右谷『先生、早く行きましょう。』


右京「こここれだけは言わせてくれ…。

今の拳………

全く気づかなかったぁ!」

バコッ、ドカッ、アーーー。

右野『やめなさい!こんなところで問題起こさないでよ!』

右京「ででででも……」

右谷・右野『でもじゃない!』

どういうことだ?
ぼぼぼ僕が悪いみたいじゃないか。

果たしてどっちが悪い?

〜右京脳内裁判所〜

裁判長「被告人右京。あなたは遠足の当日、遅れてきたにも関わらずあーでもないこーでもないとぼそぼそいった後全く話したことのない右谷君に認知症の疑いをかけた。これは立派な名誉毀損に相当する。間違いありませんか?」

右京「ちちち違います!」

ザワザワオザワザワザワザワ……

検察官「異議あり!右谷君はこの事件の後精神科に行きました。結果は正常です。その証拠をここに提出いたします。」

裁判長「確かに。異常なさそうですね。」

弁護人「異議あり!右京君は右谷君を本気で心配していたんです。ではなぜその後右京君に殴りかかる必要があったのです?これは傷害罪にあたります。」

検察官「異議あり!それは正当防衛です。右京君がはじめに殴りかかってきたので右谷君はそのような行動にいたったのです。」

裁判長「右京検察官、それを示す証拠の提出をお願いします。」

検察官「はい。今日は証人をよんでおります。どうぞ!」

右京「……右野先生!」

検察官「こちらは一部始終を目撃していた担任の右野京子先生です。はじめに、なぜあなたはそこにいたのです?」

右野「私は、点呼をとっておりました。点呼が終わってさあ行くぞってときに右京君が大声で何かいったんです。そこで私は右京君の所に行きました。」

検察官「次に、先に殴りかかったのはどちらですか?」

右野『右京君です。間違いありません。』

右京「せせせ先生……」

裁判長「へっ、決まったな!右京!有罪!死刑だ!」
右京「それでもぼぼ僕はやってない!」


裁判終了。

結局悪いのはぼぼぼ僕か……

右野『皆さん、バスへ移動しまーす!座席は前に決めた所ですから思い出してね!』

ぼぼぼ僕、座席決めてないや。

右京はバスまでの道のりをただひたすら神に『座席ありますように』と祈り続けるのであった。

            続

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最終更新:2012年01月28日 09:03