エロパロ板 ひぐらしのなく頃に 保管庫内検索 / 「酔越し編」で検索した結果

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  • 酔越し編
    夜も更けた雛見沢。園崎家では親族が集まって宴会が開かれていた。 その中で魅音と詩音が、未成年ながらも付き合いも兼ねて飲酒をするのは当たり前の光景だった。 唯一いつもと違う事があるとしたら、普段は詩音が酔って魅音が介抱するのが、今回は逆の立場になっているのだった。 宴会も終わり、ぞろぞろと親族達が帰っていく。 魅音は床と一体化しているかのようにぐったりとしていた。 「ほら、お姉。行きますよ。今日は私の所に泊まっていろいろ話したいって言ってたじゃないですか」 「ふぇ……そ~だったけぇ……」 「もう! 行きますよ! どっちにしろバアサンに介抱させるワケにもいかないですから」 詩音が手招きして葛西を呼ぶと、葛西はひょいと魅音の足を掴んで軽々と肩で担いでいった。 「うぇ……葛西さん、揺らさないでぇ……」 「少々辛抱を」 「さ! 行きましょう!」 後部座...
  • SSリスト (作者別)
    ...では反省している。 酔越し編 Keep On Our Love(圭一×詩音) ◆8jPp1zg2Bw氏 「三日月の後悔」 ◆CoudB9M4c2氏 季節のなかで 祭りの始末 永遠の、恋人 カモン・エンジェル! 鬼の刺青 可哀相なのはどっち? 張込みin興宮 トラップバスター (前篇) トラップバスター (中篇) トラップバスター (後篇) さよならは冗長に(前篇) さよならは冗長に(後篇) 陰獣の世界 雛後氏 圭X梨 圭x梨花 2 圭×梨(澪尽し後日談) 光輝くかけら 暗黒のかけら 11スレ目115氏 黒沙都子×白梨花(賽殺し編) 古手さんが可愛いだなんて 無知な幼女の戯れ ◆e91VJLqnD.氏 ベルンカステルの背理 はにゅうのヤド ◆wK2Hs4J8iY氏 圭×梨(梨花への求婚) 梨花ちゃんのターン 風呂沸し編 オニオ...
  • SSリスト (ジャンル別)
    ...*本事情 神惑し編 酔越し編 詩音×圭一 水車小屋にて 圭羽 覗き見 ~レナ~ 私の家畜 ~チジョレナ~ 私の家畜 ~チジョレナミィ~ m 変態レナ 外伝 圭一編 r 詩音と出会って1週間が経った(詩音×圭一) s 詩音と出会って1週間が経った 後(詩音×圭一) 淫魔との夜(前篇) 淫魔との夜(中篇) 淫魔との夜(後篇) ○3P~ 無題(幼児圭一×レナ・魅音) 雨曝し編 無題 L5レナ×魅音・圭一 百万回やった(何を?)猫 二重罠 作者:腹黒屋丼兵衛 氏 圭一×沙都子(×梨花) トラップ、その顛末 作者 腹黒屋丼兵衛 氏 圭レ魅詩梨×沙都子 :優勝者に天国を :優勝者に天国を 2 :優勝者に天国を 3 笑う鬼 笑う鬼2 笑う鬼3 魅音×沙都子×圭一 前門の鬼、後門の鬼 かわいい仔犬&仔猫 f(レナ×詩音) 妙足遊戯 (詩悟,レ圭) おっきな赤ちゃん ~レナママ~ 壱 おっき...
  • SSリスト (カプ別)
    ...では反省している。 酔越し編 水車小屋にて 罰ゲーム:ババ抜き 魅音編 鬼の刺青 女明し編 それぞれの愛し方シリーズ(圭一×魅音) 見慣れた悪夢1 見慣れた悪夢2 ノーパン魅音 p 三人の劣情(知恵、鷹野、圭一) (全三話中三話目) すきなひと(圭一×魅音) ○圭一・沙都子 L5沙都子×圭一 夢月祭夜 沙都子ルート 二重罠 作者:腹黒屋丼兵衛 氏 圭一×沙都子(×梨花) 呼吸を止めて待っていて 鎖絆 トラップバスター (前篇) トラップバスター (中篇) トラップバスター (後篇) ○圭一・梨花 a c 圭X梨 圭x梨花 2 圭×梨(澪尽し後日談) 光輝くかけら 暗黒のかけら 無題 梨花×圭一 夢月祭夜 梨花ルート 一日目(其の一~其の十五) 作者:2スレ目293 氏 梨花×圭一 二日目(その①~その⑳) 作者:2スレ目293 氏 梨花×圭一 料理殺し編 無題...
  • SSリスト (総合)
    ...優勝者に天国を 3 酔越し編 夜犯し編~圭一×魅音 欲望への第一段階(詩音×悟史) ラ行 梨花ちゃま集中合宿 梨花ちゃんのターン 梨花祭りシリーズ リトル・エクステンド リトル・エクステンド 1-2 リトル・エクステンド 1-3 竜ちゃん、シナリオ書いた? 料理殺し編 レイプ魔K レナ、初めてだから…… レナキス 裏 (圭一×レナ) レナニー~堪難し編~ レナにヨーグルト レナの大好物 レナの断罪 れなぱん!シリーズ 練習 ワ行 ワインの日 我侭の延長線(葛西×詩音) 忘れてはいけないこと:alter 私の家畜 ~チジョレナ~ 私の家畜 ~チジョレナミィ~ 私のほうが 私はあなたを信じます(魅×詩) 綿流し前日 綿流し後日 綿流し後日2 綿流し後日3 笑う鬼 笑う鬼2 笑う鬼3 わしを信じて 英数字 a (梨花?黒梨花?) b (ギプスの圭一に…) c (ワ...
  • 女明し編
    ひ ぐ ら し の な く 頃 に 女明し編 夜の宴 昼の非日常,2,3,4 朝の幕開け -
  • 口接し編
    口移し編(???×レナ)の続きです。  口接し編(圭一×レナ)  それからどのくらいの時間が経ったのだろうか……。 「―――ナッ! レナッ!」  遠くから誰かに呼ばれているような声が耳に届き、竜宮レナは目を覚ました。 「ん……ここ…は……?」 「レナ、よかった……。さっきから魘されてたんだぞ?」 「け、圭一くん?」  レナに呼びかけていたのは、前原圭一その人だった。 「安心しろ。もう大丈夫だからな?」  圭一の助けを借りながら、ゆっくりと上体を起こして周りを見渡すと、外は暗いながらも、自分の秘密基地の中だということが見て取れた。 ……同時に、先程自分の身に降りかかった出来事をはっきりと思い出す。 ―――あぁ…そうだった。私は……。  レナの脳裏に、宇宙人を殺そうとして逆に組み伏せられ、抵抗も空しく無理やり唇を奪われながら液体を飲ま...
  • 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・序〜
    「ここはね、古手神社っていうの」 「『神社』か…。ってことは、ここには何の神様がいるんだ?」 「…オヤシロさま、だよ…だよ」 「…オヤシロさま…?」 「そうだよ…オヤシロさまはね…雛見沢の守り神なんだよ」 「ふぅん…神様、か…」                × × × 東京から雛見沢に引っ越してきて、一ヶ月が過ぎた。 この辺鄙な村落には、ゆったりと流れる時間と豊かな自然の他には何も無い。 確かに、ここはいい所だ。 だが…今の俺には、どうしても我慢出来ないことがある。 『女』だ。 『女』を喰いたい…! もてあます情熱と若さの日々が、最近ずっと続いている。 だからと言って、この俺が一人エッチをするハメになるなんて…ッ!否、断じて否! かつての俺は、くだらない勉強に日々を追われ、やりきれない鬱憤を街で女を喰らうことで晴らして...
  • 服脱し編(圭一×レナ)
    口接し編(圭一×レナ)と肌合し編(圭一×レナ)の間の話です。  服脱し編(圭一×レナ) 「レナ、レナぁ……!」  圭一は息を荒げながら、ただひたすらレナを求め続けていた。  スリットから手を滑り込ませて撫で回していく肢体は、衣服越しとは比較にならないほどに柔らかく、そして滑らかだった。  先程まで圭一の身体の下で蠢いていたレナも、今は彼の執拗な愛撫をもはや拒むことなく、身体の奥から湧き上がる喜びにその身を委ねている。 「はぁ…っ、んぅ―――」  快感のあまり口から漏れてくる彼女の喘ぎ声が、圭一の全身を更に燃え上がらせ、その行為をエスカレートさせていく。  やがて、彼の腕がレナの衣服を本格的に剥ぎ取りにかかり始める。  両脚を包んでいる黒のニーソックスと、上下一体のため少々苦労したものの白いワンピースをするりと脱がせていく。  引き裂いてしまいたく...
  • 料理殺し編
    料理殺し編 前編 沙都子「この位の塩加減でいかがでございます?」 羽入「あぅあぅ、美味しいですよ。やっぱり沙都子は梨花よりもスジがいいのですよ」 確かに、沙都子はいいスジね、と思わず突っ込みそうになる 梨花「ボクに言わせれば沙都子もまだまだなのですよ☆」 ここの所、沙都子は毎日のように羽入に料理を習いにきている。 一時期、悟史に鳥のから揚げを振舞うのだと随分頑張っていたが それも叶い、しばらくは料理を習いにくることはなかったのだが ここ最近またやってくるようになった。 梨花「悟史にまた何か作ってあげるのですか?」 沙都子「あ、いえ…これはにーにーではなく、その…」 沙都子はもじもじとおたまを持って身をくねらせる 何時もならその愛らしい仕草に和むのだが、今回はそうも言ってられない 梨花「圭一に、ですか…?」 沙都子「え、ええ。今夜...
  • 大逆転!!―皆殺し編―別ED
    大逆転!!―皆殺し編― 大逆転!!―皆殺し編―(後編) ひとしきり圭一が部活メンバーの陵辱を語り尽すと山狗K!K!K!の洗脳状態 「ならおまえら!陵辱のなんたるかを学んだおまえらなら  あの女を相手にするとしたら…どうする?どうやって陵辱する?  おさらいだ…犯ってみろおぉぉぉぉ!!!!!」 圭一に指さされぐりんっと一斉に山狗の興奮した眼差しに見つめられ、びくんと身を震わす鷹野 いや、いや、いやぁぁぁぁぁっっ! びかぁ!閃光。レナパン炸裂。倒れ伏す山狗 「…圭一君…?ちょっと…やり過ぎじゃあないかな?…かな?」 「圭ちゃ~ん?」 「け・い・い・ち・さ・ん~?」 「…鷹野こわかったのです…かわいそかわいそなのです」 梨花の胸の中で泣きじゃくるたかのん 「じゃあさ男の陵辱…つまり逆レイプで一番映えるってのはどんな奴な...
  • 口移し編 解(圭一×レナ)
    口移し編(???×レナ)の解です。  口移し編 解(圭一×レナ) 「レナ…すぐ助けてやるからな」  竜宮レナが秘密基地内で逆転の一手を実行する決心を固めていた頃、前原圭一は、そこから少し離れた茂みの中から廃車内の様子を伺っていた。  圭一がこの場所にいる理由。それは雛見沢症候群に罹りかけている疑いのあるレナを助けるためであった。  圭一から見た最近のレナは、明らかに様子がおかしかった。  普段はいつもの明るく優しいレナなのだが、注意深く観察していると、いつの間にか仲間との輪の外におり、誰も見ていない所では深く悩んでいるような表情を浮かべ、数回だけだが、首を掻くような動作を見せたのだ。  そして数日前、とうとう家にも戻らなくなったことを聞き、たまたま傍に居た梨花に相談したところ、レナが雛見沢症候群を発症しかけているという結論に至り、入江から貰った特効薬を飲...
  • 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ壱〜
    前回 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・序〜 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ壱〜 その1からその3までを収録   「お前は彼の気に入ろうとおもうのか?    そうなら、彼の面前で困惑した様子を見せるがよい——。」     フリードリッヒ・ニーチェ『善悪の彼岸』「第四章 箴言と間奏曲」より 竜宮レナと親しくなるのに、それほど時間はかからなかった。 レナは俺のことを甲斐甲斐しく世話してくれていた。俺と登下校を共にし、手作り料理を俺の家まで届けてくれた。 クク…これだけ献身的な心を持っていれば、そう苦労はせずに済むだろう。 竜宮レナを忠実な下僕とするのもそれほど時間はかかるまい。 さて、どうやってレナの『弱点』を探り、そこを攻めて追い落としてやろうか…。 そこでまずは、レナの過去を興宮署の大石に調べさせた。 大石は捜査費と称し、多額の不正な金...
  • 肌合し編(圭一×レナ)
    口接し編(圭一×レナ)の続きです。  肌合し編(圭一×レナ)  月明かりだけが幻想的に世界を照らし、蜩の鳴き声のみが不思議と響き渡る夜。  工事現場にある秘密基地の中で、竜宮レナはぼんやりと目を覚ました。  未だ辺りが真っ暗のため、電灯を点けようと寝返りを打つが、その瞬間、眠気が一気に吹き飛んでしまった。  目の前に前原圭一の寝顔があったのと、つい先程まで彼にされていた事を思い出したからだ。  何度も重ねられ、声も喘ぎも完全に封じてしまった唇。肌を這い回り、衣服も理性も全部剥ぎ取っていった腕。すっぽりと、レナの全身を包み込んでいった広い胸。頬から首筋へ、さらに胸へと何もかも舐め取っていった舌。そして、最後に彼から与えられた痛み……。 『服脱し編(圭一×レナ)』を読む。  次々と脳裏に浮かんでくる映像を必死に払いのけようとするが、却って身体が火照...
  • 飴渡し編
    それは、存在しない世界。 或いは、存在しても書き留められる事のなかった世界。 それは穏やかで、ルールは閉じ込めれていて、だから何も起こらなくて、誰も涙を流さない世界。 「悟史君、ホワイトデーって知ってますか?」 「何だいそれ」 「何年か前から出来たらしいですよ、バレンタインデーの対になる日」 「対…?」 「バレンタインデーに女の子がチョコをあげるでしょう?そのお返しを一ヵ月後の3月14日に男の子があげるんです」 「へぇ、じゃあ僕が詩音に何かあげるんだね」 「そうなんです。期待してますよー?」 「ええっ! そ、そうだなあ…むぅ…」  本気にして眉を顰める悟史君が愛おしい。 「うそうそ、あんまり気負わないでください。一緒にいられるだけで嬉しいんですから」 「むぅ…」  先月のバレンタインデーに私は悟史君に輸入物の...
  • 持余し編
    「梨花、梨花…」 ひぐらしの声が止み、沙都子も寝静まった頃。 私が夜の晩酌を楽しんでいる所に彼女――羽入が声をかけてきた。 「…どうしたの、また私に説教でもするつもり?」 こういう時の羽入は未成年だからお酒は駄目なのですあぅあぅ…と言うのが大体のパターンだ。 彼女と私は感覚を共有してると言えど体の主導権は私にあるわけだから、結局私はいつも羽入を無視して酒をたしなみ続けるわけだが。 だがしかし、今日という日は…様子が違った。 「あぅあぅあぅ、なんだか今日は体がぼーっとするのです…」 「体って、あんた実体持ってないじゃない」 「あぅあぅ、そ、そうなのですが、その、とにかくぼーっとするのです」 私の冴えたツッコミに多少動じた羽入だったが、それでもなお彼女は自身の不調を訴える。 風邪…なわけはないか。実体を持たないわけだし。 私が食べたものが羽入の口...
  • 淫辱 皆殺し編
    その日、鉄平は新装開店したパチンコ店で朝から打っていたが昼過ぎには軍資金が 尽きてしまった。 ソープに行く金を弾き出そうとしていたのに、もうタバコ銭すら残っていない。 前の晩は、裏ビデオを見ながら二回も放出した。だが、今日は女を抱かなければ情 欲の虫がおさまりそうもなかった。帰り道、鉄平の悪の虫が騒いでいた。 昨晩、鉄平がボリュームを上げて裏ビデオを見、マスをかいている間、沙都子は壁 の方を向いて耳を押さえていた…。 鉄平にはおかしな趣味はないが、裏ビデオの喘ぎ声に、耳まで真っ赤にして耐えて いる少女の姿を見ると、もっと恥ずかしい目に遭わせたら、どんな表情をするか、見 てみたい気がしないでもない 沙都子のグリーンのセーラー服のスカートの中から甘いが匂いが洩れることがある。 リナのような女盛りの匂いではなく、沙都子のそれはみずみずしいもぎたての果実の 匂いであった。 ...
  • 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ拾〜<嫉妬>
    前回 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ玖〜<狂宴> 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ拾〜<嫉妬> その49からその54まで収録   愛の力で男性は無条件の女奴隷を求め、   女性は無条件の奴隷状態を求める。    フリードリッヒ・ニーチェ『生成の無垢 上』「Ⅶ 女性/結婚」より   友情はほかのことには信義を守るが、   色恋沙汰となると、たちまち豹変する。    シェイクスピア『から騒ぎ』第二幕第一場より 「遅かったね、圭一くん」 レナが圭ちゃんに声を掛けた。 私たちは教室で裸身を晒したままだ。…しかも、大好きな圭ちゃんの前だというのに。 なのに、レナはそれを気にかける様子も無い。それどころか、圭ちゃんが現れたことを心底喜んでいるかのような表情。 そして、圭ちゃんは…満足げな顔で、私たちの裸身を眺めていた。 ...
  • 雨曝し編
    魅音が学校に来なくなった。 正確には魅音でない詩音が学校に来ている。 本人に聞いたわけでもないが、確かにあれは詩音だ。 それに気づいたのは魅音と付き合っていた俺だけのようだった。 レナも沙都子も梨花ちゃんも、先生もみんな気づいていない。 詩音にもそれを言い出す気にもならなくて、悶々としたまま2週間が過ぎた。 放課後の部活も「おじさんちょっとバイトがあるから~」とやらないまま。 沙都子も「最近魅音さん付き合い悪いですわよねー」と不満げに漏らすが 特に気にしているようでもなく、毎日梨花ちゃんと手をつないで帰っている。 放課後の部活がなく、少し魅音がよそよそしいだけ。 …それだけだ。他は何も魅音と変わりない 自分に何度も言い聞かせるが 魅音の席で頬杖をつきぼーっとしている詩音を見ていると なんで魅音が来ない?と少し苛立つ。 すごく、切ない ...
  • 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ拾壱〜<純粋>
    前回 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ拾〜<嫉妬> 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ拾壱〜<純粋> その55からその60まで収録   コンスタンスの葡萄酒(さけ)、阿片、ニュイの葡萄酒よりも、私は好む、   色恋が孔雀の羽をひろげる、きみのその口の霊薬を。   私の欲望たちが、きみの方へと、隊商(キャラバン)なして出発する時、   きみの眼は、私の倦怠(アンニュイ)たちが渇きをいやす貯水池だ。    ボードレール『悪の華(第二版)』「サレド女ハ飽キ足ラズ」より 唾液でぬめる唇と、絡める舌が生み出す二重奏 duo 。 魅音は俺の唇を自らの唇に押さえるように、頭を浮かし、かつ俺の後頭部を両手で引き寄せて貪る。 …レナは舌を絡めるのが上手いが…魅音は肉感的な唇がいい具合だ。 そういえば、授業中に魅音が居眠りした時、レナが似顔絵をノートの切...
  • 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ弐〜
    前回 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ壱〜 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ弐〜 その4からその8まで収録   薄暮(くれがた)か、   日のあさあけか、   昼か、はた、   ゆめの夜半(よは)にか。   そはえもわかね、燃えわたる若き命の眩暈(めくるめき)   赤き震慄(おびえ)の接吻(くちづけ)にひたと身顫(みふる)ふ一刹那。    北原白秋『白秋詩抄』「接吻の時」より 「け、圭一くん…やっぱり、は、恥ずかしいよぅ…」 それほど広くはない車内で、レナは生まれたままの姿で俺の下に組み敷かれている。 「オヤシロさまの祟りから、お前を守る」…その一言で身も心も俺に預けたレナは、言われるがままに服を脱いだ。 「レナ、恥ずかしがることはないぞ。とても綺麗だ…」 「は、はうぅぅぅぅ〜〜〜〜」 顔を真っ赤にして、レナは左右の手で...
  • 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ肆〜<怪異>
    前回 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ参〜<捕食> 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ肆〜<怪異> その14からその20まで収録   男性の幸福は「われは欲する」である。   女性の幸福は「かれが欲する」である。    フリードリッヒ・ニーチェ『ツァラトゥストラはかく語りき』                 「第一部 老若の女どもについて」より   自分は愛されている、と思っている女はいつも魅力があるものだ。    伊藤整『変容』より 意識を取り戻した時は、既に夜明けが近付いていた。 俺とレナはゴミ山から移動し、俺の家へ向かった。 裏口から侵入し、両親がまだ眠っている間に、一緒にシャワーを浴びて昨日かいた汗を洗い落とす。 一緒にシャワーを浴びている時も、レナの目線は俺の裸体と下半身に釘付けだったが…今回は登校まで時間が...
  • 口移し編(圭一×レナ)
     口移し編(???×レナ)  あの運命の昭和58年を乗り越え、時が流れたある年の夏の夕暮れ……。  ここは普段人気のないダム建設現場跡地。  そこにある専用の秘密基地に、竜宮レナは独り閉じ篭っていた。 「この村には奴らが潜んでいる……。もう奴らは鷹野さんや梨花ちゃん、そして、私にも成りすましていて……」  レナがこの考えに取り憑かれる発端となったのは、数週間ほど前に見た恐ろしい悪夢であった。  父を騙そうとする悪い女の出現。鷹野が見せてくれたスクラップブック。そこに書かれてあった恐るべき陰謀。宇宙人の襲来とウイルス。そして雛見沢の滅亡……。  もちろん、今まで鷹野からスクラップブックなど見せてもらったことは一度もない。  しかし、夢が妙に生々しく現実的で、さらに毎夜見続けたこともあり、とても普通の夢だとは思えなかったのだ。  次第に、あれはオヤシロさ...
  • 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ拾弐〜<暗雲>
    前回 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ拾壱〜<純粋> 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ拾弐〜<暗雲> その61からその63まで収録 それ獣は三を群と為し、人は三を衆と為し、女は三を粲(さん)と為す。 それ粲は美の物なり。 小醜(しょうしゅう)物を備ふれば、終(つい)に必ず亡ぶ。 【小人が美しいものを独占すれば、必ず破滅が訪れる】 『国語』巻第一「周語 上」より 汗と唾液まみれの身体をようやく離して、魅音を支えながら立ち上がる。 散らばった衣服を整え、身なりを元に正した時に、ハッと気付いた。 「レナは――どこに行った」 魅音も俺の声に気付き、蒼白になって辺りを見回す。教室の中には、俺たち以外の人影は無かった。 ということは、俺と魅音が抱き合っている間に、ここから去ったのか。 ...
  • 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ玖〜<狂宴>
    前回 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ捌〜<牝獣> 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ玖〜<狂宴> その45からその48まで収録  「あなたの口があたしの口に応え、あなたの舌があたしの舌を呼び、   あたしを逸楽に誘って行くわ。   ああ、あたしがあなたにしたことを、あなたもあたしにしてちょうだい、   そしてあたしを快楽で死なせてちょうだい」    マルキ・ド・サド『悪徳の栄え 上』「クレアウィル夫人のこと」より 「ふふ、魅ぃちゃんのオマンコ…綺麗なピンク色だね…」 覆い被さっているレナが、私の秘裂を指で左右に広げた。 「あ、あんまりじろじろ見ないでよ、レナぁ…」 レナのまじまじとした視線を下半身で受け止めていることに、私は恥ずかしさを覚える。 …だが同時に。「見られている」ことに対して、少しだけ胸が高まっていくのが分かる。 ...
  • 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ参〜<捕食>
    前回 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ弐〜 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ参〜<捕食> その9からその13まで収録   幸福とは愛することであり、また愛する対象へ、   時としてわずかに心もとなく近づいてゆく機会をとらえることである。    トオマス・マン『トニオ・クレエゲル』より   情欲の血が燃え立つと、心はむやみに   誓いの言葉を並べたてるものだ。    シェイクスピア『ハムレット』第一幕第三場より 「あ…ん、あぁ…」 俺の下で股を開き、だらしなく愛液を滴らせるレナの秘裂に、俺の怒張が緩慢な動きで侵入する。 初めて男を受け入れるそこは、レナ自身の慰めによって十分な下地は出来ていたが、 処女特有の閉塞感がまず俺を襲う。 「ク…ッ!フフフ、さすがに初めてだからキツいなぁ…レナのココは」 「はうぅ…け、圭一...
  • ひぐらしのなく頃に ~色罰し編~
    ひ ぐ ら し のなく 頃 に ~色罰 し 編 ~ 「ぴちゃ、ちゅぴ……ん、おいしいんだよ?だよ?」 (落ち着け……冷静に……クールになれ圭一……!) 「ぁ……はぅ……♪オットセイ☆さん……垂れちゃう……」 (ぐううっ?!俺はcoolなんだっ!Koolなんだっ!!) どうみてもいかがわしい。俺の股間の辺りにレナがいる時点で。 「みぃ……うらやましいのです」 「にーにー!なんで見せてくれないんですのー!」 「むぅ……沙都子にはまだ早い……」 悟史が沙都子の目を覆っている。兄貴の鏡だよ、お前って奴は。じたばたしている沙都子の横では梨花ちゃんがじっとりこっちを見ている……嗚呼、どうせなら『圭一、やらしいのです。にぱー☆』くらいやってもらえる方がありがたいんだが…… レナは一連の動作を止めない。舐めて、啜って、頬張って……レナ...
  • 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ漆〜<反転>
    前回 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ陸〜<聖職者> 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ漆〜<反転> その31からその35まで収録   嫉妬は疑いを糧にしている。   それで人が疑いから確信に転じるや否や、   嫉妬は狂気と化すか、もしくは死んでしまうのである。    ラ・ロシュフコー『ラ・ロシュフコー箴言集』より   愛か憎しみが共演していないときは、女は平凡な役者である。    フリードリッヒ・ニーチェ『善悪の彼岸』「第四章 箴言と間奏曲」より 「…ごめんね、魅ぃちゃん。レナの用事で、部活が中止になっちゃって」 「あはは、そんなことないよ。部活は明日だって出来るけど、レナの急ぎの用事なら済ませてしまわないとね。圭ちゃんも言ってたけど、今日の分を明日の部活で思いっきりやればいいだけでしょ」 「…うん、そうだね」 私...
  • 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ陸〜<聖職者>
    前回 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ伍〜<家畜> 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ陸〜<聖職者> その27からその30まで収録   最も強い力で婦人を護り得るものこそ   婦人の愛をうける値打があるのです。    ゲーテ『ファウスト』第二部第三幕より   婦に長舌(ちょうぜつ)あるは、維(こ)れ厲(れい)の階(はし)なり。   【女のおしゃべりは、世の中を乱す階段である】    『詩経』大雅(たいが)・蕩之什(とうのじゅう)・瞻卬(せんぎょう)より さて。 レナに魅音攻略の秘策を授けた、次の日のことだ。 「あれ~?圭一くん、目の下にクマさんが出来てるよ?なんでかな?かな?」 いつもの待ち合わせの場所に着いた後、レナが俺の顔を見て訊いてきた。 俺は完全に寝不足だった。 夢を見た。それも、『悪夢』と...
  • 鬼映し編
    6月の特に暑い日の午後、授業が終わり誰も居なくなった学校。 涼しい風の吹き込む校舎裏で、その影は動いていた。 「…あっ、はぁんっ……圭ちゃん、そんなとこ…なめちゃだめだって……」 魅音の湿った吐息が聞こえる。わずかに開けた苦しげな瞳には怯えが混じっている。 俺はその体を後ろから抱き、斜めに顔を寄せ胸を愛撫していた。 ふにゅふにゅと柔らかく形を変える二つの豊かな乳房は驚くほど弾力があり、それでいて手の平に吸い付くようだった。 ポニーテールから覗くうなじ、次いで魅音の恥ずかしさと苦悶に満ちた表情に視線を移す。 それだけでイキそうだった。 「はっ、あぅ、嫌ぁ……」 力なく抵抗する魅音の乳首を甘噛みすると、驚くほど艶っぽいいやらしい声が出た。 やべぇって、そんな声出されたら…… 衝動的に腰に手をあてがいスカートを下から捲り上げる。 魅音は...
  • 竿回し編
    「だー!また負けたぁ!」 俺は持っていたトランプを放り投げた。 「無様ですわね、圭一さん」 「圭一君、弱いね~」 「よし、じゃあ圭ちゃん罰ゲーム!」 すっかりお馴染になってしまった罰ゲームに、俺は溜め息をついた。 何か罰ゲームが日毎過激になってる気がするのだ。 さて、今日はどんな罰ゲームなのやら… 「じゃ、圭ちゃん。ズボン脱いで」 「へ?」 おいおい…詰まらん冗談はよしてくれ。…え、本気…? 「今度はこれにしようって、皆で決めたんだよ。ねー♪」 ちょっと待て、その皆ってのに俺は含まれているのか? 「圭一には拒否する権利はないのですよ。罰ですから」 拒否権くらい認めてくれてもいいだろう。せめて弁護士を付けさせてくれ。そうだな、大石さんで手を打とう。 「往生際が悪いですのよ!」 魅音とレナに両腕を押さえられ、身動き...
  • 蟲遷し編
    ある古いノート あるナースの襲来,2,3,4,5,6,7,8,9 ある夜更けの診療所 -
  • 神惑し編
    ■満月の夜:羽入 「……あぅう。」  思わず、口から声がこぼれ、夜の村道に鈴虫の声と共に響く。  喉奥から絞り出されたその声は、性的な快感に溺れた時のように艶やかで、――いや、正にそれそのものだった。  僕は、その声が全くの無意識で出たことに驚きつつ、恥かしさで身を震わせた。もちろん、誰にも聞こえる訳がないのだが。  その夜、僕は何故か体全体が疼いて仕方がなかった。まるで、盛った猿のような獰猛さで体が快感を求めている。  僕の意識とは無関係に、すぐにでも陰部に刺激を与えろと、脳細胞、いや体中の全器官が暴力的に命令を送ってくるのだ。  それは、理性が飛ぶほどに強烈で、実際一度夢中で自慰にふけった。いくら静寂に包まれた雛見沢の夜とはいえ、道端にも関わらず、必死に股間へ手を回すその姿は、ひどく醜かったろう。  だが、何度何分陰部を刺激しても、その疼きを快感が...
  • 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ伍〜<家畜>
    前回 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ肆〜<怪異> 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ伍〜<家畜> その21からその26まで収録   恋するとき人間の心は不思議に純になるのだ。   人生のかなしみがわかるのだ。   地上の運命に触れるのだ。    倉田百三『出家とその弟子』第二幕より   心の中の自我を抑えることのできぬ者ほど、自身の驕慢な心のままに、   隣人の意志を支配したがるのです。    ゲーテ『ファウスト』第二部第二幕より ——そして、時は今に至るわけだ。 なおもレナは、俺のオットセイ☆を夢中でしゃぶり続けている。 最初はゆっくりと前後に頭を振るのが精一杯だったが、一度喉の奥までオットセイ☆を飲み込んだ後は、感覚を掴んでストロークを開始した。 途中、顎が疲れたのかオットセイ☆から口を離すが、それもしょうがな...
  • 愛欲 罪滅し編
    妻に離婚を要求されたとき、私は目の前が真っ暗になりました。 心底妻を愛していた私にとって、それはまるで半身を削りとられたようなショ ックでした。 自ら死を選ぼうかとも思いました。それほど私は妻を愛していたのです。 しかし悩み抜いた末に、結局私は自殺を思い止どまりました。一人娘の礼奈が 私についてきてくれると言ったからです。 あれから数年、近頃では私の妻恋しさの一念も薄らいできましたが、それでも 酒に酔ったときだけはもうろうとした頭の中が、過去の思い出でいっぱいにな ってしまうのです。 そしてあの夜、あの男がやってきて、私は散々に殴りつけられました。 妻に捨てられた悲しみから立ち直るためにすがりついた女までもが、金目当て に寄ってきただけだったことに気付いて絶望的な気分で倒れ伏し、朦朧とした 頭の中は妻の思い出に占領されていました。 あの男を連れて出ていき、しばらく...
  • TIPS「ある二人の邂逅」
    ――――あら? あなたまたここに来たの? あの時以来ね。久しぶりに会えて私も嬉しいわ。いつも一人なんだから。 それで、『今回』は何の用? まさかあの時みたいに遊びたいの? ……駄目よ、まだ梨花が死んでいないんだから。 違うの? やっぱり悟史についてなの? そうよね。今はそれしかないものね。 確かに彼の存在は一種のイレギュラーだったわ。昭和58年の6月にただ一人、起きていなかった人物ですもの。 今までのどの世界からも隔離され続け、なのに彼は世界に多大な影響を残していった。 彼は昭和57年の綿流しの夜、叔母を金属バットで撲殺する。雛見沢症候群の発症が彼を狂わせ、世界から隔離した一つのいい例。 発症故に入江診療所に閉じ込められ、彼が気付かぬ間に世界は終焉を迎えていく。 幾度も繰り返される惨劇の中に閉じ込められていたことにすら、彼は気付けなかった。 だけど、彼の消失は多くの...
  • 永遠廻し編
     目を開ける園崎魅音。  あたりは真っ暗である、ここはどこなのだろうか?  なぜ自分は此処にいるのだろうか?  魅音は記憶を手繰り寄せながら自分が今、どのような状況にあるのか、身体を起こそうとする。  だが、身体は持ち上がらない。  よく見ていると自分の手や足には、ベットの柱に鎖が取り付けられている。  そして限られた視線を動かしていくと、そこはどこか見覚えのある場所だと気がつく。 「…ここは、うちの、園崎の拷問部屋?」 「お、お姉?」 「その声は、詩音?どこ、詩音!」 「ここです、お姉!私…お姉の足元に」  魅音が首を動かし、なんとか自分の足元を見ると、そこには詩音がいる。  詩音は、自分の双子の姉妹である。見た目ではほとんど区別はつかないほどにそっくりであった。 「詩音、これは一体…」 「私にも分からないんです、...
  • 風呂沸し編
    前のお話 梨花ちゃんのターン 梨花ちゃんからお風呂のお誘いがあった。 ……これだけを見ると俺の妄想に思えなくもない単語の連立だ。そう、これが我がおつむの見せた阿呆な夢想であるならば、一度目を深く閉じ、呼吸した次の瞬間にはからからに乾いた現実が眼前に広がっているはずだった。 果たしてどうだろうか。 「お湯……もう張ってあると思うから……」 と俺の胸の中でしとやかに言う梨花ちゃんがいた。 俺は確信する。これは夢ではないのだと。性交で達した余韻に浸る梨花ちゃん。そして上気した頬を震わせながら発せられた言葉。 俺は感涙するのであった。 「よし、じゃあいこうか」 梨花ちゃんの気が変わらぬうちにと風呂場へ促す俺。きらりと白い歯を見せて微笑んだつもりだが、萎えた息子を素のままぶらさげた今の格好にはかなり相応しくなかった。というか情けないことこの上ない。少し鬱にな...
  • 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ捌〜<牝獣>
    前回 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ漆〜<反転> 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ捌〜<牝獣> その36からその44まで収録   私は彼を深く愛している、だから一緒ならどんな死にも堪えられる、   しかし、一緒でなければ、たとえ生きていても生きていることにはならない!    ミルトン『失楽園』第九巻より ――最初に見えたのは、教室の天井。 なぜ、こんなところで寝ているのか…まったく頭の整理がつかない。 確か、レナと大事な話をしていたことは覚えている。そしてレナがいきなり抱き締めてきて…それから…。 それからの記憶が無い。ということは、そこで私は気を失ったのだ。…何かが起きて。 今、かろうじて頭だけは思い通りに動いてくれている。でも私の身体は、思う通りに動いてくれなかった。 『立ち上がらなきゃ』そう思っても、手足が重くて駄目。力...
  • 大逆転!!―皆殺し編―(後編)
    大逆転!!―皆殺し編―からの続き 背中で腕を縛られた状態で地面に転がされた沙都子に、俺は近付く。 「……な、……何をするんですの? やだ……お願いですから、やめて下さいまし。やっ……あああぁっ」 俺は沙都子の服をビリビリと破き、そしてその切れ端で沙都子を目隠しした。 「いやっ……ああっ? 何? 何をなさるおつもりなんですの?」 しかし俺は沙都子の問いかけには答えず、無言で沙都子の服を脱がしていく。……沙都子の膨らみかけの双丘に息を吹きかけると、沙都子はぴくんと身をよじらせた。 くっくっくっ……どうやら感度はいいみたいだな。 続いて下の方も脱がしていく。 「やあっ!? やめっ!! やめて下さいませ圭一さん。そんな……ああっ」 瑞々しくむっちりと締まりのある太股……日頃からの山を駆けめぐっているせいか? それがまたそそるなぁ。 「くっくっくっ……何だ沙都...
  • 大逆転!!―皆殺し編―
    「放せっ! 放せよ畜生っ!」 羽交い締めにされながらも俺は叫んだ。 しかし、どれだけ藻掻こうが、その縛が解ける気配はない 「くすくすくすくす。……威勢はよかったけれど、どうやらこれでチェックメイトみたいねぇ……」 心底楽しいと言わんばかりに、鷹野さんが嗤う。 山狗を甘く見ていたつもりはない。 けれど……誤算だった。 鷹野さんが放った銃声に気を取られた一瞬の隙に、俺達は次々と彼らに取り押さえられてしまった。 「三佐。……こいつら、どうしましょうか?」 「うーん。そうねぇ、……どうしようかしら?」 その、まるで夕食の献立を考える程度のような軽い口調が癪に障る。 鷹野さんは真っ赤な唇に親指を当て……、やがてにぃっと笑みを浮かべた。 「ねぇあなた達。見張りや尾行って、忍耐力がいる仕事よねぇ?」 「え? ……はぁ……はい」 鷹野さんは軽やかに、...
  • 賽殺し編 梨花×沙都子
    古手さんのことは、はっきり言って好きじゃなかった。それどころか、嫌いの部類に入るぐらい、私は古手さんとは仲良くなかった。 いつもお姫様みたいにちやほやされて、憎たらしくなるほど愛らしい笑顔を浮かべながら、富田さんや岡村さんをまるで家来のように扱って。 ずるい子。いやな子。私はそう思っていた。 だから彼女をちやほやもてはやしていた男子どもが雛見沢の学校から転校していったときは、胸がすっとした。ざまあみろと思った。 だから私は、彼女に意地悪をするようになった。 お昼ご飯を一緒に食べる相手がいなくなってしまった彼女を、私とにーにー、それから他の友だちがいるグループに誘うようなことはもちろんしなかったし、今まで古手さんのことを良く思っていなかった子たちと一緒になって、友だちがいなくなった古手さんをからかってはやしたてた。 体育でのペアでやる準備体操は古手さんだけが余るように。ドッジボールのときは...
  • 問い詰め
    わたし、圭ちゃんにとって、なんなのっ!! ねえ? 圭ちゃんにとって、わたしはなんなの……単なる、お友達なの? ねぇ、教えてよ!! 圭ちゃんにとって、わたしはなんなの!?  圭ちゃん、圭ちゃんの方から、わたしにキスしてくれたことないじゃないっ!! 圭ちゃんの方から、わたしを抱き締めてくれたことないじゃないっ!! わたし、圭ちゃんにいっぱい、アプローチしたのに……。 それでも圭ちゃんは気付いてくれなくて……。あの図書館でのことは、わたしの精一杯の勇気だったんだよ…… なのに、圭ちゃんは答えを出してくれなかった……。わたし、怖くなった。 もしかして、圭ちゃんは、わたしのことなんて、どうでもいいと思ってるんじゃないかって。 わたしは、だから怖くなった。『好き』って一言を、圭ちゃんに言えなくなった。だって、拒絶されたら怖いもんっ!! わたしの気持ちは、鬼隠し編の時...
  • とあるカケラ屑(皆殺し編)
    ドサッ 暗い夜道。 今の時間だと車も通らないような、寂れた山道の小脇に 私はソレを投げ捨てた。 ソレ…? もう私にとっては、物にしか過ぎないのだろうか。 「ジロウさん…」 声をかけるが、返答はない。 …当たり前だ。 私が眠らせたから。 私の夢のために、私の身勝手な理由で、…罪もない彼を眠らせた。 恐らく、この先 彼と逢うことは…ない。 「ジロウさん。」 この期に及んで、私はまだ躊躇しているというのか。 暫くは眠りから醒めないであろうジロウさんに、先ほどより強めに呼びかける。 さらにジロウさんの横に膝をつけ、頬をつねってみる。 それでも起きないことを確認すると、…急に寂しさがこみ上げた。 二度と彼に逢えないということは 二度と彼に抱いて貰えないこと。 (...
  • 昼罰し編(レ×魅)
    「魅ぃちゃん、レナは知ってるんだよ」 夕暮れの教室に、涼やかな声が響いた。思わず私は振り返る。 放課後、部活も終わり、レナと私のふたりだけになった教室。窓を背に立つレナの顔は、オレンジ色の逆光でよく見えない。 ただ、その声の軽やかさから、何となく笑顔なんだろうという想像はついた。 「知ってるって、何を?」 ふざけているのかと思って、私も軽快な調子で言葉を返す。オレンジ色の中にそびえたつ、レナの黒いシルエットが微かに揺れた。 「圭一くんと付き合ってるんだよね、よね」 不意に、緊張が身体に走った。私は目を見開いて、レナを見つめる。 レナはこちらに近付いてくる。この上なく優しい口調で声をかけながら。私は徐々に壁に後ずさっていた。 「レナ、圭一くんのこと好きだって言ったよね?協力してって、お願いしたよね?聞こえなかったのかな、かな」 レナはもう、息がかかるほ...
  • 夜犯し編~圭一×魅音
    「よっしゃー!これで魅音がビリだな!」  俺はトランプを机に叩きつけながら叫んだ。堂々の逆転勝利ってやつだ。 「くっそ~!あそこで圭ちゃんがジョーカーを出すとは…!!うまく山からとったもんだよ!」 「はうぅ~。レナもいつ取ったかわからなかったよー。どうやったのかな?かな?」 「へへ!そんな簡単に教えてたまるかっての!」  大事な大事な切り札を教えて、こっちがやり返されたらたまんないもんな。  それに沙都子と梨花ちゃんは、すでに魅音の罰ゲームを楽しみにしているようだし、ここは圭一様が期待にこたえてあげなくては! 「じゃ、罰ゲーム決めるからな!」  俺はそう言って、罰ゲームが書かれた箱に手を突っ込む。…だがそれはおとり!!  本当はすでに手に持っているのだ…【敗者の家に一位が泊まる】と書かれたカードを。 「よし、これだ!」 「魅ぃちゃ...
  • レナニー~堪難し編~
    「…はぁっ…んん…」 くちゅ、と卑猥な水音が布団の中に響く。 夜の静かな雛見沢の竜宮家。 小さな一人部屋で、レナは秘所に指を入れ自らを慰めていた。 「…やぁ…あぁ……っ!」 脊椎に直接訴えかけるようなその感覚に、早くもレナは軽く達してしまった。 「……はぁ……はぁ……はぁ……」 今レナの靄のかかった頭の中には、はっきりと圭一がいた。 「…………圭一くん……………」 ――――圭一くんはこんなレナに気づいているのかな。 ――――いや、むしろレナを妄想の種に色々してくれてるのかもしれない。 くすりとレナに微笑みができる。 想い人の事を考える時間は甘く美しい。 感覚か気分かの違いはあれ、 その辺りはどことなくこの行為に似ているのかもしれない。 「……はぁ…っん……ぁ…ぅ…っん……」 また布団の中で行為に浸る。 圭一のことを考えると...
  • 皆殺し編で三四×梨花
    グロい描写が苦手なあなた。この作品を閲覧しない権利があります 「……ぅぐ、――か、はぁ……っ!」 月明かりの下、夜の神社という神聖な場所で、祭が始まろうとしていた。 素裸に剥かれ衆人に白い肌を晒されている少女の身体に鋭い刃物があてがわれ動くたび、 肌は赤く染まり、澄んだ空気に澱んだ臭いが混じり出す。 猿ぐつわによるものか、それとも少女の強靭な意志の力によるものなのか、 加えられる行為の惨さに反して苦痛の声は少なく、 その瞳は苦痛を与えてくる相手を――この私を睨み続けている。 「さすがね梨花ちゃん。自分から麻酔を拒んだだけのことはあるわ」 「…………っ」 『当たり前よ、私は何としてでもこの記憶を持っていかなきゃいけないのだからね』 少女の――梨花の目的はわからないが、私に楽しみを与えてくれたことは確かだ。 今夜起こる最初で最後の祭の始ま...
  • 梨花祭りシリーズ
    梨花祭りシリーズ この「梨花祭りシリーズ」は、「アニメ最萌トーナメント 2007」において古手梨花が優勝したことを記念して作られたものです。 ようこそ、二次創作「梨花祭り」の世界へ。 この世界では、昭和58年6月より先のIF。その可能性の一つを少しだけ見ることが出来ます。 最大の目的は、梨花が圭一と結ばれる理想世界を構築すること。ただ、その一点のみです。 その理想を実現するには、幾つかのカケラを集めていくことが必要です。 ただし、異なる理想を願う意志もまた強固です。 梨花にも、そして圭一にも、想い人となり得る人物は他に居るのですから―― 予め警告しますが、この作業は非常に苦痛と違和感を伴います。 他者の、中でも原作の強固な運命に抗うのは、容易なことではありません。 あなたが無理と嫌悪を感じた場合、あなたはいつでもこのIFを閉じることが出来ます。 ...
  • ゴロウさんの固有結界
    あんまり厳しいこと言ってやるなよ。 ただ一言いわせてもらうと 犬や猫じゃあるまいし、登場人物にやらせればそれでいい ってもんじゃないのも事実なんだよ。 ある種のタブーや羞恥心といった描写がないと萌えられない。そこをしっかりと押さえてほしい。 俺的ガイドラインを載せておくから参考にしてみてくれ。 その上で半年ばかりROMってから書いたほうがいいんじゃないか? 入門編 レナキス 裏 (圭一×レナ) クローゼットの中の戯れ かぁいいオットセイ☆ ちょっとしたハプニングからほのぼの微エロへと発展する定番もの。 十代特有の甘酸っぱい感情や性への好奇心が描かれているのが特徴。 これなくして萌えは成立しない。 「はぅ・・・・・・、これ以上は恥ずかしいよぅ~。でも、圭一くんとならいいかな、かな」 自慰系 月下に啼いて 無題(魅音オナニー...
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