晴空塔

黒き氷塊の楼閣

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黒き氷塊の楼閣

歌:藤原泰衡(鳥海浩輔)

誰がつけたか 風花と言う
命なき花 その潔さ

森へと続く 餓狼の足跡
記憶の果てで 黄金が啼いた

引き返せぬ大罪も 闇を纏う道も
誰が傷つこうと かまわぬ
非情でも それが愚かでも
お前が 生きる為なら

氷塊の楼閣よ
どこまでも高く 凍てつく雲
突き抜けるほどに 聳え立つのだ
あの空のような お前の臨みに 届く筈はないと
知っていても それでいいと

時は移ろい 下がり藤にも
花殻となる 運命が待つか

守るべき栄華も 血を分けた絆も
全て捨て去ろうと かまわぬ
誇りさえ そして呪術さえ
お前が 進む為なら

氷塊の楼閣よ どこまでも強く 冥府の炎
塞き止めて黒く 聳え立つのだ
あの風のような お前の背中が 視界から消えても
立ち尽くそう 独り此処に

氷塊のこの胸よ どこまでも深く 封じ込めよう
思い出の日々に 誰も触れるな
溶けることのない 心の扉よ
声を立て笑った 遠い季節
永久に 眠る…
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