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「ED・事象・その他の考察」(2022/02/08 (火) 11:37:27) の最新版変更点
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*巫秘抄歌(こうなぎひしょうか)
夜見島遊園において、冥府の門を開くための石碑パズルのヒントなるこの歌。
本当にヒントのためだけの存在なのか?
一、舞え舞え 巫(こうなぎ)
頭(こうべ)の飾りを打ち振るい
焔(ほむら)見遣って踊りゃんせ
二、舞え舞え 巫
耳の飾りを鈴鳴らし
風音(かざね)尋ねて踊りゃんせ
三、舞え舞え 巫
首の飾りを打ち鳴らし
水面覗いて踊りゃんせ
四、舞え舞え 巫
胸の飾りを揺り捨てて
頭(こうべ)を真似て 廻りゃんせ
五、飛べ飛べ 使い鳥
錦(にしき)の腰帯揺り解(ほど)き
土を求めて羽ばたかん
六、揺り揺られ 箱の舟
腕の飾りが拍子打つ
鳥を待ちわび揺られけん
七、舞え舞え 巫
天(あま)の衣(ころも)で舞い踊り
舟を背にして踊りゃんせ
まことにめでたく舞うたらば七つの門が開かれん
**イシュタルの冥府下りとの関係性
大王冠、耳飾り、首飾り、胸」飾り、腰帯、腕輪足輪、残った衣服、というモチーフは
メソポタミア神話におけるイシュタルの冥府下りに見られるものである。
イシュタルの冥府下りとは、女神イシュタルが息子タングーズを冥府から連れ出すにあたって、
門番に扉を壊すことをほのめかし、冥界の神に頭を垂れさせたというエピソードである。
こののち、イシュタルとタングースは床を共にする。
また、イシュタルは愛人となった男に対して残酷だった。
彼らは自らの血によって大地の生産力を回復させる生贄とされたのである。
ここでいう愛人とは、正しい夫となりうる息子以外の存在を指す。
彼らは、土を沃やすために殺害されることを宿命付けられているのである。
最終的に合一の相手(婿?)となったのが三上脩だったことは、
「海で死に、加奈江というそっくりの存在として『戻って』きた」
三上の母親が鳩の顔のモデルだったことと関わりがあるかもしれない。
イシュタルは地上の女神だという指摘もあり。
(闇人も元々は地上の住人だったことを考えれば、『息子を救い出す母親』の構図は成立する?)
**ストーリーとの関係性
ブライトウィン号の事件は、歌の6番
六、揺り揺られ 箱の舟
腕の飾りが拍子打つ
鳥を待ちわび揺られけん
これが達成されたことにより起こったと考えられる。
「腕の飾り」を持つ市子に対して警告が発せられ、「鳥」=水死体が引き上げられた。
となると、他の部分も対応していることが考えられるが……
5番「飛べ飛べ使い鳥」が、百合の台詞「鳩」と繋がることは勿論だが、
4番「頭を真似てまわりゃんせ」も気になるところ。顔真似? 三上弥生の顔のことか。
7番→発端となる事象:脩母や加奈江の事
6番→ブライトウィン消失事件
5番→『使い鳥』鳩達が『土』夜見島に集結(今回の物語のはじまり)
4番→母胎復活
3番→章子の内の加奈江覚醒(過去視で鏡『水面』を見た時に自分=加奈江であることを思い出すことに由来)
2番→脩の声『風音』による導きにより、武器誕生
1番→決戦、母胎の最期、そして『七つの門』平行世界への門が開かれた
逆から読めばそれなりに意味が通じる順番になるようだ。
歌の元ネタのイシュタルの冥界下りは衣から始まって王冠で終わるのに対し、
巫秘抄歌はその順番が全く逆になってるのもこの説に繋がってると思われる。
*闇にまつわる女性達
**鳩
母胎の使い。
母胎が生み出した分裂体であり、母胎の意思によって地上に送られる存在。
アーカイブNo.62「夜見島古事ノ伝」にある「使い女」のこと。
多河柳子のデモで百合「お母さんは鳩を飛ばし続けた」発言から「鳩」と呼ばれる存在である事がわかる。
目的は地上の動向を窺う事と、人間(年齢・性別は問わない)を連れて戻る事。
「人間の必要性」は、人間と母胎とを融合させ、闇霊を生み出すことが目的。
闇霊は人間の殻に入れるため、地上奪還には丁度いい。
ちなみに、闇霊は集合意思のため、母胎と同一の意識を持っている。屍人一派も同じ。
しかし、多くの鳩は母胎の元に戻る事はなかった。(柳子デモ内、百合の発言)
多河柳子のように、人間への愛に目覚めたものが多かったのだろう。(殺されたかどうかは不明)
鳩の母胎への意思は、夜見島との距離によって弱まるようだ。
加奈江・岸田百合・多河柳子・木船郁子・喜代田章子が「鳩」にあたる。
加奈江や百合の鳩としての出生と、柳子、章子らの鳩としての出生は違う。
柳子や章子は、妊婦の胎児に、鳩の因子が寄生して成長した存在である。(公式見解)
加奈江や百合は、母胎から直接分裂した存在である。
鳩は人魚姫の物語に似た宿命を持つ(人魚姫:恋慕した男を殺す。殺せないと自分が死ぬ)
***三上弥生
三上脩の母親。
普通の人間であるが、脩が生まれた年の夏に夜見島に里帰りしていたときに海難事故に巻き込まれて死亡。
その際、死体が母胎のいる世界に流れ着き、もともと無形であった母胎はこの死体を模して自らに形を成した。
そのため地上に送り出された鳩はみな弥生と瓜二つである。
***加奈江
出生の記録はないが、三上母が夜見島の海で死んでから3年後、突然、夜見島に流れ着いた。
光を嫌う、海で死んだ三上母と同じ顔。誰も知らない巫秘抄歌のメロディを知っていた。
過去に脩に門を開かせようとした事を示すデモあり(章子の過去視・三上の発言)
29年前の夜見島近海で朝日を浴びて消滅したように思えたが、この後闇島付近にいた妊婦(喜代田章子の母親)に鳩の因子を植えつける。
後に喜代田章子の人格を侵食し、加奈江として復活する。
***百合
出生は不明。加奈江・三上母と同じ顔。
2年前に本物の正真正銘ただの人間である「岸田百合」を監禁、服と名前を強奪。
2年後、多河柳子の元へ行き、鳩として会話した後、殺害。
その会話内容から、百合が「お母さん(母胎)により近い存在」の鳩である事がわかる。
冥府の門の封印が弱まり、(あるいは三上弥生の体の記憶が時間と共に消え)
母胎がより自分の意志に近い鳩を地上に送り出せるようになったからだと考えられる。
また、百合は母胎の頭から生み出された鳩であるため(一樹05:00デモでは母胎に頭がないが、百合06:00デモでは母胎に頭があることからそう考えられる)、より母胎に近い意思を持っていた可能性もある。
その後は漁師(江戸屍仁)を騙して夜見島に上陸した後、一樹に乗り換え冥府の門を開けさせる。
冥府にて母胎と融合した後、大人の三上脩を取り込んだ。
***郁子・柳子
母親である木船倫子が二人を妊娠中の時、乗っていたフェリーが夜見島近海で遭難。
木船倫子のみ生存し、救助される。
妊娠した女が海に入ると、穢れにされるという夜見島の伝承通り、事故当時、胎児であった二人は「鳩の因子」を寄生させられ、鳩となる。
そのためか、郁子と柳子は幼いころから他人の心がときおり読めたらしい。
柳子は17歳で鳩として目覚め(=弥生顔に変化)、親元を離れていた事を日記に綴る。
その後、尋ねてきた岸田百合と鳩として会話をした後、百合に顔もわからなくなるほど撲殺される。
柳子の本当の顔は元々郁子似の顔だったと考えられる。
***章子
夜見島島民消失事件のちょうどその日に、夜見島近海で妊娠中の母親が、乗っていた遊覧船から転落。
そのショックでその日に緊急出産。(アーカイブNo009の紙面左記事)
事故直後、胎児であった章子は「鳩の因子」である加奈江に寄生され、鳩となる。
そのためか、章子は過去視という能力を得る。
生まれる直前の母親を過去視し、知ってるはずもないのに母親が遊覧船から転落したことを言い当てた。
最終的に加奈江に侵食される。
**模倣体
市子のデモタイトルになっていた名称。
主に矢倉市子を指す。
アーカイブNo.075 超学習別冊「お話玉手箱」に模倣体の事と思われる記述あり。
堕慧児が生前の市子を模して生み出した擬似生命体であるらしい。
つまり、ゲーム中の矢倉市子とは正真正銘人間である市子自身ではなく、その記憶と体をコピーした全くの別人、もしくはクローンのような存在と考えられる。
「模倣体」の名称は母胎の鳩を堕慧児が真似して作り出したことから。
「母胎の鳩の模倣」と「生前の市子の姿の模倣」両方の意味を兼ねている。(公式見解)
模倣体市子は堕慧児そのものの意識を持っていると思われる。
目的は、堕慧児の変わりに母胎と接触する事。
市子が鉄塔を登った事によって、堕慧児が異界の夜見島に現れることができたとも考えられる。
模倣体市子の末路は、役目を終え堕慧児に吸収されたとの事。
*キーポイント考察まとめ
**終了条件1・2
今作の終了条件1・2は「平行世界」
数ある可能性の中から、終了条件毎に未来があると考えられる。
全て終了条件1の世界もあれば、一つだけ終了条件2の世界もある。
そして全て終了条件2を通った世界が、母胎・堕慧児の撃破となったと思われる。
ちなみに前作の条件1・2は「永久ループ」の世界。
条件2のルートを通らないと未来(春海生存など)が作られずに、最初のシナリオに戻されるという構造。
**ブライトウィン号消失事件
昭和61年8月3日に突如として消失。
乗客は矢倉市子・木船倫子・中島一郎を含む亀石野中学校生や一般客。
生存者は木船倫子のみ。
この事故が倫子の娘達である柳子・郁子の人生を狂わせた。
なお、ブライトウィン号はこの事件の前に女性の水死体を引き上げている。
この消失事件の詳しい事は公式サイトの「ブライトウィンの怪」で語られるであろう。
**サイレン&赤い津波(海底ケーブル切断)
今作のサイレンや赤い津波は堕慧児と母胎によるもの。(公式見解)
サイレンの音は母胎や堕慧児が世界に干渉した際の鳴き声である。
赤い津波も同様に母胎が発生させたもの、
この津波は幻であり、これに飲み込まれると母胎の作り出した異界の夜見島に飛ばされる。
(前作の土砂崩れは本当に起こっていた)
堕慧児は母胎のように津波を引き起こすほどの力は持たないが、
大波を引き起したり、海底ケーブルを断絶したりくらいのことは出来る。
母胎や堕慧児が力を使用すると、一時的に水が赤くなる(-7:00 怪異)
赤い水は今作では特別な効果はなく、母胎の力が使われていることの象徴である。
(前作では傷を治し、幻視を得、摂取しすぎると屍人になった)
しかし、サイレンそして赤い海にはSIRENシリーズを通し、更に未知なる名状し難い存在がいるという。
(公式見解:続編への布石か?)
**夜見島
サイレンが鳴る前は、それぞれの人物がいる夜見島はそれぞれの時間列にある本物の夜見島である。
現代:一樹・岸田・木船・喜代田・阿部・永井・三沢
19年前:市子・藤田・ブライトウィン号
29年前:加奈江・三上(子供)・三上隆平・太田父娘・夜見島島民
サイレンが鳴った後は全員、「29年前の夜見島のコピーである夜見島」に飛ばされる。
よって、時間列の違う人々が会うことができた。
これにより、現実ではただ「人間(乗り物)だけが消失」したように見える。
ただし、三上(大人)とツカサは島に着いたときから29年前にタイムスリップしていたように思える。
(サイレンが鳴る&赤い津波の前から、29年前の人々に会った)
三上(子供)と加奈江は、島から脱出し、加奈江は朝日によって溶け、三上(子供)はどこかで保護され生還したと考えられる。
**異界の夜見島
0:00のサイレンと赤い津波の後、登場人物達が飛ばされた世界。
母胎が29年前の夜見島をコピーした世界であり、写し世の夜見島である。
藤田採掘所で壊れていた足場や永井遊園地の壊れた橋が元通りだった事から29年前と判断する事が出来る。
夜見島港の灯台へ続く石橋(阿部12:00条件2のゴール地点)が崩れていた事から、加奈江が落下した直後の夜見島をコピーしたと思われる。
**幻視
異界の夜見島に飛ばされた後、登場人物達が使用できるようになる能力。
相手の視界をジャックすることができる。
この能力は母胎の力の影響である。
異界の夜見島にはそれだけ母胎の力が影響しているという事だろう。
***過去視
喜代田章子が幻視の他に使える能力。
章子は異界の夜見島に来る前、子供の頃からこの能力を使えた。
これは鳩に与えられた特殊な能力である。
過去視は過去に起こった記憶を「その場にいた人物の視点」で見る事が出来る。
対象となるものは人間だけでなく場所でもよいみたいだが、あくまで見え方は「人物の視点」からである。
過去を見るだけなので、過去を変える事はできない。
最後の過去視をしたとき、三上家の鏡を割ったのは章子の意思ではないと思われる。
章子0:00で「何か別の力」と言ったのは幻視と過去視は別物であるということ
つまり、章子は夜見島に来るまでは、「他人の現在の視点」を見ることができなかったと思われる。
***感応視
木船郁子が幻視の他に使える能力。鳩としての証である
郁子は異界の夜見島に来る前、子供の頃からこの能力を使えた。
夜見島に来る前はときおり他人の心が読めただけ。
島へ上陸してから制御・操作ができるようになった?
(木船11時デモの台詞「私、人の心が読めるの。それが今はもっと強くなって…」)
ゲーム内の効果は対象の動きを完全に制御・操作する事が出来る。
しかし、連続での使用は郁子の体力が続かない。
**闇人文字
文字通り闇人の文字。
ローマ字のような組み合わせで、実際に解読する事ができる。
「SIREN2 Material」のNo.22の闇人文字解読(ソースはSIRENの部屋、以下同じ)
→いにしえのもの しをこゆるもの
プロモDVD(0:20)
→にげおくれた ものたちは ふかいみなそこに もぐった
プロモDVD(1:50)
→こんとんにうごめく ものたちは ひかりの こうずいにおわれ ちのうらがわへ のがれた
「いにしえのもの=しをこゆるもの=こんとんにうごめくものたち」のうち、水底に潜った者達が堕慧児、地の裏側すなわち冥府へ逃れた者達が母胎と考える事が出来る。
ちなみに公式闇人Tシャツの闇人文字を解読すると、「巫秘抄歌」の7番までの歌詞になる。
文字は白と赤と青に分けられている。
ただのデザインかもしれないが、一応赤と青の文字だけ抜き出してみた。
「」が赤文字、『』が青文字
1、「巫」「頭の飾り」『焔』
2、「巫」「耳の飾り」『風音』
3、「巫」「首の飾り」『水面』
4、「巫」「胸の飾り」『頭を真似て』
5、「使い鳥」『土』
6、「箱の船」『鳥を待ちわび』
7、「巫」『船を背にして』
**滅爻樹
夜見島に伝わる聖なる木。
すでに木は存在しないが、子供が生まれると太田家当主が四鳴山に枝を拾いに行く。
枝は穢れ=異形のもの(屍人・闇人)を滅することが出来る(書かれている銘は人間の後付設定。誰の滅爻樹を誰に使おうが、効果を得られる)
闇人を滅した枝は小さな木に成長する→刺されたもののエネルギーを吸って大きくなる?
冥府では赤い海から巨大な滅爻樹が生えている→もともとは異界の植物
物語後半、滅爻樹は四鳴山の鉄塔を取り込むように地上に突き出している。
三上脩は夜見島で生まれたため、枝があった。
太田家父娘は言わずもがな。
藤田も夜見島出身なので、藤田銘の枝があった。
「三上脩銘の枝」は、自宅近くの杜に保管されていたが、郁子鉄塔開始デモで草陰から「藤田銘の枝」を投げ入れた人影の正体や、一樹鉄塔で道端に「太田父娘の枝」が置いてあったのは何故かなど、謎が多い。
**謎の光
郁子遊園や市子学校の終了デモで、空から謎の光が降り注ぎ、闇霊を蒸発させ、郁子・一樹や市子のピンチを助けるシーンがある。
これは、現実の夜見島が昼間で、その光が上空に映って照り返したもの。
**鉄塔爆破
阿部ちゃんのせい。(全ステージタイムアタック更新後に出現する阿部22:00デモ参照)
捨てた煙草がトイレの地下に充満していたメタンガスに引火。
地下を連鎖爆発していき鉄塔崩壊。
はっきり言ってギャグだが、これによって母胎の企みのほとんどがダメになったと考えてよい。
いわば、阿部は(捉え方によっちゃ)現世を救った立役者とも言える。
**因果律の崩壊
簡単に言うと「原因と結果の関係が崩れる事」。
阿部ED後はこれによって阿部が飛ばされた平行世界である。
デモタイトル「失われた世界」
一、ブライトウィン号事件で死んだはずの中島一郎が昭和80年まで生きてる。
二、8月1日の國報新聞の夕刊の一面が多河柳子撲殺事件が中島一郎撲殺事件にまんま入れ替わってる。
三、阿部EDの後、アーカイブNo.69『阿部倉司と多河柳子の写真』から多河柳子が消えている。
一、二からブライトウィン号消失事件はなかったことになっていると考えられる。
故に木船倫子の母胎に宿った胎児(郁子・柳子)に鳩の因子は宿らず、
当然、多河柳子が鳩として覚醒し、親元離れ、阿部と会ったという事実はなくなっている。
恐らく、母胎や堕慧児などとの因果も何も無い世界だから、鳩も存在しない。
事件の関係者がどういう人生を送ってるかは不明だが、今回の怪異とは全く関係ない人生を送っているだろう。
当然、多河柳子との交流もないのだから、阿部も指名手配犯ではない。
夜見島の島民も消失していない筈なので、このEDの後阿部が夜見島の島民と遭遇する可能性も無きにしも非ず。
**闇人の世界
永井EDで永井が飛ばされた世界。デモタイトル「奪われた世界」
何故永井だけこのような悲惨な世界に飛ばされたか不明。(一部では三沢を殺したり加護を受けていない人間が屍人や闇人を無差別に殺し続けたのが原因とも)
母胎の地上奪還が成功した平行世界。
この世界では人類こそが伝説の怪物であり、排除されるべき異端の存在である。
太陽が黒い。皆既日食?
太陽を隠してるのは「奇石」だという考えも。
この世界が、過去か未来か現代かは未だに、不明である。
ただ、人間を伝説の怪物とするところから、今回の怪異から時間の離れた世界と考えられる。
その様子や絵日記から、闇人にとって平和な世界だった?
闇人が非力(銃撃一発で倒れる)なのは、平和ボケしてるから?
非戦闘員の闇人だからとも考えられる。
別に非力なのではなく、デモ上の演出で、あの後すぐに全員復活するのかもしれない。
闇人の絵日記の解読:
「そらから こわいかいぶつが おちてきた かいぶつは ぜつめつしたはずの にんげんの いきのこり」
海辺ののぼりや看板の解読:
「ラーメン」「うきわ」他
*ED考察まとめ>
**一樹と郁子:現実世界(一樹たちが元々いた世界=怪異はまだ存在する世界)
■因果の打開されていないループ空間
__~~~~~~~____&&
↑異界の夜見島 ↑今ココ
色々頑張って戻ってきたが因果律を受け継ぐ郁子が居ることにより
同じ時間軸のまま、多分ループして一樹シボンヌ
■異界の夜見島の先
__~~~~~~~____&&
↑異界の夜見島 ↑今ココ
いろいろな時間軸が折り重なった異界の体験を観測してそれらがすべてあったことであり、その可能性が収束した先が現実世界だったのではないか?
ループはしていない。
一応母胎を撃退したが鳩の存在は残っている。
ちなみに、その後の二人の消息は不明。
**永井:母胎の地上奪還が成功した世界
_______ ←今までの世界
↓ ←本来交わらない時空
______λ..._←闇人世界(今ココ)戻れるの?ガンバレ。
蜘蛛の糸を登り切れず地上に堕ち(脱出失敗)、生き残るために地上で異形と戦い続ける「決意」をした結果、異形のモノのみの世界へ墜とされる事に。(公式見解)
その世界は、母胎が地上奪還に成功し、人間が絶滅した平行世界だった。
永井にSDKのような神の能力はない。
発狂するか、闇人に殺されるか、どうあがいても絶望な世界。
<この世界に流された理由>
・三沢を殺したり普通の人間が必要以上に屍人や闇人を殺し過ぎたのが原因とも・・・
**阿倍とツカサ:因果律の打開によって、怪異が存在しない平行世界(=平和な世界)。
今まで居た時間軸 ⇒_____~~~~☆←因果の打開
↓
因果が元々ない世界⇒_________&犬 ←阿倍ちゃんとツカサ
阿部の夜見島でやった行動の中に、阿部がこの世界に来る要因となった行動があったはず。
しかも、それはツカサも関係していると考えられる。
三上の意思が関係しているのだろうか?
しかし、他の人物は全員生きているとはいえ、阿部とは全く関係ない生活を送っているはず。
ちなみに、この世界では多河柳子は殺されてない(というより、弥生顔の柳子はいない)ので、阿部は指名手配犯ではない。
なお、「みんないなくなっちまったのか・・・?」という阿部のセリフは人類全てが消えたわけではない。
公式では「直接怪異に関わらず、事態を収束する役目を担った」からではないか?とされている。
<この世界に流された理由>
・(行動原因派)因果律の象徴である鉄塔を壊した(=因果律の崩壊)から。
・(心情原因派)異形のモノたち=ありえねー! で津波到来→怪異のなかった世界
*参考年表
加奈江、漂着 昭和51年
羽生蛇村事件 昭和51年8月3日0:00(前作外伝小説)
夜見島事件 昭和51年8月3日0:00
章子の生年月日 昭和51年8月3日
ブライトウィン失踪 昭和61年8月2日16時頃
羽生蛇村事件 昭和78年8月3日0:00(前作)
春海救出 昭和78年8月6日午前4時44分39秒
羽生丸失踪 昭和78年8月6日午前4時40分頃
本物の岸田百合失踪 昭和78年8月10日
柳子or中島撲殺事件 昭和80年8月1日16時頃
今回の夜見島事件 昭和80年8月3日0:00
前作の事件と年月日が同じ。
何か関係ありそう。
8月2日→ 8 2 → はに → はにゅう
8月3日→ 8 3 → やみ → やみじま
8月10日→ 8 10 → はと → 鳩
意図的?
*映画SIRENとの因果関係
・夜見島に言い伝えられている人魚伝説やわらべ歌の存在
・29年前に発生したケーブル切断事件
・謎の赤い服の少女(岸田百合?映画版では名前は不詳のまま。ゲームで岸田百合、その他大勢を演じていた高橋真唯が演じている)
・主人公の父親の名が「天本真一」。これは本作のアーカイブである日本UMA大百科事典の著者と同じ名前。ちなみに映画では、真一はアトランティスの編集員という設定。また、アトランティス誌が映るシーンで「カストリ」誌の他に「三上脩」の名前が表紙に書かれた雑誌がある。少なくとも三上脩はこの世界には居る模様。
くらいか?そもそも登場する島の名前が『夜美島』と名前が微妙に違うので因果関係は無いと考えられる。(何らかのパラレルワールドの可能性もあるが)しかし随所に小ネタ?があり東リコのレコードや、アトランティス、屍人についてもわずかながら触れられている。
*隠しシナリオについて
・三沢07:00
シナリオタイトル「形見」
自衛隊屍人の一藤二孝で屍人の鍋島揉子を闇人が徘徊する団地から救出するステージ。
市子の学校シナリオでアイロン持っていた屍人と、鍋島揉子が同一屍人と思われる。
「なんでこんなとこでアイロン持ってるの?」
という素朴な疑問を解くためだけの、おまけステージか?
・須田恭也33:00
シナリオタイトル「殲滅」
学校ステージで須田恭也が延々と闇人を葬っていくステージ。
スコアアタック。
本編との関係が疑われるがミニゲーム的な位置だろうか?
開始時刻の33:33:33は、
「××村三十三人殺し」「サイレン1のキーワードが3」「4(死)の前」とかけていると思われる。
<疑問点>
羽生蛇異界からどうやって移動した?
→前作のいんふぇるのと同じく、水鏡を使った説が有力
そもそも本編と関係あるのか?ただのおまけか?
須田は闇人の存在を知っていたのか?何故母胎が倒された後なのに闇人がいるのか?
→母胎は元々闇霊の集合体なので、倒されただけで消滅させられておらず、時間がたって復活したのではないか?
→永井EDの平行世界に召喚されたとも考えられる。もしかしたら、永井救出EDというのもあったのかもしれない。
*巫秘抄歌(こうなぎひしょうか)
夜見島遊園において、冥府の門を開くための石碑パズルのヒントなるこの歌。
本当にヒントのためだけの存在なのか?
一、舞え舞え 巫(こうなぎ)
頭(こうべ)の飾りを打ち振るい
焔(ほむら)見遣って踊りゃんせ
二、舞え舞え 巫
耳の飾りを鈴鳴らし
風音(かざね)尋ねて踊りゃんせ
三、舞え舞え 巫
首の飾りを打ち鳴らし
水面覗いて踊りゃんせ
四、舞え舞え 巫
胸の飾りを揺り捨てて
頭(こうべ)を真似て 廻りゃんせ
五、飛べ飛べ 使い鳥
錦(にしき)の腰帯揺り解(ほど)き
土を求めて羽ばたかん
六、揺り揺られ 箱の舟
腕の飾りが拍子打つ
鳥を待ちわび揺られけん
七、舞え舞え 巫
天(あま)の衣(ころも)で舞い踊り
舟を背にして踊りゃんせ
まことにめでたく舞うたらば七つの門が開かれん
**イシュタルの冥府下りとの関係性
大王冠、耳飾り、首飾り、胸」飾り、腰帯、腕輪足輪、残った衣服、というモチーフは
メソポタミア神話におけるイシュタルの冥府下りに見られるものである。
イシュタルの冥府下りとは、女神イシュタルが息子タングーズを冥府から連れ出すにあたって、
門番に扉を壊すことをほのめかし、冥界の神に頭を垂れさせたというエピソードである。
こののち、イシュタルとタングースは床を共にする。
また、イシュタルは愛人となった男に対して残酷だった。
彼らは自らの血によって大地の生産力を回復させる生贄とされたのである。
ここでいう愛人とは、正しい夫となりうる息子以外の存在を指す。
彼らは、土を沃やすために殺害されることを宿命付けられているのである。
最終的に合一の相手(婿?)となったのが三上脩だったことは、
「海で死に、加奈江というそっくりの存在として『戻って』きた」
三上の母親が鳩の顔のモデルだったことと関わりがあるかもしれない。
イシュタルは地上の女神だという指摘もあり。
(闇人も元々は地上の住人だったことを考えれば、『息子を救い出す母親』の構図は成立する?)
**ストーリーとの関係性
ブライトウィン号の事件は、歌の6番
六、揺り揺られ 箱の舟
腕の飾りが拍子打つ
鳥を待ちわび揺られけん
これが達成されたことにより起こったと考えられる。
「腕の飾り」を持つ市子に対して警告が発せられ、「鳥」=水死体が引き上げられた。
となると、他の部分も対応していることが考えられるが……
5番「飛べ飛べ使い鳥」が、百合の台詞「鳩」と繋がることは勿論だが、
4番「頭を真似てまわりゃんせ」も気になるところ。顔真似? 三上弥生の顔のことか。
7番→発端となる事象:脩母や加奈江の事
6番→ブライトウィン消失事件
5番→『使い鳥』鳩達が『土』夜見島に集結(今回の物語のはじまり)
4番→母胎復活
3番→章子の内の加奈江覚醒(過去視で鏡『水面』を見た時に自分=加奈江であることを思い出すことに由来)
2番→脩の声『風音』による導きにより、武器誕生
1番→決戦、母胎の最期、そして『七つの門』平行世界への門が開かれた
逆から読めばそれなりに意味が通じる順番になるようだ。
歌の元ネタのイシュタルの冥界下りは衣から始まって王冠で終わるのに対し、
巫秘抄歌はその順番が全く逆になってるのもこの説に繋がってると思われる。
*闇にまつわる女性達
**鳩
母胎の使い。
母胎が生み出した分裂体であり、母胎の意思によって地上に送られる存在。
アーカイブNo.62「夜見島古事ノ伝」にある「使い女」のこと。
多河柳子のデモで百合「お母さんは鳩を飛ばし続けた」発言から「鳩」と呼ばれる存在である事がわかる。
目的は地上の動向を窺う事と、人間(年齢・性別は問わない)を連れて戻る事。
「人間の必要性」は、人間と母胎とを融合させ、闇霊を生み出すことが目的。
闇霊は人間の殻に入れるため、地上奪還には丁度いい。
ちなみに、闇霊は集合意思のため、母胎と同一の意識を持っている。屍人一派も同じ。
しかし、多くの鳩は母胎の元に戻る事はなかった。(柳子デモ内、百合の発言)
多河柳子のように、人間への愛に目覚めたものが多かったのだろう。(殺されたかどうかは不明)
鳩の母胎への意思は、夜見島との距離によって弱まるようだ。
加奈江・岸田百合・多河柳子・木船郁子・喜代田章子が「鳩」にあたる。
加奈江や百合の鳩としての出生と、柳子、章子らの鳩としての出生は違う。
柳子や章子は、妊婦の胎児に、鳩の因子が寄生して成長した存在である。(公式見解)
加奈江や百合は、母胎から直接分裂した存在である。
鳩は人魚姫の物語に似た宿命を持つ(人魚姫:恋慕した男を殺す。殺せないと自分が死ぬ)
***三上弥生
三上脩の母親。
普通の人間であるが、脩が生まれた年の夏に夜見島に里帰りしていたときに海難事故に巻き込まれて死亡。
その際、死体が母胎のいる世界に流れ着き、もともと無形であった母胎はこの死体を模して自らに形を成した。
そのため地上に送り出された鳩はみな弥生と瓜二つである。
***加奈江
出生の記録はないが、三上母が夜見島の海で死んでから3年後、突然、夜見島に流れ着いた。
光を嫌う、海で死んだ三上母と同じ顔。誰も知らない巫秘抄歌のメロディを知っていた。
過去に脩に門を開かせようとした事を示すデモあり(章子の過去視・三上の発言)
29年前の夜見島近海で朝日を浴びて消滅したように思えたが、この後闇島付近にいた妊婦(喜代田章子の母親)に鳩の因子を植えつける。
後に喜代田章子の人格を侵食し、加奈江として復活する。
***百合
出生は不明。加奈江・三上母と同じ顔。
2年前に本物の正真正銘ただの人間である「岸田百合」を監禁、服と名前を強奪。
2年後、多河柳子の元へ行き、鳩として会話した後、殺害。
その会話内容から、百合が「お母さん(母胎)により近い存在」の鳩である事がわかる。
冥府の門の封印が弱まり、(あるいは三上弥生の体の記憶が時間と共に消え)
母胎がより自分の意志に近い鳩を地上に送り出せるようになったからだと考えられる。
また、百合は母胎の頭から生み出された鳩であるため(一樹05:00デモでは母胎に頭がないが、百合06:00デモでは母胎に頭があることからそう考えられる)、より母胎に近い意思を持っていた可能性もある。
その後は漁師(江戸屍仁)を騙して夜見島に上陸した後、一樹に乗り換え冥府の門を開けさせる。
冥府にて母胎と融合した後、大人の三上脩を取り込んだ。
***郁子・柳子
母親である木船倫子が二人を妊娠中の時、乗っていたフェリーが夜見島近海で遭難。
木船倫子のみ生存し、救助される。
妊娠した女が海に入ると、穢れにされるという夜見島の伝承通り、事故当時、胎児であった二人は「鳩の因子」を寄生させられ、鳩となる。
そのためか、郁子と柳子は幼いころから他人の心がときおり読めたらしい。
柳子は17歳で鳩として目覚め(=弥生顔に変化)、親元を離れていた事を日記に綴る。
その後、尋ねてきた岸田百合と鳩として会話をした後、百合に顔もわからなくなるほど撲殺される。
柳子の本当の顔は元々郁子似の顔だったと考えられる。
***章子
夜見島島民消失事件のちょうどその日に、夜見島近海で妊娠中の母親が、乗っていた遊覧船から転落。
そのショックでその日に緊急出産。(アーカイブNo009の紙面左記事)
事故直後、胎児であった章子は「鳩の因子」である加奈江に寄生され、鳩となる。
そのためか、章子は過去視という能力を得る。
生まれる直前の母親を過去視し、知ってるはずもないのに母親が遊覧船から転落したことを言い当てた。
最終的に加奈江に侵食される。
**模倣体
市子のデモタイトルになっていた名称。
主に矢倉市子を指す。
アーカイブNo.075 超学習別冊「お話玉手箱」に模倣体の事と思われる記述あり。
堕慧児が生前の市子を模して生み出した擬似生命体であるらしい。
つまり、ゲーム中の矢倉市子とは正真正銘人間である市子自身ではなく、その記憶と体をコピーした全くの別人、もしくはクローンのような存在と考えられる。
「模倣体」の名称は母胎の鳩を堕慧児が真似して作り出したことから。
「母胎の鳩の模倣」と「生前の市子の姿の模倣」両方の意味を兼ねている。(公式見解)
模倣体市子は堕慧児そのものの意識を持っていると思われる。
目的は、堕慧児の変わりに母胎と接触する事。
市子が鉄塔を登った事によって、堕慧児が異界の夜見島に現れることができたとも考えられる。
模倣体市子の末路は、役目を終え堕慧児に吸収されたとの事。
*キーポイント考察まとめ
**終了条件1・2
今作の終了条件1・2は「平行世界」
数ある可能性の中から、終了条件毎に未来があると考えられる。
全て終了条件1の世界もあれば、一つだけ終了条件2の世界もある。
そして全て終了条件2を通った世界が、母胎・堕慧児の撃破となったと思われる。
ちなみに前作の条件1・2は「永久ループ」の世界。
条件2のルートを通らないと未来(春海生存など)が作られずに、最初のシナリオに戻されるという構造。
**ブライトウィン号消失事件
昭和61年8月3日に突如として消失。
乗客は矢倉市子・木船倫子・中島一郎を含む亀石野中学校生や一般客。
生存者は木船倫子のみ。
この事故が倫子の娘達である柳子・郁子の人生を狂わせた。
なお、ブライトウィン号はこの事件の前に女性の水死体を引き上げている。
この消失事件の詳しい事は公式サイトの「ブライトウィンの怪」で語られるであろう。
**サイレン&赤い津波(海底ケーブル切断)
今作のサイレンや赤い津波は堕慧児と母胎によるもの。(公式見解)
サイレンの音は母胎や堕慧児が世界に干渉した際の鳴き声である。
赤い津波も同様に母胎が発生させたもの、
この津波は幻であり、これに飲み込まれると母胎の作り出した異界の夜見島に飛ばされる。
(前作の土砂崩れは本当に起こっていた)
堕慧児は母胎のように津波を引き起こすほどの力は持たないが、
大波を引き起したり、海底ケーブルを断絶したりくらいのことは出来る。
母胎や堕慧児が力を使用すると、一時的に水が赤くなる(-7:00 怪異)
赤い水は今作では特別な効果はなく、母胎の力が使われていることの象徴である。
(前作では傷を治し、幻視を得、摂取しすぎると屍人になった)
しかし、サイレンそして赤い海にはSIRENシリーズを通し、更に未知なる名状し難い存在がいるという。
(公式見解:続編への布石か?)
**夜見島
サイレンが鳴る前は、それぞれの人物がいる夜見島はそれぞれの時間列にある本物の夜見島である。
現代:一樹・岸田・木船・喜代田・阿部・永井・三沢
19年前:市子・藤田・ブライトウィン号
29年前:加奈江・三上(子供)・三上隆平・太田父娘・夜見島島民
サイレンが鳴った後は全員、「29年前の夜見島のコピーである夜見島」に飛ばされる。
よって、時間列の違う人々が会うことができた。
これにより、現実ではただ「人間(乗り物)だけが消失」したように見える。
ただし、三上(大人)とツカサは島に着いたときから29年前にタイムスリップしていたように思える。
(サイレンが鳴る&赤い津波の前から、29年前の人々に会った)
三上(子供)と加奈江は、島から脱出し、加奈江は朝日によって溶け、三上(子供)はどこかで保護され生還したと考えられる。
**異界の夜見島
0:00のサイレンと赤い津波の後、登場人物達が飛ばされた世界。
母胎が29年前の夜見島をコピーした世界であり、写し世の夜見島である。
藤田採掘所で壊れていた足場や永井遊園地の壊れた橋が元通りだった事から29年前と判断する事が出来る。
夜見島港の灯台へ続く石橋(阿部12:00条件2のゴール地点)が崩れていた事から、加奈江が落下した直後の夜見島をコピーしたと思われる。
**幻視
異界の夜見島に飛ばされた後、登場人物達が使用できるようになる能力。
相手の視界をジャックすることができる。
この能力は母胎の力の影響である。
異界の夜見島にはそれだけ母胎の力が影響しているという事だろう。
***過去視
喜代田章子が幻視の他に使える能力。
章子は異界の夜見島に来る前、子供の頃からこの能力を使えた。
これは鳩に与えられた特殊な能力である。
過去視は過去に起こった記憶を「その場にいた人物の視点」で見る事が出来る。
対象となるものは人間だけでなく場所でもよいみたいだが、あくまで見え方は「人物の視点」からである。
過去を見るだけなので、過去を変える事はできない。
最後の過去視をしたとき、三上家の鏡を割ったのは章子の意思ではないと思われる。
章子0:00で「何か別の力」と言ったのは幻視と過去視は別物であるということ
つまり、章子は夜見島に来るまでは、「他人の現在の視点」を見ることができなかったと思われる。
***感応視
木船郁子が幻視の他に使える能力。鳩としての証である
郁子は異界の夜見島に来る前、子供の頃からこの能力を使えた。
夜見島に来る前はときおり他人の心が読めただけ。
島へ上陸してから制御・操作ができるようになった?
(木船11時デモの台詞「私、人の心が読めるの。それが今はもっと強くなって…」)
ゲーム内の効果は対象の動きを完全に制御・操作する事が出来る。
しかし、連続での使用は郁子の体力が続かない。
**闇人文字
文字通り闇人の文字。
ローマ字のような組み合わせで、実際に解読する事ができる。
「SIREN2 Material」のNo.22の闇人文字解読(ソースはSIRENの部屋、以下同じ)
→いにしえのもの しをこゆるもの
プロモDVD(0:20)
→にげおくれた ものたちは ふかいみなそこに もぐった
プロモDVD(1:50)
→こんとんにうごめく ものたちは ひかりの こうずいにおわれ ちのうらがわへ のがれた
「いにしえのもの=しをこゆるもの=こんとんにうごめくものたち」のうち、水底に潜った者達が堕慧児、地の裏側すなわち冥府へ逃れた者達が母胎と考える事が出来る。
ちなみに公式闇人Tシャツの闇人文字を解読すると、「巫秘抄歌」の7番までの歌詞になる。
文字は白と赤と青に分けられている。
ただのデザインかもしれないが、一応赤と青の文字だけ抜き出してみた。
「」が赤文字、『』が青文字
1、「巫」「頭の飾り」『焔』
2、「巫」「耳の飾り」『風音』
3、「巫」「首の飾り」『水面』
4、「巫」「胸の飾り」『頭を真似て』
5、「使い鳥」『土』
6、「箱の船」『鳥を待ちわび』
7、「巫」『船を背にして』
**滅爻樹
夜見島に伝わる聖なる木。
すでに木は存在しないが、子供が生まれると太田家当主が四鳴山に枝を拾いに行く。
枝は穢れ=異形のもの(屍人・闇人)を滅することが出来る(書かれている銘は人間の後付設定。誰の滅爻樹を誰に使おうが、効果を得られる)
闇人を滅した枝は小さな木に成長する→刺されたもののエネルギーを吸って大きくなる?
冥府では赤い海から巨大な滅爻樹が生えている→もともとは異界の植物
物語後半、滅爻樹は四鳴山の鉄塔を取り込むように地上に突き出している。
三上脩は夜見島で生まれたため、枝があった。
太田家父娘は言わずもがな。
藤田も夜見島出身なので、藤田銘の枝があった。
「三上脩銘の枝」は、自宅近くの杜に保管されていたが、郁子鉄塔開始デモで草陰から「藤田銘の枝」を投げ入れた人影の正体や、一樹鉄塔で道端に「太田父娘の枝」が置いてあったのは何故かなど、謎が多い。
**謎の光
郁子遊園や市子学校の終了デモで、空から謎の光が降り注ぎ、闇霊を蒸発させ、郁子・一樹や市子のピンチを助けるシーンがある。
これは、現実の夜見島が昼間で、その光が上空に映って照り返したもの。
**鉄塔爆破
阿部ちゃんのせい。(全ステージタイムアタック更新後に出現する阿部22:00デモ参照)
捨てた煙草がトイレの地下に充満していたメタンガスに引火。
地下を連鎖爆発していき鉄塔崩壊。
はっきり言ってギャグだが、これによって母胎の企みのほとんどがダメになったと考えてよい。
いわば、阿部は(捉え方によっちゃ)現世を救った立役者とも言える。
**因果律の崩壊
簡単に言うと「原因と結果の関係が崩れる事」。
阿部ED後はこれによって阿部が飛ばされた平行世界である。
デモタイトル「失われた世界」
一、ブライトウィン号事件で死んだはずの中島一郎が昭和80年まで生きてる。
二、8月1日の國報新聞の夕刊の一面が多河柳子撲殺事件が中島一郎撲殺事件にまんま入れ替わってる。
三、阿部EDの後、アーカイブNo.69『阿部倉司と多河柳子の写真』から多河柳子が消えている。
一、二からブライトウィン号消失事件はなかったことになっていると考えられる。
故に木船倫子の母胎に宿った胎児(郁子・柳子)に鳩の因子は宿らず、
当然、多河柳子が鳩として覚醒し、親元離れ、阿部と会ったという事実はなくなっている。
恐らく、母胎や堕慧児などとの因果も何も無い世界だから、鳩も存在しない。
事件の関係者がどういう人生を送ってるかは不明だが、今回の怪異とは全く関係ない人生を送っているだろう。
当然、多河柳子との交流もないのだから、阿部も指名手配犯ではない。
夜見島の島民も消失していない筈なので、このEDの後阿部が夜見島の島民と遭遇する可能性も無きにしも非ず。
**闇人の世界
永井EDで永井が飛ばされた世界。デモタイトル「奪われた世界」
何故永井だけこのような悲惨な世界に飛ばされたか不明。(一部では三沢を殺したり加護を受けていない人間が屍人や闇人を無差別に殺し続けたのが原因とも)
母胎の地上奪還が成功した平行世界。
この世界では人類こそが伝説の怪物であり、排除されるべき異端の存在である。
太陽が黒い。皆既日食?
太陽を隠してるのは「奇石」だという考えも。
この世界が、過去か未来か現代かは未だに、不明である。
ただ、人間を伝説の怪物とするところから、今回の怪異から時間の離れた世界と考えられる。
その様子や絵日記から、闇人にとって平和な世界だった?
闇人が非力(銃撃一発で倒れる)なのは、平和ボケしてるから?
非戦闘員の闇人だからとも考えられる。
別に非力なのではなく、デモ上の演出で、あの後すぐに全員復活するのかもしれない。
闇人の絵日記の解読:
「そらから こわいかいぶつが おちてきた かいぶつは ぜつめつしたはずの にんげんの いきのこり」
海辺ののぼりや看板の解読:
「ラーメン」「うきわ」他
*ED考察まとめ>
**一樹と郁子:現実世界(一樹たちが元々いた世界=怪異はまだ存在する世界)
■因果の打開されていないループ空間
__~~~~~~~____&&
↑異界の夜見島 ↑今ココ
色々頑張って戻ってきたが因果律を受け継ぐ郁子が居ることにより
同じ時間軸のまま、多分ループして一樹シボンヌ
■異界の夜見島の先
__~~~~~~~____&&
↑異界の夜見島 ↑今ココ
いろいろな時間軸が折り重なった異界の体験を観測してそれらがすべてあったことであり、その可能性が収束した先が現実世界だったのではないか?
ループはしていない。
一応母胎を撃退したが鳩の存在は残っている。
ちなみに、その後の二人の消息は不明。
**永井:母胎の地上奪還が成功した世界
_______ ←今までの世界
↓ ←本来交わらない時空
______λ..._←闇人世界(今ココ)戻れるの?ガンバレ。
蜘蛛の糸を登り切れず地上に堕ち(脱出失敗)、生き残るために地上で異形と戦い続ける「決意」をした結果、異形のモノのみの世界へ墜とされる事に。(公式見解)
その世界は、母胎が地上奪還に成功し、人間が絶滅した平行世界だった。
永井にSDKのような神の能力はない。
発狂するか、闇人に殺されるか、どうあがいても絶望な世界。
<この世界に流された理由>
・三沢を殺したり普通の人間が必要以上に屍人や闇人を殺し過ぎたのが原因とも・・・
**阿倍とツカサ:因果律の打開によって、怪異が存在しない平行世界(=平和な世界)。
今まで居た時間軸 ⇒_____~~~~☆←因果の打開
↓
因果が元々ない世界⇒_________&犬 ←阿倍ちゃんとツカサ
阿部の夜見島でやった行動の中に、阿部がこの世界に来る要因となった行動があったはず。
しかも、それはツカサも関係していると考えられる。
三上の意思が関係しているのだろうか?
しかし、他の人物は全員生きているとはいえ、阿部とは全く関係ない生活を送っているはず。
ちなみに、この世界では多河柳子は殺されてない(というより、弥生顔の柳子はいない)ので、阿部は指名手配犯ではない。
なお、「みんないなくなっちまったのか・・・?」という阿部のセリフは人類全てが消えたわけではない。
公式では「直接怪異に関わらず、事態を収束する役目を担った」からではないか?とされている。
<この世界に流された理由>
・(行動原因派)因果律の象徴である鉄塔を壊した(=因果律の崩壊)から。
・(心情原因派)異形のモノたち=ありえねー! で津波到来→怪異のなかった世界
*参考年表
加奈江、漂着 昭和51年
羽生蛇村事件 昭和51年8月3日0:00(前作外伝小説)
夜見島事件 昭和51年8月3日0:00
章子の生年月日 昭和51年8月3日
ブライトウィン失踪 昭和61年8月2日16時頃
羽生蛇村事件 昭和78年8月3日0:00(前作)
春海救出 昭和78年8月6日午前4時44分39秒
羽生丸失踪 昭和78年8月6日午前4時40分頃
本物の岸田百合失踪 昭和78年8月10日
柳子or中島撲殺事件 昭和80年8月1日16時頃
今回の夜見島事件 昭和80年8月3日0:00
前作の事件と年月日が同じ。
何か関係ありそう。
8月2日→ 8 2 → はに → はにゅう
8月3日→ 8 3 → やみ → やみじま
8月10日→ 8 10 → はと → 鳩
意図的?
*映画SIRENとの因果関係
・夜見島に言い伝えられている人魚伝説やわらべ歌の存在
・29年前に発生したケーブル切断事件
・鉄塔の存在。終盤において鉄塔に登場人物が登り、様々なやり取りがある。
・屍人が登場し、登場人物の中には屍人化したと思わしき描写がある。
・謎の赤い服の少女(岸田百合?映画版では名前は不詳のまま。ゲームで岸田百合、その他大勢を演じていた高橋真唯が演じている)
・主人公の父親の名が「天本真一」。これは本作のアーカイブである日本UMA大百科事典の著者と同じ名前。ちなみに映画では、真一はアトランティスの編集員という設定。また、アトランティス誌が映るシーンで「カストリ」誌の他に「三上脩」の名前が表紙に書かれた雑誌がある。少なくとも三上脩はこの世界には居る模様。
くらいか?そもそも登場する島の名前が『夜美島』と名前が微妙に違うので因果関係は無いと考えられる。(何らかのパラレルワールドの可能性もあるが)しかし随所に小ネタ?があり東リコのレコードや、アトランティス、屍人についてもわずかながら触れられている。
*隠しシナリオについて
・三沢07:00
シナリオタイトル「形見」
自衛隊屍人の一藤二孝で屍人の鍋島揉子を闇人が徘徊する団地から救出するステージ。
市子の学校シナリオでアイロン持っていた屍人と、鍋島揉子が同一屍人と思われる。
「なんでこんなとこでアイロン持ってるの?」
という素朴な疑問を解くためだけの、おまけステージか?
・須田恭也33:00
シナリオタイトル「殲滅」
学校ステージで須田恭也が延々と闇人を葬っていくステージ。
スコアアタック。
本編との関係が疑われるがミニゲーム的な位置だろうか?
開始時刻の33:33:33は、
「××村三十三人殺し」「サイレン1のキーワードが3」「4(死)の前」とかけていると思われる。
<疑問点>
羽生蛇異界からどうやって移動した?
→前作のいんふぇるのと同じく、水鏡を使った説が有力
そもそも本編と関係あるのか?ただのおまけか?
須田は闇人の存在を知っていたのか?何故母胎が倒された後なのに闇人がいるのか?
→母胎は元々闇霊の集合体なので、倒されただけで消滅させられておらず、時間がたって復活したのではないか?
→永井EDの平行世界に召喚されたとも考えられる。もしかしたら、永井救出EDというのもあったのかもしれない。
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