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参加メンバー: 布施(4年) &ref(布施.jpg) 幕営地   :天人峡パークホテル―ヒサゴ沼避難小屋―忠別岳避難小屋―白雲岳避難小屋―銀泉閣―黒岳石室 メインピーク:化雲岳 トムラウシ山 忠別岳 北海岳 北鎮岳 黒岳 天候    :曇り―曇りのち雨―雷雨―大雨―雨のち晴―晴 危険個所  : ①旭岳青少年野営場―天人峡温泉の区間について、入口がルートとして機能しておらず荒廃。ささやぶが濃く、大量の虫、沼の水の靴への浸水は避けられず、相当の覚悟が必要。断念してタクシー乗車(旭岳温泉バス降車口(大雪山グランドホテル)―天人峡温泉まで4800円) ②天人峡温泉から小化雲まで前日降雨があるときは注意。第二公園以降の足場がかなり悪く沢登りのような状態、泥で滑りやすく、泥水がルートを多い沢登り状態。         ③小化雲付近、小化雲以降のルートは不明瞭なところが多く視界をふさぎ笹薮がハイマツがルートを覆う箇所は熊等の動物がいても気        づけないレベル。ピークの位置を頭に入れておくことが必要。 |&ref(天化1.jpg)|&ref(天化2.jpg)| ④ヒサゴ沼の雪渓は固くてキックできないのでアイゼンが必要だが脇の岩場をつたっていく。ルートがよくわからないので小屋の位置を確認しつつ下っていく。         ⑤悪天候下のトムラウシは強風に注意。三点支持を怠ると体が宙に浮くこともある。ルートはルートマーク有るので迷う心配はない。         ⑥忠別岳ピークは3股になっておりうち2つは忠別避難小屋の分岐から延びるルートでうち一つは白雲岳に続くルート。私は地図を読み間違えて避難小屋分岐までワンデリングをしてしまった。視界がないとき地図の読み間違えも注意。また閉鎖ルートは分岐からピークまでのルートにある。         ⑦白雲小屋まで10分圏内の場所は大雨下だと泥水がルートを浸水して歩きづらい。 ⑧北海岳からの稜線は強風に注意。悪天候下だとたぶん体持ってかれるぐらいの風速で吹き付けられる。         留意事項  : ①とにかく天候がよくなかったため濃霧下の行動が半分を占め、トムラウシ側のルートはルートマークが少なく、不整備が当たり前なので注意。 ②藪の濃さを甘く見てると実際現場で萎えるので、注意。 ③愛山渓方面のルートの調査は抜かりなく行う。(今回は悪天候のため危険要素が高くなると判断し、断念) ④八月下旬の北海道は前線の影響を受けて天候が不安定なことが多いみたいなので悪天候下でも行動ができる準備は必要。 ⑤強風濃霧大雨下ではカウベルが全く役に立たず、いつ熊の襲撃をくらってもおかしくない怖さがあった。 ⑥尾根が太い場所は結構ルートが散在していたりするので降雨濃霧時のコンパスワークは慎重に。(忠別―白雲避難小屋) ⑦天人峡から入る人はゼロ。白雲に向かって縦走する人もいなかった。 ⑧単独行として機敏に柔軟に行動ができたため、行程を一部カットという形で踏破できたが、Pを組んで山に入っている人は2日くらいで下りられる行程を組んでいるぐらいPでの入山は慎重に検討した方がいい。 感想: 今回は天候に恵まれず大雨強風濃霧雷を経験しました。雷は未明にかけて轟いていたので行程に支障がなくてよかったです。おそらく自分にもツキがあって無事何事もなく下山できたのかなと思います。熊の襲撃でP4はトムラウシを断念したみたいで残念でしたが、自分も歩いていてそういう動物がいつ出てもおかしくない雰囲気は感じていました。今回の山行の感想は大雪山はネイチャーというよりアドベンチャーということです。おそらく天候が良ければ視界に迫力満点のネイチャーが私を歓迎してくれたのでしょうが、悪天候下の大雪は私に試練を与えるアドベンチャーでした。夏前に裏銀座を経験した自信が私に歩けと奮い立たせてくれたので経験をつなぐことができたことにはすごく満足しています。また初日の天人峡までのルートの荒廃にビビッて愛山渓温泉へ下りるルートについては悪天候時が予想できたので早々と断念しました。ルートの荒廃に対しての経験値がゼロで事前調査とは違った実際の現場の状況だったので愛山渓方面のルートも実際は聞いていたのと違っていたら危険に追い込まれてしまうので断念しました。 結果的にその早めの判断が層雲峡へ降りることを周知させることができとちょっとした有事下の全体との合流がスムーズにいったので結果おーらいな感じではありますが、行ってみないとわからないというのはまさに北海道の自然の壮大さがなす弊害でもあり、人間にこびないその姿に強さを感じました。 報告者:布施(4年) #back(left)
参加メンバー: 布施(4年) &ref(huse.jpg) 幕営地   :天人峡パークホテル―ヒサゴ沼避難小屋―忠別岳避難小屋―白雲岳避難小屋―銀泉閣―黒岳石室 |&ref(17.jpg)|&ref(18.jpg)|&ref(19.jpg)||&ref(20.jpg)|&ref(21.jpg)| メインピーク:化雲岳 トムラウシ山 忠別岳 北海岳 北鎮岳 黒岳 |&ref(kaun.jpg)|&ref(tom.jpg)|&ref(tyu.jpg)| |&ref(hoku.jpg)|&ref(hokuti.jpg)| 天候    :曇り―曇りのち雨―雨―雨―雨のち晴―晴 危険個所  : ①旭岳青少年野営場―天人峡温泉の区間について、入口がルートとして機能しておらず荒廃。ささやぶが濃く、大量の虫、沼の水の靴への浸水は避けられず、相当の覚悟が必要。断念してタクシー乗車(旭岳温泉バス降車口(大雪山グランドホテル)―天人峡温泉まで4800円) ②天人峡温泉から小化雲まで前日降雨があるときは注意。第二公園以降の足場がかなり悪く沢登りのような状態、泥で滑りやすく、泥水がルートを覆いバシャバシャと進行していくような状態で非常に歩きづらく精神的にもつらい。         ③小化雲付近、小化雲以降のルートは不明瞭なところが多く視界をふさぐ笹薮やハイマツの中に入ってかき分けて進行していくので熊等の動物がいても気づけないレベル。濃霧時はピークの位置を頭に入れて慎重なコンパスワークが必要。 |&ref(天化1.jpg)|&ref(天化2.jpg)| ④ヒサゴ沼の雪渓は固くてキックできないのでアイゼンが必要だが脇の岩場をつたっていく。岩場はロックガーデンみたいでコースタイム以上に時間がかかる。ルートがよくわからないので小屋の位置を確認しつつ下っていく。 |&ref(hisahisa.jpg)|&ref(hisago.jpg)|         ⑤悪天候下のトムラウシは強風に注意。三点支持を怠ると体が宙に浮くこともある。ルートはルートマーク有るので迷う心配はない。         ⑥忠別岳ピークは3股になっておりうち2つは忠別避難小屋の分岐から延びるルートでうち一つは白雲岳に続くルート。私は地図を読み間違えて避難小屋分岐までワンデリングをしてしまった。視界がないとき地図の読み間違えも注意。また閉鎖ルートは分岐からピークまでのルートにある。         ⑦白雲小屋まで10分圏内の場所は大雨下だと泥水がルートを浸水して歩きづらい。 ⑧北海岳からの稜線は強風に注意。悪天候下だとたぶん体持ってかれるぐらいの風速で吹き付けられる。         留意事項  : ①とにかく天候がよくなかったため濃霧下の行動が半分を占め、トムラウシ側のルートはルートマークが少なく、不整備が当たり前なので注意。 ②藪の濃さを甘く見てると実際現場で萎えるので、注意。 ③愛山渓方面のルートの調査は抜かりなく行う。(今回は悪天候のため危険要素が高くなると判断し、断念) ④八月下旬の北海道は前線の影響を受けて天候が不安定なことが多いみたいなので悪天候下でも行動ができる準備は必要。 ⑤強風濃霧大雨下ではカウベルが全く役に立たず、いつ熊の襲撃をくらってもおかしくない怖さがあった。 ⑥尾根が太い場所は結構ルートが散在していたりするので降雨濃霧時のコンパスワークは慎重に。(忠別―白雲避難小屋) ⑦天人峡から入る人はゼロ。白雲に向かって縦走する人もいなかった。 ⑧単独行として機敏に柔軟に行動ができたため、行程を一部カットという形で踏破できたが、Pを組んで山に入っている人は2日くらいで下りられる行程を組んでいるぐらいPでの入山は慎重に検討した方がいい。 感想: 今回は天候に恵まれず大雨強風濃霧雷を経験しました。雷は未明にかけて轟いていたので行程に支障がなくてよかったです。おそらく自分にもツキがあって無事何事もなく下山できたのかなと思います。熊の襲撃でP4はトムラウシを断念したみたいで残念でしたが、自分も歩いていてそういう動物がいつ出てもおかしくない雰囲気は感じていました。今回の山行の感想は大雪山はネイチャーというよりアドベンチャーということです。おそらく天候が良ければ視界に迫力満点のネイチャーが私を歓迎してくれたのでしょうが、悪天候下の大雪は私に試練を与えるアドベンチャーでした。夏前に裏銀座を経験した自信が私に歩けと奮い立たせてくれたので経験をつなぐことができたことにはすごく満足しています。また初日の天人峡までのルートの荒廃にビビッて愛山渓温泉へ下りるルートについては悪天候時が予想できたので早々と断念しました。ルートの荒廃に対しての経験値がゼロで事前調査とは違った実際の現場の状況だったので愛山渓方面のルートも実際は聞いていたのと違っていたら危険に追い込まれてしまうのではと断念しました。 結果的にその早めの判断が層雲峡へ下ることを周知させることができて、その後のちょっとした有事下でも全体との合流がスムーズにいったので結果おーらいな感じではありますが、行ってみないとわからないというのはまさに北海道の自然の壮大さがなす弊害でもあり、人間にこびないその姿に力強さと威厳を感じました。 報告者:布施(4年) #back(left)

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