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 <h4>魔法の銃弾(Magic Bullet)</h4>
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 "http://www11.atwiki.jp/voodoo65/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AE%E9%8A%83%E5%BC%BE%EF%BC%88%E5%BC%BE%E4%B8%B8%E7%B7%A8%EF%BC%89&amp;file=33-3318a.gif"> <img src="http://www11.atwiki.jp/voodoo65/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AE%E9%8A%83%E5%BC%BE%EF%BC%88%E5%BC%BE%E4%B8%B8%E7%B7%A8%EF%BC%89&amp;file=33-3321a.gif"></p>
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 ウォーレン報告書の証拠物件CE399と呼ばれる魔法の銃弾は、米国の銃創の専門家、銃弾の専門家を巻き込んで30年以上も、論争の的となってきた。 ケネディ大統領暗殺事件における、最も注目すべき証拠物件である。 この銃弾は、パークランド病院に収容されたコナリー知事のストレッチャーから発見された。 ウォーレン報告書によると、この銃弾は、ケネディ大統領の喉を貫通後、前に座っていたコナリー知事の右胸部を貫通し、さらに右手首を貫通し、骨を砕き、左の太ももに止まったとされている。</p>
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 この銃弾の特筆すべき点は、銃弾自体が完全な形で残っている点だった。 7ヶ所以上もの傷を人体に作り、かつ銃弾が、完全な形で残っているのは、銃弾の専門家の常識でも考えられない事だった。 銃弾に残された線条痕は、オズワルドのマンリカ・カルカノ銃から発射された事を示していたが、多くの暗殺研究家は、この銃弾こそが陰謀の絶対的な証拠であると考えた。 すなわち、オズワルドを陥れるために、何者かが事前に用意した銃弾をストレッチャーの上に置いて姿を消したと信じた。 </p>
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 "http://www11.atwiki.jp/voodoo65/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AE%E9%8A%83%E5%BC%BE%EF%BC%88%E5%BC%BE%E4%B8%B8%E7%B7%A8%EF%BC%89&amp;file=ce856.jpg"></p>
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 上載写真は、証拠物件CE856である。 これはウォーレン委員会が、銃弾の再現を試みるために、解剖用の死体の手首に、カルカノ銃で銃弾を撃ち込んだものである。 銃弾は、フルメタルジャケットで、元々、弾頭は潰れにくく出来ているが、試射の結果、先端部が見事に潰れてしまった。 一方で、ケネディの頚部に見立てた山羊の肉塊での試射テストでは、銃弾は全く変形しなかった。 この弾頭部が綺麗なままの銃弾に関しては、ウォーレン委員会でも、下院暗殺特別委員会でも完全に説明をすることができなかったが、1発の銃弾で、2人の体を貫通し、手首を粉砕し、太ももで止まった、いわゆる魔法の銃弾説は見直される事はなかった。 </p>
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 ところが、この銃弾は、垂直方向には全く変形していないように見えるが、奇妙な事に水平方向には大きく変形している。(弾底部からの写真参照)</p>
 <p><img src=
 "http://www11.atwiki.jp/voodoo65/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AE%E9%8A%83%E5%BC%BE%EF%BC%88%E5%BC%BE%E4%B8%B8%E7%B7%A8%EF%BC%89&amp;file=ce399.gif"></p>
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 弾頭が完全なままで、全体が万力で締め付けられたような、珍しい変形であり、専門家も頭を悩ませた。 仮に陰謀グループが、無傷の銃弾を回収するために、ベッドやクッションなどに銃弾を打ち込んでも同様の変形は簡単には起きない。 </p>
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+"http://www11.atwiki.jp/voodoo65/?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=19&amp;file=connally.jpg"></p>
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-コナリー知事の傷も奇妙であった。 背部の入り口とされる傷は、円形ではなく3センチの長い傷であり、出口は5センチ以上あった。 一方で、右手首の傷は出口よりも入り口のほうが大きかった。 仮に陰謀説が正しく、コナリーとケネディが別の銃弾で撃たれたとすると、入射口の傷の説明がつかなかった。 </p>
+コナリー知事の傷も奇妙であった。 背部の入り口とされる傷は、円形ではなく3センチ強の長い傷であり、出口は5センチ以上あった。 一方で、右手首の傷は出口よりも入り口のほうが大きかった。 仮に陰謀説が正しく、コナリーとケネディが別の銃弾で撃たれたとすると、入射口の傷の説明がつかなかった。 </p>
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 一方で70年代以降、弾道や銃創に関する研究が進み、銃弾の変形と、射出速度には密接な関係がある事が明らかになってきた。 通常、ライフル銃から発射される銃弾の初速度は2000フィート(609メートル)/秒以上であるが、何らかの理由で1200フィート/秒以下のスピードであれば、骨のような硬い物に衝突しても変形しないのである。</p>
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 "http://www11.atwiki.jp/voodoo65/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AE%E9%8A%83%E5%BC%BE%EF%BC%88%E5%BC%BE%E4%B8%B8%E7%B7%A8%EF%BC%89&amp;file=bullet01.jpg"></p>
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 1992年、米国の事件・事故の調査を専門に行うFailureAnalysis協会が、カルカノ銃を使って、発射火薬量を調整し通常の約半分の毎秒360メートルのスピードで、解剖死体の手首に撃ち込む実験を行った。 実験の結果、解剖死体の手首の傷は、コナリー知事の傷と同様で、かつ銃弾は全く変形せず、CE399の銃弾よりも完全な形で回収された。</p>
 <h4>回転説(Tumbling Theory)</h4>
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 国際銃創協会の委員長、マーチン・ファクラー博士は、1992年に、銃弾が回転してコナリー知事に命中したとの説を発表し、各種の証拠が全て整合するため、現在では、この説が最も有力となっている。 以下にその説を説明する。 これは、1993年に出版されたウォールストリートの弁護士、ジェラルド・ポスナー著の「CASECLOSED」で発表された。</p>
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 1) カルカノ銃から発射された銃弾は、初速2000フィート(609メートル)/秒で、ケネディの背中に到達した際のスピードは1800-1700フィート(510メートル-540メートル)であったと推察される。 </p>
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 2) 喉を貫通した銃弾は、骨には衝突していない(かすっている)ため、銃弾の形は、ほぼ完全な形を保っている(FBIでも実験・立証済み)、一方で、貫通する際に、銃弾の回転が始まったと推察される。</p>
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 3)ケネディの喉を出た銃弾は、回転しながら横倒しの形でコナリーの背中に命中した。 この時のスピードは1500フィート(457メートル)/秒程度になっている。 コナリー知事の傷口の大きさも、ほぼ銃弾の長さと一緒(約3センチ)である。</p>
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 4)肋骨を粉砕して胸を貫通した銃弾は、横向きに大きく変形していおり、前後逆さまに手首に突っ込み、弾底部の鉛の破片を傷口に残した。 一方で銃弾のスピードも900フィート(274メートル)/秒程度まで減速しているため形の変形は起きなかったが、回転はまだ止まっておらず、前後が逆転して飛び出してきたものと推察されている。</p>
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 5)手首を貫通した銃弾は、400フィート(120メートル)/秒程度までスピードが減速しており、既に皮膚を貫通する程度の速度しか残っていない。 手首の傷口と太股からは、銃弾の底部にある金属片の破片が発見されている。</p>
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 "http://www11.atwiki.jp/voodoo65/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AE%E9%8A%83%E5%BC%BE%EF%BC%88%E5%BC%BE%E4%B8%B8%E7%B7%A8%EF%BC%89&amp;file=tumble.jpg"><br>
 
 米国、ディスカバリーチャンネルで放映された際の、発射実験によるコナリー知事の傷口、実際の傷口が再現できている。</p>
 <h4>銃弾の破片</h4>
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 FBIはカルカノ銃の6.5mmの銃弾をランダムに計測し、その平均値を一発当たり161.2グラムとした。 ストレッチャー上で発見されたCE399の重量は158.6グラムである。 これは、たった2.6グラムしか損失が無かったことを意味している。 暗殺陰謀説を取る研究家は、傷口から回収された破片からすると少なすぎると指摘した。 ケネディ大統領の喉の傷口からは全く破片が発見されなかったため、コナリー知事の傷口から発見された銃弾の破片が全てであるが、これらは粉のような破片が飛び散っており、さらに一部は体内に残されたままである為、正確な測定はできていないが、全体として1.5グラムと推定されている。 また手首から回収された破片は、CE399の弾底部(弾丸内部)と同一材質であることが確認されている。</p>