101 京介×桐乃 【私の表情】 無題:8スレ目124/小ネタ 京介×あやせ 【アパガード】 無題:8スレ目148/小ネタ 黒猫三姉妹 【投影雛人形】 あやせの海岸物語:8スレ目158 京介×あやせ 【鎌倉ラブストーリー】 私の兄貴がストーカーをされるわけがない:8スレ目226 京介×桐乃×黒猫×千早 【ストーキング注意報】 ※オリキャラ注意 無題:8スレ目256 京介×? 【バーテンダー】 ※クロス物注意 俺たちのすれ違いがこんなにベタなわけがない:8スレ目269 京介×黒猫 【"約束の証"】 無題:8スレ目318 京介×ブリジット 【よい子のための性教育】 無題:8スレ目325 京介×ブリジット 【小さな暫定婚約者】 俺の妹の友達がこんなに狡猾なわけがない:8スレ目349 京介×沙織 【難攻不落...
  • カップリング別
    ...【精巧フィギュア】 私が兄貴にこんな表情をするわけがない:8スレ目101 【私の表情】 無題:8スレ目447 【罰、これの桐乃サイド&後日談】 無題:8スレ目530/小ネタ 【節電のためなら仕方ない】 無題:8スレ目625/小ネタ 【ドサクサエンゲージ】 俺が妹と夫婦なわけが無い!:8スレ目643/小ネタ 【家族で義妹で俺の嫁】 無題:8スレ目674/小ネタ 【今宵のオカズはチューペット】 無題:8スレ目991 【中古車旅行計画】 真剣な兄貴がこんなにかっこいいわけがない!:9スレ目75 【空回りパンティズム】 無題:9スレ目120 【桐乃からの電話】 無題:9スレ目138 【高坂家専属副料理長】 無題:9スレ目149 【パラレルワールド、これの別ルート】 無題:10スレ目177 【エロゲが届かない】 安価で妹に悪戯する:10スレ目554 【安価は絶対】 無題:10スレ目837 【喪...
  • 私の兄貴がストーカーをされるわけがない:8スレ目226
    226 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2011/03/07(月) 14 32 18.26 ID cLwbXn5L0 [3/10] 「桐乃!!頼む!!今日一日俺の彼女になってくれ!!」 ………何でこんな事になったの? これを説明しようと思ったら何日か前に遡らなければならない。 そう、それは数日前の事……        ・・・・ その日、私は珍しく兄貴に話しかけた、何故かと言うと兄貴の様子が学校から帰ってきた頃から何やらおかしいのだ 帰ってきたと思ったらカバンを部屋に置きもせずにリビングに行きソファーに沈んだし 晩御飯の時も外の様子をむちゃくちゃ気にしてちょっと物音がしただけでビクッと私にしがみ付いてきたし ま、まぁ?、別にシスコンなんだから仕方が無くちょっと……、うん、ちょっとだけならしがみ付いてもいい...
  • 俺たちのすれ違いがこんなにベタなわけがない:8スレ目269
    269 名前:『俺たちのすれ違いがこんなにベタなわけがない』[sage] 投稿日:2011/03/07(月) 23 39 22.49 ID i6qCzY5k0 [3/19] 付き合い始めて2週間ちょい。 今現在、俺と黒猫の仲は早くもギクシャクしている。 早すぎる? 気にしてるんだから言わないでくれ。 これでも結構仲良くやってたんだぜ!? ほんの数日前までは― 『俺たちのすれ違いがこんなにベタなわけがない』 正直、最初の原因はよく覚えてないんだ。 きっと相当ちっぽけなことだったに違いない。 まあ、俺の視点から経緯を説明させてもらうとこういうことだ。 ことが起こったのは先週の金曜日の帰り道だった。 普通の高校生なら、1週間の学業から解放される喜びを噛み締められる至福の帰り道・・・・・・なのになぁ。 とりあえずアイツがいつもの厨二調子で俺をからかってきたんだよ。 普段なら俺がほ...
  • 俺がモデルになれるわけがない!! 9
    「兄貴!、暇だしトランプの相手しなさい!!」 行き成り立ち上がり俺を指差しながらそんな事を言ってくる桐乃。 お前はどこかの団長様か?。なんてことを考えながらも有言実行として今の言葉を照れ隠しとして脳内変換してみる『と、トランプを一緒にしたいんじゃないんだからねっっ!」(ツンデレ風)よし、変換完了。続いてそれを脳内保管。 …ふむ、可愛いやつめ。ぬふふ。 「よし分かった、お兄ちゃんに任せなさい!!」 「キモ。何か背中を悪寒が走り抜けたんですけど」 そんな言葉でさえも脳内変換で「なんかゾクッとしちゃった(ハート)」にしてみるとかなり可愛げがある。 俺は顔に力を入れてニヤけるのを何とか止めて桐乃から渡されたトランプを無心になって繰りはじめる。邪念よ去れ!。 悟りを開こうとせんばかりに俺が己の中の邪念を振り払っていると、何を思ったのか皆も...
  • 私の気持ちが兄貴を好きなわけがない 改:12スレ目79
    79 名前: ◆k4qYXRI5uY[sage] 投稿日:2011/12/21(水) 19 22 46.20 ID JmJNEyhS0 [8/12] 私の気持ちが兄貴を好きなわけがない 改 はぁ、暇だなー あたしはそう呟くと何もする事が無くバタンと机に突っ伏した。 ただパソコンの画面を見て好きなカップリングの小説を探すだけ。エロゲも全部やっちゃったし、ラノベも漫画もアニメも全部一通り見てしまったのでそれしかやる事が無いのだ。 マウスのクリック音とキーボードの打鍵音、その二つの無機質な音が部屋にやけに大きく響く。 早く兄貴帰ってこないかなーー そんな考えが頭によぎるが自覚した瞬間、ちょっと頬を赤く染めて、頭を振ってその考えをかき消した。どうやら暇すぎて頭がまわらなくなってきてるらしい。 やがてパソコンも飽きて電源をおとした。 ...
  • 俺の彼女がこんなに小悪魔なわけがない:8スレ目503
    503 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/13(日) 19 32 34.64 ID Xu55fysAO [2/5] ここが加奈子の部屋かー マンガなんかではよくある初めて上京した地方人のように 周りを見渡しては、その新鮮さにハァ…とかふぅ…とか感嘆を漏らす。 来栖家に訪れたことはあったが、前は部屋までは上がらなかったからなぁ。 「入口に突っ立ったままで、なに呆けてんの」 飲み物と菓子を乗せた盆を手に部屋の主がやって来る。 手は塞がっているので、半開きの戸を小笠原流で器用に開きながら。 「はしたない」 「カノジョの部屋に入って第一声がそれかよ? 他にあるだろ、せめて用意してきた飲み物に礼を言うとかさ」 「そりゃそうだ。サンキュー」 盆ごと受け取って近くのテーブルに下ろすと、クッションを...
  • 俺がモデルになれるわけがない!! 5
    拝啓、お父さん、カレーママへ 一応これは日記的な物なんだが、始まりはこれで行くと決めました まぁ、そんな些細な事はさておき 今回は俺、高坂京介の日常について書きましょう 最近は、外を出歩いてもクソバ……、もとい婆さん達に襲われる事は滅多に無くなりました それだけでも十分俺にとっては嬉しいのだが、俺の生活はあれからまだまだ変化し続け、今では殆ど跡形も無くなりました 学校には俺の手紙専用なるロッカーや、弁当保存用の冷蔵庫が先生陣によって作られていたし、麻奈実と一緒に帰っても、多少周り視線が鋭くなっている気がするが問題無くなった 麻奈実は何やら「私、死んじゃうのかなぁ」何て事を呟いていたが、心配のし過ぎだろう。 とにかく、何が書きたいかというと、俺も今の生活に馴れ。日々青春を謳歌しているという事だ 「ふぅ」 ...
  • 俺の妹の友達がこんなに狡猾なわけがない:8スレ目349
    349 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/03/09(水) 15 01 28.52 ID aphiU9Ato [9/21] 「んあ……」 あー……、朝か。 陽光がカーテンの隙間から差し込み、陽気なスズメ達が新しい一日の訪れを歓迎している。 俺は体にかかっているシーツをどけ、上体を起こした。俺は裸で寝ていたので、今はちょっと寒い。それにしても……あー、頭痛えぇぇ。 右手で頭を押さえながら、左手でベッドを押し、立ち上がろうとした俺だったが…… むにゅ♪ あー、なんだ?今の感触は。 その正体を探ろうと、俺は左手がある方向へ目を向けた。そこには……一糸纏わぬ姿を惜しげもなく曝け出している超美女がいた。 「へ……?」 え?ちょっと待て。このお美しいご婦人はどちら様?何で俺のベッドで寝てるの?しかも裸で。 なんとか寝る前の記憶を探ろ...
  • 真剣な兄貴がこんなにかっこいいわけがない!:9スレ目75
    75 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage saga] 投稿日:2011/03/28(月) 00 48 04.22 ID WA/y1DO70 [1/3] ………私の前で今…兄貴は顎の下に手を置き、前にある机を真剣に見ていた なにか大事な事を考えているのだろう、その目から放たれる眼光は何時もとは違い、本気で相手を見たら殺せるのでは、と思うほど鋭い ゴクリ…… 私は生唾を飲み込むと何を考えてるのか聞こうと歩き出し、口を開こうとした、その時だ グゥウウウウゥウウウゥ そんな音が兄貴のお腹から聞こえてきたのは 私はまるで昭和のアニメのようにガクッとその場でずっこけた ちょ、兄貴!!、それは無いって!! 私がそんな事を考えながら苦笑いしてもう一度兄貴を見ると、その表情は一切変わっていなく、逆にもっと真剣さが増し...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第十一話
    326 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/02/20(日) 21 17 50.09 ID FGAkotZNo [1/5] 「ああ……すまない。ちょっと色々あってな、アドバイスは貰えなかったよ」 『そうですか。分かりました』 「……えらくあっさりだな」 あやせの淡泊な返事に、肩すかしをくらったような気分になる。 もしかして、はなから期待してなかったってことだろうか? 『お兄さんに相談した日に、私の中で答えが出ましたから。妹さんの話は参考にこそすれ、絶対に聞きたいというわけではなかったので』 「えっ? そうなの?」 『はい。今電話したのも、お兄さんから一向に電話がかかってこないので、少し気になっただけです』 なんてこった。それならそうと言っといてくれよ。うちの妹は泣き損じゃないですか。 なんてことを思ってしまうのは、俺がもう取り返しのつかないくら...
  • 俺が妹と間接キッスなわけがない:11スレ目512
    512 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) 投稿日:2011/08/23(火) 12 37 54.18 ID u4uH3Ct10 「「はぁあ」」 今、私達兄妹の目の前にはある問題が立ち塞がっていた 話の発端は幾分か前、兄貴が机の上にジュースを置いた時から始まった あのバカ兄貴はまたもややらかしたのだ、机の上には私が置いたジュースもあったのに、あいつはまたもやノホホンとした顔で何も確かめもせずに自分の飲みさしを机に置いたのだ。 ここまで話したら分かるだろうが、簡単に言うと混ざったのだ、兄貴と私のジュースが。 それで飲んだ分量までほぼ同じなんだからもはや救いようのない状況だ 「もうどっちでも良いんじゃねぇ?、それか捨てちまうとかさぁ。だってまだあんなにあんだぜ?」 「だ、駄目!!、勿体無いじゃん!!」 即言い返す...
  • 俺の妹が酒乱でエロゲなわけがない
    35 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/19(月) 02 26 52.80 ID yK69CPG+0         俺の妹が酒乱でエロゲなわけがない 桐乃が寝ている。 まぁ、それは良いんだ、うん。寝てるだけならな。 だけど、だけど……場所は考えようぜ、桐乃よ。 時は夕方四時、俺は赤城と遊んで帰ってきた。本当はもっと遊ぶ予定だったのだが、赤城の奴に電話がかかってきて出たと思ったらいきなり 「瀬菜ちゃんにおつかいを頼まれたぜ!ひぃぃやっふうぅぅぅ」と言って走り去っていってしまったのだ。 まぁ俺が呼び止めたとしても無駄なのは目に見えて明らかだったのでしょうがなく予定を繰り上げて帰宅した。    そして、帰宅してリビングでお茶を飲み、ホッと一息つくと自分の部屋に向かう。 家の中が静かだから、桐乃...
  • 無題:8スレ目9
    9 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/01(火) 23 28 42.64 ID t89Ck0Vpo [2/8] 窓から外を眺めながら私は大きくなったお腹をなでる。 言葉では言い表せない愛しさと、やりは言葉では言い表せない後ろめたさ、 そして生まれてくるこの子への謝罪をしながらなでた。 「いよいよ来週……かぁ。元気に生まれてくれるといいなぁ」 子供は親を選べない。なんて残酷なことなんだろう。 この子は生まれる前から罪を背負って……いや、両親に罪を背負わされて生まれることになる。 「妹も……兄を選べないよね」 ふと考えてしまう。 あの人と兄妹でなかったら……。 例えばまなちゃんのような幼馴染だったら、例えば瑠璃のような後輩だったら、 こんなに悩まずに済んだだろうか。 「……いっっっまさらねぇ」 いい加減にしよう。 ...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第十話
    287 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/02/14(月) 21 55 07.90 ID jopcByVxo [1/6] 『お兄さん、人生相談があります。今から会えませんか?』 あやせからこんなメールが届いたのが一時間前。 既に日は暮れかかっていて、辺りは薄暗い。 今、俺は近所の公園にやってきていた。初めてあやせに会った時に連れてこられた公園だ。 ちなみにこの場所を指定したのは俺自身だ。未だに寒さが厳しい季節であるが、背に腹は変えられない。 あれから一週間しか経ってないってのに、また沙織に見つかったらえらいことだからな。こうやってあいつに黙ってこそこそとしてるのがいいこととは思わないが、聞く耳を持たないんだから仕方がない。 ふっ、さすが俺。同じ過ちは二度と繰り返さないぜ。 「くそっ、やっぱりさみぃな……」 あやせはまだ来ていない。あやせに返事...
  • 俺がモデルになれるわけがない!! 1
    ……その日、俺は本当にどうかしていた。 その時の俺はただきまぐれで、本当にきまぐれで……顔にうっすらと化粧をし、髪の毛をちょっと立て、服装もかなりこだわって、まあ平たく言うとオシャレをして街に出かけたのだ、秋葉原に。 いや、別にナンパが目的じゃないよ!? するとどうだろう、秋葉原についてものの十分で俺は奴らに、スカウト(捕縛)された。 そしてあっという間に俺は車に乗ってスタジオ(監獄)という場所に連行されてしまった、何処だここは、日本は何時からこんなに危ない国になってしまったんだ? おい、政府よ、これは誘拐なんじゃないのか?、おい、どうなんだ? それと何で車の中があんなにアニメのポスターで一杯だったんだ?、ギャップ萌えを狙ってんのか?。そんなギャップは捨てちまえ、意味を理解しろ、意味を。 そんな事を考えてても時間は進む、俺はスタジオ(監獄)の中...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第十三話(黒猫√)
    449 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 20 49 10.53 ID s4+v7UlLo [1/6] 「あのシスコンってば、ちょーキモい。あんなのが兄貴じゃなくてまじで助かった」 「その割にはえらく悔しそうな顔してるわね。っふ……まるで欲しい物を買ってもらえなかった子供みたいよ?」 「しっ、してないし! 何ばかなこと言っちゃてんの!?」 目の前のギャル風の少女は私の意見を慌てて否定し、さらにこれでもかとまくしたてる。 喫茶店での談笑。私たちくらいの歳の少女にはありがちで珍しくもない光景。 今日は私とこの子の二人だけで遊んでいる。沙織も誘ったのだけれど用事があるとかで来れなかったのだ。 でも、今日に限ってはその方がありがたかった。 「あんたこそ、あいつのこと兄さんとか呼んじゃってさ。なんなの? ブラコンなの?」 「最初に兄妹で...
  • 無題:9スレ目120
    120 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) 2011/03/29(火) 02 09 11.79 ID uH4czZPg0 俺の名前は高坂京介。ごくごく平凡な高校生だった。 だったというのは、この春、俺は高校を卒業し、大学生となるからだ。 そして今日は、大学で使う(予定)の電子辞書を買うために、幼馴染である田村麻奈実と近所の電気屋へ向かう予定だ。 ……いかんいかん、こんなこと話してる間に時刻は12時55分。約束の時間に遅れちまう。 俺は自室のベットから立ち上がり、下へ降りて行った。 『なんであんたが出てくんのよ!?』 電話でもしているのだろうか、リビングのほうから馬鹿でかい声が聞こえてくる。 声の主は高坂桐乃。俺の妹だ。 この妹には何度も何度も困らされてだな……いや、やめておこう。この話をすると文庫本7冊ぐらいはかかりそうだから。 そして今も、関わるとまずいことに...
  • 無題:8スレ目54
    54 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/03(木) 23 22 26.71 ID RA85mHvdo [10/11] あの夏の日、私は先輩に告白した。 そのこと自体は後悔はしていないわ。だって、私が選んだ道だもの。 もちろん、先輩のことだから、色々とやきもきさせられることも覚悟をしていたわ。 ただ、その覚悟はまだまだ足りなかったみたい。こうして、あの人から離れた今だからわかることだけれど……。 告白してから数日後、先輩は了承の意を示してくれた。 今だから言えるけれど、その時の私はすごく舞い上がっていた。 それを悟られないよう必死で誤魔化そうとしたけれど、無理だったわ。だって、あの人の顔が赤かったもの。私の反応を見た結果ね。 それからしばらくは、幸せだったと思う。 恋仲になったことをあの子や沙織に伝えた時、沙織...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第二話
    11 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 23 00 01.21 ID KZdJ5BByo [11/20] 季節は夏。期末テストを間近に控えた、とある七月の土曜日。 その日の俺は我が家で唯一クーラーのない部屋(つまり俺の部屋のことだ)に朝から引きこもり、必死の――――というより苦悶に近い形相で机に向かっていた。 「く……ぐぬ……」 高校2年生らしく、テスト勉強のため……というわけではもちろんなく。 「ぐぬ……ぬ……」 新作ガンプラ、HGFCノーベルガンダムを組み立てているのだ。 「……くっ!」 パチン!パチン!…………ガリガリ………………パチッ。 パーツを切り出した後、丹念に切断箇所の処理をしてから組み立てる俺。 机の上では頭部以外が完成したガンプラが、残された頭部の完成を今か今かと待っている。 「よし!」 ロボッ...
  • 無題:10スレ目837
    837 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/06/08(水) 10 16 50.34 ID gr0/tkC10 私は今、目の前の光景が信じられないでいる。視線の先にには血まみれになって倒れている兄貴。 私とあやせは何が起きたか理解できずに呆然としていた。 ガチャ、いつものように兄貴の部屋の扉を開ける。今日は買い物の手伝いをさせるためにきたのだ。 「兄貴~服買いに行くから早く着替えて」 「は?こっちは受験生なんだぞ・・・なんで買い物に付き合わなきゃならねーんだよ」 「チッ・・・今度あたしらの雑誌で男性受けするファッションの特集するんだけど  その参考を聞きたいの。それに夏用の服も買いたいし荷物が多くなるわけ」 「それならそうと早く言えよな、てか俺にファッションセンスなんざないけどいいのか?」 「別に・・・あんま仲の良い男子の同級生も知り合...
  • 無題:4スレ目418
    418 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 01 02 12.90 ID XvKveT.o [2/11] 桐乃と再び冷戦状態に突入してから、一週間が経った。 冷戦状態と言っても以前のようにお互いに無視を決め込んでいるような状況とは少し違う。 こんなことになった原因はというと、我が家が抱える構造的欠陥が原因だった。 「きゃあっ!」 「うおっ!」 いつものように階段を下りてすぐ、玄関付近で桐乃とぶつかった。 ここまでなら以前もあったし、そう騒ぐことでもなかったのだが、今日は少し運がなかった。 「いてぇ……だ、大丈夫か?」 「いったぁ……何すんのよ!」 どこがどうなってこんな体勢になったのかはわからないが、俺達は、今からまさに合体しかからんとするカップルのような体勢になっていた。 ぶっちゃけると、騎乗位だ。 「桐乃~、なんかすごい音がしたけ...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第五話
    87 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/16(日) 23 34 04.63 ID 8qBqPfgdo [2/5] 俺はいま、桐乃に呼び出され、近所の公園へとやってきていた。 刻は夕暮れ。空は赤く染まり、足元の影法師が長く長く伸びている。 その先で、桐乃がベンチに座っていた。 俺の姿に気付くと彼女はそっと立ち上がる。 「…………遅い」 「すまん」 これでも急いで来たんだけどな。 そもそも『5時に公園で待ってる』というメールを、5時に送ってこられても間に合うわけないだろ。 俺はどこでもドアなんて持ってないぞ。 「う……そ、そっか。ごめんね」 「構わねえよ。どのみち暇してたからな」 「うん――ありがと」 88 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/16(日) 23 35 15.17 ID 8qB...
  • あたしの友達がこんなに名シェフなわけがない:12スレ目834
    「なー頼むヨ、一回だけって言ってるだろー」 「そんな事言っても……」  加奈子とあやせが何やら話しているのが聞こえた。  悪いなと思いながらあたしは聞き耳を立てる。 「加奈子が親と仲直りする為に料理の勉強してるのは知ってるけど、なんでそれを桐乃のお兄さんに食べさせないといけないの?」 「何度も言ってるべ? ジッケンダイだって」 「だから、その実験台がなんで桐乃のお兄さんなの?」  なるほど。  現在、京介は“複雑な事情”で一人暮らしをしている。  でもろくに家事なんて出来ないあいつが一人暮らしなんてしてたら絶対にまともな食事なんてするはずがなく、“様々な紆余曲折”があって、食事の世話はあやせに一任する事になった。  で、加奈子は一回だけでいいから、とあいつのために料理をしたい、と。  ──あやせの言い分じゃないけど、なんで...
  • 無題:2スレ目449
    449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/29(月) 21 05 24.83 ID 6kUOPD/Q0 「ウソなの!!付き合ってるとかウソなのっ!キスもしてないし……!ぜんぶ、でたらめだったのっ!」 「ウソ……だって?」 あたしの叫びに驚いた兄貴は、状況が把握できてないような、何も表情が読み取れない 拍子抜けしたような顔になった。 当然だと思う。さっきまでの会話の流れから今までのが全部演技だっただなんて思わないだろうから。 「……僕が代わりにもう一度言いますけど」 御鏡さんの説明の最中、 「とりあえず、僕が桐乃さんと付き合っているというのは」 兄貴の顔が一瞬。今まで見たこともないような能面みたいな無表情になって。 「嘘なんでs」 言い終わる前に、あたしの左頬が乾いた音を立てて炸裂した。 何が起きたか分からず、勢いのまま尻もちをつく。 叩かれた...
  • 仁義なきウマウマ:8スレ目721
    721 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage] 投稿日:2011/03/20(日) 07 43 24.84 ID 7Ik+G17h0 [2/8] 「――それで?ど、どうだったかしら?」 私は今、自宅に遊びに来ている先輩の前でウッーウッーウマウマを踊り終わったばかり。 かねてから持っていた『ニコニコにウッーウッーウマウマをUPしたい』という野望を叶えるため、私は人知れず練習を重ねてきたの。 そして今日は、いよいよそれを他人にお披露目することにしたのよ。 まあ…その……他人と言っても、か、彼氏なのだけれど………。 前哨戦とはいえ、彼氏の前で猫耳+シッポ+メイド服で踊るのはなかなか気恥ずかしいものね…。 しかし、私の心配を他所に、彼の下した評価は最高級のものだった。 「…振り付けとリズムはバッチリだし、腰のキレ...
  • 京介「俺の妹がこんなに可愛いわけがない 8?」
    11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/26(日) 16 20 24.45 ID u4wVIxT00 [1/8] 瑠璃が引き戸を開けると、外では依然として霧状の雨が降っていた。 「傘は持ってきているの?」 「ああ」 黒の折り畳み傘を開いて見せる。 瑠璃は傘立てにあった赤い傘を開くと、俺の一歩先を歩いて、来たときと同じように門の閂を外してくれた。 「今日は……呼んでくれてありがとな。  瑠璃の妹たちに会えて良かったし、  美味い飯もご馳走になって……楽しかったよ」 「妹たちには懐かれて大変だったのではなくて?」 「避けられるよりずっとマシだろ」 瑠璃はやんわりと笑んで、 「京介は小さな子供の扱いに慣れているのね。  下の妹は内気な性格なのだけれど、あなたに対しては人見知りしなかったみたい」 「似姿も描いてもらったしな。あれ、今のところ...
  • 無題:8スレ目376
    376 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/09(水) 22 26 41.09 ID 03Jqq7/a0 [2/32] ――――― 二月十四日。 俺のように健全な男子高校生にとって、絶対に見過ごすことのできない超がつくほど重要な日。 そう。今日は世の恋する女の子が男の子にチョコだの何だのを渡すバレンタインデーである。 放課後に至るまで、俺の視界の隅にはチョコを渡す女子の姿やプレゼントを貰う男子の姿が映っていた。 堂々とした受け渡しはほとんど義理の類だから、俺としてはあまり気にしないんだが、 本命のチョコを渡す場合は少なからず恥じらいがあり、女子は人目につかない場所に男子を呼び出す。 呼び出された男子は内面ドギマギしながらも、素面を気取ってプレゼントを貰う。 ・・なぁんてことが水面下で行われていると思うと、それはそれで色んなところが...
  • あやせの海岸物語:8スレ目158
    158 名前: ◆Neko./AmS6[sage saga] 投稿日:2011/03/06(日) 21 00 10.55 ID /8fklwxAo [2/26] 冬晴れのとある土曜日―― 俺は鎌倉駅東口の改札口で、あいつが来るのを待っていた。 改札口に掛かっている時計を確認すると、すでに八時を過ぎている。 俺は柱に寄り掛かったままダウンジャケットのポケットに両手を突っ込み、 自動改札から次々に吐き出されて出て来る乗客に眼をやった。 漆黒の長い髪、輝くような笑顔、あいつの美貌は遠目からでもひと目で分かる。 読者モデルをやっているだけあって、スタイルもファッションも非の打ち所がない。 そんなあいつに気後れしながらも俺が軽く片手を挙げると―― あいつも気付いて、白い吐息を弾ませながら俺に向かって駆けて来た。 「申し訳ありません、お兄さん。……わたし、電車に乗り遅れてしまって……」 「そん...
  • 無題:8スレ目625/小ネタ
    625 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage sage] 投稿日:2011/03/17(木) 18 52 39.13 ID nCMFEvxi0 [2/2] 俺、高坂京介は混乱している 大学進学を決めて、ようやく大学生活に慣れたという頃に 両親が、否、今まで俺を育ててくれた夫婦が突然交通事故で亡くなった 葬儀屋、親戚、親父の同僚などに連絡をして葬儀を済ませたら 今度は悲しむ暇も無く相続だの後見人だのといった話が出て来て さらにその中で俺が実の子じゃないという事実まで飛び出してくるんだから 頭の中はまさに混乱のキワミだ それは16才になったばかりの妹(と思っていた)桐乃もそうだろう 「えーと、それでつまりどういうことなんでしょうか?」 役所の人や司法書士さん、遠い親戚といった人達から色々話や これからとり得る進路などを言われてもイマイ...
  • 俺の妹のフィギュアがこんなに完成度が高いわけがない:8スレ目95
    95 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/05(土) 09 25 03.72 ID N5asBGqc0 [2/3] 「うーむ…」 俺は今、猛烈に悩んでいる。 桐乃のフィギュアが出たと聞いて興味本位でアキバまで行って見てきたんだが、あまりの現物の美しさに思わず手にとって買ってしまった。 それを持って帰って、自室で中身を開封したまではいいんだが…飾るべきか、それとも隠すべきか…。 ほら、なんというかさ…出来がすごいいいし、ここまで完成度が高いと飾っておきたくなるよな? だけどさ…もし飾ってそれを桐乃に見つかったらさ… 「ナニ? あんた、実の妹のフィギュア買ってんの? しかもそれを誇らしげに飾っているなんて…どこまでシスコンなんだか? キモwww」 とか草生やして言われそうだしな…。 とり...
  • 無題:8スレ目447
    447 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/03/10(木) 21 51 13.63 ID J1JIBD7Vo [4/6] 京介が田村家で安眠に浸っているころ……。 「クソッ!クソックソッ!!」 あたしは今、誰もいないリビングで一人、悪態を吐いている。シスカリで思うようなプレイが出来ないからだ。 いつもはしないようなミスでCPUにヒットポイントを削られ、繰り出した技は避けられ、あたしの可愛い妹があられもない姿にされていく。 今日だけで何度辛酸を舐めただろう。兄貴とプレイすれば幾分かは溜飲を下げられるのだが、今日に限ってはそれもうまくいかなかった。 兄貴みたいなヌルゲーマーにいいようにされるなんて、今までじゃ考えられないことだった。 原因はわかっている。学校のバカ男どものせいだ! 中学生男子というのは、...
  • 無題:4スレ目101
    101 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/06(月) 17 43 27.13 ID yQQT3Qk0 [2/2] 兄貴が一念発起の猛勉強をして東大理Iにストレート合格した。あたしの兄貴ならそのくらいは当然だし、別に大したことないし、それに地味子が一緒なのが気に入らないけど。あたしの志望校もその時、決まった。 3年後 もちろん、あたしも東大合格、それも理Ⅲ。ドラゴン桜全力全開の兄貴のD判定からギリギリ理I合格と違って、何をやってもパーフェクトなあたしは理Ⅲ。おまけに深夜の某天才芸人の数学番組のレギュラーも決定。 もっと、おまけのおまけ、電撃G sマガジンについてくる「妹ねんどろいど2.5」どみたいなおまけだけど、これで兄貴と小学校以来のキャ、キャ、キャンパスライフ。 ブッーーーーーーーー やばっ、想像だけで鼻血吹いたわ。 「ただい...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第十四話(沙織√)
    519 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/03/22(火) 18 01 04.56 ID /jaFti/Vo [1/5] 始業式終了後、俺と沙織と黒猫の三人で改めて俺の家に集まることになった。 桐乃も誘ったのだが、部活があるとのことで残念ながらいつもの面子が勢ぞろいとはいかなかった。 「いやあ、黒猫氏の制服姿は新鮮でいいですなあ!」 「そういうあなたはなんでいつものござる口調なのよ」 いつものオタクファッションならいざ知らず、制服着た女子高生がぐるぐる眼鏡を装備してござる口調で喋るというのは……見るに堪えない。 なんというか、心のどこかが痛い。お願い沙織。せめてどちらかに統一して。 「う~む、どうも不評なご様子。しからば着替えますゆえ、しばらく外でお待ちいただいても?」 「あいよ」 結局、いつものオタクファッションに落ち着くわけね。 すっく...
  • 俺がモデルになれるわけがない!! 4
    はぁ、暇だなー 私は何もする事が無くバタンと机に突っ伏した ただパソコンの画面を見て好きなカップリングの小説を探すだけ マウスのクリック音とキーボードの打鍵音、その二つの無機質な音が部屋にやけに大きく響く 早く兄貴帰ってこないかなーー そんな考えが頭によぎるが自覚した瞬間、ちょっと頬を赤く染めて、頭を振ってその考えをかき消した やがてパソコンも飽きて電源をおとした コトンと音をたてて私は顔を机にピッタリとつける 机はひんやりしててとても気持ちが良かった 「気持ちいぃ」 思わずそんな声が漏れてしまう なんかしなきゃ寝ちゃいそう……… 閉じられそうになった瞼をムリヤリ開いて、何か気を紛らわせようと机に置かれていた白紙とペンを手に取った なんか書くもん無いかな~ そう思って適当にペンを走らせる...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第七話
    168 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 18 31 57.84 ID vV91Zi7Ao [1/5] 「お? おまえ、出掛けんの?」 季節は巡り、ある冬の日曜日のもう昼になろうかという時間。 いつもより遅めに起きた俺は、玄関で今まさに出掛けようとしている沙織を見つけた。 「おや、おはようございますお兄様。遅い起床でござるな」 「ほっとけ」 こてこてのオタクファッションに身を包んだ沙織の口調は、いつものお嬢様口調ではなくいまどき時代劇にもでてこないようなござる口調。 この時点で誰とどこに出掛けるかってのは大体想像がつく。桐乃や黒猫と、大方秋葉原にでも出掛けるんだろうぜ。 「気を付けてな」 「はい! ありがとうございますお兄様! では、行ってくるでござる!」 「あいよ」 沙織が元気よく玄関を飛び出して行くのを見送り、キッチ...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない(2):6スレ目585
    585 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/10(月) 12 57 07.26 ID Vwy5wGzzo [4/10] 季節は夏。期末テストを間近に控えた、とある七月の土曜日。 その日の俺は我が家で唯一クーラーのない部屋(つまり俺の部屋のことだ)に朝から引きこもり、必死の――――というより苦悶に近い形相で机に向かっていた。 「く……ぐぬ……」 高校2年生らしく、テスト勉強のため……というわけではもちろんなく。 「ぐぬ……ぬ……」 新作ガンプラ、HGFCノーベルガンダムを組み立てているのだ。 「……くっ!」 パチン!パチン!…………ガリガリ………………パチッ。 パーツを切り出した後、丹念に切断箇所の処理をしてから組み立てる俺。 机の上では頭部以外が完成したガンプラが、残された頭部の完成を今か今かと待っている。 「よし!」 ロボッ...
  • 無題:8スレ目674/小ネタ
    674 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/18(金) 18 52 36.32 ID aKQ4xRaL0 「ただいま~。」 我が家の傲岸不遜な妹様は、扇風機を独占しソファの上で寝転がっていた。 「おい、桐乃!おまえこんなんでうっかり寝たら風邪ひくぞ!」 「うっさい!冷房は苦手だから扇風機つけてるんだから!そんなに妹の体調が気になるってホントシスコンだわ!」 とまあ通常通り、まあ慣れたもんだけどね…。 そういや昨日買っておいたチューペットアイスがあったな…。なんて思い出しながら冷凍庫を漁ってると見つけ出すと…。 「私にも半分ちょうだい。」 「おまえには自分から動くという発想は無いのか!?」 「いいじゃない!シスコンなんだから!」 「はぁ…。」 と短くため息をつく俺。 ...
  • 俺がモデルになれるわけがない!! ex
    オマケ 新しい住居に移り住んで次の日。 「何だ………これは」 俺はファンなのであろう、女の子達に囲まれて思わずそう呟いた。 俺は今日、買い物のために街を歩いていた。そんな中、ある事件が俺の身に起きた。 その事件はある一軒の電気屋の前を通った時におこった。 誰も連れてきていない&付いてきていない為、久しぶりにノンビリと、悠々と自分のペースで道を歩いていると、ある音が俺の耳の中へと入ってきたのだ。 『俺が好きなら……勝てぇええええええ!!!!』 「ッっっ!!!!?*==~*|~=」 声にならない声を上げて俺はその音がした方向へと顔を向けた。 並べられていた新商品のテレビには俺の顔がデカデカと映っており、恥ずかしくて思わず耳を塞ぎたくなる声を大きく上げていた。 自分の顔が赤くなってくのが嫌でも分かる。 ...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第六話
    140 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/23(日) 18 45 28.67 ID NZgMtXqQo [1/3] 「ばいばい、きょうちゃん」 「おう、また明日な」 一緒に下校していた麻奈実といつもの丁字路で別れ、ひとり自宅へと歩きだす。 時刻は夕暮れ。帰り道には下校途中と思われる学生がちらほらと見えている。 普段はこのまま帰宅して、しばらくだらだらして、その後ちょっとだけ勉強したりしなかったり……。 そんな予定だったのだが、 「ん?」 もう少しで自宅、というところでいつもとは違う光景が目に飛び込んできた。 自宅の前に誰かがいる。まだはっきりわからないが、女の子なのは間違いない。 遠目からでもスカートをはいているのが確認できた。 「沙織の友達か?」 ……だとしたらなんで家の外で待ってるんだ? 少し不思議に思いつつも、自宅へと歩を進め...
  • 無題:8スレ目842
    842 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/23(水) 22 12 53.71 ID Gf3XDwd3o [2/11] 京介「桐乃、お前は俺に構ってもらうのに『人生相談』とか何か重要な話題が必要だと思っているようだが、別に無くてもこっちから構う」 桐乃「なんですって!?」 京介「それとメンドクサイので義理の兄妹で両親説得済みってことにしておいた。    あとは俺と式を挙げるだけだな」 桐乃「フン、上等よ。私もひとつ言っておくケド、実の兄妹で妊娠ENDって話が    どこかにあった気がするけど、別にそんなことは覚えてないわ!」 京介「そうか、さあ来い桐乃!」 桐乃「きょうすけーーー!!!」 あやせ「兄妹バカップルの惚気が毒女を死なせると信じて……!!」 瑠璃「ご愛読ありg……違うわ。これから始まるのよ。今回の主役は...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第八話
    217 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/02/03(木) 18 12 36.90 ID 6tJTLwGKo [1/4] 木枯らしの吹きすさぶ中、ポケットに手を突っ込んだ格好で家路を急ぐ。 「うあー、くそさみい……」 今朝の天気予報によると、大陸からの寒波がどうたらこうたららしいが、そんなことは俺には関係ない。 ただ、くそ寒いという現実があるだけだ。 帰ったらまずコーヒーでも淹れよう。そんなことを考えながら歩いていると、我が家の玄関先に人影が見えた。 「あれ? あの子は……」 我が家の玄関先に立っていたのは新垣あやせ。どうやら桐乃の友人らしい。 俺の中であやせ=ストーカー説が消えたわけじゃないが、女の子が女の子をストーキングするという状況はちょっと考えづらい。 かつて公園で俺を問い詰めた件だって、桐乃が知らない野郎と歩いていて心配になったか...
  • 無題:7スレ目14
    14 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2011/01/20(木) 17 08 56.72 ID t9HYaQDS0 [2/7] 「ふ……ふふっ、ふふふ……」 今日の黒猫は何だか様子がおかしい。 何かいい事でもあったのか、顔がニヤケっぱなしだ。 「なあ、そんなに興奮して何かあったのか?」 今日も一緒に高校から帰って来て、二人で俺の部屋にいるわけだが。 さっきからずっと、独り笑いをしている黒猫に問い掛けてみた。 「先輩……遂に私は邪眼の力を得たのよ。ふふ……」 「はぁ?」 いきなりどうしたんだコイツは。 とうとう、妄想と現実の区別がつかなくなっちまったのか? 「いや、何言ってんだお前」 「やはり人間風情には理解できないでしょうね…… まあ身をもって知るといいわ。闇の力をね」 そう言うやいなや、黒猫は俺に向かって手をかざし、訳の分からない呪文らしき...
  • 無題:8スレ目513
    513 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/03/13(日) 21 33 19.99 ID Ea2rmdZ3o [3/9] 「はあ!? またリアが来るの!?」 「そっ。今度、東京で陸上の世界ユースがあんの」 リアが我が家にホームステイしたのが4年前。俺はもう大学生で、桐乃は高校生だ。 桐乃が言うには、リアはその世界大会とやらに出場するため来日するらしい。 そして、その大会の前日に現地入り。大会までの間を我が家でホームステイして過ごす予定だと言う。 「そういうのって、近場のホテルとかとったりするんじゃないの? しかも前日って……普通もっと早く来日するもんじゃねえの?」 時差ボケとかどうする気だ。 確かに4年前はそんなの気にもとめてずに元気に走り回ってたけどさ。今度は遊びに来たわけじゃないんだろ? 「そうなんだけ...
  • 無題:7スレ目124
    124 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 20 00 34.45 ID nQ1piD6s0 [3/4] 「ねーねー、あの雑誌の表紙の服めっちゃかわいくない?」 「あ~あのチェックの?」 「だよね~!あたしも着たかったな~!」 今朝は、とてもいい朝だった。昨晩クリアした雪希ちゃんはすっごくかわいかったし(あんな義妹が欲しい)、録画しようと思って忘れてたドラマをお母さんが録画してくれてたり。普段は時間の合わない友達と、偶然会って一緒に登校出来たり。こんな調子で今日はとてもいい日だな~と思っていた。 けど、 「おーい、桐乃―!」 「ん?」 いい日なのは、この時までだったのだ。 『あたしの兄がこんなにモテるわけがない』 「……げ。何しに来たの?」 「……まぁいいか。鍵だよ」 「鍵?」 「そう。今日の昼から親父達は友人の結婚式...
  • 俺がモデルになれるわけがない!! 13
    ……………苦しい、辛い、痛い、重い。……悲しい。 目の前のレーンは狭くて暗い、前を行くミーネの背中は果てしなく遠く感じる。 ゴールは見えているのに、もうすぐなのに。 「無理だよ……」 そう思っている自分が大嫌いだ。 「さぁ、行くぞ」 そう言って勢いよく立ち上がるキョウスケおにいちゃん。 二時間が経つのは寝ていたせいかとても早く感じた、実際はキョウスケおにいちゃんも疲れが完全には抜けていないだろう。 「大丈夫? まだ疲れてるんじゃない?」 「おいおいリア、俺を誰だと思っているんだ? あの汗にまみれたクソババア共と何回も戦ってきた百戦錬磨だぜ? あの匂いと重圧感に比べればこんなの屁でもないね」 キョウスケおにいちゃんが言っているのは多分ファンのおばあさん達の事だろう。 何回か見たことがある。...
  • 俺の妹が身長180cmなわけがない:第四話
    53 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/01/14(金) 19 15 16.59 ID oNsW6jabo [2/5] その日、俺は沙織にメールで呼び出され、秋葉原に来ていた。 なんでも先日のことを謝りたいとのことらしいのだが。 「……ったく、なんだってんだよ。こんなところまで人を呼び出しやがって……」 指定の場所へ向かって電気街を歩きながら不機嫌にぼやく。 こんなの、家で一言謝りゃ十分だろうに。 「……だめだ……どうにも気乗りしねえ……」 気分は依然として悪い。常より少し深い猫背になって、ポケットに両手を突っ込んで、足取り重くよたよた歩く。 なんで俺がこんなザマになっているのかといえば、先日沙織たちが仕掛けた罠によって、幼馴染にセーラー服フェチだと思われた事件が、まだあとを引いているのであった。 さすがに一週間も経てば、俺の心の傷も多少...
  • 無題:8スレ目148/小ネタ
    148 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/06(日) 06 01 27.40 ID eN23PlgSO 高坂家から、ひな祭りパーティーの誘いが届いたのはしばらく前のことだ。 あの子からの、必ず妹達を連れて参加して、という内容には、内心躊躇するところもあったのだが、 招待状は「高坂家」からということで、先輩のお母様の署名もされていた。 それなら行かないというのも失礼だろうと、私達は誘いを受けることにしたのだった。 ※※※ 「うわあ、妹ちゃんたちキター!!!」 「ようこそ。今日は来てくれてありがとう。楽しんでいってね」 「こちらこそ、お招きいただきまして、ありがとうございます。」 私は手土産の桜餅をお母様に渡す。 「さあさあ、上がって上がって♪」 「うわあ、立派なひな人形…」 「おひなさまが、きれいです...
  • @wiki全体から「私が兄貴にこんな表情をするわけがない:8スレ目101」で調べる

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