*そこは日の当たらぬ底なれどそこに咲くは大輪の美しき花達 *登場人物 *少年 ・モデル [[変態☆少女]] ・設定 当初は[[焼き鳥ちんちん]]その他の予定だったが 323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 02:32:28.53 ID:9xbeQL7yP 今の山はチルノに無双されたが・・・ こいしちゃんと私のSS書いてもらうためにいつか潰す とりあえず煙草吸いながらアニソン聞いて待っとく とのことだったのでモデルを[[変態☆少女]]へと変更することになる。 構想当初は青年の見た目だったが なんか設定年齢22と外見年齢幼女が絡むのってまずくね?ってことで少年へと変化することになる。 また、この見た目の変化により今後の構想を全部練りなおしたのはまた別のお話 *こいし ・設定 ヒロインその1 *さとり ・設定 ヒロインその2 *注意書き ・このSSは極度の俺設定が使用されまくリングなのでそういうのが苦手な方はブラウザの戻るをクリックするか右上の×ボタンを押してください。 ・また、書いてる人はぶっちゃけ地霊殿に関する知識があまりないので色々と矛盾が出ている可能性があります。その点もどうかご容赦を。 このSSの連載について ・このSSは他のリレーやいちにちいちぜんとは何の関係もない不定期連載SSです。休載する可能性が高いです。 ・連載がついに決定しました。[[キャスターを返せ!!>変態☆少女]]と同卓して俺の順位が低い時にどんどん追記します **オープニング #region(close) ◆◆◆ 地底。そこは忌み嫌われ、封印された妖怪が住む場所。 旧地獄、旧都ともよばれる。 間欠泉から温泉とともに妖怪があらわれたりした異変などで幻想郷の話題をにぎわせたのは記憶に新しい。 地底には地上の妖怪は行くことはできないとされる。 では人間ならどうだろうか? 今回のお話は地底に行ったある一人の人間の短いお話。 幻想郷は全てを受け入れる。それはとても残酷なことで―― でも――同時にその残酷さは―― 美しさを生む。 ◆◆◆ ――地霊殿 「おねーちゃん?」 「こいし、またお小遣いですか?」 「いやそうじゃないんだけど」 古明地姉妹。 姉のさとりは心を読む程度の能力を持った小五――いや、地霊殿の主。 妹のこいしは無意識を操る程度の能力を持つグリ――風来坊。 彼女らは地霊殿に置いて多くのペット達と共に過ごしている。 最近では地上の人間が来たりして色々あったがそれも過ぎたもの。 今まで通りの生活が続いていた。 「ならなんです?別に用事がないならば――その人間、どうしたんですか?」 「あーいやーこの人間のことなんだけど……」 こいしの右手には目を回した少年が襟首を掴まれていた。 年のころは15ぐらいだろうか? 普通のどこにでもいるような少年である。 服が多少焦げているのが気になるところだが他に特筆するようなところはない。 「さっき上に遊びに行ってたんだけどこの人間が夜雀に襲われてて」 「それで助けたと、珍しい」 「いや、いい感じの死体になったから持って帰ってきたんだけどなんか生きてるみたいで」 少年は地上の夜雀。つまりミスティア=ローレライに襲われていた。 そして死ぬ寸前でこいしがそこを通りがかり幸運にも良い死体だと勘違いされて地霊殿にまで連れてこられたのだ。 「それで私にどうしろと?」 「さっきからさとりん……こいし……とかずっとうわ言で言ってるからおねーちゃんの知り合いかなと思って 私にはこんな知り合いいないしね」 なるほど納得。 さきほどから少年は気絶しながらもうわごとでずっとさとりとこいしの名前を呟き続けていた。 なにこの軽いホラー。 「私に心当たりはありませんがとりあえず客としてもてなしましょう。 人里に帰すのもおりんに任せるのもそれからです」 「はあくしたー」 まぁそんなゆるい感じで、少年をとりあえず地霊殿に置いてことが決まった。 気絶していて何も考えていないことが原因なのか少年の心はさとりでも読むことはできない。 「あ、それとこいし」 「なに?」 「皆に伝えてください、この少年は襲ってはいけないと」 「えーめんどうくさーい」 「私もこの少年をどこかに寝かせてからそうしますから」 少年はさとりん……こいし……とホラー的にうわごとを繰り返しながら眠り続ける。 忌み嫌われたものが封印される地底にて―― #endregion 1話 男は変態ゆえ女に惚れらるる? #region(close) 「さとりん……こいし…… 」 まだ少年は目を覚まさない。 うわごとのように名前呟き続けるだけである。 だからなにこのホラー。 「有力者たちには伝えてきたよーって……あれ? 」 少年は地霊殿のとある一室に寝かされている。 そこにこいしの姉であるさとりはいるはずなのだが―― 「おねーちゃんどこに行ったんだろう? 」 さとりの姿はそこにはなかった。 少年の寝る布団の隣には桶(決してキスメの桶ではない)に水が汲まれてあり 少年の額にはタオルが乗せてあった。 こいしがそれに触れるとそのタオルは既に冷たさを失っており生暖かかった。 「うーん、とりあえず看病した方がいいのかな? 」 タオルを手に取るとこいしは桶の水にそれを浸し、絞る。 硬く絞りすぎない程度に適度に水分を含ませた状態へと。 それを額に乗せる前に素手で少年の額に手をあててみる。 「熱……無いみたいだけど…… 」 そう呟きながらタオルを額に戻す。 ―― ……。 やることがなくなったのか所在無げに周りを見渡す。 でももの部屋には寝ている青年しかいないし おりんもお空も現在は仕事中である。 「暇だなぁ」 ――つんつん。 なんとなく少年のほっぺたを突っついてみる。 程よい弾力。 ――ぷにぷに。 ちょっとつねってみる。 いい感じの弾力。 「やわらかい」 そしてなんとなく―― 頬を思いっきりひっぱって見る。 「いってえええええええええええええええええええええええ!!」 「あ、起きた」 少年はあまりの激痛に目を覚まし こいしはというと悪気のない笑顔でその様子を見つめていて 少年はその悪気のない可愛らしい笑顔を見て、不思議と顔がほころんだ。 #endregion