罵倒 ~レナシオ~ 弐
まず圭一は、自分の一番気にしているコンプレックスをどうにかしなければいけなかった。 オナニーをして見せるということは、この皮を被ったペニスをシゴくというわけで……。 普段自分がしているあのやり方は、今の彼にはとてもできなかった。 詩音とレナの目があるというのに、この粗末なモノにどうしてそんな情けないマネができようかと……しかたなく包皮の上から手を覆い、そのままシコシコと前後に動かし始めた。 「……ねぇ圭ちゃん。 あんた、ほんとにいつもそんな生ぬるいやり方してんですか?」 だからこそ詩音のこの言葉に圭一はビクッと肩をすくませてしまった。 ウソがバレた子供のように震え、さきほどの脅しもあいまって早くもペニスをシゴく動きが鈍っていった。 しかし、そんなことではドSの詩音は止まらない。 圭一の怯える表情にたまらないとばかりに、唇を舌で湿らせて更に彼を罵っていく。 「そんな皮かぶったまんまのものシゴいて、ほんとにいいんですか?きもちいいんですか?&br() …………ちがいますよねぇ?&br()ほんとはもっときもちいいやり方、自分で知ってますよねぇ~?ドスケベ・け・い・ちゃ・ん?」 オドオドと手を動かす圭一の仕草に、詩音は彼が普段している自慰を隠していることを見抜いていた。 そのこと自体は詩音にはどうでもよかったのだが、圭一がもっともっと羞恥に顔を赤らめるところを見たかった。 ただそれだけの理由(彼女にとっては重要なことらしいが)で、彼を罵倒していくのであった。 詩音が気づくのだから、当然、カンの良いレナもその嘘に気がつかないわけがない。 正直めんどくさいなぁとは思ったが、圭一を奴隷とするために彼女はふたたび笑顔を浮かべた。 「あのね、圭一くん。 恥ずかしいのはわかるの……すっごくよくわかるんだけど。&br()詩ぃちゃんの言うとおり、がんばっていつものやり方してみよう?&br()だいじょうぶだいじょうぶ♪ レナがしっかり見ててあげるから、ね? できるよね……?」 童貞男をおとしめる清純な笑顔を向けながら、レナは圭一にやってみせてと……『やれ』と命令する。 いまさらだが、この前原圭一という男はなんて不幸な境遇に立たされているのか。 罰ゲームだからといきなり裸に剥かれ、仲間である詩音には情けないペニスだと罵られ、おまけに天使だと思っていたレナには優しさという名の暴力で脅されている。 ……もっとも、当の本人はそのレナの笑顔でペニスをピクッとひくつかせているのだから同情の余地もないが。 「…………うぅ……」 そうして追い詰められていく圭一は、しかたなくペニスを根元からギュっと握りなおした。 そしてそのままそれを徐々に根元まで降ろしていき、余分に余っている皮をゆっくりと剥いていった……。 「あぁ……くぅ……」 「そーそー♪ そうやって皮をきれいに剥いちゃった方が、ずっときもちいいですよねー?&br()圭ちゃんったら、さっきからなぁに遠慮してんですか♪&br()私達が見てるからって、別に良い子ぶらなくていいんですよぉ~?」 辱める詩音の声を聞きながら、圭一はそのまま根元までペロンと包皮を剥いてしまった。 そうすると、いままで誰にも見せたことのない秘密の場所が露になる。 まるでトマトのようにパンパンに張り詰め、ピンク色に光っている亀頭部分を露出させたのである。 興奮で熱くなりすぎているそこは、外気に晒されるとひんやりとしてとても気持ちが良かった。 「へぇ~、それが圭ちゃんのおちんちんの本当の姿、ってやつですかぁ……。&br() なんだか可愛いですね。 なんていうか、やっぱり圭ちゃんのだなぁって感じがします。&br()ですよねぇ~?レナさん?」 ウキウキとしながら言う詩音の問いかけに、レナはすぐには答えなかった。 圭一はまたそれをすぐに幻覚だ気のせいだということにしたが、彼女はまたもやあの嘲笑をしていたからだ。 「ふふ……そうだね詩ぃちゃん。 小さくてピンク色で、とってもかぁいいね?&br()圭一くんは気にしてるみたいだけど、レナはこういうオットセイの方が好きだな。はぅ~♪」 詩音もレナも、揃って圭一のペニスを可愛らしいと褒めたたえる。 だがそれは言葉そのものは褒めているのだが、よくよく考えると、まるで使い込んでないんだね?いかにも童貞のペニスだね?と言っているようなものなのだ。 事実、童貞の圭一がそのことに気づいたかどうかはわからないが、彼は更に顔を真っ赤にしながら包皮を剥いたペニスをシゴいていくしかなかった。 この恥ずかしさを、どうにか別のことでごまかしたかったから。 「はぁ……はぁ……はぁ……」 ようやくいつもどおりのやり方でペニスをシゴきだすと、圭一の口からはすぐに荒い息が漏れるた。 彼もヤリたい盛りにあるため、家では毎日といえるほどオナニーしている。 そのオカズは自分で購入したそれ系の本もそうだが、もっとも使用頻度が多かったのは自身の『妄想』であった。 普段仲間だなんだと言っていたって、一皮剥かなくても圭一は一人のドスケベ男。 ほぼ同い年である、魅音、詩音、レナ。 はたまた、まだ幼い梨花や沙都子を想像の中で犯すことなど日常茶飯事だった。 裸にした魅音と詩音を四つん這いに並ばせ、バックから双子の膣の感触を交互に味わっていくという妄想や。 家に来てくれたレナに突然襲いかかり、泣き叫ぶ彼女の処女をむりやり奪っていくというものや。 梨花と沙都子のまだ幼い秘所に突き立て、生理前のそこを精液で汚したりなどという不道徳なものまで。 そんな妄想を幾度となく頭の中で繰り返してきた彼には、今のオナニーはとても新鮮だった。 ましてや現実に詩音とレナの悩ましい体が目の前にあるのだから、それをオカズにできるというのがなんとも言えない快感を生むのは必然だった……。 「はぁ……あぁう……あぁ……」 「んふふ……♪ 圭ちゃん、いい声で鳴くようになってきたじゃないですか~?&br()もういいですね。 ガマンできなかったら、いくらでも声出しちゃっていいですからね?」 ようやく詩音に声の制約を解かれ、圭一は安堵しながらペニスをより激しくシゴいていった。 自分の体が解放されたような感じをうけながら、より快感を求めることに集中できるようになっていく。 そうなるとやはりさきほどどおり、目の前にいる少女達の体がどうしても気になった。 特に詩音の方は無防備にも足を組みながらイスに座っていえるため、どうしてもムッチリとしたその柔らかそうなふとももが、圭一には気になって気になってしょうがなかった。 しかも彼女がちょっと体を動かすと、チラチラと魅惑的な下着が見えてしまう時もあるのである。 圭一は、それを見てはイケナイと自重しようとした。 もし見ているのがバレたら、詩音にまた罵られる……●されるとまで思いながらも、どうしても目がいってしまうのを止められなかった。 「あぁ、し、詩音……うぅ……」 「……ああ、べつに気にしないでいいですよ?&br()さっきからあんたが、私のことをオカズにしてたの知ってますから。&br()ていうか、結構最初の方から見てましたよねぇ? チラチラチラチラ、バレバレでしたよ?&br()まぁ、圭ちゃんのドスケベは今に始まったことではないですから、どうぞオカズにしちゃってくださいってことで♪」 圭一の心配をよそに、詩音はわりとノリノリで彼のオカズになることを受け入れていた。 彼女にしてみても、それで圭一がもっともっとMッ気を出してくれるのなら自分も興奮できるという算段なのだろう。 そうして圭一が遠慮なく視線を向けてくるのを確認すると、詩音はわざと何度も足を組みなおしながらスカートの中をチラチラ見せはじめる。 また自分でも自慢に思っているその大きなバストを手でグイっと持ち上げると、そのままモミモミと揉むようにしながら見せ付けていく。 まるで自分が痴女にでもなったような興奮を味わいながら、圭一のオナニーを手伝ってやるのだった。 「し、詩音……しおんの足……詩音の、お、おっぱいが……うぅぅ……」 圭一が自分を呼びながらペニスをシゴいていくさまを、詩音はとても満足しながら眺めていた。 一人のオスが自分に夢中になっているという、征服感。 それに加え、他のメスに勝っているという優越感も感じていた。 なぜなら詩音は、さきほどからずっと気づいていたから。 隣に座っているあの女の機嫌が、あきらかに悪くなっているなということに。 彼女の表情を直接見たわけではないが、流れてくるピリピリとした空気からそれが感じ取れるのだ。 すこし前から彼女がまるで口を開いていないことも、その予想が間違っていないことを裏付けている。 「…………ふふ……」 彼女の……レナの不機嫌も当然だろうな、と詩音は笑った。 さきほどからずっと、圭一は自分の身体ばかり見つめてきている。 わざと露出を多めにし、彼の目がくるようにしているのだからそれは当然のことだ。 一方、レナの方はあくまで清純なイメージを崩してはいけないのだから、自分のようにスカートの中身を見せたり、胸(私より小さいし)を寄せ上げたりなどできるはずもない。 ただ、見ているだけ。 それが今のレナにできる唯一のことだと感じとった詩音は、更にこの女を不機嫌にしてやりたいなと思った。 そのドSの矛先を、圭一だけでなく同じ人種のレナにまで向けたいと望んだのだ。 何事にも貪欲な詩音らしかった。 「圭ちゃん……ちょっとこっちに来てくれます?」 さっきまでのテンションとはうってかわり静かに言うと、詩音は圭一に指でチョイチョイとこっちに来るよう示した。 それを見て、もう少しでイキそうだったのに……といった残念そうな顔をする圭一は、しかたなくもそれに従って前に歩み出た。 だがそれじゃあ足りません、と詩音はもっと前に来いと更に指を曲げる。 圭一はもう二歩ほど前に出るが、そこで止まらざるを得なかった。 これ以上前に進むと、詩音の顔に勃起したペニスが付いてしまいそうになったからだ。 それほどまでに圭一は詩音に接近させられていた。 「…………? し、詩音……?」 「ふふ……圭ちゃん、そのまま動かないでくださいね~? …………んぅ♪」 何やら企んでいる詩音が、そう怪しくささやいた次の瞬間。 「!?………ふあぁぁぁっ!!!」 いままでで一番大きな悲鳴が、圭一の口から漏れた。 突然ペニスを襲ってきたとてつもない快感に、彼はおもわず大声をあげてしまったのだ。 すぐさま圭一は自分の下半身に起こっている事態を把握するため、その場所を見る。 「んふ……はぁ……ん……じゅる……」 詩音の口が、自分のペニスをズッポリと咥えこんでいた。 さっきあんなにもそこを罵倒していたくちびるが、いとも簡単にその全てを飲み込んでいたのである。 「え……ちょ、ちょっと、し、しお……ん、う、うぅぅっ!」 圭一はあまりに信じられない事態に混乱した。 どうして詩音がこんなことをしているのか。 そもそも、なぜしてくれるのか。 どうして急に? そんなことが次々と頭をよぎったが、ペニスに走る生まれて初めての快感にそれもどうでもよくなった。 「あ、き、きもちい……ぬ、ぬるぬるして……し、詩音……!」 「あむ……ぴちゃ、ぴちゃ……はぁ……」 詩音は悩ましい声をだしながら、圭一のペニスをしゃぶっていく。 初めは軽く、優しく、などというのは彼女の性格がらありえない。 いきなり根元までズボっと咥えると、口の中のヌラヌラとした唾液でペニス全体を濡らし、それを潤滑油にして激しくジュプジュプとシゴいていくのだ。 べつにこのまま圭一が射精してしまってもいいという気持ちで、詩音はわりと本気めのフェラをしていた。 「ちゅぷ……んふぅ……ん……ん……ん……」 詩音は何度も何度も、ペニスを咥えた口を前後に往復させる。 その際、亀頭の先の割れ目のようになっているとこを舌でチロチロと刺激してやれば男は勝手に喘いでいく。 単調だが、これが一番効き目があるのを詩音は経験で知っていた。 恋人である悟史にしかしてあげていなかったことだが、意外と可愛かった圭ちゃんにも今日は特別です、といった感じにネットリと口愛撫をしていく。 「ん……どうですか、圭ちゃん? 詩音ちゃんのお口の味は……♪」 「き、きもちいい……詩音の口の中、すっごくやわらかくて……あ、あったかくて……!」 この年にしては上手すぎる詩音のフェラに、圭一が虜にならないわけがなかった。 ペニスが咥えられ始めてからものの数分で、圭一が詩音の口に夢中になっているという、わかりやすい構図ができあがっていた。 それを隣でずっと見ていた彼女が……おもしろいはずがない。 「………………詩ぃちゃん」 それはとても穏やかな声だったが、詩音の耳にははっきりと聞こえた。 その言葉には、ちょっとそれをやめてレナの方を見てくれるかな?という意味があったのだが、詩音はそれを無視した。 今は圭ちゃんのを咥えているので、あんたの顔は見れません、といったふうに……。 だが、詩音は本当は怖かったのだ。 今のレナの目を見たら、それだけで臆しそうになるような気がしたから。 だから圭一のをしゃぶり続けることで、彼女と目を合わせずに会話することにした。 「ん~? なんですかー、レナさん……?」 「なんですか、じゃないよ。 ……どういうこと? こんなの、さっき言ってたのとちがうよね?」 さっき言っていたというのは、圭一をどうイジメてやろうかという算段のことだろう。 お仕置きと称して圭一に自慰をさせ、そのまま自分達の見てる前でみっともなく射精させる。 それがレナとした企みだったのだが、いきなり自分が彼のペニスを咥え込むというルール違反を犯したのだから、彼女の怒りももっともだ。 レナにしてみれば、せっかく自分になびいていた家畜を横から盗られたような気分なのだろう。 嫉妬や憎悪という感情を向けられているなというのが、詩音にはレナの穏やかな声色だけで痛いほど感じられた。 だから彼女は、お得意の方法でそれを紛らわせることにする。 「あらら~、そうでしたっけ~?&br()まあ、いいんじゃないですかねぇ~?圭ちゃんもこうして喜んでくれているみたいですし~♪」 軽いノリで適当な言葉を吐き、その場のお茶を濁す。 厳格な父や、母の茜に叱られた時もこうやってその場をうまくごまかすのが詩音の得意技だった。 得意といってもそれが成功したことはあまりないのだが、清純の仮面を外せない今のレナにならこれでいいだろうと彼女は計算した。 それに実際、圭一はもうレナのことなど忘れているように喘ぎまくっている。 童貞の彼が初めてフェラチオなどされればそれもしょうがないが、それも詩音にとってとても都合がよかったのである。 「あの……し、詩音、続きして……は、はやく……」 「はいは~い♪ まったく圭ちゃんったら、可愛い声だすんですからねぇ~も~♪」 ついにおねだりまでしだす圭一に、詩音はしょうがないんですねぇといったかんじにふたたびペニスを咥えていった。 隣にいるレナはあいかわらず自分を睨んでいるだろうが、それもむしろ優越感を感じるためのスパイスだとばかりにジュプジュプと音を鳴らしていく。 彼女がもし今お気に入りのあの鉈を持っていたなら、自分は今ごろ頭を叩き割られているかもしれないなと思いながら……圭一を飲み込んでいった。 ジュポ……ジュブ、ジュブ、ジュプ……ジュルゥゥ……。 「……………………」 詩音と圭一が繋がっている場所から出る音を不快に聞きながら、レナは制服のスカートの上に置いてある両手をギュウゥゥっと握り締めた。 そのあまりの悔しさに、爪がザックリと手のひらに食い込んだが……その痛みは今はどうでもよかった。 いつも自分のことを見てくれていたのに、今は見てくれていない。 その抜けないトゲのような事実がレナの胸にズブリと突き刺さっていたため、そちらの痛みの方がはるかに痛かったからだ。 だがその痛みにも、レナは耐える。 なんとかしてこの女から、圭一を取り戻さなければならない。 今はそれだけを冷静に考えなければいけないと、頭に血が上っている自分に必死に言い聞かせていく。 クールになれ。 クールになるんだ、竜宮レナ。 ようやく手に入れられると思った家畜を、みすみすこんなメス豚に取られるわけにはいかないのだ。 すでに悟史を咥えこんでおいて、このうえさらに圭一まで咥え込もうとしているなんて、絶対に許せない。 …………咥えている……? そうだ。 今この女は、圭一のペニスを咥えこんでいる。 人間の一番感じる粘膜に、いやらしくも舌を這わせている。 ならば同様に、自分も同じ粘膜を同じように責めてやればいいのだ。 ただしそれはペニスではない、もう一つの粘膜の方だ……。 「……………………ってやる……」 レナはそれだけを口にすると、すぐに計画を実行に移していった。 隣で詩音がピチャピチャと音を立てているのをクールに聞き流しながら、スっとイスから立ち上がる。 そしてスタスタと圭一の背後へと回っていき、そのまま膝を立てて彼の背後に身を屈める。 「ぴちゃ、ぴちゃ……ん……そろそろイキそうですか~♪ 圭ちゃん?」 「はぁ、はぁ……あぁ、し、詩音ぅぅ……」 いまだ圭一は詩音の口淫に酔っていたが、レナはクールな頭でそれだけを実行していった。 彼のむき出しになっているお尻をグっと両手で掴み、ゆっくりと左右に割り開いていく。 するとそこには、ペニスの快感でヒクヒクと震えている窄まりがあった。 「う!……あ……レ、レナ……?」 さすがに圭一も感触で気づいたようで、顔をチラっと背後にいるレナに向けた。 ようやく自分の名前を呼んでくれたことに少し嬉しくなりながら、そのままレナはくちびるを大きく開けそこから唾液で光っている舌を取り出す。 そしてそれを何のちゅうちょもなく……圭一のアナルへと這わせていった。 「!? う、うあぁぁぁっ!!!」 ビリっと電撃が走るような刺激に、圭一はおもわず背筋をビクっと震わせた。 だがレナはそんなことはおかまいなしに、そのままアナルのしわ一本一本にピチャピチャと舌を這わせていく。 今のレナにとっては、圭一の一挙一動が何よりのお返しだからだ。 「んふ……ぴちゃ、ぴちゃ……はぁ……圭一くん……♪」 「う、うあぁぁぁ! そ、そんなとこ汚いよぉ、レナぁぁぁ……」 そんな性格でもないくせに、アナルへの刺激で悶える圭一はまるでショタのように可愛いセリフを言ってしまった。 それを聞いたレナはクスっと笑うと、まるで愛しの我が子に向けるようにささやいていく。 「圭一くんの体に、汚いところなんてないよ……?レナはちっともそんなふうには思わない。&br()ちょっと恥ずかしいだろうけど、ガマンしないで感じていいからね……?&br()レナがこの一番きもちいいところ、好きなだけ舐めてあげる……♪」 微笑みながらそれだけ伝えると、レナは圭一のアナルにふたたび舌を這わせていった。 ピチャピチャと音を立てながら、恋人同士でさえちゅうちょするであろう場所をいとも簡単に愛撫していく。 だが圭一はペニスならまだよかったが、さすがにそんな恥ずかしい場所にまで舌を付けられるのは多少の遠慮があった。 ましてや天使のように清純に思っているレナに、こんな卑猥な場所を舐めさせてしまうなんて……という背徳感が体をゾクゾクと襲った。 「レ、レナ……や、やめて……あ、あぁぁぁっ!!」 「んふ……ん、ん、ん……んんぅ……もっと感じて……もっと声だしてね……♪」 だがそれ以上に……それ以上に、この後ろの粘膜を舐められる感触というのは圭一にとってたまらない感触だった。 レナの舌はヌラヌラと熱い唾液に包まれていて、それで一番敏感なところをチュプチュプとねぶるように責めてくるのだ。 そのたびに下半身全体に電気が走るようなこの快感は、それがいかに不道徳であっても抗えるものではない。 ましてやまだ処女(後ろの童貞)の圭一に、このアナルの快楽を自重しろというのはあまりに酷なことだった……。 「あう、あうぅぅっ! レ、レナ……レナぁ……レナぁぁ……♪」 「ん……そんな甘えた声出して……♪ 今の圭一くん、すっごくかぁいいよ……♪ レナ、こんなところ舐めるなんて、すっごくはしたないことだってわかってるけどね……? でも、大好きな圭一くんによくなって欲しいの……♪ …………んぅ」 圭一がもはや完全に堕ちていることを確認しながらも、レナは更に舌先で彼の穴をねぶっていった。 唾液で滑らすようにピチャピチャと肉舌を動かすと、圭一のペニスが詩音の口の中でビクビクと震えていくのまでわかるようだった。 そしてそのまま舌先をキュっと槍のように尖らせると、ついにその先端をズプリ…と圭一の体の中に埋めていく。 「んふ…………」 「!? そんな……ま、待っ……あ、あんっ! あっ、あっ、あっ、あーっ!」 レナの舌が体の中に進入してくると、圭一は本当に男かと疑問に思えるほど高い声で喘いでしまった。 向かいの詩音はそれに若干驚きをおぼえたようだが、それを出させてるレナにとってはそれほどのことでもなかった。 なぜならレナは、圭一がこの雛見沢に転校してきたその日、教卓の横で自己紹介をする彼の声を聞いた時から、きっとこうした艶のある声も出せるんだろうなと見抜いていたからである。 それこそそっち系の女性にはたまらない、声変わりをする前の少年のようなこの音色をいつか自分の手で自由に奏でてみたい……。 日頃から圭一と話す度にそう思っていたレナは、ついにここにきてそれを叶えられたわけだ。 竜宮レナにとって、この瞬間がもっとも至福の時だった。 「圭一くん……♪ ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ……♪」 「あ、あふぅっ! あっ、あっ、あっ……あぁ、レ、レナぁ、レナぁぁぁ……!」 「……………………」 すっかりレナのアナル舐めの虜になっている圭一に、向かいでフェラをしている詩音はイライラしていた。 自分から始めた手前いちおうまだ舌を動かしていたが、圭一がもうすっかり自分のことなど気にかけてないことがわかっていた。 だが一応、舌でチュルンと亀頭を撫でると、そこはヒクつくので感じてはいるのだろうが……レナによる後ろの穴の刺激が強すぎて、こちらは二の次といったところか。 独占欲の強い詩音にとって、それはひどくつまらないことだった。 にしても、詩音もレナのこの行為だけには心底驚いていた。 まさか清純の仮面を被っているこの女が、男のアナルに舌を伸ばすなど到底考え付かなかったことだ。 レナもさきほど自分にルール違反だと感じただろうが、これこそその言葉どおりだろうと、詩音は口の中でピクピクとうごめくペニスを咥えながら感じていた。 そしてその震える動きは自分の舌ではなく、レナの舌での刺激で産まれているものなのだろうなとわかると……少しイラっときた。 「ん……ん、ん、ん……♪ どう、圭一くん? ……いい? &br()レナの舌でピチャピチャされて、お尻の穴きもちいい?」 「うん、うん……レナの舌すごくいいよぉ……あぁぁ、あっ、あっ、あーっ!」 どこかで聞いたことあるような喘ぎ声を聞きながら、詩音は果てしない嫉妬のようなものをズクズクと胸に感じていた。 そして同時に、この男はもうダメだろうな……と悟っていた。 今日のことが終わったとしても、今後圭一はレナの顔を見るたびに自分のアナルを舐めてくれた女の子だと思い出すだろう。 そしてその時のたまらない快楽を思い出し、条件反射的にペニスをビンビンに勃起させるのだ。 そして、こう願う。 また舐めて欲しい……またピチャピチャと這わせて欲しい……。 あのとろけるような舌で、また俺の恥ずかしい場所を思う存分ねぶって欲しい、と。 そうしてそれを彼女に懇願するようにまでなってしまったら、もう、お終い。 あとはレナが、圭一にこう呪文を唱えればいい。 シて欲しい? またきもちよくシて欲しいの……? じゃあレナの言うこと…………ナ ン デ モ キ ク ? そうすれば、あとは竜宮レナという女のためならなんでもする家畜の誕生というわけだ。 つくづくこの女は恐ろしいな、と詩音は想いを巡らせていた。 童貞の圭一をたかがフェラで酔わせたくらいで、この女に勝ったなどと思ってしまった自分が浅はかだったと…考えを改めるしかなかったのだ。 「……………………ふん」 だが、このままでは自分も終われない。 アナルを責められている以上、これから圭一を更に上の快楽へと導くなどは到底無理であろうが……。 それでも他にできることはあると、詩音はすぐに頭を切り替えていった。 そして、こう考える。 レナが圭一の体に入ったというのなら、自分も入れてやろうじゃないか……と。 「ん…………ぴちゃ……」 詩音はそう考えると、すぐにペニスを咥えている口の中で舌を動かしていった。 そしてさきほどレナがしたように、先端を槍のように尖らせ、それを尿が排泄されてくるところ 亀頭の割れ目の鈴口と呼ばれるところに、ズプリ…と半ばむりやり潜り込ませていく。 「あぐぅっ!……ちょ、ちょっと詩音……う、うあぁぁぁっ!」 圭一が非難するような声をあげたが、詩音は止めなかった。 そりゃあ、どう考えても入るわけない狭さのとこに、舌をまるまる入れてやろうとしているのだから痛みも感じるなと思ったが、それでも止めなかった。 本来なら液体が出てくるだけの管に、詩音は根元まで舌を入れるつもりでズプズプとそれを入れていった。 「んぅ……ん、ん……どうですか、圭ちゃん……たまらないでしょう?」 「あぁ!あ、あ、あああぁ! 詩音、や、やめてく……れ、あぁぁぁ!」 「ん……そうそう。これをやると、悟史くんも泣いて喜ぶんですよぉ……?&br()圭ちゃんもぜひそうなってくださいね~……♪」 詩音は魔女のように妖しくささやくと、また圭一の前の穴に舌を入れていった。 それに負けじと、背後にいるレナも更に彼の後ろの穴に舌を入れていく。 「ん……圭一くん、レナの方がいいよね? &br()お尻の穴、こんなにヒクヒクさせて……♪ んふふ……♪」 「あ、あはぁ! レ、レナぁ、そ、そんなとこまで……は、は、はぁぁぁ!」 「きもちいい……? もっともっと、感じさせてあげるね……♪」 そしてついにレナの舌が根元まで圭一のアナルに入ってしまうと、詩音も負けじと尿道に舌をニュグニュグと差し込んでくる。 前と後ろ。 刺激の強すぎる舌責めに、圭一の肉体と精神はもう限界だった。 生まれて初めて詩音にフェラをされ、続けざまにレナにアナル舐めなどされてしまえば、それだけでいつ射精してもおかしくなかったのだ。 むしろ彼がここまでガマンできたことは、この村の守り神であるオヤシロ様が賞賛の声をあげてもいいくらいの奇跡だ。 ……もっともこの時、実はこの光景を眺めていた暇な彼女は、『パチパチパチ~。すごいのですぅ圭一~♪』などと実際に声をあげていたのだが、それを圭一を含めた三人が知覚できるはずもなかった。 ピチャ、ピチャ、ピチャ……チュポッ、チュポッ、チュポッ……! 「あぁ、き、きもちい……レ、レナぁ、詩音……う、う、うぅぅぅぅぅっ!」 アナルでレナの舌のとろけるような快楽を堪能し、ペニスで詩音の舌の焼けるような快感を堪能する圭一は、ついにペニスをビクビクと跳ねさせてしまった。 詩音の舌で遮られていたため一瞬それはできないように思えたが、その瞬間、彼女の舌が鈴口から離れたためそこから遠慮なく精液が溢れ出そうとひしめき合った。 「あぁ! ご、ごめん詩音! う、ううっ、ううううぅーっ!!!」 ドビュッ! ドピュドピュッ! ドビュウゥゥッ!!! 「んふっ!……ん、ん……んぅぅ……!」 はためにはいきなりの圭一の射精だったが、詩音はそれほど慌てずに口をモゴモゴさせていく。 フェラ時に何も言わずに射精するのはマナー違反だが、余裕のない圭一にはそんなことを伝える暇はなかった。 それを見抜いていた詩音は、射精直前口の中でビクンビクンと跳ねるペニスの動きだけで、あ、出てくるな、と感じ取ったのである。 尿道内を精液がドクドクかけ登ってくるのを感触で知った詩音は、とっさに舌を上の歯茎の裏に押し付ける。 そしてそのまま舌の裏側で亀頭をレロレロと刺激してやると、思ったとおり圭一はドビュドビュと射精したのでしてやったりだった。 こうして舌の裏側で射精を受け止めれば、あまり苦味を感じることもないし、喉への直撃でむせることもない。 悟史とのそれでそう学習していた詩音には、これくらいの性技はなんてことはなかった。 ドピュ……ドビュドビュ……ドクン……。 「ん……んふ……ん……ん……♪」 そのまま詩音は、圭一のペニスがビクンビクンと跳ねていくのをじっくりと味わっていった。 彼女は、この口の中でペニスが射精している…という状態がわりと嫌いではなかった。 初めてそれを知ったのは悟史のときだが、彼のきもちよさそうな顔を見ながら更にジュルジュルと吸ってやるのが詩音は何よりも大好きだったのである。 そしてそれを同じように圭一にもやってやると、上目遣いにその可愛い顔を見れたのがまた嬉しくなった。 「ん……ん、んふふ………♪」 「あう……は、は、はぁ……し、詩音ぅぅぅ……き、きもちいいよぉ……」 悟史くんと同じくらい可愛らしい、圭一の射精をしている顔。 それを見ながら、詩音は征服感と満足感で胸がいっぱいになっていった。 だからこそ、余計にその言葉がカチンときた。 「圭一くん……そのまま好きなだけ出しちゃいなね? 詩ぃちゃんの口は『肉便器』だから、全部綺麗に受け止めてくれるよ……♪」 そしてすぐにそれがレナの声だとわかると、また余計に腹が立った。 圭一の射精を盗られているということへの彼女のせいいっぱいの抵抗だろうが、その効果は今の詩音には絶大だった。 今までそんな汚い言葉は吐いてこなかったくせに、あんたはここにきてそうくるんですか……と、詩音はだんだんと弱まっていくペニスを感じながら思った。 ドビュ……ドクドク……ドクン……。 「あ……あ、あ、あう……はぁぁ……」 ウットリするような圭一の声が聞こえると、ようやく口の中のペニスが射精を終えた。 よほど溜まっていたのか、それとも興奮でそうなったのか知らないが、それはドロドロとしたゼリーのような固まりで詩音の口の中で泳いでいた。 彼女は口の中に溜まったこの濃い精液を、さてどうしたものかと思案した。 もちろんこのままチュルリと飲み込んでしまってもいいのだが、それではまるで圭一に奉仕しているような気がしていまいちつまらない。 やはりここは圭一に不意打ちにキスでもして、そのファーストキスをじっくりと奪いながら彼に飲ませてやるのがドSの自分らしいなと考えた。 「んー…………んー♪」 そうして詩音は口に精液を含んだままスっと立ち上がると、圭一のくちびるを奪ってやろうと彼に顔を伸ばした。 だがそんなことを彼女が黙って見逃すわけがなかった。 「……詩ぃちゃん」 唐突にそう呼ぶ声に、詩音はおもわずその動きを止めた。 ここぞという時に横槍を入れられまた少しイラっときたが、口の中に精液を含んでいる彼女は何も言えずレナの方を見る。 するといつのまにか詩音の目の前に、レナのニコニコとしたあの笑顔があったのだ。 「……むぅっ!……んー!んー!」 ムチュとした柔らかいものが、詩音のくちびるに重ねられた。 レナは詩音が圭一のくちびるを奪おうとしたのを看破し、そうはさせないよと彼女のくちびるを塞いでいったのだ。 さきほどまで圭一のそこを舐めていた、自らのくちびるで。 「んふふ♪……んん……♪」 「むぅ……んんん、んー……」 詩音はすぐに振りほどこうかとも考えたが、そのままレナの舌がニュルリと口の中に入ってくるとそんなこともどうでもよくなった。 まあ、べつにいいか……と軽く考えると、レナのくちびるを逆に自分からも求めてやった。 悟史とさんざんしている、自分のキスの上手さをこの女に見せ付けてやりたかったから。 詩音は口内に入ってきたレナの舌を、圭一の精液を絡ませた舌でネットリと迎えてやった。 「あふ……あ、あむ……んんん……」 「ん……ん、ん、ん……んん……♪」 詩音がそう返してくると、レナも望むところだよとそれをチュプリと受け止めてやった。 圭一のそれならむしろ欲しいくらいだと舌を伸ばし、そのまま詩音の柔らかい舌ごとヌチュリヌチュリと精液を飲み込んでいく。 そしてゴクンゴクンと動いていくレナの喉に、一人興奮しているものがいた。 「ああ……レ、レナと……詩音が……」 目の前で絡み合っていく二人のくちびるを、圭一はポカンとした瞳で見つめていた。 今日は色々な『初めて』をさんざん体験したが、彼にとってこれが一番興奮したかもしれない。 女の子特有の柔らかそうなくちびるが、チュッ、チュッ、チュッ…と何度も目の前で絡み合ってしまっているのだ。 レナと詩音が、キスをしている。 女の子同士なのに、してしまっている。 その事実は圭一にとって何よりも衝撃的で、熱くなった胸を更にドキドキさせていった。 ましてや彼女達の口の中では自分の精液が行き来しているのだから、射精したばかりのペニスをまたピクンとヒクつかせてしまうのも無理はなかった……。 そしてそれに、見せ付けている当の本人達も気づいていく。 「ん……圭ちゃんったら、なぁにまた立ててんですか? まったく……」 「んふふ……エッチだね、圭一くん。&br()レナと詩ぃちゃんがキスしてるの見て、興奮しちゃったの……?」 詩音とレナは、舌をピチャピチャと絡ませ合いながら圭一のことを見つめていく。 そして今度はよく見えるよう、お互いに口を開けて舌が絡み合っている様を彼に見せ付けてやった。 どう?女の子同士でキスしちゃってるんだよ? こういうの、スキなんでしょ?といったふうに。 「あぁ……はぁ、はぁ、はぁ……あぁぁぁぁ!」 そんなふうに見せ付けられて、圭一がガマンできるわけがなかった。 たまらずに手をペニスに持っていき、また勃起し始めたそれを上下にしごきはじめる。 それは百合好きなものにとってはとてもうらやましい行為で、むしろ圭一お前どこかへ消えろと言いたいところだろうが、今ここにそれを言えるものはいなかった。 だから圭一は存分にオカズにした。 そのレナと詩音の、甘いキスを……。 「はぅ……詩ぃちゃんのくちびるって、柔ぁらかいね……それにとっても甘いよ……」 「ん……レナさんのだって負けてないです……悟史くんのよりいいくらいですよ……」 とてもさっきまで競い合っていたと思えないほど、二人の雰囲気は甘くとろけるようなものに変わっていた。 圭一のためにそうしているのか、それとも彼女達の中で何か目覚めるようなものがあったのかわからないが……。 とにかく、圭一は二人のそれを見ながらまたもやニチュニチュとペニスをシゴく音を響かせていった。 今まであれほど濃厚な情事をしたというのに、三人(と見学者一名)の営みはまだまだ終わりそうになかった。 彼女達しかいない教室は、いつのまにか夕焼けになっていた外の景色によってオレンジ色に染められていた。 外ではもう、ひぐらしが鳴いていた。 終 &counter() ---- -[[Tips 「穢されたもの」]]