- REMII-X2 (アイツー電磁投射ライフル試作2型)
通称『レミー2』。
REMIIという名称は英語名(Rifle of Electro Magnetic Ipponmatsu Industry)の頭文字。型番のXは試作タイプの意味で、X2は『試作2型』の意味。
軍用のレールガンとしてはじめて一人で携帯できるサイズに軽量化されたモデル。まだ試作段階ではあるが、銃身が破壊されてしまう問題のあったX1タイプから大幅な進化を遂げたほぼ実用域のモデルがこのX2だ。
レミーの最大の特徴は持ち運びと小型化についてレールガン最大の問題であった電源と電圧を、超圧縮の充電式コンデンサを搭載する事で解決した事だった。しかし欠点としてコンデンサ自体が大変高コストな事と、充電に必要な時間が大幅に掛かる事である。専用の軍の電源でも一本8時間が必要であり、家庭用の電源ならば24時間の時間が必要。単純な射撃においては実用レベルだが、運用上はまだ実用域とはいえない。弾装には9発装填出来るが、コンデンサは一度に3基までの装着なので、実質一度構えたら続けて3発までしか発射できない。
タイプX1からの主な改良点として、レールを2本から4本に増やし上下左右から挟みこむ形でライフリング加工を施した事。これによって弾丸加速の効率化と安定性を向上させ、銃身自体の負荷を倍に増えたレールに分散させる事で耐久性をあげる事に成功した点だ。弾速もかなりのもので、理論値には遠く及ばないものの弾丸の安定した射出とも相まって、5キロ先の動く目標に対しても偏差射撃が必要ないレベルである。しかしまだ携帯用としては多少銃身も長く、大型である。
使用する弾は22口径の特殊合金『カマタ 6000』を用いたホローポイント弾で、通常の弾丸とは違いジャケットはなく一体形成であるが、そもそも火薬が必要なく、これ自体が伝導体であるためにレールガンの弾としては問題が無い。カマタ6000は射出前の弾丸は鋼のような剛性を持つが、射出された発射時の熱によって物質変化を起こし射出直後からはソフトポイントのような少し柔らかい特性を得る。つまり、対象命中時には衝撃で形が激しく変形し、貫通の危険性を最小限にし、対象に与えるダメージを増強させる効果がある。(実際には銃自体の威力のせいで対象を貫通してしまう事も多い)命中した弾薬は、さらに時間とともに柔らかくなり溶け、最終的には気化消滅する。
対象に対する破壊力と、痕跡を残さないという2つの点で完璧な銃弾といえる。銃自体の開発よりもむしろこの弾丸の開発に成功した事が大きな意義であった。レミーの開発はレールガンありきではなく、カマタ6000を使用した弾丸を有効に使うための銃として汎用的な小型レールガンが必要だったという逆の理由のほうが大きかったと言える。
なお、この弾丸は薬莢が存在しない弾丸でもあるため、薬莢の排出機構やそのためのボトルアクション等を必要としない。このような特徴から弾丸には一般的なタイプの弾にあるリムの形成が存在しない。その代わりレール(施条部)との接地面を作るガイドが存在するといった特徴もあり、他の弾丸との見た目の違いが一目瞭然である。
- アイツーの輸送機
アイツーの輸送機には、車両やヘリなどのタイプが存在している。運ぶ機材の規模や経由路の問題でこれらは使い分けられる。
イッポンマツグループは、本社でも、系列会社であってもMMIのロゴが入ったものを使用しているので、一般的には外見上だけではどの系列会社のものか違いが分からない。
しかし、同じイッポンマツグループでも塗装は同じだが部署によって輸送機のメーカーや型番が違うという特徴があり、その事実を知ってる者、(ティオやヤスノリ)が見れば外見だけでどの系列か見分けがつくらしい。
- ヘリ
アイツーの遺作、とも言えるキャリア。
通常のエンジンに加え、次元エーテル式ドライブとのハイブリッド化を実現。
それに加えてエーテルに親和性のある合金を実用レベルにまで上げ、外装に使用することにより本機自身への魔術の行使を容易にさせ、それを持ってステルス性は現時点でほぼ最高レベルを有する。
<アイツーの子弟>にて試運転がなされていたものをそのまま抱き抱える形になっている。
通常のエンジンに加え、次元エーテル式ドライブとのハイブリッド化を実現。
それに加えてエーテルに親和性のある合金を実用レベルにまで上げ、外装に使用することにより本機自身への魔術の行使を容易にさせ、それを持ってステルス性は現時点でほぼ最高レベルを有する。
<アイツーの子弟>にて試運転がなされていたものをそのまま抱き抱える形になっている。
