原始仏典・和訳&解説 @ 和井恵流内検索 / 「長部22経・大念処経」で検索した結果

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  • 長部22経・大念処経
    ■長部経典 第22経 「 大念処経 」 この経典は、中部経典 第 10 経 「 念処経 」 と、ほとんど同じ内容なのです。 唯一異なるのが、下記の 四聖諦の説明部分で、中部経典よりも詳細な説明になっています。 ですから、中部経典 第 10 経 「 念処経 」 に、下記の 四聖諦の説明部分を差し替えたものが、 長部経典 第22経 「 大念処経 」 なのだと理解してください。 ★部分訳 諦の部 15  さらにまた、比丘たちよ、比丘は四の聖なる真理である法において法を観つづけて住みます。  では、比丘たちよ、どのようにして比丘は四の聖なる真理である法において法を観つづけて住むのか。  比丘たちよ、ここに比丘は、  〈 これが苦である 〉と如実に知ります。  〈 これが苦の生起である 〉と如実に知ります。  〈 これが苦の滅尽である 〉と如実に知ります。 ...
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      メニュー 目 次 はじめに、その① はじめに、その②    中部 1経・根本法門経 中部 2経・一切煩悩経 中部 3経・法相続経 中部 4経・恐怖経 中部 5経・無垢経 中部 6経・希望経 中部 7経・布喩経 中部 8経・削減経 中部 9経・正見経 中部10経・念処経 中部11経・小獅子吼経  中部12経・大獅子吼経 中部13経・大苦蘊経 中部14経・小苦蘊経 中部15経・推理経 中部16経・心不毛経 中部17経・山林経 中部18経・蜜玉経 中部19経・二種考経 中部20経・考相経       中部62経・大ラーフラ教誡経   中部118経・出入息念経 中部119経・身至念経     中部148経・六六法経 中部149経・六六処経 中部152経・感官修習経   相応部因縁篇12-02 相応部因縁篇12-15 相応部因縁篇12-53 相応部因縁篇12-66 相応部因縁篇12-67 ...
  • 中部10経・念処経
    ...10経・念処経」や「長部22経・大念処経」で説かれている「四念処」は、 「有尋有伺定」と「無尋有伺定」という二つの「正観」の修行を、具体的に解き明かした教えなのです。 では、これから経典の内容を、一つ一つ詳しく解説することにしましょう。 内容としては、  1.入出息  2.行住坐臥  3.正知  4.不浄観  5.四大要素  6.九段階の死体の推移、その①  7.九段階の死体の推移、その②  8.九段階の死体の推移、その③  9.九段階の死体の推移、その④  10.九段階の死体の推移、その⑤  11.九段階の死体の推移、その⑥  12.九段階の死体の推移、その⑦  13.九段階の死体の推移、その⑧  14.九段階の死体の推移、その⑨  15.感受  16.心  17.五蓋  18.五取蘊  19.六内外処  20.七覚...
  • 目 次
    〈 目 次 〉                         ※ 長期的に、一つ一つ、書き加えてゆく予定です。   ■はじめに、     その①    その②       ★基礎知識     1.四聖諦    2.八正道    3.十二縁起    4.七科三七道品〈三七菩提分法〉       ■長部経典 〈 33経 〉    第 1 経 梵網経       第 2 経 沙門果経    第 3 経 アンバッタ経    第 4 経 ソーナダンダ経    第 5 経 クータダンタ経   第 6 経 マハーリ経   第 7 経 ジャーリャ経    第 8 経 大獅子吼経    第 9 経 ポッタパーダ経   第10経 スバ経      第11経 ケーヴァッタ経     第12経 ローヒツチャ経    第13経 三明経         第14経 大譬喩経      第15経 大因縁経      第...
  • 長部15経・大因縁経
    ■長部経典 第15経 「 大因縁経 」 ★部分訳   アーナンダよ、七つの識の住処(七識住)があり、また、二つの領域(二処)がある。   七つの識の住処とは何か。   アーナンダよ、さまざまな体を持ち、さまざまな想を持っている生ける者たちがいる。    それは人間、一部の天、一部の悪しき境涯の者たちである。   これが第一の識の住処である。   アーナンダよ、さまざまな体を持ち、同一の想を持っている生ける者たちがいる。    それは、初禅によって生まれた梵身の諸天(大梵天・梵輔天・梵衆天)である。    これが第二の識の住処である。   アーナンダよ、同一の体を持ち、さまざまな想を持っている生ける者たちがいる。    それは光音天(アーバッサラの諸天)である。   これが第三の識の住処である。   アーナンダよ、同一の体を持ち...
  • 中部62経・大ラーフラ教誡経
    ■中部経典 第62経 「大ラーフラ経誡経」 〈 和 訳 〉 1.  このように私は聞いた ──  あるとき、世尊は、サーヴァッティに近いジェータ林のアナータピンディカ僧院に住んでおられた。  さて、世尊は、午前時に着衣され、鉢衣を保ち、サーヴァッティへ托鉢に入られた。尊者ラーフラもまた、午前時に着衣し、鉢衣を保ち、世尊の後に従って行った。  ときに、世尊は顧みられ、尊者ラーフラに話しかけられた。  「ラーフラよ、過去・未来・現在のいかなる色も、内にあるものであれ、外にあるものであれ、粗大なものであれ、微細なものであれ、劣ったものであれ、勝れたものであれ、あるいは遠くのものも近くのものも、すべて色は、〈 これは私のものではない、これは私ではない、これは私の我ではない 〉 と、このように如実に、正しく、慧によって見られるべきです」 と。  「世尊よ、色のみでありまし...
  • 長部21経・帝釈天問経
    ■長部経典 第21経 「 帝釈天問経 」 ★部分訳 第二章 14  世尊から機会を与えられた神々の主サッカは、世尊につぎのような第一の質問をした。  「わが師よ、天・人・阿修羅・龍・ガンダッパ、あるいはまたその他に種々の身のものたちがおります。かれらはいったいどのような縛りがあって、『怨みがなく、棒がなく、敵がなく、害意がなく、怨みのない者として住みたい』と思いながら、一方では怨みがあり、棒があり、敵があり、害意があり、怨みのある者として住んでいるのでしょうか」と。  このように神々の主サッカは、世尊に質問した。  「神々の主よ、天・人・阿修羅・龍・ガンダッパ、あるいはまたその他に種々の身のものたちがいます。かれらは嫉妬・吝嗇の縛りがあって、『怨みがなく、棒がなく、敵がなく、害意がなく、怨みのない者として住みたい』と思いながら、一方では怨みがあり、棒があり、敵があり、害...
  • 長部9経・ ポッタパーダ経
    ■長部経典 第9経 「 ポッタパーダ経 」 部分訳   ポッタパーダよ、ここにおいて、比丘は、自己の想 を有する者となる。   そして彼は、そこからその次へ、その次からさらにその次へと、順々に進み、想の頂点 に触れる。   想の頂点 ( 無所有処 ) に立った彼は、次のように考える。   〈 私には、意思することが善くない。私には、意思しないことが善い。    もし私が、意思し、意思活動をするならば、   私のこれら 諸々の想 [ 〈 想の頂点 〉である 無所有処 の想のこと ] は消滅し、    また別の諸々の粗い想 [ 無所有処 より劣る、識無辺処 などの 諸想 のこと ] が生起するだろう。   私は、決して意思しないように、また意思活動をしないようにしてはどうであろうか 〉 と。   そこで彼は、決して 意思 せず、また 意思活動 をしない。 ...
  • 中部13経・大苦蘊経
    ■中部経典 第 13 経 「大苦蘊経」 〈 和 訳 〉 ── このように私は聞きました。 ある時、世尊は、サーヴァッティ近くの「ジェータ王子の林」にある、 祇園精舎〈アナータピンディカ僧院〉に住んでおられました。 そこで、多くの比丘たちは、早朝に着衣して、鉢と衣を携えて、サーヴァッティに托鉢に入りました。 その時、彼ら比丘たちは、このように思ったのです。 〈 サーヴァッティで、托鉢して歩くには、まだ早すぎる。   そうだ、私たちは異教の遊行者たちの園林へ行ってみてはどうであろうか 〉 と。 そこで彼ら比丘たちは、異教の遊行者たちの園林に近づいて行きました。 異教の遊行者たちの疑問 近づいて行って、異教の遊行者たちと慶びの挨拶の言葉を交わし、喜ばしい話を交わした後で、一方に座りました。 すると、一方に座った彼ら比丘たちに、異教の遊行者た...
  • 中部2経・一切煩悩経
    ■中部経典 第2経 「一切煩悩経」 〈 和 訳 〉 ── このように私は聞きました。 ある時、世尊は、サーヴァッティ近くの「ジェータ王子の林」にある、 祇園精舎〈アナータピンディカ僧院〉に住んでおられました。 そこで、世尊は、比丘たちに話しかけられました。  「比丘たちよ」  「尊師よ」 と、── 比丘たちは、世尊に答えました。 そして世尊は、このように言われたのです。  「比丘たちよ、貴方たちに、あらゆる煩悩を防止する法門を説くことにする。   それをよく聞き、よく考えなさい。それでは話そう。」  「かしこまりました、尊師よ。」 比丘たちは、世尊に答えました。 世尊は、次のように言われました。  「比丘たちよ、私は知る者に、見る者に、諸々の煩悩の滅尽を説く。   知らない者、見ない者にではな...
  • 中部20経・考相経
    ■中部経典 第20経 「考相経」 〈 和 訳 ・但し 超訳 〉 ── ある時、世尊は次のように、比丘たちに言いました。   比丘たちよ、勝れた心を実修する比丘は、   『 五つの相 』 を ケース・バイ・ケースに合わせて思惟すべきです。   その『五つ』とは何か?   1.ある「相(思考の根拠)」によって相を思惟をしていたら、     欲や怒り、愚かさを伴った思惟が生じてしまったならば、その「相」から離れて、     その「相」とは別の、善を伴う「相」の思惟にチェンジさせなさい。     そうすれば、それまでの「欲・怒り・愚かさ」を伴った「相」は断たれ、消滅してしまうのです。     そして、それらが断たれることにより、内に心が確立し、静まり、統一し、安定するのです。     例えば、それは有能で勝れた木工職人や...
  • 中部118経・出入息念経
    ■中部経典 第118経 「出入息念経」 〈 和 訳 〉 1  このように私は聞いた── あるとき、世尊は、サーヴァッティに近い東園のミガーラマーター殿堂において、多くの、それぞれによく知られている長老弟子たち、すなわち、尊者サーリプッタ、尊者マハーモッガラーナ、尊者マハーカッサパ、尊者マハーカッチャヤーナ、尊者マハーコッティカ、尊者マハーカッピナ、尊者マハーチュンダ、尊者アヌルッダ、尊者レーヴァタ、尊者アーナンダ、またその他のそれぞれによく知られている長老弟子たちとともに、住んでおられた。  ちょうどそのころ、長老弟子たちは新参比丘たちに教示し、教誡していた。ある長老弟子たちは、十人の新参比丘たちに教示し、教誡した。ある長老弟子たちは、二十人もの新参比丘たちに教示し、教誡した。ある長老弟子たちは、三十人もの新参比丘たちに教示し、教誡した。ある長老弟子たちは、四十人もの...
  • 増支部8集7・地震品63・略説
    ■増支部経典 8集 第7 地震品 63 略説 〈 和 訳 〉 ある時、一人の比丘 が 世尊 の 許へ 訪れ、礼拝して、一方 の 側 に 座りました。 座ってから、彼 は 世尊 に 言いました。  「 世尊よ、願わくば 私のために、簡潔に 法 を 説いて下さいますように。   世尊から 法 を 聴いたならば、私は 独りで離れて静居をして、   不放逸で、熱心に、專精にして住したいと思います」  「 しかし、一類の愚人たち は、そのようにして 私に 教えを 請うのだが、   法を 説かれると、── 私に 追随しよう と 思惟する のだよ」  「 世尊よ、どうか私のために、簡潔に 法 を 説いて下さいますように。   私は、世尊の所説 の 義 を 悟り、そして、世尊の所説 を、私は 相続 したい と 思います」  「 ── 比丘よ、然らば...
  • 中部6経・希望経
    ■中部経典第 6 経 「希望経」 〈 和 訳 〉 ── このように私は聞きました。 ある時、世尊は、サーヴァッティ近くの「ジェータ王子の林」にある、 祇園精舎〈アナータピンディカ僧院〉に住んでおられました。 そこで、世尊は、比丘たちに話しかけられました。  「比丘たちよ」  「尊師よ」 と、── 比丘たちは、世尊に答えました。 そして世尊は、このように言われたのです。  「比丘たちよ、戒を備え、学処〈戒律〉の集成〈パーティモッカ〉を備えて住しなさい。   〈学処の集成・パーティモッカ〉の防護に守られ、正しい行動と行動の領域を備えて住しなさい。   僅かな罪に対しても恐れを見て、諸々の学ぶべき戒条をよく受持して、学びなさい。   比丘たちよ、もし比丘が、   〈修行仲間(同梵行者)たちに愛され、好まれ、尊ばれて...
  • 中部経典・152経 「 感官修習経 」
    ■中部経典 第152経 「感官修習経」 〈 和 訳 〉 1  このように私は聞いた──  あるとき、世尊は、ガジャンガラーに近いスヴェール林に住んでおられた。  ときに、パーラーシヴィヤの内弟子であるウッタラ青年バラモンは、世尊がおられるところへ近づいて行った。行って、世尊と喜びの挨拶を交わし、喜ばしい印象に残る話をとり交わしたあと、一方に坐った。一方に坐ったパーラーシヴィヤの内弟子であるウッタラ青年バラモンに、世尊はこのように言われた。  「ウッタラよ、パーラーシヴィヤ・バラモンは弟子たちに感官の修習を説いていますか」と。  「ゴータマ尊よ、ここに、『眼によって色を見ない。耳によって声を聞かない』と、このように、ゴータマ尊よ、パーラーシヴィヤ・バラモンは弟子たちに感官の修習を説いております」  「ウッタラよ、そうであるとして、パーラーシヴィヤ・バラモンの言葉に...
  • 中部119経・身至念経
    ■中部経典 第119経 「身至念経」 〈 和 訳 〉 1  このように私は聞いた──  あるとき、世尊は、サーヴァッティに近いジェータ林のアナータピンディカ僧院に住んでおられた。  ときに、多くの比丘たちは食後、托鉢食を離れると、講堂に集まり、坐っていたが、そのかれらに、つぎの談話が起こった。  「友らよ、不思議なことだ。友らよ、珍しいことだ。かの知るお方、見るお方であり、阿羅漢、正自覚者である世尊によって、身に至る念は修習され、復習されたならば、大きな果報のあるもの、大きな功徳のあるものになる、と説かれていることは」と。  しかし、その比丘たちの談話はそれで中止された。  ときに、世尊は、夕方、独坐から立ち上がり、講堂に近づいて行かれた。行かれると、用意されていた座にお座りになられた。お座りになると、世尊は比丘たちに話しかけられた。  「比丘たちよ、どのよう...
  • 中部4経・恐怖経
    ■中部経典 第4経 「恐怖経」 〈 和 訳 〉 ── このように私は聞きました。 ある時、世尊は、サーヴァッティ近くの「ジェータ王子の林」にある、 祇園精舎〈アナータピンディカ僧院〉に住んでおられました。 ある時、ジャーヌッソーニ・バラモンは、世尊がおられるところへ近づいて行きました。 行って、世尊と喜びの挨拶を交わし、喜ばしい印象に残る話を取り交わすと、一方に座りました。 そして、一方に座ったジャーヌッソーニ・バラモンは、世尊にこう言いました。  「ゴータマ尊よ、この良家の息子たちはゴータマ尊を指定し、信仰により、家を捨てて出家しています。     ゴータマ尊は、彼らの先導者です。   ゴータマ尊は、彼らの援助者です。   しかもその人々は、ゴータマ尊の見解に従っております。」  「バラモンよ、それはその通りです。バラモンよ、それ...
  • 中部5経・無垢経
    ■中部経典 第5経 「無垢経」 〈 和 訳 〉 ── このように私は聞きました。 ある時、世尊は、サーヴァッティ近くの「ジェータ王子の林」にある、 祇園精舎〈アナータピンディカ僧院〉に住んでおられました。 そこで、尊者サーリプッタは、比丘たちに話しかけました。  「友、比丘らよ」と。  「友よ」と、彼ら比丘たちは、尊者サーリプッタに答えました。 尊者サーリプッタは、このように言いました。  「友らよ、世界にはこれら四種類の人が存在し、見られます。   四種類とは何でしょうか?   友らよ、ここに、ある人は垢(諸々の煩悩)があって、〈私には内に垢がある〉と如実に知ることがありません。   また、友らよ、ここに、ある人は垢があって、〈私には内に垢がある〉と如実に知ります。   友らよ、ここに、ある人は無垢であって、〈私...
  • 中部19経・二種考経
    ■中部経典 第19経 「二種考経」 〈 和 訳 〉 ── このように私は聞きました。 ある時、世尊は、サーヴァッティ近くの「ジェータ王子の林」にある、 祇園精舎〈アナータピンディカ僧院〉に住んでおられました。 そこで、世尊は、比丘たちに話しかけられました。  「比丘たちよ」  「尊師よ」 と、── 比丘たちは、世尊に答えました。 そして世尊は、このように言われたのです。  「比丘たちよ、私は正しい覚りを得る以前の、ただの菩薩であった時、このように考えた。   〈私は、それぞれを二種に分けて、その考えの中に住しでみよう(観察して時を過ごそう)〉と。  〈 未編集部分 〉   比丘たちよ、その私は、欲の考えになるもの、怒りの考えになるもの、害意の考えになるもの、これを一の部分にしました。   ま...
  • 中部3経・法相続経
    ■中部経典 第3経 「法相続経」 〈 和 訳 〉 ── このように私は聞きました。 ある時、世尊は、サーヴァッティ近くの「ジェータ王子の林」にある、 祇園精舎〈アナータピンディカ僧院〉に住んでおられました。 そこで、世尊は、比丘たちに話しかけられました。  「比丘たちよ」  「尊師よ」 と、── 比丘たちは、世尊に答えました。 そして世尊は、このように言われたのです。  「比丘たちよ、私の法の相続者になりなさい。   財の相続者になってはいけない。   私は、貴方たちに対し、   〈 わが弟子たちは、財の相続者にならずに、法の相続者であるように… 〉   ── という憐み〈思いやり〉の思いがある。   比丘たちよ、貴方たちが私の法の相続者とならずに、財の相続者となるならば、   貴方たちはそれ...
  • 中部1経・根本法門経
    ■中部経典第 1 経 「根本法門経」 〈 和 訳 〉 ── このように私は聞きました。 ある時、世尊は、ウッカッターに近い、 スバガ林の、サーラ大樹のもとに住んでおられました。 そこで、世尊は、比丘たちに話しかけられました。  「比丘たちよ」  「尊師よ」 と、── 比丘たちは、世尊に答えました。 そして世尊は、このように言われたのです。  「比丘たちよ、貴方たちに、あらゆる法の根本法門を説くことにする。   それをよく聞き、よく考えなさい。それでは話そう。」  「かしこまりました、尊師よ。」 比丘たちは、世尊に答えました。 世尊は、次のように言われました。 凡夫(の知覚)  「比丘たちよ、ここに凡夫にして、聖者の法〈教え〉を聞かない者たちは、   諸々の聖者を見ず、聖者の法を熟知せず...
  • 中部148経・六六法経
    中部経典 第148経 「六六法経」 〈 和 訳 〉 1  このように私は聞いた──  あるとき、世尊は、サーヴァッティに近いジェータ林のアナータピンディカ僧院に住んでおられた。  そこで、世尊は、比丘たちに話しかけられた。  「比丘たちよ」と。  「尊い方よ」と、かれら比丘は世尊に答えた。  世尊はこのように言われた。  「比丘たちよ、そなたたちに、初めもよく、中間もよく、終わりもよい、内容もよく、形式もよい法を説きます。完全無欠で清浄な梵行を明らかにします。すなわち、六の六法です。それを聞き、よく考えなさい。話しましょう」と。  「かしこまりました、尊師よ」と、かれら比丘は世尊に答えた。  世尊はつぎのように言われた。  「六内処が知られるべきです。  六外処が知られるべきです。  六識身が知られるべきです。  六触身が知られるべきです。  六...
  • はじめに、その①
    ■ はじめに、その①       釈尊の教えを、原始仏典を研究することによって、 知ろうとする時、必ず「守らなければならないルール」があります。   ── それは、釈尊自身が、「後世の弟子たち」に宛てた 「メッセージ」として、経典の中で語られている「教え」なのです。    その「ルール」を守らなければ、いくら経典を調べ、 研究し、探求し、追及をしてみても、「善い結果」は得られません。 仏教学者たちが、いくら研究をしてみても、 釈尊の教えに近づくことが出来なかったのは、その「ルール」を知らずに、守らなかったからです。      ── 今回は、この「原則〈ルール〉」についてのお話をしたいと考えています。  そして、これについては、まず、二つのエピソードを紹介したいと思います。   一つ目は、相応部経典の中に描かれているエピソードですが、 次のような「教え」が、そこでは語られているのです。...
  • 増支部7集5・大供犠品46
    ■ 増支部経典 7集 第5 大供犠品46 〈 和 訳 〉   比丘たちよ、これらの 七想 は 修習せられ、   しばしば行われて 大果 あり、大称賛 あり、甘露に 浴し、甘露に 究境す、   ── 何をか 七 となす。   不浄想 ・ 死想 ・ 食不浄想 ・ 一切世間不可楽想 ・ 無常想 ・ 無常苦想 ・ 苦無我想 なり。   比丘たちよ、これらの 七想 は 修習せられ、   しばしば行われて 大果 あり、大称賛 あり、甘露 に 浴し、甘露 に 究境す、── と、   このように 言われる のは、これは何を 基 にして 言われるのであろうか?  1.不浄想   比丘たちよ、不浄想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心は、   淫欲 を 行なうことに著せず、それを 厭 ( いと ) い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発が持績 するのである。...
  • 増支部6集3・無上品28
    ■増支部経典 6集 第3 無上品 28 〈 和 訳 〉 ある時、多くの長老比丘たちが、バーラーナシーのサールナート〈仙人堕処・鹿野苑〉に滞在していました。 彼ら長老比丘たちが食後、乞食〈頭陀行〉から戻って食堂に坐して集まった時に、彼らの間である議論が起きました。  「諸賢たちよ、意を修する〈心の修行・瞑想修行をしている〉比丘に、   謁見する〈会いに行く〉ために詣でる〈訪れる〉べき時は、何時であろうか?」と。 このように言われたときに、ある長老比丘は、次のように言いました。  「意を修する比丘が、食後、頭陀行から戻って、足を洗って、結跏趺坐をし、身を部屋の隅に置き、   前面に対して念を住する、その前の時こそが、意を修する比丘に謁見するために詣でるべき時です」と。 すると、一人の比丘が、先の比丘に次のように言いました。  「賢者...
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