「B-3.ゴミのビジビリティをフラッギング(規格外のため廃棄)します。」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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*&u(){Difmapによる処理(3) データをフラッギング}
----
*&u(){vplotでデータをflagging}
データを無効化する「旗」を立てることを、flaggingと呼ぶのでした。ここでは、人が眼で見てダメと分かるデータをflaggingしていきましょう。それには、 vplotを用います。
>&u(){vplot 9} 9は、1画面あたり9個のパネルをプロットします
>! Using default options string "efbm3"
>! For help move the cursor into the plot window and press 'H'.
>! Applying 62 buffered edits.
vplotを実行してビジビリティを表示します。 &bgcolor(#eeff00){n} キーを何回かタイプして、アンテナ OV を含む基線を表示してみてください(行き過ぎたら &bgcolor(#ddff00){p} キーで戻る)。
&image(image-1.gif,http://astro.sci.kagoshima-u.ac.jp/omodaka-nishio/member/kameno/AIPS-Difmap/DA193/image/difmap_vplot04.png)
*&u(){どうしてフラッギングが必要なの?}
OVを含む基線では、時間帯が229d 12h58m - 13h03mの間でビジビリティ振幅が異常に小さいことが見て分かります。13h00mを過ぎると直線的に増えていくというのも変な振舞いです。
天体が構造を持っているためにビジビリティ振幅が (u, v) の値によって変わるということはあり得ることですけど、OVを含む基線で同時多発的に振幅が共通に変動することの説明にはなりません。このデータが示すOVを含む基線で共通した振幅変動は、OVアンテナが原因で起こったものと考えるのが自然でしょう。たぶん、OVアンテナの較正テーブルが異常な値だったと推察されます。あるいは、観測時にアンテナで何らかの障害が発生していたのかも知れません。
いずれにせよ、このままこのデータを使うわけには行きません。そこで、flaggingが必要になるのです。
*&u(){1点ずつのフラッギング}
Flaggingするには、そのデータの近くにマウスポインターを持っていって&bgcolor(#aaff00){つん}します。つんした場所に最も近いデータが赤くなり、flaggingされたことが分かります。もう一度&bgcolor(#aaff00){つん}すると赤から緑にもどり、flaggingが解除されます。
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*&u(){Difmapによる処理(3) データをフラッギング}
----
**&u(){vplotでデータをflagging}
データを無効化する「旗」を立てることを、flaggingと呼ぶのでした。ここでは、人が眼で見てダメと分かるデータをflaggingしていきましょう。それには、 vplotを用います。
>&u(){vplot 9} 9は、1画面あたり9個のパネルをプロットします
>! Using default options string "efbm3"
>! For help move the cursor into the plot window and press 'H'.
>! Applying 62 buffered edits.
vplotを実行してビジビリティを表示します。 &bgcolor(#eeff00){n} キーを何回かタイプして、アンテナ OV を含む基線を表示してみてください(行き過ぎたら &bgcolor(#ddff00){p} キーで戻る)。
&image(image-1.gif,http://astro.sci.kagoshima-u.ac.jp/omodaka-nishio/member/kameno/AIPS-Difmap/DA193/image/difmap_vplot04.png)
**&u(){どうしてフラッギングが必要なの?}
OVを含む基線では、時間帯が229d 12h58m - 13h03mの間でビジビリティ振幅が異常に小さいことが見て分かります。13h00mを過ぎると直線的に増えていくというのも変な振舞いです。
天体が構造を持っているためにビジビリティ振幅が (u, v) の値によって変わるということはあり得ることですけど、OVを含む基線で同時多発的に振幅が共通に変動することの説明にはなりません。このデータが示すOVを含む基線で共通した振幅変動は、OVアンテナが原因で起こったものと考えるのが自然でしょう。たぶん、OVアンテナの較正テーブルが異常な値だったと推察されます。あるいは、観測時にアンテナで何らかの障害が発生していたのかも知れません。
いずれにせよ、このままこのデータを使うわけには行きません。そこで、flaggingが必要になるのです。
**&u(){1点ずつのフラッギング}
Flaggingするには、そのデータの近くにマウスポインターを持っていって&bgcolor(#aaff00){つん}します。つんした場所に最も近いデータが赤くなり、flaggingされたことが分かります。もう一度&bgcolor(#aaff00){つん}すると赤から緑にもどり、flaggingが解除されます。
**&u(){Station editingとbaseline editing}
ところで、1点をつんしただけなのに、同じ時刻のビジビリティ9個が同時にflaggingされました。vplot画面の一番上に「Station editting」と表示されている状態では、表示されているビジビリティのうち同時刻の全部(つまりOVを含む基線の同時刻のビジビリティ)がflaggingされます。これは便利ですね。
でも、特定の基線だけのビジビリティをflaggingしたいときはどうすればいいのでしょうか。それには、&bgcolor(#ccff00){スペースキー}を押して「Station editting」を「Baseline editting」の状態に変更してから&bgcolor(#ccff00){つん}します。「Baseline editting」から「Station editting」に戻すには、もう一度&bgcolor(#ccff00){スペースキー}を押します。
**&u(){まとめてフラッギングするには}
さて、flaggingするにはビジビリティを1個ずつつんつんすればいいのですけど、たくさんのビジビリティをflaggingするのは大変です。まとめてflaggingするには&bgcolor(#ccff00){C}キーを押してから、マウスカーソルで領域を指定します。領域はvplot画面上の長方形で、二つの対角点をマウスで&bgcolor(#ccff00){つん}することで指定します(マウスでズリズリではないので注意)。
領域をまとめてflagを解除するには、&bgcolor(#ccff00){R}キーを押してからマウスで二つの対角点を&bgcolor(#ccff00){つん}して領域指定します。
このようにして、下図のようにflaggingしてみてください。