固有能力、魔眼、加護など

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固有能力、魔眼、加護など - (2015/06/29 (月) 20:19:05) の編集履歴(バックアップ)



この世界には、生まれながらに呪いがかかっていたり、特異な能力を使えたりする子供が生まれることがある。
たとえば、触れたものが凍り付いてしまったり、触れた人の生気を吸い取って殺してしまったり、その人の寿命が見えてしまったりするような人などのことだ。

その人たちは地域によって呼び方が異なったりはするが、基本的には『祝福持ち』や『加護持ち』『神子』などと呼ばれている。
あくまで、能力は問わず、能力者そのものを指す。よって能力の呼び名は様々、また、能力名がついてないものもある。

あたかも神とか悪魔がかかわっていそうな呼ばれ方だが、これらは全て『無意識のうちに途方もなく複雑な魔術式を構築している』『特殊な体質を持っている』ことがほとんどであり、神の加護や祝福が働いているわけではない。
が、事実として、魂や肉体に細工をすることで、人工でこれらのような能力を与えることも可能である。

また、これらの能力はぼんやりとでも自分の能力を自覚していることが多く、能力を制御する練習をしたり、成長すると共にコントロールできることのほうが多い。

基本的に上に記した能力は3種類に分けられる。

1.無意識に強力な魔法を使い続けている、祝福や加護などに多いパターン。
たとえば、途方もない怪力を発揮したり、する『怪力』。飛び道具などが勝手にそれていく『矢避けの加護』。自身が傷つくと一瞬で傷が回復する能力など。いわゆる、魔力的な特異体質がこれに当てはまる。

2.本当の意味での特殊な体質をもっている人、いわゆる異常体質。
怪力、周囲の魔素を取り込むことで魔力を回復させる体質(エルフは皆この体質)、自身が傷ついても瞬時に回復する能力など。いわゆる、魔力的な特異体質がこれに当てはまる。

3.ほぼ無意識化で強力な魔法の魔術式を作り上げられる特異能力のパターンなど。
たとえば、瞬間移動や、過去の改変、死んでもループしたりする能力と『魔眼』というくくりの能力が代表例。

魔眼

基本的には、外界の情報を拾うだけの器官である眼球が、先天的、後天的に外界に影響を与えたりすることができるようになった状態の眼球のことを指す。

大体の魔眼は、眼球に大量の魔術式が内包されていて、目に意識を集中させるだけで強力な魔術を使うことができる、というメカニズムで能力が発動するのだが、中にはそれでは説明できない魔眼などもありいまだに謎に包まれている部分もある。

ちなみに、この魔眼を生まれながらに持つ種族もいる。
また、ごくまれに2種類以上の性質を併せ持った魔眼なんてものを持つ子供も生まれたりする。

魔眼リスト

  • 透視の魔眼
いわゆる『ものを透けさせて見る』ことができる魔眼。
この魔眼の所有者は、突然変異で、先天的にもって生まれた場合がほとんどで、種族柄持っていたりすることはない。

  • 千里眼
千里眼、という名称だが、れっきとした魔眼の一種。
能力は名称通り『遠くまで見渡せる』というものがほとんど、だが、その魔眼ごとに能力は異なり、見渡せる距離がまったく違ったり、ものを透過して見たりできる人もいるし、見渡せない人もいる。

  • 霊視の魔眼、魔力眼
いわゆる、魔力を知覚する魔眼のこと。
これも魔眼ごとに能力がことなることがあって、生物から漏れ出す魔力を見るのに特化していたり、魔素を見ること、魔術の構造を見るのに特化していたりと、同じ霊視の魔眼でも効果が微妙に違うことがある。

  • 石化の魔眼
蛇の獣族。いわゆるメデューサが先天的に所有する魔眼。
本質は非常に強力な精神に干渉する魔術式を内包した魔眼なのだが、本当に強い力を持った石化の魔眼は精神の影響が肉体にも現れ、本当に石化させることもできる。
本当に厄介な魔眼で、メデューサの怖い見た目と、その魔眼の効力が恐れられ続けた結果「夜までほっつき歩いていると、目を合わせると石にされてしまう蛇の怪物に攫われてしまう」という絵本まで出来上がってしまった。