
xarpa2(シャルパ2、ナシャルパ)は前バージョンのxarpaから、音韻体系と語彙の再構成を目指して新しく作りなおされた人工言語です。xarpa2にはxarpaとの互換性を失う大きな変更が存在します。
xarpaでは「ピャ」のような口蓋化音は「p̃」のように記号をつけて表記しており、すべての子音に口蓋化する能力がありました。
xarpa2では口蓋化は固有の子音となり、「ピャ」は「py」という表記となりました。口蓋化は数種類しか存在しません。
また、ダイアクリティカルマークはすべて撤廃されました。
「L」音と「R」音は統合され、既存の「l」を含む単語は「r」に統合されました。
ほかにも、一部のアルファベットと発音の対応が変更されています。
「l」は活用や複合語の区切りに使われる、発音しない特殊な文字になりました。そのため語根は「l」を含みません。
xarpa2では語彙体系がサウンドシンボリズムをもとにして一から作り直されています。そのためxarpaのほとんどの単語はxarpa2には存在せず、別の単語に置き換えられました。
ただし、このコンセプトはxarpa2.1で廃止されxarpaの単語の多くが復活しました。
xarpa2では特定の品詞を法則を無視して吸引する文法がなくなりました。
動詞を修飾する副詞は「-i」に、形容詞を修飾する形容副詞は「-ii」になりました。どちらも名詞からの修飾を受けます。