*サウスダコタ #ref(SD2.JPG ) Lv:75 / cost:2,100,000 / DP:19000 前部Rマウント:458×2 後部Rマウント:458×1 Tマウント:71×8 航空機積載:120(同時発進数2機) 乗員:5+6 基本排水量:15284 基準排水量:37970 満載排水量:46218 舵力:17 基本防御力:96 対徹甲弾:1642 対榴弾:665 対空機銃:331 OH許容:13% FCS:105 機関:255 米BB3クラス。新造艦ルートの最後に来るのがこのサウスダコタ。通称SD、ダコタ。 [[ニューメキシコ>ニューメキシコ(1945)]]、[[コロラド]]の次に乗れる艦。 次艦は[[アイオワ]] BB3の中では評価が低く、適正Lv以下では非常に厳しい性能である。 第一に、追撃・後退に非常に不利なそのOH時の低速力。 船体のOH許容が13%と非常に低く、機関兵なしで満載にすると、巡航22ノットに対してOH時でも25ノットしか出ないため、 非常時の加速度に乏しく、攻撃・防御両面において戦闘の主導権を握れない。 少しでもOH速度を上げる為には、可能な限り巡航速度を増すための軽量化と、優秀な機関兵複数名が必須となる。 第二に、標準装備のSD砲の射程の短さである。 BB3でありながら独シャルン砲をはじめ、日14inch連装砲や英QELなどにアウトレンジされてしまう程。 操艦次第では覆せるが速力不足が祟ることが多い。 BB3の中では独BBビス砲・OⅡ砲とほぼ同じで、短い部類に入ると言わざるを得ない。 弾薬は5セットと余裕をもって搭載できるので、継戦能力には申し分ないのだが…。 第三に、被弾のしやすさがある。 BB2の時と比べて大きく被弾面積が増え、砲撃に対してダメージコントロールしにくくなってる他、 速度の問題から、爆撃に対する回避能力が著しく低くなっている。 もちろん36ノット程度以上の速力を発揮できれば、回避性能は皆無ではなくなり、 40ノット前後ではむしろ良好な回避性能となるが それには[[アイオワ]]や[[モンタナ]]に乗ることができる以上のLvの機関兵が複数名必要になる。 対空砲は片舷4基8門で、BB3としては高い部類に入り、容積にも余裕があり悪くない。 自慢の機銃能力はNF最高。低Lv雷撃機は当然ながら、熟成しきってなければ二次雷撃機ですら投下前に撃墜しうる。 また激しい高度変更を行う爆撃機に対しても抑止力となり、目立たない能力ではあるが役に立っている機会は多い。 排水量にも余裕があるため、巡航速度を維持しながらバルジを十分に施すことも可能。 よって、良い点もいくつかあるにも関わらず、短所が大きく足を引っ張ってしまい、 砲撃戦では非常に苦しい戦いを求められることになる。 特に、上位艦相手の戦闘は、速力のある[[長門]]や、装甲でもカバーできる[[キングジョージⅤ世]]、[[ネルソン]]等と比べて厳しいものがある。 ただし、高レベルの砲兵や機関兵を複数用意できるのであれば、これらの状況は大きく改善することになる。 仕様変更により、アイオワ砲を搭載することはできなくなったが、排水量には結構な余裕があるため 標準装備である16inch三連装Mark3L(通称SDL)であれば42ノット程度まで速力をあげることもできる。 若干ながら集弾性能が悪いものの、単発の威力は腐っても16inch、けして馬鹿にはできない威力である。 しかしながら、それらの力を発揮できる兵を持つには、[[アイオワ]]や[[モンタナ]]に乗れるレベルが必須となるため それならば上位艦に乗ったほうがいいという結論に至るのが、何とも悲しい所である。 結局仕上がりとしては、速度やDP面を除けばいくつか利点もあるので、 本艦でそういった特徴にも慣れておくことをお勧めしたい船ではあるが、 残念ながら「廃兵が必要な初心者にやさしい艦」という皮肉のような現状となっている。 潜在的な能力はそこそこ高いものがあるので、敵が視界を失い本艦を見失った時や、 爆撃機の対応に追われている時などを狙って、一気に距離を詰める等が重要である。 チャンスを物にする洞察力が必要だ。 BB3以下の米戦艦全体に言えることだが、これらのBBは玄人や廃兵持ちが楽しむために存在する感じに仕上がっている。 ------