登録販売者 > 薬事法 > アルシウム・アミノ酸 主な働き

(3)カルシウム、アミノ酸等の働き、主な副作用

 (a)カルシウム成分

種 類 主 薬 効果・特徴・副作用
カルシウム クエン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、乳酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム等 ・骨や歯の形成に必要な栄養素
・筋肉の収縮、血液凝固、神経機能にも関与する
・過剰症としては、高カルシウム血症がある
・多量の摂取で結石症


 (b)アミノ酸成分

成 分 効果・特徴・副作用
システインまたは塩酸システイン ・髪や爪、肌などに存在するアミノ酸の一種
・皮膚におけるメラニンの生成を抑えるとともに、皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を促す
・肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドと直接反応して代謝を促す
アミノエチルスルホン酸(タウリン) ・筋肉や脳、心臓、目、神経など、からだのあらゆる部分に存在し、細胞の機能を正常に働かせるために重要な物質
・肝臓機能を改善する


 (c)その他の成分

成 分 効果・特徴・副作用
アスパラギン酸ナトリウム ・生体におけるエネルギーの産生効率を高める
・骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す
ヘスペリジン ・ビタミン様物質の1つで、ビタミンCの吸収を助けるなどの作用がある
コンドロイチン硫酸 ・軟骨組織の主成分で、軟骨成分を形成及び修復する働きがある
・コンドロイチン硫酸ナトリウムとして関節痛等の改善を促す
グルクロノラクトン ・肝臓の働きを助け、肝血流を促進する
ガンマ-オリザノール ・米油及び米胚芽油から見出された成分
・抗酸化作用
・肝機能障害のある人や、既往のある人には慎重投与
最終更新:2008年08月20日 18:14