「三四×レナ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
三四×レナ」を以下のとおり復元します。
鷹野さんから借りたノートには、不思議なことがたくさん書いてあった。 
その中でも一際興味を引かれたのが…この記事。 

「あるカトリックの女学院 
その女学院は宗教色が非常に強いが、同時に独特の制度を持つ変わった学校である 
年上の者が年下の者にロザリオを渡すことで、スール(姉妹・仏語)というものに認定することができる 
スールに認定された年下の者は、認定した年上の者を「お姉様」と呼ぶのが通例である 
(中略) 
この制度は本来、下級生の育成・交流に用いられるものである 
しかし、特別な感情を抱くものに渡すことが多いため、そこから恋愛に発展することもある… 

女性同士の恋愛。 
鷹野さんは素敵な人だ。男を楽々手玉に取る(※ 富竹) 
スタイルだっていいし、美人だし、何より飄々としたかっこいい魅力がある。 
喩えるなら、そう。憧れの先輩… 

「あらあらレナちゃん、どうしたの?」 
「…鷹野さん。」 
翌日、私は入江診療所を尋ねた。 
「このノート、お返ししますね。」 
「え?」 
意外そうな顔をする鷹野さん。 
「…あの、ところで…」 
「なぁに?」 
「…またここにきてもかまいませんか?お姉様…」 
鷹野さんは最初、怪訝な顔をしていたが、そのうちそれは微笑みへと変化した。 

「レナちゃん、あとで…私のところにいらっしゃい?姉妹の契、結んであげるわ…」


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