小澤『…私が認めた男だもん…』
彼には人を寄せ付ける力があるのかもしれない。あんな彼にも想ってくれる人がいるんだ。なんだか安堵の息がもれる。
これから先小澤は右京を待ち続けるはず。できることがあれば力になってあげようと、この時に決断した。
小澤『先生!みんなの所まで競走しようよ!』
西日が照らし出したせいか小澤の目が潤んで見え、頬が赤かった。
私たちは夕日とは逆方向へと走り出す。しかし着実に皆の所へ。
そしてもう一度彼にあいたいなと思ったりもした。
続
最終更新:2012年01月29日 09:30