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原材料について - (2010/05/01 (土) 09:28:29) の編集履歴(バックアップ)
調べ方
原材料が気になったら、メーカーのホームページをチェックしてみましょう。
Ingredients(材料)はアイテムの個別ページや、専用のページに掲載されている事が殆どです。
★ブランド別 全成分リスト(メーカーリンク付)
- 安全性についての考え方は人それぞれなので、ここでは取り上げません。
- May Containとは、いくつかの色に含まれるという意味です。特定の色に含まれているかどうかを調べる場合は、メールなどで問い合わせる必要があります。
主な原料と働き
MMUファンデによく使用される原料とその主な働きです。
原料の特性を知ると、自分の好きな質感のファンデを選ぶ助けになります。
- Bismuth Oxychloride(オキシ塩化ビスマス) ソフトな光沢のあるベース材。ニキビができやすくなる人もいる。
- Boron Nitride(窒化ホウ素) スリップ性、密着性を高める。アレルギーがある人もいる。
- Calcium Carbonate 吸湿性が高い。余分な皮脂を吸着する。
- Cornstarch ベース材。
- Kaolin(カオリンクレイ) 吸着力・収斂性が高い。余分な皮脂を吸着する。
- Magnesium Myristate スリップ性を高めて使用感をよくする。
- Magnesium Stearate 肌なじみよく、しっとりさせる。
- Mica(雲母) 光沢のあるベース材。マットタイプもある。Lauroyl LysineやMethiconeなどで表面をコートしたものも。
- Rice Powder ベース材。吸湿性がある。
- Sericite(絹雲母) ベース材。Lauroyl LysineやMethiconeなどで表面をコートしたものも。
- Silica(無水ケイ酸) 吸湿性が高く、毛穴等を目立たなくする。含有量が多いと乾燥することもある。
- Titanium Dioxide(二酸化チタン) 紫外線防止効果。水溶性と脂溶性がある。アミノ酸で表面をコートしたものも。
- Zinc Oxide(酸化亜鉛) 紫外線防止効果。消炎性と収斂性を持ち、亜鉛華として皮膚疾患の治療にも使用される。
※Lauroyl Lysineとはcoconutとpalm oilsから生産されるコンディショニング剤です
※Methiconはシリコンの一種です。
その他に、スキンケア効果をねらって以下の材料が入ることもあります。
最近のトレンドとして、抗酸化成分をブレンドするメーカーも増えてきました。
- Allantoin 消炎剤
- Pearl Powder 保湿効果。制菌作用。
- Silk Powder 余分な皮脂を吸着する。モイスチャー、スキンケア効果。
顔料
MMUでは、無機ピグメント(pigment=顔料)が着色料(colorant)として使用されます。
まれに有機ピグメントを使用しているメーカーもあるので、気になる方は注意が必要です。
無機顔料
土や鉱物、合成の金属化合物などから作られる顔料。
- 天然無機顔料 酸化鉄、マイカなど
- 合成無機顔料 酸化亜鉛、二酸化チタン、酸化クロム、ウルトラマリン各種、マンガンバイオレットなど
ウルトラマリンブルーは天然に存在します(ラピスラズリ)が非常に高価です。MMUに使われるのはほぼ合成と考えてよいでしょう。
有機顔料
主に石油化学合成から作られるタール色素のことを指す。無機顔料と比べ発色が鮮やか。
MMUに使用できるのは、FDA(Food and Drug Administration/食品医薬品局)よりFD&C・D&C認証を受けたもののみです。
- FD&C(Food Drug and Cosmetics)食品、薬品、化粧品向け 日本で言うX色XX号
- D&C(Drug and Cosmetics) 粘膜と接触する薬と化粧品向け
リップに使用できない原料
- 酸化クロム
- 水酸化クロム
- ウルトラマリン各種
- マンガンバイオレット(メーカーによるらしい?)