- Global Positioning System
現代において使用されているものと同様のものが衛星使用地域においては端末などを経由して活用されているが、それ以上の精度を求めたものとしてMMI主導で規格化がすすめられている。そのプロトタイプがレーベレヒトのチョーカーには組み込まれており、本人の魔力と同期しようとする魔術具の特性を生かして設計されている。本人確認、生死の確認(死亡すると内気が外気へと転じるため)もできるため、ほぼ確実な個人認証が強み。現在は魔術が使えない人が対象でも使用可能になるように改良中。魔力を使用するために仮称としてMGPS(Magus Global Positioning System)の名前で呼ばれる。
物語上は新型GPSを一括りにしているが、厳密にはいくつかのバージョンが作中に存在している。まずはレーベが身につけているチョーカータイプの魔術具。これはソフトウェアではなく、ハード自体に機能が内蔵された試作品。それ以外の学園の人間がつけている魔術具はソフトウェアのアップデートにより機能を追加したものである(ただし、アップデートを実行している場合のみ)。これら魔術具タイプのものは、使用者の魔力に反応してデータを発信する。(『011:レーベレヒト』参照) これとは別の送信方法なのは、レミー2に内蔵されたGPS。レミー2は魔力を持たないただの道具なので、装着したコンデンサーを使って電気的に信号を発信する、いわゆる一般的なGPS(通信規格だけ新型と一致)となっている。物語上はこれら3種が混在して存在しているが、特にストーリー上重要ではなかったので解説を割愛している。
そしてこれらGPSは大型受信中継機を使ってID情報を送信する通信方法(『017:カトリア』参照)と、近くに居るものを直接GPS同士で通信する方式(『011:レーベレヒト』参照)の、2種類の使い方がこれまで存在している。このモード切り替えが自動か、任意の切り替え方式か、または複合型かは現在試作のため送信機によって違います。その他の通信方式があるのかは、必要なら追加して下さい。