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淫魔との夜(後篇) - (2009/01/30 (金) 20:13:35) のソース

彼女は底無しだった。 
あれから毎晩の様に身体を重ねた…。何度しても飽きなくて、更に求めあう。 
俺の上に馬乗りになって荒々しく蹂躙された…。『手解きを受けて』犬みたいに後ろから犯したり…立ったまま羽入を壁に押し付けてした事もある。疲れ果てて、これ以上は何も出ないと思っても彼女に掛かれば不思議と息子に血が通い始めるんだ。 
そして…また溶け合う。…搾り取られる。『牝の扱い方』を手取り足取り教えて貰った。 
俺はそんな羽入との秘め事にのめり込んでいく。 
いつしか自宅だけでは満足出来なくなり、場所時間を問わず彼女の身体を求めてしまう様になった。そして羽入は俺以上に身体を求めてきた。 
羽入は底無しだった。 
まるで淫魔の様に…。. 
「ふっ!うあぁっ!!は、羽入…も、もう時間がねぇよ…はっ!」 
授業と授業の間の休み時間。次の授業に向けて準備をしたり、軽い休息を取る一時。 
たかが十分やそこらの短い時間だ。簡単に言うなら俺は便所で羽入に口で犯されていた。 
そう、尿意を感じて席を外したら羽入が後ろから付いて来て…そのまま個室に連込まれたんだ。 
流石に時間が無いから断ったんだよ。でも羽入がさ… 
『ボクが御手伝いしてあげるのです』 
って言って、後ろから抱き付かれてズボンのチャックを下げて…まるで幼児の排尿を手伝う母親みたいに……『手伝って』くれたんだ。正直恥かしかった。 
それが終わったら俺の身体の前に跪いて 
『綺麗にしてあげるのですよ』 
と言いながら、息子を頬張りジュポジュポと音を鳴らしながらしゃぶり始めたんだよ。 
『掃除』ではなく『元気』にさせる舌遣いと、唇で甘噛みしながら吸われて、息子がみるみる内に『勃こされる』 
「じゅるっ!んんっ!ちゅぱ!ちゅぱ!ちゅっぷ!は…んぐっ!んふぅっ…ちゅるっ!」 
そして今に居るって訳だ。傍から見たら『させている』みたいだけどさ…。 
実際は『されている』…いや『犯されている』の方が正しいかも知れない。 
「くっ…う!も、もうイ…くっ!は…うっ!」 
やっぱり羽入には分かるんだよな。俺がそう言う前に人差し指と親指で息子を激しく扱きながら、強く吸い付いてきていた。 
そしてねちねちと、ねぶり回されている。熱い唾液を絡ませた舌でこれでもかって位に…。 
「じゅっぷ!じゅっ…ぷっ!ちゅっ!じゅぶじゅぶ!」 
「う…あ!ああ…っ!はっ…はっ…っ!」 
その射精への最短ルートを辿る様な激しい愛撫に、思わず彼女の頭を押さえて前屈みになってしまう。 
自分から『時間が無い』って言ったよ。でも身体は正直でさ…この快感を少しでも長く味わっていたいんだ。 
「んぐんぐ!はっ…はぷ…。んっ…ちゅぶっ!ぶぷっ!じゅぶじゅぶ!んう…!」 
腰が引けた俺の尻を手で引き寄せた羽入が根元まで咥え、喉を使ってしゃぶり付くんだ。 
手で掻き、舌先で裏筋を擦られ…狭い喉で締められて小刻みに出し入れされる。 
「ふ…うっ!ううっ!うっ…はぁ…っ!」 
俺は耐え切れなくなり羽入の頭を手で引き寄せて口内に射精する。身体を震わせて彼女の喉に直接…。 
息子が跳ねて柔らかい彼女の食道を蹂躙し、多量の精液を吐き出している。 
「ふぅ…。ふっ…うぅん。んっ…んくっ…」 
鼻息荒く、そして悩ましげな声を洩らしながら嬉しそうに精を啜る羽入の頭を撫でて『次』を待つ。 
そう俺が達した後、彼女が必ずしてくれる行為に移るまで頭を撫で続ける。 
「あう…。あむ…んっう。ちゅぷっちゅぷ…ちゅうううっっ!」 
『お掃除』だ。さっきのは『綺麗に』で、これは『お掃除』らしい。 
よく分からないけど羽入の中では違う行為の様で、確かに先程とは違う優しい舌遣いで自らの唾液で『汚した』息子を舐め取っていく。 
そして…吸われる。尿道に残った精液を一滴も残さない様に…強く吸う。うん…何て言うのだろうな? 
こういう羽入の行為が『手解き』から『愛情』に徐々に変わっていっている気がしてならない。 
あ?俺は常に『愛情』たっぷりに接しているつもりだ。そうだよ、羽入に対する『キモチ』は変わってはいないぜ。 
……好きだ。異性としてさ。だから、そろそろ言わなくちゃいけないと思っているんだ。 
こんな『身体だけの付き合い』とか『お試し期間』みたいな関係じゃなく、ちゃんとした関係になりたい。 
…性欲だけを満たすだけじゃ物足りない、羽入を『俺の物』にしたい。 
でも…でも怖いんだよ。 
『断られて彼女が離れていったらどうしよう』 
ってさ 
もう羽入の居ない生活なんて考えられない。俺の…大事な居場所みたいな感じなんだ。 
上手く言い表せないけど、皆と居る雛見沢とは意味合いが違う、大切な俺の『居場所』だ。 
だから今日こそは言う。彼女に想いを告げる。 
どんな結果でも止まるより…進みたい。後悔はしたくないよな? 
精一杯頑張って得た結果なら良いじゃねぇか。 
「圭一!教室に戻りましょうなのです!」 
右手で口元を隠した羽入が立ち上がって、左手で俺の手を取る。 
そして駆け始めた彼女の揺れる髪を見ながら聞こえない様に呟く。 
「………問題はどのタイミングで言うか。なんだよな……」 

----

「圭一こんばんは。なのですよ」 
またいつもと同じ『時間』に彼女は現われた。と言っても、正確な時間は時計で確認した訳では無いから、分からない…多分、深夜の一時とか二時とかだ。 
でも、身体が覚えてしまっているんだ。羽入との逢瀬の時間帯を…。 
「こんばんは羽入」 
布団の中に入って、俺に身を寄せる彼女に挨拶をして告白のタイミングを伺う。こういうのは考えている以上に難しい。 
「あうっ…けぇいちぃ…ど、どうしたのです、か…?」 
だから自分のペースに持ち込んで機会を伺う事にする。 
その方が言い易いかなと思う。そう、彼女を抱き締めて肩に顔を埋めてみたんだ。 
白い華奢な身体に軽く頬擦りし、衣擦れの音を聞きながら一言も言わずにさ。 
「あ…う。よ、よしよし」 
そんな俺の奇異な様子に彼女は困惑した表情を浮かべながら、俺の頭を優しく撫でる。恐らく何をしたら良いのか分からないのだろう。 
それでも俺は一言も発する事なく沈黙を続けて、羽入の甘い香りを嗅ぎ、身体を抱き締める。 
「ん…。ん…う…。くすぐったいのです…」 
彼女の首筋に顔を埋めて背中を撫でる。落ち着くんだよな…こうしてると。 
母親に甘えているのと同じ気分になると言えば良いのか、心が暖かい気持ちになる…。 
「あ、あの…さ。俺………俺は」 
しばらくの間、羽入に包まれた後、沈黙を破って俺は口を開く。 
顔を上げて羽入の目をしっかり見て、想いを伝えようとする。 
「…羽入の事が………好きだ」 
「……あう」 
そう言うと彼女は頬を桜色に染めて顔を伏せる、わずかに覗く口元が弛んでいるのを見て確信する。 
『嫌ではないみたいだ』 
って。そりゃあ嫌だったら、こんな関係にはなっていないだろうから当たり前と言えば当たり前だけど…。 
「可愛くて、明るくて、優しくて…大好きなんだ。だから羽入の事、もっと知りたいんだ…深い所まで。今の関係より…親密になりたい」 
彼女の肩に手を置いて更に言葉を紡ぐ…。 
そう。高鳴る心臓を落ち着けるために一呼吸置いて、しっかり羽入の目を見て紡ぐんだ。 
「…俺と付き合ってください」 
余計な飾りは要らない。シンプルに伝えたい事を。 
「………あうぅっ」 
すると羽入は少しだけ表情を曇らせる。傍目には分からない程微かに…。 
嬉しそうな…でも辛そうな表情になるんだ。何故なのかは分からない。 
承諾してくれるか断られるか…それくらいしか考えていなかった。 
彼女が自分の肩を両手で抱いて再び顔を伏せた事に、俺は戸惑いを覚える。 
「あ、ああ…。別に今すぐ返事が欲しいとかじゃないし…。うん!そうだ!嫌なら気にせず言ってくれて良いんだぜ?そ、それに…」 
…女々しい。今の俺は凄く女々しいと思う。気遣いに見せかけて保身に走ってしまった。 
悩む彼女の姿を見て、何か悪い事を言ってしまった様な気がして……ヘタレた…。 
でも羽入がそんな俺の言葉に首をフルフルと左右に振って否定して……抱き付いてくる。俺の胸板に顔を埋めて、ポツリと呟く。 
「……嬉しいのです。圭一がボクに想いを伝えてくれて嬉しいのですよ。でも…」 
そう言って、また黙り込む。言うべきか否か迷っている様に見える。 
「…ボクが圭一と御付き合いをしたら…傷付く人達も……居るのです。だから………今の関係が良いのです」 
彼女が絞り出す様に言った言葉に俺は頭を殴られた様な衝撃を覚えた。 
いや、一応の予想はしていた。断られる事も考えてはいた。でも予想とは少し違う答に戸惑ってしまう。 
「だけどボク、本当は圭一と……。…時間が欲しいのです。ほんの少しで良いのです。考えさせて欲しいのですよ」 
そして一回、俺の身体を強く抱き締めて、立ち上がるんだ。 
『今日は帰るのです』 
俺は…そう言って彼女が襖を開けて去るのを見つめている事しか出来なかった。 

----
 
その日以来、羽入は夜の逢瀬に現れなくなった。もちろん学校でも触れ合う事も無く…ただただ日々が過ぎていった。 
一週間が経ち、二週間が経ち…彼女との接点は学校での授業だけ。 
部活に来なくなり必然と会話が減って、憂鬱そうな表情で想いに耽る姿をよく目にした。 
そんな彼女を心配して声を掛ける仲間達に取繕った笑顔で『何でもない』と返すのを見ていると心が締め付けられる様な気になるんだ。 
羽入をそんな状態にさせているのは俺だから。言わなかった方が良かったかも知れないと考えてしまう。 
後悔はしたくなかった。 
でも…してしまう。羽入からの返事は貰っていないけど、身を引いてしまおうか。 
って、諦めにも似た心境になるんだ。 
そんな感じでそろそろ一ヵ月が過ぎようとした頃、羽入があの『時間』に俺の部屋に現われた。 
「御久し振りなのですよ。圭一」 
寝ていた俺は羽入に揺すられ、飛び起きる。 
「はにゅ…う?来てくれたのか」 
彼女が微笑んでコクリと頷き、俺の手を取って優しく握る。 
「この前の返事を伝えに来たのです…」 
真剣な眼差しで彼女が握った手に少しだけ力を込めた。そして震える唇が言葉を紡ぐ。 
『ボクが圭一の傍らに居ても良いのですか?』 
「…ん。居て欲しいよ。一緒に居たい」 
自分の想いを率直に伝えると羽入の口元が少しだけ綻びて、俺の顔を下から覗き込み、上目遣いで語りかける。 
「ずっと考えていたのです。ボクが圭一をどういう風に想っているか」 
瞳を潤ませ、続けて何かを言おうと唇を震わせて、俺の手を握り締める。 
「圭一に守って貰いたい。包んで欲しい。ボクに……ボクに優しくして欲しいのですよ」 
頬を桜色に染めて、胸板に顔を埋めた羽入が呟く。 
「ボクは圭一に愛されたいのです。全てを委ねたいのです」 
「ボクを圭一の側に置かせてくださいなのです…」 
俺は言葉で答える代わりに彼女の身体をしっかりと抱き締めて、幸せで幸せな気持ちになる。 
…だって真面目に考えて、しっかりと答をくれたから。 
「羽入…」 
俺が呼ぶと羽入が顔をあげて目を閉じる。顎を指で持ち上げて唇を重ねる。 
「あ…う…。ん…ふっ…は…ふ」 
始めは、薄くそれでいて柔らかい彼女の唇を啄む。舌で唇の表面をなぞり侵入を試みる。 
「んっ…んうぅ…ふ。ちゅくっ…ん…あ」 
微かに開かれた唇の隙間から舌を潜り込ませて歯茎をねぶり、背中から肩口に手を動かす。すると羽入の身体がピクンと跳ねるんだ。 
「ちゅぱ…けぇいち…んうぅ…。けぇいちぃ…ふあぁ…」 
俺達は求め合う。離れ離れになっていた時間を取り戻す様に、徐々に高揚していく。 
そうこうする内に、羽入が俺の身体を押し倒して覆い被さってきた。 
「ふぅ…ふぅ…。は…あむ。ちゅくっちゅ…んうぅ…んっ…んっ」 
鼻息荒く俺の身体をまさぐりながら、舌を口内の奥へ奥へと侵入させて悩ましい声を洩らすんだ。 
久し振りの彼女のそんな姿に息子に血が通い始める。 
「んふ…♪圭一がボクを欲しがっているのです…。カチカチ…凄い凄いなのですよ」 
想いが通じ合って、かつ久々の営み…その二つが俺を興奮させる。 
彼女…羽入はどうなんだろう。俺と同じ気持ちなのだろうか? 
「俺は羽入と…居れなくて寂しかった…。羽入は…羽入は寂しかったか?」 
その問いに彼女は微笑み、無言のまま俺の手を取り自分の長襦袢の裾に潜り込ませて『確認』させる。 
……濡れている。 
そこは水でも被ったのかって位に濡れそぼっていた。 
『圭一が寂しくさせたから欲求不満なのですよ』 
耳元で吐息を吹き掛けながら彼女が呟く。俺は秘部に指を滑らせる。 
熱く蕩けた柔肉に指を埋めて上下に優しく擦る。 
「あ…。あ…っんく。あうぅぅ…はあはあ…」 
切なそうに啼く羽入が俺にお返しとばかりに、下着の中に手を潜り込ませ息子を揉む。 
逆手で亀頭を持ち、揉み揉み…手の平で揉みしだいて『遊んで』くれるんだ。 
だから俺も『遊んで』やるんだ。少しだけ膣に指を入れてくすぐる。 
「あんっ…んっ。…んっ!」 
羽入が甘えが混じった声で喘ぎながら息子をゆっくりと掻く…。 
俺はそれに合わせて指で膣壁を擦りながら奥へと進めていく。 
羽入の暖かい手の平が息子を張り詰めさせる。 
小さくて柔らかい可愛い手がさ…根本から絞るんだ。血液を送り込む様に下から上に…。 
「あう…。あうっ!あ、う…は…。…あっ!あっ…ああっ」 
羽入は膣内を指で円を描く様に愛撫されるのが好きなんだ。 
小刻みに出し入れしつつ掻き回すと…『発情』して身体の力を抜いて、俺にされるがままになる。 
「あっんっ!んあぁっ…ひうっ!はっあ…ああっ!…んうぅ…!あひ…」 
クリトリスを指で弾く何度も何度も…。 
息子と『遊ぶ』のを止めて喘ぎ、俺の身体にしがみついて快感に身を委ねる羽入を見て、俺はスケベ心に火が灯る。 
「はあ…あ。ん…う?………あう」 
彼女を抱き抱えて、布団の上に仰向けに寝かせる。 
そして太股を持って彼女の顔の方に倒す。羞恥に顔を真っ赤にして目を反らす彼女に聞いてみるんだ。 
「ほら羽入…ちゃんと見ろよ。こんなに濡らしてる…そうだ。綺麗にしてやらないとなぁ」 
腕を膝の後ろに差し込んで両手で秘部を目一杯拡げて、顔を近付ける。 
甘酸っぱい羽入の匂いを嗅ぎながら舌先で愛液を舐めとる。 
「あうぅっ!は…あっ!あっ!そ、そんなに拡げちゃやなのですぅ!んうぅっ!」 
眉をハの字にして泣きそうな顔で抗議する羽入に聞こえる様に、やらしい水音を発てて舐めあげるんだ…これも羽入に『教えて貰った』相手の興奮を高めさせる方法なのだ。 
こういうのが『大好き』なんだろ? 
「ひうっ!んっうぅ!ああっ!らめれすっ!は、恥ずかしいのれすよぅっっ!!あひっ!」 
人差し指で愛液を掬いクリトリスを緩慢な動きで転がしながら、舌先に力を入れて膣に挿入してやると甘えきった声で啼く。 
身体を薄桃色に染めて、腰をガクガク震わせるんだ…堪らないぜ? 
そのやらしい姿がどうしようもなく堪らない。 
「あんっ!あっあっ!!けぇいちぃっ!んはぁ!んっ!らめぇ…!」 
ヒクンヒクンと物欲しそうに痙攣するクリトリスを摘んで、強めに揉みほぐすと更に秘部が熱を帯びて切なそうに愛液を滲ませる…。 
舐め取っても舐め取っても溢れ出て来る甘酸っぱい羽入の味に、俺は脳天が痺れる感覚を覚える。 
「ん…羽入。俺にもしてくれよ」 
持ち上げていた身体を降ろして俺は下着を脱ぎ捨てる。 
そして布団の上に胡座をかいて羽入を引き寄せた。これ以上は我慢出来ない…って訳だ。 
パンパンに張り詰めた息子が羽入からの『御褒美』を待っているんだ。早く遊んでくれってさ…。 
「あぅ…けぇいち…ボク。も、もう我慢出来ない……欲しいのです……圭一が欲しい。挿入て欲しいのですよ…」 
欲求不満でサカリのついた彼女が懇願する。 
「駄目だ…羽入。お前が前に言ってた事覚えているか?ギブアンドテイクだ。ギ・ブ・ア・ン・ド・テ・イ・ク。して貰ったら返すのが礼儀なんだろ?なぁ」 
以前、彼女に口で愛撫して貰い、俺はおざなりな愛撫ですぐに挿入しようとした事があったんだ。すると怒ってさ… 
『圭一!男女の営みはギブアンドテイク!して貰ったら返すのが礼儀なのですよ!互いに気持ちを高め合って愛し合わないと嫌なのです!』 
という事があった。 
あの時は機嫌が悪くなった羽入に謝りつつ、許可が出るまで口やら手で愛撫させられた。 
ん?その時の仕返しじゃねぇよ…。 
して貰いたいんだ。羽入との営みを存分に楽しみたいから、して貰いたい。もちろん俺も彼女に楽しんで貰いたいから、二人で…高め合うよ。 
だって羽入に我慢させるんだ。それ位は当然だろ。 
常に横並びの関係。上とか下じゃねぇ対等な関係で居たい。 
羽入がわざとらしく頬を膨らませた後に呟く。 
「あうあう…圭一は意地悪なのですよ」 
彼女は俺の前に座り、そのまま顔を股間に埋めていく。 
息子の根元に両手を添えて、愛しそうに裏筋を下から上へ舌を這わせる。 
「はふ…くちゅ…。ぴちゅ…ちゅっ」 
亀頭までは舐めない。竿だけ…でも手抜きでは無い。浮き出た血管に口付けし、まんべんなく全体に唾液を擦り込んでいく。 
挑発する様に上目遣いで俺の顔を観察しながら、何回も何回も繰り返して…。 
「んふ…♪くちゅくちゅくちゅ…。ちゅぱちゅぱ…あ、ふぅ」 
亀頭の先を人差し指の腹で転がされる。トントンと軽く叩かれ、円を描く様に擦られるのだ。 
そして睾丸を飲み込まれ、舌で包まれて弾かれる。腰の辺りがムズムズする気持ち良さ。 
俺は彼女の頬を撫で、指を首を通って襟元に滑らせる。 
前のめりになり鎖骨をくすぐり、柔らかい胸を手の平に収める。 
手の平に吸い付き形を変える胸を揉むと、期待に満ちた声で甘く啼く。 
「ちゅぷ…んあ…。ふ…っあ。くちゅ…っちゅ、ぷ。んふぅ」 
飴玉を舐める様に舌先でチロチロと睾丸が弾かれて優しく吸われ、指先は絶え間なく動かされ息子を縦横無尽にはい回る。 
「…羽入の乳絞り」 
俺は思い付いた言葉を呟いて、胸を絞りながら乳首を摘んで転がす。 
刺激のためか、羞恥心なのかは分からないけど彼女がビクッと身体を震わせたのを見逃さない。 
「んぅっ。は…ぁん。ちゅぷっちゅぷっ…!んっ!」 
ああ、羞恥の方な。 
反応で分かる。恥ずかしさを隠す為か、息子を咥えて小刻みに抽出を始めるんだ…。 
唾液を含ませた唇を窄めて、甘く吸いながら、舌でねぶって俺を黙らせようとするんだ。 
「へぇ~…。そんなに乳を絞られるのが嬉しかったのかよ?…よっしゃ。もっとしてやるよ。ほれほれ…」 
「んうぅっ!んっ!ちゅぱっ!ちゅぱ…っちゅっ!んう!ちゅばっ!」 
少しだけ強めに揉みしだくと甘えた声で喘ぎながら、亀頭を飲まれて強く吸われる。ベロベロと激しくねぶられ、唇で甘噛みされて俺は呻く。 
背筋に走るゾクゾクとした快感に呑まれそうになるのを堪えて硬く自己主張する乳首を指で弾いてやる。 
何度も何度も…彼女が蕩けるまで。 
「く…あ…すっげぇ!は…!溶けちまいそっ、う…」 
ふと見ると、欲求を太股を擦り合わせて耐える羽入の姿に気付いた。 
そろそろ彼女に望みを叶えてあげないと不公平だよな? 
「ふあっ!あっ!っちゅ……ひゃうっっ!んあぁ…!」 
彼女に愛撫をさせたまま膝立ちになって身を乗り出す。 
左手の人差し指と親指で秘部を拡げて、唾液をつけた右手の中指を深々と膣内に挿入し掻き回す。 
すっかり出来上がっている羽入の『上と下のお口』が刺激を求めておねだりしている。 
両方ともチュウチュウと吸い付いて俺を離さないんだ…。 
「あふぅ…っ!ちゅっば!ちゅっば!は…ちゅっ!ちゅくっ!ちゅぱっ!」 
終いには尻をフリフリさせて甘え、ねぶり回してくるんだ。 
そう。可愛い可愛い求愛行動をして俺を誘ってくる。 
『お口より、もっと気持ち所で咥えてあげるのですよ。早く早くぅ☆』 
という感じに…。 
俺を喰い殺そうと手ぐすねを引いている。だから挑発に乗って、はしたない『お口』に御仕置をしてやるんだ。 
「あふっ!!は…ぷっ!くっちゅ!んんんっっ!!…へあぁぁあ…!」 
秘部から指を引き抜いて、中指と薬指を思い切り叩き込んでやる。 
尻を叩く様にバチン!バチン!って手の平ごとぶつけて…。 
その度に羽入の身体が跳ね、膣が締まるんだ…キュンッてさ。 
息子に吸い付く力も比例して強くなり、俺は彼女に腰を押し付ける。 
言うなら電流…だな。腰砕けになって息子が蕩かされる。 
もう…すっげぇ良くてさ…夢中になって彼女に『御仕置』をし続けた。 
「んぷっ!ちゅばっ!ちゅばっ!ぶぷっ…じゅっ!んふぅっ!!…んっ!んっ!」 
強い快感に身悶えさせながらも決して息子を手放さない羽入。 
そんな彼女の膣内を、指でねちねちとこね繰り回す。指を交互に蠢かせて絡み付く膣肉を堪らなくさせてやるんだ。 
「ふぅっ!ふぅっ!…っは…けぇいち…も、もう許してぇ…あうんっ♪疼いて疼いて仕方無いのれすぅ…!」 
「おっ…!おう!はっ…俺もそろそろ入れてぇ!」 
俺は愛撫を止めて再び胡座をかく。そして羽入に膝の上に跨がる様に促す。 
トロンと蕩けたスケベな目付きをして、俺の背中に手を回して抱き付き息子を握り締められる。 
「け、いいち…んあ…あ…」 
羽入が俺の名を呟き、次の瞬間には熱く柔らかい膣肉の中に息子は居た。 
トロトロな愛液とヒダが亀頭を絡め取りながら、奥へ奥へと飲み込まれて行く…。 
「んうぅ~…こ、これが欲しかったのです。くふうぅん…硬くておっきな圭一のおちんちんが欲しかったのです…」 
彼女が華奢な身体を震わせて甘えきった牝の声で喘ぐ。 
貪欲に目一杯、息子を咥え込んだ羽入の淫らな姿を見て我慢が出来なくなる。 
「んあっ!?あっ!あっ!い、いきな、り激し…すぎぃな…っのですようっ!!」 
羽入の尻を両手で鷲掴みにして無理矢理、腰を振らせて息子で膣の奥を突き上げる。 
子宮に亀頭が擦れ、絡み付く膣肉が蠢く。波打ったヒダがピッタリ吸い付き、ギチギチに締め付けられ溶される。 
「ううっ…やっぱ羽入ぅ…の中…すげぇスケベ…だ!気持ち良すぎ!」 
「あっはぁ!ぁ…んくっ!ボクのアソコ…が、けぇいち…美味しいって…んあっ!あっ!あっ!あっっ!!」 
羽入が俺の腰に両足を回して腰を激しく捩らせてサカり始めた…。 
突き上げるタイミングに合わせてグリグリと膣でこねくり回され、息子が暴れる。 
「んふぅ!ふっ…っ!はぁ…はあ…はあ…!あっ!!」 
俺は汗ばんだ彼女の身体に口付けし、印を残していく。首筋…肩…誰が見ても分かる様に…さ。 
そして羽入の身体に改めて覚えて貰うんだ俺の味を…。 
「ん…!ふっ…ぅあぁ!くちゅ…ちゅっ!ちゅぷ…!」 
唇を舌でこじ開けて口内を犯す。奥へ侵入し彼女の唾液を舐めとってやるんだ。 
それを羽入が嬉しそうに唇で甘噛みし優しく吸う。 
『もっと味わって良いのですよ…』 
と言いたげに多量の唾液を俺の舌に絡ませてくる。 
「んく…あはっぁ!は…!あっ!あっあっ!!もっと強くしてくださいなのですっ!!くふうぅ!!ボ、ボク…イキた、い!圭一にぃ…ふあっ!イカされたいのれす!」 
そう訴える彼女を俺は繋がったまま俯せにさせて後ろから貫く。 
ピッタリと足を閉じて、ただでさえキツい膣で息子を締め上げてくる彼女に夢中になる。 
「はっ…こうかっ!?まだ強くかっ?」 
「あうんっ!!もっと…もっとぉっ!!」 
上体を布団に付け、尻を突き上げた羽入を獣の交尾の様にバコバコと激しく息子で蹂躙する。 
熱く、ヌルヌルな膣壁に擦られ、 俺の身体が悦びに震える。腰砕けになりそうな『羽入』の具合を堪能するんだ。 
「やぁあ…けぇいちのおちんちん…ボクの中でおっきく…んう…なったのれすっ♪あうんっ!」 
腰をグリグリ押し付けて膣肉を掻き回すと、羽入がカクカクと尻を振ってサカる。 
柔らかく包んでくれる膣肉を息子で掻き分けて奥を突いてやるとさ…ギチギチッて締まるんだ。 
そのまま奥を亀頭で擦ってやると揉み揉み…膣肉を絡ませてくる。「は…さ、最高っ!はっ!はっ!…っふ…な、なあ!イッて良いか!?限界かも…!」 
「あ、あうぅ~っ!イッても良いのですよぉっっ!…んあっは♪はあっ!はっは…あっ!!」 
布団を握り締めて熱に浮かされた顔の彼女が甘えた声で啼く。啼き続ける…。 
俺はそんな彼女に覆い被さり、手を握り締めて腰を打ち付ける。 
「あんっ!あんっ!!んうぅっ…ふ………っ!!」 
右手で羽入の腕を引き、左手で顎を持って唇に口付けする…。 
荒々しく舌と唾液を絡め、甘く…そう、優しく噛んでやるんだ…唇を…。 
「くっっふぅう!…んっ!はっあっ!!ら、めぇ!…ひっ………んあぁあっっっっっ!!!!」 
腕を掴んでグイッと引き寄せ、ガツガツと羽入の奥に息子を打ち付けると羽入が喘ぐ。 
そしてキュウキュウに締め、纏わりつく膣壁を抉る様に斜め下から突き上げると、彼女が身体を大きく震わせて達する。 
「ううっ…くっ!はっ……あ」 
瞬間、彼女の膣が容赦無く息子を締め上げる…ただでさえ具合の良い『羽入』が、食いちぎられるんじゃないかという位に強く…熱い柔肉で…。 
「うぅ…!は、にゅ…う。は…っはあ…」 
腰を掴んでグイッと自分の身体に引き寄せ、火傷しそうな程に熱を帯びた膣奥へ精液を吐き出す。 
亀頭で子宮を擦りながら、息も絶え絶えに身体を震わせる。 
息子が脈動を打つ度にキュッと更に締まり、一滴残らず搾取ろうと蠢く『羽入』の快感に身悶えするんだ。 
「んうぅ…け、いいちぃ…んくっ…いっぱいいっぱい出していいので、すよ……あ、うぅ」 
俺と同じく息も絶え絶えな羽入が甘く囁きながら、尻を押し付け緩慢な動きで振りつつ、身体の下から回した手で陰嚢を揉みしだく。 
その甘く蕩けさせる快感を享受しながら俺は思う。 
『やっぱり大切な人と愛し合うのって良いな』 
てさ…。 

----
 
「あうぅ~☆圭一ぃ、すっごく気持ち良かったのですよ~。ボクの身体、まだフワフワしているのです」 
上機嫌な羽入が仰向けに寝た俺に抱き付き、胸板にグリグリと頬を擦り寄せる。 
「おお…。俺もだ、下半身がガクガクしてる。ははっ!力入らねぇや」 
そんな彼女を俺も抱き締めて、ほてった身体を冷やす。 
足も手もガッチリ絡ませ合って布団の上で戯れる。こういう一時が大好きだ。 
「圭一がボクに優しくしてくれるから、すぐに……あうあう。恥ずかしいのです」 
『心と身体が繋がっているから気持ち良い』 
多分、そんな感じの事を羽入は言いたかったんだと思う。 
今まで散々交わっていたのに、改めて繋がると照れるって所か? 
「そうか。…なあ羽入、俺さ二人で仲良く居れたら良いなって思うんだ。だから、こういう気持ちを大切にしていきたいよな」 
俺は彼女の気持ちを代弁する。いや…俺の本音か。 
ともかく大切な事は互いを想い、助け合っていく事なんだって解ったから。 
「そうなのです。ボクも圭一と仲良しで居たいのです!だから…」 
そう言って羽入が俺の首筋に強く吸い付く。柔らかい唇をハムハムと動かしながら。 
「ん…。ボクからの想いを圭一に常に届けたいから、この印をつけるのですよ。消えない様に毎日…」 
頬を桜色に染めて羽入が抱き締める力を強める。優しいよな。 
『この娘を大切にしないとな』 
そう、決意を新たに、俺も彼女の首筋に吸い付く。 
「…ん。じゃあ俺は…羽入をいつまでも優しく包んで守る証に……って事で」 
「あうあうあうっ!圭一!圭一っ!格好良いのです。あうあう!」 
『テンションぶっちぎりハイ』 
何故か浮かんだ、そんな言葉に噴出しそうになりつつ、足をバタバタと動かす彼女を優しく抱き寄せ、肩に顔を埋める。幸せだ…。 
「あう~!やっぱり大切な人と愛し合うのは良いのです!ボクは幸せ者なのですよ!」 
ああ…俺と同じ事を想ってるじゃねぇか。 
「……はは…」 
惚気てしまいそうな彼女の言葉が嬉しくて…さ。ちょっと鼻の奥がツンッてした。 
それを隠す様に目元を肩で一回擦って、羽入を抱き抱えて身体を組み伏せる。 
「よっしゃあっ!まだまだ俺は未熟だから、羽入先生に手解きを受けないとな!次は何を教えて貰おうかなぁ?」 
「ふふっ♪じゃあ次は……………」 






終わり