ありがとう。~転校~
前回 -[[ありがとう。~予想外~]] ---- #center(){ *ありがとう。 } #center(){ *第三部 『転校』 } ---- ミーン!ミーン! 「ん・・・」 うるさい・・・。蝉の鳴声で私は目が覚めた。 ・・・。腰が痛い。いや全身だ。私は倦怠感の残る身体を、ゆっくり起き上がらせる。 「・・・」 そして部屋の中を見ると、凄い惨状だった。ベッドの上も周りも、使用済みのコンドームやティッシュが散らばっていて、自分の部屋とは思えない。それと、性交後特有の生臭い匂いが蒸暑い部屋の中に漂っている。 寝起きのあまり働かない頭で昨夜と言うか、今日の明け方までの記憶を引っ張り出す。確か・・・あの後、七回くらいしたのは覚えている。 「ふあぁ~」 私は大きい欠伸をする。倦怠感は有るが何故か清々しい感じがする。 ふと顔を横に向けると、私の横で圭ちゃんが俯せに寝ている。どこかミイラ風というか、グッタリしている。一応、呼吸はしている様だ。 次に壁に掛けてある時計を見ると昼の一時過ぎ。どうりで蒸暑い筈である。 私は圭ちゃんを揺すり起こす。 「圭ちゃん・・・。起きてください。もう一時ですよ?」 「う・・・んあ?」 圭ちゃんが間抜けた声を出して、焦点の合ってない目で私を見て口を開く。 「・・・おはよう」 「おはようございます」 私も挨拶を返す。 圭ちゃんが気怠そうに身体を起こして、私の横に座り「まさか本当に、出なくなるまで搾り取られるとは思わなかったぜ・・・」と言った。 「ははは・・・。すいません・・・」 私はノリノリで何回も圭ちゃんを求めた。調子に乗り過ぎた様だ。素直に謝っておく。 「気にするな。それよりシャワー貸してくれないか?汗やら何やらでベタベタするんだ」 と圭ちゃんが言う。そう言われたら私も似た様なものだ。段々気になってくる。 「くっくっく。なんなら、一緒に浴びるか?」 圭ちゃんがニヤニヤしながら聞いてくる。流石である。名案だ。時間の無駄も無い。 「名案です☆一緒にシャワーを浴びましょう♪」 と私は笑ってそう答えた。 「え。冗談のつもりだったんだけどな・・・。まあ良いや。じゃあ行こうぜ?」 圭ちゃんがベッドから降りて、私に促す。 「はい♪」 私もベッドから降りて、圭ちゃんの手を握って浴室に向かった。 シャワーを浴びてサッパリした後、昨日の残り物のカレーを二人で食べ、『そろそろ帰る』と言った圭ちゃんを見送った私は、部屋の掃除を開始する。 窓を開け、ゴミを袋に詰めて、ベッドからシーツを剥いで洗濯機に放り込む。 部屋の掃除が終わったので、ダイニングに行き昼食の後片付けをした。 ピンポーン♪ ん?誰だろう・・・葛西かな。私はタオルで手を拭いて玄関に向かう。 ガチャ 「は~い!ってお姉とレナさんじゃないですか。どうしたんです?」 もう夕方である。こんな時間に何の用なのだろうか。 「よっ!詩音!何か顔に生気が充ち満ちてるよ~。圭ちゃんから生気を吸い取ったとか?くっくっく!」 お姉が開口一番そんな事を言う。まあ間違ってはいない。 スパーン! 「魅ぃちゃん!下品な事言わないの!詩ぃちゃん。こんにちは」 レナさんがお姉に『れなぱん』を繰り出した後、私に挨拶してくれた。 「こんにちは。まあ立話もなんですし。上がりますか?」 と私は部屋の方を指差す。 「じゃあ御邪魔しちゃおうかな。ほら魅ぃちゃん起きて!」 レナさんがお姉を起こして三人で部屋の中に入った。 私は二人をダイニングへ通し冷たい麦茶を出した後、寝室に行き窓を締めてクーラーを作動させた。そして二人の元に戻って問い掛ける。 「ところで。二人してやって来て、何か御用事ですか?」と。 「いや~たまたま通り掛かったからさ。ついでに昨日の感想でも聞こうかな~って思ってね」 と左頬に真っ赤にしたお姉が言って、麦茶を豪快に飲み干す。 「詩ぃちゃん。昨日は、どうだったのかな?かな?」 レナさんも目を輝かせて聞いてくる。女の子はこういう色恋沙汰の話が大好きだ。 だが、乙女達に語ると夢をぶち壊すような生々しい内容の話だ。オブラートに包む様にして言っておく事にする。 「昼は普通にデートして、夜は一緒に寝て。そしてさっき圭ちゃんを見送った。って感じですよ」 うん。完璧だ。嘘は言って無い。 かつ手短に話せた。 「それじゃあ全然分かんないなぁ~。おじさん達も協力したんだから、詳し~く教えて欲しいんだけどなぁ?」 お姉が含み笑いを浮かべながら言う。 レナさんの方を見ると・・・期待に溢れた目で私の方を見ている。 仕方無い、この二人には何かと世話になってる。 「分かりました・・・。じゃあ私の部屋に行きましょう。ここは暑いですし」 私達は部屋を移動した。 「・・・と、まあこんな感じで圭ちゃんにヒィヒィ言わされたり、言わしたりした訳です」 と私は締括って麦茶を飲む。 「「・・・」」二人は顔を真っ赤にして黙っている。そう、私は自棄っぱちになって包み隠さず全部話したのだ。 流石に刺激が強過ぎた様である。デートの話の時は面白そうに聞いていたが、夜の話になった途端二人してこのザマだ。 それより私は二人に言う事がある。もうすぐ夏休みが終わる。その前に言っておかねばならない事だ。 「話は変わりますが、お姉にレナさん。実は私・・・転校しようと思ってるんです」 ---- 九月一日。今日から私は新しい学校に通う事になった。住む場所も変わった。 と言っても、他県に引越したとかでは無い。雛見沢分校に今日から通う事になったのである。 皆と一緒に学校に通いたかったし、圭ちゃんと一緒に居られる。さらに沙都子の偏食改善もしやすくなる。一石三鳥だ。 ああ。沙都子の偏食改善は悟史君にフラれたからと言って、途中止めにする訳にはいかないと思っている。あのままでは大人になってから困る。まあ私の自己満である。 ちなみに住む場所は本家だ。鬼婆に雛見沢分校に通う許可を貰いに行った時に、『本家から通えば良いんね』と言われた。 こうして転校できたのも、お姉の尽力のおかげだ。 鬼婆に掛け合ってくれた様である。 そして私は今、教室の扉の前で知恵先生に呼ばれるのを待ってる。 「では園崎さん。どうぞ」 戸が開けられ、知恵先生が顔を出して、中に入る様に促す。私が教室に入るとお姉とレナさん以外の全員が驚いた顔で見ている。 言い忘れたが、圭ちゃんには内緒にしていた。私流のサプライズってヤツだ。 「興宮から転校して来た園崎詩音です☆よろしくお願いします♪」 と挨拶しておく。 「では園崎さんの席は・・・北条君の隣りで良いですか?」 知恵先生が聞いてくる。 これは気まずい。悟史君の隣りとは・・・。かと言って他の席が開いている訳ではない。 「はい」 私は悟史君の隣りの席まで行き椅子に座り、チラッと悟史君の方を見ると、やはり気まずそうな顔をしている。 次に圭ちゃんの方を見て軽く手を振る。少し微笑んで、私に手を振り返してくれた。良かった。とりあえずサプライズは成功の様だ。 今日は始業日なので昼前に学校が終わった。私は今、圭ちゃんと一緒に学校から帰っている。 部活はお姉の用事とやらで中止になった。ちなみに私も入部させる気らしい。 そして、圭ちゃんは驚きつつも私が転校してきた事を喜んでくれた。さっきから嬉しそうに私に『一緒に居れて嬉しい』と言ってくれている。 「ところで、今日は暇か?」と圭ちゃんが言う。 「ええ♪引越しの片付けも終わりましたし♪」 「じゃあ、今から家に来ないか?」 「はは~ん☆圭ちゃん。私にHな事する気でしょ?」 私は肘で圭ちゃんの腕を軽く突いて言う。 すると「来てからの御楽しみだ!」と言われる。 何だろう?ああ。ついでに圭ちゃんの御両親に引越しの挨拶をしておこう。ちなみに圭ちゃんの家に行くのは初めてだ。いや外までなら何度かある。中に入るのは初めてと言った方が良いか。少しワクワクしてきた。 しばらく歩いて家の前に着く。 圭ちゃんが玄関を開けて「ただいま~!」と言って中に入る。私もそれに続いて「御邪魔します」と言って中に入った。 すると廊下の奥、恐らくリビングから圭ちゃんのお母さんが出て来る。 「おかえりなさい圭一。あら?その子は誰かしら?」 と言って圭ちゃんのお母さんが私を見た。綺麗な人だな・・・。 「はじめまして。園崎詩音と言います。今日は引越しの御挨拶に来ました。よろしくお願いします」 と私は挨拶した。 すると「詩音は魅音の双子の妹なんだ。今日から同じ学校に通う事になったんだよ」と私を紹介してくれる。 「そうなの?よろしくね詩音ちゃん」 と私に言って微笑みかけてくれた。 「じゃあ詩音。俺の部屋に行こうぜ。こっちだ」 私は圭ちゃんに促され階段を上がり、案内された部屋の中に入った。 「適当に座ってくれ」 圭ちゃんは机の中を漁っている。 私は畳の上に腰を下ろした。 「詩音。これ良かったら家の鍵にでも付けてくれ」 と言って私に木彫のオットセイのキーホルダーを手渡す。少し歪な形をしているが、なかなか可愛い。 「先週彫ったんだ。ほら俺と御揃いだぜ」 ポケットから同じ様なキーホルダーの付いた鍵を取り出し、私に見せる。 「ありがとうございます☆凄い嬉しいです♪大事にしますね♪」 圭ちゃんと御揃いで物を持てる事が嬉しい。しかも心の籠った手作り。私も冬に向けてマフラーでも編もうかな?御揃いのね♪ 「詩音」 私がキーホルダを見ていると、圭ちゃんが私の横に座って、抱き付いてくる。 「二週間もしてないんだし。良いだろ?」 と言ってキスをしようとする。 この二週間、私は転校の準備等で忙しくてデートする暇も無かった。 圭ちゃんも男の子だ。つまり『溜まってる』ってヤツだろう。 「駄目です。下にお母さんが居るんですよ?」と私は言って、圭ちゃんの唇に人差し指を当てる。 すると「・・・そうか」と言って落ち込み始める。 「・・・そんなにHしたいんですか?」 したいのは分かるが、試しに聞いてみる。 「凄くしたいです!」 即答かよ。まあ二週間も相手出来なかったから仕方無いか・・・。 あ、良い事思い付いた。 私は「じゃあ、家じゃなくて別の場所でしましょうか?あまり人の来ない場所を知ってるんですよ♪」と言って、頬を両手で撫でる。 すると「人の来ない場所か。つまり外でするって事か?」と圭ちゃんが口を開く。 「ん。行ってからのお楽しみです♪」と、私は圭ちゃんの真似をして言ってみる。 「じゃあ、軽く腹拵えしてから行ってみようぜ!ちょっと待ってろ!」 と言って、圭ちゃんが立上がり部屋を出て行った。 そうだ。せっかく部屋に来たのだ。一応確認しておこう。 そう。エロ本が有るかどうか。私という者がありながら、エロ本の世話になっているとしたら腹が立つ。そんな物を読まずに私だけを見て欲しい。私は家捜しを開始した。 ---- その後、昼食を御馳走になった。私は御礼を言って、圭ちゃんと一緒にある所に向かう。 「まだ着かないのかよ。もう一時間は歩いてるぞ?」 と圭ちゃんが私に聞いてくる。 その問い掛けに私は「頑張って下さい。あと少しですから♪」と言って、山道を進む。 現在私達は、ある山の中を歩いている。御存じの通り、雛見沢の周りは山だらけである。そして山の森林を管理している営林署の資材小屋やら詰所が、いたる場所にある。 営林署の職員が、山の中の詰所を使うなんて年に一回有るかどうか。その割に中は綺麗にしてある。 つまり、誰も居ない詰所で致してしまおう、という算段である。 確か、ここら辺に詰所が有った筈。・・・あった! 私はドアノブを回してみた。鍵を閉め忘れたのか?開いている。 「これって営林署か何かの詰所か?」と圭ちゃんが目の前のプレハブ小屋を見て言った。 「正解です♪中は意外と綺麗ですし、こういう場所でHするのも楽しそうじゃないですか☆ところで・・・」 と言いつつ鞄を開け、ある物を取り出す。実はさっき部屋の中でエロ本を発見していた。私はエロ本を処分する為に持って来ていたのだ。 「これは何でしょうか?」 と私は静かな声で聞いてみる。 「!そ、それは俺のビニ本じゃねぇか!なんで詩音が持ってるんだよ!?」 圭ちゃんが驚く。 「気にしないで下さい☆それより私という可愛い彼女が居るのに、なんでエロ本が必要なのですか~?」 ちょっと意味あり気に笑って聞いてみる。 すると「う・・・その、えぇとだな、(落ち着け!クールになれ、前原圭一!得意の『口先の魔術』で誤魔化すんだ!)男は生まれながらに変態なんだ!これは宇宙開闢以来不変の真理であr(以下略)とりあえず返してくれ!」と答える。必死だな。 「私は別に圭ちゃんとだったら変態プレイしても構いませんよ♪だから、これはポイしちゃいましょう☆」 この際だからブツを遠くに投げ捨ててやる。ああスッキリした。 ちなみにエロ本は読者投稿型のエグいヤツだ。中身は露出やらSM等の投稿写真ばかりである。 「ああ!?ひでぇ!買ったばかりなのに・・・」 圭ちゃんが悲しげに叫ぶ。いや嘆く。 「気にしない!気にしない!じゃあ入りましょう☆」 圭ちゃんの手を引っ張って、小屋の中に入った。 「俺のアッ〇ルが・・・」 圭ちゃんがまだ未練たらしくブツブツ言っている。しつこい。 「エロ本より生身の詩音ちゃんの方が良いに決まってるじゃないですか☆落ち込まないで下さいよ☆」 そう言って圭ちゃんに後ろから抱き付いてあげる。 「そりゃそうだが、エロ本には夢が詰まっているんだよ。いや希望だな。はあ・・・」 と圭ちゃんが嘆くので、ちょっと可哀相になってきた。 仕方ない、元気付けてやるか。私は圭ちゃんの背中に胸を押し付けて、手を股間に持って行き、ソフト・タッチで擦る。 「圭ちゃん現実を見て下さい。それにエロ本は、こんな事してくれませんよ?」 さらに片手の親指でカッターシャツの上から乳首を刺激しながら、私は言った。 「圭ちゃんには私だけを見て欲しいんです。圭ちゃんの事が大好きですから」 段々オットセイが硬くなってくる。私は揉むようにして手を動かし、耳元に口を近付け吐息を軽く吹掛けてみる。 「お、俺も詩音の事が大好きだぜ!悪かったよ。今日から脇見はしないから許してくれないか?」 と言ってくれる。こう言われたら嬉しい。 「嬉しいから許しちゃいます♪でももしまた見つけたら御仕置しちゃいますから・・・ねっ☆」 圭ちゃんの耳に舌をゆっくり這わせつつ、指でズボンのチャックを開ける。 初体験の時、私はM属性なのかと思ったがSもイケるらしい。と、この前分かった。今も圭ちゃんを愛撫しながら少し興奮している。 「うわぁ~。もう、おちん〇んパンパンですね?なんか先っちょから、お汁が出ちゃってますよ」 トランクスのボタンを外して、亀頭の先を親指で刺激してあげる。 「はあはあ・・・。詩音の手が気持ち良すぎるんだよ」 圭ちゃんが顔を真っ赤にする。私はオットセイから手を離し、圭ちゃんの顔の前まで持って行き、親指と人差し指を合わせてゆっくり離す。我慢汁が糸を引く。 「ですよね~♪ほら見て下さい。我慢汁が、いっぱい出てますよ?」 そう言って自分の指を咥える。青臭い味が口の中に広がる。 「ん・・・美味しい。じゃあ次はこうしちゃいましょう♪」 口から指を離し、手の平に唾液を垂らしてオットセイに塗りたくる。そしてオットセイを上下にゆっくり擦る。 ぐちゅ・・・ぐちゅ。 「はっ!はあぁっ!!」 圭ちゃんが身悶えする。私は気持ち良さそうな圭ちゃんの顔を見て、さらに口を開く。 「私のお手々、気持ち良いですか?おちん〇んビクビクしちゃってますね♪イキたいんですか?」 亀頭を中心に責め立て、乳首を摘んで転がしながら聞いてみる。 「っあ!は、うぅ!イキたいっ!もっと、激しく・・・して、くれっ!」 圭ちゃんが懇願してくる。今日の私は少し意地悪だ。すんなりとイカせない。ネチネチしつこくイジメてみよう。エロ本なんか持ってた罰だ。御仕置では無い。そう。これは『罰』なのである。 赦すとは言ったが、それなりの対価は必要だ。愛撫を止めて、スカートのポケットから結束バンドを取り出す。電気配線を束ねたりするアレだ。 そして圭ちゃんの両手を後ろに回して、両手の親指を結束バンドで血管を圧迫しない程度の力で締めた。 「へ?お、おい!詩音!何の真似だよ!?」 圭ちゃんが困惑する。 「圭ちゃん。赦すとは言いましたが、エロ本に、うつつを抜かした罰です。今日は簡単にはイカせてあげません。イキたいなら・・・ココ舐めて下さい」 ドサッ! 私は圭ちゃんの身体を床に倒し、ショーツを脱いで顔の上に跨がる。ちなみに舐めて貰うのは初めてだ。期待で胸がドキドキしている。 「ほら。早く舐めてください。上手にペロペロ出来たら、御褒美にイカせてあげます」 ぴちゃ・・・。 「んっ」 圭ちゃんが私の秘部に舌を這わせ始める。ちょっとザラザラした舌が、ウネウネと蠢く。凄い気持ち良い。手でされるより気持ち良いかも知れない。 「はぁッ。圭ちゃんの舌、気持ち良いですよ♪んうっ!」 身体が震える。私が口でした時も圭ちゃんは、こんな感じだったのかな? じゅっ!くちゅ! 「ふあっ!あっ!くうぅっ!!」 膣内に舌が侵入したと思えば、次はクリトリスを吸われる。その度に身体が敏感に反応する。スカートの中に隠れて顔は見えないが、息苦しいのだろうか。時たま、息継ぎをする様な音が聞こえる。 「ふっ、ぅぅ・・・。もう良いですよ☆」 腰を上げて圭ちゃんの上から退く。この暑さで顔面を覆われたら苦しいだろう。流石に窒息されたら困る。鞄から、ポケットティッシュを取り出し顔を拭いてあげる。私の愛液と圭ちゃんの涎でグチャグチャになっている。 「っ・・・。はあ~。なんか今日の詩音、女王様みたいな感じだな」 圭ちゃんが深呼吸をした後、そんな事を言う。違います。これは一種の愛情表現です。と言いたいのを我慢して、黙々と顔を拭く。 続いて「あ~・・・。ところで、そろそろ手を自由にしてくれないか?コレ結構キツいんだよ」と圭ちゃんが苦笑いしながら言ってくる。 「駄目です♪罰なんですから、終わるまで我慢して下さい♪・・・よいしょっ!」 私はニッコリ笑って言い切った。そして圭ちゃんの身体を起こして、私は寝転がり足を開く。 「御褒美です。頑張って挿入れちゃってください☆」 顔がニヤつくのが自分でも分かる。これは半端無い意地悪だと思う。 手を使わずに入れるのは至難の技だ。まあ、圭ちゃんの反応が楽しそうだから、ワザとしている。 「いや無理だろ。常識で考えて」 とか言いながら、何とか私の股間の前に正座して何度か挿入しようと試みているが、掠りもしない。うわ~焦ってる焦ってる☆可愛いなあ。胸がキュンキュン☆する。震える子犬を見ているような気分だ。 「仕方無いですねぇ~」 私はオットセイを持って膣まで誘導してあげる。 ちゅぷぷ・・・。 「ん。後は大丈夫ですよね・・・あうっ!」 そう言うと同時に、私の上に覆いかぶさるようにして奥までオットセイで貫かれる。 パンパン! 「あっ!はうっ!あっ!あっ!」 いくらなんでも始めから飛ばし過ぎだ。そんなに我慢してたのか? 「あっ!あぐっ!け、圭ひゃん!もっと優しくしてくらはいっ!!ああっ!!ア、アソコが壊れちゃいまふ!!あっ!!」 こんなにハイペースで動かれたら堪らない。一突き毎に子宮を抉られる様に刺激されるのだ、少し痛い。 「わ、悪い!二週間振りだから気持ち良くてさ!」 切羽詰ったような声で圭ちゃんが耳元でささやく。次第に緩慢な動きへと変わってきた。 くちゅ・・・くちゅ。 「は・・・。ふあっ。あ・・・」 先ほどとはうって変わってゆっくり動かされるので、焦らされている様でゾクゾクする。 私の中にあるオットセイの形がハッキリ分かるし、押し広げられて出入りするのが気持ち良い。だが、これでは物足りない。 優しくしてくれ。と言ってみたり、物足りなく思ったりと我儘では有るが事実だ。 そして無意識の内に腰をくねらせていた。私は淫乱か?初体験から一月も経って無いのに、圭ちゃんに開発されてしまったのだろうか? と、ここで圭ちゃんが動くのを止める。 「っはあぁ・・・。圭ちゃんどうしたんですか?」 「っふぅぅ。腰が疲れちまったよ。はっ。少し休憩させてくれ」 と圭ちゃんが言う。まあ手を拘束されて、腰だけで動いていたのだ。無理も無い。 「んうっ・・・。あ・・・」 私は身体を起こして、手を後ろについて、自分から腰を動かし始めた。 いや、"勝手に動く"に近い。この体勢で動かすのは辛いが、しないよりマシだ。身体が疼いて堪えられない。 「詩音・・・。なんか凄くやらしいぞ?」 圭ちゃんが、そう言いつつも私の動きに身を委ねている。 私は「ん。圭ちゃんが、こんな身体にしたんですよ?あっ・・・」と言いながら、自分の気持ち良い様に腰を動かす。膣壁の上の方にオットセイを押さえ込む様にして、擦り付ける。腰砕けになりそうな感覚。 ここを刺激される事は少ない。指でされた事ならあるが、オットセイでされるのは初めてだろう。新しい性感帯を発見したと言う訳だ。 「そ、それ、すげぇ気持ち良い。もっと速めにしてくれ」 圭ちゃんが身体を震わせる。 ああ。そういえばバイト先の先輩から教えて貰ったが、私の膣は『カズノコ天井』という名器らしい。膣壁が少しザラザラしているんだとか。初体験の話を白状させられた時に、そんな事を言っていた。まあ女子高生が何故そんな事を知っているのか分からないが、そういう事らしい。 今の状況はオットセイの先をその『ザラザラ』した部分で擦っている状態なのだろう。 「あ・・・。そんなに気持ち良いんですか?嬉しいな☆じゃあ、もっと動いてあげますね」 じゅっぷ!じゅっぷ! 腰を回す様に動かしたり、擦り付ける様に前後へスライドさせてみる。段々、頭がボーッとしてきた。 「あっ!あっ!ふぅ・・・!んっ!んあっ!!」 もう夢中で腰を動かす。もう少しでイキそうだ。 「し、詩音!俺!イ、イキそうだ!は!!」 圭ちゃんが身体をのけ反らせて言う。私はそれに答えず『あと少し・・・少しだから我慢して!』と心の中で叫びながら、腰を動かす。 「あっ!ああっ!はあはあっ!!んあっ!!?」 圭ちゃんが突然腰を動かしたので、思わぬ場所にオットセイが当たって私は絶頂に達する。 「う!そんなに締め付けたらっ!うあっ!!」 圭ちゃんが呻いて身体を震わせながら膣内に射精する。 ドクッドクッ! 「「はあはあ・・・」」二人で呼吸を整えつつ、精液が出終わるまで待つ。 ちゅぽんっ。 私が腰をずらすと、オットセイが抜けた。オットセイをティッシュで拭いてあげた後、秘部を自分で拭く。指で精液を掻き出すのだが、凄い量が出て来る。 「ふぅ・・・。凄い出ましたね♪ほら、まだ出て来ますよ?」 秘部を圭ちゃんの目も前で広げて見せながら言う。 「うわ・・・。確かに凄い量だな。二週間分なだけあるぜ」 と圭ちゃんが感心したように呟く。ん?二週間分? 「へ?もしかして、前した時から抜いて無かったんですか?」 私は圭ちゃんに聞いてみる。 すると「ああ。何か自分でするより、詩音に出して貰いたくてな。頑張ったんだぜ!」と誇らしげに言う、まあ思春期の男の子なら、生き地獄だったろう。 「ふふ♪良く頑張りました☆あっ!忘れてた!すいません!今、結束バンド切りますね」 鞄から小さなハサミを取り出して結束バンドを切る。 パチン。 「ふうっ~。やっと手が自由になったぜ・・・。やれやれ」 指を擦りながら圭ちゃんが言う。 「でも・・・楽しかったでしょう?」 私は笑って聞いてみる。 ちなみに私は楽しかった。何か圭ちゃんを犯している様な感じで新鮮だった。 圭ちゃんは「結構楽しかったぜ。けど、もう懲り懲りだぜ!」と笑って言ってくれた。 「えぇ~!これ楽しいし、また今度しましょうよ☆」 わざと甘えた声で言ってみる。 「ん。気が向いたらな。そうだ。まだ今日はしてなかったよな」 圭ちゃんの口が私の唇に近付く・・・。 「ん・・・。んむ」 私は圭ちゃんの首に腕を回して、舌を絡ませ合う。 しばらくして、私は口を離す。 「ん。やっぱりキスって何度しても気持ち良いもんですね♪」 唇を指で押さえながら、私は言う。なんか照れるな。 「違いねぇな。ん?もう夕方かよ。何だかんだで結構時間経ってたんだな」 窓から外を見てみると、もう陽はかなり傾いていた。そろそろ帰らないと危ないな。 「じゃあ暗くならない内に帰りますか」 私は手早く後片付けをして、ショーツを履こうとして思い付く。・・・買ったばかりのエロ本捨てちゃったし、何か悪い事したな・・・。そうだ! 圭ちゃんのカッターシャツの胸ポケットにショーツをねじ込む。 「そ、その・・・エロ本捨てちゃいましたし、コレあげます」 ああ恥ずかしい。まあエロ本の対価ってヤツだ。 「あ、ああ。その、ありがとな」 二人して真っ赤な顔で黙り込む。まあ、いつまでもこうしている訳にはいかない。 私は圭ちゃんの手を握って「さ、さあ!帰りましょう!夜の山は危険ですよ!」と引っ張りながら鞄を持つ。 「お、おう!帰るか!」 圭ちゃんがショーツをズボンのポケットに入れて言う。 私達は詰所を後にした。 くだらない話を二人でしながら山道を進む。帰りのペースは速い。気が付くと、麓まで降りていた。 「良かった、暗くなる前に帰ってこれましたね☆」 と言っても、辺りは薄暗い。ここから三十分も歩けば家に着く。街灯がある訳も無いので気をつけて行こう。 「確かに良かったぜ。暗くなったら、こんな山だと遭難しそうだしな」 改めて見ると、かなり大きな山だ。よく詰所の場所を覚えていたものだ。 「ですね♪じゃあサクサク歩いて帰りましょう☆」 先程と同じ様に話をしながら、先を急ぐ。お腹が減った。それに疲れた。今日はグッスリ眠れるかな? ---- ・・・こうして帰る途中だというのに、何故か私は水車小屋の中に圭ちゃんに連れ込まれていた。 「悪い。帰る前にもう一回・・・」 圭ちゃんが私に手を合わせる。このスケベめ。 「えぇ~。もう遅いですし・・・。じゃあ口で良ければ・・・」 流石に、長々としている時間の余裕は無い。 「ああ!是非お願いするよ!」 圭ちゃんほんとうに嬉しそう。まあ悪い気はしないけど。 それにそんな顔されたら彼女としては、抜いてあげたくなる。私は圭ちゃんの前に片膝をついて、ズボンのチャックを下げる。 ジーッ。 ・・・もう大きくなってる。私はトランクスのボタンを外して、節操のないオットセイを出す。右手でオットセイの根本を持って、舌で裏筋をなぞる。 ちゅく。 ちょっと苦い。それに匂いがするし。まあ自分の愛液の匂いだから仕方無い。 ぴちゃぴちゃ。 ゆっくり右手で扱きながら、亀頭全体を舌でねぶる。オットセイがピクピクしてて可愛い。 ちゅっ!・・・ちゅぷぷ。 尿道の先にキスして、舌で軽くつつく。時間が無いから、少し早い気もするがオットセイを咥える。唇をすぼめて、軽く吸いながら、頭を前後に動かす。 じゅっぽ!じゅっぽ!ちゅく! 全体に舌を這わせながら、左手で陰嚢を優しく揉みしだく。 「んっ。ん、んむ」 オットセイが口の中でヒクヒクしている。上目遣いで圭ちゃんの顔を見てみるが暗くて分からない。 「はあっ。詩音・・・。上手いぞ」 圭ちゃんが頭を撫でてくれる。私は嬉しくなって、強めに吸ってペースをあげる。 じゅっぱ!じゅっぽ!じゅっぽ!ぐちゅ! 入る限界までオットセイを咥え込んで舌で舐め回す。そして吸いつつ頭を後ろに引いて、また咥える。五分程続けていると、圭ちゃんが切なそうに啼く。 「詩音!もう限界だ!イッてもいいか?」 腰がガクガクしている。本当に限界が近いらしい。私は返事の代わりに強くオットセイを扱く。 「んうっ!んっ!」 陰嚢を揉んでいた左手を圭ちゃんの腰に回して、ラストスパートに入る。 ちゅば!ちゅば!ちゅば! 「うっ!出る・・・!んう!」 ビュルッ! 圭ちゃんがそう言って口内に射精する。私は手で根本から先の方へ強めに搾り出す様に動かす。 「ん・・・。ちゅぱ」 オットセイから口を離し、精液を飲み込む。今日これで二回目だというのに、思いのほか濃くて飲み込むのに苦労した。そしてまたオットセイを咥え直して、舐め回す。お掃除ってヤツだ。 二、三分ほどかけて丹念にお掃除をした後、口からオットセイを出して言った。 「はい☆おしまい♪気持ち良かったですか?」ってね。 「ああ!何回して貰っても最高だぜ!」 圭ちゃんが満足そうに言いながら、オットセイをズボンの中にしまう。 私は立ち上がって、口元の涎をティッシュで拭きながら「詩音ちゃんは圭ちゃんとHする度に進化しているんですよ♪」と言った。 「ははは!かもな!」 頭を優しく撫でてくれる。 「本当ですよ。その顔は信じて無い顔ですね?」 私はジーッと圭ちゃんの顔を見ながら不服そうに唇をとがらせる。 「信じてるって!詩音、本当にありがとう」 そう微笑んで言ってくれたので安心する。 「ん。こちらこそ、ありがとうございます☆」 関係無いがショーツを履いて無いからスースーして寒い。帰ったらすぐに着替えよう。 「時間を取らせて悪かったな!行こうぜ!」 と圭ちゃんが言って、戸を開ける。 「はい☆」 私は圭ちゃんの腕に抱き付いて外に出た。 ふと上を見上げると、星が良く見えた。普段見慣れたものだが、恋人と見る星は綺麗だった。 明日も楽しみだ♪皆でお昼御飯食べたり、部活したり。ああ。勉強は二の次だ。 ともかく私の転校初日は終わりを迎えようとしている。 雛見沢分校に転校して良かった。私はそう思いながら、圭ちゃんと星を見ながら歩いた。 その後、家まで圭ちゃんに送って貰い、夕食と風呂を済ませた私は、お姉と話をしていた。 「そうそう!〇〇山の中に営林署の詰所有るの覚えてますか?」 私はスナック菓子に手を伸ばしながら、お姉に聞いてみる。 昔、お姉と一緒に行ったのを思い出したからだ。 「ああ~。そういや、そんな物もあったねぇ~!今は壊しちゃって無いけど、懐かしいな~」 お姉がしみじみした顔で言って、ジュースを飲む。 私は「へ?今日、圭ちゃんと一緒に行ったんですけど、普通に有りましたよ?」と言ってスナック菓子を口に放り込んだ。 「いやいや!あの山に有った詰所は、詩音が学園に行ってた頃に取り壊して、今は一つも無いんだよ!ありえないよ!」 「あ、あはは・・・!そんなまさか!冗談ですよね?」 「いや・・・マジで」 「「・・・」」 その夜。お姉と抱き合って寝た。世の中には不思議な事がいっぱいあるもんだ。 翌日。皆で部活を中止にして確認しに行ったが確かに無かった。 しばらくの間、〇〇山には『お化け屋敷』がある、と噂になったのは言うまでも無い。 <続く> ---- Tips『ありがた迷惑』 僕は今、祭具殿の中で身体を縄でグルグル巻きにされて、正座をしているのです。 何故か説明すると、圭一と詩音が付き合い始めたと分かった僕は、軽く姿を消して観察をしていたのです。ストーカーじゃ無いのですよ。 そして昨日・・・。詩音が圭一と〇〇山に行ったのです。詩音の考えを僕は術を使って知り、事前にプレハブ小屋を別の山から動かしたのですよ。もちろん、後で元の場所に戻しましたのです。あうあう。 これは二人の為にした偉い事なのですよ?よって僕は悪く無いのです!むしろ自分を褒めてやりたいのです!梨花!早く僕を解放するのですよ!あうあう。 「馬鹿!アンタのせいで皆が怖がってるじゃない!!あの山には、もう営林署の詰所は無いのよ!まったく!」 と言って梨花が取り出したものは激辛キムチの瓶・・・あうあう!! 梨花、落ち着くのですよ!クールになるのです!話せば解り合えますですよ!!あうあう!僕が悪かったのです!キムチだけは!キムチだけは!! っっっ~~~!!??あうあうあうあう!!!!口が!胃が!燃えるっ!!辛いのですよ!!あうあう!!!!あうあうあうっ~~~!!!