杮葺き

こけらぶき



板葺の一種。
杮板と呼ばれる薄い板を重ねて竹釘で固定する。

木工技術の発展により中世末期に完成したとみられる。
曲線の多い複雑な屋根にも対応でき、繊細な美しさがあることから、宗教建築や書院造、数寄屋造の建築に用いられる。

杮板(こけらいた)
長さ20〜40cm、幅7〜12cm、厚さ2〜3mm程度の板。
へぎ板、とんとんとも呼ばれる。
木の目がよく通り耐水性に優れた木が使われる。
手割りの加工性から、サワラが最も多く使われ、ヒノキやヒバ、栗なども使用されてきた。




関連項目





最終更新:2008年03月07日 15:35