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*概要 「酸素、残り一時間」 お台場のZeppダイバーシティで行われたリアル脱出ゲームです。 漫画宇宙兄弟とのコラボレーションで、本番中にもイラストががっつり使われていました。 2012/6/30にネタバレUstreamが放送され、誰でもネタバレ可能になりました。 *内容(ネタバレ含む) 友達(ホモだちとか言わないでね。そうだけど)と2人で会場に入ると、ナンバーロックのかかった木箱と黒い封筒と筆記用具がおかれた簡素な折りたたみ式テーブルに案内されました。そこで見知らぬ女性4人と合流。今回のチームメイトの方ですね、宜しくお願い致します。 ほどなくしてムービーが流れ、状況説明。 「月面基地に何かがあって(隕石だったかな?うろ覚え)酸素供給システムが破壊されてしまった。脱出ポッド側の発射スイッチも壊れてしまったようだ。酸素は残り一時間。謎を解いて基地を脱出し、脱出ポッドに乗り込んで地球に帰らなければ…」 その後、スタッフが現れ、注意事項の説明、「今回の目的は脱出ポッドで地球に帰ることです」という念押し、そして「周回衛星を見つけて裏を見よ」との意味深な発言をした上で… 運命の1時間、カウントダウンスタート! 封筒の中に入っていたのは、最初に配られるのは謎が書かれた複数の紙と、トレーシングペーパーに印刷された不思議な図形、そして記入式の脱出マニュアル。 紙に書かれた謎は、会場に貼り出された情報やヒントを元にがりがり解き進められます。 それらの謎の答えをもとに、トレーシングペーパーに印刷された図形の所定の個所を塗りつぶし、指定された箇所で二つ折りにし、光に透かしてみると、一つ目の部屋へのパスコードが得られました。 一つ目の部屋では「一人でも多く生き残る方法を考えろ」というむった(宇宙兄弟の兄の方)のメッセージと共に、「Zeppを暗くしろ」という指令が与えられます。トレーシングペーパーの図形のうちZ,E,Pが書かれているものを塗りつぶし、再度光に透かしてみると…おおっ!別の言葉になっている! その言葉を入口脇のカウンターに伝えると「10以上を消して月の地面を読め」とだけ書かれたカードが…。最初に配られた謎のうち、10以上の数が出てくるのは一つ。計算式が成り立つようにマス目に1から12の数字をあてはめるパズル。実際に10以上を消すとこんな感じ。 □□□□ □□□■ □□■■ おお、これはイベントロゴの文字の並びと一致するじゃないか!しかもイベント名に「月の地面」の4文字が含まれているじゃないか! 月面基地 からの 脱出 といった訳で4桁の数字が得られ、それによって木箱の錠を開けることができました。 中から出てきたのは、表裏に3つずつひらがなが書かれた紙×6枚。ああ、ここでスタッフが最初に言っていた「周回衛星を見つけてその裏を見なさい」というのを使うんだなあ、とピンときたおいらは、さらりと6枚の紙を井桁に組んで「しゅうかいえいせい」を発見。まるっと裏返すとそこに書いてあったのは「らすときーはうさぎ」。やったね ラストキーを告げて脱出ポッドとされている場所に行く(ここまで50分弱かな?)と、スタッフから「脱出おめでとうございます」「ここには謎はございません」との機械的な説明が。既にそこにいるチームもいて、上には上がいるんだなあ、と実感。後は時間終了まで脱出ポッドで待機していればいいのですね。やったね(part2) &bold(){と、ここで終わらないのがリアル脱出ゲーム。} これに限らず、リアル脱出ゲームでは使わない情報は無いと考えておいたほうがいいみたいです。 -「今回の目的は脱出ポッドで地球に帰ること」 -「脱出ポッド側の発射スイッチは壊れてしまった」 -「一人でも多く生き残る方法を考えるんだ」 以上を総合すると、「チームの最少人数(一人)が脱出ポッド以外の場所にある発射スイッチを見つけて押し、残りのチームメイトが地球に帰る」が最終的な正解。 じゃあ発射スイッチはどこにあるのか… さらっと答えを書くと、 脱出マニュアルの発射スイッチのところに書いてある記号が、折りたたみ式テーブルを横から見た形と一致するのでした。 「そう、あなた方の目の前にあるテーブル、たまたまモノを置きやすかったのでいろいろ置いていましたけど、それは脱出ポッドの発射スイッチだったのです!」(解答発表時のスタッフのセリフより) 我がチームは幸いそれに気付き、おいら以外の5人が脱出ポッドで待機。見事完全脱出となったのでした。 *感想等 なかなか手の込んだ仕掛けでした。脱出率一ケタというのもうなずけます。(自分が行った回では、完全脱出は4チーム/80チームくらい) 配られた紙のパズルはパズルソルバー的には簡単なものばかりでしたが、それが早く解けるだけでは駄目。会場内の情報を漏らさず集めてくる人、違和感に気づける注意力のある人、既に言われたり見たりした情報を覚えておける人がいなければ脱出成功とはなりませんでした。チームメイトの皆さん、ありがとうございました。 特に印象的だったのは、タイムアップ後の解答発表。「月の地面」の読みかたや、「しゅうかいえいせい」を見つけるために井桁に組むところの発表では、大きな歓声が上がっていました。パズルや謎ときの経験が浅い人でも、「ああ、やられた!」「次こそは!」と思わせるような謎だったのではないかと思います。「こんなん解けるわけないよ」と思われたらリピーターになってくれませんからね。 今回は無事成功だったけど、次は上手くいくかどうか…不安と期待が混じり合った感情に包まれながら、次はどの公演に行こうかな、と思いを巡らせるXevsなのでした。

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