コピュラとはものの性質を述べるために名詞と何かを繋げる単語です。英語ではbe動詞などが当たり、beの前にあるものは後にあるものに該当することを表します。主語と説明する語句を置換しても意味が変わらないものを指定、そうでないものを措定といいます。
xarpa2でbe動詞に相当するものは動詞koです。
この文は主語と目的語を入れ替えることはできません。(最初の×はこの文がおかしいことを意味します。)
なぜなら、「sinke harolbeta」(赤いペン)という表現は世界中のあらゆる赤いペンを表す範囲であり、それが「ma」(これ)に該当するということは、世界中の赤いペンがすべてこの場所にあるか、この場所以外にはどこにも赤いペンが無いことを意味するからです。
一方で、次の文は成立します。
これは「he」(かの)という表現が、「sinke harolbeta」(赤いペン)が表す範囲を前に話に出たことのある物に限定するからです。
指定の動詞goは言葉の定義や説明を行うのに使います。「Aa ri ko id Bau」かつ「Ba ri ko id Aau」である場合、「Aa ri go id Bau」「Aa ri go id Bau」が成り立ちます。
この文では、「太郎」が表すものと「この人」が表すものが同一であることを表しています。