第1回東方勝抜雀準決勝

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第1回東方勝抜雀準決勝 - (2011/01/30 (日) 11:20:49) のソース

1回戦 [[A~C組>第1回東方勝抜雀1回戦前半]] [[D~F組>第1回東方勝抜雀1回戦後半]] 準決勝 [[決勝>第1回東方勝抜雀決勝]]

*第1回東方勝抜雀 準決勝

**A組
参加者:草刃(A組1位) 彼方(C組2位) くぼっち(F組1位) 野獣と化した先輩(E組2位)

草刃の起家でスタートした準決勝A組は、さながら野獣と化した先輩の独壇場となった。
第1局は野獣と化した先輩が6巡目に、それを追いかけてくぼっちが7巡目にリーチをかけ合う展開。
草刃の捨てた大妖精を仕留めたのは野獣と化した先輩。オールペア6400点で上々のスタートを切る。

親が彼方に移った第2局でもこの流れは変わらない。
第1局より早い4巡目に野獣と化した先輩がリーチを仕掛ければ、再びくぼっちが追っかけリーチを仕掛ける。
そして軍配はまたも野獣と化した先輩へ。12000点を彼方から直撃で、一気に得点を伸ばしていく。
2局続けて親からの直撃と、後半を睨んでという意味ではこれ以上ない展開。

野獣と化した先輩が独走態勢に入っただけに、何とか2位を確保して望みをつなぎたい他の3人。
親が野獣と化した先輩に回って迎えた第3局、意地を見せたのはここまで無傷のくぼっちだった。
3巡目に椛を切ってリーチを仕掛けると、これを草刃がすかさずポンして天狗を作る……が、その直後の捨て牌がくぼっちの当たり牌。
1・6ボスの1200点と、手自体は大きいものではないが、くぼっちがこれで2位争いでさらに優位に立つ。

第3局終了時 野獣と化した先輩:38400 くぼっち:21200 草刃:12400 彼方:8000

オーラスの親はくぼっち。事と次第によっては、首位を走る野獣と化した先輩に追いつけるか……と思われた。
何とか反撃したい下位勢からは、草刃が三妖精をポンして食い下がる。くぼっちに直撃すれば逆転2位の望みもあったはず。
しかし、大量リードで最早無理をする必要が無かった野獣と化した先輩は落ち着いていた。
ダマで待っていたオールペア(4ペア)4000点を彼方から直撃し、悠々と逃げ切りを果たしたのだった。

**最終結果
|CENTER:草刃|CENTER:彼方|BGCOLOR(lightblue):COLOR(red):CENTER:くぼっち|BGCOLOR(yellow):COLOR(red):CENTER:野獣と化した先輩|
|CENTER:12400|CENTER:4000|BGCOLOR(lightblue):COLOR(red):CENTER:21200|BGCOLOR(yellow):COLOR(red):CENTER:42400|

決勝進出第1号は野獣と化した先輩。終始先手を取り続け、場の流れを支配しての圧勝劇であった。
2位に食い込んだくぼっちはワイルドカード枠での決勝進出に望みをつないだが、貯金はわずかに1200点、果たして……?
下位に沈んでしまった草刃と彼方は、共に親番で野獣と化した先輩に振込。草刃は抵抗を見せるも、野獣と化した先輩の猛攻の前に何も出来なかった。





**B組
参加者:方解石 妖人 セガコン をっさん

A組に続いてリーチ合戦の様相を呈したB組。
第1局ではセガコンが開幕リーチをかけ、4巡目に2400点をツモアガリ。
軽い手で方解石の親を流した。

第2局はをっさんが親。2巡目に妖人がリーチを仕掛けていく。
その後、方解石・をっさんと追っかけリーチをかけていくが、結局ここを制したのは妖人。
をっさんからこぼれた幽々子を仕留めて2400点。セガコンと僅差の2位に浮上した。

細かい得点のやり取りが続いた中、妖人の親で迎えた第3局で戦局が大きく変わる。
僅差とはいえ、ここまで4番手に沈んでいたをっさんがリーチを仕掛けると、3巡後の勇儀でツモアガリ。
オールペアにパートナーの霖之助も加えて一気に12000点を稼いで4番手からTOPに浮上した。

第3局終了時 をっさん:29000 セガコン:19400 妖人・方解石:15800

ややをっさんが抜け出した格好となり、焦点が2位争いへと移って迎えたオーラス。親は2位を死守したいセガコン。
中盤までは互いに様子をうかがう展開となる。最初に仕掛けたのは妖人。屋台で一杯を食い仕掛けて場を動かす。
その直後には方解石もリーチを仕掛ける。わずか3600点差で2位を追いかける2人が動いてセガコンにプレッシャーをかける。
決着はその直後だった。セガコンが放出した橙が、方解石の当たり牌。
4ボス+妖怪と式と式の式という渾身の一手(12000点)が炸裂した。
待ちは7ボスor魔理沙or橙という状況で、一番安めの7ボスでも4000点(4ボス+7ボス+2ペア)だったことから逆転は出来ていたのだが、
魅せるという意味ではこれ以上ない展開に、場が大いに盛り上がったことは言うまでもない。

**最終結果

|BGCOLOR(yellow):COLOR(red):CENTER:方解石|CENTER:妖人|CENTER:セガコン|BGCOLOR(yellow):COLOR(red):CENTER:をっさん|
|BGCOLOR(yellow):COLOR(red):CENTER:27800|CENTER:7400|CENTER:15800|BGCOLOR(yellow):COLOR(red):CENTER:29000|

4人全員が1度ずつアガるという展開の中、その一発の破壊力の差が順位に現れた。
をっさんは2Pのパートナーである霖之助を存分に生かし切ってのTOP通過。主催の初戦敗退という事態を何とか避けた。
開幕親を安手で流された方解石、なかなか流れを掴みきれずにいたが、オーラスでの見事な逆転劇で勢いに乗れるか。
敗退が決まってしまった妖人・セガコンも積極的に仕掛けていったが、2400点のアガり1回では勝ち抜けは厳しかったか。

NEXT をっさん→準決勝B組 方解石→準決勝C組




**C組
参加者:daigetsu sumizome 彼方 とくき

彼方の起家で始まったC組は、4巡目にとくきがリーチを仕掛ける。
その後、daigetsuの追っかけリーチがあったものの、結局はとくきが4・6ボスの1600点をツモるという結果に。
ただ、手元にパチュリーがいた状態で、リーチをかけた後のツモにアリス・にとりが来ていただけに、もし手替わりを待っていたら……

第2局はsumizomeが親だったが、リーチをかけたのはdaigetsu。
ここでsumizomeの捨てたルナサが一発でdaigetsuに刺さってしまう(オールペア)。
8000点を獲得したdaigetsuがTOPに立つ。点棒に加えて親も失い、sumizomeにとってはあまりに痛すぎる状況に。

とくきに親が移って迎えた第3局でもdaigetsuが躍動する。
配牌がよかったか、ダマで待っていた2巡目にまたもsumizomeからこぼれた霖之助でアガる。
オールペアに大戦争EXも付けた12000点で、40000点に迫るところまで得点を伸ばす。一方のsumizomeはついに箱割れ。

第3局終了時 daigetsu:39600 とくき:21600 彼方:19200 sumizome:-400

daigetsuが勝ち抜けをほぼ手中に収め、事実上とくきと彼方の2位争いという状況で迎えたオーラス。親は絶好調のdaigetsu。
どんな安手でもアガれば2位確保のとくきが最初にリーチを仕掛ける。しかし、そこから4度のツモを生かせないでいると、親のdaigetsuが追っかけリーチをかけてきた。
上位2人のリーチ合戦は、彼方からの最後の捨て牌・チルノをdaigetsuがロン。6ボス+紅魔郷2・3・4で6000点。
さらに得点を重ねるdaigetsu。とくきと彼方の点差が8400点と広がるが、親のdaigetsuのアガりのため続行となった。

第4局1本場は重苦しい展開に。ラスト1巡でdaigetsuがリーチをかけるも、結局ここは流局。積み棒が2本となって、彼方は8000点の手をアガれば無条件で逆転可能に。
そして迎えた第4局2本場。とくきが再度リーチをかけるが、すかさず彼方が追いかける。2位を巡っての激しいノーガードの打ち合いとなった。
sumizomeも加わってのリーチ合戦を制したのは彼方。それもとくきからの直撃という願ってもない展開に。
単騎待ちだったにとりをロンしての手牌はオールペアに天狗を乗せるという、16000点(+2本場の600点)という文句なしの手であった。

**最終結果

|BGCOLOR(yellow):COLOR(red):CENTER:daigetsu|CENTER:sumizome|BGCOLOR(yellow):COLOR(red):CENTER:彼方|CENTER:とくき|
|BGCOLOR(yellow):COLOR(red):CENTER:45600|CENTER:-400|BGCOLOR(yellow):COLOR(red):CENTER:29800|CENTER:5000|

3度アガって振込無しと、daigetsuは盤石の戦いぶりを見せた。リーチ有り、ダマテン有りと、自在な攻めで懐の深さを見せつけた。
逆転2位の彼方は、最後に渾身の単騎待ちが実を結んだ。オーラスTOP親アガり継続と、ルールも追い風となったか。
最後に3位転落のとくき。アガれば2位確保の状況下で仕掛けた2度のリーチは共に不発と、紙一重の差で涙をのんだ。
第1回団結の宴では1番手で大活躍のsumizomeだったが、この日は風が吹かず。今大会初のヤキトリとなってしまった。

NEXT daigetsu→準決勝C組 彼方→準決勝A組