時制

概要

時制テンス)とは、動作が起こった時刻が現在から見てどこにあるかを表す要素です。

例えば、日本語の動詞には現在と過去の二つの時制があります。

  • 現在
    • ビールを飲む
    • ビールを飲み始める
    • ビールを飲み終わる
    • ビールを飲んでいる
  • 過去
    • ビールを飲んだ
    • ビールを飲み始めた
    • ビールを飲み終わった
    • ビールを飲んでいた

多くの言語では、相と時制はときに独立し、ときに複雑に絡み合います。

xarpa2では、時制は時制の接尾辞を使って表します。

接尾辞 時制 意味 分布
-oeto 過去 した 継続
-o 現在 する 一瞬
-oemo 未来 (これから)する 継続
  • Beer'a di zikartoleto  ベーラ ディ ズィカルトエート  ビールを飲んだ
  • Beer'a di zikarto  ベーラ ディ ズィカルト  ビールを飲む
  • Beer'a di zikartolemo  ベーラ ディ ズィカルトエーモ  (このあと)ビールを飲む

時間帯の分布

時制によって表す時間帯の大きさが違い、現在は一瞬であるのに対して他の2個はある程度の長さを持っています。

過去 -oeto   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_________ ~した

現在 -o   ________∧________ ~する

未来 -oemo  _________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ これから~する

この違いはどの相と併用できるかに影響します。

 

最終更新:2018年07月17日 13:08