ゼノビア戦記異聞録



タルタロス暗殺指令の下ったゼノビア聖騎士団が
ローディス教国に潜入するが、世界を揺るがす陰謀に巻き込まれていく…。
という話。

暗殺指令の下ったゼノビア聖騎士団は、ハイム戦役(TO)後の、教皇亡き後のローディスの神都ガリウスに潜入する。ローディスはその頃、教皇の後釜を狙って『教皇派』と『元老院派』の権力争いが繰り広げられていた。

教皇派は暗黒騎士団団長ランスロット・タルタロス。
元老院派は議長ゴーモウル。

争いは表面化こそしてはいないものの、火種は確実に育ちつつあった。
そして長引く権力抗争の元、ローディスは確実に疲弊していくのである…。


ギアス計画

ある頃から、ローディスはカオスゲートの研究を秘密裏に進めていた。
ヴァレリア島侵攻に見られるようにローディスはカオスゲートの力を解明し、出来るなら国益のために利用しようと画策していたと思われる。

ゼノビア戦記異聞録では、それがある程度具体的な計画として元老院によって進められている…というスチュエーションになっている。

元老院の進めるギアス計画とは、カオスゲートの力を用い、人間にオウガの
力を乗り移らせ無敵の兵士を造り上げようとする計画。

計画の遂行にはカオスゲートの制御ができるブリュンヒルドが必要。

元老院(とその一派)はこの計画が完成次第、これを利用してゼノビアに攻め込む積もりだった。

タルタロス暗殺指令

ゼノビアで発案された、ローディスの実質トップの暗殺計画。
しかし、それはゼノビアの元老院内通者によって仕組まれたワナだった。
結果、暗殺計画は決行中に阻止され、ゼノビア聖騎士団は元老院に捕らえられてしまう。

同時に現場にいたランスロット・タルタロスもゼノビア聖騎士団と一緒に
居た事により国家反逆罪の汚名を着せられ、元老院に捕らえられてしまう。

元老院はランスロット・タルタロスを追い落とし、同時にゼノビア聖騎士団
を人質としてゼノビア帝国に対しカオスゲートを開く鍵であるブリュンヒルドを要求するのが目的だった。

元老院によるゼノビア聖騎士団とブリュンヒルド交換要求はゼノビア国内の元老院派内通者の後押しもあり、反対意見も多かったが可決されてしまう。

タルタロスを権力の座からひきずり降ろし、ブリュンヒルドを入手した元老院は対ゼノビア戦の準備を着々と進めていくのであった…。

ブリュンヒルド

元ネタはオーディンの娘『ブリュンヒルデ』。
TOの世界ではカオスゲートを開く鍵(剣)。
ゼノビアに伝わる、天界と下界を結ぶアイテム。
ゼノビア戦記の世界では、カオスゲートを制御する道具として使われる。
策略により元老院の元へ。

ローディス国政会議

ローディスの神都ガリウスにある議事堂で毎年開催される、これからの政策を話し合う
会議。各地の有力者、および一般市民を招いて行われる。

権力を握った元老院及びバールゼフォンは、ここでゼノビアの脅威を煽り、
ローディスの世論を対ゼノビア戦争に持っていく積もりだった。

開戦決議が可決されようとしたその時。
間一髪、牢獄を脱走したゼノビア聖騎士団とタルタロスが議事堂に姿を現す。
彼らは元老院の陰謀を暴きたて、議事堂は彼らのために騒然となる。

陰謀を暴き立てられた元老院とバールゼフォンは一行に戦闘を仕掛けるが、
一行はこれを撃退。しかし、事件の首謀者であるバールゼフォンと元老院議長ゴーモウルは奪ったブリュンヒルドと共に転移石を使いどこかに姿をくらましてしまう…。

ネクロポリス

ローディス北部にある遺跡。
中央に巨大な神殿があり、地下深くにカオスゲートが存在。
国民を欺く事に失敗した元老院とバールゼフォンはここに立てこもり、
急ピッチでギアス計画を完成させようと実験を急いでいた。

実験が完成した暁にはオウガの力を乗り移らせた兵士を用い、ローディス
国内の反抗勢力を一掃する積もりでいたが…。

本来なら国内の覇権を握った後で、資金と時間をかけじっくり
進めるはずだった計画を急に完成させるのは難しく、実験は失敗続きであった。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年01月26日 00:32