魔術具シェアNo1のメーカー『マジカル・マグマグ・イッポンマツカンパニー』
社長令嬢の彼女の名前はティオ・ドロー・イッポンマツ。
製造拠点をこの星に移動すると同時に
それまでコロニーで通信教育を受けていた彼女も
この4月から初めて学校というものに通い始めた。
拠点をこの星に移動した理由はこの星が魔術にかかわる者が多かったというのがある。
学校もまた魔術系の教育に力を入れており、大半の学校は魔術師養成教育機関みたいなものだ。
彼女もまた家業のこともあり、進学したのは当然魔術に関する学科だとおもいきや
社長令嬢の彼女の名前はティオ・ドロー・イッポンマツ。
製造拠点をこの星に移動すると同時に
それまでコロニーで通信教育を受けていた彼女も
この4月から初めて学校というものに通い始めた。
拠点をこの星に移動した理由はこの星が魔術にかかわる者が多かったというのがある。
学校もまた魔術系の教育に力を入れており、大半の学校は魔術師養成教育機関みたいなものだ。
彼女もまた家業のこともあり、進学したのは当然魔術に関する学科だとおもいきや
機械工学科だったりする・・・
元々機械いじりが好きだというのもあるが
一番の理由は彼女自身が魔術を全くもって扱えないためだ。
水を瞬時に凍らせるだとか本を読めばできそうなことでも
なぜかできない・・・
一番の理由は彼女自身が魔術を全くもって扱えないためだ。
水を瞬時に凍らせるだとか本を読めばできそうなことでも
なぜかできない・・・
進学してからわかったが、この学科・・・女子がいない。
当たり前といえば当たり前なのだが、地区唯一の機械工学科なのだから
十数人とはいわないが数人くらいいていいものだろう・・・
最初名簿をみて彼女一人という事実に愕然としたが、
今ではちょっとしたお姫様扱いであまり苦労もない。
当たり前といえば当たり前なのだが、地区唯一の機械工学科なのだから
十数人とはいわないが数人くらいいていいものだろう・・・
最初名簿をみて彼女一人という事実に愕然としたが、
今ではちょっとしたお姫様扱いであまり苦労もない。
3時間目終了のチャイムが鳴り、ちょっとした生徒の大移動が始まった。
機械工学科の次の授業は基礎魔術概要だ。
魔術に関係ない学科とはいえ、学校の教育方針上
どの学科も一般教養として基礎は学習することになっている。
今日は教師が学会出席だとかで、他学科と合同授業を行うことになっている。
使用教室は大教室B。本館にある一番大きな教室の1つで
機械工学科の校舎から他学科校舎3棟分向こうにある。
機械工学科の次の授業は基礎魔術概要だ。
魔術に関係ない学科とはいえ、学校の教育方針上
どの学科も一般教養として基礎は学習することになっている。
今日は教師が学会出席だとかで、他学科と合同授業を行うことになっている。
使用教室は大教室B。本館にある一番大きな教室の1つで
機械工学科の校舎から他学科校舎3棟分向こうにある。
走り出す生徒たちを横目に給水機でガブガブと
つま先立ちをしながら一心不乱にティオは水を飲んでいた。
「イッポンマツいい加減かわれよ・・・」
「きゃぁ!」
小さな悲鳴とともに給水機の水が勢いよく跳ねた。
振り返ると壁が立っている。
ティオのクラスメートのベルガーだ。
「いきなり人の後ろで大声を出すなバカヤロウ!!」
「大声って言うほどデカイ声だしてねーよ・・・つーかお前水飲みすぎ。」
再び小さな悲鳴があがる。
ベルガーにひょいと持ち上げられ、横に移動させられたのだ。
「ひっ・・・人を荷物のようにあつかうなっ!!」
「はいはい。すみませんねぇ・・・」
ベルガーは一口水を飲むと再びティオを持ち上げてもとの位置に戻した。
「お前・・・」
「あー・・・すみませんねぇ。っと・・・遅れる遅れる。」
教科書一式を持ち直すとベルガーは逃げるように走っていった。
顔を真っ赤にしてむくれつつ、ティオはつま先立ちをして再び水をガブガブと飲みはじめた。
つま先立ちをしながら一心不乱にティオは水を飲んでいた。
「イッポンマツいい加減かわれよ・・・」
「きゃぁ!」
小さな悲鳴とともに給水機の水が勢いよく跳ねた。
振り返ると壁が立っている。
ティオのクラスメートのベルガーだ。
「いきなり人の後ろで大声を出すなバカヤロウ!!」
「大声って言うほどデカイ声だしてねーよ・・・つーかお前水飲みすぎ。」
再び小さな悲鳴があがる。
ベルガーにひょいと持ち上げられ、横に移動させられたのだ。
「ひっ・・・人を荷物のようにあつかうなっ!!」
「はいはい。すみませんねぇ・・・」
ベルガーは一口水を飲むと再びティオを持ち上げてもとの位置に戻した。
「お前・・・」
「あー・・・すみませんねぇ。っと・・・遅れる遅れる。」
教科書一式を持ち直すとベルガーは逃げるように走っていった。
顔を真っ赤にしてむくれつつ、ティオはつま先立ちをして再び水をガブガブと飲みはじめた。
本館までの一直線を自転車、徒歩で移動する生徒の中を
ただ一人断トツの速さでキックスクーターで移動するティオ。
通学用にと彼女が改造したキックスクーターは
小型モーターを搭載していてスクーター並みの速度がでるらしい。
校舎2棟を過ぎたところで、ひときわ背の高い男子生徒が走っているのが見える。
さきほどのベルガーだ。
速度を落としてベルガーに近づく。
「ご苦労だな!」
「ずりぃな・・・お前・・・」
「仕方あるまい。私は病弱でね。」
病弱というのはウソだが、運動をすればのどの渇きが尋常じゃないという体質で
本来原動機付の乗り物は通学に許可が下りないが
ティオのキックスクーターは許可されている。
「一番後ろ・・・の席とっと・・・いてくれ・・・」
「仕方ないな。ブタさんパン1つで手をうってやろう。」
「しょ・・・承知・・・」
再びキックスクーター速度を上げる。
すると後ろからベルガーのあわてた声が聞こえる。
「イッポンマツっ・・・ぱ・・・パンツみえるぞ!!」
移動中の男子生徒の視線が瞬時にティオに集中する。
「パンツなどはいていないから大丈夫だ。」
驚きの声を背にティオはスカートをひらりひらりとさせ
本館に向かう人ごみの中に消えた。
ただ一人断トツの速さでキックスクーターで移動するティオ。
通学用にと彼女が改造したキックスクーターは
小型モーターを搭載していてスクーター並みの速度がでるらしい。
校舎2棟を過ぎたところで、ひときわ背の高い男子生徒が走っているのが見える。
さきほどのベルガーだ。
速度を落としてベルガーに近づく。
「ご苦労だな!」
「ずりぃな・・・お前・・・」
「仕方あるまい。私は病弱でね。」
病弱というのはウソだが、運動をすればのどの渇きが尋常じゃないという体質で
本来原動機付の乗り物は通学に許可が下りないが
ティオのキックスクーターは許可されている。
「一番後ろ・・・の席とっと・・・いてくれ・・・」
「仕方ないな。ブタさんパン1つで手をうってやろう。」
「しょ・・・承知・・・」
再びキックスクーター速度を上げる。
すると後ろからベルガーのあわてた声が聞こえる。
「イッポンマツっ・・・ぱ・・・パンツみえるぞ!!」
移動中の男子生徒の視線が瞬時にティオに集中する。
「パンツなどはいていないから大丈夫だ。」
驚きの声を背にティオはスカートをひらりひらりとさせ
本館に向かう人ごみの中に消えた。
ティオとベルガーは教室の一番後ろの席で授業を受けていた。
魔術具をモニターに映し出し、見慣れぬ教師が解説している。
ベルガーが肘でティオを小突きコソコソと話しかける。
「さっきのどういう意味だよ・・・」
「ん?」
「ほら・・・さっきのパンツはいてないとかいうの。」
「言葉どおりだが・・・ホレ・・・」
「わぁああああ!」
ベルガーの大声とともにアルミ製のペンケースが派手な音をたてて落ちた。
「そこ、何をしてるの!」
教師の鋭い声と生徒たちの注目をあびる。
「す・・・すみません・・・えー・・・えーと・・・虫が・・・」
「もう・・・虫くらいで・・・」
クスクスと生徒たちの笑い声が教室に響く。
「はいはい静かにー 次の解説いくわよー」
教師はモニターの画像を切り替え、再び解説を始めた。
お前のせいで・・・とベルガーはティオをにらみながら
愚痴をこぼしつつ散乱した筆記用具を拾い集めた。
魔術具をモニターに映し出し、見慣れぬ教師が解説している。
ベルガーが肘でティオを小突きコソコソと話しかける。
「さっきのどういう意味だよ・・・」
「ん?」
「ほら・・・さっきのパンツはいてないとかいうの。」
「言葉どおりだが・・・ホレ・・・」
「わぁああああ!」
ベルガーの大声とともにアルミ製のペンケースが派手な音をたてて落ちた。
「そこ、何をしてるの!」
教師の鋭い声と生徒たちの注目をあびる。
「す・・・すみません・・・えー・・・えーと・・・虫が・・・」
「もう・・・虫くらいで・・・」
クスクスと生徒たちの笑い声が教室に響く。
「はいはい静かにー 次の解説いくわよー」
教師はモニターの画像を切り替え、再び解説を始めた。
お前のせいで・・・とベルガーはティオをにらみながら
愚痴をこぼしつつ散乱した筆記用具を拾い集めた。
「今日の授業・・・ウチの業務用カタログみたいだな・・・」
そういってティオは顎を机の上にのせ、足をつまらなそうにブラブラと動かしている。
「確かになぁ・・・」
ベルガーはティオの態度にニヤニヤしながら
プリントの空欄をうめたり教科書にラインをひいたり一応まじめに授業を受けている。
「あー・・・トイレ行きたい・・・」
「行ってこればいいだろ。」
「だってあと10分だし・・・」
「また漏らすぞ・・・パンツはいてないのに余計早く行ったほうがいいんじゃねーの?」
「毎度漏らすみたいないい方するな。あとパンツははいてないが何もはいてないわけじゃない。」
ベルガーは妙な安堵感を感じたがすぐさまじゃあ何をはいているのかと気になりだした。
しばらく考えていると隣のティオの落ち着きがない。
足をせわしなく動かしている。
「あー・・・トイレトイレ・・・」
「行ってこいよ・・・」
「あと7分ー・・・」
刻々と余裕がなくなってくるのがみてとれる。
モジモジと困った顔をしはじめた。
「だめだー・・・漏れちゃう・・・」
ティオは静かに席を立ち
少し内股気味の不自然な歩き方で教室を後にした。
そういってティオは顎を机の上にのせ、足をつまらなそうにブラブラと動かしている。
「確かになぁ・・・」
ベルガーはティオの態度にニヤニヤしながら
プリントの空欄をうめたり教科書にラインをひいたり一応まじめに授業を受けている。
「あー・・・トイレ行きたい・・・」
「行ってこればいいだろ。」
「だってあと10分だし・・・」
「また漏らすぞ・・・パンツはいてないのに余計早く行ったほうがいいんじゃねーの?」
「毎度漏らすみたいないい方するな。あとパンツははいてないが何もはいてないわけじゃない。」
ベルガーは妙な安堵感を感じたがすぐさまじゃあ何をはいているのかと気になりだした。
しばらく考えていると隣のティオの落ち着きがない。
足をせわしなく動かしている。
「あー・・・トイレトイレ・・・」
「行ってこいよ・・・」
「あと7分ー・・・」
刻々と余裕がなくなってくるのがみてとれる。
モジモジと困った顔をしはじめた。
「だめだー・・・漏れちゃう・・・」
ティオは静かに席を立ち
少し内股気味の不自然な歩き方で教室を後にした。
「うー・・・トイレ・・・トイレ・・・」
ティオは大教室の隣にあった施設案内図でトイレを探していた。
めったに本館など来ないので場所がわからない。
階段の横にWCの文字を見つけ、そちらに向かう。
今のティオには階段は難関だ・・・
そろりそろりと降りてゆく。
最後の一段をおり、トイレの入り口を視認するやいなや
安堵感で気が緩んでしまった・・・
じわりと下着が一気に湿る。
「ヤバ・・・」
一気にトイレに駆け込む。
扉に鍵をかけて下着を下ろそうとするが・・・
汗のせいで張り付いてなかなか下ろせない。
「うぅ・・・」
太ももを生暖かいものが伝う。
やっと下着を下ろして座り込んだものの
時すでに遅し・・・
下着は・・・再び履くには難しい状態になっていた。
と・・・そのとき授業終了のチャイムが響く。
しばらくしてゾロゾロと大教室からでてくる生徒たちの声が遠くで聞こえる。
「どうしよう・・・」
すると数人の足音がトイレに近づいてきた。
「今日の昼飯どうするー?」
それは男子生徒の声だ・・・
(しまった・・・いつもの癖でっ!)
そう・・・ここは女子トイレと階段を挟んで反対側にある
男子トイレだった・・・
ティオは大教室の隣にあった施設案内図でトイレを探していた。
めったに本館など来ないので場所がわからない。
階段の横にWCの文字を見つけ、そちらに向かう。
今のティオには階段は難関だ・・・
そろりそろりと降りてゆく。
最後の一段をおり、トイレの入り口を視認するやいなや
安堵感で気が緩んでしまった・・・
じわりと下着が一気に湿る。
「ヤバ・・・」
一気にトイレに駆け込む。
扉に鍵をかけて下着を下ろそうとするが・・・
汗のせいで張り付いてなかなか下ろせない。
「うぅ・・・」
太ももを生暖かいものが伝う。
やっと下着を下ろして座り込んだものの
時すでに遅し・・・
下着は・・・再び履くには難しい状態になっていた。
と・・・そのとき授業終了のチャイムが響く。
しばらくしてゾロゾロと大教室からでてくる生徒たちの声が遠くで聞こえる。
「どうしよう・・・」
すると数人の足音がトイレに近づいてきた。
「今日の昼飯どうするー?」
それは男子生徒の声だ・・・
(しまった・・・いつもの癖でっ!)
そう・・・ここは女子トイレと階段を挟んで反対側にある
男子トイレだった・・・
なんか思いのほか長くなってしまった・・・
まぁ次ボスがんばってー♪
ベルガー君に特に設定はないょ
使うならテキトーに使ってやってください。
まぁ次ボスがんばってー♪
ベルガー君に特に設定はないょ
使うならテキトーに使ってやってください。