付与魔術 - WKS_Roman

身体性能やある事柄を強化したり、ある性質を付与する魔術。
付与魔術は魔術の制御枠と魔力を著しく消費するデメリットを持ち、昔も専攻する術者は数少なかった。
デメリットである魔術の制御枠の著しい消費という特性が制御理論の研究を進め、
機械技術の発展による機械による魔術制御補助装置（つまり魔術具など）の完成には付与魔術が多大な貢献を果たしたとされている。
だが、魔術具の発展にはさほど既存理論でこと足りた上、必要とされたのは機械精度と錬金技術だった為、
さらに廃れてしまい国立大学以外では学科として存在しない希少ジャンルとなってしまった。

魔術の発動上の性質としては高精度の制御と構築を必要とするが低出力を長く必要とする。
その性質を生かして魔力を含有する素材で制御と構築を記録し、使用者の魔力を消費して付与魔術を発動させる護符を作ることもできる。
魔力の出力が出来ない者の使用は不可能で、また魔術具とは競合する為に現代において使い勝手は余りいいものではない。
余談ではあるが護符作成の手法を応用した科学と錬金術の産物は数多い。だが、その事実は意外と知られていない。

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以下、作中･外伝に出現した付与魔術（劇中に明記されてないものも含む）
“加速”、“不活性”、“増幅”、“拡大”、“強化”

逆に減衰などの弱体化方面にやりくりする術もある。