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  • 白鴉城、設定街区
  • リプレイ:第四回

白鴉城、設定街区

リプレイ:第四回

最終更新:2020年10月13日 09:40

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トレーラー

 白鴉城。この高層街では力だけが全てであり、力がある者にとっては鴉さえも白い。かつての鉱床に構えられたこのスラム街は、深く掘られた鉱床の孔に周囲を囲まれ、今も上へ上へと居住区が重ねられ続けている。孔の底で闇にまみえた白鴉城の古い支配者は、今も闇を求め続けているという。彼を囚えた闇は、忍神の力宿す神器か、それとも・・・

忍術バトルRPGシノビガミキャンぺーン「白鴉の城、黒闇の果て」:第四回

導入

 PC12人が前回で出揃った。彼らは、今後数回のセッションを経て、他のPC達と関係を構築していくことになる。
 そのため、配布するシナリオハンドアウトは以下のような形式としたかった。

PC1

推奨:葉富、桜、輪、アキ
内容:
秘密:

 このように、ハンドアウトごとに、どのPCにふさわしいか、該当するPCを4人挙げ、あとはPLに選んでもらう形式。挙げた順番ほどGMの想定に近くなるが、この中から選ばれる分には納得感のあるPC選定になるように選ぶ。GMの想定からある程度逸れず、せっかくの群像劇、どのキャラとどのキャラが絡むのかにランダム性を持たせたかった、という意図である。
 結局、条件を満たすハンドアウトを作成するのは難しく、GM想定ではないPCを選んだ場合の納得感は多少怪しいかもしれなくなったのだけれど、この第四回で最終的に選ばれたPCたちの交流を見れば、このやり方は間違ってなかったと自信を持って言える。

GM:そういうわけで、第四回のハンドアウトを配布します。希望ハンドアウトを選んでくださいな。

PC1葉富、桜、輪、アキ

葉富空は居住街区で孤児院と飲食店を営む女性であり、あなたの(妻/友人/知り合い)だ。あなたの使命は【葉富空を守る】ことである。

PC2臥城、白兎、礫、彩李寿

大司教、月夜の訪問だが、礼拝や講話のためだけにわざわざ足を運ぶとは考えづらい。きっと何か目的があるはずだ。あなたの使命は【月夜に接触する】ことである。

PC3臥城、夜陰、あかね、輪

来たる月曜日、居住街区にある黒夜教の礼拝所に、大司教、月夜が訪れるという情報を聞きつけた。あなたの使命は【月夜に接触する】ことである。

PC4東雲、葉富、あかね、桜

葉富空という女は不思議な女だ。そうあなたは思った。それは明確な言葉に出来ないが、あなたの忍びとしての経験がそう告げたのだ。あなたの使命は【葉富空について調査する】ことである。

NPC1葉富空

彼女はエネミー「屍忍」のデータを使用する。彼女は最近、自分のことを嗅ぎ回る怪しい影に気付いており、独自に調査を行なっている。彼女の使命は【怪しい影から身を守る】ことである。

キャラメーカー名:amachiromaker
https://picrew.me/image_maker/168503

NPC2大司教、月夜

彼女は来たる月曜日の礼拝所訪問のため、数日前から居住街区へ足を運んでいる。余裕を持ったこのスケジュールには、何か理由があると黒夜教の内外では囁かれている。彼女の使命は【礼拝所訪問を滞りなく終える】ことである。

キャラメーカー名:맅크루
https://picrew.me/image_maker/395282

ninnzinnsann:葉富空!?
イナスファ:瑞穂さんにこんな奥さんが、許せん。
GM:俺も許せん。
ninnzinnsann:てか「屍忍」って。死んでるの?
GM:いや、下忍カテゴリのデータである程度強いのがこれくらいだった。データはデータなので死んでない、殺さないであげて。
haratomo:で、これが月夜ねえ。居住街区に来るんだ。
GM:はい。まあ明らかにただの礼拝所訪問ではありませんね。東雲さんとか白兎さんとかは興味あるんじゃないですか。

 さて、最終的にハンドアウトの選択はこのようになった。

PC①→桜、PC②→礫、PC③→あかね/あお、PC④→葉富瑞穂

 GMとしては、葉富瑞穂には参加して欲しいと思っていたのでそこは問題なし。そして、それ以外はGMの初期想定からはズレたものの、結果としてはこれで完璧だったと今にして思い返している。

 さて、彼らに配られたハンドアウトの裏面とともに、プリプレイを見ていこう。

プリプレイ①:九重桜

PC1

葉富空は居住街区で孤児院と飲食店を営む女性であり、あなたの(妻/友人/知り合い)だ。あなたの使命は【葉富空を守る】ことである。
秘密
霞とのやり取りの後、あなたに声をかける女性がいた。その女性は葉富空と名乗り、経営する飲食店に案内してくれた。あなたはその女性のおかげで、すこし、安らいだ気になれた気がした。

 裏面によるどんでん返しは無し。本来葉富瑞穂を第一候補においていただけあって、シンプルに葉富空を守る枠である。

プリプレイ②:透石礫

PC2

大司教、月夜の訪問だが、礼拝や講話のためだけにわざわざ足を運ぶとは考えづらい。きっと何か目的があるはずだ。あなたの使命は【月夜に接触する】ことである。
秘密
その日、礫は石笛の音を聞いた。ココの笛ではなく、他の部員の笛でもなく、もちろんあなたの笛でもない。その笛の音は位置こそ特定出来ないが、黒夜教の大司教が危険だとあなたに警鐘を鳴らしたのだった。
あなたの真の使命は【大司教、月夜の目論見を挫く】ことである。

 月夜と敵対する真の秘密。そして、礫の、第十三校舎管理委員会/天文部のあずかり知らぬ石笛の音。石笛の話は本セッションにおいてデータ上意味は無いものの、礫を取り巻く状況としては大変気になる情報だろう。

プリプレイ③:あかね/あお

PC3

来たる月曜日、居住街区にある黒夜教の礼拝所に、大司教、月夜が訪れるという情報を聞きつけた。あなたの使命は【月夜に接触する】ことである。
秘密
闇背負いとしての力を得、なお意識を保つことに成功したあなたは、黒夜教という宗教においては夜御使と呼ばれるという。その黒夜教の大司教に接触することは、あかねを守る力のため、有用であるだろう。
あなたの真の使命は【大司教、月夜の目的の助けとなる】ことである。

 一方こちらは月夜と協力する真の秘密。PCが闇背負いとなったなら、当然それは意識を残す闇背負い、黒夜教でいう夜御使となる訳で、黒夜教とあかね/あおが接触するのは道理と言えた。

プリプレイ④:葉富瑞穂

PC4

葉富空という女は不思議な女だ。そうあなたは思った。それは明確な言葉に出来ないが、あなたの忍びとしての経験がそう告げたのだ。あなたの使命は【葉富空について調査する】ことである。
秘密
あなたの妻、葉富空は底が知れず、あなたの好奇心を刺激してやまない。
あなたの真の使命は【葉富空を守る者を排除する】ことである。その上で、クライマックスで勝者となったなら、葉富空を捕らえることができる。

 PC②と③が月夜を挟んで相対するハンドアウトだとしたら、PC①と④は葉富空について相対するハンドアウト。葉富空を守るPC①と、葉富空を狙い捕らえようとするPC④。
 ハンドアウト配布時、葉富瑞穂には、PC①かPC④のどちらかを推奨していた。結果、葉富瑞穂が選んだのは葉富空を捕らえるハンドアウト。葉富瑞穂なら、どちらのハンドアウトも適切だと、そうGMは確信していたからである。
 第四回、想定よりも早く、葉富瑞穂の非公開設定が、明かされようとしていた。

 それでは、メインプレイに入っていこう。桜と空の出会いから、進む「白かんな」の物語と始まる礫の物語。白鴉城キャンペーンの序盤の山場、第四回。どうぞ最後までお楽しみください。

オープニング

GM:まずは、桜と葉富空の出会い前後のシーンからです。第二回の最後では、霞が桜に寄り添うシーンがありましたが、実はあそこには彼女達の物語の重要なファクターが隠されていて、それを踏まえたシーンを桜さんPLの松露くんが用意してくれてるので、それと組み合わせる形で始めましょうか。

第二回エンディング翌日朝

「そしていつも通り、笑っていて頂戴。私の大切な妹、桜。」
______
遠くでけたたましい金属音が聞こえる。
ぼんやりとした意識のまま、音の主を黙らせる。
今時珍しい、真鍮の鐘が二つついた目覚まし時計。
私が漫画でしか見たことないと笑うと、霞が珍しく「この可愛さがわからないなんて」と膨れていたのが昨日のことのようだ。

カーテンを開けると、遠く下から薄く煙がいくつも立ち上っている。
階段街区の方角だ。
それを見て、昨日の出来事がありありと蘇る。
変わり果てた祖父、破壊される故郷、そして滑稽なほど無力だった自分。
意識が覚醒しきったことで、絶望と忿怒がないまぜになったくらい感情に襲われようとした時だった。

「おはよう、桜」

不意にかけられた声に思わず振り向くと、そこには制服姿の霞が立っていた。
霞は「今日は随分とお寝坊さんね」と部屋の明かりをつける。
「でも、無理もないわ。あれだけのことが一度に起こったんですもの。」
「ごめん、心配かけさせちゃって。もう平気だから。」
嘘だ。でもこれ以上霞に迷惑をかけたくないという気持ちは本物だ。

そう、なら支度を済ませなさいな。と淡々と告げ霞は立ち去って行った。
なんでもないやり取り。

そのはずなのに、自分の中の直感が警鐘を鳴らしている。
何かがおかしい、と。

違和感自体は春先、進級後が境目であるように思う。
私が高等部に進級した翌日、霞が”白かんな”へ指名されてからだ。
私自身も環境の変化が大きかったということもあり、互いに色々あることだし、と気に留めてはいなかった。
それが今日は何か確信めいた不安のようなものを強く感じている。
それがなんなのか思い当たらぬまま身支度を終え、教室へと向かった。

「昨日のアレ、聞いた?」「カイダンのやつ?まじヤバくね?」
「クッキー焼いて来たんだけど食べる?」「朝一でフツーそれ言う……?」
「なんか変なシューキョーうろついてたとかでー」「フツウに怖くね……」
「まーたお菓子持って来てんの?流石にキミちゃんでもいい加減バレるっしょ」「大ジョーブ。勘を信じろ」

うん、実に姦しい。
多羅尾の系譜を〜と謳いつつも、こんなところの女学院の朝などこんなものだ。
教師が来るまでの十五分ほどを睡眠に費やそうとした時、正面に立つ影があった。

「おーす、桜。また喧嘩ー?口の端かさぶたできてんじゃん」
「おはよ、真琴。まー、そんなとこ。あんま触れないで……」
来栖 真琴。入学時諸事情で浮いていた私に普通に声をかけて来た恩人もとい変人だ。
へー、桜に喧嘩で勝つなんてどんなやつなんだか……、と零しながら真琴はそれ以上の追求はしてこなかった。こう言うとこはいつも助かっている。

「それなら霞お姉様に介抱とかしてもらっちゃったわけ!?うわー、ズルい。」
「やっぱりアレ?霞お姉様に”傷ついた妹を癒してくださいまし……お姉様!”とかいって慰めてもらったりしちゃうの?うわー……羨ましい……。私も”私の大切な妹が傷ついているのを放ってなんておけないわ……”とか言われたいー」
毎度のことになっているが、こう言うところは頭がいたい。
そう、こいつ──真琴は霞の大ファンで、そもそも私に接触をした理由が”お姉様の私生活に一番近い人”だったかららしい。
とはいえ、この手合いにありがちな変に嫉妬にかられて嫌がらせをしたり、霞に近づくための踏み台として利用しようとしないあたり、憎めないのだが。
「あのね、真琴。姉様とは……」
いつものように呆れ半分で言葉を返そうとした時、真琴の言葉が焼き付いたように脳裏で反響する。

“大切な妹”

そうだ。
昨日、霞は私に確かに言っていた。

「そしていつも通り、笑っていて頂戴。私の大切な”妹”、桜。」

二人だけの時、霞は決して”姉妹”の関係を持ち出すことはない。
それは霞から提示された唯一の約束だった。

「どしたの?桜。顔色悪いよ?」
いつの間にか、真琴が心配げにこちらを覗き込んでいる。
「ごめん、あたし行かなきゃ。」
「へ?ちょ、あと三分でキミちゃん先生来るよ?」
真琴の返事を待たずに私は駆け出した。
一つの確信を、胸に抱いて。
宛てもなく少女は走る。

当て所なく、当て所なく。
もう、帰る場所も、守る人もないと言うのに。
走らなければ
動かなければ
手を伸ばさなければ
最後に残った親友の手を二度と握れない気がして。

そして、駆け出していく桜の背中に人知れず目を遣る霞の姿があった

礫(PL):きな臭くなってきた!
あかね(PL):今度は真琴ちゃんの立ち絵作ればいいってこと?
GM:やめなさい。

そして居住街区

九重 桜 : 遮二無二走り続け、しかし宛ては無く、どこへとも知らないところへとたどり着く
九重 桜 : (ここどこだろ……。でも、あそこに戻りたくもない)
九重 桜 : (ちょっと休もう…、後のことはそれから)
九重 桜 : と、道端でしゃがみこみ壁に寄りかかって休もうとするが
九重 桜 : 昨日の激戦で負った傷──心身ともに負ったそれは桜を深い眠りへと誘う
九重 桜 : 「ぐう……」

葉富空 : いらっしゃいませー!お客さまですか?お客様ですね?
はい、いらっしゃいませ!空瑞飯店でございます!
葉富空 : 大きな声があなたを起こそうとしている

葉富瑞穂(PL):空瑞飯店かー
GM:なんか希望ある?
葉富瑞穂(PL):うーん、ちょっと待って、考える。
葉富瑞穂(PL):オーケー決めた。いいのが思いつかなくてダジャレだけど、「一空亭」でお願い。
GM:一空亭ね。了解。じゃあ一空亭で。(ダジャレ・・・?)

九重 桜 : 「うぅ……、あと五分……」
葉富空 : いらっしゃいませー!お客さまですか?お客様ですね?
はい、いらっしゃいませ!葉富飯店改め一空亭でございます!
葉富空 : 起きてくださいませーーー

九重 桜 : 「むにゃむにゃ……。はれ?寝てたのあたし?」
九重 桜 : まだ寝ぼけ半分
葉富空 : おはようございます!お腹、空いてらっしゃるんじゃないですか?うちの料理はいかがですか?お口に合うかどうか分かりませんけれど。ふふふっ。
九重 桜 : 店内から香る食べ物の匂いに反応してか、可愛らしい腹の音が代わりに答えた
葉富空 : あ、お腹空いてた。よかったです!
九重 桜 : そういえば、今日は寝坊したので朝を抜いていた
葉富空 : じゃあ決まりです!こっちです、こっち。うちのお店までいらしてください!
九重 桜 : どの道、サボりで今頃向こうは大わらわであろう。開き直って優雅に腹を満たすことにした。
九重 桜 : 「じゃあ、おねがいします」

GM:一空亭に移動し
葉富空 : はい!一空定食です!餃子、空揚げ、炒飯、焼売、青椒肉絲のセットですよ!

GM:瑞穂さん、こんな感じのメニューでいいよね。
葉富瑞穂(PL):なるほどね、完璧完璧!

葉富空 : では、いただきまーす!
葉富空 : 空も食べ始める
九重 桜 : 朝に食べるには重い。カロリーが気にな………
九重 桜 : え…………?
葉富空 : ほへ・・・食べないんですか?
葉富空 : 食べてくれると思って5品も作ったのに・・・
葉富空 : 今日は5品食べたい気分だったんですよねー!

九重 桜 : 戸惑いながらおずおずとしうまいとご飯と食べ出す
葉富空 : 独りで5品はさすがに多いなって思ってたので、一緒に食べてくれる人が見つかってラッキーだったんですよ
葉富空 : ほらほら、もっと食べてください!
GM : 少し硬い肉ではあったが、白鴉城、しかも居住街区の片隅ということを考えればあまりにも十分な肉料理であった。
九重 桜 : 「ぐす………おいしぃ………。」はらはらと泣き出す
葉富空 : それでー。どうしてたんですか?
葉富空 : えっえっ。どうしたんですか?
葉富空 : もっと食べます・・・?
九重 桜 : 「あぅ……ずいません……。いただきます」
葉富空 : おおー、良い食べっぷり。嬉しいですね。
葉富空 : 私が道行く人を食事に招待すると、みんなすぐお腹いっぱいになっちゃうので寂しいんですよ。
葉富空 : 好きなだけ食べていってくださいね!
九重 桜 : 頷くばかりで何も言わず食べる
九重 桜 : 涙もまた、止まらなかった

葉富空 : また、来てくださいね!
葉富空 : 今度の朝ごはんは6品ー、その次は7品ー
葉富空 : ふんふーん
九重 桜 : 「すみません、ご飯いただいてしまって。」
葉富空 : いえいえ、どうせ余る材料ですから。お気になさらずーー。

GM:そうして、桜と空は食事仲間になった。桜の財布事情にも大きく貢献したとか・・・

メイン①:葉富瑞穂のドラマシーン

GM:それでは久しぶりの、居住街区シーン表からです。
葉富瑞穂:9ですね。
GM : 9-人が多ければ食堂は賑わう。当然の道理であり、忍びとて飯を食う必要があることも当然の道理である。
葉富瑞穂:では一空亭が舞台ということにしましょうか。あかねさんと感情を結びます。

あかね : 「えっ……こんなに食べれないんですけど……」普通で頼んだはずなのに届いた大盛りの定食を前に
葉富 瑞穂 : 「すいませんね、それが家では普通サイズなんですよ。」
あかね : 「どうしよう……」
葉富 瑞穂 : 「食べきれなかった分は残していただいて構いません。我々の方で処分しておくので。」
あかね : 「でも捨てられちゃうのはちょっとかわいそうです……」
葉富空 : あんまり残されると食べきれないかもですから、出来るだけ食べてってくださいねーーーーー(遠くから声が聞こえる)

 余り物を胃に納める気満々の葉富空。手前味噌ながら本当に可愛い。GMは空が可愛すぎてプリンセスコネクトを2年ぶりくらいに再開した。(ぺコリーヌをイメージしてRPしていたため。)

あかね : 「あっ、捨てられちゃったりとかはないんですね、それならちょっと安心です」
葉富 瑞穂 : 「あんまり残しすぎると捨てちゃうかもですよ。」
あかね : 「は、はい、がんばってたべます……!」

 そして葉富瑞穂は感情判定に失敗。葉富さんメインフェイズの判定失敗多くない?

メイン②:九重桜のドラマシーン

桜:シーン表は6ね。
GM:6-この街に屋根があったとして、数日後には床板になっている。それでも、忍びにだけは屋根と呼べる場所が残っている。
桜:礫と感情を取りましょう。

透石礫(とうせき・つぶて) : 屋根の上でファンタ飲んでる
九重 桜 : 「あ、こないだのヤンキーだ」たまたま屋根を通りかかる
透石礫(とうせき・つぶて) : 「あ?この前のじゃねーか」
九重 桜 : 「あの騒ぎの中で、無事だったんだ。へー」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「お陰サンで、まだ骨が痛ェよ」

黒占神子 : 兄ぃ、この前のって?
透石礫(とうせき・つぶて) : 「階段街区のあの時、ソイツもいたンだわ」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「早々に退場してたけどな」
黒占神子 : へえ・・・っ!
九重 桜 : 「気付いた時にはお星様になってたわよ」
黒占神子 : 兄ぃ、俺ぁちょっとその辺を見回りに行ってくるわ!すまないっス!
透石礫(とうせき・つぶて) : 「あ?まぁいいけどよ……」
黒占神子 : 突然慌ててどこかに逃げていきます
九重 桜 : 「?」

 何かに気づいたかのように慌てるココ。何のことは無い、元紫香楽女学院という設定のココは、紫香楽の桜と顔を合わせるのが気まずい、という意図からの行動だった。後にして思えば、ここはもっとココと桜で絡ませておいても良かったと思う。

九重 桜 : 「どしたの、あの子」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「気にすンな。落ち着きがないのは相変わらずだからな」
九重 桜 : 「彼女?」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「はっ」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「ちげーよ」
九重 桜 : 「あ、でも兄ぃって言ってたし違うか。妹ちゃん?」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「舎弟だ舎弟。つーか、あけすけ過ぎねぇか?」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「シガ女のやつらは皆こんなんなのか?」
九重 桜 : 「え?一度刃交えた後はダチみたいなとこない?」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「ねーよ。何処の戦闘民族だ」
九重 桜 : 「地元じゃそうだったけどなぁ」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「ヤンキー漫画みてぇな奴だな。どんな生まれなんだか……」
九重 桜 : 「んー、お前が言うなって気がするけどね」めっちゃ笑顔
九重 桜 : 「親なしでー、地元が親みたいな感じでー」

九重 桜 : 「じっちゃも故郷も、無くなっちゃった。こないだね」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「……そいつは、ご愁傷様だな」
九重 桜 : 「やさしーじゃん」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「そんなんじゃねーよ」
九重 桜 : 「そうじゃなきゃ舎弟なんて身内にいないよ」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「ま、シマを守るのは役目だからな」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「そいつも、碌に出来なかったンだが」
九重 桜 : 「あー、十三校舎のテッペンってあんたのことだったんだ」

 ここで桜は感情判定に成功、互いにプラスの感情を獲得した。

黒占神子 : 兄ぃーーーーそろそろ行きましょーよーーー(遠くから)(二人の会話が終わるあたりで)
九重 桜 : 「あ、アタシ九重桜。」
九重 桜 : 「おっと、じゃあ邪魔者は馬に蹴られる前に消えるとしますか」からかうように笑う
九重 桜 : 「じゃね」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「うるせー。俺は透石礫だ。ま、次こそ頑張ろうや」
透石礫(とうせき・つぶて) : といってココに合流する

 葉富瑞穂は第一回から、あかね/あおは第三回からの参戦であり、二人はメイン①が初対面ということになる。
 一方で、桜と礫はともに第二回からの参戦、すでに一度顔を合わせた相手同士、改めての友好関係だ。

メイン③:あおのドラマシーン

あお:シーン表は、おや、3だね。何か特殊イベントでもあるかい?
GM:3-階段街区と居住街区を繋ぐ通りは一際賑わい、そこには当然に出遭いがあるものだろう。
GM:その通りです、階段街区、つまり第二回で登場したPCと交流させてもいいですよ。
あお:月夜と接触するシーンをやるつもりだったし、黒夜教でもある白兎と絡んでおこうかな。PLが同じだと理論上同セッションに出られないからね。

GM : 階段街区にほど近い旅籠屋に、月夜一行は逗留していた
あお : 『さてさて、月夜さんとやらはどこにいるのかなっと』階段街区を探してる
"白兎" : 「おや、お嬢さん。我ら黒夜教に興味がおありで?」
あお : 『いや……直接っていう訳じゃないんだけどね。君たちの言う『夜御使』が新しく生まれたって言ったらちょっとは興味が沸くんじゃないかと思って』
"白兎" : 「……ほう。新しい夜御使様の到来ですか……それは確かに興味深いですね」
あお : 『それで「月夜」って人を探してるんだけど、お兄さん知らないかな?』
"白兎" : 「月夜様に……月夜様なら―」

月夜 : こんな月の綺麗な夜に、男女が二人で逢引き?素敵なことね。
月夜 : それで、わたくしに何か御用?

 黒夜教が頂点、大司教月夜。彼女は、自らを探るあおの背後へと姿を現した。それは絶対的な力の顕示である。

"白兎" : 「これは月夜様、お耳に入れたいことがございまして」お辞儀
月夜 : そちらは・・・うちの者ね。名と、耳に入れたいことを話しなさい。
"白兎" : 「"白兎"と申します。実はこちらの少女が新しい夜御使様についての情報を知っているらしく……」
月夜 : へえ。ではそちらの少女よ。名とその情報を話しなさい。
あお : 『名前はあお。あなたが月夜って人?』
月夜 : ええ。私が夜御使、月夜です。
あお : 『よかったよかった。結構見つけるの大変だったんだー。それで情報って言うのは―』

 と、ここであおは月夜の秘密に情報判定を行う。無事成功し、以下の秘密が明らかになった。

月夜の秘密

彼女の真の使命は【葉富空を殺害する】ことである。葉富空は彼女が求める“ある因子”を宿しており、それを回収するためだ。彼女は、表だって活動出来ないため、代わりに従者を行動させており、戦闘には彼女の代わりに従者が参加する。

 従者が参加するのは、単純に月夜本人が戦闘しては勝ち目がないというだけであるが、ともかく、月夜の真の使命は葉富空の殺害だと分かった。そしてあおの真の使命は月夜に協力することである。

あお : 『―っていうことがあって、ボクはキミたちの言う夜御使っていうのになった訳』と前回のあらすじを
"白兎" : 「月夜様。このような場に私がいてもよかったのですか……?」
月夜 : 構わないわ。ここに居りなさい。
"白兎" : 「はっ」
月夜 : それで、あお、あなたが夜御使なのね。よろしい。
月夜 : ここの白兎に案内してもらって、わたくしたちの司教、白夜に取り次いで貰いなさい。
月夜 : 白兎?最近白夜と仲が良いのでしょう?よろしく頼むわね。
"白兎" : 「……承知いたしました」
あお : 『それじゃお兄さん、白夜さんって人の元に連れて行ってね?』
あお : 『あなたたちの大事な「夜御使サマ」だから丁重にね?』
"白兎" : 「……それでは行きましょう」
月夜 : 二人とも。また私に直接会う必要があるようなら、このあたりにおいでなさい。
月夜:来れば、私には分かりますから。

あお:そしてここで、忍法「闇神楽」を使用する。HPを1点支払って、もう一度情報判定を行う。対象は、桜。
あお:成功。なるほどね。

 続けて桜の秘密も獲得するあお。桜の秘密には真の使命は書いていないため、表面に記載されている「葉富空を守ること」が桜の使命。つまり、あおにとっては敵対関係だと判明したことになる。

メイン④:月夜のドラマシーン

月夜:シーン表は4。
GM:4-荒くれどもが喧嘩をし、逃げる人々と賭けをしに近づいてくる人々とであたりが混沌とする。こうした混沌にこそ、忍びが潜むものなのだろう。
月夜:「謎の存在」に、あおと感情を結ばせるわ。
あお:(月夜の「従者」か。)

??? : 道を歩くあかねの前に黒い影が立つ
??? : お前が先ほど月夜様からお話を伺った夜御使か。月夜様の期待を裏切るなよ
あお : 『女の子の後ろに黙って立つなんて……今ここできゃー、なんて言ったらどうなるのかなー?』
??? : 「我々なら、そんな叫び声の直後にはこの場から立ち去れるだろうよ」
あお : 『それもそうか。ボクたち忍者はそういう存在だ』
あお : 『ボクもボクのため、せいぜい頑張らせてもらうよ』ひらひらと手を振る
??? : あおを見送り、「ん・・・後ろに?私はやつの前に立ったはずだったが・・・・」

 前と、後ろ。真実のところはPLの勘違いだったのだろうと思われる。しかし、GMはこれを採用した。あかねの前に立った影は、しかしあおの後ろに立っていた。これは、『設定と矛盾しない』。
 シーン自体は、影とあおが相互にプラスの感情を獲得して終了。共闘関係にある二人、クライマックスでは互いにプラスの感情修正を使用できることになる。

メイン⑤:葉富空のドラマシーン

 葉富空のドラマシーンは、桜の秘密を獲得して終了。
 葉富空視点なら、桜が味方かどうか確認したいのではないか、と思ってのGM操作だったが、戦略的に意味がある感情獲得を行った月夜と比べて、行動の価値に差が出てしまった。この反省を受けて、次回以降では、NPCはすべての裏面を知っている前提で最善(あるいはGMにより既定の)行動を取ることに決まった。

メイン⑥:礫のドラマシーン

礫:NPCが2人もいるとシーンが来るまでが長えな。シーン表は4だぜ。
GM:4-荒くれどもが喧嘩をし、逃げる人々と賭けをしに近づいてくる人々とであたりが混沌とする。こうした混沌にこそ、忍びが潜むものなのだろう。
礫:月夜の秘密が気になるところなんだけどよ、あおが既に抜いた秘密を取るってのも手番損だしな。あお、俺が葉富瑞穂の秘密を抜くから、月夜の秘密と交換しねえか?
あお:いいんじゃないかな。協力しよう。

透石礫(とうせき・つぶて) : 何となく喧嘩を眺めてる
あかね : 「ひっ……!けんかこわいです……」

 その傍ら、犬を放って秘密を調べさせる礫。突然の犬だが、鳥獣術で情報判定を振るという意味だそう。まあ不良に犬は相性抜群だからな。
 情報判定は無事成功、葉富瑞穂の秘密を礫と、礫に感情を持つ桜が獲得した。なお、桜のPLはGMとの個人チャットで葉富瑞穂が空の敵であることにたいそう驚いていた。

透石礫(とうせき・つぶて) : 秘密を抜いてきた犬を撫でてる
透石礫(とうせき・つぶて) : 「……おい、そこの。あぶねーからさっさと帰ンな」
あかね : 「こわいおにーさん……ごめんなさいわたし何ももってないんですみのがしてください……!」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「あ?いやそんなんじゃねーっての」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「何メンドい勘違いしてんだコラ。あ?」
あかね : 「こわい……」ぶるぶる
透石礫(とうせき・つぶて) : 「……ちっ。さっさと帰れ」と目を逸らしながら

あお : 『おいおい、女の子に対してその口調はないんじゃないのかい?せめてエスコートくらいはしてほしいな、透石礫くん?』
透石礫(とうせき・つぶて) : 「……」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「……忍者か。そっちが本物か?」
あお : 『おいおい、本物とはずいぶんな言い方じゃないか』
あお : 『それじゃあこっちからも質問を1つ。配下の犬に何をさせてたのかな?』
透石礫(とうせき・つぶて) : 「配下じゃねぇ。ダチだ。そういうことなら、こっちも聞きたいことがあってな―――」

 そうして互いに秘密を交換、あおが葉富瑞穂の秘密を獲得し、礫と桜が月夜の秘密を獲得した。礫の真の使命は月夜の妨害、つまり、葉富空を守ればよいと分かった。

透石礫(とうせき・つぶて) : 「成る程な……。ま、なるようになるか」
あお : 『なるほど、面白い交換だったよ』
透石礫(とうせき・つぶて) : 「そいつはどーも……」と手を挙げながら、喧嘩の雑踏に消えていく

1サイクル目終了

 長い1サイクルが終了した。それでは、現時点の感情、情報の状況を見てみよう。

感情

桜:礫にプラス
礫:桜にプラス
あかね/あお:月夜の従者にプラス
葉富瑞穂:なし
葉富空:なし
月夜:月夜の従者が、あかね/あおへプラス

情報

桜:葉富瑞穂の秘密、月夜の秘密
礫:葉富瑞穂の秘密、月夜の秘密
あかね/あお:桜の秘密、葉富瑞穂の秘密、月夜の秘密
葉富瑞穂:なし
葉富空と月夜:省略

 忍法「闇神楽」を使用したあかね/あおが情報面で一歩リードする形。一方で、判定に失敗した葉富瑞穂は感情情報ともになしと、少し厳しい状況にある。

メイン⑦:あおのドラマシーン

あお:シーン表は、2!一体誰が出てくるんだい?
GM : 2-いたって普通の街並み。そして、まったく普通ではない女がそこに居た。
GM:エンカウントは、流れ鴉です。

流れ鴉 : あかねを見下ろす影がある
あかね : 「あっすみませんすみません!」人込みの中でぶつかって謝ってる
流れ鴉 : そこにすっと降りてくる
流れ鴉 : 「あんた、あんただよ、紫の髪の。」
流れ鴉 : 「さっき、黒夜教の大司教と話してたね?」
流れ鴉 : 「詳しく話を聞こうか。」
あかね : 「ひっ……!ごめんなさいごめんなさい!」

流れ鴉 : 「・・・ふうん。」
流れ鴉 : 「出てきな。いるんだろう、本当のこいつみたいなやつがさ。」
あお : 『本当とか本物だとか、やめてほしいんだけどなぁ……』
あお : 『それで、大司教サマと話してたボクに何の用かな?』
流れ鴉 : 「出たね、多重人格者ってやつか。実際に見たのは初めてだ。」
流れ鴉 : 「そうさね。この居住街区では見慣れない顔だ。気になってね。」
流れ鴉 : 「黒夜教に最近加わったのかい?」
あお : 『いやいや、あんな連中の一員になる気なんてさらさらないよ。ボクはボクの目的であいつらを利用させてもらってるだけさ』
流れ鴉 : 「そうかい。何の目的があるのか・・・でも、闇背負いになってるね、あんた。」
あお : 『おや?気づいちゃった?ボクのこの素敵なアクセサリーに』と言いながら闇をにじませる
流れ鴉 : 「アクセサリーね。ふん、どいつもこいつも。それは、本当に危なっかしいものだってのに。」
流れ鴉 : 「あんた、気をつけな。その力にも。この白鴉城の全てにも、ね。」

あお : 『なんか変なのに絡まれたけど……やることやろうかな』と言って幻の空さんを眺める

 あおは葉富空へ情報判定を行い、判定がスペシャル。判定がスペシャルすると、HPを1点回復できる。あおは1サイクル目の「闇神楽」で消費していたHPを回復した。
 そして、葉富空の秘密を獲得。内容は以下の通り。

葉富空の秘密

葉富空は、彼女を嗅ぎ回る怪しい影が、エネミー「剣士」のデータを持つ何者かの従者であると突き止めている。
この従者の奥義は「指定特技:詐術」の「クリティカルヒット」であり、この秘密を獲得したキャラクターはこの奥義の情報を獲得する。また、空はこの従者の居所を持つ。

 葉富空の秘密は、月夜の従者の正体を知ることができるというもの。ついでに、その従者の奥義の情報も手に入れることが出来る。

 あおは続けて「闇神楽」で礫の秘密も獲得。これで、あおは全員の秘密を手にしたことになった。

メイン⑧:葉富瑞穂のドラマシーン

葉富瑞穂:シーン表は7ですね。
GM : 7-何処を見渡しても雑多なこの街の、特に雑多な通りの中で、人混みに紛れ忍び同士が目を交わす。
葉富瑞穂:さて、と。あまりにも情報面で出遅れてておしまいなので、なんとか交渉をしていきたいですね。
GM:情報屋の本領発揮ですか?
葉富瑞穂:ええ。ではあおさん。忍具を差し上げますから、礫君の秘密を頂けませんか?
あお:忍具を貰えるなら断る理由はないよ。ないけれど、礫の秘密でいいのかい?月夜とかの方が重要じゃないかって思うけどな。
葉富瑞穂:いえ、それで構わないのですよ。
葉富瑞穂:では、シーンが始まる前に裏側でちゃちゃっと処理してしまいましょう。

 兵糧丸一つと交換に、葉富瑞穂は礫の秘密、月夜の目的を阻むという使命、を獲得した。そして。

葉富瑞穂:では、桜さん相談があります。礫君の秘密、気になりませんか?
あお:!?
桜:そりゃあ気になるけれど・・・
葉富瑞穂:じゃあ、あなたが持っている、月夜の秘密と交換しましょうよ。
桜:そうね、なんか上手く立ち回られちゃった気がするわ。

 互いに秘密を交換。兵糧丸一つを元手に、情報二つを獲得した葉富瑞穂。まさに情報屋の名にふさわしいアクションだった。まあ1サイクル目に判定失敗したからなんですけど。

葉富瑞穂:さてドラマシーン本体ですね。礫君と感情を取りましょう。
礫:じゃあ一空亭に出向くぜ。俺たちもそろそろ一空亭の飯を食っておきたいからな。
葉富瑞穂:ふふふ。

葉富空 : いらっしゃいませーー
葉富空 : あら学生のお客さん!
葉富空 : いっぱい食べていってくれそうですね!
葉富空 : はい、一空定食スペシャルです!お口に合いますように!
透石礫(とうせき・つぶて) : 「注文すらきかねーのかこの店は……」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「まぁ、いいけどよ……」
葉富空 : (回鍋肉と油淋鶏が追加された一空定食)
葉富 瑞穂 : 「おまたせしました。」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「ああ、ドーモ」
黒占神子 : 兄ぃ・・・この量はさすがに・・・
葉富 瑞穂 : 「食べきれなかったら残していただいて構いません。」
黒占神子 : あいつも連れてくれば良かったっスね・・・
透石礫(とうせき・つぶて) : 「まぁ、二人ならなんとかなるだろ……」
黒占神子 : っス。
葉富 瑞穂 : 「食べれなかった品はスタッフが美味しくいただくので、無理して食べなくても大丈夫ですよ。」
葉富空 : 食べきれたら常連様認定でーす!

葉富 瑞穂 : 「デザートの杏仁豆腐は食後でよろしいですか?」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「まだあるのか……」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「わかった、意地でも食ってやるからな……」
葉富 瑞穂 : 「一部品を除いておかわり自由ですので」
葉富空 : デザートは原価率が高いんですーーー

 原価率の高いデザートに仕込みを入れて、礫と感情を結ぼうとする葉富瑞穂。無事判定には成功し、互いの秘密を知っており、敵対関係にあると分かっている二人は、双方マイナスで感情を獲得。
 そして、第三回に引き続き、葉富瑞穂は「操り人形」を持っている。これで、礫はクライマックスで「操り人形」を受けることが確定してしまった。


葉富空 : 瑞穂さんの美味しくなる粉投入ーーー
葉富空 : 杏仁豆腐のお客さんはーーっと(興味津々)ちらっ?
黒占神子 : っ!!!????

 そしてここでイベントが発生する。条件は、ココを連れた礫が葉富空と接触すること。

黒占神子 : お・・・
黒占神子 : お姉ちゃん・・・?
葉富空 : ・・・?
透石礫(とうせき・つぶて) : 「あぁ……?」
葉富 瑞穂 : 「おや?」

 ココの設定を改めて載せる。

黒占神子(こくせん みこ)

[Information Concealed]長く上層に住んでいたが、紫香楽の中学3年に上がった年、当時の白かんなであった姉が代替わりとともに姿を消した。
慕っていた姉は白かんなになった年から様子が何かおかしいようにも感じられており、しかしそのおかしい点を言葉にできないでいたまま姉は姿を消してしまった。自分が何か気付いていれば何か違ったのかもしれない。そんな思いが彼女を失意に叩き込んだ。生きる意欲を失った彼女は紫香楽を追放され、十三校舎に中学3年から移籍した。死んだように学校に通っては帰る彼女が闇背負いに襲われた時、これで死ぬならそれでも良いかと思ったその時、彼女を助けたのは、真っ直ぐな目をした一人の先輩。翌日、天文部と書かれた教室に入る彼を見て、彼女は強く彼と天体観測がしたいと無性に思った。そうして、彼女は天文部の、十三校舎管理委員会の戸を叩いたのだった。

 かつての白かんなであり、姿を消した姉。それが、葉富空であるという。

黒占神子 : お姉ちゃんでしょう!?空香お姉ちゃんでしょう!?
黒占神子 : 俺だよ!私だよ!神子だよ!

 しかし。

葉富空 : あの・・・あなたは私のことを知ってらっしゃるのですか・・・?
透石礫(とうせき・つぶて) : 「おいココ、落ち着けよ。どういうことだ」
黒占神子 : 兄ぃ。この人は、俺の、私のお姉ちゃんで、5年前にいなくなって、それで、でも、覚えてないって、でもぜったいお姉ちゃんで・・・

葉富 瑞穂 : 「おやおや。」
葉富 瑞穂 : 「あんなに可愛らしい妹さんがいたんですか?」
葉富空 : そうみたい、です・・・?
葉富空 : 瑞穂さん、あの子のこととか情報持ってないんですか?
葉富空 : ごめんなさいね、神子?ちゃん。人違いじゃ、ないんですよね?

葉富 瑞穂 : 「わからないですね。」
黒占神子 : 人違いじゃ、ないっス・・・
黒占神子 : 人違いじゃ、ないよ・・・お姉ちゃん・・・
葉富 瑞穂 : 「なにか思い出の品とかお持ちではないので?」
葉富 瑞穂 : 「仮に記憶が消えているのでしたら思い出す一助となるかと思うのですが。」

透石礫(とうせき・つぶて) : 「おい、どうにかなんねーのかねーちゃん。何ウチの舎弟泣かせてんだ」
葉富空 : そういわれましても・・・

黒占神子 : 瑞穂さん、でよかったスよね・・・
黒占神子 : もう、残ってないっス・・・昔の家から、持ち出せなかったスから・・・
黒占神子 : 瑞穂さん、お姉ちゃんの、いえ、空さんのことで何か知ってたりしないスか?

葉富 瑞穂 : 「彼女は過去の事はあまり語りたがらないというか、わからないみたいなんですよね。」
黒占神子 : 了解っス。でも、諦めない、今度こそは。
黒占神子 : 空さん、絶対にいつかお姉ちゃんだって思い出してもらいやすから!
黒占神子 : 兄ぃ!手伝ってください!
透石礫(とうせき・つぶて) : 「お、おう。そりゃいいけどよ」
黒占神子 : 瑞穂さんも、出来れば、協力してくださいっス・・・
葉富 瑞穂 : 「私は構いませんが・・・」(ちらっと空の方をみる)

葉富空 : まあ可哀想ですし・・・私としても気になりますけど・・・
葉富空 : うーん、あまり探られるのはいい気分じゃないんですけれど・・・
葉富 瑞穂 : 「記憶を取り戻す事によって私から離れていってしまうのなら協力しにくいのですが。」

透石礫(とうせき・つぶて) : 「そういうな。いたいけな舎弟の頼みくらい聞いてくれ」
葉富空 : どうしましょう・・・
透石礫(とうせき・つぶて) : 「というか、聞け」
黒占神子 : とりあえず聞き込みからっス!
黒占神子 : 空さん!どこまで覚えてるっスか!?
黒占神子 : 私のこと、上層の家のこと、紫香楽のこと、白かんなだったこと・・・・・・
葉富空 : とりあえず、これには協力するしかなさそうですね・・・

メイン⑨:桜のドラマシーン

桜:シーン表は11。特殊イベント!?
GM:ええ、そうです。
GM:11-居住街区の外れ、外の風を感じるという類稀な状況にこそ、類稀な出遭いがある。忍びだ。
GM:ここは居住街区の外郭付近。外郭という、白鴉城上層へ繋がるエリアの門番を務める大鴉と交流出来ます。とはいえ・・・
桜:そんなに興味が無いかなー。
あかね:同じく・・・
GM:ですよねー。まあこの門番設定も何もないので致し方なし。

 特筆すべき会話もなく、感情判定には成功。あかね側は桜が敵対関係だと把握しているためマイナス感情を、桜側はそれに呼応する形でマイナス感情を獲得した。

メイン⑩:月夜のドラマシーン

月夜:シーン表は9よ。
GM:9-人が多ければ食堂は賑わう。当然の道理であり、忍びとて飯を食う必要があることも当然の道理である。
月夜:従者に、空に対して感情を獲得させるわ。

 そのまま、感情判定に成功、互いにマイナスで感情を獲得した。

メイン⑪:葉富空のドラマシーン

 大変申し訳ないことに、セッションログを漁った結果、第2サイクルの葉富空の行動が発見できなかった。ただでさえ、メインフェイズの行動が弱いと言われている空。もしかして手番さえ飛ばされていたのか?

メイン⑫:礫のドラマシーン

礫:よーっし。やっと手番だ。シーン表は、12!?
GM:12-この街には有り得ないほどの静寂。鴉がカアと鳴いて去った。
あかね:誰、だろ・・・
GM:この人ですね。ではシーン行きましょう。

姫宮霞 : すみません、そこの学生服の方?

 登場は、桜の姉、当代の白かんな。姫宮霞。PLからも驚きの声が上がる。
桜:えーっ!?霞!?
あかね:シーン表12振って出てくるってことは、流れ鴉と同格なの・・・?

透石礫(とうせき・つぶて) : 「あ?なんだァ、てめぇ……」
姫宮霞 : 「白亜学院の生徒さんですよね?このあたりで、紫香楽女学院の制服を着た子を見かけませんでしたか?」
姫宮霞 : 「私の友人なんですが、どうも最近居住街区で見かけるという噂を聞くようで、探しているのです。」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「あぁ?どーだったか……」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「ああ、そういえばアイツもシガ女だったか……」と独り言
姫宮霞 : 「ご存じなのですか?」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「確か、桜ってやつだ。お前ンとこのか?」
姫宮霞 : 「ええ、そうです。お知り合いだったのですか?」
姫宮霞 : 「私は、紫香楽の伝統であの子の姉をやっております、姫宮霞と申します。」
姫宮霞 : 「あの子、私について何かおっしゃっていませんでしたか?」
姫宮霞 : 「何か気に障ることがあったとか、何かが気になっているとか」

透石礫(とうせき・つぶて) : 「ただの顔見知りだよ。特にこれといった会話もしてねぇな」
姫宮霞 : 「そうですか。もし何か分かったらぜひ知らせていただけると嬉しいです。こちらまで連絡をいただければ・・・(手紙の送り先を渡す)」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「文通たぁ古風だな……。ま、了解だ」

透石礫(とうせき・つぶて) : 「交換条件じゃねぇんだが―――」といって、ココと空さんの話をする
姫宮霞 : 「ええ、私に答えられることでしたら。」
姫宮霞 : 「協力に感謝いたします。それと、この件は桜には内密に。よろしくお願いいたしますね。」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「決まりだ。こっちはソイツ(ココ)に許可を取ってから詳しく話す」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「交換だからな。俺の方も調べてみる」
姫宮霞 : 「ええ、それではごきげんよう。」
姫宮霞 : 「それと、このあたりはそのうち物騒なことが起きるそうですわ。お気をつけになって。」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「はいはいっと。ドーモ」

 そして、2サイクル目が終わり、「物騒なこと」がやってくる。

2サイクル目終了

 現時点の感情、情報の状況は以下の通り。

感情

桜:礫にプラス、あかね/あおにマイナス
礫:桜にプラス、あかね/あおにマイナス、葉富瑞穂にマイナス
あかね/あお:桜へマイナス、礫へマイナス、月夜の従者にプラス
葉富瑞穂:礫へマイナス
葉富空:月夜の従者へマイナス
月夜:月夜の従者が、あかね/あおへプラス、葉富空にマイナス

情報

桜:礫の秘密、葉富瑞穂の秘密、月夜の秘密
礫:葉富瑞穂の秘密、月夜の秘密
あかね/あお:桜の秘密、葉富瑞穂の秘密、月夜の秘密
葉富瑞穂:礫の秘密、月夜の秘密
葉富空と月夜:省略

 陣営構造は単純。桜、礫、葉富空からなる空陣営と、あかね/あお、葉富瑞穂、月夜の従者からなる月夜陣営。
 月夜陣営が勝利し、あかね/あおが勝利すれば空が殺害され、葉富瑞穂が勝利すれば空は捕縛される。

 さあ、クライマックス戦闘を見ていこう。

クライマックス

 クライマックス戦闘は、まず礫の「先輩」による「震々」から始まった。あお以外の月夜陣営が逆凪になる。
 しかしながら、空陣営側にも判定失敗が多く、このラウンドの間、月夜陣営に対して有効打を与えられない。
 一方月夜陣営は奥義「範囲攻撃(強み:撃ち)」により葉富空と「先輩」に3点のHPロスを放つ。「先輩」は初期HPが3であり、受ければひとたまりもない。「震々」を失うことは大きな痛手となるため、葉富空が「かばう」を使用し、2人分のHPロスを引き受けて脱落。
 あおは「集団戦攻撃」に「揺らし」を載せ、長射程低コストの弩による一撃を放つ。これが礫にヒットし痛手を与える。

 2ラウンド目、「震々」があお以外の月夜陣営を逆凪にし、しかし、このラウンドも空陣営は決定打を与えられず、「先輩」は月夜の従者とあおの変調により脱落。

 そして3ラウンド目、「震々」の拘束から解き放たれた葉富瑞穂が、礫に「操り人形」を使用する。ここからは、月夜陣営の一方的な反攻が始まった。
 動けないどころか、桜を攻撃させられる礫。数ラウンドの後、桜が脱落。そのまま1対3の戦場に取り残された礫も太刀打ちできずに脱落した。
 葉富瑞穂は、あおと月夜の従者ともに感情を持っておらず、「操り人形」が使えないまま脱落。あおの勝利となった。

 決着。「操り人形」はゴミ。
 なお、クライマックス開始からエンディングの半分まで書いたところでwikiのログインが途切れ、実はこの文章は書きなおしているのだが、「操り人形」はゴミを二回書くことになり、GMは爆笑している。いや笑い事じゃない。「操り人形」も書き込みが飛んだのも。

エンディング①:あお

 月夜陣営が勝利し、あおが勝者となった結果、葉富空は殺害されることとなった。戦闘が終わったその場に、礼拝所訪問を終えた月夜が姿を現した。

あお : 『はい、これでいいかな?』倒れた空を指して
月夜 : あお、あなたは想像以上に優秀な夜御使のようですね。
あお : 『いやあ、褒められると照れちゃうなあ』
月夜 : これで、新月を取り戻せる。まずは、一つ。
月夜 : というと、空の心臓に手を突っ込み、引き抜きます。
あお : 『ヒュー、過激ぃ』
月夜 : 引き抜かれた心臓から、黒く渦巻くエネルギー体が月夜に纏います。

 そして月夜は葉富空の身体から、、プライズ「新月の残滓:葉富空」を獲得した。

新月の残滓:葉富空

新月の儀式の際、人の形となれなかった残滓。葉富空に宿ったそれは[***]の「形成」の権能を有し、[Information Concealed]

月夜 : これが新月の一部・・・
月夜 : あと4つ。必ず。必ず手に入れてみせるわ、新月・・・
月夜 : あなたのことを、諦めはしない・・・
月夜 : あお、今回の名誉に選ばせてあげる。白夜かわたくしか。望む方につきなさいな。
あお : 『んー、お姉さんの方が強そうだし、お姉さんかな?』
あお : 『あのお兄さんには他にも手駒があるみたいだし、ね?』
月夜 : すばらしい。あなたは優秀な夜御使になるわ。

エンディング②:葉富

葉富瑞穂 : 空の遺体を抱き上げ、その場を去ろうとする
透石礫(とうせき・つぶて) : 「……おい」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「今度はそいつをどうするんだよ……?」
葉富 瑞穂 : 「はあ。」
葉富 瑞穂 : 「ご興味がお有りで?」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「一応、舎弟の姉らしいんでな」
葉富 瑞穂 : 「死体の使い道なんて そうあるとは思えませんがね?」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「生きてる人間すら動かすやつが良く言うぜ……」
葉富 瑞穂 : 「然るべき事をした後はきちんと弔いますよ。」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「しかるべきこと、ねぇ……」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「……アイツになんて言ったもンかね」
葉富 瑞穂 : 「正直妻を殺されて悲しいんです。一人にさせてはくれませんか?」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「俺らの邪魔しといて何言ってんだか……」

 葉富空の情報を調べるため、捕縛を目的としていた葉富瑞穂、彼は確かに葉富空を妻として大切にしてもおり、失いたくはなかったと悲しんでいた。悲しんでいたのだが、この後にPLが「次回以降は忍法「屍人使い」で空の屍体を動かして従者にしようかな」と口走ったせいで、台無しになった。

葉富 瑞穂 : 「子供たちも空さんが動いていないと悲しむでしょうし。」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「どうしようもないクソ野郎だな。次会ったら殺す」

葉富 瑞穂 : 『空の事も頭に聞けばわかるでしょう。』
葉富 瑞穂 : 「気になりませんか?空さんの過去?」
透石礫(とうせき・つぶて) :「………………」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「……くそが」
透石礫(とうせき・つぶて) : 無言で立ち上がってついていく姿勢
葉富 瑞穂 : 「では私の秘密の工房にも案内しましょう。そこであったことは秘密でお願いしますよ。」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「……そんなこと、誰にも言えるか」

 葉富は礫を孤児院の地下の工房に案内した。工房には中央に手術台と、周囲の棚に札の巻きつけられている脳みそが置いてある。

透石礫(とうせき・つぶて) : 「……」
葉富 瑞穂 : 「ここが私の【工房】です。」
葉富 瑞穂 : 「この子達は大切な情報を保管してくれているんです。」

 ついに明かされる葉富の秘匿。情報屋にして孤児院の経営者、そして脳外科医、葉富瑞穂は、脳から情報を取り出す能力を持つ。
 孤児院を経営する葉富瑞穂、解体に使用してボロボロになった包丁を輪の工房に持ち込む葉富瑞穂、そしてこの白鴉城においては破格の値段で肉料理を食べさせる一空亭。
 彼は、孤児院の子どもたちに断片化した情報を伝え聞かせ、その脳を保存している。子どもたち一人一人を心から愛し、脳だけとなっても子どもたちを判別できる葉富瑞穂だけが、その情報を正しい順番で並び替え複号することが出来るのだ。
 これが、第一回のプリプレイでninnzinnsannが送ってきたとんでもない設定の正体。

あお:ふーん。ってあかねになんてものを食べさせてくれたんだよ。
葉富瑞穂:ふふふ、だから「一(ひと)空(くう)亭」ってね。
GM:あー!だからダジャレだって言ってたのか!
桜:私たくさん頂いちゃった・・・
GM:PC勢みんな食べてたねww

葉富 瑞穂 : 「もう少し工房の設備を自慢してもいいんですが、、、」(ちらっ)
透石礫(とうせき・つぶて) : 「……早く本題に入れ」地獄めいた顔
葉富 瑞穂 : 「おっと、失礼しました。」

 そして、死体となった空の脳から情報が取り出される。

脳からの情報:葉富空

??? : 「これで、代替わりも無事完了ね。」
??? : 「お前たち、この抜け殻は下の階層にでも捨てておきなさい」
______
葉富空 : 「・・・・・・?」
葉富空 : 「ここは、わたしは、なに?」
葉富空 : 「私は、人になれずに、孔の底から、飛び散ってきた」
葉富空 : 「私の、他の部分は?」
葉富空 : 「私の本体は?」
葉富空 : 「とにかく、立ち上がって、元に、戻りたい、私は、[***]の残滓・・・」
______

葉富 瑞穂 : 「どうやら代替わりが起きて、捨てられた抜け殻に何かの残滓が入り込んだようですね。」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「代替わり、抜け殻、残滓……か……」
葉富 瑞穂 : 「代替わりというのはおそらく白かんなのことでしょうが、残滓、ですか、、、」
葉富 瑞穂 : 「詳しくは聞き取れなかったのですが、新月というには少し発音に違和感がありましたね。」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「黒夜教の奴らすら掴んでない何かがあるってことか」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「……よく分かった。また、来る」
葉富 瑞穂 : 「ではまた、またご贔屓に。」

 新月の残滓、それは抜け殻となった葉富空の肉体に宿り、動かしていた。

新月の残滓:葉富空

新月の儀式の際、人の形となれなかった残滓。葉富空に宿ったそれは[***]の「形成」の権能を有し、白かんなの代替わりによって打ち棄てられた精神無き肉体に人格を宿していた。

 そして、新月の残滓以上に重要な情報。白かんなの代替わり。白かんなは、最終的に代替わりに至り、もとの肉体は抜け殻として打ち棄てられる。姫宮霞の、遠くない将来が明示された。

 一方、そのとき、九重桜は。

エンディング:礫&桜

 葉富と別れてすぐに、桜と連絡を取る礫。姫宮霞について、すぐに伝えなければならないと。

透石礫(とうせき・つぶて) : 「おい。この前のあのねーちゃんについて分かったことがある」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「お前もシガ女なら、無関係ってわけじゃねぇだろ。聞きたいならウチ(第十三校舎)までこい」

 その電話は、しかし留守電に入り、直接桜には届かない。

黒占神子 : 兄ぃ、話って。姉ぇのことですか?
透石礫(とうせき・つぶて) : 「ああ……。ま、気分の良い話じゃねぇけどよ」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「もう一人、話す相手がいる。ちょいと待ってな」
黒占神子 : っス。覚悟は、出来てるっス。

九重 桜 : 留守電を聞いている。桜の目は深く沈んでいる
九重 桜 : 少し間があって、"十三校舎のテッペン"にコールをする
透石礫(とうせき・つぶて) : 「あ?」と電話に出ます
九重 桜 : 「話って、何」まるで別人と話しているような、そんな印象を礫は受ける。
透石礫(とうせき・つぶて) : 「留守電きいてねーのか?」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「盗聴の危険があるからな。聞きたきゃ来い」
九重 桜 : 「そう」
九重 桜 : 「会わなきゃダメってこと」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「ああ」
九重 桜 : 「なら、私は、いい。」

 礫による、情報共有の申し出を拒否する桜。これにはGMも驚いたが、

透石礫(とうせき・つぶて) : 「―――なんだ?あのくらいでもうヘバッたのか?」
九重 桜 : 「これ以上関わると、貴方も、死ぬから。」
九重 桜 : 「さよなら」

 二度の敗北、そしてその両方が、桜にとって大切な人を失うものであった桜は。
 人と関わることから、逃げ出してしまった。これ以上、他人を傷つけないために。

黒占神子 : 兄ぃ・・・?
透石礫(とうせき・つぶて) : 「―――クソが!」
九重 桜 : 通話が切れている
透石礫(とうせき・つぶて) : 「……ココ、作戦変更だ」
黒占神子 : っス。

九重 桜 : 切れた後の電話に向けて囁く
九重 桜 : 「貴方のこと、嫌いじゃなかったから」
九重 桜 : 携帯電話をおおきく振りかぶって放り投げる
九重 桜 : くるくると回りながら、携帯電話は深い深い穴の底、暗い闇へと飲まれていく

透石礫(とうせき・つぶて) : 「―――あのクソアマを引きずり出す」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「てめぇのケツも拭けない俺だが、知るかそんなこと!なよっちぃ奴は見てるとムカつくんだよ!!!」

黒占神子 : 紫香楽にはもう関わらないと思ってたんすけどね。でも、姉ぇのことも、兄ぃの友人のことも、もっと大事すから。

 三人の想いが、様子が、順番に示されていく。

透石礫(とうせき・つぶて) : 「てめぇが世界で一番不幸だと思ってる奴なんてなぁ!引きずり出して分からせてやんだよ!」

九重 桜 : 「もう、誰も失いたくないから。」
九重 桜 : 「バイバイ、私。」
九重 桜 : 手に持っていた鏡の欠片で乱暴に後ろ髪を断つ

黒占神子 : 俺は、姉ぇがいなくなったとき、何もできなかったから。兄ぃの友人は、そんなことにならないように。

 桜を引き戻す決意を固める礫。礫から離れていこうとする桜。そして礫に従い、自分とは違う未来のために進もうとするココ。

透石礫(とうせき・つぶて) : 「ああ、そうだ、俺のダチは、俺のシマだ」
透石礫(とうせき・つぶて) : “背押しの石笛”を吹き鳴らします

九重 桜 : 「いかなきゃ」
九重 桜 : 一人、西日で濃くなる影の中へ、沈むように消えていく

黒占神子 : 応えて石笛を吹くココ

 三人は、そして進みだした。

透石礫(とうせき・つぶて) : 「―――お前ら!第十三校舎管理委員会のお前らに通達だ!」
透石礫(とうせき・つぶて) : 「曇って見えなくなった星を引きずり出すぞ!天文部の活動開始だ!」
 号令をかけて、ココと一緒に走り出す礫。第十三校舎管理委員会、天文部の正義は、礫とココの信念は、離れ行く桜を見捨てることは決してない。

アフタープレイ

 これにて第四回は終了となる。いかがだっただろうか。礫とココの設定が、葉富に妻がいるという設定が、桜の慕う姉の様子がおかしいという設定が。そして黒夜教の大司教、月夜に設定された目的が、すべて重なり合い、物語は大きく動き出した。
 桜は人との絆を断ち切り一人去った。葉富は妻を亡くし、そのおぞましい設定を明らかとした。あおは大司教月夜に付き従うことになり、大司教月夜は新月の残滓を、あるいは新月というなにものかを求めている。
 そして、礫はココとともに、桜を救い出すために走り出した。

 これから、白鴉城では物語が重なり続けていく。思わぬ人物の設定から、PCたちの道は揺らぎ、動いていく。
 第五回以降も、ぜひお楽しみにして頂きたい。

 なお、第五回はPvEして外郭の門番を倒すだけのそんなに見所が無い回である。許して。

 第四回、お付き合いありがとうございました。
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白鴉城、設定街区
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  • 白鴉の城、黒闇の果て
  • 闇と闇背負い

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アクセス権

  • アクセス権

組織・人物設定

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  • 流れ鴉
  • 鍍金の大鴉
  • 私立白亜学院
  • 第十三校舎管理委員会-天文部
  • 紫香楽女学院
  • 黒夜教
  • かつての絡繰羽(公開用)
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