*マルタ【Malta】 #ref(Malta81.JPG) Lv:100 /cost:6,986,000 /DP:24500 Rマウント 82×6 航空機積載:9540 同時発進機数:10 乗員 3+8 基本排水量:42060 満載排水量:57900 積載:15840 舵力:33 OH許容:28% FCS:50 機関:313 [[加賀(1935)]]と[[信濃]]と同じく同時発艦10補助席8という良好なスペックを持った船体。 英CV弱点である積載量の少なさにおいてもほぼ解消し、たかが数百程度の差でしかなく高性能。 日CV[[加賀(1935)]]にこそ一歩劣るものの、NF最高水準の性能を持った艦である。 ハードにおいては攻撃面はNF最高性能を維持しているが、船体の太さからやや回避能力に欠け、 さすがに神がかり的な生存能力を誇る[[加賀(1935)]]には及ばず、NF最大のDPを持つ[[信濃]]に次ぐ性能といえる。 爆撃機の火力不足については利点と欠点の両論あり、特長を生かして戦えない者にとっては火力不足感が残るだろう。 爆弾火力はドイツの一次爆撃機スツーカC型に劣り日本の一次爆撃機96式艦爆に同じである。 昨今の強大なDPや回復力を持つBBをCVで粉砕するには、多大な火力を求められることもあり、 この点は使用者にとって常に気にかかるものとなる。 しかし英爆の利点は、速度・耐久力に優れ、より激しい高度変更に耐えるギリギリの操作を可能とすることはもとより、 何よりも極めて優秀な被発見性の低さを持つことに真髄がある。 日独二次爆である99式艦爆やスツーカE型などは、そのカラーリングが非常に目立ちやすく、 また速度や耐久・防御力で劣るため対空砲火の餌食となりやすいことに対し、 スクアMkⅡは目立ちにくい上に速度も速く頑丈で、攻撃成功率を飛躍的に高める性能を持っている。 対空砲火や戦闘機の少ない戦場では日独爆に軍配が上がるが、 より高度な対空や戦闘機の多い戦場においては、多少の火力不足よりも、攻撃成功率の高い英爆が有利となる。 成功率の高さが火力不足をカバーするため、実際の攻撃力では英だけが大きく劣ることはないとの見方が広まっている。 多数の攻撃機を同時展開できる様になると、一発あたりの必中よりも多数のパイロット管理手腕、すなわち手数が重要視される。 一撃で撃破することが困難な昨今のBBに対しては、必中を期して攻撃機操作に集中するよりも、 多数の搭載機による数の暴力や波状攻撃で押し切り、連続した攻撃でプレッシャーを与えることで、 自由な動きをさせないことが味方の援護にもなり、結果的に勝利に繋がりやすい。 発見・対空砲火に強い英爆の最適かつ最も得意とするところである。 まさに攻撃は最大の防御である。 また溜め爆撃なども、スクアの高速機動力を活かして一気に距離を詰められるので、 20機前後で畳み掛ければ如何なBBでも問答無用で沈めることが可能。 お勧め爆撃手順は5+5機の爆2編隊を上空待機、3+3+3の爆3編隊に戦1機を並べての20機編隊。 仰天の破壊力、CV使いのロマンである。 しかし溜め爆撃となると自然と甲板が空になることが多く博打要素も強いため、 使いどころをよく見極める必要がある。 英国自慢の高火力雷撃機は、うまく扱えれば [[加賀(1935)]]および[[信濃]]より 脅威になるだろう。 しかし昨今、戦闘時間の短縮化が進み、雷撃機が力を発揮する長時間の戦闘が激減しているため、 雷撃機の出番はかなり減っているのが実情である。 バルジが薄いと思われ、かつ脅威度の高い敵艦に狙いを定め、効率よく戦う手腕が求められる。 NF最高水準の高性能CVであるが、その真価は使うものの腕によって大きく左右される。 ここへ到達するまでに英航空機の利点をよく理解しているものであれば、十分に使いこなすことができるだろう。 ------