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ドクター・スウィート

名前:Joshua Strongbear Sweet
デビュー:『アトランティス 失われた帝国』(2001年)

概要

アトランティス*を捜す探検隊メンバーである医者。1872年生まれの42歳。本名はジョシュア・ストロングベア・スウィート。

陸軍に参加した際に医療支援を経験したことから、長旅の経験も豊富。魚が苦手。身長195cm。

陸軍診療所の父とネイティブ・アメリカン(アラパホ族)の母を持ち、幼少期は駐屯地を転々としていた。おじであるアラパホ族の長老から独自の医術を学んだ。

1895年にハワード大学*で内科医、1896年にメリーランド大学*で植物学者、1897年にロンドン*で薬草学の博士号をそれぞれ取得している。1897年にはハーバード大学*で有色人種として始めて講義を行った。

1898年、米西戦争*に徴兵された。サン・フアン・ヒルの戦いではセオドア・ルーズヴェルト*の第1合衆国義勇騎兵隊(ラフ・ライダーズ)を医療面で支援した。サンティアゴの戦い以降、ローク司令官の直属の部下として行動を共にしている。

1905年にはインド*でアルヴェーダ医学を、1908年にはコートジボワール*で熱帯医学を、1913年にはオクラホマ州*バクスター大学*で大型動物の獣医としての勉強をしている。

エピソード

アトランティス 失われた帝国

サディアス・サッチプレストン・ウィットモアの資金援助のもと、「羊飼いの日誌*」を発見するためにアイスランド*への探検隊へと向かった。ローク司令官を筆頭にした各部門のスペシャリストであるヘルガ・シンクレアヴィニー・サントリーニ、ドクター・スウィート、モールクッキー・ファーンズワースミセス・パッカードマニュエル・ラミレスとともに、羊飼いの日誌は見事発見された。

1914年、サディアス亡き後、ウィットモアはサディアスの孫である言語学者マイロ・サッチに羊飼いの日誌を託し、今度はアトランティス発見のための探検隊を発足する。マイロはかつてサディアスとともに日誌を発見したメンバー(引退したマニュエルの代理は娘のオードリー・ラミレス)と合流し、探検に出発する。探検隊はアトランティスの入口を守る伝説の生き物をやり過ごして進むが、200名いたメンバーのおよそ9割が犠牲になってしまう。

一行はアトランティスを求めて陸路を進み、最初は浮いていたマイロも仲間と打ち解け始める。マイロは羊飼いの日誌にページの欠落があることを気にしていた。ある晩、マイロの不注意でホタルのような生き物に光を向けてしまったことで野営地は火事となり、メンバーは火口に落ちてしまう。一行はアトランティスに到着し、海底に沈んだと思っていたアトランティスが繁栄した都市であることを知る。アトランティスの王女キーダから歓迎を受けるが、王カシュキム・ネダクからは立ち去るように言われてしまう。

マイロとキーダは互いの世界の知識を共有し、仲良くなる。彼女と話すうちに、マイロはアトランティス人が過去の大洪水以来、文字が読めなくなったことを知る。マイロがアトランティス語を読めることを知ったキーダは、母が洪水の際に消えた謎が解けるかもしれないと期待する。しかし、ローク司令官と仲間たちが本性を現し、キーダを捕らえてクリスタルを要求する。ロークは羊飼いの日誌から重要なページを抜き取っており、王を殴り倒すとマイロを脅してアトランティスの心臓*へと向かう。そこではキーダがクリスタルに導かれ、クリスタルと一体化してしまう。ロークとヘルガと隊員たちはクリスタル化したキーダを連れて地上へ戻ろうとするが、オードリー、ヴィニー、スウィート、クッキー、モール、パッカードは反旗を翻し、マイロとともに残る。

王は「国の危機になるとクリスタルは王家の者を生贄にして強力なエネルギーを発揮する」という。かつて王がこのエネルギーを戦争に使おうとしたため、クリスタルの怒りを買い、洪水が起き、識字能力を奪われたという。王から最期に国を託されたマイロと仲間たちはキーダと見つけた戦闘機に乗り込み、キーダを取り戻すためにロークたちを追う。ロークとヘルガが仲間割れし、追いついたマイロはクリスタル化したキーダのエネルギーでロークをクリスタルのモンスターへと変える。ヘルガは力尽き、クリスタル化したロークはプロペラで粉砕する。

戦いによってアトランティスの入口にあった火山が活動を始め、大陸にマグマが押し寄せるが、巨大な石像たちがクリスタルの力で目を覚ました巨大な石像たちが大陸を守った。キーダは亡き父の跡を継いで女王となり、マイロは仲間たちを見送り、彼女とアトランティスに残ることになった。

地上に戻った仲間たちはウィットモアに旅の成果を報告し、アトランティスで見たものを口外しないことに同意した。ウィットモアにはマイロから感謝の手紙が贈られ、そこには「祖父と二人から」と記されていた。

アトランティス 帝国最後の謎

キーダと結婚しアトランティスの王となったマイロのもとにかつての仲間たちが訪れ、第1の事件の相談を持ちかける。

第2の事件では、ウィットモアの友人サム・マッキーンが砂のコヨーテに襲われる。サムから事情を聞いたマイロ、キーダ、オードリー、モール、スウィート、オビーは、サムが手に入れた古い象と壺を元の場所に戻すべきと判断。しかし、壺のほうは古物商のアシュトン・カーナビーに盗まれていた。カーナビーを説得しようとしたマイロたちは謎の男チャカシ率いる砂のコヨーテに襲われる。マイロたちはカーナビーとともに遺跡に壺を返しに向かうが、マイロらを裏切ろうとしたカーナビーは砂のコヨーテに姿を変えられてしまう。砂のコヨーテを率いるチャカシは遺跡を守る風の守り神だった。チャカシはお互いに自分たちの秘密を守ろうとするキーダを仲間と認め、彼女たちを許す。

3つの事件が終わり、キーダは父がアトランティスを世間の目から隠す判断をしてきたことについて考え直し、アトランティスを再び地上へと蘇らせることを決意した。

その他

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出』では、最後の記念写真の場面のみに登場する。

登場作品

2000年代



2020年代




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キャラクター
最終更新:2023年12月30日 02:05