&br() ・・・ 「おーい、おにいさーん!こっちこっちー!」 今日は燐ちゃんに連れられて灼熱地獄跡にきていた まだ何もしていないのに汗がダラダラと出て、ゆっくりと俺の体力を奪っていく 「ねぇ燐ちゃん」 「ん?」 「ここで何をするの?てかこれなに?」 ふたつ疑問があった ひとつはここで何をするかである こんな灼熱地獄で何をしようというのだろうか 「これ?」 「そう、これ」 ガラガラ―――― もうひとつはこの手押し車 燐ちゃんがいうには猫車だが、人が押すのなら人車にでもなるのだろうか 「ここで死体を集めるんだよ。 これは死体を運ぶための道具」 「し、Shitaiーーーー!?」 それこそ意味がわからん 「死体なんて集めてどうするのさ!」 「うーん、これを集めてお空に渡すんだよ。 そうするとお空が燃やしてこの灼熱地獄の熱を調整してくれるの」 「空ちゃんが?」 「うん、お空は溶解炉の熱管理担当なの。 そして私は怨霊担当」 「・・・よくわからんが地獄を維持管理するのも大変なんだな」 「まーね、あたい達が頑張らないと地獄が止まっちゃうからね!」 と、胸を張っていう燐ちゃん