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「NTTドコモのmovaは2012年7月24日までにサービスを終了する」 「KDDIのauのほとんどの端末が2012年7月24日以降は使えなくなる」 これらの事は800MHz帯の周波数再編が関係しています。 ・初心者向け解説 大手町博士のゼミナール ケータイ周波数再編(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/dr/20041109md01.htm ・再編図 周波数再編プラン(廃人テレコム氏) http://haijin-telecom.hp.infoseek.co.jp/defragmentation.html 「周波数再編アクションプラン」について(総務省) http://www.tele.soumu.go.jp/j/freq/process/saihen.htm 総務省 稲田氏、日本の周波数再編への取り組みを紹介(ケータイWatch) http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/28967.html ・目的 細切れで各社各システムに割り当てられていた周波数を再編し、 広帯域システムでも使いやすいように広めに割り当てを行う。 また、携帯電話にて、UHFテレビに対する混信のため、基地局側送信が下位の周波数、 端末側送信が上位の周波数となっていたものを逆転させ、諸国の現状と合わせることで 国際ローミング端末を作りやすくしたり、海外からの干渉を低減させる。 ・各社の状況 各社ともに移行作業中です。 下り…基地局送信 上り…端末送信 ○NTTドコモ ■mova(PDC)にて利用中(使用期限2012年7月24日) 下り810~818MHz 上り940~948MHz (130MHz間隔 8MHz×2 制御チャネルあり D帯) 下り826~827MHz 上り956~957MHz (130MHz間隔 1MHz×2 C帯) 下り838~843MHz 上り893~898MHz (55MHz間隔 5MHz×2 首都圏のみ N帯) 下り870~885MHz 上り925~940MHz (55MHz間隔 15MHz×2 A帯) D帯…デジタル用としてサービス開始時から割り当てられている帯域。サービス開始当初はCRP(コンビニエンスラジオフォン)と一部の帯域が被っていたらしい。デジタルだからD。制御チャネルが存在する関係上movaサービス終了まで停波不可能。 C帯…固定局として使用されていた帯域が?年に転換された。当時2MHz×2が転換され、当時のIDO/セルラーと1MHz×2ずつに分け合った。なぜCなのかは不明。 N帯…日本シティメディア(Qメール)が使用していた帯域。ドコモが経営の譲渡を受け転換。207シリーズより使用可能(だったはず)。日本シティメディアだからN。 A帯…ドコモがアナログ用として使用していた帯域。201シリーズより使用可能(だったはず)。アナログだからA。 ■FOMA(W-CDMA)にてとして利用中(FOMAプラスエリア) 上り830~840MHz 下り875~885MHz (45MHz間隔 10MHz×2 再編対応) ★ FOMAプラスエリアとして利用される帯域は、 下りがmovaの下り(870~885MHz)、 上りが空港MCA上り(830~832MHz)とバッティングしています。 これらとバッティングしない、主にルーラルエリアにて利用されています。 2007年度には、これらバッティングする帯域が停波されるため、ルーラルエリア 以外にも広がる可能性があります。 実際、東京都新宿区に800MHzFOMA基地局の免許が発行されています。 400mWと出力が小さいことから収容増あるいは高層ビルを狙ったものと思われます。 また、ルーラルエリアでは、既存の2GHz局に800MHzの設備を追加し、エリアを広げているものも増えているようです。 参考: 番号ポータビリティまでにムーバ以上のエリアを構築する――NTTドコモ(ITmedia) http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0607/12/news089.html 「ムーバよりつながるFOMA」への取り組み――NTTドコモに聞く(ITmedia) http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0607/25/news101.html ○KDDI(au) ■cdmaOne CDMA1X CDMA1X WINで利用中(使用期限2012年7月24日) 下り832~834MHz 上り887~889MHz (55MHz間隔 2MHz×2 停波処理済み) 下り843~846MHz 上り898~901MHz (55MHz間隔 3MHz×2 制御チャネルあり?) 下り860~870MHz 上り915~925MHz (55MHz間隔 10MHz×2 制御チャネルあり) ■CDMA1X Rev.A(新800MHz帯) 上り825~830MHz 下り870~875MHz (45MHz間隔 5MHz×2 再編対応) 基地局は、現在はルーラルエリアにて展開されている。 端末は、W4xシリーズはW46T、W47Tのみ、W5xシリーズの一部、W6xシリーズの全て、またはモジュール端末の一部において、上記の新800MHz帯(5MHz×2)に対応している。 (新800MHz帯対応端末については、「au 新800MHz帯 対応機種一覧」を参照のこと) このため、未対応端末は、周波数再編後に新800MHz帯が使用できない。特に、2GHz帯に対応していない端末は全く使用ができないこととなる。2012年の段階まで現在のサービスが継続され、顧客の端末が切り替わらず残っている場合、巻き取り等の対策が必要と想像される。(2GHz帯対応端末については、「au 2GHz 対応機種一覧」を参照のこと) また、2012年以降、新800MHz帯は15MHz×2まで拡大される予定であるが、現行の新800MHz帯対応端末は、5MHz×2しか対応していないため、この帯域の混雑等も予想される。 ★ この新800MHz帯とバッティングするのは、 下りがmovaの下り(870~885MHz)、 上りがmovaの下り(826~827MHz)。 参考: まもなく対応端末も登場──“EV-DO Rev.A”でアップロードを12倍高速に(ITmedia) http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0608/22/news094.html ○アナログ空港MCA 下り885~886.5MHz、上り830~831.5MHz(使用期限:2010年5月31日) 400MHz帯デジタル空港MCAに移行される。 ・羽田は2006年2月に移行が完了した。 ・関西については2006年10月にデジタル陸上移動局の包括免許の申請が行われ、2007年2月にデジタル基地局免許が発行された。2008年2月末で移行が完了した。  http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/061011_1.html  http://www.ktab.go.jp/new/2006/0228-1.pdf ・那覇については2007年5月にデジタル基地局免許が発行され、2007年12月に移行が完了した。  http://www.okinawa-bt.soumu.go.jp/hodo/2007/07_05_10-01.htm ・成田は2008年3月末に移行が完了する予定。 いずれのエリアとも、今後移行が進むものと思われる。ただし、移行が未完了でも、これらの空港周辺を避けてエリアを展開すればよいことであり、特別大きな問題にはならないと思われる。 ○地域防災無線 各自治体が利用中 使用期限:2011年5月31日 850MHz帯(846MHzから850MHzまで) 900MHz帯(901MHzから903MHzまで) http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/pressrelease/japanese/sogo_tsusin/010606_1.html http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/denpa_kanri/010606_1.html 260MHz帯デジタルに移行することになっている。 2006年9月30日現在、全国で231市町村が利用しており、整備率は12.54%です。 http://www.tele.soumu.go.jp/j/system/trunk/disaster/change.htm http://www.tele.soumu.go.jp/j/system/trunk/disaster/status.htm ------------------------- 再編完了 ○MCA 移動無線センターグループ(mcAccess)が利用中 (2007年3月17日現在で免許上より削除を確認) 使用期限:2007年5月31日 移行対象となっている下り836~838MHz、上り891~893MHzは800MHzデジタルMCA(mcAccess e)のリザーブバンド(Rバンド)と呼ばれる帯域。 関東で4局(横浜、千葉、埼玉西、つくば第2制御局)、近畿で1局(大阪第2制御局)が使用中であったが、免許上から帯域が削除されたため、停波したものと思われる。 ------------------------- 再編想定図を作ってみました(添付ファイル「800rebuild.jpg」)
「NTTドコモのmovaは2012年7月24日までにサービスを終了する」 「KDDIのauのほとんどの端末が2012年7月24日以降は使えなくなる」 これらの事は800MHz帯の周波数再編が関係しています。 ・初心者向け解説 大手町博士のゼミナール ケータイ周波数再編(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/dr/20041109md01.htm ・再編図 周波数再編プラン(廃人テレコム氏) http://haijin-telecom.hp.infoseek.co.jp/defragmentation.html 「周波数再編アクションプラン」について(総務省) http://www.tele.soumu.go.jp/j/freq/process/saihen.htm 総務省 稲田氏、日本の周波数再編への取り組みを紹介(ケータイWatch) http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/28967.html ・目的 細切れで各社各システムに割り当てられていた周波数を再編し、 広帯域システムでも使いやすいように広めに割り当てを行う。 また、携帯電話にて、UHFテレビに対する混信のため、基地局側送信が下位の周波数、 端末側送信が上位の周波数となっていたものを逆転させ、諸国の現状と合わせることで 国際ローミング端末を作りやすくしたり、海外からの干渉を低減させる。 ・各社の状況 各社ともに移行作業中です。 下り…基地局送信 上り…端末送信 ○NTTドコモ ■mova(PDC)にて利用中(使用期限2012年7月24日) 下り810~818MHz 上り940~948MHz (130MHz間隔 8MHz×2 制御チャネルあり D帯) 下り826~827MHz 上り956~957MHz (130MHz間隔 1MHz×2 C帯) 下り838~843MHz 上り893~898MHz (55MHz間隔 5MHz×2 首都圏のみ N帯) 下り870~885MHz 上り925~940MHz (55MHz間隔 15MHz×2 A帯) D帯…デジタル用としてサービス開始時から割り当てられている帯域。サービス開始当初はCRP(コンビニエンスラジオフォン)と一部の帯域が被っていたらしい。デジタルだからD。制御チャネルが存在する関係上movaサービス終了まで停波不可能。 C帯…固定局として使用されていた帯域が?年に転換された。当時2MHz×2が転換され、当時のIDO/セルラーと1MHz×2ずつに分け合った。なぜCなのかは不明。 N帯…日本シティメディア(Qメール)が使用していた帯域。ドコモが経営の譲渡を受け転換。207シリーズより使用可能(だったはず)。日本シティメディアだからN。 A帯…ドコモがアナログ用として使用していた帯域。201シリーズより使用可能(だったはず)。アナログだからA。 ■FOMA(W-CDMA)にてとして利用中(FOMAプラスエリア) 上り830~840MHz 下り875~885MHz (45MHz間隔 10MHz×2 再編対応) ★ FOMAプラスエリアとして利用される帯域は、 下りがmovaの下り(870~885MHz)、 上りが空港MCA上り(830~832MHz)とバッティングしています。 これらとバッティングしない、主にルーラルエリアにて利用されています。 2007年度には、これらバッティングする帯域が停波されるため、ルーラルエリア 以外にも広がる可能性があります。 実際、東京都新宿区に800MHzFOMA基地局の免許が発行されています。 400mWと出力が小さいことから収容増あるいは高層ビルを狙ったものと思われます。 また、ルーラルエリアでは、既存の2GHz局に800MHzの設備を追加し、エリアを広げているものも増えているようです。 参考: 番号ポータビリティまでにムーバ以上のエリアを構築する――NTTドコモ(ITmedia) http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0607/12/news089.html 「ムーバよりつながるFOMA」への取り組み――NTTドコモに聞く(ITmedia) http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0607/25/news101.html ○KDDI(au) ■cdmaOne CDMA1X CDMA1X WINで利用中(使用期限2012年7月24日) 下り832~834MHz 上り887~889MHz (55MHz間隔 2MHz×2 停波処理済み) 下り843~846MHz 上り898~901MHz (55MHz間隔 3MHz×2 制御チャネルあり?) 下り860~870MHz 上り915~925MHz (55MHz間隔 10MHz×2 制御チャネルあり) ■CDMA1X Rev.A(新800MHz帯) 上り825~830MHz 下り870~875MHz (45MHz間隔 5MHz×2 再編対応) 基地局は、現在はルーラルエリアにて展開されている。 端末は、W4xシリーズはW46T、W47Tのみ、W5xシリーズの一部、W6xシリーズの全て、またはモジュール端末の一部において、上記の新800MHz帯(5MHz×2)に対応している。 (新800MHz帯対応端末については、「au 新800MHz帯 対応機種一覧」を参照のこと) このため、未対応端末は、周波数再編後に新800MHz帯が使用できない。特に、2GHz帯に対応していない端末は全く使用ができないこととなる。2012年の段階まで現在のサービスが継続され、顧客の端末が切り替わらず残っている場合、巻き取り等の対策が必要と想像される。(2GHz帯対応端末については、「au 2GHz 対応機種一覧」を参照のこと) また、2012年以降、新800MHz帯は15MHz×2まで拡大される予定であるが、現行の新800MHz帯対応端末は、5MHz×2しか対応していないため、この帯域の混雑等も予想される。 ★ この新800MHz帯とバッティングするのは、 下りがmovaの下り(870~885MHz)、 上りがmovaの下り(826~827MHz)。 参考: まもなく対応端末も登場──“EV-DO Rev.A”でアップロードを12倍高速に(ITmedia) http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0608/22/news094.html ○地域防災無線 各自治体が利用中 使用期限:2011年5月31日 850MHz帯(846MHzから850MHzまで) 900MHz帯(901MHzから903MHzまで) http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/pressrelease/japanese/sogo_tsusin/010606_1.html http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/denpa_kanri/010606_1.html 260MHz帯デジタルに移行することになっている。 2006年9月30日現在、全国で231市町村が利用しており、整備率は12.54%です。 http://www.tele.soumu.go.jp/j/system/trunk/disaster/change.htm http://www.tele.soumu.go.jp/j/system/trunk/disaster/status.htm ------------------------- 再編完了 ○MCA 移動無線センターグループ(mcAccess)が利用中 (2007年3月17日現在で免許上より削除を確認) 使用期限:2007年5月31日 移行対象となっている下り836~838MHz、上り891~893MHzは800MHzデジタルMCA(mcAccess e)のリザーブバンド(Rバンド)と呼ばれる帯域。 関東で4局(横浜、千葉、埼玉西、つくば第2制御局)、近畿で1局(大阪第2制御局)が使用中であったが、免許上から帯域が削除されたため、停波したものと思われる。 ○アナログ空港MCA 下り885~886.5MHz、上り830~831.5MHz(使用期限:2010年5月31日) すべて400MHz帯デジタル空港MCAに移行された。 ・羽田は2006年2月に移行が完了した。 ・関西については2006年10月にデジタル陸上移動局の包括免許の申請が行われ、2007年2月にデジタル基地局免許が発行された。2008年2月末で移行が完了した。  http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/061011_1.html  http://www.ktab.go.jp/new/2006/0228-1.pdf ・那覇については2007年5月にデジタル基地局免許が発行され、2007年12月に移行が完了した。  http://www.okinawa-bt.soumu.go.jp/hodo/2007/07_05_10-01.htm ・成田は2008年3月末に移行が完了した。 ------------------------- 再編想定図を作ってみました(添付ファイル「800rebuild.jpg」)

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