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インカレコープとは

　インターカレッジコープ（以下、インカレコープ）とは、生活協同組合（以下、生協）の一形態です。生協とは、消費者が少しずつお金を出し合って協同し助け合うことで、自分達の暮らしを向上させる事を目的として設立された協同組合組織のことです。生協を利用できるようになるためには、まず入会する際に出資金（￥５,０００）を負担して組合員になってもらいます（※）。組合員になることで、生協から提供される、生活を豊かにしていく様々なサービスを受けることができます。 

組合員の皆さんは、提供されるサービスに対する感想や不満・要望などを生協側に伝え、改善や向上を求めることができます。生協はそうした声に応え、常により良いサービスを考え提供し続ける事で、今まで発展し、組合員の皆さんのより豊かな生活を実現してきました。生協は、組合員が出資し、利用し、運営する組織なのです。私達「南山大学生協設立準備会」は、大学に生協を導入することにより大学の生活環境がより向上すると考え、長年活動してきました。 

　通常大学生協とは、特定の大学や短期大学を基盤とする生協のことで、その大学に所属する学生や教職員などが組合員となり、利用・運営されています。大学生協は50年の歴史をもち、現在全国各地の２２０以上の大学に設置されています。愛知県内には、名古屋大学、名古屋工業大学、中京大学、名城大学をはじめとする１５大学に大学生協が入っており、サービスを提供しています。 

　しかしながら、立地条件や大学内の運営方針などの諸事情により、大学生協を導入できない、もしくは大学生協を導入する予定が無い大学が、県内はもとより全国には数多く存在します。そういった大学に在籍している方が、大学間の壁を超えて、共通の組合員として利用できる生協が、インカレコープなのです。現在インカレコープは、東京都、大阪府、福岡県、宮城県、熊本県の各都府県に設立されており、多くの組合員が利用しています。この愛知県にも、平成18年度よりインカレコープ愛知が開業する予定です。 

　インカレコープ愛知は、正式名称を「生活協同組合インターカレッジコープ愛知」といいます。インカレコープ愛知は、愛知県内にキャンパスを持ち、かつ生協が導入されていない大学・短期大学・専門学校等に在籍する学生や教職員などが、組合員になることができます。インカレコープ愛知も生協と同じく、組合員の皆さんからの出資金で運営され、組合員の皆さんへサービスを提供します。 
 
　 
　将来的にはインカレコープだけではなく、愛知県内の複数の大学に、購買や学食などを提供する生協のサテライト店（出張店舗）も出店する予定です。 


※ 入会時に支払われた出資金は、退会する際に全額返還されます。