エロパロ板 ひぐらしのなく頃に 保管庫内検索 / 「ベルンカステルの背理」で検索した結果

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  • ベルンカステルの背理
    ベルンカステルの背理 「また来年の綿流しの日に、ここへ来るよ」  赤坂は私の頭を撫でながらそう言った。 「……」  私は黙ったまま、そっぽを向く。 「どうしたの、梨花ちゃん?」  赤坂がいぶかる。 「私、もう来年には高校生よ」 「……何か気に障ったかな?」  私は赤坂の顔を見上げた。 「別に……赤坂のせいじゃないけど……」  そう。赤坂のせいではなく、私が勝手にむくれているだけだ。  頭に乗せられた赤坂の手。  彼に触れられるのは心地よいし、少しでも長く触れられていたいと思う。けれども、幼 子にするかのように頭を撫でられると、少し悲しくなってしまう。  何年たってもお子様扱い。もう「にぱー」だとか「みー」だとか、あえて稚気を装った 言葉を口にしなくてもいいくらいに背も伸びたし、沙都子には敵わないが胸だってそれな りに大き...
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    ...JLqnD.氏 ベルンカステルの背理 はにゅうのヤド ◆wK2Hs4J8iY氏 圭×梨(梨花への求婚) 梨花ちゃんのターン 風呂沸し編 オニオロシ 圭羽 小ネタ(圭一×魅音+レナ×鉈) 圭レナ 百年目の奇跡(小ネタ②) 羽入のポニテが見てみたい 圭梨 クリスマス編① ◆Ut1TI4HSDI氏 梨花祭りシリーズ 13スレ目37氏 ひぐらしのなく頃に ~色罰し編~ ひぐらしのなく頃に ~足攻し編~ ひぐらしのなく頃に ~言訳し編~ 13スレ目311氏 (アルファベットな名無しさん) d (梨花×レナ) e(L4悟史×梨花) f(レナ ×真詩音) g(知恵×カレー) h 肛虐の姉妹(圭一×園崎姉妹) i 宙空~アナザー罪滅し~(悟史×詩音) j 宙空Ⅱ(悟史×魅音) k 変態レナ 沙都子編 l 変態レナ 羽入編 m 変態レナ 外伝 圭一編 n 変...
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    ...裏 コドク箱 裏2 ベルンカステルの背理 オニオロシ e(L4悟史×梨花) 小ネタ(圭一×魅音+レナ×鉈) 愛欲 罪滅し編 淫辱 皆殺し編 i 宙空~アナザー罪滅し~(悟史×詩音) j 宙空Ⅱ(悟史×魅音) ヤンデレレナ ヤンデレレナ 続 無題(ヤンデレ羽入) q 病魅音 澪尽しアフター (魅音×悟史) とあるカケラ屑(皆殺し編) ○圭一受け a b c ゴミ山の救済(レ×圭) すてきななまえ(レナ×圭一) 夕昏(レナ×圭一) 前編 夕昏(レナ×圭一) 後編 無題 2スレ目201 氏 レナ×圭一 無題 魅音・レナ×圭一 (無題 圭一×魅音の後編) L5沙都子×圭一 無題 作者:2スレ目64 氏 梨花(羽入)×圭一 羽入X圭一 無題 作者:2スレ目479 氏 輿宮エ*本事情 神惑し編 酔越し編 詩音×圭一 水車小屋にて 圭羽 覗き見 ~レナ~ 私の家畜 ~チジョレナ~ 私の家...
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    ...恋人(赤坂×雪絵) ベルンカステルの背理 ○知恵(シエル)系 無題(知恵×圭一) 入江×知恵 季節のなかで g(知恵×カレー) 大好きなご主人様 ~チエルミ~(K1×知恵) チエルミ調教日誌 壱(K1×知恵) チエルミ調教日誌 弐(K1×知恵) 忘れてはいけないこと:alter(圭一×知恵) 知恵先生のお手々でシャセイ p 三人の劣情(知恵、鷹野、圭一)(全三話中一話目) ○鷹野系 b(鷹野×圭一、ハーレム物の途中停止?) 祭具殿の秘め事(富竹×鷹野+羽入) 馬竹だよ竹馬だよフゥハハハーハァー (鷹×富) 三四×梨花 鷹野×魅音 圭一×鷹野(グロあり) 鷹野×入江 堕ちた女神鷹野×小此木 短編 山狗×部活メンバー 圭一編 蟲遷し編 祭りの始末(富竹×鷹野) 「祭りの後、最後の日」富竹×鷹野(エロなし) LUNATIC(L5富竹×鷹野) p 三人の劣情(知恵、鷹野、...
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    ... へたれ攻のススメ ベルンカステルの背理 風呂沸し編 ほうじょうけ ホームワーク ホームワーク2 ボクはオヤシロ様の巫女。 性転換もの!注意! マ行 「祭りの後、最後の日」富竹×鷹野(エロなし) 祭りの始末 真夜中の抱擁 見えない何かに怯える夜 魅音と圭一の入れ替わり 「三日月の後悔」 未知なる悟史を夢に求めて 見慣れた悪夢1 見慣れた悪夢2 見回り日和 妙足遊戯 (詩悟,レ圭) 蟲遷し編 夢月祭夜 レナルート 夢月祭夜 魅音ルート 夢月祭夜 沙都子ルート 夢月祭夜 梨花ルート 夢月祭夜 羽入ルート 目明し「変」 女明し編 迷宮の安楽(圭×梨) めおと (悟×詩) 持余し編 ヤ行 山狗×部活メンバー 山狗×部活メンバー 魅音編 山狗×部活メンバー 詩音編 山狗×部活メンバー レナ編 山狗×部活メンバー 沙都子編 山狗×部活メンバー 圭一編 ヤンデレレナ ヤンデレレナ 続 夕昏...
  • さよならは冗長に(前篇)
    さよならは冗長に (前篇) 「あぅあぅあぅ、圭一。こっちには誰もいないのですよ」 「了解だ羽入。あの電信柱まで突っ切るぞ!」 冬にしては暖かなある日の夕方。俺と羽入は帰路の途中にあった。 慎重に周りを見渡して人が居ない事を確認し、物陰から物陰へ一気に突っ切る。まるで秘密基地に潜入したダンボール・マニアのおっさんのようにッ・・・! 「よし、神社まであと少しだな」 傍らの羽入に告げたとおり、古手神社の石段はもう百メートルもない。しかし門前の商店には、夕食を買うために集まった主婦の方々が屯している。 強行突破を図るか?いや、それではこちらの損害が大きくなる。特に俺たちのこの格好では致命的だ! 「この人数での被害を考えると・・・。あぅあぅあぅッ!明日から外を出歩けないのですよっ!」 頭を抱えて羽入が悶える。それもそのはずだ。今の俺たちは旅を続ける三本...
  • さよならは冗長に(後篇)
    さよならは冗長に(前篇) さよならは冗長に (後篇) 久しぶりに嗅ぐ欲望の匂いは、やはり栗の花の香りがした。 迷いの消えた圭一の行動は、思春期の少年らしく直接的なものだった。 襟元から手を入れて直に私の胸を掴み、その感触を愉しむ。直ぐに両手が乳房を覆い、這うように指が動くのを感じた。 私も襟をはだけて圭一の手を自由にさせる。加減を知らない圭一の愛撫は相変わらず痛みが伴うが、その荒々しさにすら胸が熱くなってしまう。 愛撫が一段落すると、圭一は乳首を口に含んで転がし始めた。頭を抱えると、夢中になって吸い続ける。 「んっ、圭一・・・。もう少し、優しく・・・」 胸元に目を向けると、圭一の顔。息を吸うために口を離す度に、唾液で濡れた私の乳首が鈍く光る。 「すげぇ、羽入の胸・・・。柔らかくて、温かくて・・・」 思うように私の胸を動かす圭一が...
  • c
    2005/11/23(水)投稿 「ベルンカステルのハエ取り機」 「よいしょ・・・、これで最後かな」 前原圭一は、雑貨の入った重い段ボール箱を押入れにしまい込んだ。 「お疲れ様なのです。とってもとっても助かったのです」 頭に三角巾を被った古手梨花が、ぺこりと可愛らしくお辞儀をした。 分校で、今日は自宅のガラクタの整理をしなくてはならないので大変なのです ・・・という沙都子と梨花の愚痴交じりの言葉を聞いた圭一が手伝いに来ていたのである。 「あ~、喉渇いたな。沙都子の奴、セブンズマートの買出しにしちゃ遅過ぎるぞ」 「沙都子を責めてはいけないのです。今日はお買い物が多くて大変なのです」 三角巾を取った梨花は、台所の収納庫で何か探している風であった。 丁度、圭一に背中を向けた格好で四つん這いになっていたので、黒のスカートの裾から 白い下着が...
  • 羽入と圭一の一番長い日(後篇)
    前篇 羽入と圭一の一番長い日(前篇) 約束を守る最上の手段は決して約束をしないことである。 『ナポレオン言行録』より カエサル「賽を投げろ」(「賽は投げられた」の原語) プルタルコス『ポンペイウス伝』より あの後、ボクは圭一のお家から、梨花たちにバレないように神社に戻ったのです。 何もなかったように目を覚まし、登校し、そして今――放課後の部活を迎えたのです。 …今日はバレンタインデー。そして、圭一にチョコをあげようとしているのが、ボクを含めて――六人。 レナ、魅音、詩音、沙都子、梨花、そしてボクなのです。 みんな愛しの圭一に手作りのチョコをあげようとしているのは、女であれば分かってしまうことなのです。当然、ボクも。 でも、そこはボクたち部活メンバー。どんなことでも過酷な「部活」になるのです。 「じ...
  • 未知なる悟史を夢に求めて
    皮の感触が、俺の腕を嫌というほど痛めつけた。 いや、肉体的な痛みはそれほどない。 ひどいのは、精神的な痛みだった。 もどかしさがこれほどまでつらいものだったとは、 こんなことをされるまで知る由もなかった。 「みー、改めて聞きます。圭一は祭具殿に入りましたか?」 「……入って……ません……」 そう言うと、また梨花ちゃんは俺の限界まで張り詰めた神経の塊をなでまわした。 その手は汚れないようにと手袋がされており、 そして俺を必要以上に痛めないようにと……ぬるぬるとした液体が塗られてあった。 おそらくそれは気遣いじゃない。 これも梨花ちゃんの尋問に必要なものなのだ。 「うぅ……」 俺は、自然と腰を動かす。 動かそうとするが、腰も完全に固定されていて、 満足に動かすことが出来ない。 ただ皮のベルトをきしきし言わせるだけだった...
  • 輿宮エ*本事情
    輿宮エ*本事情  俺たちは、聖なる戦いへと赴いていた。 メンバーは俺と悟史。戦場は輿宮の一書店。 攻撃目標は……そう、エ*本のコーナーだ。 俺たちはいつもと違う私服に身を包み、 知り合いに見つかることを最優先に警戒し、書店へ、ステルスエントリーした。 潜入は成功だ。 「け、圭一、不味いよ、あれ、魅音だ」 いらっしゃいませーと、元気に声を上げる店員は、 確かに魅音だった。 ああ、そうか、ここら一体に園崎の手が広がっているんだ…… 「まずいな、河岸を変えるか?」 「むぅ、でも、ここら一帯園崎家のテリトリーだよ?  どこに行ったって、バレない可能性はゼロとは言い切れないよ」 「な、なかなかの戦略眼だな、見直したぜ」  この作戦に悟史を加えるのは苦労したが、仲間にすると心強いやつだというのが分かった。 何より、こいつも飢えている...
  • リトル・エクステンド 1-3
    リトル・エクステンド 1-2   1-3  『沙都子と大樹さん』  入江診療所の待合室には患者の他に、その者たちとのひとときを楽しもうと半ば、村の老人たちの集う憩いの場となっている。それでも、昼どきにもなれば外来患者以外は家に帰り、それは夏休みである今日も変わりのないことだった。  子供たちを乗せた軽トラックが着いたのはそんな、茶飲み老人たちの掃かれた後だった。  診療所には涼みに来たと、富田と沙都子は患者のお年寄りからお茶菓子を貰って今は、静かな待合室の角に座っていた。 「そんなに、心配しなくてもだ、大丈夫だよ」  自分のとなりに沙都子が来てからまだカップラーメンができるほども経っていないにも関わらず、富田はこの場の雰囲気に喉の渇きを覚えていた。ジュースを飲んで、またそれとなく沙都子を伺う。 「え?! え……ええ。おいしいですわねー、このおせんべい」 ...
  • リトル・エクステンド 1-2
    リトル・エクステンド    1-2  『あっちこっちで』 「ひゃうんっ! あはっ! ふあっ! 圭ちゃんんっ……やっ……ンッ! はぁんっ!!」  後ろから圭一に串刺しにされた魅音が、ベランダに面した窓ガラスに上体を押し付けられ喘いでいた。その際に魅音の胸が、圭一の背中越しからでも脇乳となって垣間見えていた。  ふたりは制服姿のまま、脱ぐ物も満足に脱がず、真夏の部屋でかれこれ三十分以上、休むことなく愛し合っていた。  圭一はシャツの前を全開にして、魅音のこの格好は、圭一の趣味だろう。スカートを脱ぎ、白のショーツに黒のハイソックス。はだけたシャツからは胸もあらわに、自由となった大きな双房はぐにゅりと窓ガラスに押し潰れて汗に塗れて、ぺったんぺったん餅ぺったん。餅搗きならぬ餅突きが行われ、ぎしぎし...
  • 無題 悟史×レナ
    「ねぇ、悟史くんは聞いたことあるかな?――かな?」 悟史の後ろに、ピタリと張り付くようにして少女が立っていた。 カナカナというもの悲しげなひぐらしの声音で彩られた通学路から、少しそれた脇道に二人はいた。 「な、なんのことかい?レナ。」 悟史が喉をヒクリと動かして答えた。 直前まで少女―レナは悟史と向き合っていたはずだった。 それが、瞬き一つの合間に悟史の背後に回っていたのだった。 「足音。」 レナがぼそりとくぐもった声で答えた。 その吐息が首筋に触れただけで、悟史はヒヤリとしたものを感じた。 まるでメスを使ってステーキを切り分ける無神経な医者に手術を任せるような、 薄氷の上でコサックダンスを踊り狂うような、判然とした恐怖だ。 「足音だって?足音が聞こえるのかい?」 しかし、悟史にはレナの言葉に心あたりがあった。 レナに背後を取られた瞬...
  • :優勝者に天国を
    「っしぁあああああっ。どんなもんだあああああああああっ!」 玩具屋に俺の雄叫びがこだまする。 魅音がバイトに行ったため延期になっていた部活の決勝。 それに俺が華麗なる逆転勝利を手にした瞬間だった。 激しい戦いだった。手に汗握る接戦だった。 ゲームはいわば多人数でやる軍人将棋だったのだが、部活メンバーすべてが策略、イカサマ、力業、そして運のすべてを駆使したまさに何でもありの混戦だった。これが賭博漫画だったら、一年はこのシナリオで連載できたに違いない。 「はぅ~。負けちゃったあ」 「いやはや、まさか圭ちゃんがあんな切り札を考えていたなんて……、おじさん読み切れなかったよ。素直に完敗を認めるしかないね」 「まったくですわ。よりにもよってあの局面で私のトラップを逆手に使うなんて、考えられないですわよ」 「ダークホースの名を返上なのです」 「まあ、あそこで沙都...
  • スイート☆スイート(亀×菓子×魅)
    亀田×(ムース・タルト・シュー)×魅音。 亀田がエンジェルモート制服の魅音にケーキを乗せて食します。 エロ行為は少なめですが、作者の判断では要年齢制限。 終盤ラブラブ展開なので、他カップリング派の方は回避してください。 結局のところ、魅音は詩音に甘かった。 風邪を引いているというのに、少年野球チームのマネージャーをしに行くといって きかない詩音の代わりに、魅音はベンチで記録付けをやっている。 なぜか隣には亀田がいた。 「んー、6-7でうちの勝ちっすね。」 「いやー、6-6で引き分けでしょ?」 本当は6-5で雛見沢ファイターズの勝ちだと言いたかった魅音だが、現在の試合の 流れからは引き分けが濃厚だった。 「いくらなんでも、タイタンズの逆転勝利はないでしょ。」 大抵のことなら、魅音は人並み以上に器用にこなせる。 日頃たいして野球に興味のない...
  • g(知恵×カレー)
    2007/12/22(土) 「先生、さよなら~!!」 「はい、さようなら。みなさん帰り道には十分気を付けるんですよ」  からりと晴れ上がった初夏の土曜日。私の生徒たちと帰りの挨拶を終える。授業は昼で終わるということもあり、子供たちは目をらんらんと輝かせて各々帰路について行く。 「ふふふ……昔を思い出すわね……」 授業が午前中で終わる土曜日に、何年か前の私も同じように目を光らせて過ごしていたことを思い出す。 平日の下校の雰囲気とは違うさんさんとした太陽を感じながら、お昼のカレーを自宅で食べて友達のところに遊びに行く…… そんな良き土曜の一日の思い出が私の中で反芻されていった。 職員室に戻った私は残りの業務に励む。その途中、日直の子から日誌を受け取りそれに判を押す。日直の子は早く帰路に着きたいのだろうかそわそわしながら私の返事を待っていた。 「は...
  • リトル・エクステンド
       1-1  困惑の急接近  進め(あう♪) 進め(あう♪) われら雛見沢~ぁ ちっちゃい者倶楽部!!  入道雲の空の下、村にセミの合唱と共に、ちいさき者たちの掛け声が流れていた。 「ぜんたぁ~い、気をつけろ。なのです」  込み入った所を抜け、畑の広がる見通しのいい場所に着くと、先頭を行く梨花がくるりと振り返って緩い警戒を呼び掛けてきた。すると皆の歌声がぴたりと止み、それから富田と沙都子の表情が引き締まったものになっていく。 「そしてよーい、ドン☆ なのですー」 「ほほ……! そう来ると思いましたわ!」  そして不意に駆け出す梨花とほぼ同時に、しんがりの沙都子が飛び出し……。 「……えっ? 北じょ、わわっ!」  追い越し様の彼女に、一つ前にいた富田は手をぎゅっと掴まれて――「富田さんは羽入さんの手を。羽入さんは岡村さんの手をお掴みになって!」――「う…...
  • g(知恵×カレー)
    2007/12/22(土) 「先生、さよなら~!!」 「はい、さようなら。みなさん帰り道には十分気を付けるんですよ」  からりと晴れ上がった初夏の土曜日。私の生徒たちと帰りの挨拶を終える。授業は昼で終わるということもあり、子供たちは目をらんらんと輝かせて各々帰路について行く。 「ふふふ……昔を思い出すわね……」 授業が午前中で終わる土曜日に、何年か前の私も同じように目を光らせて過ごしていたことを思い出す。 平日の下校の雰囲気とは違うさんさんとした太陽を感じながら、お昼のカレーを自宅で食べて友達のところに遊びに行く…… そんな良き土曜の一日の思い出が私の中で反芻されていった。 職員室に戻った私は残りの業務に励む。その途中、日直の子から日誌を受け取りそれに判を押す。日直の子は早く帰路に着きたいのだろうかそわそわしながら私の返事を待っていた...
  • 悪夢 -レナver-
    「レナ、しっかり罰ゲーム行うんだよ♪」 魅音はニヤニヤとしながら教室を出て行った。 「くぅ~!悔しいですわ・・・後、少しでしたのに」 沙都子は悔しそうに、手足をジタバタさせる。 梨花ちゃんは、そんな沙都子を見て、にぱ~☆と笑うと一言。 「み~・・・圭一、レナに『イジワル』しちゃダメなのですよ☆」 妙にイジワルの部分だけ、大人びたカンジがしたのは・・・ 気のせいであって欲しい。と思ったが、 レナは、顔を赤らめてはぅ~と言う声と共に地面に倒れた。 「は、はぅ・・・いっ、イジワルって、何かな?かな・・・はぅぅ」 「秘密なのです☆沙都子、行きましょうなのですよ☆にぱ~☆」 鈍感な沙都子は、今にも「ふぇ?」と言いそうな顔で突っ立っていた。 「な、何ですの?そんなに真っ赤になる必要も無いですわよ?」 梨花ちゃんに強引に手を引っ張られ、教室を出てゆく。 教室の床には、まだレナ...
  • チエルミ調教日誌 壱
    注意書き 知恵による部活メンバーへの暴力(ビンタ)あり。 綿密な描写は無し。 壱、弐、合わせて長文です。 スレは見てます。 感想くれた方々、どうもありがとうございます。 大好きなご主人様 ~チエルミ~の続き 圭一は部活メンバーとばかり一緒に過ごしている。 ああ、じゃあ簡単なことじゃないか。 どうしてそんなことに今まで気がつかなかったのか。 あ の 小 娘 ど も が 、 私 の 圭 一 を 誑 か し た の だ。 ……圭一を心の底から愛してしまっている知恵は、彼が悪いとは絶対考えない。 むしろあんなにも素敵な人なのだから、周りの女がそれを放っておくわけがない…とまで考えてしまう。 それがあきらかに間違った方向に向いていることも気づかず、最愛の生徒にまで嫉妬と憎悪の感情を向けてしまうのだ。 何より人は寂しさや悲しみを癒す時、それを憎しみに変...
  • ある二人の終わりと始まり
    俺達の関係が、こんな結末を……あるいは始まりを迎えたのは、ある意味では必然だったのかも知れない。 今から三年前――昭和58年6月のある日、俺達は互いに自分達の多くのものを失った。 俺は両親と、家と……かけがえのない仲間達と……友人を……。 彼女は多くの親類と……仲間と……そして最愛の姉を……。 付き合うとかそういう関係ではなかったけれど、それでも何かと休日になるたびに俺達は共に過ごし、あるいは電話し合った。心の中にぽっかりと空いたものを埋めるように、互いに寄り添い合っていた。 彼女は想い人の帰りを待ち続け、俺もまた……かけがえのない日々の幻影を追い続けていた。ある日ひょっこりあいつらが帰ってくるんじゃないかって……そんなことを夢見ていた。 二人で墓参りに行って……そして彼女の部屋で、彼女と二人っきりで酒を飲んで……きっとそれがまずかったんだと思う。 酒を酌み交わ...
  • 綿流し前日
    私は教室で、授業中沙都子に算数を丁寧に教えている悟史の背中を見ていた。 色素の薄い髪が、窓からいっぱいに入り込んでくる陽の光に照らされて、 もともと静かで儚い悟史の印象を、更に希薄なものにしている。 不意に詩音の言葉が脳裏に蘇る。 『お姉には分かるまい、この気持ち』 私は目を伏せた。 「魅ぃちゃん、このプリント宿題だって」 視界にぬっと白い手が伸びる。掴んでいるのは数式が並んでいる紙切れだ。 私はそれを顔を上げずに受け取った。 「さっきからずっと、悟史くんの方を気にしてるね」 そこで私は初めて顔を上げた。レナが穏やかな微笑みを浮かべて私を見ていた。 「悟史くんが心配?」 「……うん」 私は素直に頷いた。 悟史の周囲を取り巻く空気は、普段なら穏やかなものだったはずなのに、 最近のそれはひどくぴりぴりしていて、緊張感を孕んでいる。 原因は知ってる。沙都子の誕生日...
  • 20年前の真実
     バラバラと、破裂するような爆発音を響かせる真っ赤なバイクが、高速道路の広い道を、矢の如き勢いで加速する。  先端に丸いヘッドライトが張り出し、車体中央に鎮座するガソリンタンクが両脇から優雅な網目状になったフレームに支えられ、その手前にシートが置かれ、それが流れるように後尾へと続くようなバイクだった。  上に跨るライダーは、まるでレーサーのようにバイクのガソリンタンクの上に腹を乗せるような形で伏せ、前方から襲い来る猛烈な突風をしのぐ。  だいぶ運転に慣れているのであろうか、マナーはともかく、そのバイクは周囲の車が歩いているかの様に感じられる速度で、間を縫って駆け抜ける。  稲妻のごとき勢いで進んでいき、やがて進路を最左車線に寄せると、ぽかりと口を開けた出口へ吸い込まれて消えていくのだった。  バイクは街に出ると、いくつかの交差点を曲がると細い路地へと...
  • 私の家畜 ~チジョレナミィ~
    私の家畜 ~チジョレナ~の続き レナ達はようやくいつもの待ち合わせ場所に辿り着きました。 周りを一面の田んぼに囲まれた、見晴らしのいい十字路です。 なるべく急ぎ足にしたんだけど、ああやっぱりダメだったみたい。 残念。 思ったとおり、そこには地団駄を踏みながらプンスカしてる女の子が立ってました。 「おっそ~い、レナ、圭ちゃん! あんた達このあたしをどれだけ待たせんのさーっ!!」 ドドドドドドっとした文字を背負いながら、そこには魅ぃちゃんが鬼のような形相で立ってました。 はぅ、やっぱり怒るよね。 でもでも、これでもレナ達は頑張って急いだんだよ、だよ。 レナは圭一くんと腕を組みながら、その鬼の元へ歩いていきました。 ちょっと怖いけどね。 「ご、ごめんね魅ぃちゃん。 のんびりしてたらいつのまにか遅くなっちゃった……えへ♪」 「そんなかぁいく言って...
  • たった一つの冴えたワッフル
    魅音の白いからだが跳ねた。 先ほどまであれだけ嫌がっていた、背中の刺青が見えてしまうのも気にせず、 魅音はただ快感に酔ったように、体をくねらせていた。 それが俺には、たまらなくうれしかった。 俺がする行為で感じてくれていること。 俺がする行為を受け入れてくれること。 そのことが、たまらなくうれしかった。 俺は、魅音の乳房の先にある、 桜色の突起に吸い付いた。 「あふっ!」 苦しそうに息を切らしていた魅音が、 突如として声を上げる。 これは良かったようだ。 その突起を俺は、甘く噛んだ。 「だ、だめっ、けぃちゃっ……ごめっ、ごめんなさい、男扱いしないでごめんなさぃ、 やめてぇ、ごめんなさいぃぃ」 魅音が泣きそうな顔で、俺にやめるように懇願する。 それは、俺に対しての静止になるはずも無かった。 「いいや、許さないね。だ...
  • 覗き見 ~レナ~
    外の景色がオレンジ色に染まっている時刻。 もう校庭で遊ぶ子達もいなくなった学校で、レナは一人ブツブツと呟きながら下駄箱の中の上履きを取り出したの。 「はぅ~、忘れ物忘れ物っと……」 私の名は竜宮レナ。 ほんとは礼奈って名前があるんだけど、みんなはレナって呼ぶんだよ。 はぅ~。 鉈を持って村の中を徘徊するのが大好きな、いたって普通の女の子なの。 そんなわけで、放課後の学校に忘れ物を取りに来たんだよ。 「よりにもよって、大事な大事な宿題を忘れちゃうなんて……レナったらドジっ子さん♪」 そうやって一人でキャピキャピしながら、レナはだぁ~れもいない廊下をトコトコと歩いたの。 もう先生達も帰っちゃったのかな? 職員室の中からは何の話し声も物音も聞こえてこなかった。 一人で廊下を歩いている私に聞こえてくる音は、自分の足音と遠くで鳴くひぐらしの声だけだった。 ...
  • 罰ゲーム:ババ抜き 魅音編
        「じゃ、じゃあ始めようか……みんな」 「はぅ……しょ、しょうがないよね……」 「みぃ……」 「屈辱ですわ……こんな茶番……」   放課後の教室。 外ではうるさいほどにひぐらしが鳴いている夕刻、彼女達四人は教室に居残っていた。 窓から差し込んでくる夕日に部屋がオレンジ色に染まる中……。 少女達は自分の机とイスを持ち寄り、ある『ゲーム』をしようとしていた。 そしてそれはもちろん、放課後恒例の『部活』としてであった。 もはや日課となっているこの行事に、魅音、レナ、梨花、沙都子の四人は、今日もさぞ楽しい時間を過ごすのだろう……。 と思いきや、なぜか彼女達の表情はみな一様に暗かった。   「魅ぃちゃん……あの……そのトランプ、よかったらレナが配ろうか?」   魅音の机の上には、これからするある『ゲーム』に必要なトランプが置かれていた。 それ自体は何の変哲もない、いたって普通のトランプで...
  • 沙都子とナスぅぅぅぅぅぅ???? ツゥー!!!!!!!!
    くちゅっ 「タダイマなのですよーっ☆」 「ふぁっ!!!!!!!りっりりりりりりりりり梨花ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」 沙都子は顔を真っ赤に染めた 「沙都子…その姿は…なんなのですか?」 梨花も顔を真っ赤に染めた 「くすっくすくすくす」 「り、梨花…なにがおもしろいですの…きゃっ!!!!!!!!!!!!!」 急に梨花に手を引っ張られベットに連れて行かれた 「梨花…痛いで…むぐっ」 ハンカチで口を防がれタオルで手首を縛られた 「むぐぐぐぐぐっ」 「しーっ今から気持ちいいこと教えてあげるわ…」 「むぐーーーーーーーーっ」 梨花が沙都子の服を脱がせて 梨花も服を脱いだ (むっ沙都子…胸が大きい…) 沙都子はがたがたと震えていた そして口のハンカチを取った 「ぷはっ」 と同時にさっきのナスを沙都子の口に入れた 「ほぐっ」 そのまま梨花は沙都子の乳首をひねった 「ふぐっ…ん」 しかし、沙都子はまだまだと...
  • 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ壱〜
    前回 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・序〜 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ壱〜 その1からその3までを収録   「お前は彼の気に入ろうとおもうのか?    そうなら、彼の面前で困惑した様子を見せるがよい——。」     フリードリッヒ・ニーチェ『善悪の彼岸』「第四章 箴言と間奏曲」より 竜宮レナと親しくなるのに、それほど時間はかからなかった。 レナは俺のことを甲斐甲斐しく世話してくれていた。俺と登下校を共にし、手作り料理を俺の家まで届けてくれた。 クク…これだけ献身的な心を持っていれば、そう苦労はせずに済むだろう。 竜宮レナを忠実な下僕とするのもそれほど時間はかかるまい。 さて、どうやってレナの『弱点』を探り、そこを攻めて追い落としてやろうか…。 そこでまずは、レナの過去を興宮署の大石に調べさせた。 大石は捜査費と称し、多額の不正な金...
  • レナ魅(お風呂)
    そろそろ頃合いだろうか。オーブンからは甘い匂い。テーブルには軽くつまめるようにサブのお菓子も準備完了。 後はお湯が沸くのを待つだけ。 この間買った紅茶でおもてなし。私の大好きな甘い香り。 室内に漂う甘い香りにうっとりしていると、ピンポンと呼び鈴の鳴る音。 急ぎ足でドアへ向かい扉を開ける。 「どうぞ。もう少しで妬き上がるからね」 「なんか甘い匂いがするなーって思ってたら、お菓子作ってたんだね。何作ってんの?」 「まだ内緒。出来上がってからのお楽しみだよ。」 魅ぃちゃんは口を尖らせながら、えーとか、ちぇーとか言っていた。それがまるで小さな子供がする仕草に余りに酷似していたからつい笑ってしまった。 「何ー?レナ?何か面白い事でもあったのー?」 「ううん。なんでもないよ。ただ魅ぃちゃんかぁいいなぁって思って。」 「ちぇー。そうやっておじさんをバカに...
  • 無題 作者:2スレ目587 氏 梨花×レナ(+圭一)
    パンパンパンパンパン!!! 「あ、あ、あ、あん! は、はぅ~、き、きもちいいよぉ♪……あ!ん!あ、あ、あはぁぁん!」 体育倉庫内に肉と肉がぶつかりあう音がリズミカルに響き、それに合わせるようにレナの口からは快感の声が漏れている。 両手を敷いたマットに付き、まるで犬のような格好になっている彼女はブルマを足首まで降ろし、体操着もたくし上げられた格好で激しく後ろから突かれている。 パンパンといういやらしい音が俺の耳に届くたび、形のよい二つの乳房がプルンプルンと揺れている。 「あ、あ、あはぁ♪ は、激しいよぉ♪ も、もっと……もっとレナのお○んこ突いてぇ♪ は、はうぅぅ~♪」 俺には見せたことのないようなスケベな顔をして、レナは膣をもっと突いてとエッチなおねだりをする。 それを聞いた『相手』は、ちっちゃな手のひらで彼女のお尻をムッチリとわしづかみにすると、更に...
  • ブルマ魅音3(完)
    前回からだいぶ期間が空いてしまいましたがこれでこのシリーズは終了となります、拙い文章ですが最後まで楽しんで頂ければ幸いです。 「すいません魅音さん!大丈夫ですか!?」 気を失った魅音に半泣きで謝罪する岡村、気が動転して狼狽える冨田。 知恵先生を呼べば良いのだが2人ともまだ幼い故に完全にパニックになっている事と自分達の失態で魅音を気絶させてしまった罪悪感により思考が完全に崩壊していたのだった。 2人は深呼吸をして必死に頭を働かせ授業で人間の生死を確認する方法を思い出して魅音が呼吸をしているか確かめた。 すると微弱ではあるが魅音が呼吸をしていることがわかり顔を見合わせて安堵の表情を浮かべた。 「良かった、気を失っているけど息はしてるよ!」 と冨田が言って岡村は安心してヨロヨロと腰が抜けた状態になっていた。 しかし魅音の生存確認が取れて余裕の出て...
  • TIPS ひとりぼっちの夜
    『こ……。……こんばんは……沙都子』  ……電話の向こうから聞こえてきたのは、梨花の声だった。  どこか探る様な、怯える猫を思わせる声……。彼女らしくない、私の嫌いな梨花……。 『あの……さ、沙都子……?』 「……今日も、帰ってこないつもりですかしら?」 『あっ……ぅ……』  口調も同じなら困らせたときの態度も同じ。ああ、本当におふたりは仲がいい……。 『梨花~。梨花の番なのですよ~。早くこないと飛ばしますですよ~』  こちらはいつも通り、ふわふわと間延びした羽入さんの声。 「……ほら。羽入さんが梨花を呼んでらしてよ?」 『あっ……。あのね、沙都子。良ければあなたも……』 「今日は梨花が掛けてきましたのね……。それで、どうですの? 夏祭りの塩梅は? いつ頃にやるのか、もう日時は決まりまして?」 『う、うん。八月の下旬頃にやる目処がついたの。だから会合で家を空けること...
  • 鬼の刺青
    鬼の 刺 青 夏の日差しが照りつける部屋の中で、俺たちは卓袱台を挟んで向かい合っていた。 卓袱台の上には、筆記用具に参考書とノート、そして俺が運んできた麦茶が雑然と置かれている。 進学のために勉強を見てもらいたいと言ってきた魅音の面倒をみてしばらく経つ。最初は興宮の図書館で教えていたが、移動にかかる時間が勿体無いということで、最近はもっぱらこの俺の部屋が教室となっている。 「あ~、圭ちゃ~ん」 参考書を覗き込んでいた魅音が、ぐしゃぐしゃと頭を掻いて首をかしげる。 「どうしてもおじさんにはわかんないよ~。おしえてぇ~」 机に座って十分も経たないうちに音を上げやがった・・・。俺はやれやれだぜと呟いて、渡されたそのページを眺めた。 「げっ、魅音。ここって、一年の時に勉強していれば理解できているはずだぞ・・・」 魅音の知識は偏っているというかなんと言うか、...
  • 圭子@すじスレ
    ※未完 今は無きBlossomy Ghostにてにゃん味噌氏が掲載していたweb漫画の、妄想編です 441 : 2008/05/29 20 23 08 ID iAb5pU3M0 [24/36回発言] 「けーいちー?レナちゃん来ちゃうわよー!早く起きなさーい!」 「う、う~ん・・・。もう朝か・・・」 「この時期は布団が恋しくなるぜ・・・」 圭一はもぞもぞ動きながら上体を起こし、万歳しながら体を伸ばした 「ふ、く~っ」 ふと、圭一は自分の体に違和感を覚え、伸びをした状態で視線を下方にずらした。 「!」 「・・・胸が、ある」 かつては年頃の男子相応のある程度筋肉のついていた胸板は見る影も無く、レナほどの大きさの乳房が衣服の上から確認できた。 「嘘だろ・・・」 まさか、と思い圭一は慌て...
  • 朝の幕開け
    ■朝の幕開け  六月十五日の朝は、陽気な雀の鳴き声で始まった。空には雲一つなく、ただ太陽のみがギラギラと輝いている。それは、正に快晴と呼べる素晴らしい天気で、人々は誰もが今日は何か良い事が起こりそうだと予感した。 「詩音ー! あんたは興宮の学校でしょ!? 早く出ないと遅刻しちゃうよー! さっさと支度しなー!」  園崎本家に、魅音の慌ただしい声が響く。だが、その声の調子は何処か嬉しげだった。 「わかってますって!! あ、お母さん、私のハンカチ見ませんでしたか? さっきから探してるんですけど、全然見つからないんです」 「知らないよそんなの。それより、何だいあの子。昨日からやけに声が大きい上に、ずっと顔をニヤニヤさせて、気味が悪いったらありゃしない!」  詩音と茜は、その日の前日から再び用事で本家まで来ていた。その用事は珍しく夜遅くまで続き、どうせだからと本家に泊まって行ったの...
  • あるナースの襲来6
    「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」  俺はいつもと明らかに違うその棒を放心状態で見つめながら、肩を息をする。 「……ふふふ、どう? 気持ち良かったかしら?」  鷹野さんが相変わらず嗤いながら言う。だが、俺はそんな物は耳に入らず、魂の抜けたような顔で変わり果てた俺のモノを見ていた。  女性の前で思いっきり射精してしまったことへの羞恥心、絶望感。  皮が剥け、明らかに異変が起こっている俺のモノへの不信感と、ある意味での恐怖。  そして、それらを静かに覆う、オナニーとは比べ物にならない快感への興奮と名残惜しさ。  そんな物が俺の中を渦巻き、この頃には鷹野さんの目的の疑問や、俺が縛られていることへの恐怖心などすっかり抜け落ちていた。最早そんなことはどうでも良いようにすら感じる。  ……そう、既に俺の頭は今の鷹野さんとの行為で一杯になっていたのだ。  もっとあの...
  • トラップバスター (前篇)
    トラップバスター 秋の夕日に照る山もみじ・・・。 日本の自然は、特に秋のそれは美しい。 夏の盛りに青々と茂っていた木の葉が、寒さの訪れと共に色褪せ、やがて地面に落ちて土に還る。 自然のサイクルの中で、木の葉に現れる色合いの変化。緑から黄色、そして紅に染まるその様子は、少女が着物を着せ替えしている姿に例えて良いのかもしれない。 『ちょ、ちょっとアンタ!何見てんのよっ、このヘンタイ!!』 だとすると、秋の山を訪れて紅葉を楽しむ旅人は、皆すべて少女の着替えをのぞきに来るヘンタイとも言える。 突然の来訪者に戸惑い、慌てて身を隠し、モノを投げつけるその様子は、まさにツンデレ。時折落ちてくる木の葉や木の実も、このように考えると趣があるものだ。 だが膨らんだ妄想を愉しむ余裕は無かった。 俺は今、古手神社の裏山を歩いている。獣道という言葉が相応しい、細く...
  • 親友だったもの ~はにゅにゅん~
    「ハァ……ハァ……ハァ……」 夜の雛見沢を私達は歩いている。 田舎ゆえロクに街灯もない道端を、一見少女のような容姿のヒトが歩いている。 一見、といったのは、彼女の身体には本来人間にはないものが備わっているからだ。 その頭には尖った鋭利なものが。 『角』が生えていたのだ。 まあもっともそれだけ。 それ以外はいたって普通の少女。 格好は別として。 髪の毛の色は紫と異色だが、まあ想定内。 部活メンバーのそれを見れば、この雛見沢ではそれほどめずらしくもないだろう。 緑とか金とかだしね。 身体だって特に問題はない。 尻尾がにょきにょき生えているわけでもなければ、翼がバタバタとあるわけでもない。 いたって普通の人間の カ ラ ダ だ。  でも、あえておかしなところをもう一つあげるとすれば……それは彼女の今の様子。 その子はとても息を荒くしていて、顔もまるで風邪でもひいてい...
  • 階段で踊ろう
    「おお……オイッス~。オラ圭一……。さっそくだけどオラ、逝き…………イキそうだぞコレ……」 「……圭一さん? なにをブツブツ言っていますの?」  むにゅう……。 「ぬお……っ!」  俺の苦し紛れのギャグに訝しがって、自転車の後ろに座る沙都子が無神経に胸を押し付けてくる。 「あっ! さては熱中症ですわね?! ……んもう。ですから外出するときは帽子を被れと言いましたのに……。ああ、そうですわ」  ぐむにゅ! むにゅ……ぐにゅうぅ……。 「ぐあっ! ぁ……っ」  梨花ちゃん、もしくは羽入。それとも、詩音の入れ知恵か。日射病や熱射病とは言わず、熱中症という聞き慣れない症状を口にした沙都子が体を揺すり出す。  ……くっ、くそぉ……。普段はなにかと俺のことを、デリカシー無しとか言うくせに……。 「ちょっと、圭一さん。そんな、揺らさないで……」  ぐにゅっ!! 「ぬぐぉあ……っ!...
  • 初心者お断りの罠
    「ああああぁぁぁぁ~~~~っ!? ななっ!? なんて事するにゃりか~っ!? meのおズボンがyouの粗相のせいでべたべたになってしまったにゃりよ~っ!!」 「ああっ!? その……申し訳ございません。ですが、お客様が急に私の脚を――」 「んん~っ!? 何にゃりかっ!? 僕が悪いというにゃりかっ!?」 「いえそんな……つもりは……その…………」  エンジェルモートの一角で、怒声が響く。  そこではデブで汗をだらだら流した、いかにもステレオタイプ然としたヲタクが気弱そうなウェイトレスに険を向けていた。 「まったく、なんというサービスのレベルが低い店にゃりかっ!! これはもう、きちんと誠心誠意、心を込めてフキフキしてもらわないと許せないにゃりっ!!」 「ええっ!? そ……そんなぁ……」  客の無茶な要求にウェイトレスは涙目になる。  それもそうだろう。何しろ汚れ...
  • キャッツファイト!
    校長の鐘が鳴り響き、一同起立と礼のあと、知恵先生が教壇を去る。雛見沢分校に、今日も平和な昼休みが訪れた。  部活メンバーは待ってましたとばかりに机を寄せ合い、自慢の弁当を景気良く並べ立てていく。 「っしゃー、ハラ減ったぁー! 喰うぜ喰うぜ喰うぜーっっ!!」 「はう! 今日はレナ、いっぱいリンゴ切ってきたんだよっ!」 「へへっ、そいつぁ楽しみだな――って。な、何ィ!?」 「し、詩音さん!? これは一体……しょ、正気ですの!?」  だが、今日。  いずれ劣らぬそれらの中で頭抜けた威容を誇るのは、園崎詩音が持参した大量かつ多彩、そして豪華なカボチャ弁当群だった。 「お、おおー……。詩音、アンタ今日はいつになく気合入ってるねえ……!!」 「はぅ……今日の詩ぃちゃんのかぼちゃセットはすごいかな、かな」 「ふふふふ。事前調査三ヶ月、構想二週間、総製作時間半日、調...
  • 嫌だ
    こんなひぐらしは嫌だ! http //game11.2ch.net/test/read.cgi/gameama/1147262109/276n 276 名前 名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 00 16 10 ID l3cipoD7 今度こそ上手く行くはずだった。大石達のパトカーがこちらに向かっている。 魅音の依頼で、園崎組の精鋭も車でこちらに向かっているはずだ。 しかし、山犬の奇襲が早すぎた。私たち6人は再び彼らと戦うのか。 三四に気を付けねば。私は叫んだ。 「圭一、気をつけて!」 彼は反射的に身を伏せようとした。彼の心臓を狙った弾丸は、肩を打ち抜いていた。 急所は外れたが、しばらくは動けないだろう。冷たい感情が胸を覆う。 出鼻を挫かれた私たちは、また彼らに取り押さえられてしまった。 不気味に笑うあの女がやってくる。 「誰か...
  • 私の家畜 ~チジョレナ~
    圭一家畜(マゾ)ものです。 「それじゃあレナちゃん。 今日も圭一のこと、よろしくおねがいね?」 「はいおば様♪ 圭一くんのことは全てレナにまかせてください。 はぅ~♪」 「うふふふ、ほんとレナちゃんは良い子ね~?だらしない圭一のお嫁さんにピッタリだわ♪」 「は、はぅ。 そんなおば様ったらぁ……」 圭一くんのお家の玄関。 そこでレナはおば様にいつもどおりそうお願いされました。 毎朝言われていることだけど、レナはいまだにこのやりとりがちょっと恥ずかしいです……。おば様によろしくおねがいって言われる。 そしてお嫁さんになんて言われちゃうと、なんだかお腹の下あたりがすごくムズムズしてきちゃうの。 そうだよね……。 もしレナと圭一くんが「そう」なったら、おば様はレナの本当のお母様になるんだよね。 は、はぅ~♪ 「あ、あのあの。 こんな不束者です...
  • TIPS 『それがある理由。彼女を穢した夜。』
    圭一くんと梨花ちゃんが付き合ったのね。 レナにはすぐにわかったよ?  だってそれからの二人、すっごく初々しくなったもん。 まるで会ったばかりの間柄みたいに。  鬼ごっこで梨花ちゃんの体に触れたりするだけで、妙に恥ずかしがる圭一くん。 圭一くんに頭をナデナデされるたび、顔を赤くしてどこか嬉しそうにする梨花ちゃん。 そんなこと今まで何度も経験してるはずなのに、いきなりそんなウブな感じになるのって……絶対おかしいもん。 だからすぐにわかっちゃった。 それを見てレナね……すっごく嫉妬したの。 圭一くんと梨花ちゃん、『両方』に。  女の子として大好きだった圭一くんが、あっさりと梨花ちゃんに取られた。 あんな小さな子に出し抜かれるなんて……悔しい。 レナのかぁいい梨花ちゃんが、男の子に取られた。 あんなに無垢で純真な梨花ちゃんを、男の低俗な欲で汚...
  • レナの断罪
    レナの断罪  蝉の鳴き声に混じって水が小さくはねる。この炎天下の中 誰が好き好んでこんなところにくるだろう。 予想通り、ここには私ひとりしかいなかった。人目を気にせず済むことに安堵する。  私は重いバケツと杓子を手に、階段を上った。黒炭のような影が私の行く手を示すように石畳にうつる。 その黒さはすべてを塗りつぶしてしまいそうで、めまいがした。  汗が全身を覆いつくす頃になってようやく目的の場所にたどり着く。  他よりも少し大きめで立派な合祀墓。茂る枝が高く張出し心地良い木漏れ日を作っていたが、陰鬱とした空気は晴れない。 お墓に快活さを求めるのも酷だろう。私は最後に加えられた人の戒名と俗名を確認する。教えてもらった通り。  大丈夫、合ってる。  覚悟を決めるために深呼吸。よし。私はいつも通り笑える。 「ひさしぶりだね、詩ぃちゃん。」  私は持っ...
  • 服脱し編(圭一×レナ)
    口接し編(圭一×レナ)と肌合し編(圭一×レナ)の間の話です。  服脱し編(圭一×レナ) 「レナ、レナぁ……!」  圭一は息を荒げながら、ただひたすらレナを求め続けていた。  スリットから手を滑り込ませて撫で回していく肢体は、衣服越しとは比較にならないほどに柔らかく、そして滑らかだった。  先程まで圭一の身体の下で蠢いていたレナも、今は彼の執拗な愛撫をもはや拒むことなく、身体の奥から湧き上がる喜びにその身を委ねている。 「はぁ…っ、んぅ―――」  快感のあまり口から漏れてくる彼女の喘ぎ声が、圭一の全身を更に燃え上がらせ、その行為をエスカレートさせていく。  やがて、彼の腕がレナの衣服を本格的に剥ぎ取りにかかり始める。  両脚を包んでいる黒のニーソックスと、上下一体のため少々苦労したものの白いワンピースをするりと脱がせていく。  引き裂いてしまいたく...
  • カモン・エンジェル!
    見てはいけないものを見てしまったことがあるだろうか。 見てはいけない、すなわちタブーとされる物事を見てしまうということがその定義であるとするならば、私は今、その見てはいけないものを見てしまっているということである。 「お、や、じ・・・。」 「あ、圭一くんの、お父さん、かな、かなぁ・・・?」 私の目の前には二人の人影がある。 一人は私の愛すべき家族であり、一人息子の圭一。もう一人は、その女友達である竜宮礼奈ちゃんだ。 驚いたようにこちらを振り向き、完全に固まっている。 二人とも膝をつき、圭一の手は礼奈ちゃんの両肩に優しく置かれていた。 キス・シーン(はぁと おお、おおお、おおおおおおおっっっっつ! テレビと漫画以外で、初めて見たっ!! しかも、あどけなさが残る、自分の息子のキスシーンだぞッ! 私の心にズキュゥゥーン!とか、ドォーーー...
  • 百年目の奇跡(小ネタ②)
    私は冷静にならないといけなかった。 「沙都子~。お風呂沸きましたのですよ~」 貼ったお湯の熱さを手でちょいちょいと確認する。 夕食の準備を始めている沙都子に、先に入るよう言った。 「梨花が先に入るといいですわ。私、今は手が離せませんの」 「みぃ。まだ材料を並べているだけなのです」 じゃがいも、にんじん、たまねぎ、豚肉。 沙都子はむき出しの棚からまな板を手にとって、敷いた。 「一度始めたものを途中でやめるのは嫌ですわ。それに……」 頬をかすかに染めて、私の顔を見てくる。 「私が先に入ったら、梨花が何も言わないで入ってくるじゃありませんの」 「みぃ、沙都子。一緒に入ったほうが楽しいのですよ」 「それはそうでございますけど……恥ずかしくもありますわ」 「今までだって洗いっこしてきたのです。恥ずかしいことは何もないはずなのですよ、にぱー☆...
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